JPH11292427A - エレベータ - Google Patents

エレベータ

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JPH11292427A
JPH11292427A JP10280298A JP10280298A JPH11292427A JP H11292427 A JPH11292427 A JP H11292427A JP 10280298 A JP10280298 A JP 10280298A JP 10280298 A JP10280298 A JP 10280298A JP H11292427 A JPH11292427 A JP H11292427A
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counterweight
switching
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佳延 石川
Takashi Sugawara
隆 菅原
Akihiko Hirata
昭彦 平田
Hajime Iizuka
一 飯塚
Shuichi Takagi
修一 高木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇降路の占める床面積を増やすことなく、利用
者の輸送力を上げることのできるエレベータを得るこ
と。 【解決手段】昇降路をかご3が上昇する昇降路1aと下
降する昇降路1bに分ける。各昇降路の上端には、複数
の巻上機10A,10B,10Cを設け、これらの巻上機10
A,10B,10Cの綱車10a,10b,10cの平面図上の配
置を同一軸心上とする。かご3は主索11A,11B,11C
の片側につり合いおもり7は他側に上部の吊りフック14
を介して主索11A,11B,11Cのいずれかに吊り下げ
る。かご3のガイドレール12A,12Bとつり合いおもり
7のガイドレール12C,12Dは、それぞれ主索側に配置
する。昇降路上下端には、ガイドレールの一部に対し
て、横倒し可能なガイドレールを設け、このガイドレー
ルを介してかご3とつり合いおもり7を横行させて、上
昇用の昇降路1aと下降用の昇降路1bの間にかごを移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロープトラクショ
ン式のエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロープトラクション式のエレベー
タでは、昇降路の上端の機械室に設置した巻上機のシー
ブに上端を巻き付けた主索の片側にかごを、他側につり
合いおもりを吊り下げている。
【0003】かごとつり合いおもりは、巻上機の電動機
の回転方向を切り替えることによって、昇降路を昇降
し、電動機を停止させることで、所定の階床にかごを着
床させる。
【0004】ところで、大都市や主要な貿易都市の一部
では、地価の高騰に伴う土地の有効活用を図るために、
ビルの高層化が進行し、これに伴いエレベータの昇降階
数も増えてきている。
【0005】このようなビルに設置されたエレベータで
は、特に上層階の利用者の輸送力を上げるために、イン
バータ高速ギヤレス巻上機で高速化するとともに、ビル
の設計上許容される限り昇降路を増やして、ユーザの便
の向上が図られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
エレベータでは、上層階の呼び階床に至るまでの着床階
数が増えるので、その呼び階に至るまでに時間がかか
り、それだけ上層階の利用者の待ち時間も長くなる。
【0007】そのため、昇降路の数を増やして、中間階
から最上階だけに停止するかごと、始発階から中間階ま
でに着床するかごに分ける方法なども採られているが、
ビルの高層化が更に進むと、階床の増加はビルの他の室
の床面積の減少となるので、ビルの有効活用の面から採
用できない。そこで、本発明の目的は、昇降路の占める
床面積を増やすことなく、利用者の輸送力を上げること
のできるエレベータを得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
のエレベータは、綱車から垂下した主索がかご側とつり
合いおもり側の2列となる複数の巻上機を昇降路の上部
に設け、この巻上機の下方の昇降路の両側に一対のガイ
ドレールを縦設し、つり部の先端が主索に係合しかごと
つり合いおもりを主索に吊り下げる吊りフックをかごと
つり合いおもりの上部に立設し、先端の複数のガイドロ
ーラがガイドレールに押圧されるローラ案内部をかごと
つり合いおもりの上下に設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に対応する発明のエレベータは、
綱車から垂下した主索がかご側とつり合いおもり側の2
列となる複数の巻上機群を昇降路の上部に設け、この巻
上機群の片側の巻上機群の下方の昇降路にかごが上昇す
る上昇昇降路を形成し、巻上機群の他側の巻上機群の下
方の昇降路にかごが下降する下降昇降路を形成し、この
下降昇降路と上昇昇降路の両側にこの上昇昇降路と下降
昇降路の少なくとも上下に切替ガイドレールを備えた断
面コ字状の一対のガイドレールを縦設し、切替ガイドレ
ールを旋回横転させるガイドレール切替機構を上昇昇降
路及び下降昇降路に片側に固定し、俯仰するつり部の先
端が主索に係合しかごとつり合いおもりを主索に吊り下
げる吊りフックをかごとつり合いおもりの上部に横行部
を介して立設し、横行部を介して吊りフックを駆動する
フック駆動機構を昇降路に設け、先端の複数のガイドロ
ーラがガイドレールに押圧され切替ガイドレールの旋回
で回転するローラ案内部をかごとつり合いおもりの上下
に旋回自在に設け、俯仰腕の先端がかごに係合してかご
とつり合いおもりを横行移動させる横行駆動機構を上昇
昇降路と下降昇降路に横行自在に設けたことを特徴とす
る。
【0010】また、特に請求項3に対応する発明のエレ
ベータは、上昇昇降路と下降昇降路の中層部に、上昇昇
降路と下降昇降路の間を切替ガイドレールと横行駆動機
構を介してかごが移動する横行路を形成したことを特徴
とする。
【0011】また、特に請求項4に対応する発明のエレ
ベータは、上昇昇降路の上方に乗換え点を介して延長昇
降路を設け、この延長昇降路の上部に巻上機群を設置し
たことを特徴とする。
【0012】また、特に請求項5に対応する発明のエレ
ベータは、上昇昇降路にかごが切替ガイドレールと横行
駆動機構を介して出入するかご待機路とつり合いおもり
が切替ガイドレールと横行駆動機構を介して出入するお
