JPH11294054A - 管材用保持装置 - Google Patents

管材用保持装置

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JPH11294054A
JPH11294054A JP9314598A JP9314598A JPH11294054A JP H11294054 A JPH11294054 A JP H11294054A JP 9314598 A JP9314598 A JP 9314598A JP 9314598 A JP9314598 A JP 9314598A JP H11294054 A JPH11294054 A JP H11294054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、管を保持するとともに回転駆動源の
回転力を伝達する管材用保持装置に関し、装置の小型化
や作業の安全性の向上を図ることが課題である。 【解決手段】回転軸2と、該回転軸の外周に設けられ回
転軸の半径方向に押出し作用する摺接面を持つカム2d
と、該カムによって回転軸の半径方向に押し出されて回
転力伝達作用する遊動部材8とを少なくとも有してな
り、前記カム2dによって遊動部材8が管材(鋼管6)
の内周壁面に当接せしめられて前記回転軸2とともに管
材6が回転されるものである管材用保持装置1を形成す
ることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管(パイプ)を保
持するとともに回転駆動源の回転力を伝達するもので、
例えば、杭工事,井戸掘り,地質調査工事等の工事で管
材を地中に貫入させる工事において使用される管材用保
持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、鋼管杭を地盤に貫入させ
るには、杭施工機を所定の場所に設置し、該杭施工機の
タワーに鋼管を運んできて沿わせて立設し、タワー上部
のモータ等の回転駆動装置を保持装置(チャック)を介
して鋼管頭部にセットし、該回転駆動装置を回転させる
ことで、前記保持装置を介して鋼管が回転され、地盤に
鋼管が貫入されるものである。
【0003】前記鋼管の頭部には、該頭部外周に装着さ
れる保持装置との回転伝達のため、水平方向に穴を開け
て鉄棒を挿通させたり、切り欠き部を施工したり、突起
状物を溶接等の手段で突設させたり、油圧やチェーン等
で締め付けたりと、鋼管を回転させる種々の回転伝達手
段が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
保持装置は、チャック部が上下方向(鉛直方法)に長い
ので必然的に杭施工機のタワーの長さも長くなって、杭
施工機の大型化・重量化という問題がある。また、鋼管
の外周部を把持する保持装置であるため、偏芯量が大き
く鋼管を回転させる際にぶれたり振動したりして危険性
が伴うものである。更に、回転させるために鋼管頭部を
加工するのは、複雑化して手間が掛かると共に該頭部の
破壊が多く、保持装置との接続の障害となる問題があ
る。
【0005】このほか、杭を大鋼管にしたり、回転駆動
部の動力を大きくすると、保持装置が巨大化して重装置
となり、鋼管頭部の修理が必要な場合にも高所作業とな
って危険である、等の問題点がある。このように、従来
の保持装置には、小型化・軽量化、作業容易性と杭の品
質性等に解決すべき課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管材用保持
装置の上記課題を解決するための要旨は、回転軸と、該
回転軸の外周に設けられ回転軸の半径方向に押出し作用
する摺接面を持つカムと、該カムによって回転軸の半径
方向に押し出されて回転力伝達作用する遊動部材とを少
なくとも有してなり、前記カムによって遊動部材が管材
の内周壁面に当接せしめられて前記回転軸とともに管材
が回転されるものであることである。
【0007】前記回転軸と遊動部材とは、管材頭部に内
装されるものであること、;前記カムは、回転軸の時計
方向と反時計方向のいずれの回転でも回転軸の半径方向
