JP2642091B2 - 乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具の膨張装置 - Google Patents

乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具の膨張装置

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JP2642091B2
JP2642091B2 JP7329241A JP32924195A JP2642091B2 JP 2642091 B2 JP2642091 B2 JP 2642091B2 JP 7329241 A JP7329241 A JP 7329241A JP 32924195 A JP32924195 A JP 32924195A JP 2642091 B2 JP2642091 B2 JP 2642091B2
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
    • B60R21/2644Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグのよう
な乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具を膨張させる装置に
関し、更に、かかる膨張装置を組み立てる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,817,828号には、
エアバッグのような乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具を
膨張させる装置が開示されている。該膨張装置は、エア
バッグを膨張させる気体源を有するインフレータを備え
ている。着火性気体発生材料が該インフレータ内に収容
されている。エアバッグの膨張が望まれる衝突状態が乗
物に生じたときに、該気体発生材料が着火される。この
衝突を表示する状態は、例えば、所定の量の乗物減速度
が生じた場合を含むことが出来る。気体発生材料が燃焼
すると、該材料は、多量の気体を発生させ、この気体が
インフレータからエアバッグ内に流動するよう導入され
てエアバッグを膨張させる。エアバッグが膨張したと
き、該エアバッグは、乗物搭乗者室内に伸長して、乗物
の部品に乗物搭乗者が強くぶつからないように拘束す
る。
【0003】上記米国特許第4,817,828号に開
示されたインフレータは、円筒状ハウジングを備えてい
る。該円筒状、円筒状フィルタが同心状に保持されてい
る。管状内壁は、気体発生材料がその内部に収容された
円筒状燃焼チャンバを画成する。複数の気体流動口が管
状内壁を貫通して伸長し、気体が燃焼チャンバからフィ
ルタを通って管状外壁に向けて半径方向外方に流れるよ
うにする。管状外壁を貫通して伸長する複数の気体流動
口が同様に気体をハウジングからエアバッグに向けて流
れるように半径方向外方に流動させる。
【0004】上記米国特許第4,817,828号に開
示されたインフレータにおいて、ハウジングは、その軸
方向両端が一対の円形の端部壁により閉じられている。
これらの端部壁は、管状壁の開放端を横断するように直
径方向に伸長する。端部壁の各々は、環状の周縁フラン
ジを有し、該端部壁は、該フランジの周りに圧着された
管状外壁のそれぞれの端部分により所定位置に保持され
る。ハウジングの閉端部は、一対のエラストマー密封リ
ングにより密封される。これら密封リングの各々は、端
部壁のそれぞれ一つに隣接する位置にてハウジング内に
配置される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、乗物搭
乗者用の膨張可能な拘束具を膨張させる装置は、着火性
の気体発生材料と、着火装置手段と、ハウジングとを備
えている。該着火装置手段は、作動されたとき、気体発
生材料を着火させる。次に、この気体発生材料は、乗物
搭乗者用拘束具を膨張させる気体を発生する。該ハウジ
ングは、該気体発生材料を囲繞する管状壁を備えてい
る。該管状壁は、長手方向中心軸線と、複数の出口とを
備えており、気体が該出口を通ってハウジングから半径
方向外方に流れる。該ハウジングは、該ハウジングの閉
鎖端を画成する端部壁を備えている。
【0006】該ハウジングは、気体発生材料を囲繞する
円筒状フィルタを備える管状構造体を収容している。該
管状構造体は、管状壁内に同軸状に配置されており、ま
た、端部壁に隣接する軸方向内端部分を備えている。
【0007】該装置は、円形のスペーサと、環状のエラ
ストマー・シールとを更に備えている。該スペーサは、
端部壁に隣接する位置にて管状壁内に同軸状に配置され
ており、また、該スペーサは、該スペーサに沿って互い
に周方向に離間された位置にて半径方向に伸長する複数
のスペーサ張出し部を備えている。該シールは、スペー
サ張出し部を横断するように且つ該スペーサ張出し部の
間でスペーサに沿って周方向に伸長しており、該シール
は、管状構造体の内端部分とハウジングの端部壁との間
で軸方向に圧縮状態で装填されている。
【0008】該装置は、管状構造体を中心軸線に沿って
ハウジング内に強制的に押し込む段階を含む方法により