もり待機路を設け、下降昇降路の中層階にかごが切替ガ
イドレールと横行駆動機構を介して出入する中間待機路
を設けたことを特徴とする。
【0013】また、特に請求項6に対応する発明のエレ
ベータは、各巻上機群の各巻上機に、横行路又は待機路
から切替ガイドレールと横行駆動機構を介して昇降路に
移動するかごとつり合いおもりを吊り下げる主索の張力
を増加させるジャッキアップ機構を設けたことを特徴と
する。
【0014】また、特に請求項7に対応する発明のエレ
ベータは、ローラ案内部の旋回軸の軸心と切替ガイドレ
ールの旋回軸を偏心させたことを特徴とする。また、特
に請求項8に対応する発明のエレベータは、ガイドレー
ルのコ字状の溝に遊嵌する内側ガイドローラと、ガイド
レールの溝の外面側の上下に押圧される外側ガイドロー
ラとで複数のガイドローラを構成したことを特徴とす
る。
【0015】さらに、特に請求項9に対応する発明のエ
レベータは、昇降路に設けた電動機と、この電動機の回
転を切替ガイドレールの旋回軸に伝達する動力伝達機構
とでガイドレール切替機構を構成したことを特徴とす
る。
【0016】このような手段によって、請求項1に対応
する発明においては、各主索にかごを吊設可能とし、特
に請求項2に対応する発明では、昇降路の上下において
ガイドレール切替機構で切替ガイドレールを駆動し、フ
ック駆動機構で吊りフックを駆動し、かごを横行駆動機
構で横に移動させて、上昇昇降路と下降昇降路の間を横
行させる。
【0017】また、請求項3に対応する発明において
は、中層部の横行部を介してかごを上昇昇降路と下降昇
降路の間を移動させる。また、請求項4に対応する発明
では、上層階の利用者は、延長昇降路のかごで搬送し、
請求項5に対応する発明では、利用者に対応するかごを
待機所に出入するかごによって調節する。
【0018】また、請求項6に対応する発明において
は、切替ガイドレールを介して横行移動し主索に吊設さ
れるかごの荷重に伴う主索の伸びに起因するかごの沈み
を解消する。
【0019】また、請求項7に対応する発明において
は、切替ガイドレールを介して吊り下げられたかごの横
行動作の前の吊りフックの主索との係合部の着脱を容易
にし、請求項8に対応する発明では、ガイドレールを挟
むガイドローラが昇降路に占める面積を縮小する。さら
に、請求項9に対応する発明では、かごの上下左右と対
置する切替ガイドレールの切替動作を共通の電動機によ
って同期させる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの一実
施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明のエ
レベータの第一の実施形態の概略構成を示す縦断面説明
図、図2は、本発明のエレベータの第一の実施形態の概
略構成を示す斜視説明図、図3(a)は、本発明のエレ
ベータの第一の実施形態を示す部分斜視図、(b)は
(a)の平面図である。
【0021】図1,図2及び図3において、このエレベ
ータが従来のロープトラクション式のエレベータと大き
く異なるところは、昇降路の縦断面形状と巻上機の設置
形態で、主索に対するかごとつり合いおもりの吊り下げ
構造も異なっている。
【0022】すなわち、図1及び図2に示すように、昇
降路1は、略L字形に形成され、昇降路1は中央の右側
がかご上昇専用の昇降路1a,左側が下降専用の昇降路
1bとなっている。このうち、昇降路1bの中層階には
待機所4Aが形成され、ピットの右側には、後述するか
ご用の待機路4Bが形成され、待機所4Aの下方には、
左右の昇降路の間をかごが移動する移動場所4Cが後述
するように設けられている。
【0023】なお、図2の破線で示すつり合いおもり7
も昇降路1a,1bを昇降路とし、昇降路1aの右側の
上端には、最上階に上昇したつり合いおもり7の右側の
位置に対して、図2の矢印aに示すようにつり合いおも
り7が出入する図1の破線で示すつり合いおもり用の待
機所4Cが形成され、昇降路1bの中間部の後部の左側
にも、図2の矢印fで示すようにつり合いおもりが進退
する待機所が形成されている。
【0024】また、かご3は、図1及び図2で示すよう
に、右側の昇降路1aを最上階まで上昇すると、図2の
矢印Cに示すように、図2及び図3で後述するガイドレ
ールの旋回動作による横倒しによって左側の昇降路1b
に移り、この昇降路1bを図2の矢印Dに示すように下
降して、同じく矢印Gに示すようにピットを経て右側の
昇降路1aに移動する。
【0025】したがって、つり合いおもり7は、図2の
矢印bに示すように下降すると、同じく矢印cに示すよ
うに昇降路1b側に移動し、この昇降路1bを矢印dに
示すように上昇した後、矢印gに示すように昇降路1a
側に戻る。
【0026】図2においては、昇降路1aの下部の前方
に乗場6Aが示され、左側の昇降路1bの下部の前方に
は乗場6Bが示され、この乗場6Bの左端の乗場壁に
は、後述する運行状況表示装置8が示されている。
【0027】また、図1において待機所4Bの右端に
は、後述する作業室5が示され、待機所4Bの壁の紙面
直交方向の両側には、作業足場9が上下に示されてい
る。なお、各階床の乗場及びピットの緩衝器や調速機な
どは省略している。
【0028】図3(a),(b)において、昇降路1a
の上端に形成された機械室には、昇降路1aに横設され
た図3(b)に示すマシンビーム21Aに固定された油圧
のジャッキアップ装置27を介して巻上機10Aが設けられ
ている。この巻上機10Aの下側には、同じくマシンビー
ム21Aに固定されたジャッキアップ装置27を介して巻上
機10Bが僅かに左側にずれて設けられ、さらにこの巻上
機10Bの下側には、マシンビーム21Aに固定されたジャ
ッキアップ装置27を介して巻上機10Cが更に左側に等間
隔にずれて設けられている。これらの巻上機10A,10
B,10Cの出力軸の先端に圧入された綱車10a,10b,
10cは、図3(b)に示すように同一軸心線上に位置し
ている。
【0029】各綱車10a,10b,10cに対して、無端状
の複数本の主索11A,11B,11Cの上端が巻装され、各
主索11A,11B,11Cの下端は、ピットに立設された張
り車42A,42B,42Cに巻装されている。なお、昇降路
1b側も、図3と同様となっている。
【0030】各主索11A,11B,11Cは、後述する図4
(f)で示すように、ロープの両端に接続されたロープ
ソケット24の端部にピン13を介して連結された接続金具
によって無端状に接続され、接続金具の中心には、高張
力鋼の丸棒から製作された吊り棒13が横に貫挿されてい
る。
【0031】昇降路1a,1bの左右には、前後に垂下
