JPH11298757A - 信号発生装置 - Google Patents

信号発生装置

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JPH11298757A
JPH11298757A JP10096287A JP9628798A JPH11298757A JP H11298757 A JPH11298757 A JP H11298757A JP 10096287 A JP10096287 A JP 10096287A JP 9628798 A JP9628798 A JP 9628798A JP H11298757 A JPH11298757 A JP H11298757A
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signal
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signals
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JP10096287A
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Fumiaki Kato
文昭 加藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】種々の基準同期信号を生成する回路は、デコー
ダを多数有する複雑な論理回路であり、回路修正やIC
化時のテストパタンの作成が面倒である。 【解決手段】ROM11に出力信号のパタンとその継続
時間をパタンの変化点ごとに順に記憶しておく。アドレ
スカウンタ13からのアドレス入力によりそのデータを
順次読み出し、信号パタンは出力ラッチ12に記録した
後、実際の信号として出力される。継続時間のデータ
は、ウェイトカウンタ15にセットされ、この時間分、
ウェイトカウンタ15はアドレスカウンタ13のカウン
トアップを停止させる。これにより、その継続時間分、
出力ラッチ12にセットされたデータの出力が確保さ
れ、順次所望の信号が出力される。アドレスカウンタ1
3の値が1周期分の値になったら、比較器14でそれを
検出しアドレスカウンタ13をクリアすることにより、
所望の波形の信号が繰り返し出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばデジタル
カメラ装置などの任意の信号処理部に対して所定の基準
同期信号を供給するための信号発生装置であって、特
に、回路の修正などを迅速かつ確実に行うことができ、
また、IC化時のテストパタンの作成を容易に行える信
号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、デジタルカメラにおける、各信
号処理部で用いる同期信号を生成する同期信号発生回路
(SG回路)の構成の一例を図4に示す。図4に示す同
期信号発生回路90は、システムクロックに基づいて水
平期間をカウントする水平方向カウンタ91、垂直期間
をカウントする垂直方向カウンタ92を有しており、デ
コーダ93およびデコーダ94において、これら各カウ
ンタの出力をデコードして、デジタルカメラ内の種々の
信号処理部で用いられる同期信号を生成するための基準
となる信号を生成している。
【0003】実際の同期信号の発生は、各同期信号ごと
に設けられたデコーダ95-i(i=1〜n)が、デコー
ダ93およびデコーダ94で生成された信号をさらにデ
コードして、そのデコーダ95-iで生成する同期信号の
立ち上がりおよび立ち下がりタイミングなどを検出し、
それに基づいて対応する出力フリップフロップ(FF)
96-i(i=1〜n)にセット信号およびリセット信号
を印加する。このセット信号およびリセット信号により
制御される出力FF96-iの出力信号が、デジタルカメ
ラ内の各信号処理部の動作を規定する同期信号として、
その各信号処理部に印加される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな従来の同期信号発生回路においては、生成する同期
信号のタイミングを調整する場合などにおける回路の変
更が面倒であるという問題がある。図4に示したような
同期信号発生回路90は、水平方向カウンタ91および
垂直方向カウンタ92のカウント値に基づいて同期信号
生成の元になるいくつかの信号を生成するデコーダ93
およびデコーダ94、および、各同期信号に対応して設
けられているデコーダ95-i(i=1〜m)の、2系統
のデコーダを有しており、複雑な構成となっている。ま
た、これらのいずれのデコーダも、論理組み合わせ回路
により構成されている。
【0005】そのため、たとえばイメージャによる画像
取得のタイミングの変更や生成する映像信号の仕様の変
