JPH11297724A - 樹脂封止装置 - Google Patents

樹脂封止装置

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JPH11297724A
JPH11297724A JP9860498A JP9860498A JPH11297724A JP H11297724 A JPH11297724 A JP H11297724A JP 9860498 A JP9860498 A JP 9860498A JP 9860498 A JP9860498 A JP 9860498A JP H11297724 A JPH11297724 A JP H11297724A
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JP
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resin
stopper
resin material
base
positioning
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JP9860498A
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Yoichi Ueno
陽一 上野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材料の外径変更に伴う段取り替えに際し
て、ストッパーベース上での樹脂ストッパーの位置に人
為的なバラツキが生じ、設備エラーや成形不良が発生す
る。 【解決手段】 搬送機構による樹脂材料の搬送方向にお
いて、その搬送終端を規制するストッパー機構の構成と
して、ストッパーベース12上にガイド溝12a,12
aに沿って位置調整可能に搭載された樹脂ストッパー5
を予め定められた基準位置に位置決めすべく、ストッパ
ーベース12側に第1の位置決めブロック30を設ける
とともに、樹脂ストッパー5側に第2の位置決めブロッ
ク31を設け、これら第1,第2の位置決めブロック3
0,31の突き当てにより樹脂ストッパー5を位置決め
する構成を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リードフレーム上
に搭載された半導体チップを樹脂封止する際に用いられ
る樹脂封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂封止型の半導体装置を製造
するにあたっては、リードフレーム上に半導体チップを
実装(ダイボンド)したのち、半導体チップ上の接続電
極とリードフレームの接続端子との間を金線等によって
接続(ワイヤボンド)し、その後、熱硬化性の樹脂材料
を用いて半導体チップを樹脂封止している。そのための
樹脂封止装置としては、樹脂材料の供給や未成形リード
フレームの供給、さらには実際の樹脂封止や成形済リー
ドフレームの収納といった一連の工程を自動的に行うオ
ートモールド装置が知られている。
【0003】この種の樹脂封止装置では、熱硬化性樹脂
を一定量円筒状に圧縮し固めた樹脂材料(タブレット)
を実際の樹脂封止用成形金型に供給するのに先立って、
樹脂材料の良否をセンサを用いて判別し、そこで良品と
判別された樹脂材料のみを成形金型に供給することで、
不良樹脂による成形ミスを未然に防止している。
【0004】図6は樹脂封止装置の中でも、特に、樹脂
供給ユニットの主要部の構成を示す斜視図である。図6
において、ホッパー1は、その中に投入された所定個数
の樹脂材料2を整列させるためのもので、その出口部分
にはストレートフィーダ3が連結されている。ストレー
トフィーダ3は、ホッパー1にて整列させた各々の樹脂
材料2を直線的に搬送するもので、その搬送出口部分に
はタブレットステージ4が配設されている。
【0005】また、タブレットステージ4の近傍には樹
脂ストッパー5が設けられている。この樹脂ストッパー
5は、ストレートフィーダ3を通ってタブレットステー
ジ4に送り込まれた樹脂材料2の搬送終端を規制するた
めのものである。一方、旋回アーム6は、上下シリンダ
ー7によって昇降可能に支持されている。また、旋回ア
ーム6の一端側には開閉式のピックアップ爪8が設けら
