JPH11299901A - ステント及びその製造方法 - Google Patents
ステント及びその製造方法Info
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- JPH11299901A JPH11299901A JP12168698A JP12168698A JPH11299901A JP H11299901 A JPH11299901 A JP H11299901A JP 12168698 A JP12168698 A JP 12168698A JP 12168698 A JP12168698 A JP 12168698A JP H11299901 A JPH11299901 A JP H11299901A
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- Japan
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- stent
- cover strip
- polymer film
- diameter
- covered
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体組織に与える悪影響を防ぐ。
【解決手段】 第1端部及び第2端部と該第1端部と該
第2端部との間に配置されている壁表面とを有する管状
部材を具備し、該管状部材はこの管状部材を管腔を有す
る身体通路内への管腔内配置を可能にする第1の直径と
該管状部材の内側から半径外側に広げる力を加えること
によって決定される拡張した第2の直径とを有する金属
製ステント本体において、複数の微細孔が穿孔された薄
膜の柔軟性ポリマーフィルムで該壁表面が被膜されてい
る。
第2端部との間に配置されている壁表面とを有する管状
部材を具備し、該管状部材はこの管状部材を管腔を有す
る身体通路内への管腔内配置を可能にする第1の直径と
該管状部材の内側から半径外側に広げる力を加えること
によって決定される拡張した第2の直径とを有する金属
製ステント本体において、複数の微細孔が穿孔された薄
膜の柔軟性ポリマーフィルムで該壁表面が被膜されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近年外科手術、特に冠動
脈手術に用いられる管腔内移植片(以下「ステント」と
いう)に関する。詳細には、ステント本体の外周を柔軟
性を有するポリマーフィルムでカバーされたステント及
びそのポリマーフィルムによりカバーされたステントを
製造する方法に関する。更には、該ポリマーフィルムに
薬物のような化学物質を含有させ治療部位に治療薬を放
出させる、いわゆる「ドラッグデリバリー」にステント
を用いる技術に関する。
脈手術に用いられる管腔内移植片(以下「ステント」と
いう)に関する。詳細には、ステント本体の外周を柔軟
性を有するポリマーフィルムでカバーされたステント及
びそのポリマーフィルムによりカバーされたステントを
製造する方法に関する。更には、該ポリマーフィルムに
薬物のような化学物質を含有させ治療部位に治療薬を放
出させる、いわゆる「ドラッグデリバリー」にステント
を用いる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来虚血性心疾患の治療は経皮経管的冠
動脈形成術(PTCA)、つまりバルーンカテーテルを
血管内の管腔を通し例えば狭窄部位に運び、その後バル
ーンを生理食塩水のような液体により拡張させて治療す
る方法が一般的であった。しかしこの方法では、急性期
の冠閉塞やPTCA施行部位の再度の狭窄(いわゆる再
狭窄)が生じる確立が高かった。これらの問題を解決す
るために、ステントと呼ばれる管腔内移植片が開発され
最近急激に実用化され普及している。最近のデータによ
るとバルーンカテーテルによる手術の40%近くはすで
にステントを使用した手術に置き変わってきていること
を示している。
動脈形成術(PTCA)、つまりバルーンカテーテルを
血管内の管腔を通し例えば狭窄部位に運び、その後バル
ーンを生理食塩水のような液体により拡張させて治療す
る方法が一般的であった。しかしこの方法では、急性期
の冠閉塞やPTCA施行部位の再度の狭窄(いわゆる再
狭窄)が生じる確立が高かった。これらの問題を解決す
るために、ステントと呼ばれる管腔内移植片が開発され
最近急激に実用化され普及している。最近のデータによ
るとバルーンカテーテルによる手術の40%近くはすで
にステントを使用した手術に置き変わってきていること
を示している。
【0003】ステント本体は血管等の管腔内を通って運
ばれ管腔の治療部位でその直径を拡張することにより、
内側からの作用によって支持する管腔内移植片である。
現在は主に上述した冠動脈手術に多く使われているため
にここでは冠動脈手術を主体に説明するものの、ステン
トはたん管、尿管、卵管、大動脈瘤、末梢動脈、腎動
脈、頸動脈、脳血管等人体の他の管腔部位にも用いるこ
とができる。特に本発明を理解するためには、ステント
の利用分野が益々広がることと、将来ステントは多くの
手術で用いられること、脳外科の分野での利用にともな
い極細ステントの重要性が高まることが予想される。
ばれ管腔の治療部位でその直径を拡張することにより、
内側からの作用によって支持する管腔内移植片である。
現在は主に上述した冠動脈手術に多く使われているため
にここでは冠動脈手術を主体に説明するものの、ステン
トはたん管、尿管、卵管、大動脈瘤、末梢動脈、腎動
脈、頸動脈、脳血管等人体の他の管腔部位にも用いるこ
とができる。特に本発明を理解するためには、ステント
の利用分野が益々広がることと、将来ステントは多くの
手術で用いられること、脳外科の分野での利用にともな
い極細ステントの重要性が高まることが予想される。
【0004】ステント本体には、自己拡張型のものとバ
ルーンカテーテルなどの手段により拡張する型とがある
が、近年広く用いられているのはステントがバルーンカ
テーテルに装着されバルーンカテーテルにより拡張され
る型である「バルーン・エキスパンダブル・ステント」
といわれるものである。特公平4−6377号公報はD
r.パルマッツが開発し現在「パルマッツーシャッツ」
の商標で販売されているバルーン・エキスパンダブル・
ステント本体を開示している。そこに示されるように、
ステント本体は第1端部及び第2端部と第1端部と第2
端部との間に配置されている壁表面とを有する管状部材
を具備し、該壁表面は複数の交差する細長い部材によっ
て形成されていて、該管状部材の半径方向に収縮した第
1の状態でバルーンカテーテルに装着され管腔内を狭窄
部位に運ばれ、第2の伸長状態に拡張されたのちその部
位に留置されるように構成されている。このように実用
化されているステント本体は通常ステンレスなどの金属
でできた円筒管をレーザーエッチングすることにより製
造される。
ルーンカテーテルなどの手段により拡張する型とがある
が、近年広く用いられているのはステントがバルーンカ
テーテルに装着されバルーンカテーテルにより拡張され
る型である「バルーン・エキスパンダブル・ステント」
といわれるものである。特公平4−6377号公報はD
r.パルマッツが開発し現在「パルマッツーシャッツ」
の商標で販売されているバルーン・エキスパンダブル・
ステント本体を開示している。そこに示されるように、
ステント本体は第1端部及び第2端部と第1端部と第2
