JPH1129346A - 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法 - Google Patents

人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法

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JPH1129346A
JPH1129346A JP19656897A JP19656897A JPH1129346A JP H1129346 A JPH1129346 A JP H1129346A JP 19656897 A JP19656897 A JP 19656897A JP 19656897 A JP19656897 A JP 19656897A JP H1129346 A JPH1129346 A JP H1129346A
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JP
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ash
incineration
aggregate
fly ash
oxidation catalyst
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JP19656897A
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Haruo Yamamoto
春雄 山本
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BOOGEN FUAIRU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害
物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化
機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材の製造方法を提供する。 【解決手段】本発明に係る人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰
や焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、
加熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去し
た前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオ
ライト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰と
を混合して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材
とする工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃
至150℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏60
0乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う
工程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後ま
で冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又は
オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法に関する
ものであり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰)の低コスト処理が可能であるとともに、ゴミ
焼却時にダイオキシン等の有害物質を分解除去し、灰塵
の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造
方法に関する。
【従来の技術】従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法
として、最終処分場において地中に埋め立てたり、コン
クリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化
させたり、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又
は検討されているのが実情である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいてはゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質が発生
したり、また、灰塵を最終処分場において地中に埋め立
ることは、過去に行ってきた同様な埋め立て処理による
地下水の汚染や環境汚染が顕在しつつあることに鑑み、
近々、法規制により不可能になるという状況にある。ま
た、灰塵をコンクリートに混ぜて固化することは、酸性
雨や酸度の高い水などでコンクリートが溶解することか
ら灰塵に含まれる重金属の溶出が懸念される。更に、灰
塵を樹脂を用いて硬化させることは、樹脂層の亀裂、劣
化、崩壊等によりコンクリート固化の場合と同様に溶出
汚染が懸念される。また、灰塵を高温の炉中で溶かす溶
融炉法の場合には、頑丈で高価な溶融炉を建造し、且
つ、焼却灰、飛灰の溶解に摂氏1400℃以上の高温
で、しかも、多大な熱エネルギーを必要とすることか
ら、その処理コストの高騰を招くとともに建設費、運転
維持管理費が莫大になってしまうという問題がある。そ
こで、本発明は、このような従来の実情に鑑み開発され
たものであり、その目的とするところは、灰塵の低コス
ト処理が可能であるとともに、ゴミ焼却時にダイオキシ
ン等の有害物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であ
り環境浄化機能をも備えた新規な人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴミ
の焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、ベントナイト2乃至3
5重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレッ
ト5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰からな
る原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の
照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰
塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃
至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎
尿汚泥等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒
処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理
して塊状に形成したものである。請求項3記載に係る人
工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一
般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの
焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却
飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰
塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃
至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%からな
る原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の
照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、前記請求項1乃至3のいずれか1項
に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触
媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したもの
である。請求項5記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを
混合して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材と
する工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至
150℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600
乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工
程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで
冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオ
ゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもの
である。請求項6記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを
混合して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材と
する工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至
150℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600
乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工
程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで
冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオ
ゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもの
である。請求項7記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰
等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿
汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵を篩にかけて夾
雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手段により鉄
等の金属類を除去した前記灰塵を粉砕し、原料としての
ベントナイト、ゼオライト及びガラスカレットとを混合
して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材とする
工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至15
0℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600乃至
1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工程
と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷
却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオゾ
ン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもので
ある。請求項8記載の人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材の製造方法は、前記請求項5乃至7の
いずれか1項に記載の原料としてのベントナイト、ゼオ
ライト及びガラスカレットの配合比が、ベントナイト2
乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラス
カレット5乃至45重量%としたものである。
【作用】請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等とし
て用いる吸着酸化触媒材によれば、灰塵と、ベントナイ
ト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガ
ラスカレット5乃至45重量%、汚泥焼却灰又は汚泥焼
却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰か
らなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁
波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したもので
あるから、焼結焼成処理により、原料としてのベントナ
イト、ゼオライトの組成に物理的、化学的変化を生じ、
結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有して
いる重金属類を吸着し担持する作用を著しく強化され、
これにより、重金属類の溶出が無くなって無害化を図れ
る。また、このような焼結焼成処理により、原料として
のベントナイト、ゼオライトの組成に含まれているアル
ミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって遠赤
外線作用を発揮させることができる。更に電磁波の照射
を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオゾン
処理によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオライト
の細孔に最大限包含でき、オゾンによる殺菌、脱臭、除
菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品そのも
のの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着
分解をも可能とする特性を持たせることもできる。請求
項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材によれば、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に
代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した
汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又
は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35
重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット
5乃至45重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、
焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
状に形成したものであることにより、前記請求項1、2
記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒
材と同様の作用を発揮できる。請求項4記載に係る人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ
ば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨
材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材を、直径1
乃至25mm程度の球状に形成したので、製品として扱
い易い形状となり、取扱いが容易となる。請求項5、
6、7、8記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材の製造方法によれば、省エネルギー
化、設備コストの低廉化を図ることができるとともに、
低コストで前記請求項1乃至4記載の人工骨材・軽量骨
材等として用いる吸着酸化触媒材を製造することができ
る。また、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1
300℃の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時
にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで
き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡
させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材と
して用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能となる。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る人工骨材・軽
量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法
の実施の形態を詳細に説明する。図1に示す人工骨材・
軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、塊状、例
えば直径1乃至25mm程度の球状に形成されている。
この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
1は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1に
おいて●状で示す)と、原料としてのベントナイト3
(図1において○で示す)、ゼオライト4(図1におい
て△で示す)、ガラスカレット5(図1において□で示
す)、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰(図示せず)、例え
ば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料
とを、混合・微粉砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処
理及び電磁波の照射又はオゾン処理を行って直径1乃至
25mm程度の球状に形成したものである。本実施の形
態においては、前記原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト及びガラスカレットの配合比を、ベントナイト2乃
至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカ
レット5乃至45重量%としている。ベントナイト、ゼ
オライト及びガラスカレットの具体的な配合比は、人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の種類
によって、前記各材の配合範囲内において自在に選択可
能である。次に、上述した人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材1の製造方法に係る製造工程を図
2を参照して詳細に説明する。図2に示すように、先
ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2を篩にかけ
て夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更に、磁気作用を
利用した磁力選別手段により鉄をはじめとする磁力に吸
引される金属類を除去した灰塵2を粉砕又は微粉砕し、
原料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカ
レット5、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿
汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合して、更に、
加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例えば直
径1乃至25mm程度の球状に造粒し素材とする。上記
混合、粉砕工程や混練工程における加湿は、必ずしもこ
れを必須のものとするものではない。この場合、本実施
の形態では、ベントナイト3とゼオライト4とを、灰塵
2に対して、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライ
ト2乃至35重量%の範囲内のいずれかの配合比をもっ
て用いている。上述のようにして造粒した素材に対し、
摂氏110乃至150℃前後の温度で予備乾燥を行った
後、更に、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素
材の焼結焼成を行う。この後、焼結焼成処理した素材を
摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に対する電磁
波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理を行
い製品としての人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材1を得る。原料としてのベントナイト3は、
別名モンモリロライトと称され、食品添加物として認め
られ、また、古くから医薬品原料としても用いられてい
る。このベントナイト2は含水アルミニウムケイ酸塩
(粘土鉱物)の一種で理論組成はAlO・4SiO・n
HOで示され、塩基置換量が極めて大きく吸着性に優れ
ている。このベントナイト3は、粉砕されて用いられ
る。原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミノケイ
酸塩の一種で、理論組成の代表例はNaAlSiO・2
7HOで示され、均一細孔径をもち、細孔を通じての吸
着作用に優れている。このゼオライト4も粉砕されて用
いられる。本実施の形態で用いる原料としてのガラスカ
レット5は、別名ガラス粉と称され粉状である。原料と
しての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、各種の汚泥を焼
却した灰や飛灰を用いることができるが、屎尿汚泥焼却
灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いることが好ましい。上述