組み立てられる。この押し込み段階は、管状構造体の内
端部分をシールに強制的に押し付ける段階を含む。その
結果、装置の隣接する部分の囲繞する面の間にシールが
圧縮状態で装填される。次に、さもなければ、気体発生
材料からの気体流が管状構造体の内端部分に沿って流動
することによりフィルタから漏洩する可能性があるこの
スペースをシールが充填する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の更に別の特徴は、添付図
面に関する以下の説明を読むことにより、当業者に明ら
かになるであろう。
【0010】本発明の好適な実施例を具体化する乗物搭
乗者用の拘束装置10が図1及び図2に概略図で示して
ある。該拘束装置10は、一般に、エアバッグと呼ばれ
る乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具12を備えている。
該拘束装置10は、エアバッグ12を膨張させる気体源
を有するインフレータ14を更に備えている。
【0011】エアバッグ12及びインフレータ14は、
反動キャニスタ16内に収容されている。該反動キャニ
スタ16は、乗物の計器盤20のような乗物搭乗者室1
8に隣接する乗物の部品に取り付けられている。展開扉
22が反動キャニスタ16に形成された展開口23の上
方を亙って伸長している。該展開扉22は、展開口23
を横断して計器盤20の縁部に連続し、これにより、エ
アバッグ12及び反動キャニスタ16を乗物搭乗者室1
8から見えないように隠す。エアバッグ12、インフレ
ータ14、反動キャニスタ16及び展開扉22は、計器
盤20から別個に組み立てられるエアバッグ・モジュー
ル24の一部である。
【0012】エアバッグ12が膨張して乗物の搭乗者を
拘束することが望まれる衝突が乗物に生じたとき、イン
フレータ14が作動される。次に、該インフレータ14
は、多量の気体を発生させ、該気体がエアバッグ12内
に流動してエアバッグ12を格納した折畳み状態(図
1)から膨張状態(図2)まで膨張させる。気体がエア
バッグ12の膨張を開始すると、気体は、エアバッグ1
2を展開扉22に対して外方に動かす。インフレータ1
4からエアバッグ12内に流動する気体の圧力の上昇に
起因する応力によって、展開扉22に設けられた応力弱
体化部分(図示せず)が破断する。気体がエアバッグ1
2の膨張を続けると、該気体は、図2に示すようにエア
バッグ12を展開扉22を経て展開口23から外方に動
かす。次に、エアバッグ12は、乗物搭乗者室18内に
伸長して、乗物の計器盤20又はその他の部分に強くぶ
つからないように乗物の搭乗者を拘束する。
【0013】エアバッグ12は、適当なクランプ止め組
立体26により、反動キャニスタ16に接続されてい
る。複数の外気流入口28がインフレータ14とエアバ
ッグ12との間で反動キャニスタ16を貫通して伸長し
ている。フォイル等のシート30は、幾つかの外気流入
口28の上方を亙ってインフレータ14から伸長する一
対のフラップ34を提供する。エアバッグ12の縁部分
を備えることが好ましい追加のフラップ36が、外気流
入口28の他の部分の上方に亙ってクランプ止め組立体
26から伸長している。
【0014】図1及び図2に概略図で示すように、イン
フレータ14は、長手方向中心軸線40を有する円筒状
の形状をしており、反動キャニスタ16の対向する二つ
の側壁42、44の間を軸方向に伸長している。図3に
更に詳細に示すように、インフレータ14は、円筒状ハ
ウジング50を備えている。該ハウジング50は、管状
の外壁52と、円形の端部壁54とを備えており、これ
らの壁の各々は、軸線40上にその中心がある。端部壁
54がハウジング50の一端を閉じ、また、インフレー
タ14を反動キャニスタ16内に取り付け得るように、
ねじ付き取り付けスタッド58を支持している。円形の
端部キャップ56が、ハウジング50の他端を閉じてい
る。また、該端部キャップ56は、軸線40上にその中
心がある。
【0015】ハウジング50は、着火性気体発生材料の
細長の円筒状本体60を備えている。また、該ハウジン
グは、管状構造体62も収容している。該管状構造体6
2は、その内部に着火性気体発生材料本体60が保持さ
れる円筒状の燃焼チャンバ64を画成する。
【0016】図4の拡大図に詳細に示すように、燃焼チ
ャンバ64は、管状構造体62の内径を画成する円筒状
のワイヤーメッシュ・スクリーン66により形成されて
いる。これと代替的に、該燃焼チャンバ64は、当該技
術分野で公知であるように、有孔管状の本体内壁により
形成してもよい。略円筒状のフィルタ70がスクリーン
66の周りを周方向に伸長している。フィルタ70は、
ワイヤーメッシュ・スクリーン層72と、鋼ウール層7
4と、セラミック/ガラスウール層76という略円筒状
の複数のフィルタ層を備えている。
【0017】管状構造体62は、支持部材80を更に備
えている。該支持部材80は、フィルタ70の上方に亙
って周方向に且つ軸方向に伸長する金属ワイヤー・スト
ランドである。より具体的には、支持部材80は、溶接
部(図示せず)によりフィルタ70に固定され、また、
フィルタ70の上方に亙ってら旋状の形態にて伸長する
両端82、84(図3)を備えている。このように、支
