JPH11296227A - 自動搬送装置 - Google Patents

自動搬送装置

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JPH11296227A
JPH11296227A JP10096313A JP9631398A JPH11296227A JP H11296227 A JPH11296227 A JP H11296227A JP 10096313 A JP10096313 A JP 10096313A JP 9631398 A JP9631398 A JP 9631398A JP H11296227 A JPH11296227 A JP H11296227A
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JP
Japan
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self
sign
laser radar
distance
traveling
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Application number
JP10096313A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sugie
弘 杉江
Fumihiro Inoue
文宏 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル建設現場において、資材搬送車の利用効
率が上がらないという課題があった。 【解決手段】 標識までの距離を計測するレーザレーダ
5aと、標識の撮像を行う撮像器2と、レーザレーダ及
び撮像器を旋回させる旋回駆動部6と、撮像器からの画
像信号を基に標識の認識処理を行う画像処理装置7と、
慣性系における方向角を検出するジャイロ9と、走行距
離を計測する走行距離計10と、前記各機器を搭載して
フロアを自走する自走台車1と、荷取り地点から荷降ろ
し地点までの各地点に設置された標識の指示内容を認識
し、自走台車の方向角、及び自走台車の走行距離に基づ
いて前記各地点に設置された標識に沿って自走するよう
に前記自走台車を制御する制御コンピュータとを備え
た。 【効果】 自律的に自走台車を制御することができ、経
路変更が頻繁に必要となる建設現場の仕上げ工程におい
ても資材搬送効率を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設現場におけ
る建設資材搬送作業の自動化に関し、特に水平搬送プロ
セスを自動化するための自動搬送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動搬送装置について図9を参照
しながら説明する。図9は、例えば「三菱重工技報Vo
l.29,No.5,pp.424−427」に示され
た従来の自動搬送装置の概略構成を示す図である。この
文献には、荷取り、水平搬送、荷降ろしと搬送プロセス
全般に渡って記述されているが、ここでは水平搬送プロ
セスに注目して従来の自動化技術を分析する。
【0003】図9において、1は自走台車、14は走行
トレーサ、15は作業フロアに貼られた走行テープであ
る。
【0004】つぎに、従来の自動搬送装置の動作につい
て説明する。自走台車1は、作業フロア内で走行テープ
15に沿って走行する。
【0005】自走台車1に搭載された走行トレーサ14
から下向きに光が照射され、光に対する反射率が高い物
質で作成された走行テープ15からの反射光を走行トレ
ーサ14で検知し、自走台車1は走行テープ15からの
逸脱状況を判断する。その逸脱量に応じて自走台車1の
操舵角を制御することで逸脱を修正し、床面に貼られた
走行テープに沿って走行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
自動搬送装置では、自走台車1の誘導用の走行テープ1
5が必須のものである。ところが、建設現場の床面を施
工する際には走行テープを外す必要があるため、建設の
仕上げ工程の内の限られた工程においてしか使用できな
いという問題点があった。
【0007】また、自走台車1は走行テープ15上しか
追従走行できないため、荷取りおよび荷降ろし地点が走
行テープ15が貼られた経路上に限定され、搬送計画立
案において柔軟性に欠けるといる問題点があった。
【0008】この結果、作業フロア自体が作業工程に応
じて変化する建設現場の仕上げ工程では、自走台車1の
利用効率が上がらないという問題点があった。
【0009】さらに、建設現場では搬送される資材自身
の発生する粉塵や外部から資材に付着して来る泥等によ
り走行テープ15が汚れて見えなくなり、自走台車1が
