JPH11299911A - 給油所の消火システム - Google Patents
給油所の消火システムInfo
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Abstract
易にする。 【解決手段】 給油装置1が配設されるアイランド4の
周囲の給油停車エリアSA1、SA2を指向する泡ヘッ
ドSHを、アイランド4に配管用凹部CPを形成して配
設するとともに、配管用凹部CPを網板35で覆い、網
板35は軽いので作業が容易で足場にしても不安はな
く、外観で配管用凹部CPのごみを判別でき、その内部
を水流によって洗い流すことができる。
Description
などの油を給油する給油所の消火システムに関する。
車を誘導して給油装置近傍の給油停車エリアに停車させ
給油を行っている。そして、安全上、給油中のエンジン
停止や禁煙などの措置により火災の発生を防止してい
る。
作業を行っているので、作業ミスが少なく、また、万一
給油中に火災が発生しても、作業員が即座に走り消火活
動を開始するので、消火設備としては移動式のような大
型の消火器を配備するだけで十分であった。
給油作業を行う専門の作業員を置かず、ドライバ自身が
給油作業を行う給油所が出現し、その給油システムが法
律上認められるようになった。このセルフスタンドで
は、エンジン停止や禁煙などの措置のみでは不十分であ
り、さらに、給油作業に不慣れなドライバの不注意によ
る火災の発生、とくに、給油ノズルから漏れたガソリン
が床面に落下してそのガソリンに引火するような事故が
増加することが予想される。
の問題を解決するために次の発明をした。
トと、該消火薬剤を放出する消火ノズルと、前記消火薬
剤ユニットからの配管を分岐した分岐管によって消火ノ
ズルへ選択的に供給できるバルブユニットと、これらを
制御する操作盤と、を備えた給油所の消火システムであ
って、消火ノズルの消火区画は、給油装置が設置される
アイランドの側方に設定されるものである。
は容易であるが、その反面、給油作業の邪魔になった
り、配管の影にごみが溜まりやすくなる。また、配管を
埋設するときには、施工が面倒で手間がかかるととも
に、メンテナンスにおいて配管の引き直しは行いにくく
なる。
ステムの施工およびメンテナンスを容易にすることを目
的としている。
明は、給油装置が配設されるアイランドの周囲に給油停
車エリアを設け、前記給油停車エリアを指向する消火ノ
ズルを設けた給油所の消火システムであって、前記アイ
ランドに配管スペースを形成して前記消火ノズルを配設
するとともに、該配管スペースを網板で覆うことを特徴
とする。
を形成することを特徴とするものである。
とにより、内部の状態が目視により識別できるととも
に、ごみが溜まらないよう、放水洗浄を簡便に行うこと
が可能である。
部を形成するものとすることで、現実の給油装置と自動
車との間を広げて配管スペースをとる必要はない。
ら図3により説明する。いわゆるセルフ式のガソリンス
タンドにおいて、給油装置1を設置した複数のアイラン
ド4が配設され、図にはそのうちの1つのアイランド4
のみを示している。このアイランド4の給油装置1のそ
の周辺はいわゆる防爆エリアとなっている。アイランド
4は、床面7から突出した高台となっているが、この突
出高さは例えば10〜20cmである。このアイランド
4の両側部には配管スペースとしての配管用凹部CPが
形成され、この配管用凹部CPには複数の泡ヘッドSH
およびその配管が設けられている。この実施形態では、
消火ノズルとして消火薬剤に適合する泡ヘッドSHが用
いられるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
使用する消火薬剤に適切なものであればよい。
すように、給油停車エリアSA向きに、水平状に配設さ
れているが、この泡ヘッドSHの配設数、配設位置、配
設方向等は必要に応じて適宜選択される。配管用凹部C
Pには、網板35がカバーするように設けられ、この網
板35は水平上面部35aと垂直側面部35bとからな
り、配管用凹部CPの側面および上面に係止してアイラ
ンド4の側面および上面と一面に連続している。この網
板35には泡ヘッドSHに対抗する位置に開口部WDが
設けられているが、この網板35の材質や形状および開
口部WDの大きさや形状等は消火ノズルからの薬剤放出
の関係によって必要に応じて選択されればよく、ここで
は、網板の開口部WDに泡ヘッドSHの先端部分がはめ
込まれる形式となっている。また、この開口部WDまた
は泡ヘッドSHの放出口は常時蓋をしていてもよく、こ
のときには、消火ノズルSHからの消火薬剤の勢いや別
途加圧ガスの圧力により開放させる機構を設けてもよ
い。
アSAが形成されているが、各給油停車エリアSAを各
々消火区画としている。この消火区画は、給油時におい
てガソリンの漏れる可能性のある場所であるが、必要に
応じてその範囲を拡大または縮小されるものである。
介して消火薬剤ユニット20に接続されている。バルブ
ユニット10は、図4に示すように、その一次側に消火
薬剤ユニット20が接続され、その一次側の配管15を
各消火区画SA1、SA2に対する必要数分岐するよう
それぞれ電動ボール弁10a、10bを設け、各電動ボ
ール弁10a、10bの二次側が各泡ヘッドSHに接続
される。
に、消火薬剤としての泡水溶液を蓄える泡水溶液タンク
25と、圧力調整器26を介して泡水溶液タンク25に
連通する窒素加圧容器27と、タンク25とバルブユニ
ット10の一次側の配管15との間に設けられた圧力ス
イッチ28と、を備えている。両ユニット10、20
は、操作盤31により制御されるが、この操作盤31は
監視員のいる建屋のオペレータ室30に設けられてい
る。
ドライバが自動車3を運転してアイランド4の給油停車
エリアSA1に入り、自動車3を止めてエンジンを切
る。その後、ドライバは自動車3から降り、給油装置1
の側面に係止されている図示しない給油ノズルを外し、
自動車3のガソリンタンクに給油を行う。このとき、給
油ノズルから漏れたガソリンが給油停車エリアSA1に
