JPH11295547A - ファイバアレイ - Google Patents

ファイバアレイ

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JPH11295547A
JPH11295547A JP9785698A JP9785698A JPH11295547A JP H11295547 A JPH11295547 A JP H11295547A JP 9785698 A JP9785698 A JP 9785698A JP 9785698 A JP9785698 A JP 9785698A JP H11295547 A JPH11295547 A JP H11295547A
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fiber array
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Kazutaka Watabe
一隆 渡部
Shiro Katsuki
史朗 香月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部からの曲げに対する応力を緩和でき、接着
剤の注入量が節約でき、接着剤による剥離、クラック等
の不良を低減し、温度特性に良好で、使用温度の変化に
よる接着剤の膨張収縮によるファイバの動きを緩和でき
断線を防止可能で、機械強度に対し優れ長期間安定した
状態を保つ。 【解決手段】ファイバ3の心線4を保持するためのV溝
5が形成された基板厚肉部6および基板厚肉部に続く基
板薄肉部7を有する基板1と、カバー厚肉部10および
カバー厚肉部に続くカバー薄肉部11を有するカバーガ
ラス2とから成り、V溝にファイバの心線を挿入して基
板厚肉部およびカバー薄肉部並びに基板薄肉部およびカ
バー厚肉部をそれぞれ貼り合わせたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファイバアレイに係
わり、特に外部からの曲げに対する応力を緩和可能とす
ること等の機能を有するファイバアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファイバアレイとして図5に
示すような構造のものが提案されている。このファイバ
アレイは、基板21(図5(b))とカバーガラス22
(図5(a))とを組み合わせて構成される(図5
(c))。この基板21は、光ファイバ23の心線24
を保持するための単芯V溝25が形成された基板厚肉部
26および基板厚肉部26に続く基板薄肉部27を有
し、カバーガラス22は、カバー厚肉部30およびカバ
ー厚肉部30に続くカバー薄肉部31を有する。
【0003】このように構成されたファイバアレイは、
図5(c)に示すように、基板21のV溝25上に光フ
ァイバ23の外被28を剥がしたファイバ心線24を挿
入し、光ファイバ23の外被28は、基板21の基板薄
肉部27上に設置した後、光ファイバ23上に紫外線硬
化型接着剤32を塗布し、基板21の基板厚肉部26お
よびカバーガラス22のカバー厚肉部30を貼り合わせ
る。よって、光ファイバ23の外被28は、基板21の
基板薄肉部27およびカバーガラス22のカバー薄肉部
31間に設置される。
【0004】また、図6は、上述した工程で作成された
ファイバアレイの研磨断面図を示す。このファイバアレ
イは、基板21のV溝25の先端25Vは尖っており、
基板21とカバーガラス22および基板21のV溝25
に設置される光ファイバ23の心線24は3点で点接触
されて設置され、かつ基板21とカバーガラス22との
接着層t11が厚く(約10〜20μm位)構成されてい
るとともに、基板21のV溝25の切削深さt12は浅く
なるように構成されている。
【0005】更に、図7(a)は図5(c)および図6
に示す従来のファイバアレイの構造を示す側面図、図7
(b)は図7(a)に示すテラス部の詳細図である。こ
のファイバアレイは、図7(a)に示すように、基板2
1およびカバーガラス22はともに、それぞれ光ファイ
バ23と心線24との接着部t13との境界部であるテラ
ス部が光ファイバ長手方向に直角となるように構成され
ている。
【0006】また、図7(b)に示すように、光ファイ
バ23のUV保護外被を剥がした心線24と接着部層t
14の距離が限りなく0(零)に近い構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ファイバアレイでは外部からのファイバ曲げ応力に対し
弱くファイバ断線による不良を招き、使用温度の変化に
より接着剤の膨張収縮で劣化し接着層の剥離、クラック
が発生し、高価な接着剤の注入量が多くなりコストが増
