JP4292789B2 - ブラウザ機能拡張方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯端末やパーソナルコンピュータが備えているブラウザの機能拡張技術に関し、特に、マークアップ言語やメタ情報の拡張が必要になる情報サービスにも容易に対処できるブラウザの機能拡張技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯端末やパーソナルコンピュータが備えているブラウザが、ある情報サービス(例えば、MPEG4画像再生)を利用するための機能を備えていない場合、上記情報サービスを利用するためのサービスモジュールをダウンロードし、このダウンロードしたサービスモジュールを用いて上記情報サービスを利用するということは従来から行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−265685公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術は、サービスモジュールが、ブラウザで管理されている構造化ドキュメント情報(ドキュメントを表示するために使用する情報)を参照,編集したり、ドキュメント中のユーザによって指示された部分(例えば、アンカー等)を認識することができなかったため、マークアップ言語やメタ情報そのものの拡張が必要になる情報サービスは利用できなかった。
【0005】
例えば、情報サービスが、独自タグを使用するマークアップ言語の拡張が必要な情報サービスである場合、ブラウザ側では上記独自タグをサポートしていないため、上記独自タグに関する処理をサービスモジュール側で行うことが必要になるが、サービスモジュールは、ユーザによってドキュメント中の独自タグに関連する部分が指示されても、そのことを認識できないので、独自タグに関する処理を行うことはできない。また、独自タグにより、ブラウザの表示動作がどのようになるかを保証できないという問題もある。
【0006】
また、例えば、提供する情報サービスが、メタ情報(例えば、HTTPヘッダ)の拡張が必要になる情報サービスである場合、ブラウザ側では、拡張したHTTPヘッダをサポートしていないため、拡張したHTTPヘッダに関する処理はサービスモジュール側で行うことが必要になるが、サービスモジュールは、ブラウザのHTTP通信自体には介在できないので、拡張したHTTPヘッダについての処理を行うことはできない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、アプリケーションプログラムによる構造化ドキュメント情報の参照、編集を可能にすると共に、ユーザ操作などによるイベント発生をアプリケーションプログラムに通知できるようにすることにより、マークアップ言語やメタ情報の拡張が必要になる情報サービスにも容易に対処できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる第1のブラウザ機能拡張方法は、
アンカータグに挟まれた独自タグを含んだドキュメントデータが格納されたドキュメントデータ記憶部と、構造化ドキュメント情報記憶部と、表示装置とを備えたコンピュータが、前記独自タグを処理する機能を有するアプリケーションプログラムをダウンロードする第1のステップと、
前記コンピュータが、ブラウザのドキュメントパーサ部を実行することにより、前記ドキュメントデータ記憶部に格納されているドキュメントデータに対する構造化ドキュメント情報であって、前記ドキュメントデータ中のタグの内容、及び、文字列を示すノードを含み、且つ、文字列と独自タグとを挟んでいるアンカータグに対応するノードの下位ノードとして前記文字列に対応するノードと前記独自タグに対応するノードとが前記アンカータグに対応するノードと関連付けて配置された構造化ドキュメント情報を作成し、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納する第2のステップと、
前記コンピュータが、前記第2のステップを実行した後、前記アプリケーションプログラムの編集指示部を実行することにより、前記ブラウザのドキュメント情報操作部によって提供されている前記構造化ドキュメント情報記憶部とのインターフェース機能を利用して、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報のノードの中から独自タグに対応するノードを探し出し、該探し出した独自タグに対応するノードをコメントノード化することを前記ブラウザに対して指示する第3のステップと、
前記コンピュータが、前記ブラウザのドキュメント情報操作部を実行することにより、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報を構成するノードの内の、独自タグに対応するノードをコメントノード化する第4のステップと、
前記コンピュータが、前記ブラウザのブラウザコア部を実行することにより、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報に従ったドキュメントを前記表示装置に表示する第5のステップと、
前記コンピュータが、前記ブラウザのイベント情報通知部を実行することにより、前記表示装置に表示されている文字列の内の、ユーザによってフォーカスがセットされた文字列に対応するノードのノード識別子と、発生したイベント種別がフォーカスセットであることを示すイベント種別情報とを含んだイベント情報を前記アプリケーションプログラムに通知する第6のステップと、
