JPH11297617A - アライメントマーク付き基板およびデバイス製造方法 - Google Patents

アライメントマーク付き基板およびデバイス製造方法

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JPH11297617A
JPH11297617A JP10117866A JP11786698A JPH11297617A JP H11297617 A JPH11297617 A JP H11297617A JP 10117866 A JP10117866 A JP 10117866A JP 11786698 A JP11786698 A JP 11786698A JP H11297617 A JPH11297617 A JP H11297617A
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JP
Japan
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alignment mark
substrate
polishing
wafer
metal film
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JP10117866A
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Kazuo Takahashi
一雄 高橋
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Canon Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハの絶縁膜や金属膜を研磨することでア
ライメントマークが認識不能になるのを防ぐ。 【解決手段】 ウエハWの基体であるSi基板1は、ス
クライブライン上にアライメントマーク2を形成する第
1の凸部12aを有し、その両側にアライメントマーク
2より高く突出する第2の凸部12bからなるダミーパ
ターン3を設ける。絶縁膜4や金属膜5を積層したうえ
でその表面を研磨するときに、ダミーパターン3が盾と
なって、アライメントマーク2上の金属膜5の凸部5a
が平坦化するのを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプロセッ
サ、ダイナミックランダムアクセスメモリ、論理IC等
の集積回路を有するデバイスを製造するためのアライメ
ントマーク付き基板およびデバイス製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス等を製造するためのウエ
ハ等基板は、集積回路を転写、焼き付けする露光装置の
オートアライメント機構によるアライメント(位置合わ
せ)のためのアライメントマークを必要とする。
【0003】アライメントマークは、各素子(ICチッ
プ等)を形成する露光画角の間のスクライブラインや、
基板の側縁等に配設されるもので、通常は、基体である
石英基板等の表面に突出する凸部として形成され、その
凹凸形状をオートアライメント機構によって認識するこ
とで、マスクやレチクルとの位置合わせが行なわれる。
【0004】図10は、一従来例によるウエハのアライ
メントマークを説明するもので、(a)に示すように、
Si基板101を基体とし、図示しない露光画角内にト
ランジスタ等の半導体素子が形成されており、互いに隣
接する露光画角の間のスクライブライン等の表面にアラ
イメントマーク102が突出している。このように半導
体素子とアライメントマーク102が形成されたウエハ
表面全体を層間絶縁膜となる酸化シリコン膜103によ
って覆い、その上に金属膜104を被着させ、公知のフ
ォトリソグラフィ工程によってパターニングする。
【0005】アライメントマーク102を含むウエハ表
面全体を酸化シリコン膜103によって覆っても、アラ
イメントマーク102上の酸化シリコン膜103にはア
ライメントマーク102に従って凸部103aが生じて
おり、この上に金属膜104を形成してもやはりその表
面には、アライメントマーク102に倣った凸部104
aが生じる。この凸部104aを利用して、露光装置の
オートアライメント機構によるレチクル(光学マスク)
等とウエハとの位置合わせが行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
の(b)に示すように、酸化シリコン膜103の表面を
研磨する工程を付加する場合には、図10の(c)に示
すようにアライメントマーク102上の金属膜104の
表面が平坦になるので、アライメントマーク102の認
識ができなくなるおそれがある。そうすると、フォトリ
ソグラフィ工程におけるマスク合わせが困難になるとい
う問題が生じる。