誤動作したり、制御不能となる問題点があった。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、自律的に自走台車を制御すること
ができ、経路変更が頻繁に必要となる建設現場の仕上げ
工程においても資材搬送効率を高めことができる自動搬
送装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動搬送
装置は、水平搬送プロセスを自動化する自動搬送装置に
おいて、標識までの距離を計測するレーザレーダと、前
記標識の撮像を行う撮像器と、前記レーザレーダ及び前
記撮像器を旋回させる旋回駆動部と、前記撮像器からの
画像信号を基に前記標識の認識処理を行う画像処理装置
と、慣性系における方向角を検出するジャイロと、走行
距離を計測する走行距離計と、前記各機器を搭載してフ
ロアを自走する自走台車と、荷取り地点又は荷降ろし地
点から搬送経路上の進路変更地点を経由して荷降ろし地
点又は荷取り地点までの各地点に設置された標識の指示
内容を前記画像処理装置により認識し、前記ジャイロに
より検出した前記自走台車の方向角、及び前記走行距離
計により計測した前記自走台車の走行距離に基づいて前
記各地点に設置された標識に沿って前記フロアを自走す
るように前記自走台車を制御する制御コンピュータとを
備えたものである。
【0012】また、この発明に係る自動搬送装置は、前
記レーザレーダが、前記撮像器に設けられ画面中の標識
の大きさがいつも同じになるように画角を変化させるズ
ームレンズの水平視野角と同一の視野角を持つものであ
る。
【0013】また、この発明に係る自動搬送装置は、さ
らに、左斜め前方に存在する物体までの距離を計測する
ための第2のレーザレーダと、右斜め前方に存在する物
体までの距離を計測するための第3のレーザレーダとを
備えたものである。
【0014】さらに、この発明に係る自動搬送装置は、
前記レーザレーダが、左斜め前から右斜め前までの広い
水平視野を持つものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る自動搬送装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る自動
搬送装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0016】図1において、1は自走台車、2は標識を
撮像する撮像器、3は標識までの距離に応じて焦点距離
を合わせ、かつ、画面中の標識の大きさがいつも同じに
なるように画角を変化させるズームレンズ、4はズーム
レンズ3の視野をすべて照明できるストロボ、5aはズ
ームレンズ3の水平視野角と同一の視野角を持つレーザ
レーダ、6は撮像器2とストロボ4、レーザレーダ5a
を旋回させる旋回駆動部である。
【0017】また、同図において、7は撮像器2からの
画像信号を基に標識の認識を行う画像処理装置、8は制
御コンピュータ、9は自走台車1の慣性系に対する方向
角を検出するジャイロ、10は自走台車1の走行距離を
計測する走行距離計であり、これらは自走台車1に搭載
されている。なお、11eは「右迂回」標識である。
【0018】つぎに、この実施の形態1の動作について
図2を参照しながら説明する。図2は、搬送経路の具体
例である。
【0019】図2において、1は自走台車、11aは
「右折」標識、11bは「左折」標識、11cは「右切
返し」標識、11dは「左切返し」標識、11eは「右
迂回」標識、11fは「左迂回」標識、11iは「荷取
り」標識、11jは「荷降ろし」標識である。右迂回標
識11eと左迂回標識11fは裏面同士が張り合わされ
た構造になっており、片側から見ると右迂回標識であ
り、逆側から見ると左迂回標識が表示されている。な
お、12は運搬すべき資材である。
【0020】自走台車1は、資材12を積載した状態で
搬送作業を開始し、最初の標識である左折標識11bを
レーザレーダ5aによって検出し、標識を追尾しながら
前進して標識に接近する()。この間に撮像器2で標
識を撮像し、画像処理装置7で指示内容(左折)を認識
する。自走台車1から標識11bまでの距離が予め設定
された値以下になったところで左向きに90度旋回す
る。
【0021】旋回後、直ちに進行方向前方の標識の探索
を開始し、左迂回標識11fを検出、認識する()。
標識11fまでの距離が一定値以下になるまで接近した
ところで、標識11fを左側に迂回してから元の走行経
路上に復帰する()。自走台車1の迂回動作中は、制
御コンピュータ8がジャイロ9による方向角と走行距離
計10による走行距離データに基づいて自走台車1の位
置と姿勢を計算して自走台車1の操舵角を制御する。
【0022】迂回動作終了後、直ちに進行方向前方の左
切返し標識11dを検出、認識し、接近後一旦停止す
る。停止後、図1に記載の制御コンピュータ8からの指
令で旋回駆動部6を180度回転させ、撮像器2、スト