前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムの独自タグ処理部を実行することにより、前記アプリケーションプログラムに通知されたイベント情報中のイベント種別情報によって示されるイベント種別が独自タグを有効にするフォーカスセットであるか否かを判断し、フォーカスセットである場合は、前記インターフェース機能を利用して前記構造化ドキュメント情報記憶部を参照することにより、前記イベント情報中のノード識別子によって示されるアンカータグに対応するノードよりも下位のノードの中に独自タグに対応するノードが存在するか否かを判断し、存在する場合は、前記インターフェース機能を利用して前記独自タグに対応するノードの内容を取得し、該取得したノードの内容に応じた処理を行う第7のステップとを含む。
【0009】
本発明にかかる第2のブラウザ機能拡張方法は、第1のブラウザ機能拡張方法において、
前記独自タグは、出力すべき音声を示す文字列を含み、
前記独自タグの内容に応じた処理は、該独自タグに含まれる文字列に対応する音声を出力する処理である。
【0010】
本発明にかかる第3のブラウザ機能拡張方法は、第1または第2のブラウザ機能拡張方法において、
前記独自タグには、独自アトリビュートを含んだタグも含まれる。
【0021】
【作用】
本発明の機能拡張型ブラウザは、ドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換するドキュメントパーサ部、構造化ドキュメント情報をアプリケーションプログラムから参照可能にするドキュメント情報操作部、上記構造化ドキュメント情報に従って画面上にドキュメントを表示するブラウザコア部、及び表示されているドキュメントに関連するイベントが発生したとき、このイベントの種別と、上記ドキュメント中のイベントが発生した部分とを示すイベント情報をアプリケーションプログラムに通知するイベント情報通知部を備えているので、マークアップ言語やメタ情報の拡張が必要になる情報サービスを利用することができる。
【0022】
例えば、マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスを利用する場合には、マークアップ言語の拡張部分を処理可能なアプリケーションプログラムをダウンロードする。その後、ドキュメントパーサ部がアプリケーションプログラムからの指示に応じて、情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換する。その後、ブラウザコア部が、上記構造化ドキュメント情報に従って、ドキュメントを表示する。なお、構造化ドキュメント情報に従った表示を行う前に、ドキュメント情報操作部を使用して構造化ドキュメント情報を編集(例えば、構造化ドキュメント情報の構成要素であるノードの内の、独自タグに対応するノードを、コメントノード化する処理など)するようにすれば、拡張部分が表示に悪影響を及ぼさないようにすることができる。その後、ユーザがクリック操作などにより、ドキュメント上の所定部分(例えば、アンカー)を指示すると、イベント情報通知部が、ユーザによって指示された部分をアプリケーションプログラムに通知する。アプリケーションプログラムは、ユーザの指示部分が通知されると、ドキュメント情報操作部を使用して構造化ドキュメント情報を参照し、構造化ドキュメント情報の構成要素であるノードの内の、ユーザの指示部分に関連するノードの内容を取得し、内容がマークアップ言語の拡張部分(例えば、独自タグ)に対応している場合は、独自タグに従った処理を行う。従って、マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスにも対処することが可能になる。
【0023】
また、例えば、メタ情報の拡張が必要になる情報サービスを利用する場合には、メタ情報の拡張部分を処理可能なアプリケーションプログラムをダウンロードする。その後、アプリケーションプログラムは、ドキュメントデータを取得し、このドキュメントデータに付随するメタ情報(例えばcookie関連のHTTPレスポンスヘッダ部)に関する処理を行う。その後、アプリケーションプログラムは、ユーザのクリック操作などのイベントが発生し、イベント情報通知部からイベント情報が通知されると、イベント処理(例えば別のドキュメントデータ取得の為のHTTPリクエストの発行)を行うが、その際、メタ情報に関する処理(例えばcookie関連のHTTPリクエストヘッダの作成)を行う。従って、この構成によれば、ドキュメントのメタ情報の拡張が必要な情報サービスにも容易に対処することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
【実施例の構成】
図1は、本発明の実施例のブロック図であり、本発明にかかる機能拡張型ブラウザ2を実装した携帯端末1の構成例を示している。なお、本実施例では、携帯端末1に機能拡張型ブラウザ2を実装するようにしたが、パーソナルコンピュータに実装するようにしても良い。
【0026】
同図を参照すると、携帯端末1は、機能拡張型ブラウザ2と、ダウンロードされたアプリケーションプログラム4と、ダウンロードアプリケーション用のソフトウェアライブラリ3と、記録媒体5とを備えている。
【0027】
アプリケーションプログラム4は、マークアップ言語やメタ情報に拡張が必要になる情報サービスを利用するために、携帯端末1上にダウンロードしたプログラムである。アプリケーションプログラム4は、図示を省略した記憶装置に保存される。
【0028】
機能拡張型ブラウザ2は、ブラウザ制御部21と、ブラウザコア部22と、ドキュメントパーサ部23と、ドキュメント情報操作部24と、イベント情報通知部25と、ドキュメント情報データベース26とから構成されている。
【0029】
携帯端末1は、ダウンロードしたアプリケーションプログラム4に対してアプリケーション実行環境として、機能拡張型ブラウザ2とソフトウェアライブラリ3を提供する。
【0030】
ダウンロードアプリケーション用のソフトウェアライブラリ3は、無線ネットワークや赤外線装置を介した通信機能や、グラフィックス機能や、ファイルシステム機能や、文字列操作機能や、音声合成機能など、様々な機能をアプリケーションプログラム4に対して提供するライブラリである。