した主索11A,11Bの横の位置に対して、ガイドレール
12A,12B,12C,12Dが図3(a),(b)に示すよ
うに縦設されている。
【0032】これらのガイドレール12A,12B,12C,
12Dのうち、昇降路1a,1bの上端と下端及び前述し
た移動場所4Cの両側のガイドローラ17と対置する部分
のガイドレールは、図4(b)に示すように、左側のガ
イドレール12A,12Cと右側のガイドレール12B,12D
の間隔と同一長さのガイドレール12Rとなっている。
【0033】これらのガイドレール12Rは、昇降路1の
中央部に横設された図示しない梁(注;図3(b)で示
したマシンビーム21Aの下方に位置している。)に対し
て、このガイドレール12Rの中心を支える図7で後述す
る支軸と軸受を介して回転自在に縦設されている。
【0034】これらの梁には、図4(a),(d)で示
す詳細省略したラック22が歯面を上向きにして横に設け
られている。これらのラック22には、平面図においては
L字形のアーム20aを備えた横行駆動機構20の基端の図
示しないピニオンが噛み合っている。
【0035】これらの横行駆動機構20の基部には、図示
しない一対の電動機が組み込まれ、片側の電動機の出力
軸には、前述したピニオンの軸が連結され、他側の出力
軸は、アーム20aを俯仰動作させる詳細省略したアーム
駆動機構に連結されている。
【0036】かご3の上部の後部には、図3の部分右側
面拡大詳細図を示す図4(c)及びこの図4(c)の左
前方拡大斜視図を示す図5に示すように、一対のリニヤ
ガイド14dのレール側が平行に固定されている。
【0037】このリニヤガイド14dの左右端には、逆T
字状の支え23が立設されている。リニヤガイド14dの可
動側には、図4(c)において台形状で、図5ではL字
形のフック台14aが載置され、このフック台14aの下部
やや前方には、ボールねじ14cが横に貫挿されている。
このボールねじ14cの両端は、支え23に軸受を介して支
持され、右端は六角柱に形成されている。
【0038】フック台14aの上端には、右端が六角柱に
形成されたリニヤスプライン軸14bの一対の外筒部が図
示しない軸受を介して貫挿され支持されている。この外
筒部には、一対のトグル腕(注;図5では図形の錯綜を
避けて左側のみ示す。)14eの基端が図示しないキーを
介して連結され、これらのトグル腕14eの先端には、ト
グル14gの基端が軸を介して連結されている。
【0039】フック台14aの下端の後部には、一対のフ
ック腕14fの基端が軸を介して連結され、このフック腕
14fの先端の片側には、前述したトグル14gの先端部が
軸を介して連結され、フック腕14fの先端の他側には、
図4(f)及び図5で示すフック部14hが形成されてい
る。
【0040】図4(c)及び図5においては、フック部
14hのなかに吊り棒13が嵌合し、かご3は、フック台14
aに組み込まれたリニヤスプライン軸14b,ボールねじ
14c,リニヤガイド14d,フック腕14f及びトグル14g
などで構成する吊りフック14によって、吊り棒13を介し
て図3に示すように右端の主索11Aに吊り下げられてい
る。
【0041】かご3の上部の右側後方には、図5及び図
6に示すフック駆動機構18が横梁21Bに設けられてい
る。この横梁21Bには、駆動機構の台18aが固定され、
この台18aには、軸18bが図示しない上下の軸受を介し
て縦に設けられている。この軸18bの上部には、旋回板
18cの基端の軸部が連結され、この旋回板18cの基端の
下端は、図示しないスラスト軸受を介して台18aに載置
されている。
【0042】台18aには、電動機25Aが収納され、この
電動機25Aの出力軸の端部にはピニオンギヤ25aが挿入
され、このピニオンギヤ25aは、軸18bに圧入されたギ
ヤ26と噛み合っている。
【0043】旋回板18cの先端には、電動機25B,25C
の基端側が固定され、この電動機25B,25Cの出力軸の
先端には、雌形の工具26が挿入され固定されている。か
ご3の後端の上下の両側には、図3(b)で示し、図7
で詳細後述する軸15が後方に突設されている。この軸15
には、略円板状のベース16がこのベース16の中心部に挿
入された図7で後述する軸受を介して挿入されている。
【0044】各ベース16の後方には、ガイドレール切替
用の電動機が、図7で後述するように横梁21Bに固定さ
れている。各ベース16の背面の片側には、L字形に形成
されたローラ支持軸の基端が図示しない軸受を介して貫
通している。このローラ支持軸には、コイルばねがそれ
ぞれ挿入され、これらのコイルばねの基端は、各ベース
16に係止されている。
【0045】ローラ支持軸の先端には、ガイドローラ17
が挿入され、これらのガイドローラ17は、昇降路1aの
かご3の後方に縦設された溝形鋼製のガイドレール12
A,12Bの溝に遊嵌している。
【0046】かごの上下のローラ支持軸に挿入されたコ
イルばねのうち、かごの下側のローラ支持軸に挿入され
たコイルばねは、所定の設定圧力で圧縮され、上側のロ
ーラ支持軸に挿入されたコイルばねの先端は、このロー
ラ支持軸の先端に係止され、所定の設定圧力に伸長され
ている。
【0047】したがって、下側のローラ支持軸の先端に
挿入されたガイドローラ17は、圧縮コイルばねの復帰力
によって、ガイドレール12A,12Bの溝の後部側に押圧
され、上側のローラ支持軸のローラは溝の前部側に押圧
されている。
【0048】各ベース16の他側には、一対の軸受支えが
突設され、これらの軸受支えには、ローラ支持軸の基端
側が貫通している。ローラ支持軸には圧縮コイルばねが
挿入され、ローラ支持軸の先端に挿入されたガイドロー
ラ17は、ガイドレール12A,12Bの溝の底の背面に対し
て、圧縮コイルばねの復帰力によって押圧されている。
【0049】なお、つり合いおもり7の上端の前面側に
も、図3(a)の前方に二点鎖線で示すようにかご3の
上端に固定された吊りフック14と同一の吊りフック14が
設けられ、この吊りフック14のフック腕14fのフック部
14hは、後側の主索11Aに吊り棒13を介して吊り下げら
れている。
【0050】同様に、つり合いおもり7の前端の上下の
両側にも、かご3に設けられた軸15と同一品の軸15を介
してベース16がそれぞれ設けられ、これらのベース16の
前面側に対して、ローラ支持軸が突設され、これらのロ
ーラ支持軸の先端にはガイドローラ17が設けられ、これ
らのガイドローラ17はつり合いおもり7の両側の前方に
縦設されたガイドレール12C,12Dの溝に嵌合してい
る。
【0051】同じく、つり合いおもり7の各ベース16の
他側にも、かご3と同様に図示しない軸受支えが突設さ
