JPH11294885A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH11294885A
JPH11294885A JP9902998A JP9902998A JPH11294885A JP H11294885 A JPH11294885 A JP H11294885A JP 9902998 A JP9902998 A JP 9902998A JP 9902998 A JP9902998 A JP 9902998A JP H11294885 A JPH11294885 A JP H11294885A
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JP
Japan
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heat exchanger
refrigerant
heat
heat source
air conditioner
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Application number
JP9902998A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shibata
和則 柴田
Yasuhiro Arai
康弘 新井
Fusao Hirasawa
房男 平澤
Motonori Futamura
元規 二村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、上記事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、いわゆるハイブリッド
エアコンにおいて冷媒加熱器の燃焼熱源を利用すること
で、室外熱交換器の着霜防止や効率のよい除霜をなし、
ライニングコストの低減と快適性の向上を図る空気調和
機を提供する。 【解決手段】圧縮機1と、四方弁2と、室内熱交換器3
と、電子膨張弁4と、室外熱交換器6とを順次、冷媒管
Pを介して連通してなるヒートポンプ式の冷凍サイクル
回路Sと、この冷凍サイクル回路の室外熱交換器と並行
に接続され、冷媒を加熱する冷媒加熱器11を備えたバ
イパス回路8と、このバイパス回路における冷媒加熱器
の熱を室外熱交換器へ熱搬送する手段である、たとえば
排ガス管20とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ヒートポンプ式冷凍サイクル
回路を備えるとともに冷媒加熱手段を備えた空気調和機
に係り、特に暖房サイクル中の熱源側熱交換器に対する
着霜防止もしくは除霜手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】石油ショック以来、我が国における空調
技術は目覚ましい進歩を続けてきた。それらのうちの顕
著な例として、ランニングコストの低減化、および快適
性の向上化が挙げられる。
【0003】同時に、低外気温度時の暖房効率のさらな
る向上が求められているとともに、除霜運転時における
快適性の低下など、未だ解決されていない問題が残って
いることも事実である。
【0004】一方で、住宅環境に目を移すと、省エネル
ギ政策のもとで高気密化と高断熱化が一層進んでおり、
空調機器の起動時と定常時における必要能力は大きく変
動するため、あらゆる能力域での高能率化が求められて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、より一層のランニングコスト低減と広範囲な能力域
での快適性追求を模索した結果、ヒートポンプ式の冷凍
サイクルと、冷媒加熱手段とを運転条件により切換えて
運転する、いわゆるハイブリッドエアコンと呼ばれる空
気調和機が案出された。
【0006】この種のハイブリッドエアコンでは、低外
気温度時および低能力運転時においてヒートポンプ運転
することがランニングコストや環境面への影響から理想
的と言えるが、熱源側熱交換器である室外熱交換器で着
霜し易く、理想的な着霜防止手段を提案できないでい
る。
【0007】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、いわゆるハイブリ
ッドエアコンにおいて冷媒加熱手段の冷媒加熱熱源を利
用することで、熱源側熱交換器での着霜防止や効率のよ
い除霜をなし、ライニングコストの低減と快適性の向上
を図る空気調和機を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するた
め、本発明の空気調和機は請求項1として、圧縮機と、
冷媒導通方向切換え手段と、利用側熱交換器と、膨張機
構と、熱源側熱交換器とを順次、冷媒管を介して連通し
てなるヒートポンプ式の冷凍サイクル回路と、この冷凍
サイクル回路の上記熱源側熱交換器と並行に接続され、
冷媒を加熱する冷媒加熱手段を備えたバイパス回路と、
このバイパス回路における冷媒加熱手段の熱を熱源側熱
交換器へ熱搬送する熱搬送手段とを具備したことを特徴
とする。
【0009】請求項2として、請求項1記載の空気調和
機において上記冷媒加熱手段は、冷凍サイクル回路に導
かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換器を加
熱する燃焼熱源とを備え、上記熱搬送手段は、燃焼熱源
の燃焼作用にともなって生成される排ガスを熱源側熱交
換器に直接もしくは間接的に導びく排ガス路であること
を特徴とする。
【0010】請求項3として、請求項1記載の空気調和
機において上記熱搬送手段は、その一端部が上記冷媒加
熱手段に密着され、他端部が上記熱源側熱交換器に密着
されるヒートパイプであることを特徴とする。
【0011】請求項4として、請求項1記載の空気調和
機において上記熱源側熱交換器は、所定間隙を存して並
設される複数枚のフィンと、これらフィンを貫通する熱
交換パイプとからなり、上記熱搬送手段は冷媒加熱手段
に延出される熱源側熱交換器の熱交換パイプ一部であ
る、もしくは冷媒加熱手段に延出される熱源側熱交換器
冷媒導入側の冷媒管一部であることを特徴とする。