【0031】
ブラウザコア部22は、ドキュメントデータの取得、レイアウト、表示、スクロール、選択動作などブラウザとしての基本的な機能を有する。
【0032】
ドキュメントパーサ部23は、ドキュメントデータを構造化された構造化ドキュメント情報に変換し、ドキュメント情報データベースに格納する機能を有する。ドキュメントパーサ部23は、この機能をアプリケーションプログラム4とブラウザコア部22の両方に提供する。
【0033】
ドキュメント情報操作部24は、ドキュメント情報データベース26とのインターフェース機能を有し、構造化ドキュメント情報の参照機能や、情報追加機能や、新規作成機能をアプリケーションプログラム4とブラウザコア部22の両方に提供する。
【0034】
イベント情報通知部25は、表示されているドキュメント中で発生したフォーカス移動やクリックなどのユーザ操作によるイベントが発生した場合、発生したイベントの種別と、ドキュメント中のイベントの発生した部分とを含むイベント情報をアプリケーションプログラム4に通知する機能を有する。更に、イベント通知部25は、表示しようとするドキュメントに関するイベント(例えば、上記ドキュメントを表示するためのドキュメントデータのダウンロード完了を示すイベント)が発生した場合、イベントの種別を示すイベント情報をアプリケーションプログラム4に通知する機能を有する。
【0035】
ブラウザ制御部21は、アプリケーションプログラム4からの動作指示をブラウザコア部22に伝え、また、ブラウザコア部22からの指示をアプリケーションプログラム4に伝える機能を有する。なお、アプリケーションプログラム4からの動作指示の中には少なくとも、ドキュメントパーサ部23やドキュメント情報操作部24を使用して作成し、ドキュメント情報データベース26に格納した構造化ドキュメント情報を指定しての表示指示が含まれる。
【0036】
記録媒体5は、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体であり、CPU(図示せず)を有する携帯端末1上に機能拡張型ブラウザ2を実現するためのプログラムが記録されている。このプログラムは、CPUによって読み取られ、その動作を制御することで、携帯端末1上に、ブラウザ制御部21、ブラウザコア部22、ドキュメントパーサ部23、ドキュメント情報操作部24、イベント情報通知部25を実現する。
【0037】
【実施例の動作の説明】
次に、本発明の実施例の動作について詳細に説明する。先ず、独自タグの追加された拡張されたマークアップ言語(拡張されたHTML)によって提供される情報サービスを利用する場合の動作を説明する。
【0038】
先ず、携帯端末1のユーザは、独自タグの追加された拡張されたHTMLによって提供される情報サービスを利用するために必要になるアプリケーションプログラム4aをダウンロードし、起動する(図2、ステップS21)。
【0039】
このときダウンロードされるアプリケーションプログラム4aは、例えば、図3に示すように、初期化部41aと、ドキュメントデータ取得部42aと、編集指示部43aと、独自タグ処理部44aとを備えている。
【0040】
初期化部41aは、機能拡張型ブラウザ2を初期化する機能や、機能拡張型ブラウザ2が使用する画面の大きさや位置を指定する機能を有する。
【0041】
ドキュメントデータ取得部42aは、情報サービスを利用するためのドキュメントデータ(独自タグが使用されているドキュメントデータ)をダウンロードし、このダウンロードしたドキュメントデータに対応する構造化ドキュメント情報の作成をドキュメントパーサ部23に対して指示する機能などを有する。
【0042】
編集指示部43aは、ドキュメント情報操作部24に対して、構造化ドキュメント情報を構成するノードの内の、編集対象にするノードを指示すると共に、編集内容を指示する機能を有する。
【0043】
独自タグ処理部44aは、イベント情報通知部25からイベント情報が通知されたとき、上記イベント情報によって示されるイベントの種別が、独自タグによる処理を有効にするイベント種別であるか否かを判定する機能と、独自タグを有効にするイベント種別である場合は、上記イベント情報によって示される部分と関連するドキュメント中の部分に、独自タグが存在するか否かを調べる機能と、独自タグが存在する場合は、その独自タグが今回通知されたイベント種別のときに有効になる独自タグであるか否かを調べる機能と、今回通知されたイベント種別のときに有効になる独自タグである場合は、独自タグに従った処理を行う機能とを有する。なお、独自タグが複数種類存在し、独自タグによって有効になるイベント種別が異なる場合には、独自タグ処理部44aに上記した機能を持たせることが必要になるが、独自タグが1種類しか存在しない場合や、独自タグが複数種類存在しても独自タグを有効にするイベント種別が1種類の場合には、独自タグ処理部44aに、イベント情報通知部25からイベント情報が通知されたとき、上記イベント情報によって示されるイベントの種別が、独自タグによる処理を有効にするイベント種別であるか否かを判定する機能と、独自タグを有効にするイベント種別である場合は、上記イベント情報によって示される部分と関連するドキュメント中の部分に、独自タグが存在するか否かを調べる機能と、存在する場合、上記独自タグに従った処理を行う機能を持たせれば良い。
【0044】
アプリケーションプログラム4aは、起動されると、先ず、初期化部41aを使用して、機能拡張型ブラウザ2の初期化を行うと共に、機能拡張型ブラウザ2に使用させる画面の大きさや位置を指定する(ステップS22)。
【0045】
次にアプリケーションプログラム4aは、ドキュメントデータ取得部42aを用いて、情報サービスで利用されるドキュメントデータを取得し、図示を省略した記憶部に格納する(ステップS23)。ドキュメントデータを取得する方法は、任意の方法で構わないが、例えば、ソフトウェアライブラリ3によって提供されているHTTP通信機能を利用する方法や、ファイルシステムを介して取得する方法や、ブラウザコア部22が提供するドキュメントデータ取得機能を利用する方法等を採用することができる。
