JPH11298063A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents

磁気抵抗効果素子

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JPH11298063A
JPH11298063A JP10093348A JP9334898A JPH11298063A JP H11298063 A JPH11298063 A JP H11298063A JP 10093348 A JP10093348 A JP 10093348A JP 9334898 A JP9334898 A JP 9334898A JP H11298063 A JPH11298063 A JP H11298063A
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JP
Japan
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layer
magnetic
magnetic field
magnetic layer
magnetization
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JP10093348A
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Inventor
Tatsuya Fukami
達也 深見
Yoshinobu Maeda
喜信 前田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用可能な温度範囲および磁界の測定範囲が
広く、高い磁界の検出感度を有するとともに、固定層か
ら生じる静磁界の影響を低減した信頼性の高い磁気抵抗
素子を提供することにある。 【解決手段】 強磁性材料からなる第1磁性層1、絶縁
層2、強磁性材料からなる第2磁性層3、薄膜磁石層で
ある固定層4を備える。第2磁性層3の一端Aと第1磁
性層1の一端Bとの間に定電流を流し、第2磁性層3の
他端Cと第1磁性層1の他端D間の電圧を測定すること
により、該電圧の変化と上記定電流とからトンネル抵抗
の変化を検出し、その検出値に基づいて磁界を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル磁気抵
抗効果を利用して磁気を検出する磁気センサや磁気ヘッ
ドに使用される磁気抵抗効果素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁層を挟んだ二つの強磁性層
からなるトンネル磁気抵抗効果素子は、従来の磁気抵抗
効果素子に比べて、大きな磁気抵抗変化率が得られるた
め、磁気センサや磁気ヘッド等への応用が期待されてい
る。例えば、日本応用磁気学会誌第21巻第4−2号
(1997年)の第489ページないし第492ページ
には、このトンネル磁気抵抗効果を各種デバイスに応用
するために、二つの強磁性層のうちの一つの強磁性層の
磁化方向を固定した強磁性トンネル接合を有する磁気抵
抗効果素子について報告されている。
【0003】上記磁気抵抗効果素子は、図4の(a)お
よび(b)に示すように、強磁性体材料からなる第1磁
性層101、絶縁層102、強磁性材料からなる第2磁
性層103、反強磁性材料からなる固定層104からな
っている。上記第1磁性層101と第2磁性層103と
の間に配置された絶縁層102の厚みが非常に薄いと
き、第1磁性層101と第2の磁性層103の磁化の相
対角度θに応じて、トンネル抵抗R(θ)の大きさが変
化する。このトンネル抵抗R(θ)および抵抗変化率Δ
R/Rsはそれぞれ次の数1および数2で与えられる。
【0004】
【数1】 R(θ)=(Rs+ΔR)−ΔR・cos(θ)
【0005】
【数2】 ΔR/Rs=2P1・P2/(1−P1・P2)
【0006】ここで、Rsは第1磁性層101と第2磁
性層103の磁化が平行なとき(θ=0度)の抵抗値、
Piは、第i磁性層(i=1,2)の磁化分極率であ
る。したがって、第1磁性層101および第2磁性層1
03の磁化分極率Piが大きいほど、抵抗変化率ΔR/
Rsは大きくなる。大きな磁化分極率Piを持つ磁性層
として、Fe,CoあるいはNiの合金が知られてい
る。これら合金は数エルステッド(Oe)から10エル
ステッド程度の小さな磁界でも磁化変化を生じる。これ
らの合金を第1磁性層101および第2磁性層103と
して用いた場合、小さな磁界下でも、これら第1磁性層
101および第2磁性層103はともに磁界により磁化
が動くため、その相対角度θに大きな変化は生じない。
【0007】そこで、上記第1磁性層101と第2磁性
層103の磁化の相対角度θをできるだけ大きく変化さ
せるためには、一方の磁性層の磁化を固定し、他方をフ
リーにしてやればよい。このため、図4の磁気抵抗効果
素子では、反強磁性層からなる固定層104を第2磁性
層103に隣接して設けている。