に押出し作用する摺接面を持っていること、;また、前
記カムは、回転軸とネジ対偶になされて設けられ、該回
転軸の軸心方向に沿って移動されるものであること、;
更に、前記遊動部材は、回転軸の周方向に複数に分割さ
れていることを含むものである。
【0008】本発明に係る管材用保持装置によれば、例
えば、地盤に貫入させる鋼管等の管材に対して、その頭
部の内部空間に内装され、回転軸を回転させるだけで遊
動部材を介して管材が回転されるようになり、管材用保
持装置が管材に装着された状態で管材頭部の端面から突
出する長さが従来よりも短くなり、全体の小型化・軽量
化が達成される。
【0009】また、管材の内部から遊動部材で保持して
回転させるので、管材頭部の種々の加工が不要となり、
手間が省けて工期短縮となるばかりでなく、管材頭部の
破壊・変形が生じなく管材の品質維持に貢献することに
なる。更に、管材に大きな回転力を伝達力させることが
できて、かつ、装置全体もそれにより大きくする必要も
ない。
【0010】カムは、回転軸のいずれの方向の回転で
も、遊動部材を半径方向に押し出す作用をするので便宜
である。更に、管材用保持装置の操作性や経済性も従来
のものよりも向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施例に係る
管材用保持装置1について図面を参照して説明する。図
1は管材用保持装置1の縦断面図であって、油圧モータ
等の回転駆動源に連結される回転軸2と、回転軸2の先
端(図では下部)に固定される支持部材3と、該支持部
材3の上に載置され前記回転軸2を貫通孔に回転自在に
挿通させている全体円形状の下部固定部材4と、該下部
固定部材4とは下端面で固定されるとともに図2に示す
ように回転軸2の周囲に略半円周に亘って囲繞し鋼管6
内周壁面に沿った外面形状の垂直固定部材5と、該垂直
固定部材5の上部と固定され前記回転軸2を回転自在に
挿通させ共に鋼管6の頭部の端面上に載置される保護円
盤7と、前記下部固定部材4と保護円盤7との間で回転
軸2の半径方向に摺動自在な遊動部材8と、前記保護円
盤7の上位置において回転軸2に固定される蓋部材9
と、から概ね構成されている。
【0012】上記各構成物品をその順に更に詳細に説明
する。前記回転軸2は、後端部2aが断面形状を六角形
状にされ、回転駆動源とのアタッチメント部となってい
て、連結させた場合の抜落ち防止用にピンを差し込むピ
ン穴2bが水平方向に穿孔されている。
【0013】そして、回転軸2の外周に、図1乃至図2
に示すように、当該回転軸2の半径方向に押出し作用す
る摺接面2cを両側に有するカム2dが、3個設けられ
ている。
【0014】このカム2dは、その摺接面2cを一例と
して緩やかな円弧状の曲面にしてスムーズな動作を確保
しているが、これに限らず前記半径方向に押出し作用す
るものであれば、他の曲率の曲面または平面に形成して
あっても良いものである。
【0015】更に、1個のカム2dにおいて、2つの摺
接面2c,2cを持つことで、回転軸2の時計方向の回
転と反時計方向の回転とのいずれにおいても、前記半径
方向の押出し作用をするように形成されている。
【0016】また、このカム2dは、回転軸2に対して
一体に形成しても、別体のものを溶接等で固着してもよ
く、特に限定するものではない。
【0017】カム2dの前記半径方向の高さ(ストロー
ク)は、適宜、管材である鋼管6の内径寸法との兼ね合
いで設定されるものである。
【0018】次に、前記支持部材3は、下部固定部材4
・垂直固定部材5・保護円盤7・遊動部材8が、回転軸
2の先端部側から抜け出さないように支持しているもの
である。逆に、回転軸2の後端部2a側へ抜け出さない
ように、蓋部材9が回転軸2に固定されているものであ
る。
【0019】次に、下部固定部材4は、その中央部の貫
通孔4aに回転軸2が回転自在にして挿通され、更に、
円形状の外周端に、図1と図3に示すように、上方向に
突出して遊動部材8の半径方向への移動をガイドし、か
つ、周方向への移動を阻止するガイド部材4bが、各遊
動部材8に設けられるガイド溝8aに対応して設けられ
ている。