【0046】
図4(A)に、ステップS23で取得したドキュメントデータの一例を示す。同図において、<voice cont="saishin nyu-su"/>が新たに追加された独自タグである。この独自タグは、<a>,</a>タグ間に配置され、この<a>,</a>タグにより表示される文字列(この例の場合、「最新ニュース」)にフォーカスがセットされた場合、独自タグ内の””で囲まれている文字列「saishin nyu-su」を音声合成して出力する機能を有する。
【0047】
その後、アプリケーションプログラム4a内のドキュメントデータ取得部42aは、ステップS23で取得したドキュメントデータを機能拡張型ブラウザ2内のドキュメントパーサ部23に渡し、構造化ドキュメント情報の作成を指示する。これにより、ドキュメントパーサ部23は、図4(B)に示すような構造化ドキュメント情報を作成し、ドキュメント情報データベース26に格納する(ステップS24)。
【0048】
なお、図4(B)では、ノードの内容を省略しているが、「a」と記されているノードは「<a href="news.html">」の情報を含み、「text」と記されているノードは「最新ニュース」の情報を含み、「voice」と記されているノードは「<voice cont="saishin nyu-su"/>」の情報を含んでいる。また、本実施例では、ドキュメントパーサ部23を利用して構造化ドキュメント情報を作成し、ドキュメント情報データベース26に格納するようにしたが、アプリケーションプログラム4aがドキュメント情報操作部24を用いて構造化ドキュメント情報を作成し、ドキュメント情報データベース26へ格納しても良い。
【0049】
その後、アプリケーションプログラム4a内の編集指示部43aが、機能拡張型ブラウザ2内のドキュメント情報操作部24を使用して、構造化ドキュメント情報を構成するノードの内の、編集対象にするノードを探し出し、更にこの探し出したノードを編集対象にするノードとして指示すると共に、編集内容を指示する。この例の場合、編集指示部43aは、ドキュメント情報操作部24を使用して編集対象にするノードとして、独自タグに対応するノード(voiceと記されているノード)を探し出し、図4(C)に示すようにコメントノードを追加することにより、独自タグに対応するノードをコメントノード化する(ステップS25)。
【0050】
次に、編集指示部43aは、ブラウザ制御部21を介して、ブラウザコア部22に対して、ステップS25で編集を行った構造化ドキュメント情報に基づいた表示を行うことを指示する。これより、ブラウザコア部22は、ドキュメント情報データベース26に格納されている、図4(C)に示す編集済みの構造化ドキュメント情報に従った表示を行う(ステップS26)。これにより、携帯端末1の表示部(図示せず)には、図4(D)に示すようなアンカー文字列「最新ニュース」が表示される。
【0051】
その後、携帯端末1のユーザは、情報サービスを利用するため、図4(E)に示すように、アンカーにフォーカスをセットする(ステップS27)。
【0052】
アンカーにフォーカスがセットされると、イベント情報通知部25は、フォーカスのセットされたアンカーに対応するノードを示す情報(例えば、ノード識別子)と、イベント種別が「フォーカスセット」であることを示す情報とを含むイベント情報をアプリケーションプログラム4aに通知する(ステップS28)。この例の場合、図4(F)において矢印を付けたノード(<a>タグに対応するノード)にフォーカスがセットされたことを示す情報と、イベント種別が「フォーカスセット」であることを示す情報とを含むイベント情報が、アプリケーションプログラム4aに通知される。
【0053】
この通知を受けると、アプリケーションプログラム4a内の独自タグ処理部44aは、独自タグに関する処理を行う(ステップS29)。このステップS29の処理を、図5の流れ図を参照して詳細に説明する。
【0054】
独自タグ処理部44aは、イベント情報通知部25からイベント情報が通知されると、先ず、上記イベント情報によって示されるイベント種別が独自タグを有効にするイベント種別であるか否かを判断する(図5、ステップS291)。そして、独自タグを有効にするイベント種別でない場合(ステップS291がNO)は、その処理を終了する。これに対して、独自タグを有効にするイベント種別である場合(ステップS291がYES)は、ドキュメント情報操作部24を使用して、ドキュメント情報データベース26に格納されている編集済みの構造化ドキュメント情報を参照する(ステップS292)。
【0055】
その後、独自タグ処理部44aは、フォーカスがセットされたアンカーに対応するノードよりも下位のノードに、独自タグ<voice>に対応するノードが存在するか否かを調べる(ステップS293)。即ち、ステップS293では、ユーザがフォーカスをあてたアンカー文字列を挟む<a>,</a>タグ間に独自タグ<voice>が存在するか否かを調べていることになる。
【0056】
そして、存在しない場合(ステップS293がNO)は、その処理を終了する。これに対して、存在する場合(ステップS293がYES)は、図4(G)に示すように、独自タグ<voice>に対応するノードの内容(この例では、<voice cont="saishin nyu-su"/>)を取得する(ステップS294)。その後、上記独自タグ<voice>が、今回通知されたイベント種別「フォーカスセット」のときに有効になる独自タグであるか否かを判断する(ステップS295)。
【0057】