更などによる設計変更、あるいは、信号を供給する信号
処理部との動作タイミングの調整などといった要因によ
り、生成する同期信号を変更したい場合には、それら各
デコーダの論理回路そのものを変更しなければならな
い。この回路変更は、回路変更そのものの作業に加え
て、変更を要しない他の回路に影響を及ぼさないように
回路全体の構成を理解し変更箇所を十分に検討する必要
もあり、作業時間を要する面倒な作業である。また、回
路そのものを変更するため、変更後に回路の動作チェッ
クを十分行わなければならず、その点からも変更に時間
を要する。
【0006】また、このような同期信号発生回路は、半
導体集積回路(IC)内に構成してデジタルカメラシス
テムに搭載する場合が多いが、その際に、前述したよう
な多数のデコーダを有するような構成の回路は、テスト
データの作成の作業が面倒であるという問題がある。I
Cの出荷時には、予め作成しておいたテストデータを入
力し、それに基づく出力を確認することにより検査を行
う。また、ICの開発時にも、同様に種々のテストデー
タを回路データに入力し、その出力を確認することによ
り回路の動作確認などを行う。したがって、回路の検査
を適切に行うことのできるテストデータをできるだけ容
易に作成することが、所望の回路を有するICを迅速か
つ信頼性高く製造するために重要である。
【0007】しかしながら、前述したような構成の同期
信号発生回路においては、たとえば、出力FF96-i
適切にセット/リセットされるか否かをチェックするた
めに、水平方向カウンタ91および垂直方向カウンタ9
2をカウントアップさせながら、その時のデコーダの出
力すなわち、同期信号発生回路の出力を確認する必要が
ある。実際に、水平方向カウンタ91および垂直方向カ
ウンタ92にそれぞれテストパスを設け、強制的にカウ
ントアップさせることができるようにしておき、これを
利用して必要なサイクルのみデコーダの出力をテストす
るようにしている場合が多い。しかし、そのような構成
にしても、前述したような複雑な論理回路を有する同期
信号発生回路10に対するテストパタンの作成は、概し
て面倒で大変煩わしい作業であった。
【0008】したがって、本発明の目的は、生成する信
号の変更に伴う回路の修正などを迅速かつ確実に行うこ
とができ、また、IC化時のテストパタンの作成を容易
に行え、製造が容易で信頼性の高い信号発生装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、従来、バイナリカウンタの出力をデコードすること
により得ていた各タイミング信号を、信号の変化点での
論理値とその出力期間をROMにコード化して格納し、
これを用いて所望の信号を発生するようにした。
【0010】したがって、本発明の信号発生装置は、各
々所定の波形の複数の信号を生成する信号発生装置であ
って、前記複数の信号の少なくともいずれかの信号が変
化した時の、前記複数の信号の信号レベルを示す信号パ
タンデータと、その信号パタンが継続する時間を示す継
続時間データとが対応付けられた信号データが順次記録
された信号データ記録手段と、前記信号データ記録手段
に記録されている信号データを順次読み出し、前記複数
の信号として、前記読み出した信号データの前記信号パ
タンデータで示されている信号レベルの信号を各々前記
継続時間データで示されている時間出力する信号出力手
段とを有する。
【0011】好適には、前記複数の信号は、全体として
所定の周期で繰り返される信号であって、前記信号出力
手段は、前記信号データ記録手段に記録されている前記
信号データを繰り返し読み出して、前記複数の信号を生
成する。また好適には、前記信号データ記録手段は、前
記信号データが記録されたリードオンリメモリ(RO
M)である。
【0012】さらに好適には、前記信号出力手段は、前
記信号データ記録手段に対して、前記記録されている前
記信号データを順に選択するアドレスを印加するアドレ
ス生成手段と、前記印加されたアドレスに基づいて前記
信号データ記録手段より出力される前記信号データの、
前記信号パタンデータより、前記生成する複数の信号の
各信号のデータを抽出して記憶し当該信号を出力する、
前記複数の信号の各々に対して設けられた複数の出力バ
ッファ手段と、前記印加されたアドレスに基づいて前記
信号データ記録手段より出力される前記信号データの、
前記継続時間データに基づいて、前記アドレス生成手段
におけるアドレスの印加、および、前記各出力バッファ
手段に対する前記各信号のデータの記憶を制御する制御
手段とを有する。
【0013】特定的には、前記信号パタンデータは、前
記複数の信号の各信号に1ビットを割り当て、当該信号
のレベルを前記ビット値で示したデータである。また特
定的には、前記信号発生装置は、集積回路上に構成され
る。さらに特定的には、前記複数の信号は、イメージャ
