JPH11296544A - 構造化データ管理システム及び構造化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

構造化データ管理システム及び構造化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11296544A
JPH11296544A JP10104266A JP10426698A JPH11296544A JP H11296544 A JPH11296544 A JP H11296544A JP 10104266 A JP10104266 A JP 10104266A JP 10426698 A JP10426698 A JP 10426698A JP H11296544 A JPH11296544 A JP H11296544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象となる構造化データの変化に柔軟に
対応できるようにする。 【解決手段】 構造化データ保持手段2は、互いに関連
づけられた複数の構造化データを保持する。この構造化
データは、処理単位となるデータをノードとした木構造
で表現することができる。そして、木構造を構成してい
るノードに対応した処理内容が処理記述として関係付け
られている。構造化データ処理手段3は、入出力手段1
からメッセージを受け取ると、メッセージで指定された
構造化データ3aの木構造を解析することで対象となる
ノードを特定し、そのノードに関係付けられた処理記述
を実行する。処理記述の実行において、他の構造化デー
タ3b中のノードを指定したメッセージがあれば、該当
する構造化データ3bを構造化データ保持手段2から取
得し、そのメッセージに基づく処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造化された電子デ
ータに関連する処理を行う構造化データ管理システム及
びそのような処理をコンピュータに行わせるための構造
化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体に関し、特に複数の構造化データ同士
で関連し合った処理を支援するための構造化データ管理
システム及びそのような処理をコンピュータに行わせる
ための構造化データ管理プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、業務処理システムの開発において
は、あまり変化しない定型の業務を対象にしてきた。と
ころが、どのような業務であっても時代の流れによって
必ず変化し、利用者の要求も高度化していく。そのた
め、システムの開発期間が長期にわたると、業務内容を
分析しモデル化した時と、実際にシステムが完成した時
とで、システムへの要求が大幅に異なることになる。
【0003】また、それらの業務支援システムでは、業
務の変更を考慮していないため、データの保存形式も、
その振舞い(データに関連して行われる処理内容)の記
述も、一緒のシステム機能としてアプリケーションに組
み込まれていた。そのため、業務変更に伴い業務支援シ
ステムが変更され、今まで作成されてきた膨大なデータ
を、新しいデータ形式に変換しなければならなくなるこ
とが多かった。
【0004】これに対し、ERP(Enterprise Resource
Planning )パッケージと呼ばれる業務統合型ソフトウ
ェアパッケージでは、モデル化された業務内容につい
て、パラメータによって振舞いを変化させることができ
る部品にして用意し、使う側の業務環境に応じて選択あ
るいはパラメータ設定をすることで、容易にシステムを
構築することが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の業務統
合型ソフトウェアパッケージでは、最初に全ての業務内
容を把握分析し、設定しておかなければならず、ERP
に関する相当量の知識と業務内容の把握が必要となり、
システムを運用するまでに時間がかかるという問題点が
あった。そのため、実際にその業務支援システムを使い
ながら、逐一変化する各業務内容に合わせるために変更
や拡張や整理をして、適時的に最適な技術を組み合わせ
て利用者を支援することができなかった。
【0006】また、部品として用意されているものがい
かに一般的なものであっても、それぞれの業務には固有
な部分がある。そのため、このようなシステムでは、そ
の業務処理システムに業務内容を合わせないといけない
という問題がある。
【0007】さらに、データモデルは基本部分が固定
で、利用者が定義できる部分は限定される上に、どのデ
ータ項目とどの処理が関連しているのかわからず、デー
タ構造の変更は現実的には不可能である。
【0008】なお、ワークフローと呼ばれるパッケージ
では、作業を利用者の用途に合わせてモデル化して、作
業の流れを支援することが可能である。ところが、ER
P同様最初にほとんど全てを定義しないと実行出来ず、
一旦実行され始めると途中でやり方を変更することは不
可能か、あるいは非常に繁雑な手続きが必要となる。し
かも、ワークフローパッケージの対象とする作業は、組
織活動の一部を支援するに止まり、全般に適用すること
は現実的ではない。
【0009】また、ERPとワークフローに共通する問
題として、利用者による業務プロセスや組織の定義がG
UI(Graphical User Interface)を通して行われ、内部
定義の持ち方が隠蔽されているため、利用者の要件を満
たすための拡張、例えば、データ構造を追加したり、他
システムとの連携を図ったりすることが困難であること
が挙げられる。
【0010】従って、従来は変化の多い非定型業務を支
援するシステムを開発および運用することは出来ず、シ
ステム化されていない隙間の業務を手作業で行ったり、
既存のシステムに存在する情報を有効に利用できないた
め一度入力した情報を何度も入力しなければならないと
いった問題が生じていた。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、処理対象となる構造化データの変化に柔軟に
対応することができる構造化データ管理システムを提供
することを目的とする。
【0012】また、本発明の他の目的は、構造化データ
に関する処理を、処理対象となる構造化データの変化に
柔軟に対応しながらコンピュータに実行させるための構
造化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、構造化された電子データに関連する処理
を行う構造化データ管理システムにおいて、処理単位と
なるデータをノードとした木構造で表現することがで
き、個々のノードに対応した処理内容が処理記述として
関係付けられている構造化データを保持する構造化デー
タ保持手段と、前記構造化データ保持手段に格納された
特定の構造化データ中のノードを指定した処理要求に基
づき、処理対象となる構造化データの木構造を解析する
ことで指定された対象ノードを認識し、前記対象ノード
に関係付けられた処理記述を前記処理要求に従って実行
するとともに、実行内容に応じて他のノードへの処理要
求を発生させる構造化データ処理手段と、を有すること
を特徴とする構造化データ管理システムが提供される。
【0014】このような構造化データ管理システムによ
れば、特定の構造化データ中のノードを指定した処理要
求が発生すると、前記構造化データ管理システムによ
り、構造化データの木構造を解析することで対象ノード
が特定され、関係付けられた処理記述が実行される。そ
の際、実行内容に応じて他のノードへの処理要求が発生
すると、順次、その処理要求に基づく処置が行われる。
【0015】このように、構造化データが木構造で表現
可能な形式で表現されており、各ノードに関係付けて処
理記述が設けられているため、構造化データの内容が変
更されても、木構造を解析することで対象ノードを特定
することができ、構造化データの変更に柔軟に対応でき
る。
【0016】また、上記課題を解決するために、構造化
された電子データに関連する処理を行う構造化データ管
理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体において、処理単位となるデータをノードとした
木構造で表現することができ、個々のノードに対応した
処理内容が処理記述として関係付けられている構造化デ
ータを保持する構造化データ保持手段、前記構造化デー
タ保持手段に格納された特定の構造化データ中のノード
を指定した処理要求に基づき、処理対象となる構造化デ
ータの木構造を解析することで指定された対象ノードを
認識し、前記対象ノードに関係付けられた処理記述を前
記処理要求に従って実行するとともに、実行内容に応じ
て他のノードへの処理要求を発生させる構造化データ処
理手段、としてコンピュータを機能させることを特徴と
する構造化データ管理プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理構成図であ
る。この構造化データ管理システムは、入出力手段1、
構造化データ保持手段2、及び構造化データ処理手段3
を備える。
【0018】入出力手段1は、利用者および他システム
とのデータ授受を制御する。構造化データ保持手段2
は、互いに関連づけられた複数の構造化データを保持す
る。この構造化データは、処理単位となるデータをノー
ドとした木構造で表現することができる。そして、木構
造を構成している個々のノードに対応した処理内容が処
理記述として関係付けられている。処理記述は、コンピ
ュータで実行可能な言語で記述されており、必要に応じ
て、他のノードへの処理要求(以後、この処理要求を
「メッセージ」と呼ぶ)が含まれている。この構造化デ
ータ保持手段2は、不揮発性の記憶媒体、例えば磁気記
憶装置などを用いることで、システムの電源が切れた際
にもデータの一貫性を保つことができる。
【0019】構造化データ処理手段3は、入出力手段1
からメッセージを受け取ると、そのメッセージで指定さ
れた構造化データ3aを構造化データ保持手段2内から
取得する。そして、メッセージで指定された構造化デー
タ3aの木構造を解析することで対象となるノードを特
定し、そのノードに関係付けられた処理記述を実行す
る。処理記述の実行において、他のノードに対するメッ