そして、有効になる独自タグではないと判断した場合(ステップS295がNO)には、その処理を終了する。これに対して有効になる独自タグであると判断した場合(ステップS295がYES)は、図4(H)に示すように、取得した内容中の文字列「saishin nyu-su」を、ソフトウェアライブラリ3の機能を利用して音声合成し、出力する(ステップS296)。以上が、ステップS29において独自タグ処理部44aが行う処理の詳細である。
【0058】
その後、携帯端末1のユーザがドキュメント中の別のアンカー文字列(図4の例には、図示していない独自タグに関連するアンカー文字列)にフォーカスをあてると、再び前述した処理と同様の処理が行われる(ステップS27〜S29)。その後、例えば、ユーザがアンカー文字列「最新ニュース」をクリックすると、イベント情報通知部25からアプリケーションプログラム4aにイベント情報が通知される。これにより、アプリケーションプログラム4a内のドキュメントデータ取得部42aは、構造化ドキュメント情報を参照し、“news.html”からドキュメントを取得する。その後、ドキュメントデータ取得部42aは、ドキュメントパーサ部23を利用して構造化ドキュメントを作成する(ステップS24)。これ以後は、前述した処理と同様の処理(ステップS25〜S29)が行われる。
【0059】
なお、上述した説明では、独自タグに関連するノードをコメントノード化する場合を例に挙げて、アプリケーションプログラム4aがドキュメント情報操作部を使用して行う構造化ドキュメント情報の編集処理について説明したが、これ以外の編集処理を行うこともできる。例えば、図6(A)に示すような画像61の下にテキスト62が存在するようなページを、同図(B)に示すような画像61に右側にもテキスト62'が存在するようなページに編集することもできる。この場合、アプリケーションプログラム4aは、例えば図7(A)に示すような構造化ドキュメント情報を、ドキュメント情報操作部24を使用して、同図(B)に示すように編集することになる。
【0060】
次に、独自タグの追加された拡張されたマークアップ言語(拡張されたHTML)によって提供される情報サービスを利用する場合の他の実施例について、図8の流れ図を参照して説明する。
【0061】
図2の実施例と同様に、アプリケーションプログラム4aが起動され、ブラウザの初期化と配置が行われる(図8、ステップS21、S22)。その後、ドキュメントデータ取得部42aが、ブラウザ制御部21を介してブラウザコア部22に対してドキュメントデータの取得を指示する。その際、ドキュメントデータ取得部42は、ドキュメントデータの取得先のURLをブラウザコア部22に指示する。これにより、ブラウザコア部22は、上記URLからドキュメントデータを取得する(ステップS81)。その後、ブラウザコア部22は、ドキュメントパーサ部23を使用して構造化ドキュメント情報を作成し、それをドキュメント情報データベース26に格納する(ステップS24)。その後、イベント情報通知部25が、イベント情報をアプリケーションプログラム4aに通知する(ステップS82)。このイベント通知には、イベント種別が「ドキュメントデータのダウンロード」であることを示す情報が含まれている。この通知を受けると、アプリケーションプログラム4a内の編集指示部43aは、ドキュメント情報操作部24を使用してダウンロードしたドキュメントデータに対応する構造化ドキュメント情報を編集する(ステップS25)。これ以降の処理は、図2に示した実施例と同様である。
【0062】
なお、以上の説明では述べなかったが、図2、図8の説明における独自タグを、独自アトリビュート(既存のマークアップ言語には存在しない、独自に拡張したアトリビュート)を含むタグと読み替えれば、独自アトリビュートを使用した情報サービスも利用することが可能になる。
【0063】
次に、機能拡張型ブラウザ2がサポートしていない形式のHTTPヘッダ(拡張されたメタ情報)を使用しなければならない情報サービスを利用する場合の動作を説明する。
【0064】
先ず、携帯端末1のユーザは、機能拡張型ブラウザ2がサポートしていない形式のHTTPヘッダ(この例では、cookie関連のHTTPヘッダとする)を使用しなければならない情報サービスを利用する場合、上記情報サービスを利用するために必要になるアプリケーションプログラム4bをダウンロードし、起動する(図9、ステップS91)。
【0065】
このときダウンロードされるアプリケーションプログラム4bは、例えば、図10に示すように、初期化部41bと、リクエスト発行部42bと、ドキュメントデータ取得部43bと、cookieデータベース44bとを備えている。
【0066】
初期化部41bは、機能拡張型ブラウザ2を初期化する機能や、機能拡張型ブラウザ2が使用する画面の大きさや位置を指定する機能を有する。
【0067】
リクエスト発行部42bは、機能拡張型ブラウザ2内のイベント情報通知部25から、ユーザがクリックしたアンカーを示す情報が通知されたとき、ユーザがクリックしたアンカーによって特定されるドキュメントデータを取得するためのドキュメントデータ取得リクエストであって、そのHTTPヘッダがcookie関連の処理を行うために必要になる情報を含むドキュメントデータ取得リクエストを作成し、発行する機能を有する。
【0068】
ドキュメントデータ取得部43bは、リクエスト発行部42bが発行したドキュメントデータ取得リクエストに応答して送られてくるドキュメントデータを取得し、それに付加されているHTTPヘッダに従ってcookie関連の処理を行う機能や、上記ドキュメントデータに対応する構造化ドキュメント情報の作成をドキュメントパーサ部23に対して指示する機能などを有する。
【0069】
cookieデータベース44bには、cookie情報が格納されている。
【0070】
アプリケーションプログラム4bは、起動されると、先ず、初期化部41bを使用して、機能拡張型ブラウザ2の初期化を行うと共に、機能拡張型ブラウザ2に使用させる画面の大きさや位置を指定し、その後、リクエスト発行部42bに対して処理開始を指示する(ステップS92)。
