JPH11299920A - 消火設備用ストレーナ装置 - Google Patents
消火設備用ストレーナ装置Info
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- JPH11299920A JPH11299920A JP10216692A JP21669298A JPH11299920A JP H11299920 A JPH11299920 A JP H11299920A JP 10216692 A JP10216692 A JP 10216692A JP 21669298 A JP21669298 A JP 21669298A JP H11299920 A JPH11299920 A JP H11299920A
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Abstract
確保することで目詰りに強くする。 【解決手段】消火ノズル14を続続した消火配管5の中
に、流入側の端面が閉じ流出側の端面が開口した屈曲性
をもつ円筒形のストレーナ濾過部材2を固定配置する。
ストレーナ濾過部材2は、消火ノズル14の開口面積の
2倍を越える有効濾過面積を確保する管路方向の長さを
有する。ストレーナ濾過部材2は、例えば金属網で構成
され、この金属網は上下左右方向に撓み変形自在な網目
構造、例えばバイアス織り構造を備える。
Description
設けられた消火ノズルに供給する消火用水に含まれるゴ
ミを除去するための消火設備用ストレーナ装置に関す
る。
ーナ装置としては、例えば図9に示すものがある。スト
レーナ本体101は、フランジ102,103によって
消火用配管の主管部分に接続される。ストレーナ本体1
01の中には図10の断面図のように、金属円筒体に網
穴を打ち抜き形成したこし網104が収納されている。
し網104を通過しながら矢印で示す方向に流れ、消火
配管内のゴミなどは、こし網104により、瀘過され
る。こし網104は、ボルト105により蓋106を外
すことで、外に取り外して清掃することができる。
うなものがある(特開平5−7633号)。図11は、
ヒュージブルリンク式の消火ノズルであり、ノズル本体
116は消火用配管115にねじ込まれている。ノズル
本体116には、放出口117が形成され、放出口11
7に設けられた栓118と、デフレクター119との間
に、一対のレバー110A,110Bを接触点111
A,111B,111Cによって係止し、栓118を閉
鎖状態に支持している。レバー110Aとレバー110
Bは、感熱体としてのヒューズ113で固着された一対
のリンク112が装着され、栓118の閉鎖状態を維持
している。
3が溶けると、一対のリンク112が矢印で示すように
分解し、レバー110A,レバー110Bの係止が解除
され、水圧によってレバー110A,レバー110Bが
はじけ、放出口117から噴出し、散水が開始される。
このとき、放出口117から噴出した水は、デフレクタ
ー119に当たって防護範囲全体に均一に散水される。
設備において、ストレーナ装置は、主に消火用配管の主
管部分に挿入され、定期的に点検・清掃することになっ
ている。しかしながら、消火設備の消火用配管は、火災
に備え常に消火用水が加圧された状態で満たされている
ものの、常に流れていないため、錆などが徐々に発生す
ることがある。
場合、ノズル付近の消火配管内に発生した錆や、設置時
に混入した消火配管の切削カス、溶接カス、シールテー
プカスなどがデフレクターに付着し、その影響で、期待
した放水範囲を防護できず、消火設備が有効に機能でき
ないという問題があった。
ものにストレーナ装置を設けたものも存在する。例えば
図11の消火ノズルを例にとると、消火配管115に接
続するノズル本体116の内部にストレーナ装置を設け
ることが考えられる。しかし、ストレーナ装置を設ける
ことのできる消火ノズル内部のスペースは制限されてお
り、ストレーナ装置に必要な十分な濾過面積を確保する
ことが困難である。
ってストレーナ装置が短時間で目詰りを起し、消火ノズ
