JPH11291859A - エアバッグインフレーター - Google Patents

エアバッグインフレーター

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JPH11291859A
JPH11291859A JP10111367A JP11136798A JPH11291859A JP H11291859 A JPH11291859 A JP H11291859A JP 10111367 A JP10111367 A JP 10111367A JP 11136798 A JP11136798 A JP 11136798A JP H11291859 A JPH11291859 A JP H11291859A
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JP
Japan
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gas
gas chamber
pressure
chamber
pressure gas
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JP10111367A
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English (en)
Inventor
Akira Kogaguchi
晃 小ヶ口
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R21/272Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安価に製造でき、比較的長時間バッグを
展開しておけるエアバッグインフレーターを提供する。 【解決手段】 エアバッグインフレーター1のボディ2
は、第1及び第2のガス室1A、1Bに区分されてい
る。第1のガス室1Aの密封を破ってガス放出を開始す
る。第1のガス室1Aと第2のガス室1Bとの差圧が増
すと、ディスククロージャー5が破れ、第2のガス室1
Bからもガスが放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の乗員を保護
するエアバッグを膨脹展開するためのガスを発生するイ
ンフレーターに関する。具体的には、特に座席側面保護
用のエアバッグに適した、複数の高圧ガス室を有し、比
較的長時間バッグを展開しておけるよう改良を加えたエ
アバッグインフレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】複数のガス発生剤燃焼室を有するエアバ
ッグインフレーターは、USP5,219,178号や
特開平9−136604号公報により公知である。その
ようなエアバッグインフレーターは、エアバッグ展開時
のガス発生量を何段かにコントロールでき、事故の重大
さや乗員の状態に合わせたより好ましいエアバッグ展開
を実現することができる。また、区分されて密封された
複数の高圧ガス室を有するエアバッグインフレーターも
公知である(例えば、特開平7−156741号公報等
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、より安価に製
造でき、比較的長時間バッグを展開しておけるエアバッ
グインフレーターに対する要請は強い。本発明は、その
ような要請に応えるべくなされたもので、より乗員保護
性能の向上したエアバッグシステムを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のエアバッグインフレーターは、 エアバッ
グ展開用のガスを放出するインフレーターであって;
区分されて密封された複数の高圧ガス室と、 第1の高
圧ガス室の密封を破ってガス放出を開始するイニシエー
ターと、 上記第1の高圧ガス室と他の高圧ガス室との
差圧を検出するとともに、該差圧に応じて他の高圧ガス
室の密封を破り、順次他の高圧ガス室からガスを放出す
る手段と、 を具備することを特徴とする。
【0005】エアバッグ展開初期には第1の高圧ガス室
からバッグ展開用のガスが放出される。そして、第1の
高圧ガス室のガス放出が進んで同室のガス圧力が低下す
る。このとき、例えば、第1の高圧ガス室と他の高圧ガ
ス室との間に配置された、所定の差圧を受けて破れるデ
ィスククロージャーのような手段を用いて、順次、他の
高圧ガス室から、ガスを追加的にエアバッグ内に放出し
ていく。そうすれば、第1の高圧ガス室からの放出ガス
がバッグ内で降温することや、ベントホールから放出さ