した製造工程において、灰塵2と前記各原料とを混練し
直径1乃至25mm程度の球状に造粒するのは、その後
の焼結焼成処理における均一化を図ること、製品として
扱い易い形状にすること等の理由による。また、焼結焼
成処理を行うのは、原料としてのベントナイト3、ゼオ
ライト4を加熱してこれらが具備している組成に物理
的、化学的変化を与え、結晶水を除いた後の空洞に細孔
を通じて灰塵2が含有している重金属類を吸着し担持す
る作用を著しく強化するためである。この結果、この人
工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を大
量に埋め立てても灰塵2が含有している重金属類の溶出
がなく、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸
化触媒材1を埋め立て材、軽量コンクリート材、グラン
ド整備材等々として積極的に使用する事が可能となる。
また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベ
ントナイト3、ゼオライト4の組成に含まれているアル
ミナ(AlO)の分子が変化し、遠赤外線作用を発揮す
る。更に、摂氏600乃至1300℃の領域の温度範囲
内で前記素材の焼結焼成を行うので、従来例に比べ、省
エネルギー化、設備コストの低廉化をも図れる。特に、
前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃の
内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時にダイオキ
シン等の有害物質の分解除去を図ることができ、しか
も、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡させつ
つ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材として用
いる吸着酸化触媒材を得ることが可能となる。前記本実
施の形態において、原料として汚泥焼却灰又は汚泥焼却
飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を
用いる理由は、造粒形成が一層円滑になることによる。
更にまた、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで
冷却した後、この素材に対する電磁波の照射を行うこと
で、又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理によっ
て、オゾンを前記ベントナイト3、ゼオライト4の細孔
に最大限包含でき、オゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各
作用を発揮させることができ、且つ、製品そのものの
他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解
をも可能とする特性を持たせることができる。また、こ
の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1
を悪環境に用いることで、環境改善の作用効果をも奏す
る。以上詳述したように、本発明に係る人工骨材・軽量
骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法に
よれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ること
ができ、遠赤外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、重
金属、悪臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させること
が可能になる吸着酸化触媒材を実現できるとともに、摂
氏600乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成
を行うことができるので、この種の従来の処理手段に比
べ、低コスト処理、省エネルギー化や設備コストの低廉
化をも図ることができる。前述したように、特に、前記
素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃の内の
高温領域とすることにより、ゴミ焼却時にダイオキシン
等の有害物質の分解除去を図ることができ、しかも、被
製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡させつつ、H種
類からM種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着
酸化触媒材を得ることが可能となる。本発明に係る人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその
製造方法においては、前記一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰
等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と混在
して、前記原料の一つとしてベントナイト3、ゼオライ
ト4、ガラスカレット5と混合して用いる汚泥焼却灰又
は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥
焼却飛灰を灰塵2として使用し実施しても良い。灰塵2
として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥
焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を、前記一般ゴミの焼却灰
や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛
灰等と同時に使用した場合、原料としてはベントナイト
3、ゼオライト4、ガラスカレット5で足り、汚泥焼却
灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
泥焼却飛灰は原料中から除かれる。この場合においても
前述したと同様の作用、効果を発揮できることは勿論で
ある。本発明は、上述した実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材1は、球状とする他、楕円球状、立方体
状、直方体状等をはじめとした任意形状の塊として実施
可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明の人工骨材・軽量骨
材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法によ
れば、以下の効果を奏する。請求項1、2、3記載に係
る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に
よれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ること
ができ、遠赤外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪
臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させることができ
る。請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材によれば、直径1乃至25mm程度
の球状に形成したので、製品として扱い易い形状とな
り、取扱いが容易となる。請求項5、6、7、8記載に
係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
の製造方法によれば、摂氏600乃至1300℃の領域
の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことができるの
で、この種の従来の処理手段に比べ、省エネルギー化、
設備コストの低廉化を図れるとともに、低コストで前記
請求項1乃至4記載の人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材を製造することができる。特に、この
製造方法によれば、前記素材の焼結焼成温度を摂氏60
0乃至1300℃の内の高温領域とすることにより、ゴ
ミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図る
ことができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を
一層発泡させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽
量骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施の形態を示す概略断面図
【図2】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す工程図
【符号の説明】 1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材及びその製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法に関する
ものであり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰)の低コスト処理が可能であるとともに、ゴミ
焼却時に発生するダイオキシン等の有害物質を分解除去
し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた
人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及び
その製造方法に関する。
【従来の技術】従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法
として、最終処分場において地中に埋め立てたり、コン
クリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化
させたり、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又
は検討されているのが実情である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいてはゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質が発生
したり、また、灰塵を最終処分場において地中に埋め立
ることは、過去に行ってきた同様な埋め立て処理による
地下水の汚染や環境汚染が顕在しつつあることに鑑み、
近々、法規制により不可能になるという状況にある。ま
た、灰塵をコンクリートに混ぜて固化することは、酸性
雨や酸度の高い水などでコンクリートが溶解することか
ら灰塵に含まれる重金属の溶出が懸念される。更に、灰
塵を樹脂を用いて硬化させることは、樹脂層の亀裂、劣
化、崩壊等によりコンクリート固化の場合と同様に溶出
汚染が懸念される。また、灰塵を高温の炉中で溶かす溶
融炉法の場合には、頑丈で高価な溶融炉を建造し、且
つ、焼却灰、飛灰の溶解に摂氏1400℃以上の高温
で、しかも、多大な熱エネルギーを必要とすることか
ら、その処理コストの高騰を招くとともに建設費、運転
維持管理費が莫大になってしまうという問題がある。そ
こで、本発明は、このような従来の実情に鑑み開発され
たものであり、その目的とするところは、灰塵の低コス
ト処理が可能であるとともに、ゴミ焼却時にダイオキシ
ン等の有害物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であ