ルからの散水量が減少して消火性能が低下する恐れがあ
った。
てなされたもので、消火ノズル側に設けても十分な有効
濾過面積を確保することで目詰りに強い消火設備用スト
レーナ装置を提供することを目的とする。
本発明は次のように構成する。本発明の消火設備用スト
レーナ装置は、消火ノズルを接続した消火配管の中に、
流入側の端面が閉じ流出側の端面が開口した屈曲性をも
つ円筒形のストレーナ濾過部材を固定配置したことを特
徴とする。ここで、ストレーナ濾過部材は、消火用水の
散水時に予想される所定量のゴミの流入に対し、消火ノ
ズルの開口面積の2倍を越える有効濾過面積を確保する
管路方向の長さを有する。
装置によれば、消火配管内のゴミが消火ノズルに侵入し
ないため、目詰まりなどにより消火ノズルの機能に支障
をきたすことがない。またストレーナ濾過部材を消火ノ
ズルを接続している消火配管の中に位置させることで、
十分に長くすることができ、相当量のゴミが配管内部に
堆積したとしても、消火ノズルの性能に必要な有効瀘過
面積を確保し、長期にわたり信頼性を確保できる。
火ノズルを接続している場合にあっても、ストレーナ濾
過部材は屈曲性をもっているため、屈曲した配管内にも
撓み変形して容易に配置できる。
成され、この金属網は上下左右方向に撓み変形自在な網
目構造、例えばバイアス織り構造を備える。またストレ
ーナ濾過部材は、合成樹脂性の円筒枠体と、円筒枠体の
流入側端面及び円筒面に装着された合成樹脂製又は合成
繊維製の網部材で構成することもできる。この場合、円
筒枠体は、流入側の端面に、消火配管にストレーナ濾過
部材を嵌め入れる際に案内する案内片を形成し、屈曲配
管であっても容易に装着可能とする。
枠体と、この円筒枠体の流入側端面及び円筒面に一体に
形成されたゴム製の網部材で構成してもよい。このよう
に合成樹脂、合成繊維、ゴムで構成することで、耐腐食
性、耐薬品性が向上する。
し流出側を開口した合成樹脂製又は合成繊維製の細長い
網袋と、この網袋の内部に収納され網袋を円筒形状に保
持するコイルバネとで構成してもよい。このように網袋
とコイルバネを使用することで、構造が簡単で作り易く
なり、コストを更に低減でき、また屈曲配管に対しては
コイルバネが自由に湾曲して容易に装着でき、更にコイ
ルバネによって確実に網袋を円筒形状で保持し、つぶれ
ないようにする。
鎖すると共に流出側を開口し、長手方向に合成樹脂製の
網目部と蛇腹部と交互に連設した構造としてもよい。こ
のように網目部と蛇腹部と交互に連設した一体化構造に
より、配管内に装着する際の屈曲性と円筒網形状の保持
が確実にでき、製造コストも低減できる。
配管取付ねじ部に円筒体の開口側を固定する。また瀘過
部材は、消火ノズルと消火配管の接続に使用される継手
管に円筒体の開口側を固定してもよい。
トレーナ装置の実施形態の説明図であり、図1(A)に
監視状態を示し、図1(B)に火災による熱を受けて動
作した状態をを示す。
画に引き出された消火配管5の先端には、継手管6を介
して消火ノズル7が取り付けられている。消火ノズル7
は配管取付ねじ部8に継手管6をねじ込み固定してお
り、流入路7aに下方より栓9を挿入して流路を閉鎖し
ており、栓9の閉鎖状態は消火ノズル7の下部に突出し
て設けた感熱分解部10により支持固定されている。
落分解すると、図1(B)のように内部に保持していた
ヘッド11が下降し、このヘッド11の下降に伴い、流
入路7aを閉鎖していた栓9が下降して流路を開くよう
になる。ヘッド11は消火用水を防護範囲全域の内の所
定部分に集中的に散水するものであり、消火ノズル7内
に通る消火用水の水流の力を利用してヘッド11が回転
し防護範囲全域の放水を行う消火用水ノズルである。消
火ノズル7の配管取付ねじ部8の流入路側には、本発明
によるストレーナ装置1が装着されている。 ストレー
ナ装置1は、網目構造をもった円筒体であるストレーナ
瀘過部材2を有し、ストレーナ瀘過部材2の網目状の円
筒部2aに対し、上部に位置する流入側端部2bは網目
構造で閉鎖されており、消火ノズル7側となる流出側端