端部との間に配置されている壁表面とを有する管状部材
を具備し、該壁表面は複数の交差する細長い部材によっ
て形成されていて、該管状部材の半径方向に収縮した第
1の状態でバルーンカテーテルに装着され管腔内を狭窄
部位に運ばれ、第2の伸長状態に拡張されたのちその部
位に留置されるように構成されている。このように実用
化されているステント本体は通常ステンレスなどの金属
でできた円筒管をレーザーエッチングすることにより製
造される。
【0005】ステントを用いた手術の普及によって再狭
窄は飛躍的に防止することができるようになった。しか
しながら一方、金属製ステント本体は体内において異物
であることから、ステント本体挿入後数週間内に発症す
る血栓症がステント治療における最大の課題とされてい
る。つまり金属ステント自体が血栓性を有することから
血液に晒されるとアルブミンやフィブリノーゲンなどの
血漿蛋白と接触し血小板の粘着から凝集が起きる。また
金属製ステント本体を留置することにより血管内皮の増
殖を促しこれも再狭窄のひとつの原因になっているとい
う指摘もある。このため、金属製ステント本体の表面を
ヘパリンなどの抗凝固作用をもつ薬剤でコーティングし
たり、ポリマーによりコーティングしたり又はステント
自体をポリマーで作ること等が提案されている。
窄は飛躍的に防止することができるようになった。しか
しながら一方、金属製ステント本体は体内において異物
であることから、ステント本体挿入後数週間内に発症す
る血栓症がステント治療における最大の課題とされてい
る。つまり金属ステント自体が血栓性を有することから
血液に晒されるとアルブミンやフィブリノーゲンなどの
血漿蛋白と接触し血小板の粘着から凝集が起きる。また
金属製ステント本体を留置することにより血管内皮の増
殖を促しこれも再狭窄のひとつの原因になっているとい
う指摘もある。このため、金属製ステント本体の表面を
ヘパリンなどの抗凝固作用をもつ薬剤でコーティングし
たり、ポリマーによりコーティングしたり又はステント
自体をポリマーで作ること等が提案されている。
【0006】
【従来技術の問題点】特開平7−24072号公報は四
弗化エチレン樹脂多孔質体膜からなる被膜層がもうけら
れているステントが提案されている。特開平8−224
297号公報では高分子材料の平らなシートがコイル状
に巻かれているステントが提案されている。更には特開
平9−173467号公報では膨張ポリテトラフルオロ
エチレンで被膜したステントが示されている。しかしな
がら、これらの金属ステントの表面を抗血栓性の低いポ
リマー樹脂で覆うという概念は示されたもののいまだに
商品化されたものはなかった。その理由は、ステント本
体を完全に覆ってしまうと細胞の内皮化が阻害され逆に
単に多孔質樹脂を用いても細胞が入り込むことはできる
ものの内膜の肥厚(平滑筋細胞の過増殖)が進みすぎて
再狭窄が起きてしまったことにある。特開平6−868
27号公報は生体吸収性ポリマー繊維で作られることに
よって再狭窄の防止を目的としたステントが提案されて
いる。これらの先行技術では上述したステントの特徴で
ある、管状部材の半径方向に収縮した第1の状態でバル
ーンカテーテルに装着され管腔内を狭窄部位に運ばれ、
第2の伸長状態に拡張されたのちその部位に留置される
点が十分に考慮されていない。つまり特開平7−240
72号公報で示される四弗化エチレン樹脂多孔質体膜か
らなる被膜層では、伸縮性がないので第2の伸長状態に
拡張された場合に被膜層が破けてしまった。特開平8−
224297号公報で示されるコイル状に巻かれている
高分子材料のシートでは、第2の伸長状態に拡張された
場合には巻かれていたコイル状のシートがほどけてしま
うということがあった。
弗化エチレン樹脂多孔質体膜からなる被膜層がもうけら
れているステントが提案されている。特開平8−224
297号公報では高分子材料の平らなシートがコイル状
に巻かれているステントが提案されている。更には特開
平9−173467号公報では膨張ポリテトラフルオロ
エチレンで被膜したステントが示されている。しかしな
がら、これらの金属ステントの表面を抗血栓性の低いポ
リマー樹脂で覆うという概念は示されたもののいまだに
商品化されたものはなかった。その理由は、ステント本
体を完全に覆ってしまうと細胞の内皮化が阻害され逆に
単に多孔質樹脂を用いても細胞が入り込むことはできる
ものの内膜の肥厚(平滑筋細胞の過増殖)が進みすぎて
再狭窄が起きてしまったことにある。特開平6−868
27号公報は生体吸収性ポリマー繊維で作られることに
よって再狭窄の防止を目的としたステントが提案されて
いる。これらの先行技術では上述したステントの特徴で
ある、管状部材の半径方向に収縮した第1の状態でバル
ーンカテーテルに装着され管腔内を狭窄部位に運ばれ、
第2の伸長状態に拡張されたのちその部位に留置される
点が十分に考慮されていない。つまり特開平7−240
72号公報で示される四弗化エチレン樹脂多孔質体膜か
らなる被膜層では、伸縮性がないので第2の伸長状態に
拡張された場合に被膜層が破けてしまった。特開平8−
224297号公報で示されるコイル状に巻かれている
高分子材料のシートでは、第2の伸長状態に拡張された
場合には巻かれていたコイル状のシートがほどけてしま
うということがあった。
【0007】特開平8−196643号公報で示される
発明では筒状カバー部材が多孔性であることを提案され
ているものの、その多孔性のものを製造する方法として
はポリマー原料に所定の粒径の固形粒子を混合して成形
した後、粒子は溶解するがポリマーは溶解しない溶媒に
浸漬して固形粒子を除去する方法が適当であるとされて
いる。しかしそのような方法では、多孔性の密度や直径
の大きさ、さらに孔の位置などをコントロールできなか
った。またいずれの先行技術を見ても、ポリマー樹脂で
覆われた金属ステントの製造方法を開示したものは見ら
れなかった。
発明では筒状カバー部材が多孔性であることを提案され
ているものの、その多孔性のものを製造する方法として
はポリマー原料に所定の粒径の固形粒子を混合して成形
した後、粒子は溶解するがポリマーは溶解しない溶媒に
浸漬して固形粒子を除去する方法が適当であるとされて
いる。しかしそのような方法では、多孔性の密度や直径
の大きさ、さらに孔の位置などをコントロールできなか
った。またいずれの先行技術を見ても、ポリマー樹脂で
覆われた金属ステントの製造方法を開示したものは見ら
れなかった。
【0008】一方、薄膜のセグメント化ポリウレタンポ
リマーフィルムに略均一の間隔で微細孔が穿孔された人
工血管を作り、良好な結果が得られた事が報告されてい
る(Journal of Biomedical M
aterials Research,Vol.31,
27−33/Vol.31,235−242/Vol.
34,361−370).特に大きさの異なる微細孔が
穿孔された人工血管をもちいて内皮細胞の増殖をテスト
した結果によると、微細孔を通して人工血管の反対側ま
でも内皮細胞の増殖することが確認された。しかしあく
までこれらの人工血管はポリウレタンポリマーフィルム
で作られたチューブ状の管腔であって、金属製ステント
本体にカバーされて管腔内に挿入される本発明とは目
的、構成が異なる。
リマーフィルムに略均一の間隔で微細孔が穿孔された人
工血管を作り、良好な結果が得られた事が報告されてい
る(Journal of Biomedical M
aterials Research,Vol.31,
27−33/Vol.31,235−242/Vol.