り環境浄化機能をも備えた新規な人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴミ
の焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、ベントナイト2乃至3
5重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレッ
ト5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰からな
る原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の
照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰
塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃
至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎
尿汚泥等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒
処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理
して塊状に形成したものである。請求項3記載に係る人
工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一
般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの
焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却
飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰
塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃
至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%からな
る原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の
照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、前記請求項1乃至3のいずれか1項
に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触
媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したもの
である。請求項5記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを
混合して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材と
する工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至
150℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600
乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工
程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで
冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオ
ゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもの
である。請求項6記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを
混合して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材と
する工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至
150℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600
乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工
程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで
冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオ
ゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもの
である。請求項7記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰
等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿
汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵を篩にかけて夾
雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手段により鉄
等の金属類を除去した前記灰塵を粉砕し、原料としての
ベントナイト、ゼオライト及びガラスカレットとを混合
して、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材とする
工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏110乃至15
0℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏600乃至
1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工程
と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷
却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又はオゾ
ン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるもので
ある。請求項8記載の人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材の製造方法は、前記請求項5乃至7の
いずれか1項に記載の原料としてのベントナイト、ゼオ
ライト及びガラスカレットの配合比が、ベントナイト2
乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラス
カレット5乃至45重量%としたものである。
【作用】請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等とし
て用いる吸着酸化触媒材によれば、灰塵と、ベントナイ
ト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガ
ラスカレット5乃至45重量%、汚泥焼却灰又は汚泥焼
却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰か
らなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁
波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したもので
あるから、焼結焼成処理により、原料としてのベントナ
イト、ゼオライトの組成に物理的、化学的変化を生じ、
結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有して
いる重金属類を吸着し担持する作用を著しく強化され、
これにより、重金属類の溶出が無くなって無害化を図れ
る。また、このような焼結焼成処理により、原料として
のベントナイト、ゼオライトの組成に含まれているアル
ミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって遠赤
外線作用を発揮させることができる。更に電磁波の照射
を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオゾン
処理によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオライト
の細孔に最大限包含でき、オゾンによる殺菌、脱臭、除
菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品そのも
のの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着
分解をも可能とする特性を持たせることもできる。請求
項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材によれば、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に
代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した
汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又
は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35
重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット
5乃至45重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、
焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
状に形成したものであることにより、前記請求項1、2
記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒
材と同様の作用を発揮できる。請求項4記載に係る人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ
ば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨
材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材を、直径1
乃至25mm程度の球状に形成したので、製品として扱
い易い形状となり、取扱いが容易となる。請求項5、
6、7、8記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材の製造方法によれば、省エネルギー
化、設備コストの低廉化を図ることができるとともに、
低コストで前記請求項1乃至4記載の人工骨材・軽量骨
材等として用いる吸着酸化触媒材を製造することができ
る。また、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1
300℃の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時
にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで
き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡
させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材と