ロボ4、レーザレーダ5aを後方(荷物を積載する側)
に向ける。
【0023】その後、後進で左に90度旋回を行う。旋
回後、後進しながら探索を行い、荷降ろし標識11jを
検出、認識する()。荷降ろし標識11jに対して一
定の距離に接近したところで停止し、資材12の荷降ろ
しを行う。
【0024】荷降ろし後は、旋回駆動部6を−180度
回転させて撮像器2、ストロボ4、レーザレーダ5aを
前方に向け、前進を開始する。前進開始後、直ちに右折
標識11aを検出、認識する()。右折標識11aに
対して一定距離まで接近したところで、右に90度旋回
を行う。
【0025】旋回後、直ちに進行方向前方の標識の探索
を開始し、右迂回標識11eを検出、認識する。標識1
1eまでの距離が一定値以下になるまで接近したところ
で、標識11eを右側に迂回して()から元の走行経
路上に復帰する。
【0026】迂回動作終了後、直ちに進行方向前方の右
切返し標識11cを検出、認識し、接近後、一旦停止す
る。停止後、旋回駆動部6を180度回転させ、撮像器
2、ストロボ4、レーザレーダ5aを後方に向ける。そ
の後、後進で右に90度旋回を行う。
【0027】旋回後、後進しながら探索を行い、荷取り
標識11iを検出、認識する。荷降ろし標識11iに対
して一定の距離に接近したところで停止し、資材12の
荷取りを行う。荷取り動作は、自走台車1単体で自動で
行うか、もしくは、作業員が手動で自走台車1を制御し
て行う。以後、上記自動搬送動作を繰り返すことによ
り、資材搬送を実行する。
【0028】続いて、上記動作を実現するための作動シ
ーケンスについて、制御コンピュータ8の演算を中心に
詳述する。図3は、制御コンピュータ8の動作を示すフ
ローチャートである。
【0029】ルーチンが開始されると、まず、ステップ
S1においてレーザレーダ5aによりレーザレーダの正
面に存在する物体までの距離と物体からのレーザ光の反
射強度を一定角度毎に計測する。
【0030】次に、ステップS2において、反射強度が
予め設定した値以上の計測点を抽出する。次に、ステッ
プS3において、抽出した点列中から標識の幅と同等の
直線を形成する部分を標識として検出する。次に、スナ
ッブS4において、標識として検出した点列の中央に向
けて走行台車1の操舵角を制御する。
【0031】図4は、レーザレーダ5aによる標識の検
出処理を示すものである。同図において、11は標識
を、16aは物体からの反射強度が設定値より小さいレ
ーザ光線、16bは物体からの反射強度が設定値より大
きいレーザ光線を示す。計測結果は、レーザレーダ5a
から物体までの距離r(n)と角度θ(n)で現され
る。nは1から最大計測点数Nまでの数字である。極座
標値で表現されたr(n)とθ(n)は、次の式1によ
ってレーザレーダ5aを基準とするXY座標値X
(n)、Y(n)に変換される。
【0032】 X(n)=r(n)*cos(θ(n)) Y(n)=r(n)*sin(θ(n)) ・・・式1
【0033】Y(n)の変動が予め設定した値以下であ
る連続した計測点を1つの物体の表面として抽出し、そ
の左端の点をX(1)、Y(1)、右端の点をX
(r)、Y(r)とする。このとき物体の幅wは、次の
式2で与えられる。
【0034】 w=X(r)−X(1) ・・・式2
【0035】レーザレーダ5aから標識11までの距離
は、Y(1)からY(r)までの平均値を用いる。標識
11までの角度は1とrの中間値cに対する角度θ
(c)を用いる。
【0036】図3のステップS5において、進行方向に
存在する標識の指示内容が認識済みであるかどうかを判
断する。認識済みである場合には、ステップS9に進ん
で、標識認識処理を省略する。
【0037】未認識である場合には、ステップS6に進
み、ズームレンズ3の倍率を標識までの距離に応じて調
整し、撮像器2による画像中における標識の大きさが予
め用意されたテンプレートと同じサイズになるようにす
る。ここで、同時に焦点距離を調整する。
【0038】次に、ステップS7において、ストロボ4
の点灯と同期して撮像器2によって画像を取り込む。続
いて、ステップS8において、取り込んだ画像と予め用
意されたテンプレートの間で濃淡テンプレートマッチン
グ処理を実施する。類似度を示す相関値が最大で、か
つ、予め設定した値以上であるテンプレートと取り込み
画像が同一であるとみなし、標識認識済みとする。
【0039】図5(a)及び(b)は、標識11の濃淡
テンプレートマッチング処理を示すものである。以下、
図5(a)及び(b)に基づいて標識11のテンプレー
トマッチング処理を説明する。
【0040】図5(a)は、撮像器2による取り込み画
像を示すのであり、図5(b)は、図5(a)と照合す
る標識11の絵柄を示すものである。
【0041】同図において、11aは右折、11bは左
折、11cは右切返し、11dは左切返し、11eは右