れ、これらの軸受支えには、ローラ支持軸の基端側が貫
通している。ローラ支持軸には圧縮コイルばねが挿入さ
れ、ローラ支持軸の先端に挿入された図3(b)に示す
ガイドローラ17は、ガイドレール12A,12Bの溝の背面
に対して、圧縮コイルばねの復帰力によって押圧されて
いる。
【0052】同様に、つり合いおもり7の各ベース16の
前方にも、ガイドレール切替用の電動機が、図7で後述
するように横梁21Bに固定されている。同じく、つり合
いおもり7の上部の右側の前方にも、かご側と同一品の
図示しないフック駆動機構が横梁21Bに設けられてい
る。
【0053】図7は、図4(a)で示したガイドレール
切替機構19とかごの上部のベース16の支持構造などを示
す縦断面拡大詳細図で、図3(b)の右側前方の場合を
示し、かご3が図4(a)で示すガイドレール12Rの位
置にある場合を示す。
【0054】図7において、かご3の背面側の右側に
は、環状の取付板3aが溶接で固定され、この取付板3
aの背面側の内周には、クロスローラ軸受35Aが圧入さ
れている。このクロスローラ軸受35Aの背面側の外輪
は、取付板3aの背面側にボルトで固定された環状の軸
受押え3bで固定されている。
【0055】クロスローラ軸受35Aには、段付き軸15が
あらかじめ圧入され、この段付き軸15の背面側には、環
状のベース16が前面側の座ぐり穴を介して挿入され、段
付き軸15の背面側の細目おねじ部に背面側から螺合され
た軸受座金と軸受ナットを介して締め付けられている。
【0056】昇降路に横設された一対(注;上側のみを
示す)横梁21Bの中央部の前面側には、取付板21aが溶
接で添設されている。この上下の取付板21aの間には、
山形鋼製の一対の縦梁28の上下端がボルトで固定されて
いる。
【0057】これらの縦梁28の上部の前面側の間には、
円筒状の軸受筒34Aが挿入され固定されている。この軸
受筒34Aの位置は、かご3の後方に突き出た軸15の中心
に対して、僅かに上方に位置している(注;図7では、
軸受筒34Aの位置は、軸15の中心に対する上方への偏心
量を過大に示している)。
【0058】軸受筒34Aの内周の前端には、大径の軸受
36Cが挿入され、後端には小径の軸受36Dが挿入されて
いる。このうち、前方の軸受36Cは、縦梁28の前面に固
定された軸受押え34aによって外輪が固定されている。
【0059】これらの軸受36C,36Dには、歯車支え33
の後方に突き出た軸部33aの前後が圧入され、この軸部
33aの後端には、図示しない軸受座金と軸受ナットが挿
入され、軸受36Dの内輪を後方から締め付けている。
【0060】歯車支え33の軸部33aの中間部から前端
は、筒状となっており、この筒状部には、固定筒12bの
後部が圧入され溶接されている。この固定筒12bの前端
に対して、ガイドレール12Rの中心部が溶接で固定され
ている。したがって、ガイドレール12Rは、歯車支え33
と軸受36C,36D及び軸受筒34A並びに縦梁28を介し
て、横梁21Bに対して回転自在となっている。
【0061】歯車支え33の外周の背面側に形成された嵌
合部には、環状に形成された旋回用の平歯車30Dが圧入
され、複数のボルトと図示しないノックピンで固定され
ている。
【0062】軸受筒34Aの下側には、小径の軸受筒34B
が縦梁28に挿入され、軸受筒34Bの内周には、小径のク
ロスローラ軸受35Bが圧入されている。このクロスロー
ラ軸受35Bの中間部には、ピニオン歯車30Cの軸部が圧
入され、このピニオン歯車30Cは平歯車30Dと噛み合っ
ている。
【0063】このクロスローラ軸受35Bは、縦梁28の前
面側の軸受押え34bによって、前面側外輪が固定されて
いる。ピニオン歯車30Cの軸部には、クロスローラ軸受
35Bの後部に対して、間隔管が挿入され、この間隔管の
後方にスプロケット31Bが図示しないキーを介して圧入
されている。このスプロケット31Bは、ピニオン歯車30
Cの後端に挿入された図示しない軸受座金と軸受ナット
によって後方から締め付けられている。
【0064】縦梁28には、軸受筒34Bの下方に対して、
図示しない平面図では門形の軸受支え37の前端がフラン
ジ部37aを介して固定されている。このフランジ部37a
には、下方に垂下した延長部37bが形成されている。
【0065】この軸受支え37の上部の門形部分の内周に
は、軸受36A,36Bが前後に挿入され、これらの軸受36
A,36Bには、軸付き平歯車30Bの軸部30bが圧入さ
れ、この軸部30bの後端に挿入された図示しない軸受座
金と軸受ナットで支持されている。
【0066】軸部30bの中間部には、4連のスプロケッ
ト31Aが図示しないキーを介して圧入されている。軸受
支え37の延長部37bの背面側には、ブレーキ付電動機29
がフランジ部を介して添設され、複数のボルトと図示し
ないノックピンを介して固定されている。
【0067】このブレーキ付電動機29の前方に突き出た
軸端には、小形の平歯車30Aが図示しないキーを介して
圧入され、この平歯車30Aは上部の軸付平歯車30Bの下
端と噛み合っている。
【0068】これらのガイドレール切替機構19の構成要
素のうち、下部に示したブレーキ付電動機29及び平歯車
30A,軸付き平歯車30Bとスプロケット31A並びに軸受
支え37の上部に組み込まれたピニオン歯車30C,平歯車
30D及びスプロケット31Bとこれらの歯車,スプロケッ
トを支持する支持機構は、図4(a)で示した各ガイド
レール切替機構に組み込まれている。
【0069】スプロケット31Aの4枚のスプロケットの
うち、図7において左端のスプロケットとその上方のス
プロケット31Bにはチェーン32Bが巻装され、図4
(a)の右側下部のガイドレール切替機構19に組み込ま
れた図7に示すスプロケット31Bとこの下方の右側から
2列目のスプロケット31Bとも、チェーン32Bが巻装さ
れている。
【0070】図4(a)の左側下部のガイドレール切替
機構19に組み込まれたスプロケット31Bと図7の左から
3列目のスプロケット31Aにもチェーン32Bが、同様に
図4(a)の左側上部のガイドレール切替機構19に組み
込まれたスプロケット31Bと図7の4列目のスプロケッ
ト31Aにもチェーン32Bがたすき掛けに巻装されてい
る。
【0071】この結果、ブレーキ付電動機29を平歯車30
A側から見て反時計方向に駆動すると、図4(a)の右
側のガイドレール切替機構19に組み込まれた平歯車30D
と歯車支え33も図4(a)の矢印で示すように反時計方
向に同時に旋回し、左側のガイドレール切替機構19に組
み込まれた平歯車30Dと歯車支え33は時計方向に同時に
旋回する。
【0072】次に、このように構成されたエレベータの