持部材80は、軸線40の全周に亙って周方向にフィル
タ70の上方に亙って伸長するら旋状の形状とした複数
の連続部分86(図4)を備えている。支持部材80の
ら旋状部分86は、空隙90を画成するように互いに軸
方向に離間された、対向するら旋状面部分88を備えて
いる。同様に、空隙90は、軸線40の全周に亙って周
方向にフィルタ70の上方に亙り、複数のら旋状の形態
にて伸長している。該空隙90は、開放し、その幅の全
体を軸方向に及びその全長に沿って周方向の妨害物が存
在していない。空隙90の幅は、変更可能であり、フィ
ルタ70内のワイヤーメッシュ・スクリーンの下方層7
2に形成された開口部の幅よりも著しく大きくすること
が好ましい。
【0018】ハウジング50の管状外壁52は、円筒状
の内側面94と、円筒状外側面96と、外壁52を貫通
して軸方向に伸長する気体出口100を画成する複数の
円筒状内縁面98とを備えている。アルミニウムフォイ
ルで出来たものであることが好ましい破断可能な圧力制
御材料から成るシート102が、内側面94と連続的に
接触した状態にて外壁52の内側面94の周りを周方向
に伸長している。このように、シート102は、独立的
な円形部分104を複数、備えており、該円形部分の各
々は、外壁52に形成された気体出口100のそれぞれ
一つの内端を横断するように伸長している。
【0019】ハウジング50に管状構造体62を取り付
ける前に、破断可能な圧力制御材料から成るシート10
2をハウジング50の外壁52の内側面94に接着する
ことが好ましい。フィルタ70を備える管状構造体62
は、次に、管状外壁52の開放端を通じてハウジング5
0内に長手方向に動かす。このように、管状構造体62
がハウジング50内に動いたとき、支持部材80は、破
断可能な圧力制御部材のシート102に対しら旋状に線
接触する状態にて摺動する。このような線接触すること
は、フィルタ70内のワイヤーメッシュ・スクリーンの
最外側層72により破断可能な圧力制御材料のシート1
02が引き裂かれるのを防止するのに役立つ。
【0020】細長の気体発生材料本体60は、粒子とし
て公知の円筒状の複数の気体発生材料本体110により
画成される。粒子110を形成する気体発生材料は、着
火したときに、多量の気体を急激に発生させる着火性材
料である。該気体発生材料は、当該技術分野で公知の任
意の適当な組成とすることが出来、粒子110は、当該
技術分野で公知の任意の適当な形態とすることが可能で
ある。
【0021】インフレータ14内に使用可能な各種の気
体発生材料の粒子の一例として、かかる粒子110の形
態が図5、図6に詳細に示してある。該粒子110は、
軸線114上にその中心がある円筒状の外面112を備
えている。該粒子110は、第一及び第二という対向し
た側面116、118を更に備えている。これら対向し
た側面116、118の各々は、軸線114上にその中
心がある円形の形状をしており、軸線114に対して略
垂直である。
【0022】粒子110は、複数の円筒状内面120を
備え、その円筒状内面の各々が粒子110を通って軸方
向に伸長するそれぞれの円筒状通路122を画成するこ
とが好ましい。該円筒状内面120の数及び配置は、変
更が可能である。一例として、図5及び図6に示すよう
に、円筒状内面120の一方が軸線114上にその中心
があり、もう一方の円筒状内面120が第一及び第二の
円形列にて配置されている。円筒状内面120の第一の
円形列は、第一の円124上で軸線114の周りを周方
向に伸長している。第一の円124は、軸線114上に
その中心がある。円筒状内面120の第二の円形列は、
第二の円126上で軸線114の周りを周方向に伸長し
ている。また、第二の円126は、その中心が軸線11
4上にあり、第一の円124から半径方向外方に離間さ
れている。更に、第二の円形列内の円筒状内面120の
各々は、第一の円形列内の円筒状内面120の各々から
少なくともその一部が周方向にずらした位置に配置され
ている。
【0023】気体発生材料の粒子110の各々は、火工
材料で形成された着火促進被覆を有することが好まし
い。被覆を形成する火工材料は、エアバッグ12を膨張
させる顕著な量の気体は発生させないが、粒子110を
形成する気体発生材料よりは着火し易いものとする。こ
の火工材料は、当該技術分野で公知の任意の適当な組成
物を含むものでよい。これと代替的に、かかる被覆が気
体発生材料の粒子110に存在しないようにしてもよ
い。
【0024】気体発生材料の粒子110は、燃焼チャン
バ64内に同軸状に受け入れられて、図3に示すような
細長の気体発生材料本体60を画成する。円形スペーサ
140及び環状のエラストマー・シール142もハウジ
ング50内に収容されている。
【0025】図7に示すように、スペーサ140は、軸
線145上にその中心がある円筒体144を有する。該
円筒体144は、管状構造体62(図3)の内径よりも
小さい径の円筒状外面146を備えている。フランジ1
48は、円筒体144の後端から半径方向外方に突出
し、また、該フランジは、軸線145上にその中心があ
る環状の外縁面150を備えている。外縁面150の径
は、管状のハウジングの外壁52(図3)の内径よりも
僅かに小さい。
【0026】スペーサ140の後側面152は、フラン
