JP4377488B2 - 複数の起爆装置を備えたインフレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は1つ以上の起爆装置及び1種類以上の推進剤を有するインフレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
インフレータは車両においてエアーバッグや膨満可能な他の部品を空気で膨らませるために使用される。これら膨満可能な部品は、車両が衝突した時、搭乗者を保護することを目的とする。ある種のインフレータの作動の仕方は、車両が関与した衝突が衝撃の高いものか低いものかによって違ってくる。このようなインフレータを備えたエアーバッグは、車両に特別な衝撃が加えられたり、この衝撃が増大したりしたときに膨らむように設れている。衝撃が小さな衝突は通常、衝突される側の車両が比較的低速で走行している時に発生する。同様に、衝突時に衝突する側の車両が比較的低速で走行している時にも、衝撃が小さい衝突が起きる。反対に、衝撃の高い衝突は、衝突する側の車両と衝突される側の車両の一方又は両者が比較的高い速度で走行していることが特徴である。衝突時に衝撃が大きい時と小さい時とで、エアーバッグ内の圧力は同一である必要はない。衝撃が大きな衝突においては、エアーバッグを比較的高圧とするように膨らますことが望ましい。他方、衝撃が小さな衝突においては、エアーバッグを比較的低圧とするように膨らますことがましい。同様に、搭乗者の年齢及び/又は体格に応じて、エアーバッグから搭乗者にかかる圧力を制御することが有効であろう。若年者や子供にとって成人や体格のよい者よりも、エアーバッグ内の低い圧力を利用することが好ましい。
【0003】
衝撃の程度、搭乗者の体格、車両内における搭乗者の位置といった要素を考慮においた空気膨張システムが提案さっれている。従来品の一つでは、エアーバッグをガスにて充填するために複数のガス発生ユニットが設けられ、これらガス発生ユニットが選択的に駆動される。エアーバッグ内を比較的高圧にしたいときには1つ以上のユニットが駆動される。別の従来品においては、2つのイグナイタと電気的に制御される通気バルブが使用されている。通気バルブは、エアーバッグを膨らますための通路とは異なるガスの通路を有する。この構成では、コントローラが通気バルブを閉鎖状態に維持して、両イグナイタを点火すると、発生するガスの全量によりエアーバッグは膨らまされる。他方、通気バルブは開放されて一方のイグナイタのみが点火されると、ガスの総発生量のうちの一部によってエアーバッグは膨らまされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インフレータはエアーバッグの膨張制御に関し、以前から改良されてきてはいるが、なお改良の余地を残す。即ち、インフレータは、入手可能な要素や使用されている要素を用いて、できる限り少ない変更で、かつできる限り少ない追加構成で、膨張制御に関する要件を満たす限りにおいて比較的単純な構成を有することが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を達成すべく、請求項1に係る発明では、加圧された媒体を収容するインフレータハウジングと、推進ガスを含む燃焼物を発生させる第1の推進剤を備えた第1のガス発生アセンブリと、前記第1の推進剤の点火を行うための第1の起爆アセンブリと、
推進ガスを含む燃焼物を発生させる第2の推進剤を備えた第2のガス発生アセンブリと、
前記第2の推進剤の点火を行うための第2の起爆アセンブリと、前記第1の推進剤及び第2の推進剤の少なくともいずれか一方を使用して発生され、かつ車両内の膨張対象物へと進む膨張用ガスが通過する流出アセンブリとを備え、前記車両が小さな衝撃を受けるとき、第1の起爆アセンブリは駆動され、前記第1の起爆アセンブリの駆動から遅延をもって前記第1の起爆アセンブリが駆動される。
【0006】
また、請求項2に係る発明では、車両が小さな衝撃を受けるとき、膨張対象物に進む推進ガスのほぼ全量が第1の推進剤により発生される。
請求項3に係る発明では、車両が大きな衝撃を受けるとき、前記第1の起爆アセンブリ及び第2の起爆アセンブリはほぼ同時に駆動される。
【0007】
請求項4に係る発明では、遅延は約20ミリ秒を上回る。
