JP2003305573A - 電気抵抗溶接機の加圧装置 - Google Patents

電気抵抗溶接機の加圧装置

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JP2003305573A JP2002109398A JP2002109398A JP2003305573A JP 2003305573 A JP2003305573 A JP 2003305573A JP 2002109398 A JP2002109398 A JP 2002109398A JP 2002109398 A JP2002109398 A JP 2002109398A JP 2003305573 A JP2003305573 A JP 2003305573A
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electric resistance
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Toshirou Noritsugi
俊郎 則次
Hiromi Maruyama
裕海 丸山
Masabumi Matsuda
正文 松田
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Chuo Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な空気圧式でありながら溶接時の加圧力の
制御が可能であり、電極の上昇、下降時の速度の制御、
上昇位置の設定も可能な電気抵抗溶接機の加圧装置を提
供する。 【解決手段】空気圧を使用して加圧する電気抵抗溶接機
の加圧装置において、加圧シリンダー1のヘッド側の空
気配管2あるいはロッド側の空気配管4の少なくとも一
方に設けた流量制御弁15と、加圧力を計測する加圧力
計測要素と、加圧力計測要素により計測された加圧力と
目標値とを比較する加圧力誤差検出機能と、加圧力誤差
検出機能の検出する誤差が最小になるように流量制御弁
15を制御する加圧力制御機能とから構成し、加圧力を
制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気抵抗溶接機の
加圧装置であって、特に空気圧を使用して加圧する電気
抵抗溶接機の加圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属板材の溶接には、電気抵抗溶接機が
広く使用されている。電気抵抗溶接機において、溶接品
質に大きくかかわるのは溶接電流と加圧力であり、これ
らを適正に制御して溶接品質を向上させるための検討が
行われてきている。これらのうち溶接電流の制御は、近
年のパワーエレクトロニクス技術の発達によりほぼ理想
的なレベルにまで到達している。一方、加圧力について
は空気圧により加圧するものが一般的であり、加圧力の
制御は加圧シリンダーに供給する空気の圧力を減圧弁で
調整することにより行われるため高度な制御はなされて
いなかった。
【0003】最近、溶接中の加圧力を任意に変化させる
ことによってスパッターが抑制でき、溶接品質を向上さ
せることができることが知られるようになり、時間の経
過とともに加圧力を設定値に合わせて変化させ、制御す
るような電気抵抗溶接機の開発が進められている。ま
た、作業性改善のためにワーク切替時等の加圧力の設定
変更が容易にできることが求められている。こうした加
圧力の制御についての要求に対しては、例えば、個別に
減圧弁を備えた複数のエアー回路を設けて各減圧弁をそ
れぞれ所定の圧力に設定しておき、各エアー回路と加圧
シリンダーとの間に接続した複数の電磁弁を切り替える
ことにより加圧力を調整する方法がある。あるいは、電
空比例弁、電空減圧弁を用いて加圧力を調整する方法が
ある。しかし、こうした方法はオープンループ制御であ
り、実際の加圧力を制御することはできなかった。
【0004】また、衝撃音を減らし、ワークに打痕が付
くのを抑えるために、電極の移動速度を電極がワークに
接触する直前に高速から低速に切り替えることが好まし
いわけであるが、従来の空気圧式の加圧装置を使用した
ものではこのような制御をすることが困難であった。さ
らに、平坦な形状のワークの複数の溶接点を連続して溶
接するような場合には、加圧シリンダーが上側電極を毎
回上限位置まで上昇させることなく必要最小限の高さま
で上昇させるようにすることによりタクトタイムの短縮
ができて好ましいわけであるが、従来の空気圧式の加圧
装置を使用したものでは加圧シリンダーのストロークで
上昇位置が決められてしまい、上昇位置を変更すること
はできなかった。
【0005】こうした従来の空気圧式の加圧装置では実
現することができなかった種々の要求を満足するものと