【0071】
リクエスト発行部42bは、初期化部41bから処理開始が指示されると、ステップS93のドキュメントデータ取得リクエスト発行処理を行う。図11は、ステップS93で行う処理の詳細を示した流れ図であり、リクエスト発行部42bは、初期化部41bから処理開始が指示されると(図11、ステップS931がYES)と、情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータ(このドキュメントデータを特定するためのURLは、リクエスト発行部42bがその内部に保持しているURLを使用する)の送信をWebサーバ(図示せず)に対して要求するドキュメントデータ取得リクエストを発行する。その際、リクエスト発行部42bは、アプリケーションプログラム4bが保持するcookieデータベース44bを参照し、HTTPリクエストヘッダ部にcookie処理を行うために必要になる情報を付加する(ステップS932)。図12(A)に、この時発行されるドキュメントデータ取得リクエストの一例を示す。
【0072】
上記ドキュメントデータ取得要求に応答して、Webサーバからドキュメントデータが送られてくると、ドキュメントデータ取得部43bは、そのドキュメントデータを取得し、更に、取得したドキュメントデータに付加されているHTTPヘッダに基づいてcookie関連のヘッダの処理(アプリケーションプログラム4bが保持するcookieデータベース44bへの登録)を行う(ステップS94、S95)。図12(B)に、このとき取得したドキュメントデータの一例及びcookieデータベース44bへ登録するcookie情報の一例を示す。
【0073】
その後、ドキュメントデータ取得部43cは、ドキュメントパーサ部23に対して、ステップS94で取得したドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換することを指示する。この指示に従って、ドキュメントパーサ部23は、ドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換し、それをドキュメント情報データベース26に格納する(ステップS96)。
【0074】
その後、ドキュメントデータ取得部43bは、ブラウザ制御部21を介してブラウザコア部22に対して、ドキュメント情報データベース26に格納されている上記構造化ドキュメント情報に従った表示を行うことを指示する。これにより、ブラウザコア部22は、上記構造化ドキュメント情報に従って携帯端末1の表示部にドキュメントを表示する(ステップS97)。
【0075】
その後、携帯端末1のユーザが、表示部に表示されているドキュメント中のアンカーを選択すると,イベント情報通知部25は、このアンカーに対応するノードが選択されたことを示すイベント情報をアプリケーションプログラム4bに通知する(ステップS98)。
【0076】
この通知を受けると、アプリケーションプログラム4b内のリクエスト発行部42bは、ステップS63のドキュメントデータ取得リクエストの発行処理を行う。このとき、リクエスト発行部42bにおいて行われる処理を、図11を参照して詳細に説明する。リクエスト発行部42bは、イベント情報通知部25から、ノードを示す情報が通知されると(図11、ステップS931がNO)、ドキュメント情報操作部24を使用してドキュメント情報データベース26を参照し、上記情報によって示されるノードの内容を取得する(ステップS933)。その後、取得した内容中のURLによって特定されるドキュメントデータを取得するためのドキュメントデータ取得リクエストを作成し、送信する。その際、リクエスト発行部42bは、アプリケーションプログラム4bが保持するcookieデータベース44bを参照し、HTTPヘッダ部にcookie処理を行うために必要になる情報を付加する(ステップS934)。
【0077】
次に、情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータが、HTML以外のデータ(この例では、csv形式のデータとする)である場合の動作を、図13の流れ図を参照して説明する。
【0078】
先ず、携帯端末1のユーザは、csv形式のドキュメントデータを使用する情報サービスを利用するために必要になるアプリケーションプログラム4cをダウンロードし、起動する(図13、ステップS131)。
【0079】
このときダウンロードされるアプリケーションプログラム4cは、例えば、図14に示すように、初期化部41cと、csv形式データ取得部42cと、csv形式データ解析部43cとを備えている。
【0080】
初期化部41cは、機能拡張型ブラウザ2を初期化する機能や、機能拡張型ブラウザ2が使用する画面の大きさや位置を指定する機能を有する。
【0081】
csv形式データ取得部42cは、csv形式のデータを取得する機能を有する。
【0082】
csv形式データ解析部43cは、csv形式データ取得部42cが取得したcsv形式のデータを解析し、その解析に基づいてドキュメント情報操作部24を使用して構造化ドキュメント情報を作成する機能を有する。
【0083】
アプリケーションプログラム4cは、起動されると、先ず、初期化部41cを使用して機能拡張型ブラウザ2を初期化すると共に、機能拡張型ブラウザ2が使用する画面の大きさや位置を決定する(ステップS132)。
【0084】
その後、アプリケーションプログラム4cは、csv形式データ取得部42cを使用してcsv形式のドキュメントデータを取得する(ステップS133)。このとき、取得するドキュメントデータの一例を図15(A)に示す。なお、ドキュメントデータの取得方法は任意の方法で良く、例えば、ソフトウェアライブラリ3が提供する赤外線通信機能を利用する方法を採用することができる。
【0085】