請求項5に係る発明では第2ガス発生アセンブリは開放端を備えた第2ガス発生ハウジングを有し、前記第2の推進剤が燃焼されたとき前記開放端を経由して第2の推進剤から生成された燃焼物が第2ガス発生ハウジングから流出するとともに、第1ガス発生アセンブリは複数の孔が設けられた出口部材を備えた第1ガス発生ハウジングを有し、前記孔を経由して第1の推進剤から生成された燃焼物が第1ガス発生ハウジングから流出し、前記孔は第2ガス発生ハウジングの自由端に対して軸線をずらして形成されている。
【0008】
請求項6において、孔は第1のガス発生ハウジングの上において径方向に配置されている。
請求項7において、第2ガス発生アセンブリは複数のポートを備えた噴射部材を有し、前記第2の推進剤が燃焼されたときポートを介して推進ガスが進み、前記噴射部材は開放端と第2の推進剤との間に配置されている。
【0009】
請求項8において、第1の起爆アセンブリは第1の起爆部材と第1の通路とを有し、第1ガス発生アセンブリは第1の推進剤を収容する第1のチェンバを有し、前記第1の推進剤が駆動されると第1の通路は第1のチェンバと連通し、前記インフレータは第1の起爆部材から離間された中心軸を有し、前記第1の起爆部材は長さ方向に延びる中心軸を備え、前記第1の通路は第1の起爆部材の長さ方向に延びる中心軸から横方向に離間されている。
【0010】
請求項9において、第2の起爆アセンブリは第2の起爆部材と第2の通路とを有し、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する第2のチェンバを有し、前記第2の推進剤が駆動されると第2の通路は第2のチェンバと連通し、前記インフレータは第2の起爆部材から離間された中心軸を有し、前記第2の起爆部材は長さ方向に延びる中心軸を備え、前記第2の通路は第2の起爆部材の長さ方向に延びる中心軸から横方向に離間されている。
【0011】
請求項10において、第1の起爆アセンブリは第1の起爆部材と第1の通路とを有し、第1ガス発生アセンブリは第1の推進剤とチェンバ閉鎖部材とを収容する第1のチェンバを有し、前記チェンバ閉鎖部材は第1の推進剤が駆動されたときに開放されて第1の通路と第1のチェンバとを連通させる第1の部分とを備える。
【0012】
請求項11において、第2の起爆アセンブリは第2の起爆部材と第2の通路とを有し、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する第2のチェンバを有し、前記チェンバ閉鎖部材は第2の推進剤が駆動されたときに開放されて第2の通路と第2のチェンバとを連通させる第2の部分とを備える。
【0013】
請求項12において、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップを備え、同推進カップにはチェンバ閉鎖部材が取り付けられている。
請求項13において、第1ガス発生アセンブリ及び第2ガス発生アセンブリの少なくとも一方がチェンバ閉鎖部材を備えるとともに、第2ガス発生アセンブリは推進カップを有し、同推進カップの底面に前記チェンバ閉鎖部材が取り付けられている。
【0014】
請求項14において、第1の起爆アセンブリは第1の通路を備えるとともに、第2の起爆アセンブリは第2の通路を備え、前記チェンバ閉鎖部材は第1の通路及び第2の通路を覆っている。
【0015】
請求項15において、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップと、前記推進カップの外方に配置された閉鎖カップとを有し、前記第1の推進剤の点火時にして第2の推進剤の非点火時に、前記閉鎖カップは燃焼物が推進カップ内に進入することを防止する。
【0016】
請求項16において、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップと、前記推進カップの外方に配置された閉鎖カップとを有し、前記第2の推進剤の燃焼により燃焼物が発生されたとき閉鎖カップは推進カップに関して移動可能である。
【0017】
請求項17において、推進カップは閉鎖カップの幾つかの部分の下方に配置された。
請求項18において、車両が受ける小さな衝撃の出来事を検出する検出工程と、第1の起爆部材を使用して第1の推進剤を点火する第1の点火工程と、第1の推進剤から推進ガスを発生させるガス発生工程と、膨張対象物内に推進ガスを受承するガス受承工程と、点火工程の後にある時間にわたって遅延を生じさせる遅延工程と、遅延工程の後に、第2の起爆部材を使用して第2の推進剤を点火する第2の点火工程とからなる。