セージがあれば、そのメッセージに基づいて該当するノ
ードの処理記述を実行する。メッセージが他の構造化デ
ータ3b中のノードを指定していれば、該当する構造化
データ3bを構造化データ保持手段2から取得し、その
メッセージに基づく処理を実行する。このとき、メッセ
ージの宛先となるノードが存在しない場合には、木構造
を辿ることで、そのメッセージを受け取るべきノードを
特定し、そのノードの処理記述を実行する。
【0020】このような構成によれば、各ノードはその
ノードに必要な処理のみを記述でき、自木構造あるいは
他木構造をたどりながら、処理を引き継ぐことができ
る。そして、構造が変化した場合には、ノードの位置の
変更だけならば、何も変更しなくても該当するノードを
検出できる。ノードの分離、併合、追加、削除といった
変更が行われた場合には、旧構造と新構造で先祖ノード
を自動または半自動で比較することにより、処理を引き
継ぐべきノードを特定することができる。この場合、最
悪でも根ノードが存在するため、張られたリンクが切れ
ていても処理を中断することなく引き継ぐことができ
る。
【0021】例えば、メッセージの対象が構造化データ
「組織図」のノードである場合には、新構造においてそ
のノードが存在しなくても、旧構造におけるノードの先
祖ノード(つまり、上位組織)を求めて、新構造におい
て存在することを確認した上で、メッセージの対象を変
更することができる。
【0022】また、そのような上位ノードにメッセージ
を転送できない場合もある。例えばメッセージの対象が
構造化データ「文書体系」や「部品構成」のノードであ
る場合には、その上位ノードにメッセージを転送して
も、正しく処理が引き継がれるとは考えられない。この
ような構造化データの新構造において、メッセージの対
象となるノードが存在しない場合には、新旧両方のノー
ドをユーザに提示し、メッセージの対象をどのノードに
するかに関する指示の入力や、指示の選択をさせること
で処理を続行させることができる。
【0023】また、自動処理やユーザの判断に任せられ
ない場合、例えばメッセージの対象が構造化データ「費
目」のノードである場合もある。このような構造化デー
タにおいて、メッセージの対象ノードが存在しない場合
には、そのメッセージ内容を管理者に転送するようにで
きる。
【0024】従って、本発明では、構造化された電子デ
ータがノード毎に処理記述と関係付けられているため、
振舞い(処理内容)の変更や不具合の修正箇所を容易に
特定することが可能となる。しかも、2つの構造化され
た電子データが関係付けた処理が可能となれば、業務全
般の様々な構造化データを関連付けることで、業務活動
の全般に渡って支援することができる。
【0025】図2は、業務活動におけるデータ群の関係
付けを示す模式図である。図に示している1つの3角形
が1つの木構造のデータ群を表している。図の例では、
「業務プロセス」、「部品構成」、「費目」、「組織
図」、及び「文書体系」の構造化データ4a〜4eが示
されている。図中、各構造化データ4a〜4eを接続し
ている線は、ノード間の関係の束を示している。
【0026】このように、2つの構造化データ間の関係
付けができれば、その関係付けを様々な業務用の構造化
データ間で行うことで、多数の構造化データを網の目の
ようにして関係付け、それらを統合した処理を行うこと
ができる。すなわち、業務支援システムに必要な組織活
動における互いに関連し合った複数の概念構造を同時に
かつ柔軟な組み合わせで扱える。その結果、業務活動全
般の支援を行うことが可能となる。
【0027】また、本発明を用いれば、運用中に頻繁に
データ構造が変更される場合においても、その変更に容
易に対処することができる。それには、変更前の旧構造
化データを保存しておき、変更後の構造化データとの間
の関係付けを行う。
【0028】図3は、構造化データの変更への対応方法
を示す図である。この図は、構造化データが変化する様
子を示している。時刻T1において存在している構造化
データ5〜7の変化の様子を示している。この例では、
時刻T1において、「A1」の構造化データ5、「B
1」の構造化データ6、「C1」の構造化データ7が、
互いに関連づけられている。「A1」の構造化データ5
には、「ノードM」の下位ノードとして「ノードN1」
と「ノードN2」とがある。
【0029】ここで、「B1」の構造化データ6から
「A1」の構造化データ5の「ノードN1」を参照して
いるものとする。そして、「ノードN1」が削除された
場合を考える。「ノードN1」が削除された構造化デー
タ5は、「ノードM」の下位構造に「ノードN2」のみ
が存在するような「A2」の構造化データ5aとなる。
【0030】時刻T2において、「B1」の構造化デー
タ6内の処理記述が実行され、「A1」の構造化データ
5の「ノードN1」の参照要求が出された場合には、
「A1」の構造化データ5と「A2」の構造化データ5
aとの関係が既知であれば処理を続けることができる。
【0031】構造が変化した構造化データ同士の関係に
は、2つの場合がある。1つ目は、「新版−旧版」とい
う関係のみを有する場合である。この場合を「暗黙の関
係」と呼ぶ。2つ目は、新版のノードと旧版のノードの
関係が具体的に明示されている場合である。この場合を
「明確な関係」と呼ぶ。このような、新旧のデータ間の
関係に応じて以下のような処理が行われる。
【0032】まず、「B1」の構造化データ6内のノー
ドから「A2」の「ノードN1」を参照する(S1)。
すると、構造化データ処理手段3(図1に示す)は、参
照先が存在しないことを認識し、旧版の「A1」の構造
化データ5を参照する(S2)。ここで、構造化データ
処理手段3は、明確な関係か暗黙の関係かを判断する。
【0033】明確な関係がある場合には、明示されてい
る関係に応じた処理を行う。例えば、「A2ではノード
N1に対応するノードが存在しない」ことが記述されて
いた場合には、構造化データ処理手段3は、ユーザに
「A1」と「A2」との両方を表示して状況を提示し、
指示を仰ぐ。また、「A2内のノードN2がノードN1
に対応する」ことが記述されていた場合には、構造化デ
ータ処理手段3が自動的に「ノードN2」に処理を引き
継がせる(S3)。
【0034】暗黙の関係である場合には、「A1」の構
造化データ5を参照し、ノードN1の親ノードを調べる
(S4)。その結果、「ノードM」が親ノードであるこ
とが判明する。そこで、新版の「A2」の構造化データ
5aに「ノードM」が存在するか否かを判断する。この
例では「ノードM」が存在するため、新版の構造化デー
タ5aの「ノードM」に処理を引き継がせる(S5)。
このとき、ユーザに対して、処理の引継状況を提示す
る。ユーザは、引継状況を変更したければ、任意の引継
先を指定する。引継先が決まったら、「B2」の構造化
データ6内の「ノードN1」を参照する処理記述の内容
が、引継先を参照する内容に変更され、新たな「B2」
の構造化データ6aが生成される。
【0035】このように、旧版の構造化データを保存し
ておくことにより、新旧間の明示された関係を辿ること
や、新旧間の構造化データを比較することによって、処
理を続けることが可能となる。即ち、一部の構造化デー
タの構造が変化した場合にも、柔軟に対応することがで
きる。上記の例では、単にノードが削除された場合を例
にとって説明したが、ノードが分割された場合や併合さ
れた場合にも同様に処理を引き継がせることができる。
【0036】なお、暗黙の関係の場合において、参照す
べきノードの親ノードも削除されていた場合には、さら
にその親ノードを調べる。ここで、新旧関係にある構造
化データであれば必ずルートノードは同じであるため、
次々と親ノードを調べていくことで、必ず新版にも存在
するノードが発見される。そのため、どのような変更が
加えられたとしても、処理が途中で中断することはな
い。
【0037】このような処理は、従来人間が行っていた
論理思考が、構造化データ処理手段3において実行され
ることを意味する。例えば、他の部署に処理を依頼する
場合、担当者が不在であれば上司に依頼するとか、業務
プロセスが変更されたために旧プロセスから後続作業を
類推するといった処理が構造化データ処理手段3によっ
て行われる。
【0038】また、本発明では、構造化データやその構
造定義、及び構造化データに対する処理記述を基本シス
テム(構造化データ処理手段3の行う処理内容)とは別
に保持し、いつでも自由に変更できるように構成されて
いるため、実際にシステムを運用しながらメンテナンス
を行ったり、業務内容の変更に応じて適宜、振舞い(ノ
ードに関連づけられた処理記述の内容)を変更すること
ができる。例えば、業務の一部分から支援を開始し、段
階的に全般を支援するように、支援範囲を拡大していく
ことができる。
【0039】さらに、データがツリー構造で表されてい
るため、大まかなツリーで支援を開始し、その後ツリー
構造の末端ノードを細分化し、詳細を徐々に付け加えて
いくことで、段階的にモデル化を行うことが可能とな
る。
【0040】また、本発明では、構造化されたデータが
ノード毎に処理記述と対応付けられているため、各ノー
ドはそのノードに必要な処理のみを記述でき、振舞いの
変更や不具合の修正個所を容易に特定することができ
る。
【0041】以下に、本発明の構造化データ管理システ
ムを用いて業務支援を行う場合を例にとり、本発明の実
施の形態を具体的に説明する。図4は、業務支援システ
ムの構成図である。この業務支援システムは、メッセー
ジ転送系としてメッセージ処理部10とタイマイベント
処理部11とがある。業務支援処理系として処理エンジ
ン20、構造化データ管理部21、及びスクリプトイン
タプリタ22がある。クライアント環境としてクライア
ント61および編集ツール62等の各種ソフトウェアツ
ールがある。
【0042】システムを動作させるのに必要な記述に
は、業務プロセスモデル30に関する記述、組織モデル
40に関する記述、文書体系モデル50に関する記述、
および処理エンジン20を動作させるための管理制御用
スクリプト73が用意されている。これらは、ハードデ
ィスクなどの記録媒体に格納されており、処理エンジン
20により処理される際には、主記憶装置(半導体メモ
リ)にロードされる。
【0043】ここで、業務プロセスモデル30に関する
記述、組織モデル40に関する記述、及び文書体系モデ
ル50に関する記述のそれぞれを管理オブジェクトと呼