【0020】次に、垂直固定部材5は、その外周面5a
が鋼管6の内周壁面6aの曲面に沿った形状となってお
り、また、その内周面5bが前記カム2dと衝突しない
ように外側に後退した半円形状の曲面となっている。そ
して、保護円盤7と下部固定部材4とを連結して、これ
らを一体的に構成するものである。
【0021】次に、保護円盤7は、管材である鋼管6頭
部に当該管材用保持装置1をセットした際に、該頭部の
端面上に載置されるものである。この保護円盤7は、通
常鋼管6が円形なので円形状に形成されるが、特に限定
されるものでなく、矩形状でも良い。また、上面には、
油止め部材7bが周方向に全周設けられ、蓋部材9の下
面と保護円盤7の上面との間に注油される油の漏出を防
止する。
【0022】次に、遊動部材8は、図2に示すように、
内側壁面8bが前記カム2dの摺接面2cに対応した曲
面に形成されていて、外周面8cが鋼管6の内周壁面6
aに沿った曲面に形成されいる。また、2個の分割体に
してあるが、これに限られず、1個でも、3個以上(4
個の場合は次の第2実施例で示す)でも良く、前記カム
2dの個数と対応して設けられるものである。
【0023】そして、この各遊動部材8の下部には、図
3に示すように、前記ガイド部材4bを受け入れるガイ
ド溝8aが、半径方向に向けて設けられている。このガ
イド溝8aと前記ガイド部材4bとの係合により、下部
固定部材4に対して遊動部材8が半径方向に移動可能と
なり、周方向には移動しないものである。
【0024】また、遊動部材8の上部は、半径方向に移
動された後に、保護円盤7の内周壁面7aに衝突しない
ように切り欠部8dが設けられている。
【0025】このようにして、管材用保持装置1は、構
成物品のうち前記回転軸2や垂直固定部材5,遊動部材
8が鋼管6の頭部に内装されるものである。これによ
り、鋼管6の上部から突出する管材用保持装置1の長さ
が従来よりも短くなり、小型化されて杭施工機のタワー
も短くすることができる。
【0026】以上のようにしてなる管材用保持装置1を
使用するには、杭施工機のタワーに沿って地盤に立設さ
れた鋼管6の頭部に設置した後に、回転軸の後端部2a
に油圧モータ等の回転駆動源の軸をピン穴2bにピンを
差し込む等して連結する。
【0027】そして、回転駆動源によって回転軸2を回
転させる。該回転軸2とともに支持部材3と蓋部材9と
が同方向に回転する。一方、鋼管6の頭部の上端面に載
置された保護円盤7は、回転駆動源の荷重が蓋部材9を
介して加わり鋼管6端面に押しつけられるので回転しな
い。よって、保護円盤7に固定されている垂直固定部材
5及び下部固定部材4も回転しない。また、誘導部材8
も下部固定部材4のガイド部材4bで規制されて周方向
に回転しない。
【0028】そして、回転軸2が例えば時計方向に回転
すると、カム2dが同方向に回転し、カム2dの摺接面
2cが遊動部材8の内側壁面8bに当接して、更に、カ
ム2dが回転することで、遊動部材8がガイド部材4b
にガイドされながら半径方向に移動する。
【0029】更に、カム2dの回転により、前記遊動部
材8の外周面8cが鋼管6の内周壁面6aに当接する。
こうして、回転軸2の回転により、遊動部材8が半径方
向に移動され、鋼管6の内周壁面6aを押圧して突っ張
るようになって、鋼管6の頭部が保持される。その結
果、外周面8cと内周壁面6aとの摩擦力の増大によ
り、鋼管6が回転軸2及びカム8とともに同方向に回転
されるようになる。
【0030】前記鋼管6が回転されると、それまで回転
しなかった保護円盤7が鋼管6と共に回転され、同時
に、該保護円盤7と一体的になっている垂直固定部材5
及び下部固定部材4も同方向に回転される。
【0031】こうして、カム2dの半径方向の押出し作
用によって、管材用保持装置1の各構成部材が一体的と
なって鋼管6とともに回転し、鋼管6は地盤に貫入され
ることになる。
【0032】なお、鋼管6の地盤貫入に障害が生じた際
には、回転軸2を逆方向に回転させることで、カム2d
の半径方向への押出し作用が無くなって、遊動部材8と
鋼管6との係合関係を解除することが出来る。それによ
って、管材用保持装置1を鋼管6の頭部から取り外すこ