迂回、11fは左迂回、11gは左壁沿い、11hは右
壁沿い、11iは荷取り、11jは荷降ろし、11kは
停止を示す標識である。
【0042】撮像器2による取り込み画像中において
は、図3におけるステップS6の処理によって、標識1
1は予め設定された大きさになっている。取り込み画像
中において、予め用意された標識テンプレートと最も似
ている部分画像を探索する。
【0043】図3のステップS9において、自走台車1
から標識11までの距離と、予め設定された値を比較す
る。距離が規定値より短い場合には、ステップS10に
進む。距離が規定値より長い場合には、ステップS1に
戻り、以下処理を継続する。
【0044】ステップS10において、標識の認識結果
に基づいて進路変更等の処理を実施する。続いて、ステ
ップS11において、標識の種類を判別し、標識が停止
である場合には、ステップS12に進んで全ての処理を
終了する。標識が停止以外の場合には、ステップS1に
戻り、以下一連の処理を継続する。制御コンピュータ8
は、自動運転中は以上の動作を繰り返すので、常に目標
経路上に設置された標識に従って自動で目的地まで移動
し、荷降ろしを行い、また自動で作業開始点に戻る。
【0045】この実施の形態1に係る自動搬送装置は、
建設現場内の作業フロアを自走する自走台車1と、旋回
駆動部6上に設置され標識の撮像を行う撮像器2と、標
識までの距離に応じて焦点距離を合わせ、かつ、画面中
の標識の大きさが常に同じになるように画角を変化させ
るズームレンズ3と、旋回駆動部6上に設置され前方の
標識を照明するストロボ4と、旋回駆動部6上に設置さ
れズームレンズ3に写る標識までの距離を計測するレー
ザレーダ5aと、撮像器2からの画像信号を基に標識の
認識処理を行う画像処理装置7と、自走台車1の慣性系
における方向角を検出するジャイロ9と、自走台車1の
走行距離を計測する走行距離計10と、レーザレーダ5
aと撮像器2とストロボ4を旋回させる旋回駆動部6
と、自走台車1を制御するコンピュータ8とを備え、走
行経路上の進路変更地点に設置される左右折標識と、方
向転換のために設置される左右切返し標識と、長い直線
経路の中間に設置される左右迂回標識と、荷降ろし地点
に設置される荷降ろし標識と、荷取り地点に設置される
荷取り標識を認識するものである。
【0046】すなわち、この実施の形態1によれば、人
間にもすぐわかる抽象画で動作指示を表現した標識を、
移設が容易な立て看板にして、作業フロアの走行経路上
の進路変更点や荷扱い作業地点に配置し、これを自走台
車1上の撮像器2により撮像、画像処理することで、標
識記載の動作指示を認識できるので、自律的に自走台車
1を制御することができる。この結果、経路設定、変更
および動作シーケンスプログラミングが標識の移動と種
類変更だけで済み、経路変更が頻繁に必要となる建設現
場の仕上げ工程においても、資材搬送効率を高められる
という効果がある。また、走行指示標識として90度の
旋回の他に、長い直線経路の中間に設置する迂回標識を
用意することにより、自走台車1に搭載されているレー
ザレーダ5aや撮像器2の計測範囲を超える長い距離の
直線経路を走行することができる。
【0047】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る自動搬送装置について図面を参照しながら説明す
る。図6は、この発明の実施の形態2に係る自動搬送装
置の構成を示す図である。
【0048】上記の実施の形態1では直進と90度旋回
のみで自走台車1の走行経路を構成していたが、ビル建
設現場のフロアにおいては曲線状の通路や90度以外の
角度で旋回しなければならない通路がありうる。そこ
で、この実施の形態2は、この問題を解決し、壁面に沿
って自走台車1が走行できるようにしたものである。
【0049】図6において、5bは左斜め前方に存在す
る物体までの距離を計測するためのレーザレーダ、5c
は右斜め前方に存在する物体までの距離を計測するため
のレーザレーダ、11gは左壁沿い標識、13は壁面で
ある。
【0050】次に、この実施の形態2の動作について図
7に従って説明する。図7は、左壁沿い走行の模式図で
ある。図7において、1は走行台車、11gは左壁沿い
標識、13は壁、16cは左斜め前方に存在する物体ま
での距離を計測するためのレーザ光線である。
【0051】上記の実施の形態1と同様に、自走台車1
は、標識11gをレーザレーダ5aにより検出し、標識
の指示内容が左壁沿いであることを撮像器2により認識
して、予め設定された距離になるまで標識11gに接近
する()。
【0052】自走台車1は、標識11gまでの距離が予
め設定された値以下になったところで、左斜め前方に存
在する物体(壁13)までの距離をレーザレーダ5bを
用いて計測し、その距離が予め設定された値よりも長い
場合には左方向に操舵角を制御する。逆に、左斜め前方