して、サーボモーターを加圧用のアクチュエーターとし
て使用した電動式加圧装置が注目されている。電動式加
圧装置を使用すれば、溶接時の加圧力を任意に変化させ
ることが可能であり、また上側電極の上昇、下降時の速
度の制御、上昇位置の設定が自由にできる利点がある。
ところが、こうした電動式加圧装置は、サーボモーター
及びそのドライブ装置が必要で極めて高価であり、従来
の空気圧式の加圧装置を簡単に置き換えることができな
いという問題があった。また、空気圧式の加圧装置を使
用した場合に空気の圧縮性によって得られる電極の微小
ストロークでの追随応答性が損なわれるという問題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、安価な空気圧式の加圧装置において溶接時の
加圧力の制御が可能であり、電極の上昇、下降時の速度
の制御、上昇位置の設定も可能な電気抵抗溶接機の加圧
装置を提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた請求項1の発明は、空気圧を使用して加圧
する電気抵抗溶接機の加圧装置において、加圧シリンダ
ーのヘッド側の空気配管あるいはロッド側の空気配管の
少なくとも一方に設けた流量制御弁と、加圧力を計測す
る加圧力計測要素と、加圧力計測要素により計測された
加圧力と目標値とを比較する加圧力誤差検出機能と、加
圧力誤差検出機能の検出する誤差が最小になるように流
量制御弁を制御する加圧力制御機能とから構成し、加圧
力をフィードバック制御することを特徴とするものであ
る。
【0008】この請求項1の発明において、加圧力計測
要素は、加圧シリンダーのヘッド側の空気配管に設けた
ヘッド側の空気圧を計測する圧力センサーと、加圧シリ
ンダーのロッド側の空気配管に設けたロッド側の空気圧
を計測する圧力センサーと、ヘッド側の空気圧を計測す
る圧力センサー及びロッド側の空気圧を計測する圧力セ
ンサーの検出信号にそれぞれ係数を乗じて加算する演算
装置とから構成し、ヘッド側の空気圧を計測する圧力セ
ンサーの検出信号に乗ずる係数はピストンの面積の数値
に定数を乗じたものとし、ロッド側の空気圧を計測する
圧力センサーの検出信号に乗ずる係数はピストンの面積
からピストンロッドの断面積を減じた数値に定数を乗じ
たものとすることが好ましい。
【0009】また同一の問題を解決するためになされた
請求項3の発明は、空気圧を使用して加圧する電気抵抗
溶接機の加圧装置において、加圧シリンダーのヘッド側
の空気配管あるいはロッド側の空気配管の少なくとも一
方に設けた流量制御弁と、加圧シリンダーに付設した加
圧シリンダーのピストン位置を検出するピストン位置セ
ンサーと、ピストン位置センサーの検出信号からピスト
ンの速度を算出するピストン速度演算機能と、ピストン
速度演算機能により算出されたピストン速度と目標値と
を比較するピストン速度誤差検出機能と、ピストン速度
誤差検出機能の検出する誤差が最小になるように流量制
御弁を制御する速度制御機能とから構成し、ピストンの
速度をフィードバック制御することを特徴とするもので
ある。
【0010】この請求項3の発明において、ピストン位
置検出センサーの検出信号と設定値とを比較してその誤
差を検出するピストン位置検出機能を設け、ピストン位
置検出機能の誤差検出信号により速度の目標値を切り替
えるものとすることができる。
【0011】さらに同一の問題を解決するためになされ
た請求項5の発明は、空気圧を使用して加圧する電気抵
抗溶接機の加圧装置において、加圧シリンダーのヘッド
側の空気配管あるいはロッド側の空気配管の少なくとも
一方に設けた流量制御弁と、加圧シリンダーに付設した
加圧シリンダーのピストン位置を検出するピストン位置
センサーと、ピストン位置センサーの検出信号と設定値
とを比較するピストン位置誤差検出機能と、ピストン位
置誤差検出機能の検出する誤差が所定の値以下になった
ときにピストンの移動を止めるように流量制御弁を制御
する位置制御機能とから構成し、ピストンの位置をフィ
ードバック制御することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図を参照しながら具体的に説明する。図1は空気配
管及び電気接続を示す系統図であって、加圧シリンダー
1のヘッド側の空気配管2にヘッド側の空気圧を計測す
る圧力センサー3が設けてあり、加圧シリンダー1のロ
ッド側の空気配管4にロッド側の空気圧を計測する圧力
センサー5が設けてある。圧力センサー3及び5の検出
信号は制御装置6に送るようにしてある。空気配管2は
電磁切換弁7に接続してあり、該電磁切換弁7は空気配
管8、ルブリケーター9、レギュレーター10、エアフ
ィルター11を介して給気口12に、排気管13を介し