【0018】
請求項19において、第2の点火工程により第2の推進剤より燃焼物を発生させる工程と、前記膨張対象物内に受承される推進ガスのほぼ全量は第1の推進剤より生成され、膨張対象物内に受承される第2の推進剤からの推進ガスはほぼ皆無である。
【0019】
請求項20において、前記所定時間は約20ミリ秒を上回るように設定されている。
請求項21において、ガス発生工程は、第1の推進剤を含む第1ガス発生アセンブリの出口部材から推進ガスを径方向ヘ出力する出力工程を含む。
【0020】
請求項22において、ガス発生工程は、第2の推進剤を含む第2ガス発生アセンブリの開放端から燃焼物を出力する出力工程を含み、前記開放端は第2の燃焼工程に先立って開放されている。
【0021】
請求項23において、ガス発生工程は、前記第2の推進剤を収容する第2のチェンバ内内で推進ガスが発生されない間、第1の推進剤を含む第1のチェンバ内で推進ガスが発生される推進ガス発生工程を含み、前記第2のチェンバは第1のチェンバに対して内方に位置されている。
【0022】
請求項24において、第1の点火工程は、第1の起爆部材が駆動されたとき、第1の起爆部材と第1のチェンバとの間にある第1の通路を使用して前記第1のチェンバに位置する第1の推進剤を点火させる工程を含み、前記第1の通路は第1の起爆部材の長さ方向における中心軸からずれて設けられている。
【0023】
請求項25において、第2の点火工程は、第2の起爆部材が駆動されたとき、第2の起爆部材と第2のチェンバとの間にある第2の通路を使用して前記第2のチェンバに位置する第2の推進剤を点火させる工程を含み、第2の通路は第2の起爆部材の長さ方向における中心軸からずれて設けられている。
【0024】
請求項26において、第1の起爆部材及び第2の起爆部材はそれぞれインフレータの中心軸からずれて位置されている。
請求項27において、第2の点火工程は、第2の推進剤の点火の後に同第2の推進剤からの燃焼物を使用して閉鎖カップを移動させる工程を含む。
【0025】
請求項28において、第1の推進剤から第2の推進剤へ燃焼物が入ることを防止する閉鎖カップを使用する工程を更に含む。
本発明において、複数の起爆剤を備えた車両用のインフレータが開示されている。一実施例において、2つの起爆剤を備えたインフレータが開示されている。各起爆剤は、インフレータが搭載された車両の衝突による衝撃、即ち衝突時の衝撃が小さな時、大きな時及びこれらの中間(中程度)の時、それぞれ場合において予め決定された方法により活性化される。インフレータは車両の任意の箇所に配置され得る。一実施例において、インフレータは乗客(非運転者)用インフレータであり、エアーバッグを乗客の前面に接触するように膨らませることができる。他の実施例においては、インフレータは運転者用のインフレータであり、エアーバッグを乗客の前面に接触するように膨らませることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1には2つの起爆装置を備えた非運転者用のインフレータ10が示されている。インフレータ10はインフレータハウジング14と、容量空間即ちチェンバ18を備えている。チェンバ18には多数の気体、好ましくは酸素やアルゴン等の不活性ガスなどからなる被圧縮媒体が収容されている。インフレータ10が駆動されるとき、収容されているガスはエアーバッグ又は車両内の膨張対象物を加圧、即ち充填するために使用される。
【0027】
2つの起爆装置を備えたインフレータは、2つの起爆アセンブリ、2つのガス発生アセンブリ及び2種類のガス発生材料即ち推進剤をその特徴とし、これらの組み合わせがインフレータハウジング14の互いに対向する端部にそれぞれ配置されている。
【0028】
図1を更に参考にすると、第1の起爆アセンブリ22はインフレータハウジング14の第1の端部に接合されている。第1の起爆アセンブリ22は第1の起爆部材26を有し、同起爆部材26が有する1個または複数の導電性ピンは同じく1個または複数の導電性ワイヤに連結可能になっている。第1の起爆部材26の導電性ピンのうちの1個を駆動させて発火させるべく、制御信号、即ち起爆信号が前記1個のピンに出力される。この信号は、車両にかかる衝撃、即ち衝突が予め設定した範囲であることが検出され時に生成される。この実施例では、衝突時に検出回路によって検出された衝撃が小さいとき、第1の起爆部材26が駆動される。この回路は前記した検出に基づいて制御信号を生成し、同制御信号を導電ワイヤを介して第1の起爆部材26のピンに出力する。小さな衝撃を伴う衝突の検出が確認されると、これを示す信号が生成されることは当業者には周知である。
