JPH11295152A - 波面センサー - Google Patents

波面センサー

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JPH11295152A
JPH11295152A JP10097041A JP9704198A JPH11295152A JP H11295152 A JPH11295152 A JP H11295152A JP 10097041 A JP10097041 A JP 10097041A JP 9704198 A JP9704198 A JP 9704198A JP H11295152 A JPH11295152 A JP H11295152A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 波面センサーにおいて、大きな波面の傾きを
計測できるようにダイナミックレンジを広げ、また、小
さな波面の傾きを高精度で計測できるようにする。 【解決手段】 マイクロレンズアレー4と二次元検出器
5を用いて擾乱波面の位相分布を計測する構成におい
て、等価倍率または等価焦点距離を可変にする可変倍率
レンズ3と、二次元検出器5の検出結果に基づいて上記
可変倍率レンズ3の倍率を制御する倍率制御装置101
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光波の波面の位
相分布を計測する波面センサーに関するもので、特に、
広い範囲で高精度な波面計測を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】光学望遠鏡による天体観測においては、
観測対象の星から到来する位相分布の乱れのない平面波
を、ぼけなく結像することができる理想的な光学系が得
られたとしても観測場所が地上である場合には、観測波
面が揺らぎのある大気中を伝搬した結果、その位相分布
が乱れ(以下、この位相分布の乱れた波面を擾乱波面と
いう)、光学望遠鏡による像が動いたり、ぼけたりす
る。これを解決する手段として、反射面の形状を自在に
変形させることができる可変形ミラーを光学望遠鏡の光
学系に組み込み、前記擾乱波面の位相分布を補償する補
償光学系がある。ここで述べる波面センサーは、例え
ば、上述補償光学系において、擾乱波面の位相分布を計
測し、可変形ミラーの制御量を決定する目的で用いられ
るものである。
【0003】従来、この主の波面センサーとして図5に
示すようなものがあった。この図は、“Design
and Performance Analysis
of Adaptive Optical Teles
copes Using Laser Guide S
tars”,PROCEEDING OFIEEE,V
OL.78,No.11,NOVEMBER,199
0,p1720〜p1743に示されたものである。図
5において、1は擾乱波面、2は基準平面、3はマイク
ロレンズ、4はレンズアレー、5は二次元検出器、6は
A/D変換器、10は信号処理装置である。
【0004】上述したように、擾乱波面1は、位相分布
の乱れのない平面波が揺らぎのある大気中を伝搬した結
果、位相分布が乱れた波面である。基準平面2は、擾乱
波面1の位相分布の基準となる平面である。レンズアレ
ー4は、平面上に配置された複数の集光レンズ(以下、
マイクロレンズ3という)で構成されたものであり、1
つのマイクロレンズ3は、擾乱波面1の局所領域(以
下、ローカル波面という)を、マイクロレンズ3の焦点
位置におかれた二次元検出器5上に集光する。二次元検
出器5は、光電変換器を格子状に多数並べた、例えば、
CCDのようなものであり、レンズアレー4によって集
光された多数の集光スポットが配列した画像を電気信号
に変換し、A/D変換器6に出力する。A/D変換器6
は、二次元検出器5の出力である画像を表すこの電気信
号を、デジタル化した画像データに変換して信号処理装
置10に出力する。信号処理装置10は、画像データ記
憶手段と、基準スポット位置記憶手段と、演算処理手段
とを備えており、A/D変換器6の出力である前記画像
データを内部の画像データ記憶手段に取り込み、後述す