大するとともに、機械強度特性が悪くなるといった難点
があった。
【0008】本発明は上述の難点を解消するためになさ
れたもので、外部からの曲げに対する応力を緩和でき、
接着剤の注入量が節約でき、接着剤が減ったことで、接
着剤による剥離、クラック等の不良が低減され、温度特
性に良好であり、使用温度の変化による接着剤の膨張収
縮によるファイバの動きを緩和でき断線を防止可能であ
り、機械強度に対し優れ長期間安定した状態が保たれる
ファイバアレイを提供することを目的とする。
【0009】
【発明を解決するための手段】このような目的を達成す
るため本発明のファイバアレイは、ファイバの心線を保
持するためのV溝が形成された基板厚肉部および基板厚
肉部に続く基板薄肉部を有する基板と、カバー厚肉部お
よびカバー厚肉部に続くカバー薄肉部を有するカバーガ
ラスとから成り、V溝にファイバの心線を挿入して基板
厚肉部およびカバー薄肉部並びに基板薄肉部およびカバ
ー厚肉部をそれぞれ貼り合わせたものである。
【0010】このファイバアレイにおいて、カバーガラ
スにはファイバの外被を保持するための溝が形成されて
いる。また、本発明のファイバアレイは、光ファイバの
心線を保持するためのV溝が形成された基板と、基板に
貼り合わされるカバーガラスとから成り、光ファイバの
心線は基板に形成されたV溝およびカバーガラスと非接
触で保持されるものである。このファイバアレイにおい
て、カバーガラスにはファイバの外被を保持するための
溝が形成されている。このファイバアレイにおいて、光
ファイバは基板に形成されたV溝と1μm以下で非接触
で接着剤中に保持されている。
【0011】このファイバアレイにおいて、基板のV溝
の研削深さは170〜210μm、好ましくは180〜
200μm、より好ましくは185〜195μm、基板と
カバーガラスとの接着剤層のための離間距離t1は0<
t1≦20μm、好ましくは0<t1≦10μm、より好
ましくは0<t1≦5μmである。このファイバアレイ
において、基板のV溝の先端に0.025mm以上の曲面
(R)が設けられている。
【0012】また、本発明のファイバアレイは、光ファ
イバの外被を除去した心線を保持するためのV溝が形成
された基板と、基板に貼り合わされるカバーガラスとか
ら成り、基板とカバーガラス間で心線を保持する接着剤
の膨張による剥離やクラック防止のために基板とカバー
ガラスの両者には心線の保持部に緩やかなテーパを設け
たものである。
【0013】このファイバアレイにおいて、カバーガラ
スにはファイバの外被を保持するための溝が形成されて
いる。このファイバアレイにおいて、光ファイバの外被
を除去した心線と接着剤との距離が1.5mm以上であ
る。このようなファイバアレイによれば、外部からの曲
げに対する応力を分散させることによりその応力を緩和
でき、かつ接着剤の注入量の節約により接着剤の使用量
が低減されたことにより、接着剤による剥離、クラック
等の不良が低減され、温度特性において良好であり、使
用温度の変化による接着剤の膨張収縮によるファイバの
動きを緩和でき断線を防止可能であり、機械強度に対し
優れ長期間安定した状態を保つことができ、かつ高価な
接着剤の注入量が節約できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のファイバアレイを
適用した好ましい実施の形態例について図面を参照して
説明する。本発明のファイバアレイは、基本的に基板1
と、カバーガラス2とから成る(図1(c))。
【0015】この基板1は、光ファイバ3の心線4を保
持するためのV溝5が形成された基板厚肉部6および基
板厚肉部6に続く基板薄肉部7を有する(図1
(b))。また、このV溝5は、基板1の基板厚肉部6
上で切削加工により形成される。尚、上述のV溝5を形
成する基板1の厚みは例えば1.6mmとした。また、カ
バーガラス2は、光ファイバ3のUV保護層である外被
8を保持するための門型形状溝9が形成されたカバー厚
肉部10およびカバー厚肉部10に続くカバー薄肉部1
1を有する(図1(a))。尚、上述のカバーガラス2
の厚みは例えば1.1mとした。
【0016】このように構成されたファイバアレイおい
て、基板1のV溝5上に光ファイバ3の外被8を剥離さ
せたファイバ心線4を挿入する。また、この光ファイバ
3の外被8は、基板1の基板薄肉部7上に設置される。
次に、光ファイバ3上に紫外線硬化型接着剤12を塗布
し、基板厚肉部6およびカバー薄肉部11並びに基板薄
肉部7およびカバー厚肉部10をそれぞれ帖り合させる
ことにより、カバーガラス2の門型形状溝9が光ファイ
バ3の外被8上に挿入される。
【0017】上述のファイバアレイの製造工程におい
て、紫外線硬化型接着剤12内に気泡が巻き込まれてい
るとファイバ3のベンディング(屈曲)となり、製造精