ぶことにする。各管理オブジェクトは、同様の記述仕様
により構成されており、原理構成図(図1)における構
造化データの記述および処理記述の組に対応している。
管理オブジェクトは、データ構造を定義した文書型定義
31,41,51、文書型定義に従って作成されたイン
スタンス32,42,52及び、文書型定義の要素、若
しくは構造化データのノードに対応する処理記述が記載
されたスクリプト33,43,53からなる。
【0044】文書型定義31,41,51及びインスタ
ンス32,42,52は、構造化電子文書の世界標準記
述仕様であるSGML(Standard Generalized Markup L
anguage)により記述するものとし、処理記述は、日本語
表現の言語仕様をもつMIPS(Micro Post Script) に
より記述するものとしている。SGMLとMIPSとい
う2つの言語仕様を用いるのは、データと処理を明確に
分離する手段として有効なためである。また、SGML
は文書処理に適しており、文書型定義(DTD:Docume
nt Type Definition)と呼ばれるデータモデル記述が構
造を自在かつ容易に表現できる。さらに、文書そのもの
を原理構成図(図1)の構造化データの1つとして取り
あげることでSGML化された文書との整合性がよい。
MIPSは、処理を日本語で記述できるため、可読性が
よい。
【0045】なお、本実施の形態ではSGMLを用いた
が、同じDTDを定義できるXMLでも構わない。ま
た、スクリプトは、インタプリタ言語であればMIPS
以外の言語を用いてもよい。
【0046】ところで、メッセージには以下のものがあ
る。 (1)ユーザによるクライアント61へのキーボード/
マウス入力に応じて、クライアント61により処理エン
ジン20に対して送られるもの。 (2)他の系の処理エンジンから電子メールにより送ら
れるもの。 (3)設定された時刻になると、タイマイベント処理部
11より送られるもの。 (4)管理オブジェクトのスクリプトから他の管理オブ
ジェクトのスクリプトを呼び出すために送られるもの。
【0047】ここで、ユーザによるクライアント61へ
のキーボード/マウス入力に応じたメッセージでは、ク
ライアント61上のカーソル(あるいはマウスカーソ
ル)の位置情報を元に、メッセージの宛先となるノード
を特定する。
【0048】メッセージ転送系は、イベントを転送する
ための仕組みであり、メッセージ処理部10を中心に構
成されている。ここでは、メッセージ転送に電子メール
システムを用いるものとし、メッセージ処理部10は、
SMTPサーバおよびPOPサーバの機能を有してい
る。メッセージ処理部10は、処理エンジン20との間
で電子メールによってメッセージ72をやりとりする。
処理すべきメッセージ72は、メッセージキュー71に
蓄えられており、順次処理される。なお、図に示したメ
ッセージ処理部10の機能は、遠隔地のサーバ間で業務
アクティビティにまたがる通信を実現するために、既存
のインフラを利用するもので、業務支援システムに必要
なイベント情報を転送できる仕組みなら別の手段を用い
てもよい。
【0049】メッセージキュー71は、イベントとして
のメッセージを一時的に蓄えるためのはたらきを持つも
のと、イベントをロギングするためのはたらきを持つも
のがある。前者は、個人別や役割に応じたグループ別に
仕分けされており、個人やグループのイベント処理状況
を把握できる。後者は、システムの状態を把握あるいは
管理するための情報として活用される。
【0050】タイマイベント処理部11は、主に時刻指
定のイベントを処理エンジン20からの依頼を受けて発
生させるものである。業務支援処理系は、本実施形態の
基幹部分である。
【0051】処理エンジン20は、管理オブジェクトそ
れぞれの定義に基づいて動作実行するもので、業務支援
に直接関係するデータや処理を一切内在しない。処理エ
ンジン20の処理は、メッセージ処理部10若しくはク
ライアント61からのメッセージ72,75の入力、若
しくは、タイマイベント処理部11からのイベントの入
力により開始される。処理の内容によっては、HTML
(Hyper Text Markup language)で記述されたワークリス
ト74がクライアント61へ送られる。この処理エンジ
ン20は、WWW(World Wide Web)サーバ内に構築され
る。このとき、クライアント61とサーバが同一マシン
上にあっても構わない。
【0052】構造化データ管理部21は、処理エンジン
20の外部の実体である管理オブジェクトの構造化デー
タに関する定義、すなわちSGML文書を読み込む受け
皿で、スクリプトインタプリタ22からのノード問い合
わせに応じるサービスをし、繁雑な構造管理を提供する
ものである。
【0053】スクリプトインタプリタ22は、管理オブ
ジェクトの処理に関する定義、すなわちMIPS記述に
よるスクリプトを解釈し実行する。実行される機能に
は、例えば、データベースへのアクセス、他システムと
の連携、構造化データ管理部21に対してSGMLイン
スタンスの読み書きを指示するためのものがあり、オペ
レータと呼ばれる。なお、オペレータを組み合わせて別
のオペレータを作成することも可能である。
【0054】管理制御用スクリプト73には、以下のも
のがある。第1に、処理エンジンの制御を行うものがあ
る。例えば、管理オブジェクトのSGML文書を構造化
データ管理部21に読み込んだり、管理オブジェクトの
スクリプトをスクリプトインタプリタ22に引き渡した
り、管理オブジェクトのスクリプトに関する著作物保護
を行うものなどである。
【0055】第2に、業務支援システムの管理に関する
メッセージを処理するものがある。例えば、メッセージ
転送系で受けた状態問い合わせに代理応答したり、メッ
セージ転送系で受けた管理オブジェクトの差分データを
差し替えたり、定期的なレポーティングをタイマイベン
ト処理部11と連動して自動実行するものなどである。
このように、管理オブジェクト(構造化データや処理記
述)を自動的に配信することで、常に最適な実行環境を
保つことが可能である。なお自動配信は、ネットワーク
を介して接続された他のコンピュータに対しても行うこ
とができる。
【0056】第3に、処理エンジン20の処理履歴を記
録するものがある。例えば、その処理履歴を集めて処理
の分析をしたり、監査証跡として整理したり、システム
デバッグしたりするためにアプリケーションに対して基
データを提供するものなどである。
【0057】このような制御のためのスクリプトは、処
理エンジン20の処理機能として組み込まれていてもよ
い。また、スクリプトのアクセス制御や機密保護/著作
権保護のために管理オブジェクトのスクリプトの暗号化
や電子署名添付を行い、管理制御用スクリプト73によ
り複合化や電子署名の検証を行うこともできる。処理記
述自身の著作物保護及び機密保護を処理エンジンに組み
込むことで、ソース改変による組織活動上の混乱を回避
することができる。
【0058】クライアント環境は、利用者とのインタラ
クティブな処理を制御するものであり、クライアント6
1がGUI部分としてはたらく。クライアント61は、
具体的にはWWWブラウザの機能である。編集ツール6
2等の各種ソフトウェアツールには、例えば、エディタ
やビューア、表計算ツールや図形編集ツール、他システ
ムのクライアント機能などがある。クライアント61
は、ユーザや編集ツール62からの入力に応じて、処理
エンジン20に対してメッセージを出力する。また、処
理エンジン20からワークリスト74が送られてきた
ら、その内容を表示装置の画面に表示する。クライアン
ト61と編集ツール62とは、ユーザの利用環境内に設
置されたコンピュータ上に構築されている。
【0059】このようなシステム構成は、MVC(Model
View Controller) アーキテクチャに合致しており、管
理オブジェクトがModelに、処理エンジン20と管
理制御用スクリプト73がControllerに、ク
ライアント環境やメッセージ転送系がViewにそれぞ
れ対応している。
【0060】さらに別の見方として、処理エンジン20
を人、管理オブジェクトを人の知識、メールのメッセー
ジを作業指示と見れば、このシステム構成は、従来現実
に行われている人による組織活動上の処理の模倣であ
る。このシステムでは、処理エンジン20が、利用者の
すべき業務処理の一部を代行する代理人として位置付け
られることがわかる。
【0061】したがって、人間が持つ概念と同じ概念で
電子データの全体構成や構造と振舞いを持つため、見通
しがよく、頑健でメンテナビリティが向上し、かつ代理
人に知識を与えればそれだけ利用者の負担が軽減される
ため、業務支援を徐々に高めることが可能となる。
【0062】さらに、図4の業務支援処理系はそのまま
の形態で、クライアント環境のクライアント61にユー
ザの代理を行わせ、メッセージ転送系のメッセージ処理
部10には電子メールを擬似的に送るように変更するこ
とで、本業務支援システムのシミュレーションを行うこ
とが可能である。
【0063】また、別のシミュレーション方法として、
各管理オブジェクトのスクリプトを擬似動作させるよう
に変更することにより、各管理オブジェクトのDTDと
SGMLインスタンスを用いてシミュレーションするこ
とも可能である。
【0064】このように、外部機能の影響を受ける処理
をコンピュータ上で擬似動作させることで、構造化デー
タに関連する処理のシミュレーションを行うことができ
る。これにより、実時間よりも短い時間で処理結果を得
ることができる。
【0065】図5は、管理オブジェクトを補足説明する
図である。管理オブジェクト30は、構造定義31すな
わちDTDと、インスタンス32すなわちSGMLイン
スタンスと、スクリプト33a,33bすなわちMIP
Sの関係を示している。
【0066】スクリプト33は、原理構成図(図1)の
処理記述に対応するメソッド33c(オペレータと同
義)の集まりであり、原理構成図のノードにそれぞれ関
係付けられている。ただし、本実施の形態では、構造定
義31の要素とインスタンス32の要素にとのそれぞれ
関係付けることができる。すなわち、構造定義31の要
素にはスクリプト33aが関係付けられ、インスタンス
32には、スクリプト33bが関係付けられる。ここ
で、前者をモデルスペシフィックなメソッド、後者をイ