てサイレンサー14にそれぞれ接続してある。電磁切換
弁7は制御装置6から与えられる電気信号により空気配
管2を空気配管8又は排気管13に切り替えて接続する
ものである。
【0013】空気配管4は流量制御弁であるサーボバル
ブ15に接続してあり、該サーボバルブ15は空気配管
16、レギュレーター17、エアフィルター18を介し
て給気口12に、排気管13を介してサイレンサー14
にそれぞれ接続してある。サーボバルブ15は制御装置
6から与えられる電気信号により空気配管4を空気配管
16又は排気管13に切り替えて接続するものであっ
て、空気配管4が空気配管16及び排気管13の何れに
も接続されない中立位置から電気信号の値により開度が
変化し、空気配管4と空気配管16あるいは排気管13
との間の空気流量を制御するものである。19はピスト
ン位置センサーであって、加圧シリンダー1のピストン
20の位置を検知し、制御装置6に送るようにしてあ
る。ピストン20に連結されるピストンロッドの先端に
は図示しないプラテン、上部電極が取り付けられること
は従来の電気抵抗溶接機と同様である。
【0014】制御装置6は図2に示すように、圧力セン
サー3及び5の検出信号から加圧力を算出する加圧力演
算機能21、加圧力演算機能21により算出された加圧
力と目標値とを比較する加圧力誤差検出機能22、加圧
力誤差検出機能22の検出する誤差が最小になるように
サーボバルブ15を制御する加圧力制御機能23、ピス
トン位置センサー19の検出信号からピストンの速度を
算出するピストン速度演算機能24、ピストン速度演算
機能24により算出されたピストン速度と目標値とを比
較するピストン速度誤差検出機能25、ピストン速度誤
差検出機能25の検出する誤差が最小になるようにサー
ボバルブ15を制御する速度制御機能26、ピストン位
置検出センサー19の検出信号と設定値とを比較してそ
の誤差を検出し、誤差が所定の値以下になった時にピス
トン速度誤差検出機能25の目標値を切り替えるピスト
ン位置検出機能27、ピストン位置センサー19の検出
信号と設定値とを比較するピストン位置誤差検出機能2
8、ピストン位置誤差検出機能28の検出する誤差が所
定の値以下になったときにピストンの移動を止めるよう
にサーボバルブ15を制御する位置制御機能29、電気
抵抗溶接機としての一連の動作をさせるシーケンス制御
機能30から構成してあり、シーケンス制御機能30か
らは図示しない通電制御装置に通電指令信号を送るよう
にしてある。
【0015】加圧力演算機能21は、ヘッド側の空気圧
を計測する圧力センサー3の検出信号にピストン20の
面積の数値と一定の定数を乗じた結果と、ロッド側の空
気圧を計測する圧力センサー5の検出信号にピストン2
0の面積からロッドの断面積を減じた数値と一定の定数
を乗じた結果とを加算するようにしたものである。圧力
センサー3及び5の検出信号に乗ずる定数は、圧力セン
サー3の感度と圧力センサー5の感度が同一であれば絶
対値を同一とし、圧力センサー5の検出信号に乗ずるも
のは符号を逆にしてある。圧力センサー3の感度と圧力
センサー5の感度が異なる場合には、同一圧力に対する
演算結果を合わせるように定数を違えてある。
【0016】ピストン速度演算機能24はピストン位置
センサー19の検出信号を微分するようにしたものであ
る。ピストン位置センサー19の検出信号を微分するこ
とによりピストン位置の変化率すなわち速度を算出する
ことができる。ピストン位置誤差検出機能28はピスト
ン位置センサー19の検出信号と設定値とを比較し、ピ
ストン位置が設定値のいずれの側にどの程度ずれている
かを検出するものである。設定値はピストン20の上昇
位置とするものであって、複数用意した設定値を選択し
て与えることができる。
【0017】前記のような構成の電気抵抗溶接機の加圧
装置を備える電気抵抗溶接機では、レギュレーター10
は加圧シリンダー1が必要とされる最大の加圧力を出す
に充分な圧力に設定し、レギュレーター17はレギュレ
ーター10より低い圧力に設定する。待機状態では空気
配管2は電磁切換弁7によって排気管13側に接続さ
れ、空気配管4はサーボバルブ15によって空気配管1
6側に接続されており、加圧シリンダー1はロッド側に
加わる空気圧により上側電極は上昇位置に保持されてい
る。ピストン位置検出機能27の設定値は上部電極が被
溶接物に接触する位置の僅かに上方としてあり、待機状
態ではピストン位置検出機能27が検出するピストン位
置センサー19の検出信号と設定値を比較した誤差検出
信号は大きく、ピストン速度誤差検出機能25に与える
ピストン速度の目標値は高速となっている。
【0018】溶接する場合には、先ず被溶接物をセット
して足踏みスイッチ等によりシーケンス制御機能30に