【0008】これにより、第2磁性層103の磁化は固
定され、30エルステッド以下の磁界のもとでは動かな
い。一方、第1磁性層101は数エルステッドという小
さな磁界でも磁化が動く。このため、小さい磁界範囲で
の磁界の大きさや方向の変化が抵抗変化となって現れる
ことになる。
【0009】上記抵抗(トンネル抵抗)の変化の測定
は、4端子法を用いて精度よく行うことができる。すな
わち、図4の(a)において第2磁性層103の一端A
と第1磁性層101の一端Bとの間に定電流を流し、第
2磁性層103の他端Cと第1磁性層101の他端D間
の電圧を測定することにより、該電圧の変化と上記定電
流とから上記抵抗の変化を検出することができる。
【0010】図5は、このようにして測定された印加磁
界に対するトンネル抵抗の変化ΔRを示す。図5におい
て、磁界がゼロ近傍の抵抗変化は、第1磁性層101の
磁化変化により生じる。このとき、第2磁性層103の
磁化は反強磁性層である固定層104により固定されて
いるため、ほとんど動かない。第2磁性層103の磁化
は、40エルステッド近傍で反転する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで反強磁性層は
一般に、100℃ないし150℃程度の低い温度で不安
定になり、第2磁性層103を十分に固定できなくな
る。したがって反強磁性層を固定層104として用いた
上記のような従来の磁気抵抗効果素子では、使用可能な
温度は低い温度に限られ、自動車用センサ等の高い温度
で使用する目的には使うことができないという問題があ
った。
【0012】また、反強磁性層を固定層として用いた場
合、一般に、強磁性層を固定できる磁界範囲は、強磁性
層の厚さにも依存するが、せいぜい100エルステッド
程度の小さな磁界範囲に限られる。図4の磁気抵抗効果
素子では第2磁性層103が比較的厚いため、この磁界
範囲は高々40エルステッド程度であり、大きな磁界が
印加されると、固定層104は第2強磁性層103を固
定することができなくなり、大きな磁界を測定すること
ができなくなるという問題もあった。
【0013】この発明の目的は、使用可能な温度範囲お
よび磁界の測定範囲が広い磁気抵抗
【0014】この発明のさらにいま一つの目的は、磁界
の検出感度の高い磁気抵抗効果素子を提供することにあ
る。
【0015】この発明のさらにいま一つの目的は、固定
層から生じる静磁界の影響を低減した磁気抵抗効果素子
を提供することにある。
【0016】この発明のさらにいま一つの目的は、信頼
性の高い磁気抵抗効果素子を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、間に絶縁層を有する二つの強磁性層のう
ちの一つの強磁性層の磁化が永久磁石層で固定されてお
り、かつ該永久磁石層をそれにより磁化が固定されてい
る強磁性層のパターン長手方向に着磁するようにしたも
のである。上記二つの強磁性層の材料としては、Co、
Fe、Niやその合金からなる材料が使用可能である。
二つの強磁性層のうちの一つの強磁性層の固定層として
永久磁石層を使用しているので、高い温度、かつ大きな
磁界まで隣接する強磁性層の磁化を固定することができ
る。また、永久磁石層はそのパターン長手方向に着磁さ
れており、さらにパターン長手方向の長さを膜厚に対し
て十分に大きく設定することにより、永久磁石層から感
磁部であるトンネルジャンクション部に生じる静磁界が
十分に小さくなる。
【0018】本発明はまた、上記二つの強磁性層のうち
の磁化がフリーな強磁性層が二つの部分層からなるもの
である。二つの部分層のうち一つの部分層により、大き
な抵抗変化率を得、いま一つの部分層により、小さな磁
界で反転可能として大きな抵抗変化率と高磁界感度を得
る。
【0019】本発明はさらに、上記二つの強磁性層を構
成しているパターンが互いに直交するようにしている。
これにより、上記二つの強磁性層の交差部分に形成され
る感磁部と二つの強磁性層の各々のパターンの両極部と
の距離が十分に大きくなり、パターン長手方向の両端に
現れる磁極から生じる静磁界の感磁部における値は十分
に小さくなる。
【0020】本発明はさらに、上記永久磁石層がPtC
o系合金、CoCr系合金もしくはCoNi系合金のい
ずれかの材料から構成される。これら材料は大きな保持
力を有する。
【0021】本発明はさらに、上記二つの強磁性層を構
成しているパターンの全体を保護膜で被覆している。上
記保護膜は強磁性層のパターンの全体を保護する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明の実施形態を説明する。
【0023】実施の形態1.この発明の一つの実施の形
態に係る磁気抵抗効果素子の構成を図1の(a)および
(b)に示す。該磁気抵抗効果素子は、強磁性材料から
なる第1磁性層1、絶縁層2、強磁性材料からなる第2
磁性層3、薄膜磁石層である永久磁石層4を備えてなる
ものである。
【0024】上記第1磁性層1と第2磁性層3とはその
パターンが直交して形成されている。そして、上記永久