【0012】請求項5として、請求項1記載の空気調和
機において上記熱源側熱交換器は、所定間隙を存して並
設される複数枚のフィンと、これらフィンを貫通する熱
交換パイプとからなり、上記冷媒加熱手段は冷凍サイク
ル回路に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱
交換器を加熱する燃焼熱源とを備え、上記熱搬送手段は
冷媒加熱手段を構成する熱交換器から分岐して熱源側熱
交換器の熱交換パイプに連通する分岐管であることを特
徴とする。
【0013】請求項6として、請求項1記載の空気調和
機において上記熱源側熱交換器は、所定間隔を存して並
設される多数枚のフィンと、これらフィンを貫通する直
状部および隣接する直状部端部相互を連通するリターン
ベンド部とを備え蛇行形成される熱交換パイプとから構
成され、上記熱搬送手段は冷媒加熱手段に密着される熱
源側熱交換器の熱交換パイプリターンベンド部であるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項7として、請求項6記載の空気調和
機において上記熱源側熱交換器は縦置きされ、上記冷媒
加熱手段は熱源側熱交換器の上部もしくは下部に配置さ
れることを特徴とする。
【0015】請求項8として、請求項6記載の空気調和
機において上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル回路
に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換器
器を加熱する燃焼熱源とを備え、上記熱搬送手段を構成
する熱源側熱交換器の熱交換パイプリターンベンド部
は、冷媒加熱手段を構成する熱交換器と一体化されるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9として、請求項1記載の空気調和
機において上記冷媒加熱手段は、冷凍サイクル回路に導
かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換器を加
熱する燃焼熱源とを備え、上記熱源側熱交換器は冷媒加
熱手段上に載設され熱搬送手段は燃焼熱源の熱エネルギ
を熱源側熱交換器に導く自然対流であることを特徴とす
る。
【0017】請求項10として、請求項1記載の空気調
和機において上記冷媒加熱手段は、冷凍サイクル回路に
導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換器を
加熱する燃焼熱源とを備え、上記熱源側熱交換器は冷媒
加熱手段上に載設され、上記熱搬送手段は燃焼熱源の熱
エネルギを熱源側熱交換器に導く熱案内路であることを
特徴とする。
【0018】請求項11として、請求項1記載の空気調
和機において上記熱搬送手段は、暖房サイクルにおいて
圧縮機から冷媒導通方向切換え手段を介して熱源側熱交
換器に導かれた冷媒を上記バイパス回路に導いて閉回路
を形成する切換え弁であることを特徴とする。
【0019】請求項12として、請求項1記載の空気調
和機において上記熱搬送手段は冷媒加熱手段による冷媒
加熱時でかつ低能力条件での停止中に暖房サイクルから
逆サイクルに切換える冷媒導通方向切換え手段である、
もしくは圧縮機の吐出冷媒を直接熱源側熱交換器に導く
ホットガスバイパス回路であることを特徴とする。
【0020】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、ヒートポンプ式の冷凍サイクル回路と冷媒
加熱手段を備え、暖房サイクル時の熱源側熱交換器の着
霜を防止するとともに、たとえ着霜があっても早急に除
霜をなす。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、空気調和機における冷凍
サイクルを示す。図中1は圧縮機、2は冷媒導通方向切
換え手段としての四方弁、3は利用側熱交換器である室
内熱交換器、4は膨張機構である電子式膨張弁、5は第
1の二方弁、6は熱源側熱交換器である室外熱交換器、
7は逆止弁であって、これらの構成部品が順次冷媒管P
を介して接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクル回路
Sが構成される。
【0022】さらに、上記室外熱交換器6にはバイパス
回路8が並行に設けられる。このバイパス回路8は、一
端部が電子膨張弁4と第1の二方弁5との間に接続さ
れ、他端部が圧縮機1の吸込み側ポートaと四方弁2と
の間に接続されるバイパス管9と、このバイパス管9の
中途部に設けられる第2の二方弁10および冷媒加熱手
段である冷媒加熱器11とからなる。
【0023】上記冷媒加熱器11は、例えばガスバーナ
である燃焼熱源12と、この燃焼熱源12と対向して設
けられる熱交換器13とから構成される。上記バイパス
管9には冷媒加熱器11の熱交換器13が連通し、バイ
パス管9に導かれる冷媒が導通される。
【0024】なお、上記室内熱交換器3に対向して横流
ファンを備えた室内送風機14が配置され、上記室外熱
交換器6に対向して軸流ファンを備えた室外送風機15
が配置される。
【0025】しかして、冷房運転をなす場合は、四方弁
2を所定方向に切換えて図の実線矢印に示す方向に冷媒
を導通させる。室内熱交換器3において冷媒が蒸発し、
室内送風機14から送風される空調室内空気と熱交換し
て蒸発潜熱を奪う。室内熱交換器3を導通したあとの室
内空気は温度低下して冷気に換わり、空調室内に再び吹
出されて冷房作用をなす。
【0026】なお、この空気調和機における冷凍サイク
ルは、外気温度と住宅負荷発生状況に応じてランニング
コストが低減されるように、冷媒加熱運転とヒートポン
プ運転を切換えて運転することを特徴としている。
【0027】すなわち、図2に示すランニングコストに
よる運転切換えの特性図において、横軸に外気温度、縦
軸に住宅負荷に応じた発生能力をとると、ランニングコ
スト最適化境界線Aより上方では冷媒加熱運転の方がラ
ンニングコストを低減でき、境界線Aより下方ではヒー
トポンプ運転の方がランニングコストを低減できる運転
状況となる。
【0028】そこで、外気温度と住宅負荷(圧縮機1の