ンスタンススペシフィックなメソッドと呼ぶことにす
る。
【0067】このような関係にすることにより、全イン
スタンスの同一種類のノードに共通な処理をモデルスペ
シフィックなメソッドとして共通定義できる。一方、特
定のインスタンスの特定のノードの処理をインスタンス
スペシフィックなメソッドとして固有定義することが可
能となり、処理の意味を明確にし、影響範囲を特定する
ことができる。また、モデルスペシフィックなメソッド
だけを定義することでシステムのデフォルトの動作を与
えることができる。
【0068】例えば、構造化データ「業務プロセス」に
関係付けたモデルスペシフィックなメソッドにより、ど
のような部署においてもほぼ共通するような支援を用意
しておくことができる。そして、各部署で、その部署特
有の支援を行うようにしたい場合には、インスタンスス
ペシフィックなメソッドを用意すればよい。
【0069】また、あるDTDに従うSGMLインスタ
ンスの著作権保護のために、モデルスペシフィックなメ
ソッドとして、SGMLインスタンスの要素の属性とし
て電子署名を記入するというオペレータを用意し、その
オペレータと要素を結びつけることにより、それぞれの
作成者の著作権を守ることが可能となる。ある特定のS
GMLインスタンスのみの著作権を保護したい場合に
は、そのSGMLインスタンスにインスタンススペシフ
ィックなメソッドとして関係付けることで実現できる。
【0070】さらに本実施の形態では、関係付けを関係
記述34,34a,34bとしてテーブル形式のデータ
で管理している。関係記述34a,34bには、構造定
義の要素に関係するメソッドや、インスタンスのノード
に関係するメソッドを特定するための情報が登録されさ
れている。
【0071】図6は、関係記述の内容を示す図である。
スクリプトの処理を単純化するために、関係記述34
a,34bは論理あて先、メッセージ名、メソッド名の
各項目で構成される。これは、全てのノードをオブジェ
クトとみなして、処理の順序が構造を渡り歩く仕組み
を、外部からのトリガー要因としてのメッセージの扱い
と同様の仕組みで実現するためである。ここに、論理あ
て先とは、管理オブジェクト名と、構造化データ管理部
21にノードを指定するためのロケータ(例えばXPo
inter)とを組にしたもので、ノードを特定するた
めの記述である。メッセージ名は、メッセージの種類を
識別するためのもので、その種類によって必要なパラメ
ータは異なる。メソッド名は、スクリプト中の実行すべ
きメソッドを指すものである。メッセージ80には、論
理あて先、論理発信元、メッセージ名及びメッセージ依
存パラメータの情報が含まれる。
【0072】なお、関係記述は構造定義やインスタンス
に埋め込まれてもよく、その場合はテーブルを作る必要
はない。次に図7〜図14までを参照しながら、図4に
示した組織モデル40、文書体系モデル50、業務プロ
セスモデル30の定義内容を具体的に説明する。
【0073】本実施の形態では、業務プロセスモデルに
IDEF(Integrated Computer-Aided Manufacturing D
efinition Method) 0と呼ばれるモデル化記法を用い、
それをSGMLで記述することにする。
【0074】図7は、IDEF0による業務プロセスモ
デルの例を示す図である。凡例に示すように、1つのプ
ロセスはアクティビティとしてボックスで表現され、そ
のボックス91の左から入るアローが入力情報、上から
入るアローが制御情報、下から入るアローがメカニズム
情報、右から出るアローが出力情報を表す。この基本単
位を階層化とともにつなぎ合わせ、プロセスのフローが
表現できる。この例では、業務プロセス100の最上位
階層に「設計管理」のアクティビティ110があり、第
2階層に「図面の品質管理」のアクティビティ111、
「作業のコスト管理」のアクティビティ112、及び
「作業の日程管理」のアクティビティ113がある。第
2階層の各アクティビティ111〜113にも、さらに
下位の階層が存在する。
【0075】図8は、第2階層のアクティビティの内部
構造を示す図である。「図面の品質管理」のアクティビ
ティ111の下位階層には、「検図」のアクティビティ
111aと「規格検査」のアクティビティ111bとが
ある。「作業のコスト管理」のアクティビティ112の
下位構造には、「設計方法の標準化・規格化」のアクテ
ィビティ112aと「作業工程の標準化」のアクティビ
ティ112bとがある。「作業の日程管理」のアクティ
ビティ113の下位構造には、「日程計画の作成」のア
クティビティ113aと「進捗度管理」のアクティビテ
ィ113bとがある。このような具合にアクティビティ
が階層化されている。
【0076】図9、業務プロセスモデルの構造定義の詳
細を示す図である。DTDで記述された業務プロセスの
構造定義31を概念的に示すと、木構造で表すことがで
きる。図中、上段にDTDによる記述内容を示し、下段
に木構造を示している。この場合、「業務プロセス」と
いう抽象的な概念の要素が根ノードとして定義され、そ
の下位に各要素がノードとして定義されている。構造定
義31ではIDEF0の構造を定義しており、IDEF
0でいうメカニズムをここでは「資源」に限定してい
る。そして、ノード31a〜31eに関連づけてオペレ
ータ33aa〜33aeが定義されている。
【0077】図10は、「アクティビティ」のノード3
1aに関連づけられたオペレータ33aaと構造定義に
対応して設けられた関係記述34aとを示す図ある。こ
の例によると、「アクティビティ」に「作業終了」とい
うメソッド(オペレータ)がモデルスペシフィックに関
係付けられているため、例えば「設計管理」や「作業の
日程管理」など全ての「アクティビティ」ノードに共通
の処理がデフォルトの動作として定義されている。
【0078】図11は、業務プロセスモデルのインスタ
ンスの例を示す図である。この図は、設計管理のインス
タンス32aを示している。このインスタンス32a
は、SGMLによって記述されているが、その内容は木
構造で表すことができる。図中、上段にSGMLによる
記載内容を示し、下段に木構造を示す。
【0079】以下同様に、組織図モデルの詳細定義例、
文書体系モデルの詳細定義例を説明する。図12は、組
織図モデルの構造定義を示す図である。図中、左側にD
TDによる記述内容を示し、右側に木構造を示す。この
構造定義41では、「部」のノードと「課」のノードと
に共通のオペレータ43aが関係付けられている。
【0080】図13は、組織図モデルの部と課との双方
に関連づけられたオペレータ43aと構造定義41に対
応して設けられた関係記述44aとを示す図ある。図に
示す関係記述44aのように、要素名「部」、「課」の
双方にメッセージ名「作業通知」、オペレータ「作業通
知」が設定されている。そのため、作業通知のオペレー
タ43aは、「部」の要素と「課」の要素との両方に関
係付けられる。
【0081】図14は、組織モデルのインスタンスの例
を示す図である。この例では、設計事務所のインスタン
ス42aを示している。図中、上段がSGMLで記述さ
れたインスタンスであり、下段はその木構造である。
【0082】図15は、文書体系モデルの構造定義、オ
ペレータ及び関係記述を示す図である。図に示すよう
に、文書体系モデルの構造定義51の関係記述54aと
して、「規格標準文書」の要素には、「文書参照」のオ
ペレータ53bが関連づけられており、「文書体系」の
要素には、「新規文書作成」のオペレータ53aが関連
づけられている。
【0083】図16は、文書体系モデルのインスタンス
の例を示す図である。この例では、設計文書体系のイン
スタンス52aを示している。図中、左側がSGMLで
記述されたインスタンスであり、右側はその木構造であ
る。
【0084】次に、図4〜図16を適宜参照しながら、
実施の形態の動作を説明する。図17は、処理エンジン
によるメッセージ処理フローを示す図である。これは、
処理エンジンのスクリプトインタプリタが、管理・制御
用スクリプトをローディングした状態で、ユーザ認証処
理やタイマイベント処理など外部からのメッセージを受
け取ることにより、どうメッセージを処理するかをフロ
ーで示したものである。以下、このフローの処理を、図
4の構成を参照しながら説明する。
【0085】まず、メッセージの論理あて先に記述され
た管理オブジェクトのDTDとインスタンスを構造化デ
ータ管理部21が読み込む(S11)。次に、構造化デ
ータ管理部21が、データインスタンスと結びついた関
係記述を読み込み、メッセージの論理あて先とメッセー
ジ名から、対応するスクリプトのオペレータ名を調べる
(S12)。ここで、エントリがあればステップS14
に進み、エントリがなければステップS13に進む。エ
ントリがなければ、構造化データ管理部21は、DTD
と結びついた関係記述を読み込み、メッセージの論理あ
て先とメッセージ名から、対応するスクリプトのオペレ
ータ名を調べる(S13)。スクリプトインタプリタ2
2は、ステップS12かステップS13の処理で調べた
スクリプトのオペレータを読み込み、実行する(S1
4)。オペレータを実行中に、他の要素に対するメッセ
ージがあれば、そのメッセージを処理するための別のプ
ロセスが生成され、同様の処理が行われる。これら一連
の処理をメッセージがなくなるまで繰り返すことにな
る。
【0086】このような処理を行うと、このフローでは
インスタンススペシフィックなメソッドを優先し、存在
しなければモデルスペシフィックなメソッドを実行する
ことになる。そのため、デフォルトのノードの振舞いを
モデルスペシフィックとして準備することが可能となっ
ている。なお、このフローは単なる動作原理を示すもの
であり、実際には性能や安全性を考慮したものとなる。
【0087】図18は、利用者と処理エンジンの間の対
話処理のフローを示す図である。これは最も容易に実現
できる業務支援例であり、モデルスペシフィックなメソ
ッドによるデフォルトの動作を利用している。なお、こ
の処理は、クライアント61が、処理エンジン20との
間で情報交換を行いながら実行する処理である。以下こ
の処理を、図4を参照しながら説明する。
【0088】まず、ユーザは、クライアント61(WW
Wブラウザ)を起動し、処理エンジン20(WWWサー
バ)に対してログインする(S21)。ログインには、