作用を説明する。図1において、昇降路1aを上昇して
最上階の乗場で利用者を降ろし、又は乗り込ませると、
制御盤から出力された昇降路1b側への移動指令によっ
て、昇降路1a,1bの上端の前後のガイドレール12R
の支軸に隣接して横梁に固定された図7で示すガイドレ
ール切替用の電動機29が起動され、この電動機29の軸端
に挿入された平歯車30Aによって、図7で示した歯車支
え33を図3(a)の矢印で示すように90°回転させる。
【0073】この歯車支え33の90°の回転に伴って、歯
車支え33とともにガイドレール12が回転し、ベース16に
支持軸を介してその先端に設けられたガイドローラ17も
軸15を軸に90°揺動し、かご3とつり合いおもり7は、
上下のベース16に組み込まれたガイドローラ17によって
上下のガイドレール12Rに支持される。
【0074】このとき、かご3は、図7に示す固定筒12
bの中心がかご側の軸15と比べて上方に偏心しているこ
とによって、ガイドローラ17や軸15を介して上方に持ち
上げられ、主索11Aの張力が減少する。
【0075】ガイドレール12Rが90°回転すると、この
位置を検出したリミットスイッチの信号によって、横行
駆動機構20のアーム20aがアーム駆動機構によって駆動
されて、図4(a)の垂直状態から図4(d)の水平状
態に倒され、このアーム20aの先端に形成された逆U字
状の溝部に対して、ガイドローラ17の軸を嵌合させる。
【0076】次に、フック駆動機構18に組み込まれた旋
回用の電動機25Aを駆動して、旋回板18cを約90°揺動
させ、この旋回板18cの先端の電動機25Bの工具26をス
プライン軸14bの端部に嵌合させた後、スプライン駆動
用の電動機25Bを駆動して、スプライン軸14bを図4
(c)において反時計方向に約90°回転させ、トグル腕
14e,フック腕14f及びトグル14gを図4(f)に示す
ように揺動させて、フック腕14fの先端のフック部14h
を吊り棒13から引き抜く。
【0077】このとき、前述したように主索11Aの張力
はかごの僅かな上昇によって減少しているので、容易に
フック腕14fのフック部14hを吊り棒13から引き抜くこ
とができ、揺動させることができる。
【0078】次に、横行駆動機構20の片側の電動機が駆
動され、この電動機の軸端のピニオンギヤを駆動して、
ラック22上を走行させて、かご3とつり合いおもり7を
図1の矢印Cに示すように昇降路1b側に移動させる。
【0079】かご3とつり合いおもり7が昇降路1b側
に移動すると、昇降路1b側のフック駆動機構18用電動
機25Cが駆動され、旋回板18cが90°揺動されて、この
旋回板18cの先端の電動機25Bの工具26をスプライン軸
14bの端部に嵌合させる。
【0080】次に、ボールねじ14cが電動機25Cで駆動
されて、フック台14aが所定の位置に駆動され、さらに
スプライン軸14bが駆動されて、トグル腕14e,フック
腕14f及びトグル14gを図4(f)の状態から図(c)
の状態に駆動してフック腕14fのフック部14hを空いた
主索の吊り棒13に嵌合させる。
【0081】この結果、かご3とつり合いおもり7は昇
降路1b側の主索に吊り下げられるが、荷重は左右のガ
イドレール12Rに印加されており、このガイドレール12
Rを図4(d)の状態から(a)の状態に立てる前に、
機械室のジャッキアップ装置11をかごの床下の荷重検出
器の検出値に対応した高さだけ持ち上げて、主索の張力
を増す。
【0082】次に、ガイドレール12Rを縦にすること
で、かごの荷重を吊りフック14を介して主索に印加する
ことで、主索の伸びに伴うかごとつり合いおもりの降下
を防ぎ、この降下に伴う乗客の不安感のおそれを解消す
る。
【0083】なお、昇降路1bを下降して、図2の矢印
Gに示すように昇降路1a側にかごを移動させる場合
も、上記昇降路1aの上端から昇降路1bの上端に移動
させるときと同じステップとなる。
【0084】また、昇降路1aの下端に移動したかごが
上昇し、ビルの下層階の利用者のために、かご3を移動
場所4Cを経て昇降路1b側に移動させる場合も同様の
ステップとなる。
【0085】また、図2の昇降路1bの中間部に設けた
待機所4Aは、昇降路1bの利用者が少ない場合に、空
箱となったかご3を待機させる場所であり、この待機所
4Aにかごを導く場合も同様である。
【0086】同様に、ピットの横の待機所4Bにかご3
を導く場合も同様であるが、休日などにおいてビルの利
用者が少ない場合には、この待機所4Bと昇降路1b側
の待機所4Aにかごを待機させることで、運転する巻上
機の稼動台数を減らすこともできる。したがって、例え
ばウィークデーにおいても、朝・昼・夕のラッシュ時の
利用者の少ない時間には、同様に巻上機の稼動台数を減
らすことができる。
【0087】また、待機所4Bのかごは、作業足場9や
作業室5を利用して、保守・点検や補修などを行うが、
かごの待機時間が長い場合には、待機中や定期点検以外
の休日などでも行うことができる。さらに、巻上機を増
やし、主索を増やすことで、共通の昇降路に複数のかご
を上下に連続して運行することができる。
【0088】上記実施形態では、ガイドレールを溝形と
することにより、図3(d)で示した従来のT形のガイ
ドレールと比べて、これと対比した図3(c)で示す配
置のガイドローラは3個のガイドレールを平面図におい
て三角形の配置とする必要がないので、ガイドローラの
配置のために要する昇降路の平面図上における占有空間
を減らすことができる。
【0089】また、待機所4Bには、内部意匠が高級な
かごや、救急設備を備えたかご,非健常者対応のかご並
びに図8で示す保守・点検用のかご40などを待機させる
ようにしてもよい。このうち、内部意匠が高級なかごに
は、監視カメラを天井などに設けて、警備室や秘書室な
どから監視可能にしてもよい。
【0090】また、保守・点検用のかご40には、側板の
代りに四隅に柱44aを設け、下部にのみ柵44bを設け、
測定器41Bや工具箱41Aの他に天井部の上面に上るため
の梯子43や保守装置44なども備えて、任意の場所の保守
・点検ができるようにしてもよい。
【0091】さらに、昇降路の内壁に碍子を介してトロ
リ線を配設し、このトロリ線から受電した電力でかごの
照明やドアの開閉を行うとともに、トロリ線を介してか
ご呼びなどの信号の授受をしてもよい。
【0092】図9は、本発明のエレベータの第2の実施
形態を示す概略斜視説明図で、第1の実施形態で示した
図1,図2及び図3に対応する図であるが、図形の錯綜
を防ぐために、巻上機を始めすべて簡略化している。
【0093】図9において、第1の実施形態で示した図