運転周波数から必要能力を予測する)の関係から、ラン
ニングコストをより低減できるような運転に自動切換え
する制御方式を採用する。
【0029】本出願人による試算では、JIS運転条件
で石油冷媒加熱単独運転に対し最大32%のランニング
コスト低減を図ることができ、ヒートポンプ単独運転に
対して最大40%のランニングコスト低減が可能である
と見ている。上記ランニングコスト最適化境界線Aは、
それに準じた切換条件も含む(たとえば、図2上の折れ
線Bで切換点を与える)。
【0030】つぎに、暖房サイクルを説明する。起動時
は第1の二方弁5を開放し、第2の二方弁10を閉成す
る。そして、四方弁2を図の状態に切換えて、ヒートポ
ンプ運転による暖房サイクルを開始する。同時に、冷媒
加熱器11の燃焼熱源12を構成する燃焼用気化器の予
熱を開始し、気化器温度が設定温度T1に達するまでヒ
ートポンプ運転を行う。
【0031】気化器温度が設定温度T1に達したら、冷
媒回収運転に入る。この冷媒回収運転は、四方弁2の状
態を保持し、第1の二方弁5と第2の二方弁10を閉成
して圧縮機1を運転し、冷媒加熱器11および室外熱交
換器6に溜まっている冷媒を室内熱交換器3および冷媒
管P途中に回収する。この冷媒回収運転は、上記燃焼用
気化器の温度が設定温度T2(T2>T1)に上昇し、
かつ設定冷媒回収時間を満たした時点で終了する。
【0032】冷媒回収終了後は、第2の二方弁10を開
放し冷媒加熱器11を構成する燃焼熱源12に着火し
て、冷媒加熱による暖房運転を開始する。電子膨張弁4
は冷媒加熱器11で蒸発した冷媒の過熱度が一定になる
ように、冷媒加熱器11の冷媒入口温度および冷媒出口
温度あるいは圧縮機1の冷媒吸込み温度の検知信号にも
とづく制御をなす。
【0033】暖房運転の起動後に、図2のランニングコ
スト最適化境界線Aより高い能力を必要とする設定条件
では、冷媒加熱運転を継続する。また、ランニングコス
ト最適化境界線Aより低い能力の設定条件では、ヒート
ポンプ運転に切換える。
【0034】そして、ヒートポンプ運転中にランニング
コスト最適化境界線Aより高い能力が必要となった場合
には、再度、冷媒加熱運転に切換える。さらに、この切
換え条件において、ある程度のヒステリシス(ディファ
レンシャル)を持たせることで頻繁な運転切換えを防止
でき、外乱に対する安定性が増す。
【0035】冷媒加熱運転からヒートポンプ運転への具
体的な切換え手段としては、第1の二方弁5を開放し、
第2の二方弁10を閉成して、冷媒加熱器11の冷媒加
熱を停止し、室外送風機14の運転開始をなす。冷媒
は、図の破線矢印に示す方向に導かれる。
【0036】また、ヒートポンプ運転から冷媒加熱運転
への切換えは、圧縮機1の運転を継続して第1の二方弁
5と第2の二方弁10を閉成し、冷媒加熱器11と室外
熱交換器6に溜まっている冷媒を室内熱交換器3および
冷媒管P途中に回収する。
【0037】冷媒加熱器11の燃焼熱源12を構成する
燃焼用気化器は、予熱時間を考慮して冷媒回収の開始と
同時、あるいはそれ以前に予熱ヒータによって予熱を開
始する。冷媒回収が終了したら第2の二方弁10を開放
する。
【0038】このとき燃焼用気化器の温度が設定温度に
達していれば燃焼熱源12に着火がなされ、冷媒加熱運
転による暖房運転が開始する。電子膨張弁4は冷媒加熱
器11で蒸発した冷媒過熱度が一定になるように、冷媒
加熱器11の冷媒入口温度および出口温度、あるいは圧
縮機1の冷媒吸込み温度の検出信号にもとづいて制御を
なす。
【0039】前述のような冷媒加熱運転とヒートポンプ
運転の熱源切換式冷凍サイクル(以下、ハイブリッドサ
イクルと呼ぶ)において、ヒートポンプ運転の高効率運
転領域が室外熱交換器6に着霜する運転条件(図2上で
低外気温度・低能力時)に含まれている。
【0040】その際には四方弁2を反転させることで除
霜運転しなければならず、四方弁2の反転音、暖房運転
の停止による室温低下などがあって快適性を大きく損な
う。また冷媒加熱運転した場合でも可変幅があるので間
欠運転となり、ランニングコストが上がる。
【0041】そこで、請求項1に記載したように、冷媒
加熱器11において発生する熱源または排熱を輻射、熱
伝導、対流熱伝達により熱搬送する熱搬送手段Rを備え
ることで、室外熱交換器13の着霜を防止し、除霜のた
めの断続運転のない連続運転可能なサイクルを構築で
き、低ランニングコストと連続運転による快適性向上を
図る。
【0042】以下、熱搬送手段Rの具体的構成について
詳述する。図3(A)および(B)は、請求項2の実施
の形態を示す。ヒートポンプ運転中に室外熱交換器6が
着霜した場合は、放置しておくと透明氷となり除霜が困
難になるので、冷媒加熱運転へと切換える。図3(A)
の場合は、熱搬送手段Rとして冷媒加熱器11の燃焼熱
源12の燃焼作用にともなって生成される排ガスを導く
排ガス路20を備える。
【0043】この排ガス路20は排気ダクトからなり、
さらに排気ダクト20の端部にアルミニュウム板等の熱
伝導率のよい熱伝導板21を接続し、この熱伝導板21
の大部分を室外熱交換器6に沿わせることとする。この
場合、排気ガスには硫黄分等が含まれるため、室外熱交
換器6に腐食防止処理を施すことが必要である。
【0044】以上の構成により、次に冷媒加熱運転から
ヒートポンプ運転に切換える際に円滑な切換えができ
る。そして、冷媒加熱器11の排気ガス熱を排気ダクト
20と熱伝導板21で熱搬送して室外熱交換器6の除霜
をなす。したがって、室外熱交換器6が着霜しても、冷
媒加熱運転により除霜が完了する。
【0045】図3(B)は熱搬送手段Rとして、冷媒加
熱器におけ燃焼熱源の燃焼作用にともなって生成される
排気ガスを導く排ガス路22を備えることと、この排ガ
ス路を排気ダクト22から構成することは変わりがない
が、ここでは排気ダクト22を折曲形成して室外熱交換
器6に直接密着するよう沿わせてある。
【0046】したがって、冷媒加熱器11の排気ガス熱
を排気ダクト22を用いて室外熱交換器6へ熱搬送する
こととなり、室外熱交換器6に着霜しても冷媒加熱運転
により除霜が完了する。
【0047】図4は、請求項3の実施の形態を示す。こ