ユーザ名とパスワードの入力が必要である。ログインが
成功すると、処理エンジン20からクライアント61へ
ワークリスト74と呼ばれるユーザに関係するアクティ
ビティ(ここではワークアイテム)の一覧が返される。
【0089】クライアント61は、処理エンジン20か
ら受け取ったワークリスト74を、ユーザの使用してい
るコンピュータの画面に表示する(S22)。ここでは
電子メールで運ばれたメッセージは全て画面上で確認で
きるよう、アクティビティに必要な情報が全て揃ってい
ないものも表示する。ユーザは、表示されたワークアイ
テムから必要な作業を選択する。
【0090】ユーザがワークアイテムを選択すれば、以
後、デフォルトの業務支援スクリプトが実行される。一
方、ユーザが終了すべき旨の入力を行えば、処理が終了
する。なお、デフォルトの業務支援スクリプトは、モデ
ルスペシフィックとして準備しておく。
【0091】ユーザが任意のワークアイテムを選択する
と、そのワークアイテムに該当するアクティビティに
「作業内容表示」のメッセージ75が送られる。このメ
ッセージ75に応じて、処理エンジン20において作業
内容表示オペレータが実行される。その結果、クライア
ント61へ作業内容の情報が送り返される。クライアン
ト61は、送り返された作業内容の情報を画面に表示す
る(S23)。ユーザは、表示された画面の中から、操
作する文書を選択するか、若しくは他の通知を選択す
る。
【0092】ユーザが文書を選択すると、クライアント
61は、選択内容に該当するノードに、「文書内容表
示」のような所定のメッセージを送る。そのメッセージ
に応じて、処理エンジン20が該当するオペレータを実
行する。実行結果が、クライアント61に返されると、
クライアント61は、選択された文書の処理に必要な編
集ツール62を起動する(S24)。編集ツール62
は、別のプロセスとして実行される。編集ツール62と
しては、ビューア62aやエディタ62bなどがある。
【0093】ユーザは、編集ツール62での作業を終え
ると、ステップS23におけるアクティビティ表示画面
に戻り、作業が終了した旨の通知の指令する。すると、
クライアント61は、出力文書完成/未完成通知の選択
画面を表示する(S25)。ここで、ユーザが完成を選
択すれば、次のアクティビティに完了が通知される。一
方、未完成を選択した場合には、原則として通知は行わ
れないが、予めスクリプトに記述された一定の条件を満
たしていれば、次のアクティビティに通知することも可
能である。この処理が終了したらステップS22に戻
り、再度ワークアイテムが表示される。以後、ワークア
イテムの表示画面で、終了すべき旨の指令が入力される
まで、ステップS22〜S25の処理が繰り返される。
以下に、利用者と処理エンジンの間の対話処理の詳細
を、クライアント61が表示する画面の例を示しながら
説明する。
【0094】図19は、対話処理のために表示される画
面の例を示す図である。まず、ログインの処理(図18
のステップS21)では、クライアント61の画面にロ
グイン画面210が表示される。ログイン画面には、ユ
ーザ名入力部211とパスワード入力部212とがあ
る。ユーザは、ユーザ名入力部211とパスワード入力
部212とに、自己のユーザ名とパスワードとを入力す
る。そして、送信ボタン213をマウスでクリック(目
的の位置にマウスポインタを移動し、マウスのボタンを
押す動作)する。これにより、クライアント61から処
理エンジン20へユーザ名とパスワードとが送られ、処
理エンジン20おいて、ユーザ認証が行われる。なお、
ログイン画面210には、クリアボタン214が設けら
れており、このクリアボタン214をマウスでクリック
すると、ユーザ名入力部211とパスワード入力部21
2とに入力された文字列が削除される。
【0095】処理エンジン20でユーザ認証が正しく行
われると、ワークリスト74が返され、その内容が作業
一覧画面220としてクライアント61によって表示さ
れる。図に示す作業一覧画面220では、業務プロセス
の「設計管理」のアクティビティ110(図7に示す)
の中の、「図面の品質管理」のアクティビティ110
(図7に示す)の中の、「検図」のアクティビティ11
1a(図8に示す)などの作業221,222が表示さ
れている。表示されている作業名221,222の左側
には、作業に必要な文書が揃っているか否かが、記号に
よって示されている。「○」は作業に必要な文書が揃っ
ていることを示し、「△」は作業に必要な文書が揃って
いないことを示している。
【0096】画面の下部には、「終了」の文字223が
表示されており、この「終了」の文字223を選択する
ことで、作業を終了することができる。なお、文字の選
択とは、目的の文字をマウスでクリックすることである
(他の画面においても同様)。
【0097】ここで、ユーザが「検図」の作業221を
選択したとすると、クライアント61から業務プロセス
の「検図」のアクティビティ111a(図8に示す)で
表されるノードに「作業内容表示」メッセージが送られ
る。「検図」ノードにはインスタンススペシフィックな
メソッドがないとして、アクティビティ共通のメソッド
である「作業内容表示」オペレータ(図10の関係記述
34a参照)が実行され、利用者に作業内容が表示され
る(図18のステップS23)。
【0098】作業内容表示画面230では、入力文書名
表示部231、制御文書名表示部232、及び出力文書
名表示部233に、それぞれ、入力文書、制御文書、出
力文書の名前が表示されている。各表示部には、その文
書が作成済か否かが記号によって表示されている。記号
が「○」であれば作成済であることを示し、「×」であ
れば未作成であることを示す。
【0099】作業内容表示画面230下部には、「別の
人に委任」の文字234と、「作業終了/中断」の文字
235が表示されている。「別の人に委任」の文字23
4を選択すれば、作業を別の人へ委任するための処理が
行われる。「作業終了/中断」の文字235を選択すれ
ば、図18のステップS25へ処理が移行する。
【0100】作業内容表示画面230において、ユーザ
が入力文書表示部231の「図面」を選択したとする
と、クライアント61から業務プロセスの「検図」の
「入力名」ノードに「文書内容表示」メッセージが送ら
れる。すると、処理エンジン20内のスクリプトインタ
プリタ22において、入力名共通のメソッド「文書内容
表示」オペレータが実行されるとともに、ユーザの使用
している環境でビューアが起動され、当該「図面」の内
容が表示される。なお、アクティビティの遂行には必ず
出力を伴うので、出力文書を作成しないとアクティビテ
ィは完結しない。
【0101】ユーザは作業を終えた際、作業内容表示画
面230で、「終了」の文字を選択する。すると、クラ
イアント61により、出力文書完成/未完成通知画面2
40が表示される。
【0102】出力文書完成/未完成通知画面240に
は、完成と未完成とのチェックボックス241,242
があり、ユーザは何れかのチェックボックスを指定す
る。完成のチェックボックス241を指定した場合に
は、検図結果のデータの格納先とファイル名を、テキス
トボックス243内に入力する。テキストボックス24
3の右側には、参照ボタン244が設けられている。参
照ボタン244を押せば、クライアント61が実行され
ているコンピュータのディレクトリ構造及び、ディレク
トリ内のファイルのリストが画面に表示され、ユーザは
画面内から目的のファイルを選択することができる。選
択したファイルの格納場所と、ファイル名とは、自動的
にテキストボックス243内に設定される。画面下部に
は、送信ボタン245が設けられており、この送信ボタ
ン245を選択すると、完成若しくは未完成の通知が、
クライアント61から処理エンジン20へ送られる。
【0103】次に、「検図」のアクティビティ111a
(図8に示す)が行われた後、「規格検査」のアクティ
ビティ111b(図8に示す)が行われるまでの一巡の
動作を、関連するオペレータの起動順序に沿って説明す
る。
【0104】図20は、設計管理部の担当者がログイン
した時の処理を示すフローチャートである。以下の処理
をステップ番号に沿って説明する。なお、凡例に示すよ
うに、図中実線の矢印は、スクリプトから送られるメッ
セージに基づく処理の遷移状況を示し、波線の矢印は、
電子メール経由で送られるメッセージに基づく処理の遷
移状況を示し、点線の矢印は、ユーザ入力によるメッセ
ージに基づく処理の遷移状況を示す。また、図20〜図
22の処理は、すべて処理エンジン20によって実行さ
れる。
【0105】以下に示すのは、「品質保証課」の課長が
自らの判断で担当者に作業委任して、担当者がアクティ
ビティ「規格検査」を行った場合の例である。 [S31]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
作業終了オペレータを実行する。作業終了オペレータを
実行することにより、出力ノードへ完成通知メッセージ
が送られる。 [S32]業務プロセスの「出力」ノードの完成通知オ
ペレータを実行する。完成通知オペレータを実行するこ
とにより、出力名「検図結果」と同じ名前を持つ入力名
ノードへ、完成通知受信メッセージが送られる。 [S33]業務プロセスの「入力名」ノードの完成通知
受信オペレータを実行する。完成通知受信オペレータを
実行することにより、同じアクティビティの下にある資
源名「品質保証課」と同じ名前を持つ組織図の課ノード
へ、作業通知メッセージが送られる。 [S34]組織の「課」ノードの作業通知オペレータを
実行する。作業通知オペレータを実行することにより、
課長「鈴木」宛の電子メール経由で、「アクティビテ
ィ」ノードへ開始条件メッセージが送られる。
【0106】図21は、品質保証課の課長がログインし
た時の処理を示すフローチャートである。 [S41]ワークアイテム(管理・制御用スクリプトを
実行する際の管理オブジェクト名)の「ワークアイテ
ム」ノードのワークアイテム登録オペレータを実行す
る。登録オペレータを実行することにより、電子メール
の受け取り、アクティビティノードの作成が行われ、そ
の後、業務プロセスのアクティビティノードへ開始条件
メッセージが送られる。 [S42]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
開始条件オペレータを実行する。開始条件オペレータを