れ、このピックアップ爪8によって樹脂材料2を掴持
(チャック)できるようになっている。
【0006】上記構成からなる樹脂供給ユニットにおい
て、ホッパー1に投入された所定個数の樹脂材料2は、
そのホッパー1内で渦巻き状に上昇移動しながら一列に
整列される。こうして整列された樹脂材料2はストレー
トフィーダ3によって直線搬送されたのち、その搬送出
口からタブレットステージ4へと送り込まれる。その
際、先頭に位置する樹脂材料2の先端部が樹脂ストッパ
ー5に突き当たり、これによってストレートフィーダ3
に沿った樹脂材料2の搬送終端が規制される。
【0007】この状態で旋回アーム6は、上下シリンダ
ー7とともにピックアップ位置H1まで下降し、そこ
で、上述のごとくタブレットステージ4に送り込まれた
樹脂材料2をピックアップ爪8で掴持(チャック)す
る。さらに、その状態から上下シリンダー7とともに上
昇したのち、アーム自体の旋回動作により樹脂材料2を
検査位置H2に配置する。
【0008】この検査位置H2では、旋回アーム6のピ
ックアップ爪8で掴持された樹脂材料2が図7に示すよ
うに略垂直に保持され、そこで樹脂材料2の良否が判別
される。そのための判別手段として、検査位置H2の近
傍には、発光素子9a,10aと受光素子9b,10b
を組み合わせた透過型の光学センサ9,10が、垂直方
向に所定の隙間を介して配置されている。
【0009】これら樹脂判別のための光学センサ9,1
0は、各々発光素子9a,10aから出射されたセンサ
光が受光素子9b,10bで受光された場合にONし、
そのセンサ光が樹脂材料2で遮られて受光されたなかっ
た場合にOFFする。そして実際の樹脂判別では、一方
(上側)の光学センサ9がONで、他方(下側)の光学
センサ10がOFFのときに良品(OK)と判別され、
両方の光学センサ9,10がいずれもONまたはOFF
のときに不良(NG)と判別される。
【0010】その後、光学センサ9,10によって良品
と判別された樹脂材料2は、旋回アーム6の下降によっ
て樹脂投入位置H3に移動し、そこで樹脂ホルダー11
に投入される。その後、同様の繰り返し動作によって数
個の樹脂材料2が樹脂ホルダー11に投入されると、図
示せぬローダーハンドによって樹脂ホルダー11と一緒
に樹脂材料2が樹脂封止ユニットへと供給される。
【0011】図8はストレートフィーダ3の搬送出口部
分に連結されるストッパー機構の斜視図である。図8に
おいて、ストッパーベース12には、先述したタブレッ
トステージ4と樹脂ストッパー5が搭載されている。タ
ブレットステージ4には4本の位置決めピン4aが設け
られ、これらの位置決めピン4aの間に樹脂材料2が入
り込むようになっている。一方、樹脂ストッパー5は、
タブレットステージ4の上面に形成された一対のガイド
溝12a,12aに沿って移動可能に支持され、かつ締
結ネジ13によってストッパーベース12に固定されて
いる。また樹脂ストッパー5には円板型のストッパー部
品5aが回転自在に設けられている。このストッパー部
品5aは、ストッパーベース12に樹脂ストッパー5を
固定(ネジ止め)した状態で、タブレットステージ4上
に進出して配置される。そして、このストッパー機構で
は、タブレットステージ4に送り込まれた樹脂材料2の
先端部がストッパー部品5aに突き当たることで、樹脂
材料2の搬送終端が規制されるようになっている。
【0012】ところで、樹脂封止に使用される樹脂材料
2の量は、成形金型にセットされるリードフレーム(チ
ップ実装済)のタイプごとに予め決められている。した
がって、樹脂封止の対象となるリードフレームのタイプ
が変更になると、変更後のリードフレームに見合った量
の樹脂を投入するために、取り扱う樹脂材料2の外径が
変化する。そうすると、その段取り替えとして、取り扱
う樹脂材料2の外径に合わせてストレートフィーダ3と
タブレットステージ4をそれぞれ交換する必要が生じ
る。
【0013】ここで、タブレットステージ4の交換に際
しては、その上に進出しているストッパー部品5aが邪
魔になるため、先ずは、締結ネジ13を緩めてストッパ
ーベース12に対する樹脂ストッパー5の固定状態を解
除する。次に、ストッパーベース12のガイド溝12
a,12aに沿って樹脂ストッパー5をベース後端位置
まで移動させる。これにより、タブレットステージ4上