1〜図7と大きく異なるところは、高層ビルに形成され
たかご上昇専用の昇降路1aとこの左側に形成されたか
ご下降専用の昇降路1bは、ビルの中層階までに形成さ
れ、右側の昇降路1aの上方に対してかご上下用の昇降
路1cを設けたことである。
【0094】したがって、後述するように中層階以下の
階床が上層階と比べて輸送力が大きくなるように配慮さ
れている。昇降路1aと昇降路1cの間は、この間を通
過するかごの後述する乗換え点45となる。
【0095】すなわち、昇降路1a,1bの上端に形成
された図示しない機械室には、前述した第1の実施形態
と同様に、図3で示した巻上機10A,10B,10Cがジャ
ッキアップ装置27を介して同様に設置されている。
【0096】前述したように、図9では左側の巻上機10
A,10B,10Cや右側の巻上機10B,10Cは、各シーブ
は同一軸心線上に示したが、図形の錯綜を避けたため
で、各巻上機10A,10B,10Cが上下に且つ図3(b)
に示すように左右にずれて配置されている。同様に、ピ
ットに立設された左側の張り車42A,42B,42C及び右
側の張り車12B,12Cも同様である。
【0097】なお、昇降路1aのピットの右側の張り車
42Dは、その上方の張り車12B,12Cに対して、下方に
位置している。これで、昇降路1aと待機所4Bの間を
移動するかごとの干渉を防いでいる。
【0098】昇降路1aの上端にも、ピットの張り車42
B,42Cと対となる巻上機10B,10Cが上下に設けられ
ている。このうち巻上機10Bの上方には、昇降路1cの
下端に対して、ピットの張り車42Dに対応する巻上機10
Dが図示しない平面図では、その下方の巻上機10Bの右
側の同一軸心線上に設置されている。
【0099】昇降路1cの上端の巻上機10E,10Fは、
図示しない平面図では昇降路1aの巻上機10B,10Cと
同一位置の巻上機10Dより下側にあり、したがって昇降
路1cの下端の張り車42E,42Fも、図示しない平面図
では上下の巻上機10E,10F及び巻上機10B,10Cと平
面図では同一位置となる。
【0100】また、昇降路1のピットに示した矢印G1
は、図2で示した矢印Gと同様に、左側の昇降路1bの
ピットを右側の昇降路1aのピットに図2と同様に移動
するかごの進行方向を示す。
【0101】同様に、矢印A1,B1,C1,D1,E
1,F1も、昇降路や待機所を図2と同様に横に移動す
るかごの進行方向を示す。なお、昇降路1cの中間部の
左側にも待機所4Dに出入するかごの移動方向を示す矢
印H1が示され、昇降路1aの上端の右側の矢印a1
も、図2の矢印aと対応し、つり合いおもり用の待機所
に出入するつり合いおもり7の移動方向を示す。同様
に、矢印b1,c1,e1,f1,g1も、昇降路間や
待機所を移動するつり合いおもり7の移動方向を示す。
【0102】さらに、符号12J,12K,12Lは矢印C
1,E1,G1に示すように横に移動するかごの上下の
ガイドローラが転動しかごの荷重をガイドローラを介し
て支える図4で示すガイドローラ12E,12F,12G,12
Hと回転するガイドレール12Rを示し、上下で対となる
ガイドローラを図形の錯綜を防ぐために1本の線で示し
ている。
【0103】次に、このように構成されたエレベータの
作用を説明する。ただし、下側の昇降路1a,1b内に
おけるかごの移動や待機及びこれらの動作のためのフッ
ク駆動機構18,ガイドレール切替機構19並びにガイドレ
ール切替機構19の動作は、第1の実施形態で示した図1
〜図7と同様であるので省略し、昇降路1aと昇降路1
cとの間のかごの移動について説明する。
【0104】全体の巻上機を制御する統括制御部からの
信号で、待機所4Bのかご3と待機所4Cのつり合いお
もり7の横行駆動機構が駆動されると、かごとつり合い
おもり7は待機所4B,4Cの入口に設けられたガイド
レール12Rを経て昇降路1aに移動される。
【0105】すると、これらのかご3とつり合いおもり
7の天井面に組み込まれた図4及び図5で示す吊りフッ
ク14が図5及び図6で示すフック駆動機構18によって駆
動されて、それぞれ主索11Aに吊り棒13を介して吊り下
げられる。
【0106】このかご3に対して、昇降路1cの乗場か
らかご呼びが発生すると、巻上機10Bが駆動され、かご
3は巻上機10Bの下側の位置まで上昇し、所定の位置で
停止する。
【0107】すると同時に、巻上機10Bの下方に設けら
れたガイドレール12Rがガイドレール切替機構19によっ
て駆動され、さらにフック駆動機構18が駆動されて、符
号12Zで示す上下で対となるガイド12Zを僅かに左側に
移動し、主索11Bに吊り下げられるとともに、待機所4
Cのつり合いおもり7も昇降路1cに移動して主索11E
に吊り下げられる。
【0108】次に、巻上機10Eが駆動されてかご3が上
昇し、かご呼びが発生した階床で停止する。このように
構成されたエレベータにおいては、下層階と比べて利用
者の少ない中層階には、昇降路1cのみを形成すること
で、図9において左側の昇降路1bの上方を業務用の部
屋とすることができるので、昇降路の占める床面積の合
計値を減らすことができる。
【0109】さらに、上層階とピット間の長さの主索を
使わないので、主索の呼び径と伸びを減らすことができ
るので、寿命が長く保守・点検の頻度を減らすこともで
きる。さらに、下層階と比べて利用者の少ない上層階の
昇降路と巻上機などを減らすことで、設備の稼動率の低
下を防ぐこともできる。
【0110】また、上記実施形態では、各切替ガイドレ
ールを共通のブレーキ付電動機で駆動した例で説明した
が、各切替ガイドレールに個別に電動機を設けてもよ
く、更に、ブレーキ付でなくてギヤ比の高いウォームギ
ヤを動力伝達機構に組み込んでもよい。なお、上記実施
形態では、昇降路1a,1bを形成した場合で説明した
が、昇降路1aだけとし、複数の巻上機の主索毎にかご
を吊り下げて昇降させてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、綱車から垂下した主索がかご側とつり合いおもり側
の2列となる複数の巻上機を昇降路の上部に設け、この
巻上機の下方の昇降路の両側に一対のガイドレールを縦
設し、つり部の先端が主索に係合しかごとつり合いおも
りを主索に吊り下げる吊りフックをかごとつり合いおも
りの上部に立設し、先端の複数のガイドローラがガイド
レールに押圧され、ローラ案内部をかごとつり合いおも
りの上下に設けることで、各主索にかごを吊設したの
で、昇降路の占める床面積を増やすことなく、利用者の
輸送力を上げることのできるエレベータを得ることがで
きる。
【0112】また、請求項2に対応する発明によれば、