【0029】
インフレータ10の第1の端部に隣接して、チェンバ18内では第1のガス発生アセンブリ30が設けられている。第1のガス発生アセンブリ30は第1推進剤、即ちガス発生剤38が収容する第1のハウジング34を有する。第1の推進剤38は可燃性であり、第1の起爆部材26の駆動に伴い点火されると、推進ガスを含む燃焼材料を発生させる。これらの推進ガスはチェンバ18内において加圧された媒体と混合されて、膨張ガスにより膨張対象物を充填する。ガス発生アセンブリ30は径方向に離間して配置された複数の孔46を有する流出部材42を備え、これら孔46を介して可燃物、特に推進ガスがチェンバ18に流出する。
【0030】
2つの起爆装置を備えたインフレータ10は、その第1の端部において流出アセンブリ50を有する。流出アセンブリ50はディフューザ54を備え、同ディフューザ54はエアーバッグ即ち膨張対象物に対して流体の通過を可能ならしめるように連通する1つまたは複数の開口58を有する。流出アセンブリ50は起爆アセンブリ22を包囲している。流出アセンブリ50はスクリーン62を備え、同スクリーン62により所定の大きさ以上の不純混入粒子が流出アセンブリ50から開口58を経てディフューザ54に逸出することが阻止される。
【0031】
第1の起爆アセンブリ22及び第1のガス発生アセンブリ30の間には閉塞部材即ちディスク70と、フィラーワッシャ74とが設けられている。前記閉塞部材70及びフィラーワッシャ74はインフレータハウジング14のチェンバ18内に位置する。閉塞部材70と、第1の起爆アセンブリ22との間には発射体80が配置されている。前記発射体80は閉塞部材70を破壊即ち破裂するために使用される。第1の起爆部材26が駆動即ち点火されると、この駆動時に生じる力により発射体80が移動路に沿って閉塞部材70へ移動し、閉塞部材70を貫通してこれを破壊することにより、チェンバ18とディフューザ54との間を連通させて流体の移動を可能にする。
【0032】
本実施例では、ガス発生アセンブリ30は第1の推進剤38とフィラーワッシャ74との間において、点火アセンブリ84を備えている。前記点火アセンブリ84はピストン88を有し、同ピストン88は補助装薬92を点火するために推進剤38側に移動する。補助装薬92が燃焼されると、第1の推進剤38が点火される。
【0033】
インフレータハウジング14の第2の端部、即ち反対側の端部において、第2の起爆アセンブリ100はインフレータハウジング14に接続支持されている。第1の起爆アセンブリ22とは異なり、第2の起爆アセンブリ100はインフレータハウジング14の壁部の内方に位置されている。第2の起爆アセンブリ100は第2の起爆部材104を備えている。第1及び第2の起爆部材26,104は同一であり得る。第2の起爆部材104は1個又は複数個の導電性ピンを備え、そのうちの少なくとも1個は所定の状態において制御信号、即ち起爆信号を受承する。第2の起爆部材104の導電性ピンに入力される制御信号は、第1の起爆部材26の導電性ピンに入力される制御信号と同一の信号か、第1の起爆部材26に入力される信号とは大きさ及び駆動タイミングが異なるものであってもよい。より詳しく述べると、本実施例においては、衝突時の衝撃が大きいと検出されると、第2の起爆部材104の導電性ピンに制御信号、即ち点火信号が出力される。衝撃の大きい衝突を基準にすると、衝撃の小さな衝突の場合よりも信号を発生させるためのしきい値は大きくなる。このしきい値は、検出されると制御信号を生成させる車両が受ける衝撃の大きさ、換言すれば厳しさに関連する。第2の起爆部材104の駆動に関しては二重起爆インフレータ10の作用についての記載の中で述べる。
【0034】
第2のガス発生アセンブリ108は第2の起爆アセンブリ100に作動連結され、インフレータハウジング14の壁部から内方に位置している。第2のガス発生アセンブリ108は第2の起爆部材104と同一軸心上に位置する搬送チューブ112を有する。第2の推進剤、即ち第2のガス発生剤120は、第2のガス発生アセンブリ108の第2のハウジング124内において、搬送チューブ112の外方で同搬送チューブ112に対して同心状に配置されている。第2のハウジング124は1つの開口132を有する流出端部128を備える。搬送チューブ112の自由端の近傍には噴射部材36が配置され、同噴射部材36は多数の噴射ポート140を備えている。これら噴射ポート140を経て可燃物、特に膨張のためのガスが第2の推進材120に進む。