る一連の演算処理を行うことにより擾乱波面1の位相分
布を求める。
【0005】次に、この波面センサーの動作について説
明する。擾乱波面1は、レンズアレー4に入射する。図
6は、レンズアレー4を構成するマイクロレンズ3の1
つに入射したローカル波面が、二次元検出器5上に集光
する様子を示すものである。図において、11はマイク
ロレンズ3に入射するローカル波面である。ローカル波
面11は、基準平面2に対し角度θをもってマイクロレ
ンズ3に入射する平面波に近似して考えることができ
る。この平面波の入射角θと二次元検出器5上の集光ス
ポット変位ΔXとの関係は、次の式(1)で表すことが
できる。 ΔX=X1−X0=f・tanθ (1) 但し、X0は位相分布が基準平面2に等しい波面がマイ
クロレンズ3に入射したときの集光スポットの座標位置
(以下、基準スポット位置という)、X1はローカル波
面11がマイクロレンズ3に入射したときの集光スポッ
トの座標位置(以下、計測スポット位置という)、fは
マイクロレンズ3の焦点距離である。式(1)を変形す
ると、次の式(2)となる。 θ=arctan(ΔX/f) (2) 従って、式(2)より、集光スポット変位ΔXが求まれ
ば、ローカル波面11の入射角θが判る。各マイクロレ
ンズ3毎に異なった範囲のローカル波面11が対応して
おり、これらローカル波面11の入射角θが判るので、
結果として擾乱波面1の波面傾きの分布(位相分布の微
分)が取得できる。この波面傾きの分布を積分すること
で、波面の位相分布を取得することができる。
【0006】次に、集光スポット変位ΔXを求める方法
を述べる。レンズアレー4によって集光された多数の集
光スポットが配列した画像は、二次元検出器5によって
電気信号に変換され、A/D変換器6に出力される。こ
のA/D変換器6は、二次元検出器5の出力である前記
電気信号をデジタル画像データに変換して信号処理装置
10に出力する。図7は、この信号処理装置10の構成
とここで行う一連の処理を示す図である。この図におい
て、7は画像データ記憶手段、8は基準スポット位置記
憶手段、9は演算処理手段である。A/D変換器6の出
力である前記デジタル画像データは、画像データ記憶手
段7に記憶される。ステップ12では、この画像データ
記憶手段7に記憶されている多数の集光スポットが配列
した前記デジタル画像データから個々の集光スポットを
抽出し、それらの1つ1つに対し重心演算を行う画像範
囲を決定する。このステップ12で行う処理は、例え
ば、エッジ抽出等の一般的な画像処理を行うことで実現
できる。ステップ13では、ステップ12で決定した前
記デジタル画像データの重心演算を行う範囲において、
集光スポット各々の重心座標を演算し、これを計測スポ
ット位置として出力する。
【0007】基準スポット位置記憶手段8は、マイクロ
レンズ3の各々に対応する基準スポット位置を、それら
がどのマイクロレンズ3に対応するものかが分かるよう
な符号をつけて記憶している。ステップ14では、ステ
ップ13の出力である前記計測スポット位置が、基準ス
ポット位置記憶手段8に記憶されている前記基準スポッ
ト位置のどれと対応するかを判別する処理(以下、対応
付けという)を行い、対応する基準スポット位置と計測
スポット位置とを対にして出力する。対応付けは、任意
基準スポット位置と、これと距離が最も近い計測スポッ
ト位置とが対応すると判断することで行う。ステップ1
5では、ステップ14の出力である前記基準スポット位
置と、計測スポット位置とから集光スポット変位ΔXを
求める。ステップ16では、前記したように、ステップ
15の出力である前記集光スポット変位ΔXと式(2)
より擾乱波面1の波面傾きの分布を求め、これを積分す
ることで擾乱波面1の位相分布を求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の波面センサー
は、以上のように構成されているので、ステップ14に
おいて、任意の基準スポット位置と、これと距離が最も
近い計測スポット位置とが対応すると判断することで対
応付けを行っていた。そのため、ローカル波面11の大
きな傾きに対して、集光スポット変位ΔXが制限を越え