部2cは開放している。ストレーナ瀘過部材2の流出端
部2cには、リング状の取付部4が固着され、この取付
部4を消火ノズル7の配管取付ねじ部8の開口部に例え
ば圧入することで、消火ノズル7の流入側にストレーナ
装置1が固定される。
を固定したストレーナ装置1は、その円筒形状を持った
ストレーナ瀘過部材2を消火配管5及び継手管6の配管
内に位置させている。ここでストレーナ装置1における
配管内に配置された網目構造をもつストレーナ瀘過部材
2の長さLは、消火ノズル7における栓9を装着した流
入路7aの開口面積に対し、ストレーナ瀘過部材2の有
効瀘過面積が例えば約30倍となるように決めており、
例えばL=100mm程度の長さを持っている。なお、
有効濾過面積とは、網目の開口穴の総面積のことをい
う。図2は、図1のストレーナ装置1を構成するストレ
ーナ瀘過部材2の網目構造を拡大して取り出している。
図2(A)は、ストレーナ瀘過部材2の一部を拡大して
おり、この実施形態にあっては、金網として平織金網1
2を使用している。この平織金網は、例えば金網の線径
が0.1〜0.3mmφ、2.54cm当たり(1イン
チ当たり)の線数を20〜30本、網目の開口穴面積比
を40〜60%とする。
が図示のように左右斜め45度方向に交差するように配
置したバイアス織りとし、交差点の金網同士はくっつい
ておらず、自由に動ける状態で接触しているので、図2
(B)(C)のように、上下方向及び左右方向の応力に
対し金網自体がある程度撓むことができる。この結果、
本発明のストレーナ装置1は消火ノズルを接続している
消火配管が屈曲していても、撓み変形する網目構造を持
つストレーナ瀘過部材2を、円筒形状を保ったまま屈曲
した配管内に配置することができる。
屈曲した位置に設置した場合の本発明の実施形態であ
る。この実施形態にあっては、水平配置された消火配管
5の先端にエルボ継手管13を介して90度屈曲する方
向に消火ノズル14を接続している。消火ノズル14
は、図9の従来例に示したと同じヒュージブルリンク式
の消火ノズルを例にとっている。
ナ装置1のストレーナ瀘過部材2は、流出側に設けた取
付部4を消火ノズル14の配管取付ねじ部15の内側に
固定され、ストレーナ瀘過部材2はエルボ継手管13の
部分で90度屈曲され、水平配置された消火配管5の中
に位置している。このようにストレーナ装置のストレー
ナ瀘過部材2が90度屈曲した状態で配置されても、図
2(A)〜(C)のように上下左右の応力に対し平織金
具12を用いた網目部分は菱形の網目形状を変化させる
ことで変形し、ストレーナ瀘過部材2の円筒形状を維持
したまま潰れることなく、90度屈曲した状態で配管内
に配置することができる。
で配置されたストレーナ瀘過部材2の中心線の配管内の
長さLが、図1の場合と同様、消火ノズル14の開口部
14aの開口面積の約30倍となるように、例えばL=
100mm程度の長さとしている。
トレーナ装置1の機能を説明する。本願発明者にあって
は、消火設備を使用した実験で、図3のようにストレー
ナ装置1を内蔵した消火ノズルを5ヶ所に設置し、配管
内部にゴミが存在する状態で5ヶ所に設けた消火ノズル
から90秒間放水を行った。この放水により各消火ノズ
ルの配管内部には約111〜829mm3 の容積のゴミ
が流入し、ゴミの総容積は約2596mm3 であった。
ズルからの散水量に特に変化は見られず、消火ノズルに
ゴミが流入しても本発明のストレーナ装置1により流入
したゴミが除去され、且つストレーナ装置1にゴミが付
着しても十分な有効瀘過面積が確保され、消火ノズルか
らの散水量に変化が起きないことが確認された。
放水しているが、同じゴミ総容量に対し1ヶ所の消火ノ
ズルから放水して約2596mm3 のゴミ総容量が一度
に流入したとしても、消火ノズルの口径面積の約30倍
の有効瀘過面積が初期状態で確保されており、ゴミが流
入した後も消火ノズルの口径面積の約8.4倍の有効瀘
過面積が確保された。
面積の約2倍の有効瀘過面積が確保できれば消火ノズル
の性能を維持することができ、この結果、本発明のスト
