JP3051966U - 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 - Google Patents

人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材

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JP3051966U
JP3051966U JP1997006454U JP645497U JP3051966U JP 3051966 U JP3051966 U JP 3051966U JP 1997006454 U JP1997006454 U JP 1997006454U JP 645497 U JP645497 U JP 645497U JP 3051966 U JP3051966 U JP 3051966U
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春雄 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害
物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化
機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材を提供する。 【解決手段】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用い
る吸着酸化触媒材は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等で
且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベ
ントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重
量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥な
どの汚泥焼却灰からなり且つ球状の吸着酸化触媒材の一
部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処
理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して球状に形成し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に関するもので あり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰)の低コスト処理が可 能であるとともに、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質を分解除去し、灰塵 の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等として用い る吸着酸化触媒材に関する。
【従来の技術】
従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法として、最終処分場において地中に埋 め立てたり、コンクリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化させた り、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又は検討されているのが実情であ る。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においてはゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質が発生 したり、また、灰塵を最終処分場において地中に埋め立ることは、過去に行って きた同様な埋め立て処理による地下水の汚染や環境汚染が顕在しつつあることに 鑑み、近々、法規制により不可能になるという状況にある。 また、灰塵をコンクリートに混ぜて固化することは、酸性雨や酸度の高い水な どでコンクリートが溶解することから灰塵に含まれる重金属の溶出が懸念される 。 更に、灰塵を樹脂を用いて硬化させることは、樹脂層の亀裂、劣化、崩壊等に よりコンクリート固化の場合と同様に溶出汚染が懸念される。 また、灰塵を高温の炉中で溶かす溶融炉法の場合には、頑丈で高価な溶融炉を 建造し、且つ、焼却灰、飛灰の溶解に摂氏1400℃以上の高温で、しかも、多 大な熱エネルギーを必要とすることから、その処理コストの高騰を招くとともに 建設費、運転維持管理費が莫大になってしまうという問題がある。 そこで、本考案は、このような従来の実情に鑑み開発されたものであり、その 目的とするところは、灰塵の低コスト処理が可能であるとともに、ゴミ焼却時に ダイオキシン等の有害物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機 能をも備えた新規な人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材を提供す ることにある。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト 2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却 灰からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオ ゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト 2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却 飛灰からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又は オゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一 般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混 在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛 灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガ ラスカレット5乃至45重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処 理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、前記請 求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。
【作用】
請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガ ラスカレット5乃至45重量%、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥 焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理 、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであるから、焼結焼 成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライトの組成に物理的、化学的 変化を生じ、結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有している重金属 類を吸着し担持する作用を著しく強化され、これにより、重金属類の溶出が無く なって無害化を図れる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライ トの組成に含まれているアルミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工 骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって遠赤外線作用を発揮させ ることができる。 更に電磁波の照射を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオライトの細孔に最大限包含でき、オ ゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品その ものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とする特 性を持たせることもできる。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰 等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥 焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量 %、ガラスカレット5乃至45重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結 焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであること により、前記請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触 媒材と同様の作用を発揮できる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品と して扱い易い形状となり、取扱いが容易となる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材の実施 の形態を詳細に説明する。 