れることによるバッグの収縮を、他のガス室から供給さ
れたガスが補って、長時間(例えば5〜7秒)の間バッ
グ内を展開圧力(例えば0.3〜0.6kgf/cm
2 )に保てる。そのため、乗員保護性能をより向上させ
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、上記手段が、
上記第1の高圧ガス室と他の高圧ガス室との間に配置さ
れた、所定の差圧を受けて破れるディスククロージャー
であることが好ましい。極めて簡単な構成で上記手段を
実現でき、高圧ガス室を複数に分割し、遅延作動させる
機構を安価に実現できるからである。
【0007】以下、図面を参照しつつ説明する。 [第一実施の形態]図1は、本発明の第一実施の形態と
して示すピストンレス式のエアバッグインフレーター1
の断面図である。このエアバッグインフレーター1は、
内部にガスを充填封入する空間が形成されたボディ2を
有する。このボディ2は、外観略円筒状をしている。同
ボディ2は、長手方向に三つの部分2X、2Y、2Zか
らなる。左端部2Xは、ボディ2の左端側壁となる底部
を一体に備えた有底筒である。中央部2Y及び右端部2
Zは、中空筒である。これらの三つの部分は、端部を突
き合わされて外周に沿って溶接されている。なお、溶接
部の内側は、フランジ状に突出している。ボディ2の右
端側には、ガスケット3を介してベース4が螺合されて
いる。このガスケット3及びベース4により、ボディ2
の右端側も気密に閉塞される。
【0008】ボディ2の内部の左端部2Xと中央部2Y
の間、及び中央部2Yと右端部2Zの間には、ディスク
クロージャー5、6が介装されている。これらディスク
クロージャー5、6は、金属製(ステンレス等)の薄板
(厚さ例0.4mm程度)からなり、ボディ2の各部端
面の間に挟まれているとともに、溶接等公知の手段で固
着されている。これらディスククロージャー5、6によ
り、ボディ2の内部は三つの室に区画される。これら三
つの室のうち、中間の第1のガス室1Aと、該第1のガ
ス室1Aにディスククロージャー5を介して左側に隣接
する第2のガス室1Bとには、ガスが充填封入されてい
る。このガスは、高圧(200〜300kgf/cm2
程度)のアルゴン、窒素、ヘリウム等の不活性ガスであ
る。
【0009】ボディ2には、該ボディ2外面と第1及び
第2のガス室1A,1Bのそれぞれとを連通させるガス
の注入孔2a,2bが形成されている。この注入孔2
a,2bから高圧ガスが封入される。なお、実際の封入
の際は、第1及び第2のガス室1A,1B間で差圧が生
じないように、同時に注入するようにする。また、注入
孔2a,2bには、スチールボール7、8が係合可能と
なっている。ガスの充填後、このスチールボール7、8
を係合させることにより、注入孔2a,2bを塞いでガ
スを密封する。
【0010】第1のガス室1Aにディスククロージャー
6を介して右側に隣接する室1Cには、イニシエーター
アセンブリ10が配設される。このイニシエーターアセ
ンブリ10は、車両が衝突した際、これを感知したセン
サ(図示されず)からの電気信号を受けて着火するもの
である。イニシエーターアセンブリ10は、ベース4の
内側面(上記螺合により第1のガス室1A側に向く面)
に一体的に固着されている。したがって、ベース4をボ
ディ2の右端側に螺合させると、イニシエーターアセン
ブリ10は室1C内に配置される。イニシエーターアセ
ンブリ10は、その先端側(図において左側)にエンハ
ンサーキャップ11が係合されている。このエンハンサ
ーキャップ11の内側では、エンハンサー(ガス発生
剤)12が保持されている。
【0011】第1のガス室1A内において、左側のディ
スククロージャー5の近傍には、スクリーン15が配設
されている。このスクリーン15は、金属製の網目素材
を所定厚さの円盤状に成形したものであり、ガス放出時
にエアハンサー12の燃え滓やディスククロージャー
5、6の破片を捕捉するためのものである。スクリーン
15の外周部は、第1のガス室1Aの内周方向に沿って
形成された溝2cに係合している。さらに詳しくは、溝
2cの両側部には、第1のガス室1Aの内面から内側に
向けて立ち上がった係合突起2d,2eが形成されてい
る。これら係合突起2d,2e間の溝2cの溝幅は、ス
クリーン15の厚さに対応した寸法となっており、同溝
2cにスクリーン15が挟持されている。なお、スクリ
ーン15は、伸縮性を有するので、同溝2cに組み込む
ときに、径方向に少し縮ませる。
【0012】溝2cの底面とボディ2外面との間には、
連通孔2fが形成されている。連通孔2fは、ボディ2
の周方向に互いに離れて四つ形成されている。この連通