実行することにより、アクティビティ実行に必要な文書
が揃っているかが判定され、ワークアイテムのアクティ
ビティノードへ準備完了メッセージが送られる。 [S43]ワークアイテムの「アクティビティ」ノード
の準備完了オペレータを実行する。この準備完了オペレ
ータを実行することにより、アクティビティノードの属
性や状態の書き換えが行われ、「ワークアイテム」ノー
ドへワークアイテムリスト表示メッセージが送られる。 [S44]ワークアイテムの「ワークアイテム」ノード
のワークアイテムリスト表示オペレータを実行する。こ
のワークアイテムリスト表示オペレータを実行すること
により、クライアントにワークアイテムのリストが表示
される。 [S45]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
作業内容表示オペレータを実行する。この作業内容表示
オペレータを実行することにより、クライアントにアク
ティビティの詳細が表示される。 [S46]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
作業委任オペレータを実行する。この作業委任オペレー
タを実行することにより、担当者の選択の受け付けが行
われ、選択されると、電子メール経由で「アクティビテ
ィ」ノードへ開始条件メッセージが送られる。
【0107】図22は、品質保証課の担当者がログイン
した時の処理を示すフローチャートである。 [S51]ワークアイテムの「ワークアイテム」ノード
のワークアイテム登録オペレータを実行する。このワー
クアイテム登録オペレータを実行することにより、電子
メールの受け取り、及びアクティビティノードの作成が
行われ、業務プロセスの「アクティビティ」ノードへ開
始条件メッセージが送られる。 [S52]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
開始条件オペレータを実行する。この開始条件オペレー
タを実行することにより、アクティビティ実行に必要な
文書「品質基準」、「製品コスト基準」、「検図結果」
が揃っているかどうかが判定され、ワークアイテムの
「アクティビティ」ノードへ準備完了メッセージが送ら
れる。 [S53]ワークアイテムの「アクティビティ」ノード
の準備完了オペレータを実行する。この準備完了オペレ
ータを実行することにより、アクティビティノードの属
性、状態の書き換えが行われ、「ワークアイテム」ノー
ドへワークアイテムリスト表示メッセージが送られる。 [S54]ワークアイテムの「ワークアイテム」ノード
のワークアイテムリスト表示オペレータを実行する。こ
のワークアイテムリスト表示オペレータを実行すること
により、クライアントにワークアイテムのリストが表示
される。 [S55]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
作業内容表示オペレータを実行する。作業内容表示オペ
レータを実行することにより、クライアントにアクティ
ビティの詳細が表示される。 [S56]業務プロセスの「アクティビティ. 入力. 入
力名」ノードの文書内容表示オペレータを実行する。こ
の文書内容表示オペレータを実行することにより、文書
「検図結果」が表示される。 [S57]業務プロセスの「アクティビティ. 制御. 制
御名」ノードの文書内容表示オペレータを実行する。こ
の文書内容表示オペレータを実行することにより、文書
「品質基準」、「製品コスト基準」が表示される。 [S58]業務プロセスの「アクティビティ. 出力. 出
力名」ノードの文書作成オペレータを実行する。この文
書作成オペレータを実行することにより、エディタで文
書「設計規格」、「最終図面」の作成が行えるようにな
る。 [S59]業務プロセスの「アクティビティ」ノードの
作業終了オペレータを実行する。この作業終了オペレー
タを実行することにより、出力タグへ完成通知メッセー
ジが送られる。
【0108】図20〜図22の処理により、「検図」の
「作業終了」オペレータが起動されてから、業務プロセ
スと組織の木構造をたどりながらメッセージが伝えられ
ているのがわかる。
【0109】次に、構造変化時の動作について説明す
る。現実の組織活動では、組織構造、業務プロセス構
造、文書体系や文書体系に組み込まれているルール構造
や仕様書などの文書そのものの構造等は変化し続けてい
る。
【0110】図23は、構造変化イメージを示す図であ
る。この図では、図9から図16に示した構造から出発
して、組織変更、業務プロセスの詳細化、文書体系定義
と文書体系の変更、業務プロセスが別の業務プロセスに
枝別れするといった、変化の様子を時間軸にそって例示
している。図中、丸の図形で示しているがスクリプトで
あり、四角の図形で示しているのが構造定義であり、三
角の図形で示しているのがインスタンスである。また、
業務プロセスに関するデータを記号「P」で表し、組織
図に関するデータを記号「O」で表し、文書体系に関す
るデータを記号「D」で表している。記号の右肩には、
同じ管理オブジェクトから派生した管理オブジェクトの
識別記号が示されている。また、記号の右下には、その
データの版数が示されている。
【0111】図の例では、最初に、「業務プロセス−
A」の管理オブジェクト311、「組織図−A」の管理
オブジェクト321、「文書体系−A」の管理オブジェ
クト331が設けられている。そして、実際に行われて
いる特定の業務に応じて業務プロセスを詳細化し、管理
オブジェクト311のスクリプトとインスタンスが変更
され、新たな管理オブジェクト312が生成される。ま
た、汎用的な業務に対して、引き続き管理オブジェクト
311を使用するために、その複製を作成することで
「業務プロセス−B」の管理オブジェクト313が生成
される。
【0112】同様に、社内の組織変更に伴って、「組織
図−A」の管理オブジェクト314のスクリプトとイン
スタンスが変更され、新たな管理オブジェクト315が
生成される。さらに、「文書体系−A」の管理オブジェ
クト316のスクリプト、構造定義、及びインスタンス
が変更され、新たな管理オブジェクト317が生成され
る。
【0113】以下、構造変化の例を示す。図24は、組
織図の変更例を示す図である。この組織図の変更例で
は、変更前のインスタンス331で「品質保証課」であ
ったノードが、変更後のインスタンス332では「品質
保証部」になり、その配下に「第一品質保証課」と「第
二品質保証課」が新設されている。このような場合、事
前に「品質保証課」が現行の業務プロセスで割り当てら
れているアクティビティを業務プロセス構造から検索
し、変更の影響を知ることや、旧ノードとなる「品質保
証課」に固有のメソッドで例えば全てのメッセージを新
ノードに転送しておくようにすれば、旧ノードを誤って
参照されたり、既に旧ノードを論理あて先として発行さ
れているメッセージにも影響することなしに処理が継続
される。
【0114】また、事後に手がかりが旧ノード「品質保
証課」しかない処理をする際、その下位ノード例えば課
長ノード「鈴木」をもとに新ノードを検索し、問い合わ
せることが可能となる。
【0115】また、新設されたノードに対しては、事前
に一度にメソッドを用意しなくても徐々に追加していく
ことが可能で、急激な環境の変化を緩和することができ
る。このように、組織変更に際してどこにどういう手段
を講じておけばよいかが明確となり、変更は組織モデル
と関連した少しの業務プロセスモデルと文書体系モデル
を変更するだけでよく、この変更作業を支援するツール
を作成してもよい。
【0116】業務プロセスを詳細化する場合、図11の
SGMLインスタンスを変更することになる。図25
は、業務プロセスの変更例を示す図である。この例で
は、変更前のインスタンス341において「作業の日程
管理」という大まかに定義していたアクティビティを、
変更後のインスタンス342では、「日程計画の作成」
と「進捗度管理」の2つのアクティビティに分解してい
る。このような場合、デフォルトのメソッドで構わない
のなら、インスタンスの変更のみで、変更後の処理が反
映される。もちろん、特有のメソッドを定義してもよ
い。また、既に旧ノードを論理あて先として発行されて
いるメッセージも、上位ノード「作業の日程管理」に、
下位ノードへの転送のための処理を記述しておけば移行
できる。
【0117】もし、論理あて先が消滅している場合、旧
業務プロセスモデルを参照して、担当部門を調べて転送
したり、手がかりが全くない場合には、発信元に返送す
るといったサービスを定義しておくことも可能である。
【0118】このように、業務プロセスを大雑把に定義
しておいて、段階的に詳細化することができ、また変更
が容易で業務支援に直接反映されるため、変化に追随す
ることができる。
【0119】文書体系定義を変更する場合、文書体系に
も影響するため、図15のDTDと図16のSGMLイ
ンスタンスとを変更する必要がある。図26は、文書体
系の構造定義の変更例を示す図である。この例では、変
更前の構造定義351で「規格標準文書」のみから構成
された文書体系定義を整理し、変更後の構造定義352
において「規格標準」と「計画」に分類し、さらに内容
に応じたデフォルトのメソッドを定義するため、「設計
標準」や「設計計画」といった詳細分類を行っている。
【0120】図27は、文書体系のインスタンスの変更
例を示す図である。これは、図26の構造定義の変更に
伴ってインスタンスを変更した場合の例である。この例
では、変更前のインスタンス361の木構造が変化し、
変更後のインスタンス362では、新たに「設計計画概
要書」や下位に「機構設計計画書」といったノードが追
加されている。このような場合、モデルスペシフィック
なメソッドを準備しなければ、よいサービスを提供でき
ないが、ほとんどの場合、文書体系という概念自体は同
様に残っているので、以前のメソッドを流用することが
可能である。
【0121】ところでこのような構造定義の変化に対し
ても、旧文書体系モデルと新文書体系モデルは同一の記
述仕様のため、処理エンジンは同じもので実行可能であ
る。業務プロセスが別の業務プロセスに枝別れ、例えば
分社化や新規プロジェクトの発生や部分プロセスを切り
出すような場合、業務プロセスモデルを複製して、目的
に合った定義に修正すればよい。
【0122】図28は、業務プロセスモデルを再利用す