【0007】酸化シリコン膜103を研磨する替わり
に、その上の金属膜104を研磨する場合もあるが、ア
ライメントマーク102が認識できなくなる点は同様で
ある。
【0008】現在用いられている化学機械研磨装置(C
MP装置)では、酸化シリコン膜の研磨を行なってはい
るが、実際には、多少の凹凸が残るものであったため、
アライメントマークの検出精度を高めればアライメント
マークは認識できていた。
【0009】しかし、研磨技術の向上によってより高精
度に平坦化できるようになると、このアライメントマー
クの問題は根本的に解決しなければならなくなる。
【0010】特に、金属膜の表面を研磨して平坦化する
場合は、従来の方法は採用できない。
【0011】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、Si基板等の基体表
面に積層された絶縁膜や金属膜を研磨しても、アライメ
ントマークの凹凸形状を充分に認識できるアライメント
マーク付き基板およびデバイス製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のアライメントマーク付き基板は、デバイス素
子が形成されたデバイス形成部を有する基体と、該基体
の表面に突出する第1の凸部からなるアライメントマー
クと、該アライメントマークの近傍においてこれより所
定量だけ高く突出する第2の凸部からなるダミーパター
ンを備えていることを特徴とする。
【0013】ダミーパターンが、アライメントマークの
周囲をかこむように配設されているとよい。
【0014】本発明のデバイス製造方法は、上記のアラ
イメントマーク付き基板の表面に絶縁膜を被着させてこ
れを研磨し、その上に金属膜を積層する工程と、積層さ
れた金属膜をパターニングするフォトリソグラフィ工程
を有し、該フォトリソグラフィ工程における原版との位
置合わせに前記アライメントマーク付き基板のアライメ
ントマークを利用することを特徴とする。
【0015】また、上記のアライメントマーク付き基板
の表面に絶縁膜と金属膜を積層し、該金属膜を研磨する
工程と、研磨された金属膜をパターニングするフォトリ
ソグラフィ工程を有し、該フォトリソグラフィ工程にお
ける原版との位置合わせに前記アライメントマーク付き
基板のアライメントマークを利用することを特徴とする
デバイス製造方法でもよい。
【0016】
【作用】基体に設けられた第1の凸部からなるアライメ
ントマークの近傍に、これより高く突出する第2の凸部
からなるダミーパターンを設けておけば、基体に積層さ
れた絶縁膜や金属膜を研磨するときにダミーパターンが
盾となり、アライメントマークの凹凸形状が平坦化され
るのを防ぐことができる。
【0017】絶縁膜や金属膜を研磨してもアライメント
マークの凹凸形状が残っており、金属膜をパターニング
するフォトリソグラフィ工程において露光装置のオート
アライメント機構による認識が充分に可能である。
【0018】アライメントマークの近傍に第2の凸部を
設けておくだけで、研磨によってアライメントマークが
消滅するのを回避できるため、露光装置のマスク等原版
に対するアライメントの精度が劣化することなく、高精
細化された集積回路を安価に製作することができる。
【0019】絶縁膜や金属膜を研磨する工程を含むデバ
イス製造方法において、デバイス製品の高品質化と低価
格化に貢献できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0021】図1は一実施の形態によるアライメントマ
ーク付き基板Wを示すもので、これは、Si基板1を基
体とし、ICチップ(ダイ)となる各露光画角(デバイ
ス形成部)10内にトランジスタ等のデバイス素子であ
る半導体素子11が形成されたウエハである(図2参
照)。露光画角10の間のスクライブライン12上に
は、アライメントマーク2となる第1の凸部12aと、
アライメントマーク2より所定量Δhだけ高く突出する
一対の第2の凸部12bからなるダミーパターン3が設
けられている。
【0022】ダミーパターン3を構成する一対の凸部1
2bは、アライメントマーク2の両側に近接して配設さ
れる。
【0023】Si基板1の表面上にはアライメントマー
ク2とダミーパターン3とを覆うようにして絶縁膜4が
設けられている。
【0024】絶縁膜4の上には、その全面を覆うように
金属膜5が設けられており、該金属膜5は一部を除いて
絶縁膜4によってSi基板1の表面と電気的に絶縁され
ている。
【0025】この金属膜5の表面を研磨パッド21と研
磨粒子20a入りの研磨剤20を用いて研磨する。
【0026】アライメントマーク2上の金属膜5の凸部
5aは、その両側にダミーパターン3上のダミー凸部5
bがあるために、これが盾になり、少なくともダミー凸
部5bの高さが、アライメントマーク2上の凸部5aと