て大きくなると、隣接する集光スポット同志が識別でき
なくなるので、計測できる波面傾きダイナミックレンジ
が制限されるという課題があった。
【0009】一方、式(1)より、マイクロレンズ3の
等価焦点距離fを小さくすることで、集光スポット位置
変位ΔXを小さくし、ダイナミックレンジを拡大できる
が、二次元検出器5やA/D変換器6の電気雑音や量子
化雑音に起因する集光スポット位置検出の分解能の限界
から、波面傾きの計測精度は逆に劣化するという課題が
あった。
【0010】この発明は、上記した課題を解決するため
になされたもので、波面センサーにおいて、大きな波面
の傾きを計測できるようにダイナミックレンジを広げ、
また、小さな波面の傾きを高精度で計測できるようにす
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る波面セン
サーは、マイクロレンズアレーと二次元検出器を用いて
擾乱波面の位相分布を計測する構成において、等価倍率
または等価焦点距離を可変にする可変倍率レンズと、二
次元検出器の検出結果に基づいて上記可変倍率レンズの
倍率を制御する倍率制御装置とを備えた。
【0012】また更に、可変倍率レンズは、アフォーカ
ル光学系とした。
【0013】また更に、アフォーカル光学系は、液晶凸
レンズと、液晶凹レンスで構成するようにした。
【0014】また更に、可変倍率レンズは、マイクロレ
ンズアレーを兼ね、かつ液晶で構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.ダイナミックレン
ジの拡大と計測精度の向上を図るために、等価倍率また
は等価焦点距離を対応して可変にした波面センサーを説
明する。図1は、この発明の実施の形態1におけるセン
サーの構成図である。図において、図5と同一の符号の
要素は、同一または同等ものもである。図において、新
規な要素である100は倍率可変アフォーカル光学系、
101は倍率可変制御装置であり、102は、説明のた
めの共役擾乱波面である。マイクロレンズ3は、この場
合は倍率可変アフォーカル光学系で複数のレンズから構
成され、その間隔を変化することで結像倍率が可変であ
るアフォーカル光学系である。倍率制御装置101は、
倍率可変アフォーカル光学系の倍率を任意値に制御する
制御装置である。共役擾乱波面102は、擾乱波面1が
倍率可変アフォーカル光学系3の結像倍率に従って変倍
された波面である。
【0016】アフォーカル光学系は、無限遠の点光源を
無限遠に結像する働きがあり、天体望遠鏡の補償におい
ては、直径数メートルに及ぶ開口に入射した波面を、マ
イクロレンズ3と二次元検出器5に入射できるサイズに
縮小するために使用する。図1において、倍率可変アフ
ォーカル光学系100の結像倍率がM倍であるとする。
このとき、レンズアレー3に入射するローカル波面の傾
きはM倍となる。従って、式(2)は、次の式(3)と
表される。 Mθ=arctan(ΔX/f) (3) 近軸においては、radで計った角度でθ≒tanθと
なり、従って、次の式(4)が得られる。 θ=ΔX/(Mf) (4) 即ち、式(2)に対し、等価焦点距離fに等価倍率Mが
乗算されることになる。計測されるΔXには、二次元検
出器5の電気雑音やA/D変換器6の量子化雑音等によ
り、誤差ΔΔXが存在するとする。このとき、計測され
るθの計測誤差Δθは、式(4)より、次の式(5)と
なる。 Δθ=ΔΔX/(Mf) (5) Δθ、はMに反比例することが判る。従って、計測精度
は、倍率可変アフォーカル光学系100の結像倍率(等
価倍率)Mを可変することによって、反比例して可変に
できる。
【0017】図2は、倍率可変アフォーカル光学系10
0の倍率可変方法を説明する図である。201は倍率可
変アフォーカル系2を構成する正の屈折力をもったレン
ズであり、被写体を一定の倍率で結像するフォーカシン
グレンズ、209は倍率可変アフォーカル光学系100
を構成する負の屈折力をもったレンズであり、フォーカ
シングレンズ201が結像した像を自身の像空間に大き
さを変えて結像するバリエータ、203は倍率可変アフ