る場合の例を示す第1の図である。これは、図25の業
務プロセスのインスタンス変更を行った場合を想定して
いる。ここでは、業務プロセスの構造定義371に対応
して設けられたスクリプト382では、関連記述381
によって、「アクティビティ」のノードに対してモデル
スペシフィックなメソッドが定義されている。このよう
な構造定義371の複製を作成することで新たな構造定
義372を生成する。
【0123】図29は、業務プロセスモデルを再利用す
る場合の例を示す第2の図である。構造定義の複製を作
ったら、インスタンス391の複製も作成し、新たなイ
ンスタンス392とする。そして、特定のアクティビテ
ィ「進捗度管理」に関係記述401によって関連付けら
れたインスタンススペシフィックなメソッド「作業支
援」オペレータを、スクリプト402内に追加定義して
いる。このオペレータは、元の業務プロセスモデルから
引き継いでいるアクティビティに関連付けられたモデル
スペシフィックなメソッド「作業内容表示」オペレータ
を利用した上で、進捗遅れのアクティビティを求め、一
覧にしてクライアントに表示するという固有のサービス
を定義している。このオペレータが起動されるのは、関
係記述にあるように「進捗度管理」という名前をもつア
クティビティ宛に「作業内容表示」というメッセージが
届いたときである。
【0124】このように、他のアクティビティに影響な
しに固有のサービスを提供することもでき、元の業務プ
ロセスモデルに類似点が多い場合には、その定義資産を
ほとんど全て活用することが可能となる。さらに、完全
に管理オブジェクトが別になっているため、元の業務プ
ロセスモデルと新しい業務プロセスモデルは全く干渉し
ない上、同じ処理エンジンで実行可能である。
【0125】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、データ管理シ
ステムが有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読
み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述し
ておく。そして、このプログラムをコンピュータで実行
することにより、上記処理がコンピュータで実現され
る。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、
磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場を流通させ
る場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Only Me
mory) やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプロ
グラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して
接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネ
ットワークを通じて他のコンピュータに転送することも
できる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ
内のハードディスク装置等にプログラムを格納してお
き、メインメモリにロードして実行する。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構造化デー
タ管理システムでは、木構造で表せる構造化データの各
ノードに処理記述を関係付けておき、各ノード毎の処理
記述を実行することで構造化データに関係する処理を実
行するため、構造化データの内容が変更されても、木構
造を解析することで処理対象のノードを特定でき、構造
の変化に容易に対応することができる。
【0127】また、本発明の構造化データ管理プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
は、記録されたプログラムをコンピュータで実行させれ
ば、構造化データの内容の変更に柔軟に対応した処理が
コンピュータによって実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】業務活動におけるデータ群の関係付けを示す模
式図である。
【図3】構造化データの変更への対応方法を示す図であ
る。
【図4】業務支援システムの構成図である。
【図5】管理オブジェクトを補足説明する図である。
【図6】関係記述の内容を示す図である。
【図7】IDEF0による業務プロセスモデルの例を示
す図である。
【図8】第2階層のアクティビティの内部構造を示す図
である。
【図9】業務プロセスモデルの構造定義の詳細を示す図
である。
【図10】「アクティビティ」のノードに関連づけられ
たオペレータと構造定義に対応して設けられた関係記述
とを示す図ある。
【図11】業務プロセスモデルのインスタンスの例を示
す図である。
【図12】組織図モデルの構造定義を示す図である。
【図13】組織図モデルの部と課との双方に関連づけら
れたオペレータと構造定義に対応して設けられた関係記
述とを示す図ある。
【図14】組織図モデルのインスタンスの例を示す図で
ある。
【図15】文書体系モデルの構造定義、オペレータ及び
関係記述を示す図である。
【図16】文書体系モデルのインスタンスの例を示す図
である。
【図17】処理エンジンによるメッセージ処理フローを
示す図である。
【図18】利用者と処理エンジンの間の対話処理のフロ
ーを示す図である。
【図19】対話処理のために表示される画面の例を示す
図である。
【図20】設計管理部の担当者がログインした時の処理
を示すフローチャートである。
【図21】品質保証課の課長がログインした時の処理を
示すフローチャートである。
【図22】品質保証課の担当者がログインした時の処理
を示すフローチャートである。
【図23】構造変化イメージを示す図である。
【図24】組織図の変更例を示す図である。
【図25】業務プロセスの変更例を示す図である。
【図26】文書体系の構造定義の変更例を示す図であ
る。
【図27】文書体系のインスタンスの変更例を示す図で
ある。
【図28】業務プロセスモデルを再利用する場合の例を
示す第1の図である。
【図29】業務プロセスモデルを再利用する場合の例を
示す第2の図である。
【符号の説明】
1 入出力手段 2 構造化データ保持手段 3 構造化データ処理手段 3a,3b 構造化データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】従って、本発明では、構造化された電子デ
ータがノード毎に処理記述と関係付けられているため、
振舞い(処理内容)の変更や不具合の修正箇所を容易に
特定することが可能となる。しかも、2つの構造化され
た電子データ関係付けた処理が可能となれば、業務全
般の様々な構造化データを関連付けることで、業務活動
の全般に渡って支援することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】暗黙の関係である場合には、「A1」の構
造化データ5を参照し、ノードN1の親ノードを調べる
(S4)。その結果、「ノードM」が親ノードであるこ
とが判明する。そこで、新版の「A2」の構造化データ
5aに「ノードM」が存在するか否かを判断する。この
例では「ノードM」が存在するため、新版の構造化デー
タ5aの「ノードM」に処理を引き継がせる(S5)。
このとき、ユーザに対して、処理の引継状況を提示す
る。ユーザは、引継状況を変更したければ、任意の引継
先を指定する。引継先が決まったら、「B」の構造化
データ6内の「ノードN1」を参照する処理記述の内容
が、引継先を参照する内容に変更され、新たな「B2」
の構造化データ6aが生成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】このような制御のためのスクリプトは、処
理エンジン20の処理機能として組み込まれていてもよ
い。また、スクリプトのアクセス制御や機密保護/著作
権保護のために管理オブジェクトのスクリプトの暗号化
や電子署名添付を行い、管理制御用スクリプト73によ
復号化や電子署名の検証を行うこともできる。処理記
述自身の著作物保護及び機密保護を処理エンジンに組み
込むことで、ソース改変による組織活動上の混乱を回避
することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】スクリプト33は、原理構成図(図1)の
処理記述に対応するメソッド33c(オペレータと同
義)の集まりであり、原理構成図のノードにそれぞれ関
係付けられている。ただし、本実施の形態では、構造定
義31の要素とインスタンス32の要素とそれぞれ関
係付けることができる。すなわち、構造定義31の要素
にはスクリプト33aが関係付けられ、インスタンス3
2には、スクリプト33bが関係付けられる。ここで、
前者をモデルスペシフィックなメソッド、後者をインス
タンススペシフィックなメソッドと呼ぶことにする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】さらに本実施の形態では、関係付けを関係
記述34,34a,34bとしてテーブル形式のデータ
で管理している。関係記述34a,34bには、構造定
義の要素に関係するメソッドや、インスタンスのノード
に関係するメソッドを特定するための情報が登録されて
いる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】図9、業務プロセスモデルの構造定義の
詳細を示す図である。DTDで記述された業務プロセス
の構造定義31を概念的に示すと、木構造で表すことが
できる。図中、上段にDTDによる記述内容を示し、下
段に木構造を示している。この場合、「業務プロセス」
という抽象的な概念の要素が根ノードとして定義され、
その下位に各要素がノードとして定義されている。構造
定義31ではIDEF0の構造を定義しており、IDE
F0でいうメカニズムをここでは「資源」に限定してい
る。そして、ノード31a〜31eに関連づけてオペレ
ータ33aa〜33aeが定義されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】まず、メッセージの論理あて先に記述され