からストッパー部品5aが退避するため、図9に示すよ
うに、タブレットステージ4を上方に抜くことができ
る。ちなみに、ストッパーベース12上には4本のノッ
クピン12bが設けられ、これらのノックピン12bに
嵌合し得る共通の基準孔4bが、各種サイズのタブレッ
トステージ4に設けられている。
【0014】そこで、新たなタブレットステージ4をセ
ットする場合は、これに設けられた基準孔4bをストッ
パーベース12のノックピン12bに嵌合させること
で、ストッパーベース12上でのタブレットベース4の
動きを規制する。次いで、樹脂ストッパー5を元の位置
に戻すべく、これをガイド溝12a,12aに沿って先
程と反対方向に移動させたのち、締結ネジ13を締めつ
けて樹脂ストッパー5をストッパーベース12に固定す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、タブレットステージ4の交換に際して、一旦ス
トッパーベース12の後端に移動させた樹脂ストッパー
5を元の位置(基準位置)に戻すときに、その位置調整
が作業者の目視に頼って行われていたため、ストッパー
部品5aによる樹脂材料2の停止位置(搬送終端)に人
為的なバラツキが生じるという不具合があった。その結
果、樹脂材料2を旋回アーム6にて検査位置H2に配置
したときに、例えば良品の樹脂材料2が不良と判別され
たり、逆に不良の樹脂材料2が良品と判別されるなどの
調整不良(設備エラー)が多発し、装置の稼働率が低下
するという問題を招いていた。
【0016】この対応としては、予め良品と認定された
樹脂材料2を用いて、この樹脂材料2が検査位置H2で
良品と判別されるよう、樹脂ストッパー5の位置を繰り
返し調整することにより、ストッパー部品5aによる樹
脂材料2の停止位置精度(搬送終端の位置精度)を高め
ることも行われている。しかしながら、その場合でも、
面倒な位置調整作業の繰り返しによって段取り替えに長
い時間を必要とするため、結果として上記同様に装置稼
働率の低下を招いてしまう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、円筒状の樹脂材料を搬送
する搬送機構と、この搬送機構による樹脂材料の搬送方
向において、その搬送終端を規制するストッパー機構
と、このストッパー機構により前記搬送終端まで搬送さ
れた樹脂材料を掴持し、かつその掴持した樹脂材料を検
査位置に配置するチャック機構と、このチャック機構に
より前記検査位置に配置された樹脂材料の量を認識し、
その認識結果に基づいて樹脂材料の良否を判別する判別
手段とを有し、その判別手段によって良品と判別された
樹脂材料を樹脂封止ユニットに供給する樹脂供給ユニッ
トを備えた樹脂封止装置に関し、特に、前記ストッパー
機構が、搬送機構による樹脂材料の搬送方向において、
その搬送終端位置に配設されたストッパーベースと、こ
のストッパーベース上に前記樹脂材料の搬送方向に沿っ
て位置調整可能に搭載された樹脂ストッパーと、前記ス
トッパーベース上における前記樹脂ストッパーの位置調
整方向において、予め定められた基準位置に前記樹脂ス
トッパーを位置決めする位置決め手段とを備えた構成と
なっている。
【0018】上記構成からなる樹脂封止装置において
は、樹脂材料の外径変更に伴う段取り替えに際し、スト
ッパーベース上で樹脂ストッパーを基準位置からずらし
た場合でも、その樹脂ストッパーを位置決め手段によっ
て上記基準位置に正確に戻すことができる。これによ
り、ストッパーベース上での樹脂ストッパーの調整位置
に人為的なバラツキが生じなくなり、また面倒な位置調
整作業を繰り返し行う必要もなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態
においては、上記従来技術で述べた構成要素と同様の部
分に同じ符号を付して説明することとする。図1は本発
明が適用される樹脂封止装置の全体構成を示す斜視図で
ある。図示した樹脂封止装置は、主として、樹脂供給ユ
ニット14と樹脂封止ユニット15とによって構成され
ている。
【0020】樹脂供給ユニット14は、円筒状の樹脂材
料2を搬送する搬送機構と、この搬送機構による樹脂材
料2の搬送方向において、その搬送終端を規制するスト
ッパー機構と、このストッパー機構により搬送終端まで