に存在する物体までの距離が予め設定された値よりも短
い場合には、右方向に操舵角を制御する。距離計測と操
舵角の制御を継続することにより、自走台車1は壁13
沿いに走行する。正面に次の標識が検出されるまで、左
壁沿い走行を継続する。
【0053】この実施の形態2に係る自動搬送装置は、
建設現場内の作業フロアを自走する自走台車1と、旋回
駆動部6上に設置され標識の撮像を行う撮像器2と、標
識までの距離に応じて焦点距離を合わせ、かつ、画面中
の標識の大きさが常に同じになるように画角を変化させ
るズームレンズ3と、旋回駆動部6上に設置され前方の
標識を照明するストロボ4と、旋回駆動部6上に設置さ
れズームレンズ3に写る標識までの距離を計測するレー
ザレーダ5aと、旋回駆動部6上に設置され左右壁面ま
での距離を計測するレーザレーダ5b、5cと、撮像器
2からの画像信号を基に標識の認識処理を行う画像処理
装置7と、自走台車1の慣性系における方向角を検出す
るジャイロ9と、自走台車1の走行距離を計測する走行
距離計10と、レーザレーダ5a、5b、5cと撮像器
2とストロボ4を旋回させる旋回駆動部6と、自走台車
1を制御するコンピュータ8とを備え、走行経路上の進
路変更地点に設置される左右折標識と、方向転換のため
に設置される左右切返し標識と、壁面に沿った経路の直
前に設置される左右壁沿い標識と、荷降ろし地点に設置
される荷降ろし標識と、荷取り地点に設置される荷取り
標識を認識するものである。
【0054】すなわち、この実施の形態2によれば、自
動台車1の左右に存在する壁13に沿って走行すること
ができるので、90度以外での旋回や曲線経路上の走行
が可能となる。
【0055】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る自動搬送装置について図面を参照しながら説明す
る。図8は、この発明の実施の形態3に係る自動搬送装
置の構成を示す図である。
【0056】上記実施の形態2に記載の前方用レーザレ
ーダ5a、左前方用レーザレーダ5b、右前方用レーザ
レーダ5cの代わりに、左斜め前から右斜め前までの広
い水平視野を持つレーザレーダ5dを搭載することによ
り、実施形態2と同様な制御ができる。
【0057】この実施の形態3に係る自動搬送装置は、
建設現場内の作業フロアを自走する自走台車1と、旋回
駆動部6上に設置され標識の撮像を行う撮像器2と、標
識までの距離に応じて焦点距離を合わせ、かつ、画面中
の標識の大きさが常に同じになるように画角を変化させ
るズームレンズ3と、旋回駆動部6上に設置され前方の
標識を照明するストロボ4と、旋回駆動部6上に設置さ
れズームレンズ3に写る標識までの距離および左右壁面
までの距離を計測する広い視野を持つレーザレーダ5d
と、撮像器2からの画像信号を基に標識の認識処理を行
う画像処理装置7と、自走台車1の慣性系における方向
角を検出するジャイロ9と、自走台車1の走行距離を計
測する走行距離計10と、レーザレーダ5dと撮像器2
とストロボ4を旋回させる旋回駆動部6と、自走台車1
を制御するコンピュータ8とを備え、走行経路上の進路
変更地点に設置される左右折標識と、方向転換のために
設置される左右切返し標識と、壁面沿った経路の直前に
設置される左右壁沿い標識と、荷降ろし地点に設置され
る荷降ろし標識と、荷取り地点に設置される荷取り標識
を認識するものである。
【0058】すなわち、この実施の形態3によれば、レ
ーザレーダの台数を減らすことができるので、コストパ
フォーマンス良く、上記の実施の形態2と同じ効果が得
られる。
【0059】
【発明の効果】この発明に係る自動搬送装置は、以上説
明したとおり、水平搬送プロセスを自動化する自動搬送
装置において、標識までの距離を計測するレーザレーダ
と、前記標識の撮像を行う撮像器と、前記レーザレーダ
及び前記撮像器を旋回させる旋回駆動部と、前記撮像器
からの画像信号を基に前記標識の認識処理を行う画像処
理装置と、慣性系における方向角を検出するジャイロ
と、走行距離を計測する走行距離計と、前記各機器を搭
載してフロアを自走する自走台車と、荷取り地点又は荷
降ろし地点から搬送経路上の進路変更地点を経由して荷
降ろし地点又は荷取り地点までの各地点に設置された標
識の指示内容を前記画像処理装置により認識し、前記ジ
ャイロにより検出した前記自走台車の方向角、及び前記
走行距離計により計測した前記自走台車の走行距離に基
づいて前記各地点に設置された標識に沿って前記フロア
を自走するように前記自走台車を制御する制御コンピュ
ータとを備えたので、自律的に自走台車を制御すること
ができ、経路変更が頻繁に必要となる建設現場の仕上げ
工程においても資材搬送効率を高めることができるとい
う効果を奏する。
【0060】また、この発明に係る自動搬送装置は、以
上説明したとおり、前記レーザレーダが、前記撮像器に