た管理オブジェクトのDTDとインスタンスを構造化デ
ータ管理部21が読み込む(S11)。次に、構造化デ
ータ管理部21が、インスタンスと結びついた関係記述
を読み込み、メッセージの論理あて先とメッセージ名か
ら、対応するスクリプトのオペレータ名を調べる(S1
2)。ここで、エントリがあればステップS14に進
み、エントリがなければステップS13に進む。エント
リがなければ、構造化データ管理部21は、DTDと結
びついた関係記述を読み込み、メッセージの論理あて先
とメッセージ名から、対応するスクリプトのオペレータ
名を調べる(S13)。スクリプトインタプリタ22
は、ステップS12かステップS13の処理で調べたス
クリプトのオペレータを読み込み、実行する(S1
4)。オペレータを実行中に、他の要素に対するメッセ
ージがあれば、そのメッセージを処理するための別のプ
ロセスが生成され、同様の処理が行われる。これら一連
の処理をメッセージがなくなるまで繰り返すことにな
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】処理エンジン20でユーザ認証が正しく行
われると、ワークリスト74が返され、その内容が作業
一覧画面220としてクライアント61によって表示さ
れる。図に示す作業一覧画面220では、業務プロセス
の「設計管理」のアクティビティ11(図7に示す)
の中の、「図面の品質管理」のアクティビティ110
(図7に示す)の中の、「検図」のアクティビティ11
1a(図8に示す)などの作業221,222が表示さ
れている。表示されている作業名221,222の左側
には、作業に必要な文書が揃っているか否かが、記号に
よって示されている。「○」は作業に必要な文書が揃っ
ていることを示し、「△」は作業に必要な文書が揃って
いないことを示している。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】作業内容表示画面230において、ユーザ
が入力文書表示部231の「図面」を選択したとする
と、クライアント61から業務プロセスの「検図」の
「入力名」ノードに「文書内容表示」メッセージが送ら
れる。すると、処理エンジン20内のスクリプトインタ
プリタ22において、入力名共通のメソッド「文書内容
表示」オペレータが実行されるとともに、ユーザの使用
している環境でビューアが起動され、当該「図面」の内
容が表示される。なお、アクティビティの遂行には必ず
出力を伴うので、出力文書を作成しないとアクティビテ
ィは完結しない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】ユーザは作業を終えた際、作業内容表示画
面230で、「作業終了/ 中断」の文字を選択する。す
ると、クライアント61により、出力文書完成/未完成
通知画面240が表示される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】図20は、設計管理部の担当者がログイン
した時の処理を示すフローチャートである。以下の処理
をステップ番号に沿って説明する。なお、凡例に示すよ
うに、図中実線の矢印は、スクリプトから送られるメッ
セージに基づく処理の遷移状況を示し、線の矢印は、
電子メール経由で送られるメッセージに基づく処理の遷
移状況を示し、点線の矢印は、ユーザ入力によるメッセ
ージに基づく処理の遷移状況を示す。また、図20〜図
22の処理は、すべて処理エンジン20によって実行さ
れる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】図の例では、最初に、「業務プロセス−
A」の管理オブジェクト311、「組織図−A」の管理
オブジェクト314、「文書体系−A」の管理オブジェ
クト33が設けられている。そして、実際に行われて
いる特定の業務に応じて業務プロセスを詳細化し、管理
オブジェクト311のスクリプトとインスタンスが変更
され、新たな管理オブジェクト312が生成される。ま
た、汎用的な業務に対して、引き続き管理オブジェクト
311を使用するために、その複製を作成することで
「業務プロセス−B」の管理オブジェクト313が生成
される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】図28は、業務プロセスモデルを再利用す
る場合の例を示す第1の図である。これは、図25の業
務プロセスのインスタンス変更を行った場合を想定して
いる。ここでは、業務プロセスの構造定義371に対応
して設けられたスクリプト382では、関記述381
によって、「アクティビティ」のノードに対してモデル
スペシフィックなメソッドが定義されている。このよう
な構造定義371の複製を作成することで新たな構造定
義372を生成する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】「アクティビティ」のノードに関連づけられ
たオペレータと構造定義に対応して設けられた関係記述
とを示す図ある。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】組織図モデルの部と課との双方に関連づけら
れたオペレータと構造定義に対応して設けられた関係記
述とを示す図ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 玄吾 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉岡 誠 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 国分 光裕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通インターナショナルエンジニ アリング株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化された電子データに関連する処理
    を行う構造化データ管理システムにおいて、 処理単位となるデータをノードとした木構造で表現する
    ことができ、個々のノードに対応した処理内容が処理記
    述として関係付けられている構造化データを保持する構
    造化データ保持手段と、 前記構造化データ保持手段に格納された特定の構造化デ
    ータ中のノードを指定した処理要求に基づき、処理対象
    となる構造化データの木構造を解析することで指定され
    た対象ノードを認識し、前記対象ノードに関係付けられ
    た処理記述を前記処理要求に従って実行するとともに、
    実行内容に応じて他のノードへの処理要求を発生させる
    構造化データ処理手段と、 を有することを特徴とする構造化データ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記構造化データ処理手段は、前記処理
    記述の実行内容に応じて、他の構造化データのノードを
    指定した処理要求を発生させることを特徴とする請求項
    1記載の構造化データ管理システム。
  3. 【請求項3】 前記構造化データ処理手段は、構造化デ
    ータの内容が変更された際には、変更前の構造化データ
    と変更後の構造化データとを関係付けて前記構造化デー
    タ保持手段内に格納しておき、内容の変更によって存在
    しなくなったノードへの処理要求が発生した場合に、前
    記変更前の構造化データの木構造と前記変更後の構造化
    データの木構造とを解析することで、処理を引き継ぐべ
    き前記変更後の構造化データ中のノードを特定すること
    を特徴とする請求項1記載の構造化データ管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記構造化データ処理手段は、業務プロ
    セスに関するデータ構造化データとして取り扱うこと
    で、業務支援処理を実行することを特徴とする請求項1
    記載の構造化データ管理システム。
  5. 【請求項5】 前記構造化データ処理手段は、構造化デ
    ータ及び処理記述を自動的に配信することを特徴とする
    請求項1記載の構造化データ管理システム。
  6. 【請求項6】 前記構造化データ処理手段は、暗号化技
    術を用いて、処理記述の機密を保護していることを特徴
    とする請求項1記載の構造化データ管理システム。
  7. 【請求項7】 前記構造化データ処理手段は、処理記述
    の実行に際して、外部機能の影響を受ける処理をコンピ
    ュータ上で擬似動作させることで、構造化データに関連
    する処理のシミュレーションを行うことを特徴とする請
    求項1記載の構造化データ管理システム。
  8. 【請求項8】 前記構造化データ処理手段は、暗号化技
    術を用いて、構造化データの要素毎の機密を保護してい
    ることを特徴とする請求項1記載の構造化データ管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 構造化された電子データに関連する処理
    を行う構造化データ管理プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体において、 処理単位となるデータをノードとした木構造で表現する
    ことができ、個々のノードに対応した処理内容が処理記
    述として関係付けられている構造化データを保持する構
    造化データ保持手段、 前記構造化データ保持手段に格納された特定の構造化デ
    ータ中のノードを指定した処理要求に基づき、処理対象
    となる構造化データの木構造を解析することで指定され
    た対象ノードを認識し、前記対象ノードに関係付けられ
    た処理記述を前記処理要求に従って実行するとともに、
    実行内容に応じて他のノードへの処理要求を発生させる
    構造化データ処理手段、 としてコンピュータを機能させることを特徴とする構造
    化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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