搬送された樹脂材料2を掴持し、かつその掴持した樹脂
材料2を検査位置に配置するチャック機構と、このチャ
ック機構により検査位置に配置された樹脂材料2の量の
認識し、その認識結果に基づいて樹脂材料の良否を判別
する判別手段とを有している。
【0021】このうち、搬送機構は、ホッパー1とスト
レートフィーダ3により構成されている。また、ストッ
パー機構はタブレットステージ4を有し、チャック機構
は旋回アーム6を有した構成となっている。これらの構
成要素については、既に従来技術で述べているため、そ
の詳細な説明を省略する。また、上記判別手段の構成に
ついては、後段で詳しく説明する。
【0022】一方、樹脂封止ユニット15は、フレーム
整列レール16と、ローダーハンド17と、突き上げロ
ッド18と、樹脂成形用の上型19a及び下型19b
と、アンローダーハンド20とを有している。
【0023】このうち、フレーム整列レール16は、マ
ガジン21に収納された未成形のリードフレーム22を
整列させるもので、このフレーム整列レール16によっ
て整列されたリードフレーム22はローダーハンド17
にセットされる。突き上げロッド18は、樹脂ホルダー
11に投入された樹脂材料2を下方から突き上げるもの
で、この突き上げロッド18によって突き上げられた樹
脂材料2もローダーハンド17にセットされる。樹脂成
形用の上型19a及び下型19bは、リードフレーム2
2上に実装された半導体チップを実際に樹脂封止するも
ので、これが完了したリードフレーム(成形済品)23
はアンローダーハンド20によってマガジン24に収納
される。
【0024】次に、上記構成からなる樹脂封止装置の動
作手順を簡単に説明する。先ず、樹脂封止の対象となる
リードフレーム22は、マガジン21に収納されて樹脂
封止ユニット15にセットされる。一方、樹脂材料2は
ホッパー1に投入され、そこで一列に整列される。整列
された樹脂材料2は、ストレートフィーダ3上を振動と
傾斜により搬送されてタブレットステージ4に到達した
のち、旋回アーム6のピックアップ爪8により掴持され
た樹脂ホルダー11に移される。
【0025】その後、マガジン21に収納されたリード
フレーム22はフレーム整列レール16上を搬送されて
整列される。これに対して、樹脂材料2は樹脂ホルダー
11に収められて樹脂封止ユニット15にセットされ、
そこで突き上げロッド18により突き上げられる。
【0026】次いで、フレーム整列レール16上のリー
ドフレーム22と、突き上げロッド18により突き上げ
られた樹脂材料2がローダーハンド17にキャッチさ
れ、そのままローダーハンド17の水平移動によって下
型19bにセットされる。下型19bには、図2(a)
に示すように、凹状のキャビティ25とこれに連通する
注入ポット26が形成されている。また、注入ポット2
6には注入ピストン27が組み込まれている。これに対
して、リードフレーム22上の半導体チップ28は、金
線29とともにキャビティ25部分にセットされる。ま
た、樹脂材料2は、注入ポット26の中に投入される。
【0027】こうした樹脂材料2及びリードフレーム2
2のセッティングに際しては、それに先立って下型19
bが所定の温度に加熱される。また、リードフレーム2
2と樹脂材料2のセットを終えた後、ローダーハンド1
7は元の位置に戻る。
【0028】そうすると、図2(b)に示すように、上
型19aと下型19bとが合わせられて加圧される。一
方、注入ポット26に投入された樹脂材料2は、そのポ
ット内で加熱により溶融する。そして、上型19aと下
型19aの加圧状態が確認されると同時に、注入ピスト
ン27の押し上げとともに溶融樹脂が金型キャビティに
流し込まれる。これにより、リードフレーム22上の半
導体チップ28は、金線29とともに樹脂にて封止され
るとともに、金型キャビティ形状に対応した成形樹脂2
aが形成される。
【0029】こうして樹脂封止が完了すると、一定時間
だけ成形樹脂2aを硬化させたのち、上型19aと下型
19bを開き、そこからアンローダーハンド20によっ
て成形済のリードフレーム23が取り出される。取り出
されたリードフレーム23は最終的にマガジン24に収
納されて次工程に送られる。
【0030】図3は本実施形態の樹脂封止装置におい
て、特に、樹脂供給ユニット14におけるストッパー機