ジ148の外縁面150から半径方向内方に伸長する截
頭円錐形部分154を備えている。後側面152は、軸
線145を横断して直径方向に伸長する平坦な円形部分
156を更に備えている。スペーサ140の環状前側面
158は、フランジ148に対向した円筒体144の端
部に配置されている。前側面158は、軸線145上に
その中心がある円形の開口部160を画成する。
【0027】円筒体144の第一の円筒状内面162
は、開口部160から環状内面164まで軸方向内方に
伸長している。第二の円筒状内面166は、環状内面1
64から円形の内面168まで軸方向内方に伸長してい
る。第二の円筒状内面166及び円形の内面168は、
共に、前側面158に形成された開口部160に向けて
軸方向外方の方向に開放する中央区画室170を画成す
る。
【0028】該スペーサ140は、複数のスペーサ張出
し部172を更に備えている。該スペーサ張出し部17
2は、円筒体144の円筒状外面146から半径方向外
方に突き出し、また、前側面158に向けてフランジ1
48から円筒体144の上方を亙って軸方向に伸長して
いる。該スペーサ張出し部172は、軸線145を中心
として互いに周方向に均一に離間されており、その全て
の寸法及び形状は同一である。
【0029】当該スペーサ張出し部172の各々は、外
面176と、対向し且つ平行で平坦な一対の側面178
とを備えている。スペーサ張出し部172の外面176
は、軸線145上にその中心がある円筒状の外形をして
おり、また、管状構造体62の内径に略等しい同一径を
有する。スペーサ張出し部172の各々は、略平面状の
前端面180を更に備えている。前端面180の各々
は、円筒体144の円筒状外面146から軸線145に
対し急角度でそれぞれのスペーサ張出し部172の外面
176まで後方に伸長している。図面に示した本発明の
好適な実施例において、この角度は、約65°である
が、これは変更が可能である。
【0030】シール142がスペーサ張出し部172の
外面176の上方を亙って周方向に且つ半径方向に延伸
されており、該シールは、図3に示すように、スペーサ
140と同心状にハウジング50内に受け入れられる。
スペーサ140の平面状の背面部分156は、端部壁5
4の略同一程度に伸長する平面状の内面部分182に当
接する。スペーサ140の截頭円錐形の背面部分154
は、端部壁54の截頭円錐形の内面部分184に当接す
る。このように、スペーサ140は、軸線40上にその
中心がある位置にて、端部壁54に近接する位置にあ
る。
【0031】上記に簡単に説明したように、フィルタ7
0を含む管状構造体62は、軸線40に沿って外壁52
の開放端を貫通して端部壁54に向けハウジング50内
まで長手方向に移動する。該管状構造体62が端部壁5
4に接近すると、管状構造体62の内端部分186がシ
ール142に対して移動する。スペーサ張出し部172
の傾斜した前端面180は、スペーサ張出し部172の
外面176の上方を亙って同心状に動くように管状構造
体62の内端部分186を案内し、また、シール142
と同心状に整合するように案内する。次に、該管状構造
体62は、ハウジング50内に且つシール142に対し
強制的に押し付けられる。管状構造体62をハウジング
50内に強制的に押し込む過程は、ハウジング50の他
端に設けられた端部キャップ56に関して以下に更に説
明する。
【0032】管状構造体62の内端部分186がシール
142に強制的に押し付けられると、シール142は、
管状構造体62とフランジ148との間で軸方向に圧縮
状態で装填される。この軸方向への装填により、シール
142は、スペーサ張出し部172と外壁52との間で
半径方向に更に圧縮状態で装填される。シール142の
エラストマー材料は、拡張して外壁52とフランジ14
8の外縁面150との間のスペースに入り、更に半径方
向に拡張して、スペーサ張出し部172の間を周方向に
伸長するスペースに入る。このように、シール142
は、インフレータ14の隣接する部分の囲繞する面の間
に圧縮状態で装填される。その結果、さもなければ、燃
焼チャンバ64からの気体流が管状構造体62の内端部
分186の周りを流動することにより、フィルタ70を
通って漏洩する可能性のあるスペースをシール142が
充填する。
【0033】スペーサ140の中央部分の区画室170
は、選択随意の自己着火性材料体188を収容してい
る。この自己着火性材料体188は、スペーサ140の
環状内面164に接着された金属フォイル等のシート1
89により区画室170内に収容されている。この自己
着火性材料は、所定の高温度にて着火し且つ自動的に燃
焼生成物を放出し、また、当該技術分野で公知の任意の
適当な組成を含むことが出来る。自然着火性材料体18
8から放出された燃焼生成物は、密封シート189を破
断させ、開口部160を通ってスペーサ140から放出
される。このように、こうした燃焼生成物は、燃焼チャ
ンバ64内の気体発生材料の隣接する粒子110に対し
て動いて、インフレータ14の周囲温度が所定の高温レ
ベルに達したときに、自動的に、細長い気体発生材料本
体60を着火させる。
【0034】図8に最も良く示すように、端部キャップ
56は、軸線194上にその中心がある対向した内側面