設けられ画面中の標識の大きさがいつも同じになるよう
に画角を変化させるズームレンズの水平視野角と同一の
視野角を持つので、自律的に自走台車を制御することが
でき、経路変更が頻繁に必要となる建設現場の仕上げ工
程においても資材搬送効率を高めることができるという
効果を奏する。
【0061】また、この発明に係る自動搬送装置は、以
上説明したとおり、さらに、左斜め前方に存在する物体
までの距離を計測するための第2のレーザレーダと、右
斜め前方に存在する物体までの距離を計測するための第
3のレーザレーダとを備えたので、自走台車の左右に存
在する壁に沿って走行することができ、90度以外での
旋回や曲線経路上の走行が可能となるという効果を奏す
る。
【0062】さらに、この発明に係る自動搬送装置は、
以上説明したとおり、前記レーザレーダが、左斜め前か
ら右斜め前までの広い水平視野を持つので、レーザレー
ダの台数を減らすことができ、コストパフォーマンス良
く上記の発明と同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る自動搬送装置
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る自動搬送装置
の搬送経路例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る自動搬送装置
の制御コンピュータの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る自動搬送装置
の標識検出処理を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る自動搬送装置
の標識テンプレートマッチングを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る自動搬送装置
の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る自動搬送装置
の搬送経路例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係る自動搬送装置
の構成を示す図である。
【図9】 従来の自動搬送装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 自走台車、2 撮像器、3 ズームレンズ、4 ス
トロボ、5a、5b、5c、5d レーザレーダ、6
旋回駆動部、7 画像処理装置、8 制御コンピュー
タ、9 ジャイロ、10 走行距離計、11 標識、1
2 搬送対象の資材、13 壁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平搬送プロセスを自動化する自動搬送
    装置において、 標識までの距離を計測するレーザレーダと、 前記標識の撮像を行う撮像器と、 前記レーザレーダ及び前記撮像器を旋回させる旋回駆動
    部と、 前記撮像器からの画像信号を基に前記標識の認識処理を
    行う画像処理装置と、 慣性系における方向角を検出するジャイロと、 走行距離を計測する走行距離計と、 前記各機器を搭載してフロアを自走する自走台車と、 荷取り地点又は荷降ろし地点から搬送経路上の進路変更
    地点を経由して荷降ろし地点又は荷取り地点までの各地
    点に設置された標識の指示内容を前記画像処理装置によ
    り認識し、前記ジャイロにより検出した前記自走台車の
    方向角、及び前記走行距離計により計測した前記自走台
    車の走行距離に基づいて前記各地点に設置された標識に
    沿って前記フロアを自走するように前記自走台車を制御
    する制御コンピュータとを備えたことを特徴とする自動
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザレーダは、前記撮像器に設け
    られ画面中の標識の大きさがいつも同じになるように画
    角を変化させるズームレンズの水平視野角と同一の視野
    角を持つことを特徴とする請求項1記載の自動搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに、左斜め前方に存在する物体まで
    の距離を計測するための第2のレーザレーダと、右斜め
    前方に存在する物体までの距離を計測するための第3の
    レーザレーダとを備えたことを特徴とする請求項2記載
    の自動搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記レーザレーダは、左斜め前から右斜
    め前までの広い水平視野を持つことを特徴とする請求項
    1記載の自動搬送装置。
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