度ロスの増加を招くことから、この気泡を完全に除去す
るために、上述のファイバアレイを真空デシケーター内
(図示せず)に挿入し、1.0mm torr付近まで真空引
きを行い、その後、UV光を照射し硬化させた。
【0018】尚、このUV光は50mW/cm2、180Sで
照射し、更に接着強度を強めるために60℃で60分
間、恒温槽にて熱処理(アニール)を施した。図1に示
す本発明構造によるファイバアレイでは、図5に示す従
来構造によるファイバアレイに比べ外部からの曲げに対
して優れた特性を示す。また、長期間(5,000Hr)
に亘り対環境試験を行い、従来構造のファイバアレイと
本発明構造のファイバアレイを比較すると、従来構造で
は光ファイバの断線および樹脂の剥離等の不良が25個
中5個あったものが、本発明構造では皆無となった。
【0019】したがって、上述の工程を施し、図1
(a)に示すようにカバーガラス2に門型形状溝9を形
成することにより、図1(b)に示すような形状の基板
1とカバーガラス2とが帖り合わされたファイバアレイ
を製造することができるとともに、光ファイバ3の心線
4は、基板1のV溝5の端縁部において切断研磨され、
他の光ファイバ、例えば光導波路と調心して接着剤によ
り接続/保持される。
【0020】このようなファイバアレイによれば、外部
からの曲げに対する応力を緩和でき、接着剤の注入量が
節約でき、接着剤が減ったことで、接着剤による剥離、
クラック等の不良が低減され、温度特性に良好であり、
使用温度の変化による樹脂の膨張収縮によるファイバの
動きを緩和でき断線を防止可能であり、機械強度に対し
優れ使用温度に対し信頼性に優れ長期間良好で安定した
状態が保たれ、製造加工費の低減化が図られ、光通信シ
ステムに利用される光合分岐器、光カプラ・スプリッタ
等の光受動用デバイス(光導波路)、光ファイバと光導
波路等のデバイス等に、多様に適用することができる。
【0021】次に、本発明のファイバアレイを他の実施
の形態例について図2を参照して説明する。図2に示す
ファイバアレイは、それぞれ光ファイバ3の心線4を単
芯または多芯保持するためのV溝5が、単一(図2
(a))または多数(図2(b))形成された基板1と、基
板1に帖り合わされ、前述の光ファイバ3の外被4を保
持するための溝5が形成された図1(a)に示す形状のカ
バーガラス2とから成る。
【0022】このように構成されたファイバアレイにお
いて、図2(a)、(b)に示すように、それぞれ単芯およ
び多芯における光ファイバ3に紫外線硬化型接着剤12
aを塗布し、基板1のV溝5とカバーガラス2間とを帖
り合わせることにより、単芯および多芯における光ファ
イバ3の心線4は、それぞれ基板1に切削加工されたV
溝5と1.0μmの間隔(t0)で非接触(クリアラン
ス)で紫外線硬化型接着剤12aによりカバーガラス2
間に保持される。また、前述の基板1のV溝5はV溝の
最先端が0.025mm以上の曲面(R)を有し、予め切
削加工され構成される。
【0023】また、基板1とカバーガラス2間の離間距
離(t1)である接着材層12aは0〜20μmとされ
る。更に、図2(b)に示すようにファイバアレイが多
芯の場合において、心線4のコア間同士のピッチt5の
精度が、±0.5μm内となり高精度で接着剤12a層
中に保持される。更に、上述の基板1のV溝5の研削深
さt4は170〜210μm、好ましくは180〜20
0μm、より好ましくは185〜195μm、基板1とカ
バーガラス2との接着剤層のための離間距離t1は0<
t1≦20μm、好ましくは0<t1≦10μm、より好
ましくは0<t1≦5μmである。
【0024】本発明構造のファイバアレイを図6に示す
従来構造のファイバアレイと比べると、光ファイバ3の
心線部4に接着距離に関してサンプル数n=30で引張
試験を行ったところ、平均で従来構造では412gfに
対して本発明構造では1723gfとなり、従来構造よ
り明らかに引張強度が増加し機械強度特性が向上してい
ることがわかった。
【0025】また、光導波路の両端に本発明構造のファ
イバアレイを接続し、長期間(5000Hr)に渡り対環
境試験を行ったが、光損失変動が0.1db以内とな
り、良好な特性を示した。このようなファイバアレイに
よれば、従来のように、光ファイバの心線を基板に切削
加工されたV溝の2点と、カバーガラスの1点の3点接
触で接着保持させたが、光ファイバの心線が基板の切削
加工された曲面(R)状のV溝およびカバーガラス間に
非接触となることから、引張、衝撃、振動等に対する応
力を緩和でき、その応力の残留が生じずに機械的特性が
良好となる。故に、光ファイバの心線の傷付きによる劣
化を防止することができる。また、V溝先端に曲面
(R)を設けたことによりV溝底面のクラック発生を防