同じ高さに研磨されるまで、ほとんど研磨されない。
【0027】このような研磨工程ののちに、金属膜5上
にフォトレジストを塗布し、プリベークし、露光装置で
レチクルパターンを焼き付けるフォトリソグラフィによ
るパターニングの工程がある。
【0028】このとき、露光装置のオートアライメント
機構によるレチクル等原版とウエハWの位置合わせ(ア
ライメント)が行なわれるが、上記のように、アライメ
ントマーク2上の金属膜5には凸部5aが突出している
ため、その凹凸形状をオートアライメント機構によって
検知することで、アライメントマーク2を認識すること
ができる。
【0029】露光装置によってレチクルのパターンが焼
き付けられたフォトレジストは現像、ポストベークされ
てフォトレジストパターン(エッチング用マスク)とな
る。このフォトレジストパターンをマスクとして下地の
金属膜5をエッチングすることにより金属配線パターン
(集積回路)が形成される。
【0030】図2に示すように、アライメントマーク2
は、Si基板1の側縁にも配設される。
【0031】なお、スクライブライン12はICチップ
(ダイ)となる露光画角10の間の部分であるが、全て
のスクライブライン12にアライメントマーク2を配す
る必要はなく、特定のICチップAの両側のスクライブ
ライン12にのみ配することもできる。
【0032】アライメントマーク2の平面的形状は図3
の(a)に示すようなV字のパターンであり、ダミーパ
ターン3はV字パターンの外側にこれに沿って配設され
る。同図において示す寸法11 は230μm、12 は2
40μm、13 は230μmである。
【0033】図3の(b)は第1の変形例を示すもの
で、十字形のアライメントマーク2aの周囲をかこむよ
うに上下左右の4箇所にダミーパターン3aが設けられ
ている。
【0034】図3の(c)は、第2の変形例を示すもの
で、アライメントマーク2bの巾より充分大きな巾をも
つダミーパターン3bがアライメントマーク2bの両側
と中央の3箇所に配設されている。
【0035】ダミーパターンの突出高さは、アライメン
トマークの突出高さの1.2〜5.0倍、より好ましく
は1.2〜3.0倍、最適には1.5〜2.0倍であ
る。
【0036】また、金属膜を設けるまえに絶縁膜を研磨
する方法を採用してもよい。この場合は、ダミーパター
ンの突出高さが1.2〜2.0倍が望ましい。さらに、
絶縁膜に加えて、金属膜も研磨する場合は、ダミーパタ
ーンの突出高さを1.5〜3.0倍程度にするとよい。
【0037】アライメントマークとダミーパターンの間
隔は、アライメントマークの巾の2倍以上で500μm
以下が望ましい。
【0038】アライメントマークはSi基板上にエッチ
ング等の公知の加工方法によって凸状に形成したもの、
あるいは、Si基板上にポリシリコン等を堆積したのち
にこれをパターニングして形成してもよい。
【0039】ダミーパターンもアライメントマークと同
じ方法で形成できるが、好ましくは、アライメントマー
クをSi基板の表面に作成し、その表面を酸化して薄い
絶縁膜を形成したのち、ポリシリコンを堆積し、これを
パターニングしたものをダミーパターンとして用いるの
が望ましい。
【0040】図4は本発明のデバイス製造方法に用いら
れる全面研磨用のCMP装置(化学機械研磨装置)の模
式図である。30はウエハホルダー31を支持するとと
もにウエハホルダー31を回転させるモータを有する支
持基台、ヘッド32はその下面に研磨パッド21が貼ら
れた回転可能な研磨工具としての研磨ヘッドであり、内
部には研磨剤20を供給するための供給路33と供給口
34が設けられている。
【0041】研磨パッド21の下面(研磨面)をウエハ
Wの金属膜5の表面(被研磨面)に押し付け、研磨パッ
ド21とともにヘッド32を回転させつつ、ウエハWの
表面に沿ってヘッド32を往復動させる。研磨剤20を
供給路33、供給口34を介してウエハWの表面と研磨
パッド21の下面の間に供給すれば、金属膜5の表面が
研磨される。
【0042】こうして、絶縁膜または金属膜全面を平坦
に研磨できる。
【0043】図5は、全面研磨用のCMP装置と部分研
磨用のCMP装置とを組み合わせたクリーンルーム内に
配置可能なCMPシステムを示す図である。
【0044】このシステムは、4つのチャンバ51,5
2,53,54が開閉手段としての連通ゲート56,5
7,58を介して連通可能に接続されている。
【0045】複数のウエハWを収容するカセットが配さ
れる搬入チャンバ51は入口ゲート55と連通ゲート5
6と隔壁により外部と雰囲気が隔てられている。
【0046】全面研磨チャンバ52は、内部に図4に示
したような装置が配されており、連通ゲート56,57
と隔壁により外部と雰囲気が隔てられている。
【0047】部分研磨チャンバ53は、内部に部分研磨
用の小径研磨工具61とウエハホルダー62と支持基台