構の構成を示す図であり、図中(a)はその斜視図、
(b)はその側断面図である。図3において、ストッパ
ーベース12には、前述したタブレットステージ4と樹
脂ストッパー5が搭載されている。タブレットステージ
4には4本の位置決めピン4aが設けられ、これらの位
置決めピン4aの間に樹脂材料2が入り込むようになっ
ている。
【0031】一方、樹脂ストッパー5は、タブレットス
テージ4の上面に形成された一対のガイド溝12a,1
2aに沿って移動可能に支持され、かつ締結ネジ13に
よってストッパーベース12に固定されている。また樹
脂ストッパー5には円板型のストッパー部品5aが回転
自在に設けられている。このストッパー部品5aが回転
自在である理由は、これに突き当てられた状態の樹脂材
料2を先述の旋回アーム6にてピックアップする際に、
樹脂端面との擦れを回避するためである。
【0032】ストッパー部品5aは、図示せぬ取付ネジ
を用いて樹脂ストッパー5の先端側に取り付けられてい
る。そして、ストッパーベース12に樹脂ストッパー5
を固定(ネジ止め)した状態では、ストッパー部品5a
がタブレットステージ4上に進出して配置される。これ
により、先述のストレートフィーダ3を通してタブレッ
トステージ4へと送り込まれた樹脂材料2の先端部がス
トッパー部品5aに突き当たり、この突き当て状態にて
樹脂材料2の搬送終端が樹脂ストッパー5で規制される
ようになっている。
【0033】これに加えて、ストッパーベース12の上
面には、第1の位置決めブロック30が取り付けられ、
これに対応して樹脂ストッパー5の側面には、第2の位
置決めブロック31が取り付けられている。ちなみに、
これら第1,第2の位置決めブロック30,31は樹脂
ストッパー5の両側にそれぞれ設けられている。
【0034】このうち、第1の位置決めブロック30
は、ストッパーベース12の上面から垂直に起立する状
態で、固定ネジ32によりストッパーベース12に固定
されている。一方、第2の位置決めブロック31は、樹
脂ストッパー5の側面から水平に延出する状態で、固定
ネジ33により樹脂ストッパー5に固定されている。そ
して、ストッパーベース12側に設けられた第1の位置
決めブロック30に対し、樹脂ストッパー5側に設けら
れた第2の位置決めブロック31を突き当てた状態で、
締結ネジ13によりストッパーベース12に樹脂ストッ
パー5が固定されている。
【0035】ここで、第1,第2の位置決めブロック3
0,31の取り付けに際しては、予め良品と認定された
樹脂材料2を用いて、実際にその樹脂材料2の先端部を
ストッパー部品5に突き当てた状態で先述の旋回アーム
6により樹脂材料2をピックアップし、良否判別ための
検査位置に樹脂材料2を配置して良品と判別されるよ
う、ストッパーベース12上での樹脂ストッパー5の位
置出しを行う。そして、樹脂ストッパー5の位置出しが
完了したら、締結ネジ13を締めつけて樹脂ストッパー
5をストッパーベース12に固定する。このときの樹脂
ストッパー5の固定位置が、ストッパーベース12上で
の基準位置となる。
【0036】次いで、第1の位置決めブロック30を固
定ネジ32を用いてストッパーベース12に頑強に固定
し、さらにその第1の位置決めブロック31に第2の位
置決めブロック31を突き当てた状態で、この第2の位
置決めブロック31を固定ネジ33を用いて樹脂ストッ
パー5に頑強に固定する。なお、第1,第2の位置決め
ブロック30,31の取付順序は逆でも構わない。
【0037】その後、実際の樹脂封止工程で樹脂材料2
の外径が変更になった場合は、その外径変更に伴う段取
り替え作業が以下のような手順で行われるようになる。
先ず、締結ネジ13を緩めてストッパーベース12に対
する樹脂ストッパー5の固定状態を解除する。次に、ス
トッパーベース12のガイド溝12a,12aに沿って
樹脂ストッパー5をベース後端位置まで移動させる。こ
れにより、タブレットステージ4上からストッパー部品
5aが退避するため、元のタブレットステージ4を上方
に抜いて取り外したのち、変更後の樹脂外径にマッチす
る新たなタブレットステージ4をストッパーベース12
にセットする。ちなみに、これまでの作業は従来と同様
である。
【0038】次いで、樹脂ストッパー5を元の位置に戻
すべく、これをガイド溝12a,12aに沿って先程と