止することができる。更に、基板とカバーガラス間の接
着層が薄く構成可能となり、該接着剤を節約することが
可能となる。故に、上述の接着剤による剥離および接着
剤の温度特性による耐湿性に起因するクラック等の不良
の発生も防止できるとともに、使用温度の変化による樹
脂の膨張収縮によるファイバの動きを緩和でき該ファイ
バの断線を防止可能となることで、機械強度に対し優
れ、使用温度に対し信頼性に優れ、かつ長期間良好で安
定した状態が保たれ、製造加工費の低減化が図られ、光
通信システムに利用される光合分岐器、光カプラ・スプ
リッター等の光受動用デバイス(光導波路)や、光ファ
イバと光導波路等のデバイス等に適用することができ
る。
【0026】更に、本発明のファイバアレイをもう1つ
の実施の形態例について、図3(a)、(b) をそれぞれ
参照して説明する。図3(a)に示すファイバアレイは、
光ファイバ3の心線4を保持するV溝5を有する基板1
と、基板1に帖り合わされ、図1(a)に示す光ファイ
バ3を保持する溝9が切削加工されたカバーガラス2と
から成る。
【0027】基板1とカバーガラス2はそれぞれ、光フ
ァイバ3の心線4の保持部に緩やかなテーパ部7a、7
bを設けている。また、カバーガラス2には、光ファイ
バ3の外被8を保護するための溝9(図1)が形成され
る。また上述のテーパ7a、7bと光ファイバ3の心線
4と接着剤12a間の距離t7は1.5mm以上になるよ
うに設置されている。
【0028】上記距離t7は、引張り試験強度に対し著
しい効果があることが確認された。従来技術において
は、心線接着部の距離はほとんど0(零)であるが、本
発明のファイバアレイは、この距離を変えたものであ
り、これについて引張り強度試験を実施し、従来構造の
ものと比較した。その結果を図7に示すグラフを参照し
て説明する。なお、本発明構造及び従来構造とも基板と
光ファイバ、カバーガラスは接触しているタイプのもの
である。
【0029】この引張強度において、図4のグラフに示
すように、従来構造のファイバアレイでは平均約400
gf程度であるが、心線接着層の素線保持量(距離)を
増加させることによって機械強度が増すことが確認され
た。この結果から、心線接着層の距離が1.5mm程度あ
ると1kgf以上の機械強度が確保可能となる。また、ヒ
ートサイクル試験(−40〜+75℃、1000cycl
e、4.5Hr/cycle)を行い、試験終了後にその比較を
行った。その結果、従来では投入数11に対し、4ヶが
厚肉部と薄肉部の境界の部分(図7(b)のA)で基板
1若しくはカバーガラス2にクラックが発生し、心線4
の断線等の不良が確認された。また、これとは別に光損
失に異常があったもの(1個)を解体調査すると、ファ
イバアレイ内で光ファイバ3の心線4が断線していた。
【0030】これに対しテーパを設けた本構造では、こ
の様な現象は全く確認されなかった。よって、光学特性
に起因する信頼性に関しては、その変動量が最大0.1
db以内と良好で、光損失に影響を生じない良好な結果
が得られた。このようなファイバアレイによれば、ファ
イバアレイ内での光ファイバ3の心線4の断線も確認さ
れなかったことから、光ファイバ3の心線4へのダメー
ジ(悪影響)も緩和され外部からの曲げに対する応力を
緩和でき、接着剤の注入量が節約でき、接着剤が減った
ことで、接着剤による剥離、クラック等の不良が低減さ
れ、温度特性が良好であり、使用温度の変化による樹脂
の膨張収縮によるファイバの動きを緩和でき断線を防止
可能であり、機械強度に対し優れ使用温度に対し信頼性
に優れ長期間良好で安定した状態が保たれることから、
製造加工費の低減化が図られ、光通信システムに利用さ
れる光合分岐器、光カプラ・スプリッター等の光受動用
デバイス(光導波路)、光ファイバと光導波路等のデバ
イスに適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のファイバアレイによれば、外部からの曲げに対する応
力を分散させ緩和する事が可能となり、接着剤の注入量
が節約でき、接着剤が減ったことで、接着剤による剥
離、クラック等の不良が低減され、温度特性において良
好であり、使用温度の変化による接着剤の膨張収縮によ
るファイバの動きを緩和でき断線を防止可能であり、機
械強度に対し優れ長期間安定した状態を保つことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)、図1(b)、図1(c)は、それぞれ本
発明のファイバアレイの一実施例におけるカバーガラス
の斜視図、ファイバを組み込んだ(単芯V溝)基板の斜
視図、カバーガラス、ファイバ、基板を組み込んだファ
イバアレイの図。
【図2】図2(a)、図2(b)は、それぞれ本発明による
ファイバアレイの他の実施例における単芯、多芯のファ