ともできる。以上の説明は、回転軸2を反時計方向に回
転させた場合にも同様である。
【0033】本発明の第2実施例に係る管材用保持装置
1aは、図4に示すように、回転軸2の先端に支持部材
3が固定されており、後端側には蓋部材9が固定されて
いる。前記支持部材3と蓋部材9との間に、図5に示す
ように、遊動部材10が、回転軸2の周囲に4個の扇状
の分割体にされ、回転軸2の半径方向に移動可能に設け
られている。
【0034】そして、各遊動部材10の内側壁面10a
において、内部に向かって三角形状にえぐられた所要幅
の溝10bが設けられている。該溝10bの上下斜めに
斜行する面が、後述のカム11との摺接用の内側壁面1
0c,10dとなる。
【0035】図4乃至図5に示すように、前記各溝10
bに、三角形状のカム11がそれぞれ内包されて回転軸
2の周囲に設けられている。該カム11における2辺の
斜行した上下2面が、前記内側壁面10c,10dと傾
きを同じにした摺接面11a,11bとなる。また、カ
ム11の内側壁面と回転軸2の外周面とに、ネジ溝がそ
れぞれ歯合するように設けられ、当該カム11が回転軸
2にネジ対偶にして構成されている。
【0036】また、前記各遊動部材10の上面には、図
6に示すように、当該遊動部材を回転軸2の半径方向に
移動すよるうにガイドするガイド溝10eがそれぞれ設
けられている。なお、誘導部材10の下面にもガイド溝
10eが設けられているのは、当該誘導部材10を上下
対称にして形成し、管材用保持装置1の組立時の容易化
のために設けたものである。
【0037】前記ガイド溝10eには、誘導部材10と
蓋部材9との間に設けられる保護円盤12の下面から垂
設されたガイド部材12aが内包される。
【0038】前記保護円盤12は、管材用保持装置1を
鋼管6の頭部に載置された際に、鋼管6の上端面に乗せ
られるものである。また、前記蓋部材9は、図7に示す
ように、補強部材9aが設けられている。
【0039】この第2実施例に係る管材用保持装置1a
によれば、回転軸2と各誘導部材10とを鋼管6の頭部
に内装し、保護円盤12を鋼管上端面に乗せて、回転駆
動源により回転軸2の後端部2aに連結して、回転軸2
を時計方向又は反時計方向に回転させる。
【0040】すると、回転軸2と支持部材3と蓋部材9
とが同時・同方向に回転し、一方、蓋部材12と、ガイ
ド部材12aで周方向の移動が規制される各誘導部材1
0と、及び、溝10bで規制される各カム11とは回転
しない。
【0041】それにより、回転軸2の回転によりカム1
1が、図4に示すように、上方向または下方向に移動し
て、摺接面11aまたは摺接面11bが誘導部材10の
摺接面10cまたは摺接面10dに当接して、更に誘導
部材10を半径方向に押し出す。
【0042】こうして、4個の各誘導部材10が半径方
向に略均等に押し出され、鋼管6の内周壁面6aに当接
し、鋼管6の頭部を内側から強く保持することになる。
そして、当該誘導部材10の外周面10fと前記内周壁
面6aとの摩擦力が増大して、回転軸2の回転ととも
に、前記カム11,誘導部材10,鋼管6及び保護円盤
12が一体的に回転する。
【0043】このように、第2実施例に係る管材用保持
装置1aも前記第1実施例に係る管材用保持装置1と同
様の作用・効果が得られる。更に、誘導部材10が4個
の分割体で半径方向に均等に押し出しされるので、鋼管
6が偏心することなく地盤に貫入されるものである。
【0044】本発明の第3実施例に係る管材用保持装置
1bは、図8に示すように、地盤に貫入させる鋼管6に
対してその外径よりも若干大きな外径の補強管13が設
けられたものである。これにより、鋼管6を地盤に貫入
させる際に、補強管13が鋼管6の頭部外周を囲繞し、
当該鋼管6を強く保持すると共に鋼管6の変形に対する
補強材とすることが出来る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る管材
用保持装置は、回転軸と、該回転軸の外周に設けられ回
転軸の半径方向に押出し作用する摺接面を持つカムと、
該カムによって回転軸の半径方向に押し出されて回転力