における画像取り込みのための同期信号、映像信号を所
定の形式の信号に変換するための基準信号を包含する、
デジタルカメラ装置において仕様する基準同期信号であ
って、本発明の信号発生回路は、前記デジタルカメラ装
置に搭載され、当該装置における任意の信号処理部に前
記基準同期信号を供給する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の信号発生装置の一実施の
形態を、図1〜図3を参照して説明する。本実施の形態
の信号発生装置は、カメラシステムに搭載され、たとえ
ばHD,VD、クランプ信号などの同期信号を発生する
回路である。発生した同期パルスは、たとえばイメージ
ャ部や、取り込んだ画像信号よりNTSCとかPALと
かの方式の信号を生成する信号生成部になどに各々印加
される。また、この信号発生装置は、半導体集積回路
(IC)内に他の信号処理回路とともに構成され、カメ
ラシステムに搭載されるものである。
【0015】図1は、その同期信号発生回路10の構成
を示すブロック図である。同期信号発生回路10は、R
OM11、出力ラッチ12、アドレスカウンタ13、比
較器14、ウェイトカウンタ15、遅延素子16および
セレクタ17を有する。まず、各部の構成について説明
する。
【0016】ROM11は、同期信号発生回路10が発
生する同期信号を規定するデータが予め記憶されている
リードオンリメモリである。ROM11には、同期信号
発生回路10が発生する全信号の状態を示す信号パタン
のデータと、そのパタンの示す状態が継続する時間を示
す継続時間データとを有する信号データが、同期信号発
生回路10の信号発生の周期内において生じる順番に、
1のアドレスで指示される各ワードに順次記憶されてい
る。そして、ROM11は、アドレスカウンタ13より
入力されるアドレスに基づいて順にアクセスされ、アク
セスされた信号データの、信号パタンデータは出力ラッ
チ12に、継続時間データはウェイトカウンタ15およ
びセレクタ17に各々出力される。
【0017】このROM11に記憶される信号データの
フォーマットを図2に示す。なお、本実施の形態におい
ては、ROM11は1ワード32ビットの構成であり、
また、同期信号発生回路10は20種類の同期信号を生
成するものとする。図2に示すように、各信号データに
は、LSB側の12ビット、すなわちビット0〜ビット
11が継続時間データで、MSB側の20ビット、すな
わちビット12〜ビット31が信号パタンデータで構成
される。
【0018】継続時間データは、前述したように、パタ
ンが継続する時間を示すデータであって、同期信号発生
回路10に印加されるシステムクロックのクロック数で
示される値である。なお、本実施の形態においては、実
際にはその継続クロック数から1減じた値をセットする
ものとする。したがって、1サイクルのみの信号パタン
であれば継続時間データとして0が、2サイクル連続す
る信号パタンであれば継続時間データとして1が、10
サイクル連続する信号パタンであれば継続時間データと
して9が、各々セットされるものとする。信号パタンデ
ータは、各ビットのデータが同期信号発生回路10が出
力する20種類の同期信号に対応しており、値が1の時
にその同期信号がハイレベルであることを、値が0の時
にその同期信号がローレベルであることを各々示す。
【0019】出力ラッチ12は、出力する同期信号に対
応した数の1ビットのラッチを有しており、遅延素子1
6より入力されるラッチ信号に基づいて、ROM11よ
り入力される各同期信号ごとのデータをラッチして、安
定した同期信号として同期信号発生回路10より出力す
る。
【0020】アドレスカウンタ13は、同期信号発生回
路10より各々所望の波形の同期信号を出力するよう
に、ROM11に記憶されている信号データを順次選択
するためのカウンタであり、カウンタ値はアドレスとし
てROM11に出力される。アドレスカウンタ13に
は、信号波形生成の単位時間となる周期を有するシステ
ムクロックが入力されており、このクロックに同期して
カウントアップを行う。また、ウェイトカウンタ15か
ら入力されるイネーブル信号に基づいてカウントアップ
を行う。
【0021】また、アドレスカウンタ13のカウンタ値
であるアドレスは、比較器14にも出力され、比較器1
4において、同期信号発生回路10の図示せぬ制御部か
ら入力されるROM11に記憶されている有意な信号デ
ータの最終アドレスと比較される。アドレスカウンタ1
3の出力するアドレスがこの最終アドレスと等しい場合
には、比較器14よりアドレスカウンタ13に対してク
リア信号が入力され、これによりアドレスカウンタ13
はリセットされる。このように、アドレスカウンタ13
が前記最終アドレスまでを繰り返しカウントアップする
ことにより、同期信号発生回路10からは所定の信号パ
タンが繰り返し出力される。また、アドレスカウンタ1