イバアレイの研磨断面図。
【図3】図3(a)、図3(b)は、それぞれ本発明によ
るファイバアレイの他の実施例における側面から見た説
明図、図3(a)のテラス部を示す詳細図。
【図4】本発明の各ファイバアレイにおける心線接着層
の素線保持量(距離)と機械強度特性を示すグラフ。
【図5】図5(a)、図5(b)、図5(c)は、それぞれ従
来のファイバアレイにおけるカバーガラスの斜視図、フ
ァイバを組み込んだ基板の斜視図、カバーガラス、ファ
イバ、基板を組み込んだファイバアレイの図。
【図6】図5に示す従来のファイバアレイの研磨断面
図。
【図7】図7(a)、図7(b)は、それぞれ図5に示す従
来のファイバアレイにおける構造断面図、図7(a)のテ
ラス部を示す詳細図。
【符号の説明】
1・・・・・基板 2・・・・・カバーガラス 3・・・・・光ファイバ 4・・・・・心線 5・・・・・V溝 6・・・・・基板厚肉部 7・・・・・基板薄肉部 8・・・・・外被 9・・・・・門型形状溝(溝) 10・・・・・カバー厚肉部 11・・・・・カバー薄肉部 t1・・・・・基板とカバーガラスとの接着剤層のための離
間距離 t4・・・・・研削深さ t7・・・・・テーパと光ファイバの心線と接着剤間の距離 R・・・・・曲面

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイバの心線を保持するためのV溝が形
    成された基板厚肉部および前記基板厚肉部に続く基板薄
    肉部を有する基板と、カバー厚肉部および前記カバー厚
    肉部に続くカバー薄肉部を有するカバーガラスとから成
    り、 前記V溝に前記ファイバの心線を挿入して前記基板厚肉
    部および前記カバー薄肉部並びに前記基板薄肉部および
    前記カバー厚肉部をそれぞれ貼り合わせたことを特徴と
    するファイバアレイ。
  2. 【請求項2】前記カバーガラスには前記ファイバの外被
    を保持するための溝が形成されたことを特徴とする請求
    項1記載のファイバアレイ。
  3. 【請求項3】光ファイバの心線を保持するためのV溝が
    形成された基板と、前記基板に貼り合わされるカバーガ
    ラスとから成り、 前記光ファイバの心線は前記基板に形成されたV溝およ
    び前記カバーガラスと非接触で保持されることを特徴と
    するファイバアレイ。
  4. 【請求項4】前記カバーガラスには前記ファイバの外被
    を保持するための溝が形成されたことを特徴とする請求
    項3記載のファイバアレイ。
  5. 【請求項5】前記光ファイバは前記基板に形成されたV
    溝と1.0μm以下で非接触で接着剤中に保持されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のファイバアレイ。
  6. 【請求項6】前記基板の前記V溝の研削深さ(t4)は
    170〜210μm、好ましくは180〜200μm、よ
    り好ましくは185〜195μm、前記基板と前記カバ
    ーガラスとの接着剤層のための離間距離(t1)は0<
    t1≦20μm、好ましくは0<t1≦10μm、より好
    ましくは0<t1≦5μmであることを特徴とする請求
    項3記載のファイバアレイ。
  7. 【請求項7】前記基板の前記V溝の先端に0.025mm
    以上の曲面(R)が設けられていることを特徴とする請
    求項3記載のファイバアレイ。
  8. 【請求項8】光ファイバの外被を除去した心線を保持す
    るためのV溝が形成された基板と、前記基板に貼り合わ
    されるカバーガラスとから成り、 前記基板と前記カバーガラス間で前記心線を保持する接
    着剤の膨張による剥離やクラック防止のために前記基板
    と前記カバーガラスの両者には前記心線の保持部に緩や
    かなテーパを設けたことを特徴とするファイバアレイ。
  9. 【請求項9】前記カバーガラスには前記ファイバの外被
    を保持するための溝が形成されたことを特徴とする請求
    項8記載のファイバアレイ。
  10. 【請求項10】前記光ファイバの外被を除去した心線と
    接着剤との距離(t7)が1.5mm以上であることを特
    徴とする請求項8記載のファイバアレイ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002023239A1 (fr) * 2000-09-04 2002-03-21 Ngk Insulators, Ltd Réseau de fibres optiques et procédé de production
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