こでは、室外熱交換器6の上部に冷媒加熱器11が載設
される。室外熱交換器6の幅寸法と冷媒加熱器11の幅
寸法は同一に設計され、かつそれぞれの両側面に亘って
側面を覆う形状の熱搬送手段Rとしてのヒートパイプ2
3,23が取付けられる。すなわち、ヒートパイプ2
3,23の一端部は冷媒加熱器11に密着され、他端部
は室外熱交換器6に密着される。
【0048】ヒートポンプ運転時に室外熱交換器6に着
霜した場合は、冷媒加熱運転へと切換える。したがっ
て、冷媒加熱器11で発生する熱をヒートパイプ23が
室外熱交換器6へ熱搬送して除霜をなす。
【0049】他の手段として、ヒートポンプ運転時に室
外熱交換器6に着霜した場合は、そのヒートポンプ運転
を継続した状態で冷媒加熱器11に着火する。ただし、
第1の二方弁5は開放を保持し、第2の二方弁10は閉
成を保持する。
【0050】したがって、冷媒加熱器11の燃焼熱源1
2の熱をヒートパイプ23を介して室外熱交換器6へ熱
搬送し、除霜を行いつつ暖房運転をなす。この際の冷媒
加熱器11は、一時的に着火して冷媒加熱器11の熱容
量をもって除霜する方法と、一定時間着火して十分な熱
搬送を確保する方法とがある。また、室外熱交換器6に
対向して配置される室外送風機15は運転させる場合
と、停止する場合の双方を含むものとする。
【0051】図5は、請求項4の実施の形態を示し、図
6および図7に同請求項に係わる実際の構造例を示す。
図5において冷凍サイクルの一部のみ示すが、省略部分
は先に図1で説明したものとまったく同一である。室外
熱交換器6の熱交換パイプN一部は、室外熱交換器6か
ら突出して冷媒加熱器11に延出される。
【0052】この冷媒加熱器11に延出される室外熱交
換器6の熱交換パイプN一部が熱搬送手段となる。ある
いは室外熱交換器6の冷媒導入側の冷媒管Pの一部を冷
媒加熱器11に延出させ、これを熱搬送手段Rとしても
よい。
【0053】図6(A)に示すように、室外熱交換器6
は所定間隔を存して並設される多数枚のフィンFと、こ
れらフィンFを貫通する熱交換パイプNとから構成され
る。上記冷媒加熱器11Aは、矩形状に形成される熱交
換器13と、この熱交換器13内に配置される図示しな
い燃焼熱源とから構成される。上記熱交換器13は矩形
筒体状の筐体13Aと、この筐体13Aの外周面に長手
方向に沿って蛇行するよう密着される熱交換パイプ13
Bを備えている。
【0054】上記熱搬送手段Rとしての室外熱交換器6
の熱交換パイプN一部は、上記筐体13Aの外周面に熱
交換パイプ13Bと平行に取付けられる。また、図6
(B)に示すように、冷媒加熱器11Bは円筒状に形成
される熱交換器13と、この熱交換器13内に配置され
る図示しない燃焼熱源とから構成される。上記熱交換器
13は円筒体状の筐体13Cと、この筐体13Cの外周
面に巻装して密着される熱交換パイプ13Bを備えてい
る。
【0055】熱搬送手段Rとしての室外熱交換器6の熱
交換パイプN一部は、上記筐体13C外周面に熱交換パ
イプ13Bと平行に巻装される。さらに、図7に示すよ
うに、冷媒加熱器11Cは矩形状に形成される熱交換器
13と、この熱交換器13内に配置される図示しない燃
焼熱源とから構成される。上記熱交換器13は矩形筒体
状の筐体13Aと、この筐体13Aの外周面に巻装して
密着される熱交換パイプ13Bを備えている。
【0056】上記熱搬送手段Rとしての室外熱交換器6
の熱交換パイプN一部は、上記筐体13A外周面に熱交
換パイプ13Bと平行に取付けられる。なお、図6
(A)(B)および図7に示す熱搬送手段Rである室外
熱交換器熱交換パイプN一部の代用として、室外熱交換
器6の冷媒導入側の冷媒管Pを用いてもよく、あるいは
室外熱交換器6に一度通したあと、冷媒加熱器6に這わ
せ、再度、室外熱交換器6に戻す熱交換パイプNであっ
てもよい。
【0057】いずれの構成においても、ヒートポンプ運
転時に着霜した場合は、そのままヒートポンプ運転を継
続し、かつ第1の二方弁5を開放し、第2の二方弁10
は閉成して、冷媒加熱器11に着火する。
【0058】したがって、燃焼熱源12によって熱交換
器13を導通する冷媒が加熱される一方、室外熱交換器
6を構成する熱交換パイプN一部(導入側冷媒管Pを代
用する場合もあり)が室外熱交換器6に対する熱搬送手
段Rを構成して除霜を行いながら暖房運転をなす。
【0059】この暖房運転は、電子膨張弁4で冷媒の導
通量を絞りぎみにし、かつヒートポンプ運転を行いつつ
除霜運転をするパターンと、電子膨張弁4を冷媒の導通
量を開きぎみにして冷媒加熱運転を行いつつ除霜運転を
なすパターンがある。
【0060】このときの冷媒加熱器11の運転は、一時
的に着火して冷媒加熱器11の熱容量で除霜する方法
と、間欠的に着火して除霜する方法、もしくは一定時間
着火して十分な熱搬送を確保しつつ除霜する方法があ
る。また、冷媒加熱を併用している際の室外送風機15
は運転させる場合と、停止させる場合の双方を含むもの
とする。
【0061】図8は、請求項5の実施の形態を示し、図
9(A)(B)に同請求項に係わる実際の構造例を示
す。図8において冷凍サイクルの一部のみ示すが、省略
部分は先に図1で説明したものとまったく同一である。
冷媒加熱器11Dは熱交換器13と、図示しない燃焼熱
源から構成される。熱交換器13は熱交換パイプ13B
を備えていて、この熱交換パイプ13Bの中途部は熱交
換器13Bから突出し、第2の二方弁10が接続され
る。
【0062】さらに、熱交換パイプ13Bにおける第2
の二方弁10の基端部に、分岐管Paの一端部が接続さ
れる。上記分岐管Paは冷媒加熱器11Dから延出さ
れ、この他端部は室外熱交換器6を構成する熱交換パイ
プNの一端部に接続される。分岐管Paの中途部には第
1の二方弁5が接続されていて、この分岐管Paが熱搬
送手段Rとなる。
【0063】図9(A)に示すように、上記冷媒加熱器
11Dは、矩形状に形成される熱交換器13と、この熱
交換器13内に配置される図示しない燃焼熱源12とか
ら構成される。上記熱交換器13は矩形筒体状の筐体1
3Aと、この筐体13Aの外周面に長手方向に沿って蛇
行するよう密着される熱交換パイプ13Bを備えてい
る。上記熱搬送手段Rである分岐管Paは、上記筐体1