起動信号を与える。起動信号が与えられるとシーケンス
制御機能30は電磁切換弁7を切り替えて空気配管2を
空気配管8に接続し、サーボバルブ15を切り替えて空
気配管4を排気管13側に接続する。空気配管8から空
気配管2を経て加圧シリンダー1のヘッド側に空気が供
給され、空気配管4から排気管13、サイレンサー14
を経てロッド側の空気が大気中に排出されてピストン2
0が下降を始める。ピストン20の移動速度は空気配管
4から排出される空気の流量により制限されるものであ
って、サーボバルブ15の開度により制限される。この
時点では、シーケンス制御機能30によってサーボバル
ブ15は速度制御機能26により開度が制御されるよう
になっており、ピストン20の移動速度が目標値より遅
ければ開度が大きく、速ければ開度が小さく制御されて
ピストン20の移動速度が目標値、ここでは高速に制御
される。
【0019】ピストン20が下降して上部電極が被溶接
物に接触する位置に近づくと、ピストン位置検出機能2
7が検出するピストン位置センサー19の検出信号と設
定値を比較した誤差検出信号が小さくなり、ピストン位
置検出機能27はピストン速度誤差検出機能25に与え
るピストン速度の目標値を低速に切り替える。サーボバ
ルブ15は速度制御機能26により開度が制御され、ピ
ストン20の移動速度は目標値ここでは低速に制御され
る。これによって上部電極が被溶接物に接触する直前で
ピストン20の移動速度が低速となり、衝撃音を減ら
し、ワークに打痕が付くのを抑えることができる。
【0020】上部電極が被溶接物に接触するとシーケン
ス制御機能30の指令により加圧サイクルとなり、シー
ケンス制御機能30によってサーボバルブ15は加圧力
制御機能23により開度が制御されるようになる。加圧
力は加圧シリンダー1のヘッド側とロッド側の圧力差に
より制御できるものであり、加圧力演算機能21が算出
した加圧力を目標値と比較してその差を加圧力誤差検出
機能22が検出し、その誤差が最小になるように加圧力
制御機能23がサーボバルブ15を制御してロッド側の
空気を出し入れする。シーケンス制御機能30は加圧を
した状態で通電制御装置に通電指令を送るとともに、加
圧力の目標値を変化させる。加圧力誤差検出機能22及
び加圧力制御機能23はサーボバルブ15を制御し、変
化する目標値に合わせて加圧力を追随させる。
【0021】通電終了後一定の保持時間の後シーケンス
制御機能30は電磁切換弁7を切り替えて空気配管2を
排気管13に接続し、サーボバルブ15を切り替えて空
気配管4を空気配管16側に接続する。また、サーボバ
ルブ15はシーケンス制御機能30によって加圧力制御
機能23により開度が制御されるようになる。空気配管
4から加圧シリンダー1のロッド側に空気が供給され、
空気配管2からヘッド側の空気が排出されてピストン2
0が上昇を始める。ピストン20の移動速度はロッド側
への空気の流量によって制限されるものであって、速度
制御機能26によりサーボバルブ15の開度が制御さ
れ、ピストン20の移動速度が目標値に制御される。
【0022】ピストン20が上昇してピストン位置誤差
検出機能28の検出する誤差が所定の値以下になると、
シーケンス制御機能30はサーボバルブ15が位置制御
機能29により開度を制御されるようにし、位置制御機
能29はサーボバルブ15の開度を小さくしてピストン
20の移動を抑制する。位置制御機能29はピストン位
置誤差検出機能28の検出する誤差が無くなったところ
でサーボバルブ15を中立位置としてピストン20の移
動を停止させ、ピストン20を上限位置まで上昇させる
ことなく、設定した上昇位置で上部電極の上昇を止める
こととなる。サーボバルブ15等からの空気の漏洩によ
りピストン20が移動した場合には、ピストン位置誤差
検出機能28がその移動を検出するのでピストン20の
位置は元に修正される。
【0023】前記実施の形態においては、請求項1乃至
5の全ての発明を実施したものとしたが、一部の請求項
の発明のみを実施したものとすることも可能である。請
求項1乃至5の全ての発明を実施した場合には、電動式
加圧装置と同等の機能を実現することが可能である。な
お、前記実施の形態では加圧シリンダー1のヘッド側に
電磁切換弁7、ロッド側にサーボバルブ15を設けたも
のとしているが、ヘッド側にサーボバルブ15、ロッド
側に電磁切換弁7を設けたものとしてもよく、ヘッド側
及びロッド側の両方にサーボバルブ15を設けたものと
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、安価な空
気圧式でありながら溶接時の加圧力の制御が可能であ
り、電極の上昇、下降時の速度の制御、上昇位置の設定
も可能な電気抵抗溶接機の加圧装置を提供するものとし