ォーカル光学系100を構成する正の屈折力をもつレン
ズであり、バリエータ202の結像した像を無限遠に結
像するコンペンセータである。
【0018】以下、各レンズは屈折力Φをパラメータと
して持つ薄肉レンズに近似し、近軸領域において説明す
る。今、点光源が無限遠にある場合を考える。フォーカ
シングレンズ201は、その焦点面に点光源の像を結像
する。また、バリエータ202は、フォーカシングレン
ズ201の結像した像を自身の像空間に結像する。バリ
エータ202に関するニュートンの結像式は、次の式
(6)で表される。 XX’=−f2 (6) 但し、Xはバリエータ202の前側焦点から物体面まで
の距離、X’はバリエータ202の後ろ側焦点から像面
までの距離、fはバリエータ202の焦点距離である。
このとき、結像の倍率は、次の式(7)で表される。 m=−X’/f (7) 従って、フォーカシングレンズ201とバリエータ20
2の間隔を変化させれば、式(2)のXが変化し、倍率
mが変化する。次に、コンペンセータ203の前側焦点
をバリエータ202の像面位置に一致させるように、バ
リエータ202とコンペンセータ203との間隔を変化
させれば、倍率可変なアフォーカル系とすることができ
る。
【0019】倍率制御装置101は、倍率可変アフォー
カル光学系100の倍率を設定すると同時に、信号処理
装置10にその結像倍率Mを伝達する。信号処理装置1
0は、式(3)に従ってθのローカル波面の傾きθを求
め、波面の位相分布に変換する。
【0020】以上述べた構成により、倍率可変アフォー
カル光学系100の結像倍率を自由に変化させることが
できるので、式(4)より等価倍率Mを小さくすること
で、同じΔXのダイナミックレンジに対し、θのダイナ
ミックレンジを大きくすることができる。一方、式
(5)より、ローカル波面の傾きθが小さい場合は、等
価倍率Mを大きくすることで、同じΔΔXに対し、計測
誤差Δθを小さくする効果が得られる。
【0021】実施の形態2.本実施の形態では、倍率可
変アフォーカル光学系100の具体的な機構を説明す
る。図3は、その例を示す倍率可変アフォーカル光学機
構を示す図である。図3において、300は液晶凸レン
ズ、301は液晶凹レンズである。
【0022】液晶凸レンズ300は、フレネルレンズの
硝材を液晶でおきかえた外観をもち、両面にほどこした
透明電極により任意の電界を印加することができるよう
に構成されている。液晶凸レンズ300の等価焦点距離
fは、次の式(8)で表される。 f=(n−1)/R (8) ここで、nは液晶の屈折率、Rは曲率半径である。液晶
は印加された電解の大きさに依存して、屈折率nが変化
する性質がある。従って、液晶凸レンズ300,301
に印加する電解を制御することにより、焦点距離を可変
にすることができる。
【0023】この液晶フレネルレンズを使用すること
で、倍率可変アフォーカル光学系が得られる。液晶凸レ
ンズ300,301の間隔をd、液晶凸レンズ300の
焦点距離をf1、液晶凸レンズ300の焦点距離をf2
とする。d,f1,f2の関係は、次の式(9)で表さ
れる。 d=f1+f2 (9) また、倍率可変アフォーカル光学系の等価倍率Mは、以
下の式(10)で表される。 M=f1/f2 (10) 倍率制御装置101は、式(7),(8)を満足するよ
うに、f1,f2を制御する。このように構成すること
で、倍率可変アフォーカル光学系の等価倍率Mを任意値
に制御することができる。
【0024】実施の形態3.本実施の形態では、擾乱波
面1に対して直接レンズアレー4が集光し、その際の等
価焦点距離を可変にする機構を説明する。図4は、この
発明の実施の形態3における波面センサーの構成図であ
る。図において、400は液晶マイクロレンズアレー、
401は倍率可変制御装置である。液晶マイクロレンズ
アレー400は、通常のガラス平板とレンズアレー状の
凹みを設けたガラス平板との間に液晶を封入したもの
を、透明電極で挟んだものである。倍率可変制御装置4
01は、液晶マイクロレンズアレー400の焦点距離
と、二次元検出器5の位置を制御する。
【0025】液晶マイクロレンズアレー400は、図3
に示した液晶凸レンズ300,301と同様の原理で、