その後、アプリケーションプログラム4cは、ステップS133で取得したcsv形式のドキュメントデータを、csv形式データ解析部43cを使用して解析し、アプリケーションプログラム4cが表示したい形式になるよう、ドキュメント情報操作部24を用いて、図15(B)に示すような構造化ドキュメント情報を作成し、ドキュメント情報データベース26に格納する(ステップS134)。
【0086】
その後、アプリケーションプログラム4c内のcsv形式データ解析部43cは、ブラウザ制御部21を介してブラウザコア部22に対して、ドキュメント情報データベース26に格納されている構造化ドキュメント情報に従った表示を行うことを指示する。これにより、ブラウザコア部22は、図15(C)に示すようなドキュメントを表示する(ステップS135)。
【0087】
【発明の他の実施例】
図16に発明の他の実施例の構成を示す。図1に示した実施例では、機能拡張型ブラウザ2内にブラウザ制御部21、ブラウザコア部22、ドキュメントパーサ部23、ドキュメント情報操作部24、イベント情報通知部25及びドキュメント情報データベース26を設けるようにしたが、本実施例では、ブラウザ2a内には、ブラウザ制御部21及びブラウザコア部22のみを設け、ドキュメントパーサ部23、ドキュメント情報操作部24、イベント情報通知部25及びドキュメント情報データベース26を、ブラウザ2aから独立させるようにしている。
【0088】
【発明の効果】
第1の効果は、マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスにも容易に対処することができるという点である。
【0089】
その理由は、機能拡張型ブラウザが、ドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換するドキュメントパーサ部、構造化ドキュメント情報をアプリケーションプログラムから参照可能にするドキュメント情報操作部、上記構造化ドキュメント情報に従って画面上にドキュメントを表示するブラウザコア部、及びドキュメント上のユーザの操作部分をアプリケーションプログラムに通知するイベント情報通知部を備えており、マークアップ言語の拡張部分(例えば、追加された独自タグ)を処理可能なアプリケーションプログラムと連携して処理を行うことができるからである。つまり、イベント情報通知部を備えているので、ユーザによってドキュメントのある部分(例えば、アンカー)が指示されたとき、マークアップ言語の拡張部分を処理可能なアプリケーションプログラムにユーザの指示部分を示す情報を通知でき、また、ドキュメント情報操作部を備えているので、上記通知を受けたアプリケーションプログラムが、構造化ドキュメント情報を参照することができるからである(ユーザの指示部分が拡張部分に対応する場合は、アプリケーションプログラムは、更に、拡張部分に対応する処理を行う)。
【0090】
第2の効果は、メタ情報の拡張が必要になる情報サービスにも容易に対処することができるという点である。
【0091】
その理由は、機能拡張型ブラウザが、ドキュメントデータを構造化ドキュメント情報に変換するドキュメントパーサ部、構造化ドキュメント情報をアプリケーションプログラムから参照可能にするドキュメント情報操作部、上記構造化ドキュメント情報に従って画面上にドキュメントを表示するブラウザコア部、及びドキュメント上のユーザの操作部分をアプリケーションプログラムに通知するイベント情報通知部を備えており、メタ情報の拡張部分を処理可能なアプリケーションプログラムと連携して処理を行うことができるからである。つまり、アプリケーションプログラムがドキュメントデータの取得を行った後、ブラウザに表示指示を行うことができるので、この間に機能拡張型ブラウザではサポートされていない形式のメタ情報(例えばcookie関連のHTTPヘッダ部)の処理を行うことができる。また、イベント情報通知部を備えているので、ドキュメント上のある部分(例えば、アンカー)がユーザによって指示されたとき、ユーザの指示部分を示す情報をアプリケーションプログラムに通知でき、ドキュメント情報操作部を備えているので、上記通知を受けたアプリケーションプログラムが、構造化ドキュメント情報を参照し、ユーザの指示部分に対応するノードの内容を取得し、この取得した内容に基づいて、機能拡張型ブラウザではサポートされていない形式のメタ情報(例えば、cookie関連のHTTPヘッダ部)を作成できるからである。
【0092】
第3の効果は、情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータが、機能拡張型ブラウザ本体がサポートしていない形式のデータである場合にも容易に対処できるという点である。
【0093】
その理由は、アプリケーションプログラムが、機能拡張型ブラウザがサポートしていない形式のドキュメント情報を解析し、その解析結果に基づいてアプリケーションプログラムが所望する表示形式になるよう、ドキュメント情報操作部を用いて構造化ドキュメント情報を作成し、ブラウザに表示させることができるからである。
【0094】
第4の効果は、マークアップ言語やメタ情報の拡張が必要になる情報サービスを複数利用できるという点である。
【0095】
その理由は、機能拡張型ブラウザが、部品として提供され、複数のアプリケーションプログラムから利用されることが可能であるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスを利用する際の処理例を示す流れ図である。
【図3】マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスを利用する際にダウンロードするアプリケーションプログラム4aの構成例を示す図である。
【図4】具体例を挙げてマークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスを利用する際の処理例を示した図である。