反対方向に移動させる。このとき、樹脂ストッパー5の
移動途中で、第2の位置決めブロック31が第1の位置
決めブロック30に突き当たる。このブロック同士の突
き当てにより、ガイド溝12a,12aに沿った樹脂ス
トッパー5の位置調整方向において、その樹脂ストッパ
ー5の位置(基準位置)が一義的に決まる。そこで、そ
れら第1,第2の位置決めブロック30,31の突き当
て状態を維持しつつ、締結ネジ13を締めつけて樹脂ス
トッパー5をストッパーベース12に固定する。
【0039】このように本実施形態においては、ストッ
パーベース12上において予め定められた基準位置に樹
脂ストッパー5を位置決めする位置決め手段(30,3
1)を備えた構成を採用しているため、タブレットステ
ージ4の交換に際しては、交換前後における樹脂ストッ
パー5の取付位置に人為的なバラツキが生じなくなり、
また樹脂ストッパー5の位置調整を繰り返し行う必要も
なくなる。その結果、段取り替え作業の所要時間を大幅
に短縮できるとともに、段取り替えの調整不良に伴う装
置稼働率の低下を防止することができる。
【0040】さらに本実施形態においては、旋回アーム
6にて検査位置に配置された樹脂材料2の良否を判別す
るための判別手段として、図4に示す光学式の変位セン
サ34を採用している。この変位センサ34は、互いに
対向状態に配置された発光器34aと受光器34bによ
って構成されている。発光器34aにはLED(Light E
mitting Diode)等からなる発光部34cが設けられ、こ
の発光部34cからのセンサ光を受光する受光部34d
が受光器34b側に設けられている。そして、この変位
センサ34においては、発光器34aから出射されたセ
ンサ光を受光器34bで受光した際に、その受光量に応
じたレベルのセンサ出力が得られるようになっている。
【0041】上記構成からなる変位センサ34を用いて
樹脂材料2の良否判別を行うにあたっては、旋回アーム
6にて検査位置に配置された樹脂材料2の端部(上記ス
トッパー部品5aとの突き当て端部と反対側)が図5の
ように変位センサ34の光路上に進出した状態となる。
この状態では、受光器34aから出射されたセンサ光
(矢印で表示)のうち、その一部が樹脂材料2によって
遮られ、それ以外のセンサ光が受光器34bに受光され
る。よって、変位センサ34の出力レベルは、そのとき
の受光量に対応したものとなる。
【0042】したがって、例えば、検査位置に配置され
た樹脂材料2の長さLが基準長よりも長かった場合は、
その分だけ樹脂材料2によって遮られるセンサ光の遮光
量が増加し、反対に樹脂材料2の長さLが基準長よりも
短かった場合は、その分だけ樹脂材料2によるセンサ光
の遮光量が減少する。これにより、変位センサ34のセ
ンサ出力は、樹脂材料2によって遮られるセンサ光の光
量に応じて変化するため、そのセンサ出力に基づいて樹
脂材料2の量を定量的に把握(認識)し、その良否を判
別することが可能となる。
【0043】また、センサ光路上に進出した樹脂材料2
の端部が欠けている場合などでも、センサ光の遮光量
(受光器34bでの受光量)に変化が生じるため、そう
した欠陥のある樹脂材料2についても、これを的確に抽
出し、樹脂封止ユニット15への供給を未然に阻止する
ことができる。さらに、樹脂材料2の量を定量的に把握
可能となることで、例えば、樹脂ストッパー5の位置が
正規の位置からずれていた場合でも、良否判別のための
センサ出力レベルの基準値を設定変更するだけで容易に
対応できるようになる。
【0044】なお、上記実施形態においては、ストッパ
ーベース12上で樹脂ストッパー5を位置決めする手段
として、第1,第2の位置決めブロック30,31によ
る突き当て方式を採用したが、これ以外にも例えば、図
示はしないがストッパーベース12のガイド溝12a,
12aの途中にそれぞれ位置決めピンを立設し、これら
の位置決めピンに樹脂ストッパー5を直に突き当てる方
式を採用することもできる。
【0045】また、樹脂材料2の良否判別のための変位
センサとしても、上述した光学式(非接触型)の変位セ
ンサ34の他に、例えば、図示はしないが可動ピックア
ップを用いた機械式(接触型)の変位センサを採用する
こともできる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の樹脂封止装