伝達作用する遊動部材とを少なくとも有してなり、前記
カムによって遊動部材が管材の内周壁面に当接せしめら
れて前記回転軸とともに管材が回転されるものであるの
で、管材をその内側から強く保持できて大きな回転伝達
力が得られるとともに、装置が小型化されたことに伴っ
て杭施工機も小型化され作業能率が向上し、高所作業に
伴う危険性も緩和されるという優れた効果を奏するもの
である。また、管材である鋼管等の頭部処理も不要とな
って品質維持されるとともに工期短縮となるという優れ
た効果を奏するものである。
【0046】前記回転軸と遊動部材とは、管材頭部に内
装されるので、管材から上部に突出する部分が短くなっ
て杭施工機のタワーを短くすることが可能となり、当該
杭施工機が小型化され、杭の設置が容易となって安全性
も向上するという優れた効果を奏するものである。
【0047】前記カムは、回転軸の時計方向と反時計方
向のいずれの回転でも回転軸の半径方向に押出し作用す
る摺接面を持っているので、施工が容易となり、更に、
カムは、回転軸とネジ対偶になされて設けられ、該回転
軸の軸心方向に沿って移動されるものとすることでも管
材を保持することが出来る。前記遊動部材は、回転軸の
周方向に複数に分割されていることで、管材を内側から
均等な押圧力で保持することが出来て、管材を偏心させ
ることなく回転させることが出来るという優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の管材用保持装置の断
面図である。
【図2】同図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】同図1のB−B線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る管材用保持装置の断
面図である。
【図5】同図4のC−C線に沿った断面図である。
【図6】同図4のD−D線に沿った断面図である。
【図7】同第2実施例に係る管材用保持装置の平面図で
ある。
【図8】同第3実施例に係る管材用保持装置の正面図で
ある。
【符号の説明】
1,1a 管材用保持装置、2 回転軸、2a 後端
部、2c 摺接面、2d カム、3 支持部材、4 下
部固定部材、4a 貫通孔、4b ガイド部材、5 垂
直固定部材、5a 外周面、6 管材としての鋼管、6
a 内周壁面、7 保護円盤、8 誘導部材、8a ガ
イド溝、8b 内側壁面、8c 外周面、8d 切り欠
部、9 蓋部材、10 誘導部材、10a,10c,1
0d 内側壁面、10b 溝、11 カム、11a,1
1b 摺接面、12 蓋部材、12a ガイド部材、1
3 補強管。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、該回転軸の外周に設けられ回転
    軸の半径方向に押出し作用する摺接面を持つカムと、該
    カムによって回転軸の半径方向に押し出されて回転力伝
    達作用する遊動部材とを少なくとも有してなり、 前記カムによって遊動部材が管材の内周壁面に当接せし
    められて前記回転軸とともに管材が回転されるものであ
    ること、 を特徴とする管材用保持装置。
  2. 【請求項2】回転軸と遊動部材とは、管材頭部に内装さ
    れるものであること、を特徴とする請求項1に記載の管
    材用保持装置。
  3. 【請求項3】カムは、回転軸の時計方向と反時計方向の
    いずれの回転でも回転軸の半径方向に押出し作用する摺
    接面を持っていること、 を特徴とする請求項1または2に記載の管材用保持装
    置。
  4. 【請求項4】カムは、回転軸とネジ対偶になされて設け
    られ、該回転軸の軸心方向に沿って移動されるものであ
    ること、 を特徴とする請求項1,2または3に記載の管材用保持
    装置。
  5. 【請求項5】遊動部材は、回転軸の周方向に複数に分割
    されていること、 を特徴とする請求項1,2,3または4に記載の管材用
    保持装置。
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