3Aの外周面に熱交換パイプ13Bと平行に取付けられ
る。
【0064】この状態で、第2の二方弁10は配管分岐
後に位置するが、冷媒加熱器11Dから所定距離を存し
た位置に配置するか、あるいは耐熱性のものを用いて、
耐熱対策をなした方がよい。
【0065】別の経路としては、冷媒加熱器11Dの熱
交換器13を構成する熱交換パイプ13Bは、熱交換器
筐体13Aを完全に沿わせた後、熱交換パイプ13bに
分岐管Paを接続する。この状態で第2の二方弁10は
分岐位置の後に配置する。
【0066】または、図9(B)に示すように、冷媒加
熱器11Dは円筒状に形成される熱交換器13と、この
熱交換器13内に配置される図示しない燃焼熱源12と
から構成されている。上記熱交換器13は、円筒体状の
筐体13Cと、この筐体13Cの外周面に巻装される熱
交換パイプ13Bを備えている。
【0067】上記熱搬送手段である分岐管Pは、上記筐
体13Aの外周面に熱交換パイプ13Bと平行に巻装さ
れる。この状態で、第2の二方弁10は配管分岐後に位
置するが、冷媒加熱器11Dから所定距離を存した位置
に配置するか、あるいは耐熱性のものを用いて耐熱対策
をなした方がよいことは、先に説明したものとまったく
同一である。
【0068】いずれの構成においても、ヒートポンプ運
転時に着霜した場合は、そのままヒートポンプ運転を継
続し、かつ第1の二方弁5を開放し、第2の二方弁10
は閉成して冷媒加熱器11Dに着火する。
【0069】したがって、燃焼熱源12によって熱交換
器13に導通する冷媒が加熱される一方、室外熱交換器
6と連通する分岐管Paが室外熱交換器6に対する熱搬
送手段Rを構成して、除霜を行いつつ暖房運転が行われ
る。
【0070】この暖房運転は、電子膨張弁4で冷媒の導
通量を絞りぎみにし、かつヒートポンプ運転を行いつつ
除霜運転をするパターンと、電子膨張弁4で冷媒の導通
量を開きぎみにして冷媒加熱運転を行いつつ除霜運転を
なすパターンがある。
【0071】そして、このときの冷媒加熱器11Dの運
転は、一時的に着火して冷媒加熱器11Dの熱容量で除
霜する方法と、間欠的に着火して除霜する方法、もしく
は一定時間着火して十分な熱搬送を確保しつつ除霜する
方法がある。また、冷媒加熱を併用している際の室外送
風機15は運転を継続する場合と停止する場合の双方を
含むこととする。
【0072】図10は、請求項6の実施の形態を示す。
同図において冷凍サイクルの一部のみ示すが、省略部分
は先に図1で説明したものとまったく同一である。室外
熱交換器6は、所定間隔を存して並設される多数枚のフ
ィンFと、これらフィンFを貫通する直状部Naおよび
隣接する直状部Na端部相互を連通するリターンベンド
部Nbを備え蛇行形成される熱交換パイプNとから構成
される。
【0073】上記室外熱交換器6の熱交換パイプNを構
成するリターンベンド部Nbが冷媒加熱器11Eに密着
される。すなわち、室外熱交換器6と冷媒加熱器11E
とは横に並べて配置され、室外熱交換器6の熱交換パイ
プリターンベンド部Nbが冷媒加熱器11に密着され、
この部分が熱搬送手段Rを構成する。
【0074】冷媒加熱運転時は、第1の二方弁5を閉成
し、第2の二方弁10を開放して冷媒加熱器11Eに冷
媒を導く。また、ヒートポンプ運転時は第1の二方弁5
を開放し、第2の二方弁10を閉成して、室外熱交換器
6に冷媒を導く。室外熱交換器6が着霜していない状態
では室外送風機15を回転させ、冷媒加熱器11Eは停
止して通常のヒートポンプ運転を行う。
【0075】ヒートポンプ運転中に室外熱交換器6が着
霜した場合には、第1,第2の二方弁5,10の開閉状
態を保持して室外熱交換器6側に冷媒を導きながら冷媒
加熱器11Eを運転することにより、着霜を解除しつつ
暖房運転が行なわれる。
【0076】すなわち、冷媒加熱器11Eの熱交換器1
3に室外熱交換器6のリターンベンド部Nbが密着する
ところから、冷媒加熱器11Eの燃焼熱を室外熱交換器
リターンベンド部Nbが直接受けて室外熱交換器6に熱
搬送し、室外熱交換器6を早急に除霜する。
【0077】この暖房運転は、電子膨張弁4の冷媒導通
量を絞りぎみにしてヒートポンプ運転をしつつ除霜運転
をするパターンと、電子膨張弁4の冷媒導通量を開きぎ
みにして冷媒加熱運転をしつつ除霜運転をするパターン
がある。また、冷媒加熱機を併用している際の室外送風
機15は運転を継続する場合と、停止する場合の双方を
含むこととする。
【0078】図11は、請求項7の実施の形態を説明す
る。同図において冷凍サイクルの一部のみ示すが、省略
部分は先に図1で説明したものとまったく同一である。
上記室外熱交換器6および冷媒加熱器11Eとが上下方
向に並べて(ここでは、上部に冷媒加熱器11E、下部
に室外熱交換器6)配置され、室外熱交換器6の熱交換
パイプNを構成するリターンベンド部Nbが冷媒加熱器
11Eに密着される。
【0079】したがって、先に説明した通り、上記リタ
ーンベンド部Nbは熱搬送手段Rとしての作用をなし、
室外熱交換器6に対する効率のよい除霜をなす。図12
(A)(B)(C)は、先に図10で説明した請求項6
の実施の形態の具体的な構成を示す。
【0080】図12(A)に示すように、室外熱交換器
6を構成する熱交換パイプNのリターンベンド部Nbを
片側のみ大きく室外熱交換器6からはみ出させ、これを
冷媒加熱器11Eに密着するよう折り曲げ加工するとと
もに、かしめ加工などによって冷媒加熱器11Eに取付
け固定する。
【0081】図12(B)に示すように、冷媒加熱器1
1Eに予め取付け固定具25を取付け固定しておき、こ
こに室外熱交換器6を構成する熱交換パイプリターンベ
ンド部Nbを係合して取付け固定する。
【0082】図12(C)に示すように、冷媒加熱器1
1Eを構成する円筒状筐体13Aの周面に室外熱交換器
6を構成する熱交換パイプリターンベンド部Nbを突出
して巻回する。したがって、この構成ではリターンベン
ド部Nbの長さが先に説明したものよりも極めて長くな
る。
【0083】このような図10ないし図12の構成の空
気調和機において、冷媒加熱運転時は第1の二方弁5を
閉成し、第2の二方弁10を開放して冷媒加熱器11E
に冷媒を導く。
【0084】また、ヒートポンプ運転時は、第1の二方