63とを有しており、連通ゲート57,58と隔壁によ
り外部と雰囲気が隔てられている。
【0048】搬出チャンバ54は、内部にカセットが配
され、その中に処理済のウエハWが収容されるようにな
っている。
【0049】この搬出チャンバ54も出口ゲート59と
連通ゲート58と隔壁により外部と隔てられている。
【0050】各チャンバ51,52,53,54には、
クリーンエア供給部70と連通する供給管71と、排気
ポンプPとが接続されており、各チャンバ51〜54内
の圧力を所定の圧力値に保つことができる。
【0051】まず、搬入チャンバ51の圧力を外部雰囲
気より低い圧力にして入口ゲート55を開ける。ウエハ
Wを多数収容したカセットをチャンバ51内に配する。
入口ゲート55を閉める。
【0052】全面研磨チャンバ52内をチャンバ51の
内圧より低い圧力にして、連通ゲート56を開ける。不
図示の搬送手段によりウエハWを一枚ウエハホルダー6
2上に配置する。
【0053】連通ゲート56を閉めて、回転するヘッド
32をウエハWの表面の金属膜に押し付けて研磨を行な
う。このとき、アライメントマーク付近の凹凸があまり
平坦にならないように粗研磨する。
【0054】研磨終了後、連通ゲート57を開けて、全
面研磨されたウエハWをチャンバ53内のウエハホルダ
ー62上に配置する。ウエハWのオリエンテーションフ
ラットまたは位置合わせマークを基準にして位置決めを
行ない、スクライブライン上のアライメントマークに対
応した位置を避けて部分研磨用の小径研磨工具61を移
動させる。小径研磨工具61を自転および公転させつつ
ウエハWに押し付け、アライメントマーク上の金属膜以
外のICチップ上の金属膜を部分的に研磨してより一層
平坦にする。
【0055】チャンバ53内の圧力が、搬出チャンバ5
4内の圧力より低くなるように圧力制御し、連通ゲート
58を開けてウエハWを搬出チャンバ54内のカセット
内に配する。
【0056】連通ゲート58を閉め、出口ゲート59を
開けてカセットといっしょにウエハWをとり出す。この
時チャンバ54の圧力は外部(例えばクリーンルーム
内)の圧力より低くしておくとよい。
【0057】上述したシステムを変更して、入口ゲート
55、出口ゲート59、連通ゲート56,57,58を
省略し、隔壁に設けたスリット状の開口を通してウエハ
Wを搬送してもよい。この場合は、システム外部より搬
入、搬出チャンバ51,54の内部圧力を低く保持し、
さらには研磨チャンバ52,53の内部圧力を搬入出チ
ャンバ51,54の内部圧力より若干低く保持すること
が望ましい。
【0058】また、連通ゲート57を省いて、2つの研
磨チャンバ52,53を共通の空間としてもよい。
【0059】上述した圧力設定は、システム内で発生し
たスラリー、研磨くず等の異物が外部に流出することを
妨げる効果がある。さらに部分研磨チャンバでは、アラ
イメントマーク上のみの研磨だけではなく、全面研磨の
不均一性を解消すべく所定のICチップ上の金属膜を選
択的に部分研磨することもできる。つまり、全面研磨
後、ウエハの研磨された表面形状を測定し、望ましくな
い凸部が残っている場合に、その凸部を部分研磨して仕
上げる。
【0060】本発明によるアライメントマーク付き基板
の基体としては、Si,Ge,GaAs,InP等を基
板材料とする半導体ウエハ、薄膜半導体層を有するSO
Iウエハやガラス基板が挙げられる。
【0061】研磨できる金属膜としては、Al,Al−
Si−Cu,Al−Si−Ti,Al−Cu,Al−S
i,Cu,Au,W等の金属が挙げられる。
【0062】研磨剤としては、粒径0.001μm〜1
μmより好ましくは0.01μm〜0.1μmの、シリ
カ、アルミナ、セリア等の粒子やPMMA(ポリメチル
メタクリレート)等の有機高分子化合物の粒子を純水ま
たはNH3 やKOHやH22 、ピペラジン(C410
2 )等によりPHが調整された研磨液に分散させたも
のが用いられる。
【0063】また、より平坦な配線部を形成するために
は、金属膜の下地となる絶縁膜をCMPで平坦化するこ
とが望ましい。
【0064】次に、図6および図7に基づいて本発明に
よるデバイス製造方法の一実施例を説明する。
【0065】まず、図6の(a)に示すように、Si基
板1と同様のSi基板91を用意し、アライメントマー
クを形成すべき箇所をフォトレジストでマスクしてSi
基板91をエッチングすることによりアライメントマー
ク92を形成する。このとき、同時にアライメントマー
ク92の両側にダミーパターン93の基部となる凸部9
3aを形成する。
【0066】次に図6の(b)に示すように、素子分離
領域94を選択酸化により形成するとともにゲート酸化
膜95を形成する。ゲート酸化膜95の上にポリシリコ
ン膜を形成し、ゲート電極95aとダミーパターン93
の上部となる部分95bを除いてエッチングにより除去
する。
【0067】図6の(c)に示すように、イオン注入に