レーナ装置1にあっては、消火ノズル側に設置してもゴ
ミの流入に対し問題なくノズルの消火性能を確保するこ
とが確認された。
形態であり、この実施形態にあっては、ストレーナ装置
を合成樹脂で成形するようにしたことを特徴とする。
を介して消火配管5の先端に接続されており、消火ノズ
ル14の内部流入側に合成樹脂製のストレーナ装置1が
配置されている。このストレーナ装置1は、合成樹脂製
の円筒枠体17と網部材18で構成される。円筒枠体1
7は、管路方向に配置されたリング部17aを例えば3
ヶ所に配置し、リング部17aを縦方向の柱部17bで
連結して枠体を構成している。
は、それぞれ網部材18が設けられている。網部材18
は合成樹脂製の網を円筒枠体17と一体に成形してもよ
いし、合成樹脂製の円筒枠体17に合成繊維の網部材1
8を埋め込み成形してもよい。円筒枠体17の消火ノズ
ル14側の流出側には取付部19が一体に成形されてい
る。
(B)に取り出して示すように、流入側開口端部につい
ても網部材18が設けられ、更に流入側端部のリング部
17aに対し流入側に対し三角形に尖った案内片20を
一体に形成している。案内片20は、ストレーナ装置1
を消火配管5に挿入する際のガイド機能を果たす。
度屈曲した位置に消火ノズル14を設置する場合、図4
のストレーナ装置1を90度屈曲したエルボ継手管13
を介して消火配管5に挿入すると、先端の案内片20が
ガイドとなって滑らかにストレーナ装置1が挿入できる
ようにしている。
によれば、定常監視状態で閉鎖状態にある消火ノズル1
4に対する消火用水が充満された配管内にストレーナ装
置1が配置されており、長期間にわたって消火用水の中
に置かれても、合成樹脂で作られていることから、耐腐
食性、耐薬品性が確保され、網部材18が破損したり破
れたりすることなく、火災時の消火用水の流入に対しゴ
ミを除去する瀘過機能を確実に果たすことができる。
装置1の他の実施形態であり、この実施形態にあって
は、ストレーナ装置1を消火配管5と消火ノズル14を
接続する継手管6に固定するようにしたことを特徴とす
る。即ち、ストレーナ装置1は合成樹脂製の円筒枠体1
7と同じく合成樹脂製もしくは合成繊維を作られた網部
材18で構成されており、円筒枠体17の消火ノズル1
4側となる流出側に取付部19を一体に形成しており、
この取付部19が継手管6に対する圧入で固定されてい
る。
のストレーナ装置で使用するゴム製ストレーナ瀘過部材
21を部分的に取り出している。このゴム製のストレー
ナ装置1は、図4,図5に示したと同じ合成樹脂製のス
トレーナ装置1と基本的に同じ構造を備えている。即
ち、円筒枠体17、網部材18、取付部19及び案内片
20がゴムで一体に形成され、網部材18の部分が図6
に取り出して示すようにゴム製ストレーナ瀘過部材21
で構成されている。ゴム製ストレーナ瀘過部材21は、
例えば開口面積が40〜60%となるように網目開口2
2を備えている。
部材に使用したストレーナ装置についても、ゴム製スト
レーナ瀘過部材21は屈曲性を有することから、図3の
ような屈曲配管に対する組付けも容易にでき、また図
4,図5の合成樹脂製のストレーナ装置と同様、配管内
の消火用水の中に長期間に亘って組み込まれていても、
耐腐食性、耐薬品性が十分に確保され、火災時のゴミの
流入に対し瀘過機能を確実に果たすことができる。
実施形態であり、この実施形態にあっては、合成樹脂製
の網袋とコイルバネを使用したことを特徴とする。
を介して消火配管5の先端に接続されており、消火ノズ
ル14の内部流入側に合成樹脂製のストレーナ装置1が
配置されている。このストレーナ装置1は、合成樹脂製
のストレーナ取付部材30、網袋32、及びコイルバネ
34で構成される。
円筒形状のバネ取付部30aを形成し、コイルバネ34
の一端を支持しており、流出側に円筒状のノズル取付部
30bを形成し、配管取付ねじ部15の中に圧入固定さ
れている。
き、流入側を閉じて閉鎖端部32aとし、流出側は開口
して開口端部32bとしており、開口端部32bをスト
レーナ取付部材30のバネ取付部30aの外側に嵌め入