190と、外側面192とを備えている。端部キャップ
56は、軸線194上にその中心がある第一及び第二の
円筒状壁部分196、198を更に備えている。これら
円筒状壁部分196、198の各々は、内側面190か
ら軸方向に突出し、第一の円筒状壁部分196は、第二
の円筒状壁部分198よりも短く且つ該第二の円筒状壁
部分198から半径方向外方に離間されている。第二の
円筒状壁部分198の環状端面200は、軸線194上
にその中心がある円形の開口部202を画成する。
【0035】端部キャップ56の第一の円筒状内面20
4は、開口部202から環状内面206まで軸方向に伸
長している。このように、開口部202と環状内面20
6との間には、円筒状区画室208が画成される。端部
キャップ56の第二の円筒状内面210は、環状内面2
06から外側面192まで軸方向に伸長している。第二
の円筒状内面210は、軸方向に伸長する通路212を
画成し、該通路212は、区画室208を外側面192
に設けられた端部キャップ56の外側と連通させる。
【0036】該端部キャップ56は、第一及び第二の周
縁面部分216、218を更に備えている。該第一の周
縁面部分216は、内側面190から半径方向内方に且
つ軸方向外方に伸長する円弧状の断面形状をしている。
このように、端部キャップ56の第一の周縁面部分21
6は、軸線194上にその中心があるドーム状の外形と
なる。
【0037】端部キャップ56の第二の周縁面部分21
8は、第一の周縁面部分216から外側面192まで短
い距離、軸方向外方に伸長している。第二の周縁面部分
218は環状であり、前側面192がその上に位置する
短い軸方向突起220の長さを規定する。
【0038】図3に更に示すように、ハウジング50の
外壁52は、主要部分230と、開放した端部面232
とを備えている。外壁52の主要面230は、円筒状で
あり、管状構造体62の上方を亙って軸方向に伸長して
いる。外壁52の開放した端部分232は、主要部分2
30から半径方向内方に、また、軸方向外方に伸長する
円弧状の断面形状をしている。このように、開放した端
部分232は、軸線40上にその中心があるドーム状の
外形となる。開放端部分232は、軸線40上にその中
心がある円形の開口部236を画成する環状の縁面23
4を更に備えている。
【0039】端部キャップ56は、ハウジング50の外
壁52内に同軸状に緊密に受け入れられる。具体的に
は、外壁52の開放端部分232は、端部キャップ56
の第一の周縁面部分216の僅かに上になり、外壁52
の環状縁面234が端部キャップ56の第二の周縁面部
分218を包み込む。このように、端部キャップ56の
短い突起部分220は、開口部236内に受け入れられ
且つ該開口部を横断するように直径方向に伸長する。
【0040】図3に一点鎖線で示すように、外壁52の
開放端部分232は、最初、外壁52の主要部分230
の円筒状の外形をしている。端部キャップ56が同軸状
にハウジング50内に移動したならば、外壁52の開放
端部分232は、端部キャップ56の上方を亙って半径
方向且つ軸方向内方に変形する。この過程により、外壁
52の開放端部分232には、端部キャップ56の第一
の周縁面部分216の外形に正確に適合したドーム状の
外形が付与され、これにより、開放端部分232は、周
縁面部分216の僅かに上方になる。開放端部分232
は、周縁面部分216の相当な部分と接触した状態にて
周縁面部分216の上方にあることが好ましく、また、
完全に軸線40の周りで周方向に伸長する領域と接触す
ることが最も好ましい。
【0041】このように外壁52を変形させることは、
当該技術分野で公知の任意の適当な技術で実現すること
が可能である。しかしながら、図9に概略図で示すよう
に、外壁52の開放端部分232に対しダイ240を軸
方向に押し付けることで外壁を変形させることが好まし
い。該ダイ240は、点244上にその中心があるラジ
アル状の形状をした、円弧状の形状をしている。内面部
分242のラジアル状の形状は、曲率半径Rを有し、中
心点244を中心として約65°乃至75°、周方向に
伸長している。ハウジング50の外壁52の開放端部分
232がダイ240内で変形されると、開放端部分23
2の外面246には、ダイ240の内面部分242の外
形に適合したラジアル状の外形が付与される。このと
き、外面246のラジアル状の外形は、曲率半径Rを有
し、中心点244を中心として約65°乃至75°周方
向に伸長している。従って、外壁52の開放端部分23
2のドーム状外形の円弧角度は約65°乃至75°であ
る。開放端部分232のパラメータを90°以下、又は
90°に保つことにより、鋼ではなくて、アルミニウム
のような展性の小さい衝撃押出し成形金属でハウジング
50を形成することが可能となる。これは、円弧角度9
0°以下のドーム状の形状に曲げたとき、より脆性な材
料は、構造的に劣化しない一方、その限界以上に曲げた
場合、亀裂を生じ、又はその他の劣化を生じ易いことが
判明しているからである。
【0042】外壁52の開放端部分232の設計におい
て、考慮すべきもう一つのパラメータは、曲率半径Rと
外壁52の厚さとの関係である。外壁52の曲率半径R
(図9)対厚さt(図3)との比は、少なくとも約3.