磁石層4は、その着磁方向が第2磁性層3を構成してい
るパターンの長手方向に合致している。
【0025】上記第1磁性層1および第2磁性層2とし
ては、Co、Fe、Niやその合金からなる材料が使用
可能である。また、固定層4としては、PtCo系合金
やCoCr系合金、CoNi系合金等の大きな保磁力を
有する材料を用いることができる。さらに上記絶縁層2
としては、酸化アルミニウム膜等を用いることができ
る。
【0026】上記磁気抵抗効果素子におけるトンネル抵
抗の変化の測定も図4の磁気抵抗素子と同様に、4端子
法を用いて行うことができる。すなわち、図1において
第2磁性層3の一端Aと第1磁性層1の一端Bとの間に
定電流を流し、第2磁性層3の他端Cと第1磁性層1の
他端D間の電圧を測定することにより、該電圧の変化と
上記定電流とから上記トンネル抵抗の変化を検出し、そ
の検出値に基づいて磁界を検出することができる。上記
磁気抵抗素子の端子部分AないしDは、アルミニウム
(Al)や銅(Cu)で増厚したり、またパターン全体
に窒化Siや酸化Siを保護膜として成膜すれば、経時
的に特性の安定した磁気抵抗素子を得ることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、固定層4は第2
磁性層3に隣接して設けているが、第1磁性層1に隣接
して設けるようにしてもよい。すなわち、永久磁石層/
第1磁性層/絶縁層/第2磁性層の構造としてもよい。
【0028】実施の形態2.本発明のいま一つの実施の
形態に係る磁気抵抗効果素子の構成を図2の(a)およ
び(b)に示す。該磁気抵抗効果素子は、強磁性材料か
らなる第1磁性層1、絶縁層2、強磁性材料からなる第
2磁性層3、薄膜磁石層である永久磁石層4を備えてい
る。そして、本実施の形態では、上記第1磁性層1は、
抵抗変化率を向上させるため2層化している。すなわ
ち、上記第1磁性層1は、絶縁層2に隣接してFe層ま
たはCo層またはそれらの合金層である部分層1aを設
け、さらに隣接してNiFe層である部分層1bを設け
ている。Fe層やCo層は磁化分極率が大きいため、大
きな抵抗変化率を得ることができる。また、NiFe層
は小さな磁界で反転可能なため、磁界感度を向上させ
る。このように、二層化により、大きな抵抗変化率と高
磁界感度を両立できる。
【0029】本実施の形態においても、永久磁石層4と
しては、CoCr系合金、CoNi系合金等の大きな保
持力を有する材料を用いることができる。
【0030】
【実施例】図1の構成を有する磁気抵抗効果素子を次の
ようにして製作した。まず、シリコン(Si)やガラス
等の基板上に、長方形の穴があいたマスクを上記基板と
重ねて成膜することにより、第1磁性層1としてNiF
e層を、厚さが200Åの長方形状のパターンとなるよ
うに形成した。該パターンの幅は40μm、長さは1m
mとした。フォトリソグラフィ等の方法で長方形にパタ
ーニングすることも可能である。続いてφ200μmの
穴があいたマスクを上記基板と重ねて成膜し、Al層を
50Å成膜し、自然酸化、熱酸化あるいはプラズマ酸化
等の方法で、Al層を酸化させ、絶縁層2を形成した。
その後、NiFe層のパターン形状と同じ大きさを有し
ているが直交した長方形のマスクを成膜時に用い、第2
磁性層3である200ÅのCo層を、続いて固定層とし
て3000ÅのCoPtからなる永久磁石層4を成膜し
た。これにより、図1において直交する第1磁性層1と
第2磁性層3の交点である40μm角の領域にトンネル
ジャンクションを形成した。
【0031】次に真空アニール炉を用いて300℃で1
時間アニールした。アニールにより、永久磁石層4の保
持力およびPtCo永久磁石層とCo層の交換結合力を
大きくすることができる。最後に十分に大きな磁界を印
加し、その方向に永久磁石層4の着磁を行った。着磁方
向は、PtCo/Co層のパターン長手方向およびパタ
ーン長手方向に垂直な方向に行った。
【0032】このようにして作成した磁気抵抗素子の磁
界に対する抵抗変化を前述した4端子法で測定した。磁
界の印加方向は、永久磁石層4の着磁方向に平行な方向
とした。これは、この方向の磁界印加により最大の抵抗
変化率が得られたからである。
【0033】室温における抵抗変化の様子を図3の
(a)および(b)に示す。図3の(a)は着磁を第2
磁性層3のパターン長手方向に行ったときの抵抗変化で
あり、図3の(b)は着磁を第2磁性層3のパターン長
手方向に垂直な方向に行ったときの抵抗変化である。測
定時の磁界印加方向は、それぞれ上記の着磁方向に平行
である。図3の(a)において、磁界ゼロの近傍の抵抗
変化は、第1磁性層1の磁化変化により生じる。図3の
(a)では、第1磁性層の変化は磁界ゼロに対して左右
対称であり、約±10エルステッドで飽和している。一
方、図3の(b)では、左右非対称なカーブになってい
る。このように磁気抵抗変化のカーブに大きな差が出る
原因は次のように説明できる。
【0034】この素子において、感磁部は十文字パター
ンの交点である40μm角のトンネルジャンクション部