3のカウント値は、回路のテスト時などに直接外部から
観察可能なように、セレクタ17にも出力される。
【0022】比較器14は、アドレスカウンタ13の出
力するアドレス値に基づいて、同期信号発生回路10が
発生する同期信号パタンの周期(本実施の形態においた
は、1フレーム間の信号出力)が終了したことが検出
し、そのパタンを再び繰り返し出力するために、アドレ
スカウンタ13に対してクリア信号を出力する。比較器
14には、前述したように、同期信号発生回路10の図
示せぬ制御部から、ROM11に記憶されている有意な
信号データの最終アドレスが入力され、この値とアドレ
スカウンタ13の出力を比較することによりクリア信号
を生成する。
【0023】ウェイトカウンタ15は、ROM11から
出力される継続時間データだけ、同期信号発生回路10
の出力を保持するためのカウンタである。ウェイトカウ
ンタ15は、ROM11から出力される継続時間データ
(ウェイト値)をロードし、そのロードした値をカウン
トダウンしていき、値が0になるまでの間アドレスカウ
ンタ13のカウントアップを停止するように、アドレス
カウンタ13に対するイネーブル信号を制御する。そし
て、ロードしたウェイト値分の時間が経過したら、アド
レスカウンタ13に対してカウントアップのイネーブル
信号を出力するとともに、新たなウェイト値をROM1
1より読み込む。
【0024】また、ウェイトカウンタ15からアドレス
カウンタ13に対するカウントイネーブル信号は、遅延
素子16を介して出力ラッチ12にラッチイネーブル信
号としても出力される。これにより、このイネーブル信
号の出力タイミングで、その時にROM11から出力ラ
ッチ12に印加されている信号パタンデータが出力ラッ
チ12にセットされ、同期信号発生回路10で生成され
る信号波形が切り換えられる。なお、ウェイトカウンタ
15は、カウントダウンをしていき値が0になった時に
発生するキャリーアウト(または、オーバーフロー)信
号をそのままアドレスカウンタ13に対するイネーブル
信号として用いることにより、アドレスカウンタ13に
対する前述したような制御が可能になる。
【0025】遅延素子16は、出力ラッチ12における
ラッチのタイミングを調整するために、ウェイトカウン
タ15から出力ラッチ12に出力されるラッチイネーブ
ル信号を所望の量だけ遅延させる素子である。この遅延
素子16における遅延量は、同期信号発生回路10の各
構成部の動作速度や、信号のスキュー、カウンタやラッ
チのセットアップおよびホールドタイムなどに基づい
て、最適な値に総合的に決定される。
【0026】セレクタ17は、同期信号発生回路10の
回路検証時や、同期信号発生回路10を搭載したICの
検査時などに、同期信号発生回路10の所望の内部状態
をテスト端子に出力するための切換器である。セレクタ
17は、外部から入力されるテストアイテム選択信号に
基づいて、ウェイトカウンタ15のカウント値、アドレ
スカウンタ13のカウント値、ROM11の出力データ
のいずれかを選択し、テスト出力端子に出力する。
【0027】次に、同期信号発生回路10の動作につい
て図3を参照して説明する。図3は、同期信号発生回路
10の動作を説明する図であり、(A)はROM11に
記録されるデータの具体例を示す図であり、(B)はこ
れに基づいて発生される信号波形を示す図である。同期
信号発生回路10の初期状態としては、アドレスカウン
タ13およびウェイトカウンタ15はともにクリアさ
れ、これによりアドレスカウンタ13からはアドレス0
がROM11に印加され、図3(A)に示すようなデー
タの0番地に格納されているデータがROM11より出
力されている状態である。
【0028】このような状態で、同期信号発生回路10
の図示せぬ制御部の制御により、同期信号発生の処理が
開始されると、まず、最初のサイクル(サイクル0)の
始まりのクロックの立ち上がりで、ROM11より出力
されている0番地のデータの信号パタンデータが出力ラ
ッチ12にラッチされ、そのラッチデータに基づく信号
が同期信号発生回路10より出力される。具体的には、
この時出力ラッチ12にラッチされる信号パタンデータ
の下位4ビットはBh(hは、16進表記であることを
示す。)なので、図3(B)に示すように、信号(Si
gn)3〜信号0として、それらの波形状態がBhにな
るような波形の信号が出力される。すなわち、信号3が
ハイ(H)レベルで、信号2がロー(L)レベルで、信
号1がHレベルで、信号0もHレベルに駆動される。
【0029】また、このサイクル0の開始時のクロック
の立ち上がりにおいては、ROM11より出力されてい
る0番地のデータの継続時間データ1が、ウェイトカウ
ンタ15にセットされる。また、同期信号発生回路10
が有効になった時点でウェイトカウンタ15のデータは
0なので、そのキャリー信号でありアドレスカウンタ1