綱車から垂下した主索がかご側とつり合いおもり側の2
列となる複数の巻上機群を昇降路の上部に設け、この巻
上機群の片側の巻上機群の下方の昇降路にかごが上昇す
る上昇昇降路を形成し、巻上機群の他側の巻上機群の下
方の昇降路にかごが下降する下降昇降路を形成し、この
下降昇降路と上昇昇降路の両側にこの上昇昇降路と下降
昇降路の少なくとも上下に切替ガイドレールを備えた断
面コ字状の一対のガイドレールを縦設し、切替ガイドレ
ールを旋回横転させるガイドレール切替機構を上昇昇降
路及び下降昇降路に片側に固定し、俯仰するつり部の先
端が主索に係合しかごとつり合いおもりを主索に吊り下
げる吊りフックをかごとつり合いおもりの上部に横行部
を介して立設し、横行部を介して吊りフックを駆動する
フック駆動機構を昇降路に設け、先端の複数のガイドロ
ーラがガイドレールに押圧され切替ガイドレールの旋回
で回転するローラ案内部をかごとつり合いおもりの上下
に旋回自在に設け、俯仰腕の先端がかごに係合してかご
とつり合いおもりを横行移動させる横行駆動機構を上昇
昇降路と下降昇降路に横行自在に設けることで、各主索
にかごを吊設し、昇降路の上下においてガイドレール切
替機構で切替ガイドレールを駆動し、フック駆動機構で
吊りフックを駆動し、かごを横行駆動機構で横に移動さ
せて、上昇昇降路と下降昇降路の間を横行させたので、
昇降路の占める床面積を増やすことなく、利用者の輸送
力を上げることのできるエレベータを得ることができ
る。
【0113】また、特に請求項3に対応する発明によれ
ば、上昇昇降路と下降昇降路の中層部に、上昇昇降路と
下降昇降路の間を切替ガイドレールと横行駆動機構を介
してかごが移動する横行路を形成することで、中層部の
横行部を介してかごを上昇昇降路と下降昇降路の間を移
動させたので、昇降路の占める床面積を増やすことな
く、利用者の輸送力を上げることのできるエレベータを
得ることができる。
【0114】また、特に請求項4に対応する発明によれ
ば、上昇昇降路の上方に乗換え点を介して延長昇降路を
設け、この延長昇降路の上部に巻上機群を設置すること
で、上層階の利用者は、延長昇降路のかごで搬送したの
で、昇降路の占める床面積を増やすことなく、利用者の
輸送力を上げることのできるエレベータを得ることがで
きる。
【0115】また、特に請求項5に対応する発明によれ
ば、上昇昇降路にかごが切替ガイドレールと横行駆動機
構を介して出入するかご待機路とつり合いおもりが切替
ガイドレールと横行駆動機構を介して出入するおもり待
機路を設け、下降昇降路の中層階にかごが切替ガイドレ
ールと横行駆動機構を介して出入する中間待機路を設け
ることで、利用者に対応するかごを待機所に出入するか
ごによって調節したので、昇降路の占める床面積を増や
すことなく、利用者の輸送力を上げることのできるエレ
ベータを得ることができる。
【0116】また、特に請求項6に対応する発明によれ
ば、各巻上機群の各巻上機に、横行路又は待機路から切
替ガイドレールと横行駆動機構を介して昇降路に移動す
るかごとつり合いおもりを吊り下げる主索の張力を増加
させるジャッキアップ機構を設けることで、切替ガイド
レールを介して横行移動し主索に吊設されるかごの荷重
に伴う主索の伸びに起因するかごの沈みを解消したの
で、昇降路の占める床面積を増やすことなく、利用者の
輸送力を上げることのできるエレベータを得ることがで
きる。
【0117】また、特に請求項7に対応する発明によれ
ば、ローラ案内部の旋回軸の軸心と切替ガイドレールの
旋回軸を偏心させることで、切替ガイドレールを介して
吊り下げられたかごの横行動作の前の吊りフックの主索
との係合部の着脱を容易にしたので、昇降路の占める床
面積を増やすことなく、利用者の輸送力を上げることの
できるエレベータを得ることができる。
【0118】また、特に請求項8に対応する発明によれ
ば、ガイドレールのコ字状の溝に遊嵌する内側ガイドロ
ーラと、ガイドレールの溝の外面側の上下に押圧される
外側ガイドローラとで複数のガイドローラを構成するこ
とで、ガイドレールを挟むガイドローラが昇降路に占め
る面積を縮小したので、昇降路の占める床面積を増やす
ことなく、利用者の輸送力を上げることのできるエレベ
ータを得ることができる。
【0119】さらに、特に請求項9に対応する発明によ
れば、昇降路に設けた電動機と、この電動機の回転を切
替ガイドレールの旋回軸に伝達する巻掛伝動具とでガイ
ドレール切替機構を構成することで、かごの上下左右と
対置する切替ガイドレールの切替動作を共通の電動機に
よって同期させたので、昇降路の占める床面積を増やす
ことなく、利用者の輸送力を上げることのできるエレベ
ータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータの一実施例を示す昇降路の
縦断面説明図。
【図2】本発明のエレベータの一実施例を示す斜視説明
図。
【図3】(a)は、本発明のエレベータの一実施例を示
すかご,つり合いおもりと巻上機及び張り車の周りの概
略配置と構成を示す斜視図。(b)は、(a)の平面
図。(c)は、本発明のエレベータのガイドローラの配
置を示す部分平面図。(d)は、(c)に対応する従来
のエレベータのガイドローラの配置を(c)と対比して
示す部分平面図。
【図4】(a)は、本発明のエレベータの一実施例のガ
イドレールの切替機構,フック駆動機構,横行駆動機構
及び吊りフックの配置を示す部分斜視図。(b)は、切
替部のガイドレール12Rとその周辺のガイドレールを示
す説明図で、切替前の状態を示す説明図。(c)は、吊
りフックの右側面図で作動状態を示す図。(d)は、
(a)で示したガイドレールの切替機構が動作した状態
を示す部分斜視図。(e)は、切替後のガイドレール12
Rとその周辺を示す説明図。(f)は、吊りフックの動
作前の状態を示す右側面図。
【図5】動作状態の吊りフック14と動作前のフック駆動
機構18とこれらの取付状態を示す詳細斜視図。
【図6】動作前の吊りフック14と動作中のフック駆動機
構18とこれらの周辺を示す詳細斜視図。
【図7】図4で示したガイドレール切替機構とその周辺
を示す縦断面詳細図。
【図8】本発明のエレベータの他の実施例を示す概略斜
視図。
【図9】本発明のエレベータの第2の実施形態を示す概
略斜視説明図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…昇降路、2…壁、3,40…か
ご、4A,4B,4C,4D…待機所、5…作業室、6
A,6B…乗場、7…つり合いおもり、8…運行状況表
示装置、9…作業足場、10A,10B,10C…巻上機、10
a,10b,10c…綱車、11…ジャッキアップ装置、12