れ、接着等により固着している。網袋32に使用する合
成樹脂製の網目シートとしては、例えば1インチ当り3
0〜50メッシュ(#30〜#50)程度のものを使用
する。
ネ34がストレーナ取付部材30のバネ取付部30aに
対する支持で配置され、網袋32を図示のように、円筒
形状に保持している。
によれば、定常監視状態で閉鎖状態にある消火ノズル1
4に対する消火用水が充満された配管内にストレーナ装
置1が配置されており、長期間にわたって消火用水の中
に置かれても、合成樹脂で作られていることから、耐腐
食性、耐薬品性が確保され、網部材18が破損したり破
れたりすることなく、火災時の消火用水の流入に対しゴ
ミを除去する瀘過機能を確実に果たすことができる。
れた構造のため消火配管内の水圧により網袋32がつぶ
れて配管内をつまらせることがない。また、図3のよう
な屈曲した配管にも容易に取り付けることができる。
を入れてストレーナ取付部材30により配管内に配置す
るという簡単な構造で済み、低コストで容易に実現でき
る。
代わりに、ステンレス等の錆にくい金属製のコイルバネ
を使用してもよい。
実施形態であり、この実施形態にあっては、合成樹脂製
の網目部と蛇腹部の連設構造としたことを特徴とする。
を介して消火配管5の先端に接続されており、消火ノズ
ル14の内部流入側に合成樹脂製のストレーナ装置1が
配置されている。このストレーナ装置1は、合成樹脂製
のストレーナ取付部40に続いて網目部42と蛇腹部4
4を交互に連設し、更に、流入側に位置する先端に、円
錐状の案内部46を設けた構造としている。
をもち、配管取付ねじ部15の中に圧入固定されてい
る。ストレーナ取付部40に続き網目部42と蛇腹部4
4を交互に連設し、更に案内部44を設けた構造は、ス
トレーナ装置1を成型する金型の中に、合成樹脂製の網
目シートを円筒状に巻いて複数セットし、この状態でス
トレーナ取付部40、各蛇腹部42及び案内部44を射
出成形することで一体に作られる。網目部42に使用す
る合成樹脂製の網目シートは、例えば1インチ当り30
〜50メッシュ(#30〜#50)程度のものを使用す
る。
蛇腹部44は、網目部42を円筒形状に保持すると共
に、消火配管5が図3のように屈曲している場合に、長
手方向に湾曲させる。
によれば、定常監視状態で閉鎖状態にある消火ノズル1
4に対する消火用水が充満された配管内にストレーナ装
置1が配置されており、長期間にわたって消火用水の中
に置かれても、合成樹脂で作られていることから、耐腐
食性、耐薬品性が確保され、網部材18が破損したり破
れたりすることなく、火災時の消火用水の流入に対しゴ
ミを除去する瀘過機能を確実に果たすことができる。
網目構造を持ったストレーナ瀘過部材の配管内の長さL
を消火ノズル側の口径面積の約30倍となる有効瀘過面
積が確保できるように決めているが、本発明はこれに限
定されず、ストレーナ装置1の網目構造を持ったストレ
ーナ瀘過部材が消火ノズル側もしくは消火ノズル側に位
置する継手管に端部を固定し、この片持状態で瀘過部材
の部分が配管内に延在して位置している構造であれば、
配管内の長さLは必要に応じて適宜に定めることができ
る。
樹脂製の網目シートを使用しているが、合成繊維の網目
シートを使用してもよい。
可動型のヘッドを備えた消火ノズル7や図3のヒュージ
ブルリンク型の消火ノズル14を例にとるものであった
が、消火ノズルの形式や構造に限定されないことはもち
ろんである。
ば、消火ノズル側に屈曲可能な筒状のストレーナ装置を
設けたことで消火配管内のゴミが消火ノズルに侵入せ
ず、ノズル内での目詰まりやノズルの機能に支障を起こ
すことなく、高い信頼性が得られる。
続している消火配管の内部に位置させることで、十分な
長さを確保することができ、相当量のゴミが流入しても
目詰まりを起こすことなく、消火ノズルの性能に十分な
有効瀘過面積を確保することができ、長期に亘り信頼性
を確保できる。
ノズルを接続している場合にあっても、ストレーナ瀘過
部材は屈曲性をもっているため、屈曲した配管内にも撓