【図5】アプリケーションプログラム4a内の独自タグ処理部44aの処理例を示す流れ図である。
【図6】ドキュメントの編集例を示す図である。
【図7】図6の編集を行う際に実施される構造化ドキュメント情報の編集内容を示す図である。
【図8】マークアップ言語の拡張が必要になる情報サービスを利用する際の他の処理例を示す流れ図である。
【図9】メタ情報の拡張が必要になる情報サービスを利用する際の処理例を示す流れ図である。
【図10】メタ情報の拡張が必要になる情報サービスを利用する際にダウンロードするアプリケーションプログラム4bの構成例を示す図である。
【図11】図9のステップS93の詳細を示した流れ図である。
【図12】具体例を挙げてメタ情報の拡張が必要になる情報サービスを利用する際の処理例を示した図である。
【図13】情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータが、HTML以外のデータである場合における処理例を示す流れ図である。
【図14】情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータが、HTML以外のデータである場合にダウンロードするアプリケーションプログラム4cの一例を示す図である。
【図15】具体例を挙げて、情報サービスを利用するために必要になるドキュメントデータが、HTML以外のデータである場合の処理例を示した図である。
【図16】本発明の他の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1…携帯端末
2…機能拡張型ブラウザ
2a…ブラウザ
21…ブラウザ制御部
22…ブラウザコア部
23…ドキュメントパーサ部
24…ドキュメント情報操作部
25…イベント情報通知部
26…ドキュメント情報データベース
3…ソフトウェアライブラリ
4…アプリケーションプログラム
5…記録媒体

Claims (3)

  1. アンカータグに挟まれた独自タグを含んだドキュメントデータが格納されたドキュメントデータ記憶部と、構造化ドキュメント情報記憶部と、表示装置とを備えたコンピュータが、前記独自タグを処理する機能を有するアプリケーションプログラムをダウンロードする第1のステップと、
    前記コンピュータが、ブラウザのドキュメントパーサ部を実行することにより、前記ドキュメントデータ記憶部に格納されているドキュメントデータに対する構造化ドキュメント情報であって、前記ドキュメントデータ中のタグの内容、及び、文字列を示すノードを含み、且つ、文字列と独自タグとを挟んでいるアンカータグに対応するノードの下位ノードとして前記文字列に対応するノードと前記独自タグに対応するノードとが前記アンカータグに対応するノードと関連付けて配置された構造化ドキュメント情報を作成し、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納する第2のステップと、
    前記コンピュータが、前記第2のステップを実行した後、前記アプリケーションプログラムの編集指示部を実行することにより、前記ブラウザのドキュメント情報操作部によって提供されている前記構造化ドキュメント情報記憶部とのインターフェース機能を利用して、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報のノードの中から独自タグに対応するノードを探し出し、該探し出した独自タグに対応するノードをコメントノード化することを前記ブラウザに対して指示する第3のステップと、
    前記コンピュータが、前記ブラウザのドキュメント情報操作部を実行することにより、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報を構成するノードの内の、独自タグに対応するノードをコメントノード化する第4のステップと、
    前記コンピュータが、前記ブラウザのブラウザコア部を実行することにより、前記構造化ドキュメント情報記憶部に格納されている構造化ドキュメント情報に従ったドキュメントを前記表示装置に表示する第のステップと、
    前記コンピュータが、前記ブラウザのイベント情報通知部を実行することにより、前記表示装置に表示されている文字列の内の、ユーザによってフォーカスがセットされた文字列に対応するノードのノード識別子と、発生したイベント種別がフォーカスセットであることを示すイベント種別情報とを含んだイベント情報を前記アプリケーションプログラムに通知する第のステップと、
    前記コンピュータが、前記アプリケーションプログラムの独自タグ処理部を実行することにより、前記アプリケーションプログラムに通知されたイベント情報中のイベント種別情報によって示されるイベント種別が独自タグを有効にするフォーカスセットであるか否かを判断し、フォーカスセットである場合は、前記インターフェース機能を利用して前記構造化ドキュメント情報記憶部を参照することにより、前記イベント情報中のノード識別子によって示されるアンカータグに対応するノードよりも下位のノードの中に独自タグに対応するノードが存在するか否かを判断し、存在する場合は、前記インターフェース機能を利用して前記独自タグに対応するノードの内容を取得し、該取得したノードの内容に応じた処理を行う第7のステップとを含むことを特徴とするブラウザ機能拡張方法。
  2. 請求項に記載のブラウザ機能拡張方法において、
    前記独自タグは、出力すべき音声を示す文字列を含み、
    前記独自タグの内容に応じた処理は、該独自タグに含まれる文字列に対応する音声を出力する処理であることを特徴とするブラウザ機能拡張方法。
  3. 請求項1または2に記載のブラウザ機能拡張方法において、
    前記独自タグには、独自アトリビュートを含んだタグも含まれることを特徴とするブラウザ機能拡張方法。
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