A,12B,12C,12D,12R…ガイドレール、13…吊り
棒、14…吊りフック、14a…フック台、14b…リニヤス
プライン軸、14c…ボールねじ、14d…リニヤガイド、
14e…トグル腕、14f…フック腕、14g…トグル、14h
…フック部、15…軸、16…ベース、17…ガイドローラ、
18…フック駆動機構、19…ガイドレール切替機構、20…
横行駆動機構、21A…マシンビーム、21B…横梁、22…
ラック、23…支え、24…ロープソケット、25A,25B,
25C…電動機、26…工具、27…ジャッキアップ装置、28
…縦梁、29…ブレーキ付電動機、30A,30D…平歯車、
30B…軸付き平歯車、30C…ピニオン歯車、31A,31B
…スプロケット、32A,32B…チェーン、33…歯車支
え、34A,34B…軸受筒、35A,35B…クロスローラ軸
受、36A,36B,36C,36D…軸受、37…軸受支え、41
A…工具箱、41B…測定器、42A,42B,42C…張り
車、43…梯子、44…保守装置、45…乗換え点。
フロントページの続き (72)発明者 飯塚 一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 高木 修一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路の上部に設けられ綱車から垂下し
    た主索がかご側とつり合いおもり側の2列となる複数の
    巻上機と、この巻上機の下方の前記昇降路の両側に縦設
    された一対のガイドレールと、前記かごとつり合いおも
    りの上部に立設されつり部の先端が前記主索に係合し前
    記かごとつり合いおもりを前記主索に吊り下げる吊りフ
    ックと、前記かごとつり合いおもりの上下に設けられ先
    端の複数のガイドローラが前記ガイドレールに押圧され
    るローラ案内部とを備えたエレベータ。
  2. 【請求項2】 昇降路の上部に設けられ綱車から垂下し
    た主索がかご側とつり合いおもり側の2列となる複数の
    巻上機群と、この巻上機群の片側の巻上機群の下方の前
    記昇降路に形成されかごが上昇する上昇昇降路及び前記
    巻上機群の他側の巻上機群の下方の前記昇降路に形成さ
    れかごが下降する下降昇降路と、この下降昇降路と前記
    上昇昇降路の両側に縦設されこの上昇昇降路と前記下降
    昇降路の少なくとも上下に切替ガイドレールを備えた断
    面コ字状の一対のガイドレールと、前記上昇昇降路及び
    下降昇降路に片側が固定され前記切替ガイドレールを旋
    回横転させるガイドレール切替機構と、前記かごとつり
    合いおもりの上部に横行部を介して立設され俯仰するつ
    り部の先端が前記主索に係合し前記かごとつり合いおも
    りを前記主索に吊り下げる吊りフックと、前記昇降路に
    設けられ前記横行部を介して前記吊りフックを駆動する
    フック駆動機構と、前記かごとつり合いおもりの上下に
    旋回自在に設けられ先端の複数のガイドローラが前記ガ
    イドレールに押圧され前記切替ガイドレールの旋回で回
    転するローラ案内部と、前記上昇昇降路と下降昇降路に
    横行自在に設けられ俯仰腕の先端が前記かごに係合して
    前記かごとつり合いおもりを横行移動させる横行駆動機
    構とを備えたエレベータ。
  3. 【請求項3】 前記上昇昇降路と下降昇降路の中層部
    に、前記上昇昇降路と下降昇降路の間を前記切替ガイド
    レールと横行駆動機構を介して前記かごが移動する横行
    路を形成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベ
    ータ。
  4. 【請求項4】 前記上昇昇降路の上方に乗換え点を介し
    て延長昇降路を設け、この延長昇降路の上部に前記巻上
    機群を設置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    に記載のエレベータ。
  5. 【請求項5】 前記上昇昇降路に前記かごが前記切替ガ
    イドレールと横行駆動機構を介して出入するかご待機路
    と前記つり合いおもりが前記切替ガイドレールと横行駆
    動機構を介して出入するおもり待機路を設け、前記下降
    昇降路の中層階に前記かごが前記切替ガイドレールと横
    行駆動機構を介して出入する中間待機路を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエ
    レベータ。
  6. 【請求項6】 前記各巻上機群の各巻上機に、前記横行
    路又は待機路から前記切替ガイドレールと前記横行駆動
    機構を介して前記昇降路に移動する前記かごと前記つり
    合いおもりを吊り下げる前記主索の張力を増加させるジ
    ャッキアップ機構を設けたことを特徴とする請求項2乃
    至請求項5のいずれかに記載のエレベータ。
  7. 【請求項7】 前記ローラ案内部の旋回軸の軸心と前記
    切替ガイドレールの旋回軸を偏心させたことを特徴とす
    る請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のエレベー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記複数のガイドローラを、前記ガイド
    レールのコ字状の溝に遊嵌する内側ガイドローラと、前
    記ガイドレールの溝の外面側の上下に押圧される外側ガ
    イドローラとで構成したことを特徴とする請求項2乃至
    請求項7のいずれかに記載のエレベータ。
  9. 【請求項9】 前記ガイドレール切替機構を、前記昇降
    路に設けた電動機と、この電動機の回転を前記切替ガイ
    ドレールの旋回軸に伝達する動力伝達機構とで構成した
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記
    載のエレベータ。
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JP2013095524A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータシステム
CN114057074A (zh) * 2021-10-30 2022-02-18 广东纵横建筑设计有限公司 一种多功能建筑设计系统及其方法

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