図1に示す人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、塊状、例 えば直径1乃至25mm程度の球状に形成されている。 この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、一般ゴミの焼却 灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1において●状で示す)と、原料としてのベントナ イト3(図1において○で示す)、ゼオライト4(図1において△で示す)、ガ ラスカレット5(図1において□で示す)、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰(図示 せず)、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混合 ・微粉砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処理及び電磁波の照射又はオゾン処理 を行って直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。 本実施の形態においては、前記原料としてのベントナイト、ゼオライト及びガ ラスカレットの配合比を、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至3 5重量%、ガラスカレット5乃至45重量%としている。ベントナイト、ゼオラ イト及びガラスカレットの具体的な配合比は、人工骨材・軽量骨材等として用い る吸着酸化触媒材1の種類によって、前記各材の配合範囲内において自在に選択 可能である。 次に、上述した人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の製造方 法に係る製造工程を図2を参照して詳細に説明する。 図2に示すように、先ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2を篩にかけ て夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更に、磁気作用を利用した磁力選別手段に より鉄をはじめとする磁力に吸引される金属類を除去した灰塵2を粉砕又は微粉 砕し、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレット5、汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合 して、更に、加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例えば直径1乃至2 5mm程度の球状に造粒し素材とする。上記混合、粉砕工程や混練工程における 加湿は、必ずしもこれを必須のものとするものではない。 この場合、本実施の形態では、ベントナイト3とゼオライト4とを、灰塵2に 対して、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%の範囲内 のいずれかの配合比をもって用いている。 上述のようにして造粒した素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で 予備乾燥を行った後、更に、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼 結焼成を行う。 この後、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に 対する電磁波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理を行い製品として の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を得る。 原料としてのベントナイト3は、別名モンモリロライトと称され、食品添加物 として認められ、また、古くから医薬品原料としても用いられている。このベン トナイト2は含水アルミニウムケイ酸塩(粘土鉱物)の一種で理論組成はAlO ・4SiO・nHOで示され、塩基置換量が極めて大きく吸着性に優れている。 このベントナイト3は、粉砕されて用いられる。 原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミノケイ酸塩の一種で、理論組成の 代表例はNaAlSiO・27HOで示され、均一細孔径をもち、細孔を通じて の吸着作用に優れている。このゼオライト4も粉砕されて用いられる。 本実施の形態で用いる原料としてのガラスカレット5は、別名ガラス粉と称さ れ粉状である。 原料としての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、各種の汚泥を焼却した灰や飛灰 を用いることができるが、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いることが 好ましい。 上述した製造工程において、灰塵2と前記各原料とを混練し直径1乃至25m m程度の球状に造粒するのは、その後の焼結焼成処理における均一化を図ること 、製品として扱い易い形状にすること等の理由による。 また、焼結焼成処理を行うのは、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4 を加熱してこれらが具備している組成に物理的、化学的変化を与え、結晶水を除 いた後の空洞に細孔を通じて灰塵2が含有している重金属類を吸着し担持する作 用を著しく強化するためである。この結果、この人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材1を大量に埋め立てても灰塵2が含有している重金属類の溶 出がなく、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を埋め立て 材、軽量コンクリート材、グランド整備材等々として積極的に使用する事が可能 となる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト3、ゼオラ イト4の組成に含まれているアルミナ(AlO)の分子が変化し、遠赤外線作用 を発揮する。 更に、摂氏600乃至1300℃の領域の温度範囲内で前記素材の焼結焼成を 行うので、従来例に比べ、省エネルギー化、設備コストの低廉化をも図れる。特 に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃の内の高温領域とする ことにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡させつつ、H種類からM 種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能とな る。 前記本実施の形態において、原料として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば 、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いる理由は、造粒形成が一層円滑に なることによる。 更にまた、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材 に対する電磁波の照射を行うことで、又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト3、ゼオライト4の細孔に最大限包含でき 、オゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品 そのものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とす る特性を持たせることができる。 また、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を悪環境に用 いることで、環境改善の作用効果をも奏する。 以上詳述したように、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤 外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、重金属、悪臭分子成分の吸着分解作用を も発揮させることが可能になる吸着酸化触媒材を実現できると共に、摂氏600 乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことができるので、この種 の従来の処理手段に比べ、低コスト処理、省エネルギー化や設備コストの低廉化 をも図ることができる。 前述したように、特に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃ の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分 解除去を図ることができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡さ せつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材 を得ることが可能となる。 