して用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能となる。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る人工骨材・軽
量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法
の実施の形態を詳細に説明する。図1に示す人工骨材・
軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、塊状、例
えば直径1乃至25mm程度の球状に形成されている。
この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
1は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1に
おいて●状で示す)と、原料としてのベントナイト3
(図1において○で示す)、ゼオライト4(図1におい
て△で示す)、ガラスカレット5(図1において□で示
す)、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰(図示せず)、例え
ば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料
とを、混合・微粉砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処
理及び電磁波の照射又はオゾン処理を行って直径1乃至
25mm程度の球状に形成したものである。本実施の形
態においては、前記原料としてのベントナイト、ゼオラ
イト及びガラスカレットの配合比を、ベントナイト2乃
至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカ
レット5乃至45重量%としている。ベントナイト、ゼ
オライト及びガラスカレットの具体的な配合比は、人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の種類
によって、前記各材の配合範囲内において自在に選択可
能である。次に、上述した人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材1の製造方法に係る製造工程を図
2を参照して詳細に説明する。図2に示すように、先
ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2を篩にかけ
て夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更に、磁気作用を
利用した磁力選別手段により鉄をはじめとする磁力に吸
引される金属類を除去した灰塵2を粉砕又は微粉砕し、
原料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカ
レット5、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿
汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合して、更に、
加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例えば直
径1乃至25mm程度の球状に造粒し素材とする。上記
混合、粉砕工程や混練工程における加湿は、必ずしもこ
れを必須のものとするものではない。この場合、本実施
の形態では、ベントナイト3とゼオライト4とを、灰塵
2に対して、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライ
ト2乃至35重量%の範囲内のいずれかの配合比をもっ
て用いている。上述のようにして造粒した素材に対し、
摂氏110乃至150℃前後の温度で予備乾燥を行った
後、更に、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素
材の焼結焼成を行う。この後、焼結焼成処理した素材を
摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に対する電磁
波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理を行
い製品としての人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材1を得る。原料としてのベントナイト3は、
別名モンモリロナイトと称され、食品添加物として認め
られ、また、古くから医薬品原料としても用いられてい
る。このベントナイト2は含水アルミニウムケイ酸塩
(粘土鉱物)の一種で理論組成はAl23・4SiO2
・nH2で示され、塩基置換量が極めて大きく吸着性
に優れている。このベントナイト3は、粉砕されて用い
られる。原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミノ
ケイ酸塩の一種で、理論組成の代表例はNa12Al12
1248・27H2で示され、均一細孔径をもち、細
孔を通じての吸着作用に優れている。このゼオライト4
も粉砕されて用いられる。本実施の形態で用いる原料と
してのガラスカレット5は、別名ガラス粉と称され粉状
である。原料としての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、
各種の汚泥を焼却した灰や飛灰を用いることができる
が、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いること
が好ましい。上述した製造工程において、灰塵2と前記
各原料とを混練し直径1乃至25mm程度の球状に造粒
するのは、その後の焼結焼成処理における均一化を図る
こと、製品として扱い易い形状にすること等の理由によ
る。また、焼結焼成処理を行うのは、原料としてのベン
トナイト3、ゼオライト4を加熱してこれらが具備して
いる組成に物理的、化学的変化を与え、結晶水を除いた
後の空洞に細孔を通じて灰塵2が含有している重金属類
を吸着し担持する作用を著しく強化するためである。こ
の結果、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸
化触媒材1を大量に埋め立てても灰塵2が含有している
重金属類の溶出がなく、この人工骨材・軽量骨材等とし
て用いる吸着酸化触媒材1を埋め立て材、軽量コンクリ
ート材、グランド整備材等々として積極的に使用する事
が可能となる。また、このような焼結焼成処理により、
原料としてのベントナイト3、ゼオライト4の組成に含
まれているアルミナ(Al23 )の分子が変化し、遠赤
外線作用を発揮する。更に、摂氏600乃至1300℃
の領域の温度範囲内で前記素材の焼結焼成を行うので、
従来例に比べ、省エネルギー化、設備コストの低廉化を
も図れる。特に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600
乃至1300℃の内の高温領域とすることにより、ゴミ
焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図るこ
とができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一
層発泡させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量
骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能とな
る。前記本実施の形態において、原料として汚泥焼却灰
又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
泥焼却飛灰を用いる理由は、造粒形成が一層円滑になる
ことによる。更にまた、焼結焼成処理した素材を摂氏8
0℃前後まで冷却した後、この素材に対する電磁波の照
射を行うことで、又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン
処理によって、オゾンを前記ベントナイト3、ゼオライ
ト4の細孔に最大限包含でき、オゾンによる殺菌、脱
臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品
そのものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分
の吸着分解をも可能とする特性を持たせることができ
る。また、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材1を悪環境に用いることで、環境改善の作用
効果をも奏する。以上詳述したように、本発明に係る人
工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びそ
の製造方法によれば、重金属類の溶出が無くなって無害
化を図ることができ、遠赤外線作用、殺菌、脱臭、除菌
の各作用、重金属、悪臭分子成分の吸着分解作用をも発
揮させることが可能になる吸着酸化触媒材を実現できる
とともに、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素
材の焼結焼成を行うことができるので、この種の従来の
処理手段に比べ、低コスト処理、省エネルギー化や設備
コストの低廉化をも図ることができる。前述したよう
に、特に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1
300℃の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時
にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで
き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡
させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材と
して用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能となる。本
発明に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化
触媒材及びその製造方法においては、前記一般ゴミの焼
却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼
却飛灰等と混在して、前記原料の一つとしてベントナイ
ト3、ゼオライト4、ガラスカレット5と混合して用い
る汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却
灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を灰塵2として使用し実施して
も良い。灰塵2として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例
えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を、前記一
般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの
焼却灰や焼却飛灰等と同時に使用した場合、原料として
はベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレット5で
足り、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼
却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰は原料中から除かれる。この
場合においても前述したと同様の作用、効果を発揮でき
ることは勿論である。本発明は、上述した実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変
形が可能である。例えば、前記人工骨材・軽量骨材等と
して用いる吸着酸化触媒材1は、球状とする他、楕円球
状、立方体状、直方体状等をはじめとした任意形状の塊
として実施可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明の人工骨材・軽量骨
材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法によ
れば、以下の効果を奏する。請求項1、2、3記載に係
る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に
よれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ること
ができ、遠赤外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪
臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させることができ
る。請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材によれば、直径1乃至25mm程度
の球状に形成したので、製品として扱い易い形状とな
り、取扱いが容易となる。請求項5、6、7、8記載に
係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
の製造方法によれば、摂氏600乃至1300℃の領域
の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことができるの
で、この種の従来の処理手段に比べ、省エネルギー化、
設備コストの低廉化を図れるとともに、低コストで前記
請求項1乃至4記載の人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材を製造することができる。特に、この
製造方法によれば、前記素材の焼結焼成温度を摂氏60
0乃至1300℃の内の高温領域とすることにより、ゴ
ミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図る
ことができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を
一層発泡させつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽
量骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施の形態を示す概略断面図
【図2】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す工程図
【符号の説明】 1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 18/10 ZAB B09B 3/00 303L

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35
    重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥
    などの汚泥焼却灰からなる原料とを、混練・造粒処理、
    焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
    状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材。
  2. 【請求項2】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35
    重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥
    等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒処理、
    焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
    状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材。
  3. 【請求項3】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して
    又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却
    灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
    泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、
    ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至4
    5重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成
    処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成
    したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等として用い
    る吸着酸化触媒材。
  4. 【請求項4】前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
    着酸化触媒材は、直径1乃至25mm程度の球状に形成
    されたものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材。
  5. 【請求項5】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵を篩
    にかけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手
    段により鉄等の金属類を除去した前記灰塵を粉砕し、原
    料としてのベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット
    及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを混合して、加湿しなが
    らこれらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造粒
    した素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で
    予備乾燥を行った後、摂氏600乃至1300℃の温度
    範囲内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成処
    理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材
    に対する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過させ
    るオゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等とし
    て用いる吸着酸化触媒材の製造方法。
  6. 【請求項6】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵を篩
    にかけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手
    段により鉄等の金属類を除去した前記灰塵を粉砕し、原
    料としてのベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット
    及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを混合して、加湿しなが
    らこれらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造粒
    した素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で
    予備乾燥を行った後、摂氏600乃至1300℃の温度
    範囲内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成処
    理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材
    に対する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過させ
    るオゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等とし
    て用いる吸着酸化触媒材の製造方法。
  7. 【請求項7】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して
    又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却
    灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
    泥焼却飛灰の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
    熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
    前記灰塵を粉砕し、原料としてのベントナイト、ゼオラ
    イト及びガラスカレットとを混合して、加湿しながらこ
    れらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造粒した
    素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で予備
    乾燥を行った後、摂氏600乃至1300℃の温度範囲
    内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成処理し
    た素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に対
    する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過させるオ
    ゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等として用
    いる吸着酸化触媒材の製造方法。
  8. 【請求項8】前記原料としてのベントナイト、ゼオライ
    ト、ガラスカレットの配合比は、ベントナイト2乃至3
    5重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレッ
    ト5乃至45重量%である請求項5乃至7のいずれか1
    項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化
    触媒材の製造方法。
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