落下し発火するときは、気付いたドライバがオペレータ
室30内にいる監視員に連絡する、あるいは、直接監視
員が気付くことになる。
に示さないディスプレイに表示される消火区画のうちの
火災の発生した区画を選択すると、操作盤31からの信
号が消火薬剤ユニット20へ入力されて、窒素加圧容器
27のソレノイドSを開放する。そうすると、窒素加圧
容器27内の加圧窒素が圧力調整器26によって調圧さ
れて泡水溶液タンク25内の泡水溶液を押し出し、その
押し出された泡水溶液は圧力スイッチ28を作動させて
操作盤31へ起動信号を出力する。
放すると同時に、操作盤31からバルブユニット10へ
も信号が出力され、上記の火災の区画SA1に該当する
電動ボール弁10bを開放させる。そうすると、泡ヘッ
ドSH1、SH2に泡消火液が供給され、消火泡が開口
部WDを通って給油停車エリアSA1に噴出される。そ
のため、そのエリアSA1は消火泡Bにより覆われ、火
源FSは消滅する。
車3の下部3dに向け放出され、車輪の位置に関係なく
給油停車エリアSA1全体に広がることになる。このと
き、泡の性質として、液容量に対して泡体積の多い高発
泡のものを用いてもよいが、発泡倍率よりも表面に幕を
形成する性質の強いものを用いることが好ましく、泡の
幕の広がりが素早いことが好ましい。それによって、極
めて消火効率が良くなり初期消火が容易となる。また、
消火薬剤ユニット20およびバルブユニット10の起動
は別の操作でもよく、区画選択から放出開始の操作手順
であってもよい。
ンスなどのときには、網板35を外してそれらを露出さ
せ、必要な処理をした後に網板35をもとに戻す。この
ときに、網板35は一面の金属板よりも軽いので作業が
容易となり、いわゆるチェッカープレートのような、道
路の側溝を覆う等の用途になる板を用いることにより、
足場にしても不安はない。また、配管用凹部CPにごみ
が溜まるような場合にも、網板35で覆っているので外
観でごみを判別できるとともに、清掃時には網板35を
取り外さなくともその内部を水流によって洗い流すこと
ができる。特に、ガソリンスタンドは清掃回数が多いの
で、常時水洗することでごみは溜まらない。
周辺に対してのみ示したが、ガソリンスタンド全体をエ
リア分けしてバルブユニットをさらに分岐して消火区画
を構成することができ、車両自体に対してのノズルや従
来のシステムを組みあわせて全体的な消火システムを構
成してもよい。
0の監視員が発火の確認とともに手動で操作するマニュ
アル方式であるが、各エリアごとの熱や炎等を検出する
センサまたは全体的に監視可能なカメラ装置などによっ
て監視して、発火時には自動的に起動されて必要なエリ
アに放出する自動方式であってもよい。さらに、手動と
自動を切り替え可能として、監視員の有無によって切り
替えてもよい。
イランド4の周囲に給油停車エリアSA1、SA2を設
け、給油停車エリアSA1、SA2を指向する泡ヘッド
SHのような消火ノズルを設けた消火システムであっ
て、アイランド4に配管用凹部CPのような配管スペー
スを形成して泡ヘッドSHのような消火ノズルを配設す
るとともに、配管用凹部CPのような配管スペースを網
板35で覆うものであって、網板35は軽いので作業が
容易で足場にしても不安はなく、また、外観で配管用凹
部CPのごみを判別でき、その内部を水流によって洗い
流すことができる効果がある。
スは、現実の給油装置と自動車との間を広げる必要はな
く、アイランド35の上面および側面と一面にすること
で、足場等の邪魔にならないという効果がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 給油装置が配設されるアイランドの周囲
に給油停車エリアを設け、前記給油停車エリアを指向す
る消火ノズルを設けた給油所の消火システムであって、 前記アイランドに配管スペースを形成して前記消火ノズ
ルを配設するとともに、該配管スペースを網板で覆うこ
とを特徴とする給油所の消火システム。 - 【請求項2】 配管スペースは、アイランドに凹部を形
成することによる請求項1の給油所の消火システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049098A JP3629632B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 給油所の消火システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049098A JP3629632B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 給油所の消火システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11299911A true JPH11299911A (ja) | 1999-11-02 |
JP3629632B2 JP3629632B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=14537074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11049098A Expired - Fee Related JP3629632B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 給油所の消火システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3629632B2 (ja) |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11049098A patent/JP3629632B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3629632B2 (ja) | 2005-03-16 |
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