本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材においては、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 混在して、前記原料の一つとしてベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレッ ト5と混合して用いる汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又 は屎尿汚泥焼却飛灰を灰塵2として使用し実施しても良い。灰塵2として汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 同時に使用した場合、原料としてはベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレ ット5で足り、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚 泥焼却飛灰は原料中から除かれる。この場合においても前述したと同様の作用、 効果を発揮できることは勿論である。 本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内 で種々の変形が可能である。例えば、前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸 着酸化触媒材1は、球状とする他、楕円球状、立方体状、直方体状等をはじめと した任意形状の塊として実施可能である。
【考案の効果】
以上詳述した本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によ れば、以下の効果を奏する。 請求項1、2、3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒 材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤外線作 用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させるこ とができる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品として扱い易い形状と なり、取扱いが容易となる。
【提出日】平成9年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に関するもので あり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰)の低コスト処理が可 能であるとともに、ゴミ焼却時に発生するダイオキシン等の有害物質を分解除去 し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等と して用いる吸着酸化触媒材に関する。
【従来の技術】
従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法として、最終処分場において地中に埋 め立てたり、コンクリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化させた り、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又は検討されているのが実情であ る。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においてはゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質が発生 したり、また、灰塵を最終処分場において地中に埋め立ることは、過去に行って きた同様な埋め立て処理による地下水の汚染や環境汚染が顕在しつつあることに 鑑み、近々、法規制により不可能になるという状況にある。 また、灰塵をコンクリートに混ぜて固化することは、酸性雨や酸度の高い水な どでコンクリートが溶解することから灰塵に含まれる重金属の溶出が懸念される 。 更に、灰塵を樹脂を用いて硬化させることは、樹脂層の亀裂、劣化、崩壊等に よりコンクリート固化の場合と同様に溶出汚染が懸念される。 また、灰塵を高温の炉中で溶かす溶融炉法の場合には、頑丈で高価な溶融炉を 建造し、且つ、焼却灰、飛灰の溶解に摂氏1400℃以上の高温で、しかも、多 大な熱エネルギーを必要とすることから、その処理コストの高騰を招くとともに 建設費、運転維持管理費が莫大になってしまうという問題がある。 そこで、本考案は、このような従来の実情に鑑み開発されたものであり、その 目的とするところは、灰塵の低コスト処理が可能であるとともに、ゴミ焼却時に ダイオキシン等の有害物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機 能をも備えた新規な人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材を提供す ることにある。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等で且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、 ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット 5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰からなり且つ塊状の吸着酸化触媒 材の一部を構成する 原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処 理又はオゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等で且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、 ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット 5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却飛灰からなり且つ塊状の吸着酸化触 媒材の一部を構成する 原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射 処理又はオゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一 般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混 在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛 灰で且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2乃至3 5重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%から なり且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼 結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものである。 請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、前記請 求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。
【作用】
請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2乃至35重 量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%、汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなり且 つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する 原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成 処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであるから、焼 結焼成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライトの組成に物理的、化 学的変化を生じ、結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有している重 金属類を吸着し担持する作用を著しく強化され、これにより、重金属類の溶出が 無くなって無害化を図れる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライ トの組成に含まれているアルミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工 骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって遠赤外線作用を発揮させ ることができる。 