34,361−370).特に大きさの異なる微細孔が
穿孔された人工血管をもちいて内皮細胞の増殖をテスト
した結果によると、微細孔を通して人工血管の反対側ま
でも内皮細胞の増殖することが確認された。しかしあく
までこれらの人工血管はポリウレタンポリマーフィルム
で作られたチューブ状の管腔であって、金属製ステント
本体にカバーされて管腔内に挿入される本発明とは目
的、構成が異なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な従来の問題点を解決したポリマーフィルムにより覆わ
れたステントを開発することにある。更に、そのような
ポリマーフィルムに薬剤を含浸させ管腔内で放出するこ
とにある。好ましくは、ポリマーフィルムの表面に薬剤
を含浸させた別のポリマー層を固定化し、管腔内で放出
することにある。更に、そのようなポリマーフィルムを
金属製ステントに量産的かつ経済的にコーティングする
製造方法を提供することにある。
な従来の問題点を解決したポリマーフィルムにより覆わ
れたステントを開発することにある。更に、そのような
ポリマーフィルムに薬剤を含浸させ管腔内で放出するこ
とにある。好ましくは、ポリマーフィルムの表面に薬剤
を含浸させた別のポリマー層を固定化し、管腔内で放出
することにある。更に、そのようなポリマーフィルムを
金属製ステントに量産的かつ経済的にコーティングする
製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】生体組織中、血管などの
内表面、つまり血液と接触する部分は内皮細胞と呼ばれ
る細胞層に覆われている。この内皮細胞はその表面が糖
で覆われることと、内皮細胞自体がプロスタグランジン
のような血小板の活性化を抑える物質を分泌するため
に、生体組織では血栓などが起きにくい。本発明の意図
するところは、金属製ステントをできるだけ生体組織に
近いものにするために、金属製ステント本体の表面を内
皮細胞で覆われ、正常血管壁組織の再構築が起こりやす
い構造にすることにある。そうすることによって、表面
を覆った内皮細胞の特性によって抗血栓性を得、金属製
ステント本体の弱点を克服した金属製ステントが提供さ
れる。
内表面、つまり血液と接触する部分は内皮細胞と呼ばれ
る細胞層に覆われている。この内皮細胞はその表面が糖
で覆われることと、内皮細胞自体がプロスタグランジン
のような血小板の活性化を抑える物質を分泌するため
に、生体組織では血栓などが起きにくい。本発明の意図
するところは、金属製ステントをできるだけ生体組織に
近いものにするために、金属製ステント本体の表面を内
皮細胞で覆われ、正常血管壁組織の再構築が起こりやす
い構造にすることにある。そうすることによって、表面
を覆った内皮細胞の特性によって抗血栓性を得、金属製
ステント本体の弱点を克服した金属製ステントが提供さ
れる。
【0011】本発明者はこれらの問題点を解決すべく研
究した結果、特定のポリマーにコントロールされた方法
により所定の穴をもうけ、そのポリマーフィルムを金属
製ステント本体にコーティングすることにより、適度な
細胞の内皮化を促進し血栓性を低下することができるこ
とを見出した。つまり、第1端部及び第2端部と該第1
端部と該第2端部との間に配置されている壁表面とを有
する管状部材を具備し、該管状部材はこの管状部材を管
腔を有する身体通路内への管腔内配置を可能にする第1
の直径と該管状部材の内側から半径外側に広げる力を加
えることによって決定される拡張した第2の直径とを有
するステント本体において、複数の微細孔が穿孔された
薄膜のセグメント化ポリウレタンポリマーフィルムで該
壁表面が被膜されたステントが提供される。
究した結果、特定のポリマーにコントロールされた方法
により所定の穴をもうけ、そのポリマーフィルムを金属
製ステント本体にコーティングすることにより、適度な
細胞の内皮化を促進し血栓性を低下することができるこ
とを見出した。つまり、第1端部及び第2端部と該第1
端部と該第2端部との間に配置されている壁表面とを有
する管状部材を具備し、該管状部材はこの管状部材を管
腔を有する身体通路内への管腔内配置を可能にする第1
の直径と該管状部材の内側から半径外側に広げる力を加
えることによって決定される拡張した第2の直径とを有
するステント本体において、複数の微細孔が穿孔された
薄膜のセグメント化ポリウレタンポリマーフィルムで該
壁表面が被膜されたステントが提供される。
【0012】本発明で使用されるステント本体は好まし
くは生体適合性のある金属が使用される。通常医療器具
に用いられる生体適合性のある金属とは、ステンレス、
チタン、タンタル、アルミニウム、タングステン、ニチ
ノールが例示される。その加工性からステンレスが好ま
しい。具体的には「パルマッツーシャッツ」の商標でジ
ョンソン・エンド・ジョンソン メディカル株式会社か
ら販売されているバルーン・エキスパンダブル・ステン
ト、ACS社の「MULTI−LINK」ステント、ク
ック社の「GR2」ステント、コーディス社の「コーデ
ィス」ステント、AVE社の「マイクロステントGF
X」ステントなどどのようなステントでもよい。
くは生体適合性のある金属が使用される。通常医療器具
に用いられる生体適合性のある金属とは、ステンレス、
チタン、タンタル、アルミニウム、タングステン、ニチ
ノールが例示される。その加工性からステンレスが好ま
しい。具体的には「パルマッツーシャッツ」の商標でジ
ョンソン・エンド・ジョンソン メディカル株式会社か
ら販売されているバルーン・エキスパンダブル・ステン
ト、ACS社の「MULTI−LINK」ステント、ク
ック社の「GR2」ステント、コーディス社の「コーデ
ィス」ステント、AVE社の「マイクロステントGF
X」ステントなどどのようなステントでもよい。
【0013】微細孔は、ランダムに配置されてもよい
が、好ましくは、略均一の間隔で微細孔が穿孔される。
略均一の間隔で微細孔が穿孔されるというのは、間隔が
同一であるという意味ではなく、微細孔の間隔が制御さ
れた方法でほぼ一定の間隔に配置されているという意味
である。従って、略均一の間隔には一見するとランダム
に配置されているように見える斜め状、円状、楕円状の
配置なども含まれる。微細孔というのは内皮細胞が出入
りできる大きさであればどのような大きさや形状でもよ
い。好ましくは、直径が5〜500μm、最も好ましく
は20〜100μmの円形である。楕円形、正方形、長
方形などの他の形状も含まれることは言うまでもない。
これらは拡張される前の状態でのことで、ステント本体
が拡張されて管腔内に留置される時点では円形は長楕円
形に変形し、直径もそれにしたがって変化する。
が、好ましくは、略均一の間隔で微細孔が穿孔される。
略均一の間隔で微細孔が穿孔されるというのは、間隔が
同一であるという意味ではなく、微細孔の間隔が制御さ
れた方法でほぼ一定の間隔に配置されているという意味
である。従って、略均一の間隔には一見するとランダム
に配置されているように見える斜め状、円状、楕円状の
配置なども含まれる。微細孔というのは内皮細胞が出入
りできる大きさであればどのような大きさや形状でもよ
い。好ましくは、直径が5〜500μm、最も好ましく
は20〜100μmの円形である。楕円形、正方形、長
方形などの他の形状も含まれることは言うまでもない。
これらは拡張される前の状態でのことで、ステント本体
が拡張されて管腔内に留置される時点では円形は長楕円
形に変形し、直径もそれにしたがって変化する。
【0014】微細孔を配置する際に重要なことは、皮膜
する柔軟性ポリマーフイルムに対する微細孔の密度であ
る。密度が高すぎるとポリマーフイルムの強度が低下す
ると共に、内皮細胞の増殖が進みすぎ、密度が低すぎる
と内皮細胞のステント内側への増殖を十分に生じない。
この密度をコントロールすることは、略均一の間隔で、
略均一の大きさを有する微細孔を配置することにより容
易に行われる。更に間隔と大きさのセッテイングを変え
ることで所望の間隔と大きさの微細孔が設定できること
から、あらかじめ設計することにより、希望の密度の微
細孔を配置することができる。
する柔軟性ポリマーフイルムに対する微細孔の密度であ
る。密度が高すぎるとポリマーフイルムの強度が低下す
ると共に、内皮細胞の増殖が進みすぎ、密度が低すぎる
と内皮細胞のステント内側への増殖を十分に生じない。
この密度をコントロールすることは、略均一の間隔で、
略均一の大きさを有する微細孔を配置することにより容
易に行われる。更に間隔と大きさのセッテイングを変え
ることで所望の間隔と大きさの微細孔が設定できること
から、あらかじめ設計することにより、希望の密度の微
細孔を配置することができる。
【0015】微細孔は、例えば、50〜500μm、好
ましくは、100〜300μmの間隔で複数の直線上に
配置される。これらの複数の直線は、ステントの軸線方
向に所定の一定の角度間隔で配置された例えば10〜5
0本の直線からなる。
ましくは、100〜300μmの間隔で複数の直線上に
配置される。これらの複数の直線は、ステントの軸線方
向に所定の一定の角度間隔で配置された例えば10〜5
0本の直線からなる。
【0016】ステントの柔軟性ポリマーフィルムとして
用いる材料としては特に限定するものではないが、柔軟
性の高い高分子エラストマーが好適であり、例えばポリ
スチレン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、シリコーン系、ウレタン系、フッソ樹脂系、
天然ゴム系などの各種エラストマー及びそれらの共重合
体またはそれらのポリマーアロイを用いる事ができる。
それらの中でも特に、柔軟性が高くて強度も強い、セグ
メント化ポリウレタンが最適である。
用いる材料としては特に限定するものではないが、柔軟
性の高い高分子エラストマーが好適であり、例えばポリ
スチレン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、シリコーン系、ウレタン系、フッソ樹脂系、
天然ゴム系などの各種エラストマー及びそれらの共重合
体またはそれらのポリマーアロイを用いる事ができる。