より低不純物濃度のソース・ドレイン領域96aを形成
したのち、酸化、エッチバックによりゲート電極の側面
にサイドウォール96bを形成する。イオン注入と熱処
理により高不純物濃度のソース・ドレイン領域97を形
成する。次に、TEOS(テトラエトキシシラン)とオ
ゾンおよび酸素とを原料ガスとした熱CVD法により絶
縁膜である酸化シリコン膜98を形成する。このCVD
法は段差被覆性にすぐれているので、凹凸が強調され
る。
【0068】2次粒子の径が30nm〜250nmのシ
リカ粒子をKOH水溶液に分散させた研磨液と、ポリウ
レタン製の研磨パッドを用いて、全面研磨チャンバで全
体を研磨する。次に部分研磨チャンバにてアライメント
マーク92の付近を除く、特に集積回路チップ部分をよ
り一層平坦に研磨する。このとき、図7の(d)に示す
ように、アライメントマーク92上の酸化シリコン膜9
8表面には凸部98aが残る。酸化シリコン膜98にコ
ンタクトホールを形成し、WF6 とSiH4 またはH2
とを用いてタングステン98bをコンタクトホール内に
堆積させる。コンタクトホールから突出したタングステ
ンをエッチングにより除去したのち、シリコンと銅を含
む金属膜であるアルミニウム膜99をスパッタリングに
より形成する。アルミニウム膜99には、アライメント
マーク92上に凹凸99aが転写形成されているので、
その凹凸形状からアライメントマーク92を認識し、ア
ルミニウム膜99を以下のフォトリソグラフィ工程によ
ってパターニングできる。
【0069】アルミニウム膜99の表面を洗浄し、乾燥
させ、フォトレジストをコートし、ベーキングする。K
rFエキシマレーザー露光装置にウエハをセットし、ア
ルミニウム膜99の凹凸99aによってアライメントマ
ーク92を認識し、原版であるレチクルのアライメント
マーク(不図示)とマッチングをとりレチクルの位置合
わせを行なう。レチクルパターンを通してフォトレジス
トを露光する。その後、現像を行ない配線パターンとな
るフォトレジストパターンを形成する。このフォトレジ
ストパターンをマスクにして、アルミニウム膜99をエ
ッチングすればソース・ドレイン配線を含む金属配線パ
ターンを得ることができる。
【0070】次に上記説明したデバイス製造方法を用い
て半導体製品を製造する工程全体を説明する。図8は半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるい
は液晶パネルやCCD等)の製造フローを示す。ステッ
プ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行な
う。ステップ2(マスク製作)では設計した回路パター
ンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製
造)ではシリコン等の材料を用いてアライメントマーク
付き基板であるウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウ
エハを用いて、フォトリソグラフィ技術によってウエハ
上に集積回路を形成する。ステップ5(組立)は後工程
と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用い
て半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)で
はステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テ
スト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を
経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ
7)される。
【0071】図9は前述のウエハプロセスのフローを示
す。ステップ11(酸化)ではアライメントマーク付き
基板であるウエハの表面を酸化させる。ステップ12
(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステッ
プ13(電極形成)ではウエハ上に金属膜を蒸着によっ
て形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハ
にイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)で
はウエハに(フォトレジスト)を塗布する。ステップ1
6(露光)では露光装置によってマスクの回路パターン
をウエハに焼付露光する。ステップ17(現像)では露
光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)
では現像したフォトレジスト像以外の部分を削り取る。
ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで
不要となったフォトレジストを取り除く。これらのステ
ップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に
回路パターンが形成される。本実施例の製造方法を用い
れば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイ
スを製造することができる。
【0072】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0073】Si基板等の基体表面に積層された絶縁膜
や金属膜を研磨する工程において、アライメントマーク
の凹凸形状が消滅するのを防ぐことができる。
【0074】研磨後の絶縁膜や金属膜の上から露光装置
のオートアライメント機構によってアライメントマーク
を充分に認識できるため、フォトリソグラフィ工程によ
る金属膜のパターニングを高精度で行ない、集積回路の
高精細化等を促進できる。
【0075】これによって、絶縁膜や金属膜を研磨する
工程を含むデバイス製造プロセスを大きく改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態によるアライメントマーク付き基
板であるウエハを示す断面図である。
【図2】図1のウエハを示す平面図である。
【図3】アライメントマークの形状を説明するものであ
る。
【図4】ウエハを研磨する研磨装置を示す図である。
【図5】ウエハを研磨するシステムを示す模式図であ
る。
【図6】デバイス製造方法の前半の工程を示すものであ
る。
【図7】デバイス製造方法の後半の工程を示すものであ
る。
【図8】半導体製品の製造方法を説明するフローチャー
トである。
【図9】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【図10】一従来例によるアライメントマーク付き基板
を説明する図である。
【符号の説明】
1,91 Si基板 2,2a,2b,92 アライメントマーク 3,3a,3b,93 ダミーパターン 4 絶縁膜 5 金属膜 10 露光画角 11 半導体素子 12 スクライブライン 20 研磨剤 21 研磨パッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デバイス素子が形成されたデバイス形成
    部を有する基体と、該基体の表面に突出する第1の凸部
    からなるアライメントマークと、該アライメントマーク
    の近傍においてこれより所定量だけ高く突出する第2の
    凸部からなるダミーパターンを備えていることを特徴と
    するアライメントマーク付き基板。
  2. 【請求項2】 ダミーパターンが、アライメントマーク
    の周囲をかこむように配設されていることを特徴とする
    請求項1記載のアライメントマーク付き基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアライメントマ
    ーク付き基板の表面に絶縁膜を被着させてこれを研磨
    し、その上に金属膜を積層する工程と、積層された金属
    膜をパターニングするフォトリソグラフィ工程を有し、
    該フォトリソグラフィ工程における原版との位置合わせ
    に前記アライメントマーク付き基板のアライメントマー
    クを利用することを特徴とするデバイス製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のアライメントマ
    ーク付き基板の表面に絶縁膜と金属膜を積層し、該金属
    膜を研磨する工程と、研磨された金属膜をパターニング
    するフォトリソグラフィ工程を有し、該フォトリソグラ
    フィ工程における原版との位置合わせに前記アライメン
    トマーク付き基板のアライメントマークを利用すること
    を特徴とするデバイス製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002031868A1 (fr) * 2000-10-10 2002-04-18 Toray Engineering Co., Ltd. Procede d'alignement de plaquettes empilees
KR100398576B1 (ko) * 2001-08-07 2003-09-19 주식회사 하이닉스반도체 정렬 정확도 향상방법
JP2009289942A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Micronics Japan Co Ltd 多層配線基板

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