み変形して容易に設置することができる。更にストレー
ナ瀘過部材を金属網に代えて合成樹脂もしくはゴムで成
形することで、耐腐食性と耐薬品性を向上することがで
きる。
形態の説明図
の説明図
配管の屈曲部分に使用した実施形態の説明図
レーナ装置の実施形態の説明図
継手管にストレーナ瀘過部材を固定した本発明の実施形
態の説明図
した場合のストレーナ瀘過部材の網目部分の説明図
脂製の消火設備用ストレーナ装置の他の実施形態の説明
図
る合成樹脂製の消火設備用ストレーナ装置の他の実施形
態の説明図
ーナ装置の説明図
Claims (10)
- 【請求項1】先端に消火ノズルを接続した消火配管の中
に、流入側の端面が閉じた屈曲性をもつ筒形のストレー
ナ濾過部材を固定配置したことを特徴とする消火設備用
ストレーナ装置。 - 【請求項2】請求項1記載の消火設備用ストレーナ装置
に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、消火用水の散水
時に予想される所定量のゴミの流入に対し、前記消火ノ
ズルの開口面積の2倍を越える有効濾過面積を確保する
管路方向の長さを有することを特徴とする消火設備用ス
トレーナ装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の消火設備用ストレー
ナ装置に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、金属網で
構成され、前記金属網は上下及び左右方向に撓み変形自
在な網目構造を備えたことを特徴とする消火設備用スト
レーナ装置。 - 【請求項4】請求項1又は2記載の消火設備用ストレー
ナ装置に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、合成樹脂
製の円筒枠体と、該円筒枠体の流入側端面及び円筒面に
装着された合成樹脂製又は合成繊維製の網部材で構成さ
れたことを特徴とする消火設備用ストレーナ装置。 - 【請求項5】請求項4記載の消火設備用ストレーナ装置
に於いて、前記円筒枠体は、流入側の端面に、消火配管
に前記ストレーナ濾過部材を嵌め入れる際に案内する案
内片を形成したことを特徴とする消火設備用ストレーナ
装置。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の消火設備用ストレー
ナ装置に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、ゴム製の
円筒枠体と、該円筒枠体の流入側端面及び円筒面に一体
に形成されたゴム製の網部材で構成されたことを特徴と
する消火設備用ストレーナ装置。 - 【請求項7】請求項1又は2記載の消火設備用ストレー
ナ装置に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、流入側を
閉鎖し流出側を開口した合成樹脂製又は合成繊維製の細
長い網袋と、前記網袋の内部に収納され前記網袋を円筒
形状に保持するコイルバネとで構成されたことを特徴と
する消火設備用ストレーナ装置。 - 【請求項8】請求項1又は2記載の消火設備用ストレー
ナ装置に於いて、前記ストレーナ濾過部材は、流入側を
閉鎖すると共に流出側を開口し、長手方向に合成樹脂製
の網目部と蛇腹部と交互に連設したことを特徴とする消
火設備用ストレーナ装置。 - 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の消火設
備用ストレーナ装置に於いて、前記瀘過部材は、消火ノ
ズルの消火配管取付ねじ部に前記円筒体の開口側を固定
したことを特徴とする消火設備用ストレーナ装置。 - 【請求項10】請求項1乃至8のいずれかに記載の消火
設備用ストレーナ装置に於いて、前記瀘過部材は、消火
ノズルと消火配管の接続に使用される継手管に前記円筒
体の開口側を固定したことを特徴とする消火設備用スト
レーナ装置。
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