孔2fにより、第1のガス室1A内とボディ2外方とが
連通されるが、溝2cの底面に配設したディススクロー
ジャー16により、通常時連通孔2fは塞がれている。
このディススクロージャー16は、ステンレス等の金属
製円形薄板の中心に、連通孔2f内面側に向かって半球
状に突出した突起を形成してなる。ディススクロージャ
ー16は、その突起した側の面が連通孔2f側を向いた
状態で、溝2cの底面に当接配置されている。ディスス
クロージャー16とボディ2との間のシールは、接着に
より行っている。
【0013】次に、上記の構成からなるピストンレス式
のエアバッグインフレーター1の作用について説明す
る。車両が衝突すると、これを図示しないセンサが感知
し、イニシエーターアセンブリ10に電気信号が送出さ
れる。この電気信号により、イニシエーターアセンブリ
10が着火する。このイニシエーターアセンブリ10の
着火により、エンハンサー(ガス発生剤)12が着火
し、高温高圧のガスが発生する。この発生したガスの圧
力により、エンハンサーキャップ11が破壊されるかあ
るいは弾き飛ばされる。次いで、エンハンサー12の発
生したガスの衝撃圧力により、第1のガス室1Aのディ
スククロージャー6が破られる。
【0014】ディスククロージャー6が破られると、第
1のガス室1A内に高圧で充填封入されているガスが、
エンハンサー12の発熱で膨脹する。そして、エンハン
サー12からのガス圧も加わって室内が高圧になり、溝
2c内に連通孔2fを塞ぐように当接配置されているデ
ィスククロージャー16が破られる。このようにして、
ディススクロージャー16が破られると、連通孔2fが
連通状態となり、バッグ内に約150〜200度℃の高
温ガスが放出される。この高温ガスにより、バッグ(容
積5〜15リットル程度)は瞬時に膨脹する。
【0015】第1のガス室1A内のガスが放出される
と、左側のディスククロージャー5を隔てて隣接する第
2のガス室1B内に充填封入されているガスとの間に圧
力差が生じる。この圧力差が所定圧以上になると、ディ
スククロージャー5が破られる。ディスククロージャー
5が破れると、第2のガス室1B内のガスが、既に開放
状態にある連通孔2fを経てバッグ内に放出される。
【0016】バッグは、上記したように、最初に第1の
ガス室1Aから放出される約150〜200度℃の高温
ガスによって膨脹するが、車室内部との温度差によりガ
スが降温し、バッグは次第に収縮していく。この現象
は、バッグからガスリークが有る場合、無い場合に拘ら
ず必然的に生じるものである。そこで、本第一実施の形
態によるエアバッグインフレーター1によれば、第1の
ガス室1A内のガスが放出した後、第2のガス室1B内
のガスによりバッグの収縮が補われる。第1のガス室1
Aの容量を50cc、第2のガス室1Bの容量を30c
c、第2のガス室1Bの放出開始をイニシエーターアセ
ンブリ10の発火後0.1秒、バッグの容量を15リッ
トルとした実験例によれば、約5〜7秒間にわたって、
バッグ内の圧力を約0.3〜0.6kgf/cm2 で保
持することが可能なことがわかった。したがって、乗員
保護性能をより向上させることができる。
【0017】[第二実施の形態]図2は、本発明の第二
実施の形態として示すピストン式のエアバッグインフレ
ーター21の断面図である。このエアバッグインフレー
ター21は、内部にガスを充填封入する空間が形成され
たボディ22を有する。このボディ21は、外観略円筒
状をしている。同ボディ22は、長手方向に三つの部分
22X、22Y、22Zからなる。左端部22Xは、ボ
ディ22の左端側壁となる底部を一体に備えた有底筒で
ある。中央部22Y及び右端部22Zは、中空筒であ
る。これらの三つの部分は、端部を突き合わされて外周
に沿って溶接されている。なお、溶接部の内側は、フラ
ンジ状に突出している。ボディ22の右端側は開口され
てスリーブ23が内嵌されている。このスリーブ23
は、筒状をし、その内部にはイニシエーターアセンブリ
24が固定されている。イニシエーターアセンブリ24
は、上記第一実施の形態で説明したように、車両に衝突
現象が生じた際、これを感知したセンサ(図示されず)
からの電気信号を受けて着火するものである。
【0018】イニシエーターアセンブリ24には、先端
が円錐形をしたピストン25が図の左方向にスライドで
きるように組み込まれている。このピストン25は、通
常時はスリーブ23内の右寄りの位置に係止されている
が、イニシエーターアセンブリ24の着火に伴い発生す
る高圧ガスに押されてボディ22の左側に向けて突出す
るようになっている。なお、これらスリーブ23及びイ
ニシエーターアセンブリ24により、ボディ22の右端