置によれば、樹脂材料の外径変更に伴う段取り替えに際
して、予め設定された基準位置に樹脂ストッパーを簡単
かつ高精度に合わせ込むことが可能となる。これによ
り、段取り替えの調整不良による設備エラーや成形不良
を確実に防止することができるため、装置稼働率の向上
と樹脂成形品の品質安定化を同時に実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される樹脂封止装置の斜視図であ
る。
【図2】樹脂封止時の状態を説明する図である。
【図3】実施形態で採用したストッパー機構の説明図で
ある。
【図4】実施形態で採用した判別手段の説明図である。
【図5】樹脂判別の原理を説明する図である。
【図6】樹脂供給ユニットの主要構成を示す斜視図であ
る。
【図7】従来における樹脂判別の構成図である。
【図8】従来におけるストッパー機構の説明図である。
【図9】部品交換の段取り作業を説明する図である。
【符号の説明】
1…ホッパー、2…樹脂材料、3…ストレートフィー
ダ、4…タブレットステージ、5…樹脂ストッパー、6
…旋回アーム、8…ピックアップ爪、12…ストッパー
ベース、12a…ガイド溝、13…締結ネジ、14…樹
脂供給ユニット、15…樹脂封止ユニット、30…第1
の位置決めブロック、31…第2の位置決めブロック、
34…変位センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の樹脂材料を搬送する搬送機構
    と、この搬送機構による樹脂材料の搬送方向において、
    その搬送終端を規制するストッパー機構と、このストッ
    パー機構により前記搬送終端まで搬送された樹脂材料を
    掴持し、かつその掴持した樹脂材料を検査位置に配置す
    るチャック機構と、このチャック機構により前記検査位
    置に配置された樹脂材料の量を認識し、その認識結果に
    基づいて樹脂材料の良否を判別する判別手段とを有し、
    その判別手段によって良品と判別された樹脂材料を樹脂
    封止ユニットに供給する樹脂供給ユニットを備えた樹脂
    封止装置において、 前記ストッパー機構は、 前記搬送機構による樹脂材料の搬送方向において、その
    搬送終端位置に配設されたストッパーベースと、 前記ストッパーベース上に前記樹脂材料の搬送方向に沿
    って位置調整可能に搭載された樹脂ストッパーと、 前記ストッパーベース上における前記樹脂ストッパーの
    位置調整方向において、予め定められた基準位置に前記
    樹脂ストッパーを位置決めする位置決め手段とを備える
    ことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段として、前記検査位置にお
    ける前記樹脂材料の変位を検出する変位センサを用いて
    なることを特徴とする請求項1記載の樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、前記ストッパーベ
    ース側に設けられた第1の位置決め部材と、前記樹脂ス
    トッパー側に設けられた第2の位置決め部材とを有し、
    前記第1の位置決め部材と前記第2の位置決め部材との
    突き当てによって前記樹脂ストッパーを位置決めするこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂封止装置。
JP9860498A 1998-04-10 1998-04-10 樹脂封止装置 Pending JPH11297724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003247492A (ja) * 2002-01-15 2003-09-05 Creative Automation Co ポンプ

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JP2003247492A (ja) * 2002-01-15 2003-09-05 Creative Automation Co ポンプ

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