弁5を開放し、第2の二方弁10を閉成して、室外熱交
換器6側に冷媒を導く。この室外熱交換器6が着霜して
いない状態では室外送風機15を駆動して送風し、冷媒
加熱器11Eは停止させて通常のヒートポンプ運転を行
う。
【0085】ヒートポンプ運転中に室外熱交換器6が着
霜してきた場合には、室外熱交換器6側に冷媒を導く状
態を保持した上で冷媒加熱器11Eを運転することによ
り、除霜しながら暖房運転を行う。
【0086】このとき、電子膨張弁4の冷媒導通量を絞
りぎみにしてヒートポンプ運転をしつつ除霜運転をする
パターンと、電子膨張弁4の冷媒導通量を開きぎみにし
て冷媒加熱運転をしつつ除霜運転をするパターンがあ
る。また、冷媒加熱器11Eを併用している際の室外送
風機15は、運転を継続する場合と、運転を停止する場
合の双方を含むものとする。
【0087】なお、室外熱交換器6と冷媒加熱器11E
を上下方向に縦に配置した場合の特徴として、室外熱交
換器6を構成するフィンF相互間に液滴が溜まらないよ
う、フィンFの形状を傾けた状態に設計すると効果的で
ある。
【0088】図13は、請求項8の実施の形態を示す。
同図において冷凍サイクルの一部のみ示すが、省略部分
は先に図1で説明したものとまったく同一である。冷媒
加熱器11Fは、熱交換器13と図示しない燃焼熱源と
から構成され、ここでは冷媒加熱器11Fの熱交換器1
3と室外熱交換器6Aのそれぞれ一部が兼用して一体化
され、熱搬送手段Rが構成される。
【0089】具体的には、先に図12(A)(B)
(C)に示す構造と同様、室外熱交換器6Aを構成する
熱交換パイプリターンベンド部Nbを直接、冷媒加熱器
11Fに密着する。
【0090】運転状態別に説明すると、冷媒加熱運転時
は冷媒加熱器11Fに着火し、室外送風機15を停止す
る。このとき、室外熱交換器6Aでの放熱を確実に防止
するため、室外送風機15の停止時にファンモータをロ
ックする機構を設けるか、または、室外空気の吸入口か
吹出口に空気の入出流を防止するシャッタ機構を設ける
とよい。
【0091】ヒートポンプ運転時に、室外熱交換器6A
に着霜が生じていない状態では冷媒加熱器11Fを停止
し、室外送風機15を運転させることで通常の運転を行
う。一方、室外熱交換器6Aに着霜が生じていれば、除
霜に必要な能力を考慮し冷媒加熱器11Fを所定時間も
しくは間欠的に燃焼させて、室外熱交換器6Aに燃焼熱
を搬送して除霜する。この際、除霜を優先させる場合は
室外送風機15を停止し、暖房効率を優先させる場合に
は室外送風機15を運転する。
【0092】このように、配管経路が1つで済むのでコ
スト削減に寄与するとともに、ヒートポンプ運転から冷
媒加熱運転へ移行する際の冷媒回収作業が不要となる。
また、冷媒加熱器11Fを利用した除霜を行うため、除
霜中も暖房運転を持続することができ、快適性の向上に
つながる。
【0093】図14は、請求項9の実施の形態を示す。
室外ユニット30内に室外熱交換器6とともに冷媒燃焼
器11が配置されており、ここでは室外熱交換器6の下
部に冷媒加熱器11が位置している。冷媒加熱器11
は、冷媒を導通する熱交換器13と、この熱交換器13
に対向して配置される図示しない燃焼熱源12とからな
る。
【0094】ヒートポンプ運転時に室外熱交換器6に着
霜すると、冷媒加熱運転へと切換える。後述するよう
に、冷媒加熱器11を構成する燃焼熱源12の燃焼熱が
温度差から生じる自然対流による浮力で上部の室外熱交
換器6へ到達し、熱循環がなされる。
【0095】図15は、請求項10の実施の形態を示
す。室外ユニット30内に室外熱交換器6とともに冷媒
燃焼器11が配置されており、室外熱交換器6の下部に
冷媒加熱器11が位置していることが前提である。上記
冷媒加熱器11は、熱交換器13と、燃焼熱源12とか
らなることは、先に説明したものとまったく同様であ
る。
【0096】冷媒加熱器11と室外熱交換器6との間に
は仕切り板31が介在される。この仕切り板31には、
熱案内路を構成する熱通気孔32が開口される。後述す
るように、冷媒加熱器11の燃焼熱源12の燃焼熱は上
記仕切り板31の熱通気孔32を介して室外熱交換器6
に集中して案内される。
【0097】このような、図14および図15のいずれ
の構成の空気調和機であっても、ヒートポンプ運転時に
室外熱交換器6が着霜すれば、冷媒加熱運転に切換え
る。すると、冷媒加熱器11を構成する燃焼熱源12の
燃焼熱が温度差から生じる自然対流による浮力で上部に
位置する室外熱交換器6へ到達し、熱循環がなされる。
したがって、時間の経過とともに室外熱交換器6の霜が
溶融し除霜をなす。
【0098】すなわち、冷媒加熱器11を室外熱交換器
6の下部に設置することで、自然対流による熱循環を生
じさせ、自然的にあるいは熱通気孔32を介して導き室
外熱交換器6を除霜する熱搬送手段Rをなす。
【0099】その際、室外送風機15を運転すると室外
ユニット30内が負圧化するので、たとえ下部に室外熱
交換器6、上部に冷媒加熱器11を配置した場合であっ
ても、燃焼熱が冷媒加熱器11から室外熱交換器6へ熱
搬送される。
【0100】図16は、請求項11の実施の形態を示
す。冷凍サイクル回路Sとバイパス回路8は、先に図1
で説明したものと同一であるので、ここでは同番号を付
して新たな説明は省略する。
【0101】この空気調和機において、室外熱交換器6
に着霜が生じた場合には、電子膨張弁4を全閉とし、四
方弁2を暖房サイクルから反転させることで、室内熱交
換器3の冷媒を室外熱交換器6に回収する。
【0102】同時に、冷媒加熱器11における燃焼熱源
12はヒータにより予熱を開始していて、冷媒回収が終
了した時点で第2の二方弁10を開放する。燃焼熱源1
2の燃焼用気化器が設定温度に達していれば、燃焼熱源
12に着火する。
【0103】冷媒加熱器15と室外熱交換器6で閉サイ
クルが構成される。冷媒は同図に一点鎖線矢印に示すよ
うに、圧縮機1―四方弁2―室外熱交換器6―第1の二
方弁5―第2の二方弁10―冷媒加熱器11の順に導か
れ、冷媒加熱器11の燃焼熱を利用して室外熱交換器6
を加熱し除霜する。
【0104】除霜が完了した時点で、第2の二方弁10
を閉成し、かつ冷媒加熱器15を停止する。そして、室