て業界に寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気配管及び電気
接続を示す系統図である。
【図2】制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 加圧シリンダー 2 空気配管 3 圧力センサー 4 空気配管 5 圧力センサー 6 制御装置 7 電磁切換弁 8 空気配管 9 ルブリケーター 10 レギュレーター 11 エアフィルター 12 給気口 13 排気管 14 サイレンサー 15 サーボバルブ 16 空気配管 17 レギュレーター 18 エアフィルター 19 ピストン位置センサー 20 ピストン 21 加圧力演算機能 22 加圧力誤差検出機能 23 加圧力制御機能 24 ピストン速度演算機能 25 ピストン速度誤差検出機能 26 速度制御機能 27 ピストン位置検出機能 28 ピストン位置誤差検出機能 29 位置制御機能 30 シーケンス制御機能
フロントページの続き (72)発明者 松田 正文 愛知県名古屋市中村区東宿町2丁目144番 地 Fターム(参考) 4E065 BA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧を使用して加圧する電気抵抗溶接機
    の加圧装置において、加圧シリンダーのヘッド側の空気
    配管あるいはロッド側の空気配管の少なくとも一方に設
    けた流量制御弁と、加圧力を計測する加圧力計測要素
    と、加圧力計測要素により計測された加圧力と目標値と
    を比較する加圧力誤差検出機能と、加圧力誤差検出機能
    の検出する誤差が最小になるように流量制御弁を制御す
    る加圧力制御機能とから構成し、加圧力をフィードバッ
    ク制御することを特徴とする電気抵抗溶接機の加圧装
    置。
  2. 【請求項2】加圧力計測要素は、加圧シリンダーのヘッ
    ド側の空気配管に設けたヘッド側の空気圧を計測する圧
    力センサーと、加圧シリンダーのロッド側の空気配管に
    設けたロッド側の空気圧を計測する圧力センサーと、ヘ
    ッド側の空気圧を計測する圧力センサー及びロッド側の
    空気圧を計測する圧力センサーの検出信号にそれぞれ係
    数を乗じて加算する演算装置とから構成し、ヘッド側の
    空気圧を計測する圧力センサーの検出信号に乗ずる係数
    はピストンの面積の数値に定数を乗じたものとし、ロッ
    ド側の空気圧を計測する圧力センサーの検出信号に乗ず
    る係数はピストンの面積からピストンロッドの断面積を
    減じた数値に定数を乗じたものとしたことを特徴とする
    請求項1に記載の電気抵抗溶接機の加圧装置。
  3. 【請求項3】空気圧を使用して加圧する電気抵抗溶接機
    の加圧装置において、加圧シリンダーのヘッド側の空気
    配管あるいはロッド側の空気配管の少なくとも一方に設
    けた流量制御弁と、加圧シリンダーに付設した加圧シリ
    ンダーのピストン位置を検出するピストン位置センサー
    と、ピストン位置センサーの検出信号からピストンの速
    度を算出するピストン速度演算機能と、ピストン速度演
    算機能により算出されたピストン速度と目標値とを比較
    するピストン速度誤差検出機能と、ピストン速度誤差検
    出機能の検出する誤差が最小になるように流量制御弁を
    制御する速度制御機能とから構成し、ピストンの速度を
    フィードバック制御することを特徴とする電気抵抗溶接
    機の加圧装置。
  4. 【請求項4】ピストン位置検出センサーの検出信号と設
    定値とを比較してその誤差を検出するピストン位置検出
    機能を設け、ピストン位置検出機能の誤差検出信号によ
    り速度の目標値を切り替えることを特徴とする請求項3
    に記載の電気抵抗溶接機の加圧装置。
  5. 【請求項5】空気圧を使用して加圧する電気抵抗溶接機
    の加圧装置において、加圧シリンダーのヘッド側の空気
    配管あるいはロッド側の空気配管の少なくとも一方に設
    けた流量制御弁と、加圧シリンダーに付設した加圧シリ
    ンダーのピストン位置を検出するピストン位置センサー
    と、ピストン位置センサーの検出信号と設定値とを比較
    するピストン位置誤差検出機能と、ピストン位置誤差検
    出機能の検出する誤差が所定の値以下になったときにピ
    ストンの移動を止めるように流量制御弁を制御する位置
    制御機能とから構成し、ピストンの位置をフィードバッ
    ク制御することを特徴とする電気抵抗溶接機の加圧装
    置。
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