更に電磁波の照射を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオライトの細孔に最大限包含でき、オ ゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品その ものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とする特 性を持たせることもできる。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰 等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥 焼却飛灰で且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2 乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量 %からなり且つ塊状の吸着酸化触媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処 理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したもので あることにより、前記請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸 着酸化触媒材と同様の作用を発揮できる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品と して扱い易い形状となり、取扱いが容易となる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材の実施 の形態を詳細に説明する。 図1に示す人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、塊状、例 えば直径1乃至25mm程度の球状に形成されている。 この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、一般ゴミの焼却 灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1において●状で示す)と、原料としてのベントナ イト3(図1において○で示す)、ゼオライト4(図1において△で示す)、ガ ラスカレット5(図1において□で示す)、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰(図示 せず)、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混合 ・微粉砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処理及び電磁波の照射又はオゾン処理 を行って直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。 本実施の形態においては、前記原料としてのベントナイト、ゼオライト及びガ ラスカレットの配合比を、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至3 5重量%、ガラスカレット5乃至45重量%としている。ベントナイト、ゼオラ イト及びガラスカレットの具体的な配合比は、人工骨材・軽量骨材等として用い る吸着酸化触媒材1の種類によって、前記各材の配合範囲内において自在に選択 可能である。 次に、上述した人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の製造方 法に係る製造工程を図2を参照して詳細に説明する。 図2に示すように、先ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2を篩にかけ て夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更に、磁気作用を利用した磁力選別手段に より鉄をはじめとする磁力に吸引される金属類を除去した灰塵2を粉砕又は微粉 砕し、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレット5、汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合 して、更に、加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例えば直径1乃至2 5mm程度の球状に造粒し素材とする。上記混合、粉砕工程や混練工程における 加湿は、必ずしもこれを必須のものとするものではない。 この場合、本実施の形態では、ベントナイト3とゼオライト4とを、灰塵2に 対して、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%の範囲内 のいずれかの配合比をもって用いている。 上述のようにして造粒した素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で 予備乾燥を行った後、更に、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼 結焼成を行う。 この後、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に 対する電磁波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理を行い製品として の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を得る。 原料としてのベントナイト3は、別名モンモリロナイトと称され、食品添加物 として認められ、また、古くから医薬品原料としても用いられている。このベン トナイト2は含水アルミニウムケイ酸塩(粘土鉱物)の一種で理論組成はAl23・4SiO2・nH2Oで示され、塩基置換量が極めて大きく吸着性に優れて いる。このベントナイト3は、粉砕されて用いられる。 原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミノケイ酸塩の一種で、理論組成の 代表例はNa12Al12Si1248・27H2Oで示され、均一細孔径をもち、細 孔を通じての吸着作用に優れている。このゼオライト4も粉砕されて用いられる 。 本実施の形態で用いる原料としてのガラスカレット5は、別名ガラス粉と称さ れ粉状である。 原料としての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、各種の汚泥を焼却した灰や飛灰 を用いることができるが、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いることが 好ましい。 上述した製造工程において、灰塵2と前記各原料とを混練し直径1乃至25m m程度の球状に造粒するのは、その後の焼結焼成処理における均一化を図ること 、製品として扱い易い形状にすること等の理由による。 また、焼結焼成処理を行うのは、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4 を加熱してこれらが具備している組成に物理的、化学的変化を与え、結晶水を除 いた後の空洞に細孔を通じて灰塵2が含有している重金属類を吸着し担持する作 用を著しく強化するためである。この結果、この人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材1を大量に埋め立てても灰塵2が含有している重金属類の溶 出がなく、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を埋め立て 材、軽量コンクリート材、グランド整備材等々として積極的に使用する事が可能 となる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト3、ゼオラ イト4の組成に含まれているアルミナ(Al23)の分子が変化し、遠赤外線作 用を発揮する。 更に、摂氏600乃至1300℃の領域の温度範囲内で前記素材の焼結焼成を 行うので、従来例に比べ、省エネルギー化、設備コストの低廉化をも図れる。特 に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃の内の高温領域とする ことにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡させつつ、H種類からM 種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能とな る。 前記本実施の形態において、原料として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば 、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いる理由は、造粒形成が一層円滑に なることによる。 更にまた、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材 に対する電磁波の照射を行うことで、又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト3、ゼオライト4の細孔に最大限包含でき 、オゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品 そのものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とす る特性を持たせることができる。 