それらの中でも特に、柔軟性が高くて強度も強い、セグ
メント化ポリウレタンが最適である。
【0017】本発明で用いられるセグメント化ポリウレ
タンポリマーフィルムとは、ソフトセグメントとして柔
軟なポリエーテル部分と、ハードセグメントとして芳香
環とウレア結合とが豊富な部分とを有し、このソフトセ
グメントとハードセグメントが相分離して微細構造を作
っているものであるのが好ましい。このようなセグメン
ト化ポリウレタンポリマーフィルムは十分な機械物性を
持っていると共に、抗血栓性にも優れている。つまり生
体適合性があり、しかもステントが第1の直径から第2
の直径に拡張した際にも破断することなく十分伸長でき
る。
タンポリマーフィルムとは、ソフトセグメントとして柔
軟なポリエーテル部分と、ハードセグメントとして芳香
環とウレア結合とが豊富な部分とを有し、このソフトセ
グメントとハードセグメントが相分離して微細構造を作
っているものであるのが好ましい。このようなセグメン
ト化ポリウレタンポリマーフィルムは十分な機械物性を
持っていると共に、抗血栓性にも優れている。つまり生
体適合性があり、しかもステントが第1の直径から第2
の直径に拡張した際にも破断することなく十分伸長でき
る。
【0018】また本発明はエキシマレーザー、炭酸ガス
レーザー又は各種半導体レーザーをコンピューターでコ
ントロール・制御することにより略均一の間隔で微細孔
を穿孔する技術を提供する。本発明で用いるセグメント
化ポリウレタンポリマーフィルムは10〜100μmの
厚さを有するものを用いることを提供する。好適には2
0〜50μm の厚さを有することが好ましい。
レーザー又は各種半導体レーザーをコンピューターでコ
ントロール・制御することにより略均一の間隔で微細孔
を穿孔する技術を提供する。本発明で用いるセグメント
化ポリウレタンポリマーフィルムは10〜100μmの
厚さを有するものを用いることを提供する。好適には2
0〜50μm の厚さを有することが好ましい。
【0019】本発明で使われるステント本体は体内のあ
らゆる管腔内に運ばれ、留置されるためにそのステント
自体の大きさは長さが40mmの長いものから、脳血管
に送り込まれるような2〜3mm程度の極めて小さいも
のまで考えられる。その小さいものは直径も0.5〜1
mm程度と極めて細いものである。従って、本発明で用
いるセグメント化ポリウレタンポリマーフィルムは厚さ
が極めて薄いが強度は十分にあるという特性が要求され
る。また、このポリマーによってコーティングされたス
テントは脳血管のような細い管腔内を運ばれるのである
から、血管などの内組織を傷つけないように外表面は突
起がないなめらかな構造になっていることが必要であ
る。
らゆる管腔内に運ばれ、留置されるためにそのステント
自体の大きさは長さが40mmの長いものから、脳血管
に送り込まれるような2〜3mm程度の極めて小さいも
のまで考えられる。その小さいものは直径も0.5〜1
mm程度と極めて細いものである。従って、本発明で用
いるセグメント化ポリウレタンポリマーフィルムは厚さ
が極めて薄いが強度は十分にあるという特性が要求され
る。また、このポリマーによってコーティングされたス
テントは脳血管のような細い管腔内を運ばれるのである
から、血管などの内組織を傷つけないように外表面は突
起がないなめらかな構造になっていることが必要であ
る。
【0020】更に本発明は、前記微細孔が穿孔されたセ
グメント化ポリウレタンポリマーフィルムを生体内分解
性ポリマーによってコーティングすることを含む。更に
本発明は、前記微細孔が穿孔されたセグメント化ポリウ
レタンポリマーフィルムをコーティングした生体内分解
性ポリマーに抗血小板剤、抗血栓剤、増殖阻止剤などの
治療薬を再狭窄や血栓症を防止するために含浸させるこ
とができる。具体的には、ヘパリン、低分子量ヘパリ
ン、ヒルジン、アルガトロバン、フォルマコリン、バピ
プロスト、プロスタモリン、プロスタキリン同族体、デ
キストラン、ローフェプローアルグクロロメチルケト
ン、デイピリダモール、グリコプロテインの血小板膜レ
セプタ抗体、組換え型ヒルジン、トロンビン抑制剤、脈
管ペプチン、脈管テンシン転換酵素抑制剤、ステロイ
ド、繊維芽細胞成長因子アンタゴニスト、フィッシュオ
イル、オメガ3ー脂肪酸、ヒスタミン、アンタゴニス
ト、HMG−CoAリダクテース抑制剤、セラミン、セ
ロトニン阻止抗体、チオプロテイース抑制剤、トリマゾ
ールピリデイミン、インターフェロン、等の薬物が挙げ
られるが、これらに限定されるべきではない。
グメント化ポリウレタンポリマーフィルムを生体内分解
性ポリマーによってコーティングすることを含む。更に
本発明は、前記微細孔が穿孔されたセグメント化ポリウ
レタンポリマーフィルムをコーティングした生体内分解
性ポリマーに抗血小板剤、抗血栓剤、増殖阻止剤などの
治療薬を再狭窄や血栓症を防止するために含浸させるこ
とができる。具体的には、ヘパリン、低分子量ヘパリ
ン、ヒルジン、アルガトロバン、フォルマコリン、バピ
プロスト、プロスタモリン、プロスタキリン同族体、デ
キストラン、ローフェプローアルグクロロメチルケト
ン、デイピリダモール、グリコプロテインの血小板膜レ
セプタ抗体、組換え型ヒルジン、トロンビン抑制剤、脈
管ペプチン、脈管テンシン転換酵素抑制剤、ステロイ
ド、繊維芽細胞成長因子アンタゴニスト、フィッシュオ
イル、オメガ3ー脂肪酸、ヒスタミン、アンタゴニス
ト、HMG−CoAリダクテース抑制剤、セラミン、セ
ロトニン阻止抗体、チオプロテイース抑制剤、トリマゾ
ールピリデイミン、インターフェロン、等の薬物が挙げ
られるが、これらに限定されるべきではない。
【0021】更に本発明は、前記微細孔が穿孔されたセ
グメント化ポリウレタンポリマーフィルムは、人体内の
細かな血管内での移動をスムースにするために、外表面
を潤滑性ポリマーによってコーティングされてもよい。
そのような潤滑性ポリマーとして、ポリエチレングリコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドンなど
があげられる。
グメント化ポリウレタンポリマーフィルムは、人体内の
細かな血管内での移動をスムースにするために、外表面
を潤滑性ポリマーによってコーティングされてもよい。
そのような潤滑性ポリマーとして、ポリエチレングリコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドンなど
があげられる。
【0022】一方、本発明はポリマーフィルムによりカ
バーされたステントを商業的に製造する方法を提供す
る。つまり、カバーストリップ用マンドリルをポリマー
溶液に含浸した後乾燥し、該マンドリルを抜き去りこと
により薄膜のカバーストリップを作成し、該カバースト
リップ内に気体を送り該カバーストリップが十分に開い
た状態でステントを装着したステント用マンドリルを該
カバーストリップ内に挿入し、気体の送風を止めること
により該カバーストリップが収縮してステントの外周部
に密着され、ステント部分の該カバーストリップを切り
取りポリマーフィルムのカバーストリップにより被膜さ
れたステントを製造し、その後ステント用マンドリルか
らステントを取り外す、一連の過程によりポリマーフィ
ルムによりカバーされたステントを製造する方法を示
す。
バーされたステントを商業的に製造する方法を提供す
る。つまり、カバーストリップ用マンドリルをポリマー
溶液に含浸した後乾燥し、該マンドリルを抜き去りこと
により薄膜のカバーストリップを作成し、該カバースト
リップ内に気体を送り該カバーストリップが十分に開い
た状態でステントを装着したステント用マンドリルを該
カバーストリップ内に挿入し、気体の送風を止めること
により該カバーストリップが収縮してステントの外周部
に密着され、ステント部分の該カバーストリップを切り
取りポリマーフィルムのカバーストリップにより被膜さ
れたステントを製造し、その後ステント用マンドリルか
らステントを取り外す、一連の過程によりポリマーフィ
ルムによりカバーされたステントを製造する方法を示
す。
【0023】更に本発明は、前記カバーストリップを作
成した後に、レーザーで略均一の間隔に微細孔を穿孔す
る過程を更に設けた製造方法を提供する。本発明は、カ
バーストリップ用マンドリルの表面にあらかじめ微細な
突起をもうけることにより、マンドリルを抜き去りこと
により薄膜のカバーストリップを作成すると同時に、微
細孔が穿孔される過程を更に設けた製造方法を提供す
る。本発明は、前記ポリマー溶液がジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等の有機溶剤からなるセグメント化ポリウ
レタンポリマー溶液を用いる製造方法を含む。更に本発
明は、前記カバーストリップの直径をそれにより被膜さ
れるステントの直径よりわずかに小さいものとすること
による製造方法を含む。更に本発明は、前記カバースト
リップの収縮が更に熱融着の過程によりステント本体の
外周部に密着させる製造方法をも含む。
成した後に、レーザーで略均一の間隔に微細孔を穿孔す
る過程を更に設けた製造方法を提供する。本発明は、カ
バーストリップ用マンドリルの表面にあらかじめ微細な
突起をもうけることにより、マンドリルを抜き去りこと
により薄膜のカバーストリップを作成すると同時に、微
細孔が穿孔される過程を更に設けた製造方法を提供す
る。本発明は、前記ポリマー溶液がジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等の有機溶剤からなるセグメント化ポリウ
レタンポリマー溶液を用いる製造方法を含む。更に本発
明は、前記カバーストリップの直径をそれにより被膜さ
れるステントの直径よりわずかに小さいものとすること
による製造方法を含む。更に本発明は、前記カバースト
リップの収縮が更に熱融着の過程によりステント本体の
外周部に密着させる製造方法をも含む。
【0024】
【実施例】図1は、本発明に用いられる金属製ステント
本体の例、特にその拡張する前の第1の直径の状態の金
属製ステント本体10を示す。この金属製ステント本体
10は、例えば、直径は4mm、長さ2cm、厚さ0.