外熱交換器6に対向する室外送風機15の運転を開始
し、ほぼ同時に四方弁2を反転して初期状態のヒートポ
ンプ運転に戻る。
【0105】このように、ヒートポンプ運転時に室外熱
交換器6が着霜した場合に、冷媒を室内熱交換器3に導
かずに、冷媒加熱器11と室外熱交換器6で閉サイクル
を構成するよう第1の二方弁5と第2の二方弁10を切
換える。
【0106】したがって、冷媒加熱器11における燃焼
熱源12の燃焼熱で室外熱交換器6の除霜を行うため、
短時間で除霜が終了する。すなわち、第1,第2の二方
弁5,10が熱搬送手段Rを構成することとなる。
【0107】図17は、請求項12の実施の形態を示
す。冷凍サイクル回路Sとバイパス回路8は、先に図1
で説明したものとの全く同一であるので、ここでは同番
号を付して新たな説明は省略する。
【0108】圧縮機1の吐出ポートbと四方弁2との間
にホットガスバイパス回路40を構成するホットガスバ
イパス管41の一端部が接続される。このホットガスバ
イパス管41の他端部は、第1の二方弁5と室外熱交換
器6との間に接続される。上記バイパス管41の中途部
には補助膨張機構をなす補助毛細管42と、第3の二方
弁43が接続される。
【0109】この空気調和機において、冷媒加熱運転中
に燃焼可変幅より低能力条件で運転する場合には、サー
モオフに入る。このサーモオフの時間帯に、室外熱交換
器6に対する除霜運転を行うのであるが、以下に述べる
ように3種類の除霜手段が採用できる。
【0110】第1の除霜手段は、リバース(逆サイク
ル)除霜によるものであり、サーモオフ中に四方弁2を
暖房サイクルから反転する。第1の二方弁5は開放し、
第2の二方弁10は閉成して室外熱交換器6に対する除
霜を行う。したがって、四方弁2が熱搬送手段Rとな
る。
【0111】第2の除霜手段は、ホットガスバイパス回
路40によるものであり、サーモオフ中に第1の二方弁
5を開放し、第2の二方弁10を閉成し、第3の二方弁
43を開放する。
【0112】同図に二点鎖線矢印に示すように、圧縮機
1から吐出されるホットガスを直接ホットガスバイパス
回路40に導き、室外熱交換器6で放熱させて除霜を行
う。したがって、ホットガスバイパス回路40が熱搬送
手段Rとなる。
【0113】第3の除霜手段は、冷媒加熱器11による
ものであり、サーモオフ中に第1の二方弁5と第2の二
方弁10を開放し、電子膨張弁4は全閉で、四方弁2を
図の状態から反転するとともに冷媒加熱器11の燃焼熱
源12を再度着火する。
【0114】この状態で、冷媒加熱器11と室外熱交換
器6で閉サイクルが構成され、冷媒は圧縮機1―四方弁
2―室外熱交換器6―第1の二方弁5―第2の二方弁1
0―冷媒加熱器11の順に導かれる。
【0115】したがって、サーモオフ中に冷媒加熱器1
1の燃焼熱源12を利用して室外熱交換器6を除霜する
ので、冷媒加熱器11が熱搬送手段Rとなる。なお、除
霜が完了した時点で冷媒回収運転に入り、四方弁2を同
図の状態に戻して第1の二方弁5と第2の二方弁10を
閉成し圧縮機1を運転する。冷媒加熱器11および室外
熱交換器6に溜まっていた冷媒は、室内熱交換器3およ
び冷媒管P途中に回収される。
【0116】冷媒回収終了後は、サーモオフ時間が終了
していれば第2の二方弁10を開放し、冷媒加熱器11
の燃焼熱源12に着火して冷媒加熱による暖房運転を再
開する。
【0117】このように冷媒加熱運転のサーモオフ中に
室外熱交換器6の除霜運転を行う。除霜方法としては、
a)リバース除霜、b)ホットガスバイパス回路40に
よる除霜、c)冷媒加熱器11による除霜がある。した
がって、冷媒加熱運転からヒートポンプ運転への切換時
に除霜運転に入ることなく切換えが可能である。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気調和機
によれば、いわゆるハイブリッドエアコンにおいて冷媒
加熱手段の冷媒加熱熱源を利用することで、熱源側熱交
換器での着霜防止や効率のよい除霜をなし、ライニング
コストの低減と快適性の向上を図れるなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態に係わる、空気調
和機の冷凍サイクル構成図。
【図2】同実施の形態に係わる、ランニングコストによ
る運転切換えの特性図。
【図3】請求項2の発明の実施の形態に係わる、互いに
異なる熱搬送手段を説明する斜視図。
【図4】請求項3の発明の実施の形態に係わる、熱搬送
手段を説明する斜視図。
【図5】請求項4の発明の実施の形態に係わる、熱搬送
手段を説明する冷凍サイクルの一部構成図。
【図6】同実施の形態の、互いに異なる熱搬送手段を説
明する斜視図。
【図7】同実施の形態の、熱搬送手段を説明する斜視
図。
【図8】請求項5の発明の実施の形態に係わる、熱搬送
手段を説明する冷凍サイクルの一部構成図。
【図9】同実施の形態の、互いに異なる熱搬送手段を説
明する斜視図。
【図10】請求項6の発明の実施の形態に係わる、熱搬
送手段を説明する冷凍サイクルの一部構成図。
【図11】請求項7の発明の実施の形態に係わる、熱搬
送手段を説明する冷凍サイクルの一部構成図。
【図12】請求項6の発明の実施の形態に係わる、互い
に異なる熱搬送手段を説明する斜視図。
【図13】請求項8の発明の実施の形態に係わる、熱搬
送手段を説明する冷凍サイクルの一部構成図。
【図14】請求項9の発明の実施の形態に係わる、熱搬
送手段を説明する斜視図。
【図15】請求項10の発明の実施の形態に係わる、熱
搬送手段を説明する斜視図。
【図16】請求項11の発明の実施の形態に係わる、空
気調和機の冷凍サイクル構成図。
【図17】請求項12の発明の実施の形態に係わる、空
気調和機の冷凍サイクル構成図。
【符号の説明】