また、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を悪環境に用 いることで、環境改善の作用効果をも奏する。 以上詳述したように、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤 外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、重金属、悪臭分子成分の吸着分解作用を も発揮させることが可能になる吸着酸化触媒材を実現できると共に、摂氏600 乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことができるので、この種 の従来の処理手段に比べ、低コスト処理、省エネルギー化や設備コストの低廉化 をも図ることができる。 前述したように、特に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃ の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分 解除去を図ることができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡さ せつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材 を得ることが可能となる。 本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材においては、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 混在して、前記原料の一つとしてベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレッ ト5と混合して用いる汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又 は屎尿汚泥焼却飛灰を灰塵2として使用し実施しても良い。灰塵2として汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 同時に使用した場合、原料としてはベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレ ット5で足り、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚 泥焼却飛灰は原料中から除かれる。この場合においても前述したと同様の作用、 効果を発揮できることは勿論である。 本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内 で種々の変形が可能である。例えば、前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸 着酸化触媒材1は、球状とする他、楕円球状、立方体状、直方体状等をはじめと した任意形状の塊として実施可能である。
【考案の効果】 以上詳述した本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によ れば、以下の効果を奏する。 請求項1、2、3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒 材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤外線作 用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させるこ とができる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品として扱い易い形状と なり、取扱いが容易となる。
【提出日】平成10年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に関するもので あり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰)の低コスト処理が可 能であるとともに、ゴミ焼却時に発生するダイオキシン等の有害物質を分解除去 し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等と して用いる吸着酸化触媒材に関する。
【従来の技術】
従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法として、最終処分場において地中に埋 め立てたり、コンクリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化させた り、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又は検討されているのが実情であ る。
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来においてはゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質が発生 したり、また、灰塵を最終処分場において地中に埋め立ることは、過去に行って きた同様な埋め立て処理による地下水の汚染や環境汚染が顕在しつつあることに 鑑み、近々、法規制により不可能になるという状況にある。 また、灰塵をコンクリートに混ぜて固化することは、酸性雨や酸度の高い水な どでコンクリートが溶解することから灰塵に含まれる重金属の溶出が懸念される 。 更に、灰塵を樹脂を用いて硬化させることは、樹脂層の亀裂、劣化、崩壊等に よりコンクリート固化の場合と同様に溶出汚染が懸念される。 また、灰塵を高温の炉中で溶かす溶融炉法の場合には、頑丈で高価な溶融炉を 建造し、且つ、焼却灰、飛灰の溶解に摂氏1400℃以上の高温で、しかも、多 大な熱エネルギーを必要とすることから、その処理コストの高騰を招くとともに 建設費、運転維持管理費が莫大になってしまうという問題がある。 そこで、本考案は、このような従来の実情に鑑み開発されたものであり、その 目的とするところは、灰塵の低コスト処理が可能であるとともに、ゴミ焼却時に ダイオキシン等の有害物質を分解除去し、灰塵の無害化が可能であり環境浄化機 能をも備えた新規な人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材を提供す ることにある。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等で且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、 ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット 5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰からなり且つ球状の吸着酸化触媒 材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処 理又はオゾン処理して球状に形成したものである。 請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴ ミの焼却灰や焼却飛灰等で且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、 ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット 5乃至45重量%及び屎尿汚泥等の汚泥焼却飛灰からなり且つ球状の吸着酸化触 媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射 処理又はオゾン処理して球状に形成したものである。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一 般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混 在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛 灰で且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2乃至3 5重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%から なり且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼 結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して球状に形成したものである。 請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、前記請 求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。
【作用】