2mmである。このステント本体としては、「パルマッ
ツーシャッツ」の商標でジョンソン・エンド・ジョンソ
ン メディカル株式会社から販売されているバルーン・
エキスパンダブル・ステントも用いることができる。
本体の例、特にその拡張する前の第1の直径の状態の金
属製ステント本体10を示す。この金属製ステント本体
10は、例えば、直径は4mm、長さ2cm、厚さ0.
2mmである。このステント本体としては、「パルマッ
ツーシャッツ」の商標でジョンソン・エンド・ジョンソ
ン メディカル株式会社から販売されているバルーン・
エキスパンダブル・ステントも用いることができる。
【0025】図2は、拡張した後の第2の直径の状態の
金属製ステント本体10’の側面図である。この金属製
ステント本体10’は、例えば、この直径は8mm、長
さ2cm、厚さ0.2mmである。これから理解される
ように、この金属製ステント本体は該管状部材の内側か
ら半径外側に広げる力を加えることによって第1の直径
から第2の直径に直径が変化する。本実施例では4mm
から8mmに200%拡張した。
金属製ステント本体10’の側面図である。この金属製
ステント本体10’は、例えば、この直径は8mm、長
さ2cm、厚さ0.2mmである。これから理解される
ように、この金属製ステント本体は該管状部材の内側か
ら半径外側に広げる力を加えることによって第1の直径
から第2の直径に直径が変化する。本実施例では4mm
から8mmに200%拡張した。
【0026】下記のとおりに、図1の金属ステント本体
を構成する壁表面の外周全体に薄膜のセグメント化ポリ
ウレタンポリマーフィルムで該壁表面が被膜される。金
属製ステント本体は多数の空隙部分が設けられており、
ポリマーフィルムは金属製ステント本体とその空隙部分
とを被膜する。
を構成する壁表面の外周全体に薄膜のセグメント化ポリ
ウレタンポリマーフィルムで該壁表面が被膜される。金
属製ステント本体は多数の空隙部分が設けられており、
ポリマーフィルムは金属製ステント本体とその空隙部分
とを被膜する。
【0027】薄膜のセグメント化ポリウレタンポリマー
フィルムはテトラハイドロフランとジオキサンの混合溶
液にCapdiomat(商標)SPU:セグメント化
ポリウレタン(Kontoron Cardiovas
cularInc.製)の10重量%溶液にガラスのマ
ンドリルを含浸させた後空冷して、厚み100μmの円
筒状SPUフィルムを調製した。
フィルムはテトラハイドロフランとジオキサンの混合溶
液にCapdiomat(商標)SPU:セグメント化
ポリウレタン(Kontoron Cardiovas
cularInc.製)の10重量%溶液にガラスのマ
ンドリルを含浸させた後空冷して、厚み100μmの円
筒状SPUフィルムを調製した。
【0028】このSPUフィルムにエキシマレーザーに
より例えば直径100μmの穴を200μmの間隔で略
均一に穿けた。長軸方向に一列穴を穿けた後、SPUフ
ィルムを円周上に例えば15°ずつ回転させ全周上で2
4列の穴を穿けた。
より例えば直径100μmの穴を200μmの間隔で略
均一に穿けた。長軸方向に一列穴を穿けた後、SPUフ
ィルムを円周上に例えば15°ずつ回転させ全周上で2
4列の穴を穿けた。
【0029】この穴穿は、浜松フォトニクス社製モデル
L4500のレーザー装置と用いて行った。このレーザ
ーは、図3に示したとおりに、エキシマレーザー発生器
12と、TVモニタ14と、コンピユータ16と、マイ
クロプロセッシング・ユニット18とを具備し、レーザ
ー出力は例えば248nmである。このレーザー装置に
よって、円筒状SPUフィルムの載ったマンドリルをX
−Y−Z軸に自動的にコンピューターでコントロールす
ることにより正確に又効率的に略均一の間隔で微細孔が
穿孔された。直径の大きさは出力と所望のフォトマスク
を使うことにより5〜100μmの範囲で作成できる。
長軸方向の穴と穴の距離や円周上の穴と穴の距離もコン
ピュータープログラムの変更により容易に行なうことが
できる。このようにして作成した円筒状SPUフィルム
を、金属製ステント本体を構成する壁表面の外周全体に
被膜して、図4に示したとおりのステント20を作成し
た。なお、図4〜6は簡略図であり、微細孔の配置は簡
略に示されており、この実施例における微細孔の実際の
配置は、上記のおりに、例えば直径100μmの穴が2
00μmの間隔で略均一に、全周上に24列の配置であ
る。このステント20は、拡大断面図である図4の
(b)から明らかなとおり、穿孔された微細孔はSPU
フィルム19を貫通している。この微細孔を通して内皮
細胞は金属製ステント本体の内側に入り込むと同時に金
属製ステント本体の表面を包み込み、従って異物である
金属部分が血液等の人体組織に直接接触することはなく
なる。この金属製ステント本体は前述したとおり治療部
位で拡張した第2の状態に変化されるが図5に示される
ように拡張した状態では微細孔の形状は変化するもの
の、本円筒状SPUフィルムは十分に伸縮性があるため
に破断することはなかった。この円筒状SPUフィルム
はそのまま金属製ステント本体を被膜しても血栓を予防
し内皮細胞の異常な繁殖を防止できるが、さらに図6に
示すとおりに、生体吸収性ポリマーでコーティングされ
ることが望ましい。例えば光反応性のあるゼラチンをコ
ートし、UV光で重合させた後未重合のものを洗い流す
ことでコーティングできる。この厚さは5μm程度が好
ましい。この生体吸収性ポリマーには各種治療薬を含有
させることができる。そのような治療薬としては、ヘパ
リンのような抗血栓剤が好適である。図6の(b)の拡
大断面図から分かるように、この生体吸収性ポリマーの
コーティング層21によってSPUフィルム19の微細
孔は一時的に封止される。
L4500のレーザー装置と用いて行った。このレーザ
ーは、図3に示したとおりに、エキシマレーザー発生器
12と、TVモニタ14と、コンピユータ16と、マイ
クロプロセッシング・ユニット18とを具備し、レーザ
ー出力は例えば248nmである。このレーザー装置に
よって、円筒状SPUフィルムの載ったマンドリルをX
−Y−Z軸に自動的にコンピューターでコントロールす
ることにより正確に又効率的に略均一の間隔で微細孔が
穿孔された。直径の大きさは出力と所望のフォトマスク
を使うことにより5〜100μmの範囲で作成できる。
長軸方向の穴と穴の距離や円周上の穴と穴の距離もコン
ピュータープログラムの変更により容易に行なうことが
できる。このようにして作成した円筒状SPUフィルム
を、金属製ステント本体を構成する壁表面の外周全体に
被膜して、図4に示したとおりのステント20を作成し
た。なお、図4〜6は簡略図であり、微細孔の配置は簡
略に示されており、この実施例における微細孔の実際の
配置は、上記のおりに、例えば直径100μmの穴が2
00μmの間隔で略均一に、全周上に24列の配置であ
る。このステント20は、拡大断面図である図4の
(b)から明らかなとおり、穿孔された微細孔はSPU
フィルム19を貫通している。この微細孔を通して内皮
細胞は金属製ステント本体の内側に入り込むと同時に金
属製ステント本体の表面を包み込み、従って異物である
金属部分が血液等の人体組織に直接接触することはなく
なる。この金属製ステント本体は前述したとおり治療部
位で拡張した第2の状態に変化されるが図5に示される
ように拡張した状態では微細孔の形状は変化するもの
の、本円筒状SPUフィルムは十分に伸縮性があるため
に破断することはなかった。この円筒状SPUフィルム
はそのまま金属製ステント本体を被膜しても血栓を予防
し内皮細胞の異常な繁殖を防止できるが、さらに図6に
示すとおりに、生体吸収性ポリマーでコーティングされ
ることが望ましい。例えば光反応性のあるゼラチンをコ
ートし、UV光で重合させた後未重合のものを洗い流す
ことでコーティングできる。この厚さは5μm程度が好
ましい。この生体吸収性ポリマーには各種治療薬を含有
させることができる。そのような治療薬としては、ヘパ
リンのような抗血栓剤が好適である。図6の(b)の拡