側も閉塞されている。
【0019】ボディ22の内部の左端部22Xと中央部
22Yの間、及び中央部22Yと右端部22Zの間に
は、ディスククロージャー26、27が介装されてい
る。これらディスククロージャー26、27は、金属製
(ステンレス等)の薄板(厚さ例0.4mm程度)から
なり、ボディ22の各部端面の間に挟まれているととも
に、溶接等公知の手段で固着されている。これらディス
ククロージャー26、27により、ボディ22の内部は
三つの室に区画される。これら三つの室のうち、中間の
第1のガス室21Aと、該第1のガス室21Aにディス
ククロージャー26を介して左側に隣接する第2のガス
室21Bとには、ガスが充填封入されている。このガス
は、高圧(200〜300kgf/cm2 程度)のアル
ゴン、窒素、ヘリウム等の不活性ガスである。
【0020】ボディ22には、該ボディ22外面と第1
及び第2のガス室21A,21Bのそれぞれとを連通さ
せるガスの注入孔22a,22bが形成されている。こ
の注入孔22a,22bから高圧ガスが封入される。な
お、実際の封入の際は、第1及び第2のガス室21A,
21B間で差圧が生じないように、同時に注入するよう
にする。また、注入孔22a,22bには、スチールボ
ール28、29が係合可能となっている。ガスの充填
後、このスチールボール28、29を係合させることに
より、注入孔22a,22bを塞いでガスを密封する。
【0021】第1のガス室21Aにディスククロージャ
ー27を介して隣接する室21Cには、上述したスリー
ブ23が配設されている。室21Cの周壁には、ボディ
22内外面を連通させる連通孔22cが形成されてい
る。連通孔22cは、ボディ22周方向に互いに離れて
四つ形成されている。そして、スリーブ23外面とボデ
ィ22内面との間には、金属製の網目素材からなるスク
リーン30が介装されている。このスクリーン30は、
上述したスクリーン15と同様に、ガス放出時にエアハ
ンサーの燃え滓やディスククロージャーの破片を捕捉す
るためのものである。
【0022】第1のガス室21Aにおいて、ディスクク
ロージャー26の近くには、軸断面溝形をしたエアハン
サーホルダ32が配置されている。エアハンサーホルダ
32は、そのフランジ部32aがボディ22に溶接等公
知の手段で一体的に固着され、この固着された状態で、
室21C側に向けて開口するようになっている。このエ
アハンサーホルダ32の側部には、径方向に沿って貫通
した連通孔32bが形成されている。これら連通孔32
bは、エアハンサーホルダ32の周方向に互いに離れて
四つ形成されている。また、エアハンサーホルダ32の
底部(図2において左端側の側壁)には、軸方向に沿っ
て貫通した孔32cが三つ形成されている。
【0023】エアハンサーホルダ32の底部側には、エ
アハンサーユニット33が配設されている。エアハンサ
ーユニット33は、エアハンサー(ガス発生剤)34を
備えている。このエアハンサー34を挟んで両側には、
エアハンサーホルダ32の内面と当接したアークホルダ
ー35が設けられている。これらアークホルダー35に
は、スプリング36が張設されており、このスプリング
36には、アクチュエーター37が取り付けられてい
る。アクチュエーター37は、スプリング36の弾性に
より、通常時はエアハンサー34から離れるように図の
右側に付勢されている。アクチュエーター37は、上記
イニシエーターアセンブリ24の着火により突出したピ
ストン25に押されて左に突き出してエアハンサー34
に衝突し、この衝突の際の衝撃力により、該エアハンサ
ー34を着火させる。
【0024】次に、上記の構成からなるピストン式のエ
アバッグインフレーター21の作用について説明する。
車両が衝突すると、これを図示しないセンサが感知し、
イニシエーターアセンブリ24に電気信号が送出され
る。この電気信号により、イニシエーターアセンブリ2
4が着火する。このイニシエーターアセンブリ24の着
火により、ピストン25には推進力が付与される。この
推進力を受けたピストン25は、イニシエーターアセン
ブリ24から離れる側に摺動した後、ディスククロージ
ャー27に衝突する。このピストン25の衝突により、
ディスククロージャー27は破られる。
【0025】ディスククロージャー27が破られると、
第1のガス室21A内に高圧で充填封入されていたガス
が、連通孔32bからエアハンサーホルダ32内に導入
される。このガスは、さらにスクリーン30を経て、ボ
ディ22側部の連通孔22cから放出されることによ
り、エアバッグが膨脹展開する。
【0026】ディスククロージャー27が破られた後、
ピストン25はスリーブ23から離れて左へ進み、しか