分である。この部分の第1磁性層1の磁化の変化が、抵
抗変化をもたらす。図3の(a)においては、永久磁石
層4およびそれに固定された第2磁性層3の磁化はパタ
ーン長手方向に形成されている。このとき、これらのN
およびS磁極はそれぞれパターン長手方向の両端(長方
形パターンの短い方の辺)に現れる。感磁部と両極部と
の距離は1mmと十分に長いため、パターン長手方向の
両端に現れた磁極から生じる感磁部での静磁界の値は十
分に小さい。
【0035】一方、図3の(b)の場合、永久磁石層4
およびそれに固定された第2磁性層3の磁化はパターン
長手方向に直交した方向に平行である。このとき、これ
らのNおよびS磁極はそれぞれ長方形パターンの長い方
の辺に現れる。感磁部と両磁極との距離は20μmと短
く、両磁極から生じる感磁部での静磁界の値は約50エ
ルステッドになる。この静磁界により、第1磁性層の磁
化反転磁界にシフトが生じた。これが図3の(b)に示
すように、抵抗変化が左右非対称なカーブとなる理由で
ある。
【0036】本実施例では、第2磁性層3の磁化は永久
磁石層4により十分に固定されているため、着磁方向に
よらず±300エルステッドの範囲で全く動かなかっ
た。温度を150℃まで上げても、第2磁性層3の磁化
は±300エルステッドの範囲でほとんど動かなかっ
た。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、固定層として、永久
磁石層を用いているので、高温までかつ大きな磁界まで
隣接する磁性層の磁化を安定に固定することができ、多
様な環境で使用可能な磁気抵抗素子を得ることができ
る。
【0038】本発明によればまた、永久磁石層をパター
ン長手方向に着磁することで、静磁界の影響を十分に緩
和でき、従来の磁気抵抗効果素子に用いられた反強磁性
層等に比べ、磁化が著しく大きく、またその膜厚も厚い
永久磁石層であっても、感磁部に大きな静磁界を発生す
るといった問題が完全に解消される。
【0039】本発明によればさらに、二つの強磁性層の
うちの磁化がフリーな強磁性層を二つの部分層により構
成することにより、二つの部分層のうち一つの部分層に
より、大きな抵抗変化率を得、いま一つの部分層によ
り、小さな磁界で反転可能とし、これにより大きな抵抗
変化率と高磁界感度を得ることができる。
【0040】本発明によればさらに、パターン全体を保
護膜で被覆することにより、保護膜がパターン全体を保
護するので、磁気抵抗効果素子の経時的な特性変化が少
なくなり、信頼性の高い磁気抵抗素子を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁気抵抗素子の第1の実施形態
を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であ
る。
【図2】 本発明に係る磁気抵抗素子の第2の実施形態
を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であ
る。
【図3】 図1の実施形態の磁気抵抗素子の磁界−抵抗
変化曲線であり、(a)はパターン長手方向に永久磁石
層を着磁したときの磁界−抵抗変化曲線を示し、(b)
はパターン長手方向に直交する方向に着磁したときの磁
界−抵抗変化曲線を示す。
【図4】 従来の磁気抵抗素子を示し、(a)は平面図
であり、(b)は正面図である。
【図5】 図4の磁気抵抗素子の磁界−抵抗変化曲線を
示す。
【符号の説明】
1 第1磁性層、 1a 部分層、 1b 部分層、
2 絶縁層、 3 第2磁性層、 4 固定層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの強磁性層およびその間に位置する
    絶縁層からなるトンネルジャンクションを有し、上記二
    つの強磁性層のうちの一つの強磁性層の磁化が隣接して
    設けられた永久磁石層で固定されており、かつ該永久磁
    石層の着磁方向が該永久磁石層を構成しているパターン
    の長手方向であることを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】 上記二つの強磁性層のうちの永久磁石層
    で固定されていない強磁性層が二つの部分層からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】 上記二つの強磁性層を構成しているパタ
    ーンが互いに直交していることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の磁気抵抗効果素子。
  4. 【請求項4】 上記永久磁石層がPtCo系合金、Co
    Cr系合金もしくはCoNi系合金のいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の磁
    気抵抗効果素子。
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