3に対するカウントイネーブル信号がアドレスカウンタ
13に印加されており、これによりアドレスカウンタ1
3もこのサイクル0の最初でカウントアップされる。
【0030】サイクル0の期間においては、ウェイトカ
ウンタ15の値は1なので、アドレスカウンタ13に対
する信号はカウントノットイネーブル、出力ラッチ12
に対する信号はラッチノットイネーブルとなる。その結
果、サイクル1になってもアドレスカウンタ13および
出力ラッチ12の状態は変化せず、サイクル0と同じ
く、たとえば信号3〜信号0についてはそのパタンBh
が出力される。なお、この時、アドレスカウンタ13の
値は1であり、ROM11からは次の信号データである
1番地のデータが出力されている。
【0031】サイクル1においては、ウェイトカウンタ
15の値は1カウントダウンされて0になっているの
で、ウェイトカウンタ15からアドレスカウンタ13に
対する信号はカウントイネーブル、出力ラッチ12に対
する信号はラッチノットイネーブルとなる。その結果、
サイクル1からサイクル2になる時に、ROM11より
出力されている1番地の信号データの信号パタンデータ
4hが出力ラッチ12にラッチされ、出力パタンデータ
はそれに応じて変化する。すなわち、信号3〜信号0に
ついては、信号2のみがHレベルでその他がLレベルで
あるような、そのパタンが4hであるようなデータが出
力される。また、この時に、番地1の継続時間データ0
がウェイトカウンタ15にロードされ、アドレスカウン
タ13は1カウントアップされて11に対してアドレス
2を出力する。
【0032】サイクル2においては、ウェイトカウンタ
15にロードされたデータがもともと0であり、その信
号パタンが1サイクルしか連続しないことを示してい
る。したがって、このサイクル2においても、ウェイト
カウンタ15からアドレスカウンタ13に対する信号は
カウントイネーブル、出力ラッチ12に対する信号はラ
ッチノットイネーブルとなる。その結果、サイクル2か
らサイクル3になる時に、ROM11より出力されてい
る2番地の信号データの信号パタンデータ6hが出力ラ
ッチ12にラッチされ、出力パタンデータはそれに応じ
て変化する。すなわち、信号3〜信号0については、信
号2と信号1がHレベルで信号3と信号0がLレベルで
あるような、そのパタンが6hであるようなデータが出
力される。また、この時に、番地2の継続時間データ0
がウェイトカウンタ15にロードされ、アドレスカウン
タ13は1カウントアップされて11に対してアドレス
3を出力する。
【0033】以後も同様にこのような処理を順次行うこ
とにより、たとえば図3(A)に示すようなデータから
は図3(B)に示すような波形の各信号が生成される。
そして、アドレスカウンタ13のカウント値が、図示せ
ぬ制御部より比較器14に入力される最終アドレスと等
しくなったことが比較器14で検出されたら、比較器1
4はアドレスカウンタ13に対してクリア信号が出力
し、アドレスカウンタ13のカウント値は0にリセット
される。その結果、次に参照される信号データは再び番
地0のデータとなり、それまでの最初の周期と同じ波形
の信号の生成が再び繰り返される。
【0034】以上説明したように、本実施の形態の同期
信号発生回路によれば、ROM11に格納されているデ
ータと、同期信号発生回路10に印加する1周期のエン
ドアドレスにより任意のタイミングの同期信号を規定
し、出力することができるので、それらを変更すること
によりタイミングの変更に対応することができる。した
がって、仕様の変更や動作タイミングの調整などにより
生成する同期信号を変更したい場合には、ROMを変更
するのみでよく、そのような回路変更を、他の回路に対
する検討を簡単にし、短い作業時間で簡単に行うことが
できる。なお、ROM11のデータは、スクリプト言語
などでタイミングチャートから簡単に作成することがで
きるので、この変更はより一層容易に行える。
【0035】また、論理回路部が大幅に削減され回路が
簡単になったので、この回路の確認シーケンスは、従来
のものに比べて大幅に単純となる。したがって、IC化
時などに、適切に回路の検査を行えるテストデータをよ
り迅速に作成することができる。
【0036】なお、本発明の信号発生装置は、本実施の
形態に限られるものではなく、任意好適な種々の改変が
可能である。たとえば、ROM11に記録する信号デー
タの構成などは、本実施の形態に限られるものではなく
任意の構成でよい。たとえば、信号パタンデータのビッ
ト幅、継続時間データのビット幅は、同期信号発生回路
10に対して要求される同期信号の数、その信号パタン
の変化の状態などに応じて任意に変更してよい。また、
それら各データのビット幅に応じ、信号データ全体のビ
ット幅も任意に変更してよい。
【0037】また、信号パタンデータは、本実施の形態
においては1つの信号に対して1つのビットを割り当