大断面図から分かるように、この生体吸収性ポリマーの
コーティング層21によってSPUフィルム19の微細
孔は一時的に封止される。
【0030】次に、図7を参照して、ポリマーフィルム
でカバーされたステントを製造する製造方法を説明す
る。
でカバーされたステントを製造する製造方法を説明す
る。
【0031】この製造方法は、カバーストリップ用マン
ドリルのポリマー溶液への含浸(図7(a))、乾燥及
び穿孔(図7(b))、マンドリルを抜き去ることによ
る薄膜のカバーストリップの作成(図7(c))、ステ
ント本体の支持(図7(d))、カバーストリップ内に
気体を送り該カバーストリップが十分に開いた状態で
の、ステントを装着したステント用マンドリルの該カバ
ーストリップ内への挿入(図7(e))、気体の送風を
止め、該カバーストリップを収縮させることによるカバ
ーストリップのステントの外周部への密着及びステント
部分の該カバーストリップの切り取り(図7(f))、
ポリマーフィルムのカバーストリップにより被膜された
ステントの完成及びステント用マンドリルからステント
の取り外し(図7(g))を含む一連の過程を有する。
ドリルのポリマー溶液への含浸(図7(a))、乾燥及
び穿孔(図7(b))、マンドリルを抜き去ることによ
る薄膜のカバーストリップの作成(図7(c))、ステ
ント本体の支持(図7(d))、カバーストリップ内に
気体を送り該カバーストリップが十分に開いた状態で
の、ステントを装着したステント用マンドリルの該カバ
ーストリップ内への挿入(図7(e))、気体の送風を
止め、該カバーストリップを収縮させることによるカバ
ーストリップのステントの外周部への密着及びステント
部分の該カバーストリップの切り取り(図7(f))、
ポリマーフィルムのカバーストリップにより被膜された
ステントの完成及びステント用マンドリルからステント
の取り外し(図7(g))を含む一連の過程を有する。
【0032】図7(a)に示したカバーストリップ用マ
ンドリル22はこの回りに薄膜のカバーストリップ24
(図7(b))を作るためにもちられるもので、あらか
じめ所望の太さを有し好適にはステンレスでできた円柱
である。この太さは被膜されるステント本体と略同一の
直径かそれよりわずかに小さい直径を有する。カバース
トリップ用マンドリル22は、図7(a)に示されるよ
うに、先端側の実際にステント被膜に用いられる部分に
連続して先端部より太い直径を有するように設計した方
が、カバーストリップを保持する場合、また気体(例え
ばエアー)を注入する場合には好都合である。
ンドリル22はこの回りに薄膜のカバーストリップ24
(図7(b))を作るためにもちられるもので、あらか
じめ所望の太さを有し好適にはステンレスでできた円柱
である。この太さは被膜されるステント本体と略同一の
直径かそれよりわずかに小さい直径を有する。カバース
トリップ用マンドリル22は、図7(a)に示されるよ
うに、先端側の実際にステント被膜に用いられる部分に
連続して先端部より太い直径を有するように設計した方
が、カバーストリップを保持する場合、また気体(例え
ばエアー)を注入する場合には好都合である。
【0033】このカバーストリップ用マンドリル22を
ポリマー溶液26に含浸し、マンドリルの周囲全体にポ
リマーをコートした後マンドリルを引き上げる。
ポリマー溶液26に含浸し、マンドリルの周囲全体にポ
リマーをコートした後マンドリルを引き上げる。
【0034】本製造方法で使用されるポリマーの種類は
とくに限定されずに各種エラストマー系ポリマーを用い
ることができる。具体的には、ポリウレタンエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレンエラス
トマー、ポリエチレンテレフタレートエラストマーがあ
げられる。中でも、セグメント化ポリウレタンポリマー
が適度な伸縮性と強度を有するので最も好ましい。
とくに限定されずに各種エラストマー系ポリマーを用い
ることができる。具体的には、ポリウレタンエラストマ
ー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマ
ー、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレンエラス
トマー、ポリエチレンテレフタレートエラストマーがあ
げられる。中でも、セグメント化ポリウレタンポリマー
が適度な伸縮性と強度を有するので最も好ましい。
【0035】図7(b)に示したとおりに、コートされ
たポリマーは自然乾燥される。ポリマーの種類によって
は冷風乾燥させることもできる。
たポリマーは自然乾燥される。ポリマーの種類によって
は冷風乾燥させることもできる。
【0036】乾燥が終わった時点で、カバーストリップ
用マンドリルでコートされたポリマーを保持したままレ
ーザーで略均一の間隔に微細孔を穿孔する。レーザーと
しては、炭酸ガスレーザーまたはエキシマレーザーであ
ればいずれも使用できるが、好ましくは、エキシマレー
ザーが平均出力が大きいので適切である。該レーザーは
プローブ部分をカバーストリップ用マンドリルの周囲に
移動させても、または複数のレーザーから同時にレーザ
ーを発振させて微細孔を穿孔することもできる。いずれ
にしても、該レーザーの動きは予め設定したソフトプロ
グラムで制御され、所望の間隔で所望の大きさの穴を穿
孔することができる。
用マンドリルでコートされたポリマーを保持したままレ
ーザーで略均一の間隔に微細孔を穿孔する。レーザーと
しては、炭酸ガスレーザーまたはエキシマレーザーであ
ればいずれも使用できるが、好ましくは、エキシマレー
ザーが平均出力が大きいので適切である。該レーザーは
プローブ部分をカバーストリップ用マンドリルの周囲に
移動させても、または複数のレーザーから同時にレーザ
ーを発振させて微細孔を穿孔することもできる。いずれ
にしても、該レーザーの動きは予め設定したソフトプロ
グラムで制御され、所望の間隔で所望の大きさの穴を穿
孔することができる。
【0037】図7(c)に示したとおりに、カバースト
リップは、支持体28を保持したままカバーストリップ
用マンドリルを抜き去ることで出来上がる。
リップは、支持体28を保持したままカバーストリップ
用マンドリルを抜き去ることで出来上がる。
【0038】次に、図7(d)に示したとおりに、ステ
ント本体10を装着した状態のステント用マンドリル3
0を、カバーストリップ24内に挿入する。ステント本
体10を装着した状態のステント用マンドリル30は特
別に用意されるまでもない。というのは、通常ステント
本体10を製造する場合には、ステンレスなどの金属の
円柱をステント用マンドリル30に支持し、その金属円
柱をレーザーエッチングの手法により不要な部分を切り
出すことによって製造されるので、ステント本体製造工
程からそのまま続いて本工程に入ることができる。その
ような製造方法については、特公平4−6377号公
報、特開平6−181993号公報に詳述されている。
ント本体10を装着した状態のステント用マンドリル3
0を、カバーストリップ24内に挿入する。ステント本
体10を装着した状態のステント用マンドリル30は特
別に用意されるまでもない。というのは、通常ステント
本体10を製造する場合には、ステンレスなどの金属の
円柱をステント用マンドリル30に支持し、その金属円
柱をレーザーエッチングの手法により不要な部分を切り
出すことによって製造されるので、ステント本体製造工
程からそのまま続いて本工程に入ることができる。その
ような製造方法については、特公平4−6377号公
報、特開平6−181993号公報に詳述されている。
【0039】図7(e)に示したとおりに、ステント用
マンドリル30及びステント本体10を該カバーストリ
ップ24内に挿入しするには、カバーストリップ24内
に矢印で示したとおりに気体を送りこむことによって、
該カバーストリップ24が十分に開いた状態にすると挿
入しやすい。微細孔を穿孔されたカバーストリップ24
の場合には送風された気体が該微細孔から抜け出るの