焦点距離が任意に可変にできる。倍率可変制御装置40
1は、液晶マイクロレンズアレー400の等価焦点距離
fを波面の測定波面の代小に依存して制御し、また、二
次元検出器5をマイクロレンズアレー400の焦点位置
に設置する。式(2)より、近軸においては、次の式
(11)で表される。 θ=ΔX−f (11) となり、また、雑音等による誤差ΔΔXとθの計測誤差
Δθの関係は、式(9)より、 Δθ=ΔΔX/f (12) となる。式(9)より等価焦点距離fを小さくすること
で、同じΔXに対しθのダイナミックレンジを大きくす
ることができる。一方、式(10)より、ローカル波面
の傾きθが小さい場合は、等価焦点距離fを大きくする
ことで、同じΔΔXに対し計測誤差Δθを小さくする効
果が得られる。
【0026】なお、マイクロレンズアレーの焦点距離を
可変できる手段があれば、他の手段を用いても同じ効果
得られることは言うまでもない。例えば、液晶マイクロ
レンズアレー400の代わりに、焦点距離の異なる複数
のマイクロレンズアレーをターレット式に装備し、計測
波面の傾きに応じて交換するようにしても、同様な効果
が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、可変倍
率レンズと倍率制御装置とを備えたので、測定対象の擾
乱波面の状態に対応して等価倍率または等価焦点距離を
変更して、測定ダイナミックレンジの拡大か、または測
定精度の向上に選択制御できる効果がある。
【0028】また更に、可変倍率レンズを用いるので、
焦点距離固定のマイクロレンズアレーのシステムに対し
ても、レンジ拡大または精度向上を図れる効果がある。
【0029】また更に、可変倍率レンズを用いるので、
倍率制御を機械制御をなくして電気的に行い、信頼性を
向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における波面センサ
ーの構成図である。
【図2】 実施の形態1における倍率可変アフォーカル
光学系の倍率可変方法を説明する図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における液晶を用い
た倍率可変アフォーカル光学系の構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3における波面センサ
ーの構成図である。
【図5】 従来の波面センサーの構成を示す構成図であ
る。
【図6】 従来の波面センサーにおけるマイクロレンズ
による波面傾き計測方法を説明する図である。
【図7】 波面センサーにおける演算処理装置の構成と
装置が行う処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 擾乱波面、3 マイクロレンズ、4 マイクロレン
ズアレー、5 二次元検出器、6 A/D変換器、10
信号処理装置、100 倍率可変アフォーカル光学
系、101 倍率可変制御装置、300 液晶凸レン
ズ、301 液晶凹レンズ、400 液晶マイクロレン
ズアレー、401 倍率可変制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロレンズアレーと二次元検出器を
    用いて擾乱波面の位相分布を計測する構成において、 等価倍率または等価焦点距離を可変にする可変倍率レン
    ズと、 上記二次元検出器の検出結果に基づいて上記可変倍率レ
    ンズの倍率を制御する倍率制御装置とを備えたことを特
    徴とする波面センサー。
  2. 【請求項2】 可変倍率レンズは、アフォーカル光学系
    としたことを特徴とする請求項1記載の波面センサー。
  3. 【請求項3】 アフォーカル光学系は、液晶凸レンズ
    と、液晶凹レンスで構成されることを特徴とする請求項
    2記載の波面センサー。
  4. 【請求項4】 可変倍率レンズは、マイクロレンズアレ
    ーを兼ね、かつ液晶で構成したことを特徴とする請求項
    1記載の波面センサー。
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