75であることが好ましい。例えば、本発明の好適な実
施例において、曲率半径Rは、19mm、厚さtは4.
6mmで、曲率半径R対厚さtの比は4.13である。
開放端部分232のこのパラメータを約3.75以上の
値に保つことにより、上述のように、ドーム状の形状に
変形させたとき、開放端部分232のアルミニウム、又
はその他の材料が構造的に劣化しないことが確実とな
る。
【0043】また、ハウジング50内には、環状のエラ
ストマー・シール250が収容される。図10に示すよ
うに、該シール250は、中心軸線252と、矩形断面
の本体部分254と、該本体部分254から軸方向に突
出する張出し部分256とを備えている。シール250
のこの張出し部分256は、本体部分254と比較し
て、半径方向厚さが薄く、また、該張出し部部分は、半
径方向外方に突出する小型のフランジ258をその自由
端に備えている。
【0044】図3に示すように、シール250がハウジ
ング50内に受け入れられる。シール250の本体部分
254は、端部キャップ56の第一の円筒状壁部分19
6の上方を亙って同軸状に受け入れられ、また、ハウジ
ング50の外壁52まで半径方向外方に伸長している。
シールの本体部分254は、端部キャップ56の内側面
190からインフレータ14の管状部分62まで軸方向
内方に更に伸長している。シール250の張出し部分2
56は、端部キャップ56のドーム状の周縁面部分21
6と外壁52のドーム状端部分232との間を軸方向に
且つ半径方向に伸長する。上述のように、外壁52の端
部分232が半径方向に且つ軸方向内方に変形すると、
シール250の本体部分254及び張出し部分256
は、共に、インフレータ14の接続部分の囲繞面の間に
圧縮状態で装填される。その結果、さもなければ、気体
が燃焼チャンバ64から漏れて、開口部236を通って
外方に漏洩する可能性のあるスペースをシール250が
充填する。
【0045】上述したように、ハウジング50の外壁5
2の開放端部分232は、変形して、端部キャップ56
の周縁面部分216のドーム状外形に正確に適合するド
ーム状外形の形態となる。このように、周縁面部分21
6の曲率は、開放端部分232が変形したときに、開放
端部分232の内面248の曲率と等しくなるようにす
ることが好ましい。しかしながら、周縁面216及び内
面248の曲率は、多少異なるようにしてもよい。これ
は、その曲率の差があれば、シール250がその面の間
を伸長するスペース内に気体が漏洩するのを妨害する効
果が得られるからである。
【0046】上述の方法にて、シール250がインフレ
ータ14の接続部分の囲繞する面の間で圧縮状態で装填
されたとき、顕著な力が端部キャップ56からシール2
50を通じて管状構造体62まで軸方向に伝達される。
このように、管状構造体62が軸線40に沿って端部壁
54に向けハウジング50内に押し込まれる。スペーサ
140及びシール142に関して上述したように、これ
により、シール142は、インフレータ14の接続部分
の囲繞面の間で圧縮状態で装填されることになる。
【0047】コイルばね259(概略図で図示)は、端
部キャップ56の第一の円筒状壁部分196内に正確に
受け入れられ、また、該コイルばねは、端部キャップ5
6の内側面190から、該端部キャップ56に隣接する
気体発生材料の第一の粒子110まで軸方向に伸長して
いる。該コイルばね259は、端部キャップ56と気体
発生材料の第一の粒子110との間で軸方向に圧縮さ
れ、これにより、気体発生材料の粒子110を共に強固
に圧縮して、該粒子がハウジング50内でがたつくのを
十分に防止する。
【0048】インフレータ14は、端部キャップ56に
より支持された着火装置260を更に備えている。該着
火装置260は、公知の構造の爆管であり、図3に示す
ように、端部キャップ56の区画室208内に受け入れ
られる円筒状の金属製ケーシング262を備えている。
該ケーシング262は、端部キャップ56に形成された
開口部202に隣接する破断可能な前端部分264を備
えている。一対の導線266がケーシング262から端
部キャップ56の通路212を通ってハウジング50の
外側まで伸長している。
【0049】ケーシング262は、公知の組成の火工材
料を収容しており、導線266の間で着火装置260に
電流を流したときに、該火工材料が着火する。ケーシン
グ262内の火工材料が着火すると、該材料は、燃焼生
成物を発生させ、この燃焼生成物がケーシング262の
前端部分264を破断させ、ケーシング262から外に
出る。エラストマーOリング268がケーシング262
と端部キャップ56の第一の円筒状内面204との間に
密閉シールを提供する。このように、端部キャップ56
及びOリング268は、着火装置260を所定位置に支
持し、この所定の位置から、図3に示すように、燃焼生
成物がケーシング262から且つ開口部202を通って
軸線40に沿って左方向から右方向に外方に噴出する。
【0050】図1及び図2に示すように、インフレータ
14を反動キャニスタ16内に取り付けたとき、着火装
置260は電気回路270内に含まれる。該電気回路2
70は、車両のバッテリ及び/又はコンデンサであるこ