て、信号レベルをそのまま数値に直したデータをそのビ
ットに記録するようにしている。しかし、たとえば、任
意の圧縮方法を用いて、圧縮したフォーマットでその信
号パタンデータを記録するようにしてもよい。また、継
続時間データも、そのような圧縮形式で記録してもよ
い。そのようにすれば、ROM11の容量を少なくする
ことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
生成する信号の変更に伴う回路の修正などを迅速かつ確
実に行うことができ、また、IC化時のテストパタンの
作成を容易に行え、これにより製造が容易で信頼性の高
い信号発生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態の同期信号発生
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示した同期信号発生回路のRO
Mに記録されるデータの構成を示す図である。
【図3】図3は、図1に示した同期信号発生回路の動作
を説明する図であり、(A)はROMに記録されるデー
タを示す図であり、(B)は同期信号発生回路より出力
される波形を示す図である。
【図4】図4は、従来の同期信号発生回路の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
10…同期信号発生回路、11…ROM、12…出力ラ
ッチ、13…アドレスカウンタ、14…比較器、15…
ウェイトカウンタ、16…遅延素子、17…セレクタ、
90…同期信号発生回路、91…水平方向カウンタ、9
2…垂直方向カウンタ、93,94,95…デコーダ、
96…出力フリップフロップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々所定の波形の複数の信号を生成する信
    号発生装置であって、 前記複数の信号の少なくともいずれかの信号が変化した
    時の、前記複数の信号の信号レベルを示す信号パタンデ
    ータと、その信号パタンが継続する時間を示す継続時間
    データとが対応付けられた信号データが順次記録された
    信号データ記録手段と、 前記信号データ記録手段に記録されている信号データを
    順次読み出し、前記複数の信号として、前記読み出した
    信号データの前記信号パタンデータで示されている信号
    レベルの信号を各々前記継続時間データで示されている
    時間出力する信号出力手段とを有する信号発生装置。
  2. 【請求項2】前記複数の信号は、全体として所定の周期
    で繰り返される信号であって、 前記信号出力手段は、前記信号データ記録手段に記録さ
    れている前記信号データを繰り返し読み出して、前記複
    数の信号を生成する請求項1に記載の信号発生装置。
  3. 【請求項3】前記信号データ記録手段は、前記信号デー
    タが記録されたリードオンリメモリ(ROM)である請
    求項2に記載の信号発生装置。
  4. 【請求項4】前記信号出力手段は、 前記信号データ記録手段に対して、前記記録されている
    前記信号データを順に選択するアドレスを印加するアド
    レス生成手段と、 前記印加されたアドレスに基づいて前記信号データ記録
    手段より出力される前記信号データの、前記信号パタン
    データより、前記生成する複数の信号の各信号のデータ
    を抽出して記憶し当該信号を出力する、前記複数の信号
    の各々に対して設けられた複数の出力バッファ手段と、 前記印加されたアドレスに基づいて前記信号データ記録
    手段より出力される前記信号データの、前記継続時間デ
    ータに基づいて、前記アドレス生成手段におけるアドレ
    スの印加、および、前記各出力バッファ手段に対する前
    記各信号のデータの記憶を制御する制御手段とを有する
    請求項3に記載の信号発生装置。
  5. 【請求項5】前記信号パタンデータは、前記複数の信号
    の各信号に1ビットを割り当て、当該信号のレベルを前
    記ビット値で示したデータである請求項4に記載の信号
    発生装置。
  6. 【請求項6】前記信号発生装置は、集積回路上に構成さ
    れている請求項5に記載の信号発生装置。
  7. 【請求項7】前記複数の信号は、イメージャにおける画
    像取り込みのための同期信号、映像信号を所定の形式の
    信号に変換するための基準信号を包含する、デジタルカ
    メラ装置において仕様する基準同期信号であって、 前記デジタルカメラ装置に搭載され、当該装置における
    任意の信号処理部に前記基準同期信号を供給する請求項
    6に記載の信号発生装置。
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