で、常にカバーストリップが十分に開いた状態になる
し、同時に微細孔も十分に開かれるのでので好ましい。
マンドリル30及びステント本体10を該カバーストリ
ップ24内に挿入しするには、カバーストリップ24内
に矢印で示したとおりに気体を送りこむことによって、
該カバーストリップ24が十分に開いた状態にすると挿
入しやすい。微細孔を穿孔されたカバーストリップ24
の場合には送風された気体が該微細孔から抜け出るの
で、常にカバーストリップが十分に開いた状態になる
し、同時に微細孔も十分に開かれるのでので好ましい。
【0040】カバーストリップ24の直径は好ましくは
それにより被膜されるステント本体10の直径よりわず
かに小さいように設定されているので、自明なようにカ
バーストリップ24内に気体を送りこむことを止めるこ
とによって、カバーストリップ24が収縮してステント
本体10の外周部に密着される。この際さらに加熱した
気体を送ることによって、熱融着によってステント本体
10の外周部への密着を確実にしてもよい。
それにより被膜されるステント本体10の直径よりわず
かに小さいように設定されているので、自明なようにカ
バーストリップ24内に気体を送りこむことを止めるこ
とによって、カバーストリップ24が収縮してステント
本体10の外周部に密着される。この際さらに加熱した
気体を送ることによって、熱融着によってステント本体
10の外周部への密着を確実にしてもよい。
【0041】次に、図7(f)に示したとおりに、ステ
ント部分の該カバーストリップを切り取り不要なポリマ
ーフィルムを取り去ると、カバーストリップにより被膜
されたステント20ができる。
ント部分の該カバーストリップを切り取り不要なポリマ
ーフィルムを取り去ると、カバーストリップにより被膜
されたステント20ができる。
【0042】その後、図7(g)に示したとおりに、ス
テント用マンドリルを抜きとるとポリマーフィルムによ
りカバーされたステント20が製造される。
テント用マンドリルを抜きとるとポリマーフィルムによ
りカバーされたステント20が製造される。
【0043】これらの一連の工程はコンピューターによ
って制御することによって、完全に自動化することがで
きることは、当業者であれば容易に理解されるべきであ
る。上記のとおりの製造工程には、更に必要により工程
を付加することもできる。例えば、カバーストリップ用
マンドリルをポリマー溶液に含浸した後に、生体吸収性
ポリマー溶液に含浸することにより、更に生体吸収性ポ
リマー層のコーティングを施すことができる。ポリマー
溶液に含浸した後に紫外線などによって重合を促進し、
コーティングすることもできる。また例えば、上記生体
吸収性ポリマー溶液中に治療薬を配合すると、該ポリマ
ーの分解とともに治療薬が体内に放出される。この生体
吸収性ポリマーの種類、分子量、コーティングの厚さな
どを計算することによって、治療薬が体内に放出される
時期や期間を設計できることは言うまでもない。
って制御することによって、完全に自動化することがで
きることは、当業者であれば容易に理解されるべきであ
る。上記のとおりの製造工程には、更に必要により工程
を付加することもできる。例えば、カバーストリップ用
マンドリルをポリマー溶液に含浸した後に、生体吸収性
ポリマー溶液に含浸することにより、更に生体吸収性ポ
リマー層のコーティングを施すことができる。ポリマー
溶液に含浸した後に紫外線などによって重合を促進し、
コーティングすることもできる。また例えば、上記生体
吸収性ポリマー溶液中に治療薬を配合すると、該ポリマ
ーの分解とともに治療薬が体内に放出される。この生体
吸収性ポリマーの種類、分子量、コーティングの厚さな
どを計算することによって、治療薬が体内に放出される
時期や期間を設計できることは言うまでもない。
【0044】このような生体吸収性ポリマーとしては、
ゼラチン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、カプロラクト
ン、乳酸ーグリコール酸共重合体、ポリギオキサノン、
キチンなどがある。また配合される治療薬としては、ヘ
パリン、低分子量ヘパリン、ヒルジン、アルガトロバ
ン、フォルマコリン、バピプロスト、プロスタモリン、
プロスタキリン同族体、デキストラン、ローフェプロー
アルグクロロメチルケトン、デイピリダモール、グリコ
プロテインの血小板膜レセプタ抗体、組換え型ヒルジ
ン、トロンビン抑制剤、脈管ペプチン、脈管テンシン転
換酵素抑制剤、ステロイド、繊維芽細胞成長因子アンタ
ゴニスト、フィッシュオイル、オメガ3ー脂肪酸、ヒス
タミン、アンタゴニスト、HMG−CoAリダクテース
抑制剤、セラミン、セロトニン阻止抗体、チオプロテイ
ース抑制剤、トリマゾールピリデイミン、インターフェ
ロン、等の薬物が挙げられるが、これらに限定されるべ
きではない。
ゼラチン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、カプロラクト
ン、乳酸ーグリコール酸共重合体、ポリギオキサノン、
キチンなどがある。また配合される治療薬としては、ヘ
パリン、低分子量ヘパリン、ヒルジン、アルガトロバ
ン、フォルマコリン、バピプロスト、プロスタモリン、
プロスタキリン同族体、デキストラン、ローフェプロー
アルグクロロメチルケトン、デイピリダモール、グリコ
プロテインの血小板膜レセプタ抗体、組換え型ヒルジ
ン、トロンビン抑制剤、脈管ペプチン、脈管テンシン転
換酵素抑制剤、ステロイド、繊維芽細胞成長因子アンタ
ゴニスト、フィッシュオイル、オメガ3ー脂肪酸、ヒス
タミン、アンタゴニスト、HMG−CoAリダクテース
抑制剤、セラミン、セロトニン阻止抗体、チオプロテイ
ース抑制剤、トリマゾールピリデイミン、インターフェ
ロン、等の薬物が挙げられるが、これらに限定されるべ
きではない。
【0045】
【発明の効果】本発明のポリマーフィルムカバーを設け
た金属製ステントは、金属による抗血栓作用のような人
体組織に与える悪影響を防ぐことができる。またポリマ
ーフィルムカバーに略均一の間隔で微細孔を設けたの
で、内皮細胞が金属製ステント本体の内側に入り込み金
属製ステント本体の内表面を覆うので、内皮細胞の増殖
によって血管が狭窄されることもなく、金属製ステント
本体の内表面も生体組織の一部となるので金属製ステン
ト本体に生体適合性を与えることができる。略均一の間
隔で微細孔を設けることによって、内皮細胞は金属製ス
テント本体の内側に均一に入り込むことができ、金属製
ステント本体の内表面を均一に覆うことができる。金属
製ステント本体を挿入する人体部位や組織によって、こ
の間隔と微細孔の大きさを選択することができ、内皮細
胞の活動の盛んな部位では間隔を狭くし微細孔を大きく
したポリマーフィルムカバーを選択し用いることができ
る。
た金属製ステントは、金属による抗血栓作用のような人
体組織に与える悪影響を防ぐことができる。またポリマ
ーフィルムカバーに略均一の間隔で微細孔を設けたの
で、内皮細胞が金属製ステント本体の内側に入り込み金
属製ステント本体の内表面を覆うので、内皮細胞の増殖
によって血管が狭窄されることもなく、金属製ステント
本体の内表面も生体組織の一部となるので金属製ステン
ト本体に生体適合性を与えることができる。略均一の間
隔で微細孔を設けることによって、内皮細胞は金属製ス
テント本体の内側に均一に入り込むことができ、金属製
ステント本体の内表面を均一に覆うことができる。金属
製ステント本体を挿入する人体部位や組織によって、こ
の間隔と微細孔の大きさを選択することができ、内皮細
胞の活動の盛んな部位では間隔を狭くし微細孔を大きく
したポリマーフィルムカバーを選択し用いることができ
る。
【0046】本発明の製造方法に従うと、金属製ステン
ト本体にポリマーフィルムカバーを迅速に、効率よく被
膜することができる。本発明の教示によってポリマーフ
ィルムカバーの製造から、微細孔の穿孔、カバーの被膜
までの一連の作業を機械化し、大量に処理することがで
きる。本発明で開示された製造方法によって、品質の均