請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2乃至35重 量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量%、汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなり且 つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成 処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して球状に形成したものであるから、焼 結焼成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライトの組成に物理的、化 学的変化を生じ、結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有している重 金属類を吸着し担持する作用を著しく強化され、これにより、重金属類の溶出が 無くなって無害化を図れる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト、ゼオライ トの組成に含まれているアルミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工 骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって遠赤外線作用を発揮させ ることができる。 更に電磁波の照射を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオライトの細孔に最大限包含でき、オ ゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品その ものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とする特 性を持たせることもできる。 請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰 等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥 焼却飛灰で且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する灰塵と、ベントナイト2 乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至45重量 %からなり且つ球状の吸着酸化触媒材の一部を構成する原料とを、混練・造粒処 理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して球状に形成したもので あることにより、前記請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸 着酸化触媒材と同様の作用を発揮できる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材を、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品と して扱い易い形状となり、取扱いが容易となる。
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材の実施 の形態を詳細に説明する。 図1に示す人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、球状、例 えば直径1乃至25mm程度の球状に形成されている。 この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、一般ゴミの焼却 灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1において●状で示す)と、原料としてのベントナ イト3(図1において○で示す)、ゼオライト4(図1において△で示す)、ガ ラスカレット5(図1において□で示す)、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰(図示 せず)、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混合 ・微粉砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処理及び電磁波の照射又はオゾン処理 を行って直径1乃至25mm程度の球状に形成したものである。 本実施の形態においては、前記原料としてのベントナイト、ゼオライト及びガ ラスカレットの配合比を、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至3 5重量%、ガラスカレット5乃至45重量%としている。ベントナイト、ゼオラ イト及びガラスカレットの具体的な配合比は、人工骨材・軽量骨材等として用い る吸着酸化触媒材1の種類によって、前記各材の配合範囲内において自在に選択 可能である。 次に、上述した人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の製造方 法に係る製造工程を図2を参照して詳細に説明する。 図2に示すように、先ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2を篩にかけ て夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更に、磁気作用を利用した磁力選別手段に より鉄をはじめとする磁力に吸引される金属類を除去した灰塵2を粉砕又は微粉 砕し、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレット5、汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合 して、更に、加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例えば直径1乃至2 5mm程度の球状に造粒し素材とする。上記混合、粉砕工程や混練工程における 加湿は、必ずしもこれを必須のものとするものではない。 この場合、本実施の形態では、ベントナイト3とゼオライト4とを、灰塵2に 対して、ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35重量%の範囲内 のいずれかの配合比をもって用いている。 上述のようにして造粒した素材に対し、摂氏110乃至150℃前後の温度で 予備乾燥を行った後、更に、摂氏600乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼 結焼成を行う。 この後、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材に 対する電磁波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理を行い製品として の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を得る。 原料としてのベントナイト3は、別名モンモリロナイトと称され、食品添加物 として認められ、また、古くから医薬品原料としても用いられている。このベン トナイト2は含水アルミニウムケイ酸塩(粘土鉱物)の一種で理論組成はAl23・4SiO2・nH2Oで示され、塩基置換量が極めて大きく吸着性に優れて いる。このベントナイト3は、粉砕されて用いられる。 原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミノケイ酸塩の一種で、理論組成の 代表例はNa12Al12Si1248・27H2Oで示され、均一細孔径をもち、細 孔を通じての吸着作用に優れている。このゼオライト4も粉砕されて用いられる 。 本実施の形態で用いる原料としてのガラスカレット5は、別名ガラス粉と称さ れ粉状である。 原料としての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、各種の汚泥を焼却した灰や飛灰 を用いることができるが、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いることが 好ましい。 上述した製造工程において、灰塵2と前記各原料とを混練し直径1乃至25m m程度の球状に造粒するのは、その後の焼結焼成処理における均一化を図ること 、製品として扱い易い形状にすること等の理由による。 また、焼結焼成処理を行うのは、原料としてのベントナイト3、ゼオライト4 を加熱してこれらが具備している組成に物理的、化学的変化を与え、結晶水を除 いた後の空洞に細孔を通じて灰塵2が含有している重金属類を吸着し担持する作 用を著しく強化するためである。この結果、この人工骨材・軽量骨材等として用 いる吸着酸化触媒材1を大量に埋め立てても灰塵2が含有している重金属類の溶 出がなく、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を埋め立て 材、軽量コンクリート材、グランド整備材等々として積極的に使用する事が可能 となる。 また、このような焼結焼成処理により、原料としてのベントナイト3、ゼオラ イト4の組成に含まれているアルミナ(Al23)の分子が変化し、遠赤外線作 用を発揮する。 更に、摂氏600乃至1300℃の領域の温度範囲内で前記素材の焼結焼成を 行うので、従来例に比べ、省エネルギー化、設備コストの低廉化をも図れる。特 に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃の内の高温領域とする ことにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分解除去を図ることがで き、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡させつつ、H種類からM 種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材を得ることが可能とな る。 