る後アクチュエーター37に衝突する。この衝突で、ス
プリング36が弾性変形し、アクチュエーター37をエ
アハンサー34に衝突させる。この衝突により、エアハ
ンサー34が着火し、高温のガスが孔32cを経て第1
のガス室21A内に導入される。これにより、第1のガ
ス室21A内に残留しているガスは、昇温し膨脹する。
【0027】昇温し膨脹することにより、第1のガス室
21A内に残留していたガスも、エアハンサーホルダ3
2側部の連通孔32b、ボディ22側部の連通孔22c
を経てバッグ内に放出される。第1のガス室21A内の
ガスが放出されると、隣接する第2のガス室21B内に
充填封入されているガスとの間に圧力差が生じる。この
圧力差が所定圧以上になると、ディスククロージャー2
6が破られる。ディスククロージャー26が破られるこ
とにより、第2のガス室21B内のガスが、エアハンサ
ーホルダ32側部の連通孔32b、ボディ22側部の連
通孔22cを経てバッグ内に放出される。この第2のガ
ス室21B内のガスにより、バッグの収縮が補われる。
【0028】このように、本第二実施の形態によるピス
トン式のエアバッグインフレーター21によっても、第
1のガス室21A内のガスが放出した後、第2のガス室
21B内のガスによりバッグの収縮が補われる。この場
合も、5〜7秒間にわたって、バッグを0.3〜0.6
kgf/cm2 の圧力で保持することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の高圧ガス室からの放出ガスがバッグ内で降温する
ことや、ベントホールから放出されることによるバッグ
の収縮を補うガスが供給され、長時間(例えば5〜7
秒)の間バッグ内を展開圧力(例えば0.3〜0.6k
gf/cm2 )に保てる。そのため、サイドエアバッグ
等の乗員保護性能をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態によるピストンレス式
のエアバッグインフレーターの断面図である。
【図2】本発明の第二実施の形態によるピストン式のエ
アバッグインフレーターの断面図である。
【符号の説明】
1…(ピストンレス式)エアバッグインフレーター 1A…第1のガス室 1B…第2のガ
ス室 5、6、16…ディスククロージャー 10…イニシエーターアセンブリ 21…(ピストン式)エアバッグインフレーター 21A…第1のガス室 21B…第2のガス室 24…イニシエーターアセンブリ 26、27…デ
ィスククロージャー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグ展開用のガスを放出するイン
    フレーターであって;区分されて密封された複数の高圧
    ガス室と、 第1の高圧ガス室の密封を破ってガス放出を開始するイ
    ニシエーターと、 上記第1の高圧ガス室と他の高圧ガス室との差圧を検出
    するとともに、該差圧に応じて他の高圧ガス室の密封を
    破り、順次他の高圧ガス室からガスを放出する手段と、 を具備することを特徴とするエアバッグインフレータ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記手段が、上記第1の高圧ガス室と他
    の高圧ガス室との間に配置された、所定の差圧を受けて
    破れるディスククロージャーであることを特徴とする請
    求項1記載のエアバッグインフレーター。
JP10111367A 1998-04-08 1998-04-08 エアバッグインフレーター Pending JPH11291859A (ja)

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JP10111367A JPH11291859A (ja) 1998-04-08 1998-04-08 エアバッグインフレーター
US09/286,294 US6231078B1 (en) 1998-04-08 1999-04-06 Air bag inflator
EP99106150A EP0949126B1 (en) 1998-04-08 1999-04-07 Airbag inflator
DE69929106T DE69929106T2 (de) 1998-04-08 1999-04-07 Airbag-Aufblasvorrichtung

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DE (1) DE69929106T2 (ja)

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