一なポリマーフィルムカバーを金属製ステント本体に設
けることが可能となった。更に本発明の製造方法は、通
常の金属製ステント本体の製造工程に続けて金属製ステ
ント本体の製造からポリマーフィルムカバーによる被膜
までの連続的な製造を可能とした。
ト本体にポリマーフィルムカバーを迅速に、効率よく被
膜することができる。本発明の教示によってポリマーフ
ィルムカバーの製造から、微細孔の穿孔、カバーの被膜
までの一連の作業を機械化し、大量に処理することがで
きる。本発明で開示された製造方法によって、品質の均
一なポリマーフィルムカバーを金属製ステント本体に設
けることが可能となった。更に本発明の製造方法は、通
常の金属製ステント本体の製造工程に続けて金属製ステ
ント本体の製造からポリマーフィルムカバーによる被膜
までの連続的な製造を可能とした。
【図1】管腔内に送り込むための折り畳まれた状態の金
属製ステント本体の側面図。
属製ステント本体の側面図。
【図2】拡張された状態の金属製ステント本体の側面
図。
図。
【図3】微細孔が穿孔する半導体レーザーシステムの簡
略図。
略図。
【図4】(a)は、微細孔が穿孔されたセグメント化ポ
リウレタンポリマーフィルムによって被膜された金属製
ステントの斜視図、(b)は穿孔された微細孔の状態を
示す部分拡大図。
リウレタンポリマーフィルムによって被膜された金属製
ステントの斜視図、(b)は穿孔された微細孔の状態を
示す部分拡大図。
【図5】微細孔が穿孔されたセグメント化ポリウレタン
ポリマーフィルムによって被膜された拡大された状態の
金属ステントの斜視図。
ポリマーフィルムによって被膜された拡大された状態の
金属ステントの斜視図。
【図6】(a)は、微細孔が穿孔されたセグメント化ポ
リウレタンポリマーフィルムの表面を更にゼラチンによ
って被膜された金属製ステントの斜視図、(b)はゼラ
チンによって被膜された微細孔の状態を示す部分拡大
図。
リウレタンポリマーフィルムの表面を更にゼラチンによ
って被膜された金属製ステントの斜視図、(b)はゼラ
チンによって被膜された微細孔の状態を示す部分拡大
図。
【図7】ポリマーフィルムのカバーストリップにより被
膜されたステントを製造する工程を示す工程図。
膜されたステントを製造する工程を示す工程図。
10 ステント本体 12 エキシマレーザー発生器 14 TVモニタ 16 コンピユータ 18 マイクロプロセッシング・ユニット 19 SPUフィルム 20 ステント 21 コーティング層 22 カバーストリップ用マンドレル 24 カバーストリップ 26 ポリマー溶液 28 支持体 30 ステント用マンドレル
Claims (14)
- 【請求項1】 第1端部及び第2端部と該第1端部と該
第2端部との間に配置されている壁表面とを有する管状
部材を具備し、該管状部材はこの管状部材を管腔を有す
る身体通路内への管腔内配置を可能にする第1の直径と
該管状部材の内側から半径外側に広げる力を加えること
によって決定される拡張した第2の直径とを有するステ
ント本体において、複数の微細孔が穿孔された薄膜の柔
軟性ポリマーフィルムで該壁表面が被膜されたことを特
徴とするステント。 - 【請求項2】 該微細孔が、略均一な間隔をおいて配置
されている請求項1のステント。 - 【請求項3】 前記壁表面は金属製の複数の交差する細
長い部材からなることを特徴とする請求項1または2の
ステント。 - 【請求項4】 前記柔軟性ポリマーフィルムはセグメン
ト化ポリウレタンポリマーフィルムであることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1のステント。 - 【請求項5】 前記微細孔はエキシマレーザー又は炭酸
ガスレーザーをコンピューターでコントロールすること
により50〜500μmの間隔で5〜500μmの直径
を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の
ステント。 - 【請求項6】 前記セグメント化ポリウレタンポリマー
フィルムは10〜100μmの厚さを有することを特徴
とする請求項1〜3のいずれか1のステント。 - 【請求項7】 前記微細孔が穿孔されたセグメント化ポ
リウレタンポリマーフィルムが更に生体内分解性ポリマ
ーによって固定化されたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1のステント。 - 【請求項8】 前記微細孔が穿孔されたセグメント化ポ
リウレタンポリマーフィルムをコーティングした生体内
分解性ポリマーに薬物を含有されたことを特徴とする請
求項7のステント。 - 【請求項9】 前記生体内分解性ポリマーに含有された
薬物がヘパリン、ヒルジン、アルガトロバンから選ばれ
たものであることを特徴とする請求項8に記載するステ
ント。 - 【請求項10】 カバーストリップ用マンドリルをポリ
マー溶液に含浸した後乾燥し、 該マンドリルを抜き去ることにより薄膜のカバーストリ
ップを作成し、 該カバーストリップ内に気体を送り該カバーストリップ
が十分に開いた状態でステントを装着したステント用マ
ンドリルを該カバーストリップ内に挿入し、 気体の送風を止めることにより該カバーストリップが収
縮してステントの外周部に密着され、ステント部分の該
カバーストリップを切り取りポリマーフィルムのカバー
ストリップにより被膜されたステントを製造し、 その後ステント用マンドリルからステントを取り外す、
過程によりポリマーフィルムによりカバーされたステン
トを製造する方法。 - 【請求項11】 前記カバーストリップを作成した後
に、レーザーで略均一の間隔に微細孔を穿孔する過程を
更に設けたことを特徴とする請求項10のポリマーフィ
ルムによりカバーされたステントを製造する方法。 - 【請求項12】 前記ポリマー溶液がセグメント化ポリ
ウレタンポリマー溶液であることを特徴とする請求項9
または請求項11のポリマーフィルムによりカバーされ
たステントを製造する方法。 - 【請求項13】 前記カバーストリップの直径はそれに
より被膜されるステント本体の直径よりわずかに小さい
ことによりステント本体の外周に密着して被膜されるこ
とを特徴とする請求項10または11のポリマーフィル
ムによりカバーされたステントを製造する方法。 - 【請求項14】 前記カバーストリップの収縮が更に熱
融着の過程によりステント本体の外周部に密着して被膜
されることを特徴とする請求項10または11のポリマ
ーフィルムによりカバーされたステントを製造する方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12168698A JPH11299901A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ステント及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12168698A JPH11299901A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ステント及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11299901A true JPH11299901A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14817373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12168698A Pending JPH11299901A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ステント及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11299901A (ja) |
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