前記本実施の形態において、原料として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば 、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いる理由は、造粒形成が一層円滑に なることによる。 更にまた、焼結焼成処理した素材を摂氏80℃前後まで冷却した後、この素材 に対する電磁波の照射を行うことで、又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理 によって、オゾンを前記ベントナイト3、ゼオライト4の細孔に最大限包含でき 、オゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品 そのものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とす る特性を持たせることができる。 また、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を悪環境に用 いることで、環境改善の作用効果をも奏する。 以上詳述したように、本考案に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸 化触媒材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤 外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、重金属、悪臭分子成分の吸着分解作用を も発揮させることが可能になる吸着酸化触媒材を実現できると共に、摂氏600 乃至1300℃の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことができるので、この種 の従来の処理手段に比べ、低コスト処理、省エネルギー化や設備コストの低廉化 をも図ることができる。 前述したように、特に、前記素材の焼結焼成温度を摂氏600乃至1300℃ の内の高温領域とすることにより、ゴミ焼却時にダイオキシン等の有害物質の分 解除去を図ることができ、しかも、被製造物である吸着酸化触媒材を一層発泡さ せつつ、H種類からM種類、更にL種類の軽量骨材として用いる吸着酸化触媒材 を得ることが可能となる。 本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材においては、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 混在して、前記原料の一つとしてベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレッ ト5と混合して用いる汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又 は屎尿汚泥焼却飛灰を灰塵2として使用し実施しても良い。灰塵2として汚泥焼 却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を、前記 一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と 同時に使用した場合、原料としてはベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレ ット5で足り、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚 泥焼却飛灰は原料中から除かれる。この場合においても前述したと同様の作用、 効果を発揮できることは勿論である。 本考案は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内 で種々の変形が可能である。例えば、前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸 着酸化触媒材1は、球状とする他、楕円球状、立方体状、直方体状等をはじめと した任意形状の塊として実施可能である。
【考案の効果】
以上詳述した本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によ れば、以下の効果を奏する。 請求項1、2、3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒 材によれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤外線作 用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させるこ とができる。 請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によれ ば、直径1乃至25mm程度の球状に形成したので、製品として扱い易い形状と なり、取扱いが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施の形態を示す概略断面図
【図2】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す工程図
【符号の説明】
1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の名称】人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施の形態を示 す概略断面図
【図2】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す 工程図
【符号の説明】 1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【考案の名称】人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施の形態を示 す概略断面図
【図2】本考案の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す 工程図
【符号の説明】 1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C04B 18/10 ZAB C04B 18/10 ZABZ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35
    重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥
    などの汚泥焼却灰からなる原料とを、混練・造粒処理、
    焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
    状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材。
  2. 【請求項2】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト2乃至35重量%、ゼオライト2乃至35
    重量%、ガラスカレット5乃至45重量%及び屎尿汚泥
    等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒処理、
    焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
    状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材。
  3. 【請求項3】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して
    又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却
    灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
    泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト2乃至35重量%、
    ゼオライト2乃至35重量%、ガラスカレット5乃至4
    5重量%からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成
    処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成
    したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等として用い
    る吸着酸化触媒材。
  4. 【請求項4】前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
    着酸化触媒材は、直径1乃至25mm程度の球状に形成
    されたものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材。
JP1997006454U 1997-07-08 1997-07-08 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 Expired - Lifetime JP3051966U (ja)

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