とが好ましい電源272と、ノーマル開スイッチ274
とを更に備えている。該スイッチ274は、乗物搭乗者
を拘束するためにエアバッグ12が膨張することが望ま
れる衝突を示す、乗物の状態を感知する衝突センサ27
6の一部であることが好ましい。この衝突表示状態は、
例えば、乗物の所定の量の減速度を含めることが出来
る。かかる衝突を表示する状態を検出したときに、衝突
センサ276は、スイッチ274を接続する。
【0051】回路270内のスイッチ274が接続する
と、導線266(図3)の間で着火装置260に電流が
流れる。次に、着火装置260内の火工材料が着火さ
れ、上述したように、着火装置260が端部キャップ5
6に形成された開口部202を通じて燃焼生成物を噴出
する。開口部202から放出される燃焼生成物は、端部
キャップ56に隣接する気体発生材料の第一の粒子11
0に対して動き且つ該粒子を着火させる。
【0052】ガス発生材料の第一の粒子110が着火す
ると、該粒子は、急速に気体を発生させて、エアバッグ
12を膨張させる。また、該粒子は、熱及び高温な粒子
を含む更なる燃焼生成物を発生し且つ放出する。こうし
た燃焼生成物の一部は、移動して第二の粒子110と接
触する。その結果、第二の粒子110も着火され、一
方、更なる燃焼生成物を放出する。この過程は、気体発
生材料の全ての粒子110が連続的に着火されるに伴
い、細長い気体発生材料本体60の全長に沿って連続的
に行われる。このようにして、円筒状内面120により
提供される着火性表面積、及び通路122により提供さ
れる流体連通状態は、粒子110の急速な着火を促進す
る。このように、細長い気体発生材料本体60は、その
全長に沿って急速に着火され、その結果、エアバッグ1
2を膨張させる気体が細長い気体発生材料本体60の全
長に沿って急速に発生される。
【0053】気体発生材料が燃焼したときに発生された
気体は、円筒状スクリーン66を通って燃焼チャンバ6
4から半径方向外方に流れる。次に、この気体は、フィ
ルタ70の層72乃至76を通って半径方向外方への流
れを続ける間に冷却され且つろ過される。この気体は、
最初に、破断可能な圧力制御材料のシート102により
ハウジング50内に封じ込まれる。シート102に対し
半径方向外方に作用する気体の圧力が所定の高圧レベル
に達すると、該圧力は、外壁52の気体出口100の内
端を横断して伸長するシート102の円形部分104を
破断させる。次に、気体は、気体出口100を通って半
径方向外方に流れる。
【0054】図2に大きい矢印で概略図的に示すよう
に、インフレータ14から半径方向外方に流れる気体
は、反動キャニスタ16によりエアバッグ12に向けて
案内される。この気体の流れにより、フラップ34、3
6に隣接する反動キャニスタ16内の気体圧力が低下す
る。この反動キャニスタ16内の気体圧力の低下によ
り、図2に概略図的に小さい矢印で示すように、反動キ
ャニスタ16の外部の外気が、外気流動口28を通り且
つフラップ34、36を経て内方に流動する。この外気
は、反動キャニスタ16内の気体と混合してその気体を
冷却させる。また、外気はエアバッグ12内への気体の
流量を増し、これにより、インフレータ14内で気体発
生材料により発生することを要する気体量を軽減する。
このように、エアバッグ12は膨張して乗物搭乗者室1
8内に入り、乗物搭乗者を拘束する。
【0055】本発明の上記の説明から、当業者は、その
改良、変更及び応用例が認識されよう。例えば、ハウジ
ング50の外壁52及び端部壁54は、単一の部品の一
部ではなくて、独立的な部品としてもよい。当業者の技
術範囲に属するかかる改良、変更及び応用例は、特許請
求の範囲に包含することを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例を具体化する乗物搭乗者
用拘束装置の概略図である。
【図2】作動状態にあるときの図1の拘束装置を示す概
略図である。
【図3】図1の拘束装置の部分断面図である。
【図4】図3に示した部分の拡大断面図である。
【図5】図3に示した部分の拡大図である。
【図6】図5の線6−6に沿った断面図である。
【図7】図3に示した別の部分の図である。
【図8】図3に示した更に別の部分の図である。
【図9】図1の拘束装置を組み立てるときに使用される
装置の概略図である。
【図10】図3に示した更に別の部分の図である。
【符号の説明】
10 乗物搭乗者用の拘束装置 12 エアバッグ/
膨張可能な拘束具 14 インフレータ 16 反動キャニス
タ 18 乗物の搭乗者室 20 計器盤 22 展開扉 24 エアバッグ・
モジュール 26 クランプ止め組立体 28 外気流入口 30 薄板 42、44 反動キ
ャニスタの側壁 50 円筒状ハウジング 52 円筒状ハウジ
ングの外壁 54 円筒状ハウジングの端部壁 56 端部キャップ 58 取り付けスタッド 60 円筒状本体 62 管状構造体 64 燃焼チャンバ 66 ワイヤーメッシュ・スクリーン 70 フィルタ 80 支持部材 90 空隙 100 気体出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス・ジェイ・フィオーア アメリカ合衆国ミシガン州48042,マコ ウム,ヘイズ・ロード 5200 (56)参考文献 特開 平6−340243(JP,A) 米国特許5380039(US,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具を膨張