1…圧縮機、 2…四方弁(冷媒導通方向切換え手段)、 3…室内熱交換器(利用側熱交換器)、 4…電子膨張弁(膨張機構)、 6…室外熱交換器(熱源側熱交換器)、 P…冷媒管、 S…冷凍サイクル回路、 11…冷媒加熱器(冷媒加熱手段)、 8…バイパス回路、 R…熱搬送手段、 10…排ガス管、 23…ヒートパイプ、 F…フィン、 N…熱交換パイプ、 13…熱交換器、 12…燃焼熱源、 Pa…分岐管、 Nb…リターンベンド部、 5…第1の二方弁(切換え弁)、 10…第2の二方弁(切換え弁)、 40…ホットガスバイパス回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二村 元規 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と、冷媒導通方向切換え手段と、利
    用側熱交換器と、膨張機構と、熱源側熱交換器とを順
    次、冷媒管を介して連通してなるヒートポンプ式の冷凍
    サイクル回路と、 この冷凍サイクル回路の上記熱源側熱交換器と並行に接
    続され、冷媒を加熱する冷媒加熱手段を備えたバイパス
    回路と、 このバイパス回路における冷媒加熱手段の熱を上記熱源
    側熱交換器へ熱搬送する熱搬送手段と、を具備したこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル回
    路に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換
    器を加熱する燃焼熱源とを備え、 上記熱搬送手段は、上記燃焼熱源の燃焼作用にともなっ
    て生成される排ガスを上記熱源側熱交換器に直接もしく
    は間接的に導びく排ガス路であることを特徴とする請求
    項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】上記熱搬送手段は、その一端部が上記冷媒
    加熱手段に密着され、他端部が上記熱源側熱交換器に密
    着されるヒートパイプであることを特徴とする請求項1
    記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記熱源側熱交換器は、所定間隙を存して
    並設される複数枚のフィンと、これらフィンを貫通する
    熱交換パイプとからなり、 上記熱搬送手段は、上記冷媒加熱手段に延出される上記
    熱源側熱交換器の熱交換パイプ一部である、もしくは上
    記冷媒加熱手段に延出される熱源側熱交換器冷媒導入側
    の冷媒管一部であることを特徴とする請求項1記載の空
    気調和機。
  5. 【請求項5】上記熱源側熱交換器は、所定間隙を存して
    並設される複数枚のフィンと、これらフィンを貫通する
    熱交換パイプとからなり、 上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル回路に導かれた
    冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換器を加熱する
    燃焼熱源とを備え、 上記熱搬送手段は、上記冷媒加熱手段を構成する熱交換
    器から分岐して上記熱源側熱交換器の熱交換パイプに連
    通する分岐管であることを特徴とする請求項1記載の空
    気調和機。
  6. 【請求項6】上記熱源側熱交換器は、所定間隔を存して
    並設される多数枚のフィンと、これらフィンを貫通する
    直状部および隣接する直状部端部相互を連通するリター
    ンベンド部とを備え蛇行形成される熱交換パイプとから
    構成され、 上記熱搬送手段は、上記冷媒加熱手段に密着される熱源
    側熱交換器の熱交換パイプリターンベンド部であること
    を特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】上記熱源側熱交換器は縦置きされ、上記冷
    媒加熱手段は熱源側熱交換器の上部もしくは下部に配置
    されることを特徴とする請求項6記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル回
    路に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換
    器を加熱する燃焼熱源とを備え、 上記熱搬送手段を構成する熱源側熱交換器の熱交換パイ
    プリターンベンド部は、冷媒加熱手段を構成する熱交換
    器と一体化されることを特徴とする請求項6記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル回
    路に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交換
    器を加熱する燃焼熱源とを備え、 上記熱源側熱交換器は、上記冷媒加熱手段上に載設さ
    れ、 上記熱搬送手段は、上記燃焼熱源の熱エネルギを上記熱
    源側熱交換器に導く自然対流であることを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】上記冷媒加熱手段は、上記冷凍サイクル
    回路に導かれた冷媒を導通させる熱交換器と、この熱交
    換器を加熱する燃焼熱源とを備え、 上記熱源側熱交換器は、上記冷媒加熱手段上に載設さ
    れ、 上記熱搬送手段は、上記燃焼熱源の熱エネルギを上記熱
    源側熱交換器に導く熱案内路であることを特徴とする請
    求項1記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】上記熱搬送手段は、暖房サイクルにおい
    て上記圧縮機から冷媒導通方向切換え手段を介して上記
    熱源側熱交換器に導かれた冷媒を上記バイパス回路に導
    いて閉回路を形成する切換え弁であることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機。
  12. 【請求項12】上記熱搬送手段は、上記冷媒加熱手段に
    よる冷媒加熱時で、かつ低能力条件での停止中に暖房サ
    イクルから逆サイクルに切換える上記冷媒導通方向切換
    え手段である、もしくは圧縮機の吐出冷媒を直接熱源側
    熱交換器に導くホットガスバイパス回路であることを特
    徴とする請求項1記載の空気調和機。
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