    させる装置にして、 着火されたときに、該拘束具を膨張させる気体を発生さ
    せる着火性気体発生材料と、 作動されたときに、該気体発生材料を着火させる着火装
    置手段と、 前記気体発生材料を囲繞する管状壁を有するハウジング
    であって、該管状壁が長手方向中心軸線と、前記気体が
    該ハウジングから半径方向外方に流れるときに通る複数
    の出口とを有し、該ハウジングの閉鎖端を画成する端部
    壁を更に備える前記ハウジングと、 前記気体発生材料を囲繞する円筒状フィルタを有する管
    状構造体であって、前記管状壁内に同軸状に配置され且
    つ前記端部壁に隣接する軸方向内端部分を有する前記管
    状構造体と、 前記端部壁に隣接して前記管状壁内に同軸状に配置され
    た円形スペーサであって、該スペーサの周りで周方向に
    互いに離間された位置にて複数の半径方向に突出するス
    ペーサ張出し部を有する前記スペーサと、 該スペーサ張出し部を横断し且つ該スペーサ張出し部の
    間で前記スペーサの周りを周方向に伸長する環状のエラ
    ストマー・シールであって、前記管状構造体の内端部分
    と前記端部壁との間にて軸方向に圧縮状態で装填される
    前記環状のエラストマー・シールとを備えることを特徴
    とする膨張装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の膨張装置にして、前記
    スペーサが、前記シールと前記端部壁との間で半径方向
    に突出する周縁フランジを備え、前記シールが前記管状
    構造体の前記内端部分と、前記フランジとの間にて軸方
    向に圧縮状態で装填されることを特徴とする膨張装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の膨張装置にして、前記
    管状構造体の前記内端部分が前記スペーサ張出し部を横
    断し且つ該スペーサ張出し部の間を前記スペーサの周り
    で周方向に伸長することを特徴とする膨張装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の膨張装置にして、前記
    管状構造体が内径を有し、前記スペーサが、該内径より
    も小さい外径の円筒状本体を備え、前記スペーサ張出し
    部の各々が、前記内径に等しい外径の半径方向外面を有
    し、前記スペーサ張出し部の各々が、前記円筒状本体か
    らそれぞれの外面に向けて前記軸線に対して鋭角度で半
    径方向外方に伸長する傾斜面を更に備えることを特徴と
    する膨張装置。
  5. 【請求項5】 乗物搭乗者用の膨張可能な拘束具を膨張
    させる装置を組み立てる方法にして、 長手方向軸線と、複数のガス出口を有する管状壁と、ハ
    ウジングの閉鎖端を画成する端部壁とを有する円筒状ハ
    ウジング内に円形スペーサを同軸状に配置する段階を備
    え、前記スペーサが、前記端部壁に隣接する位置に配置
    され且つ前記スペーサの周りで周方向に互いに離間され
    た位置にて半径方向に突き出る複数のスペーサ張出し部
    を有し、 前記スペーサ張出し部を横断し且つ該スペーサ張出し部
    の間で周方向に伸長する位置にて前記スペーサの上方に
    亙って環状のエラストマー・シールを同心状に配置する
    段階と、 円筒状の管状構造体を前記ハウジングの前記管状壁内に
    同軸状に配置する段階とを備え、前記管状構造体が、前
    記軸線の周りで周方向に伸長する円筒状フィルタと、前
    記端部壁に隣接する位置に配置された内端部分とを備
    え、 前記管状構造体の前記内端部分を強制的に前記シールに
    押し付け得るように、前記管状構造体を前記軸線に沿っ
    て前記ハウジング内に強制的に押し込む段階とを備え、 前記管状構造体を前記ハウジング内に押し込む前記段階
    により、前記シールが端部壁と前記管状構造体の間にて
    且つ前記管状壁と前記スペーサ張出し部との間にて半径
    方向に圧縮状態で装填されるようにすることを特徴とす
    る組み立て方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の組み立て方法にして、
    前記管状構造体を前記ハウジング内に押し込む前記段階
    により、前記管状構造体の前記内端部分が前記スペーサ
    張出し部の上方を亙って同心状に移動して、前記スペー
    サ張出し部を横断し且つ該スペーサ張出し部の間で周方
    向に伸長する位置に達するようにしたことを特徴とする
    組み立て方法。
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