【0035】
非運転者用の二重起爆インフレータ10の作用について述べる。まず、小さな衝動を伴う車両の衝突が検出されと仮定する。小さな衝動を伴う衝突の検出を示す制御信号が生成され、第1の起爆部材26の導電性ピンに出力される。第1の起爆部材26が駆動されることにより、発射体80が閉塞部材70を貫通して移動し、同閉塞部材70内に開口を形成するとともに、駆動ピストン88に係合してこれを移動させて第1の推進剤38を点火する補助装薬92を発火させる。この点火により第1の推進剤38から推進ガスを含む可燃物が生成される。これらの気体は流出部材42において径方向に離間して配置された孔46から流出する。これらの気体は加圧された媒体、即ち貯留されている気体と混合する。これらの膨張用気体は閉塞部材70に隣接するポート150を経た後に閉塞部材70に設けられた開口を介してインフレータハウジング14より逸出し得る。膨張用気体はスクリーン62の孔を経て、更にはディフューザ54の流出孔58を介して逸出を続ける。流出アセンブリ50から逸出する膨張用の気体は、インフレータ10が作動連結されたエアーバッグ又は他の膨張対象物に充填される。
【0036】
推進剤38の量及びこれに伴う被加圧媒体の量は、膨張対象物内における所望の加圧が行われるように調整されている。なお、検出された車両衝撃は小さいため、加圧の量も比較的に小さな値となる。本発明によれば、インフレータ10が駆動されて第1の推進剤38が点火された後、燃焼中及び燃焼可能な第2の推進剤120及び/又は第2の起爆部材104を排除することを目的とする。衝撃の低い衝突が検出されると、第2の推進剤120はエアーバッグを充填するための推進ガスの生成に使用されるものではない場合でも、衝撃の小さな衝突が検出されると、第2の推進剤120はインフレータ10の駆動後は可燃物を排除すべく制御可能に点火される。特に、所定時間の経過後、第1の起爆部材26の駆動即ち点火が開始されると、制御信号の第1の起爆部材26への出力タイミングとは異なるタイミングで、第2の起爆部材104の導電性ピンに制御信号を出力する。この駆動により第2の推進剤120が点火され、第2の可燃物が生成される。加圧された媒体の全量が既にエアーバッグの加圧用に使用されているため、第2の推進剤120より得られる可燃物を使用して膨張される気体は貯留されてはいない。従って、第2の推進剤120に起動に基づきエアーバッグの中に進入する膨張用ガスはほとんどない。第2の推進剤120が燃焼され、燃焼中又は燃焼可能な推進剤がインフレータ10内に残留せず、インフレータ10内には活性化された起爆剤が残留することはない。なお、本実施例において、前記した所定の時間とは少なくとも約20ミリ秒であり、非運転者インフレータでは約100ミリ秒より大きな値であることが好ましい。本実施例において、この所定時間は500ミリ秒を越えるものではないが、500ミリより事実上大きな値である。
【0037】
大きな衝撃を伴う車両の衝突が検出されると、前記とは異なる作用が実行される。特に、この検出が行われると、前記と同様の制御信号が第1の起爆部材26及び第2の起爆部材104に出力される。結果として、第1の起爆部材26及び第2の起爆部材104の両者は流出アセンブリ50からの推進ガスの生成に寄与し、エアーバッグを加圧する。本実施例では、インフレータ10の設計に関連して、推進剤38,120の組成物の量は、第1の推進剤38がエアーバッグに供給される推進ガスの約70%である一方、第2の推進剤120は残る30%の推進ガスである。
【0038】
第2ガス発生アセンブリ108からの推進ガスを活性化するに関して述べると、流出開口132の位置のため、第2ガス発生アセンブリ108の流出端120からインフレータハウジング14の長さ方向にほぼ平行な方向へ流出する。これとは対照的に、第1ガス発生アセンブリ30の流出部材42からの推進ガスはハウジング14の長さ方向と平行、又はほぼ平行な方向に進むことはなく、径方向に延びる通路の孔6から流出する。このような経路を辿って推進ガスが第1ガス発生アセンブリ30から流出することは、衝撃の小さな衝突の検出に基づきインフレータ10が駆動された場合にとりわけ有利である。この検出が行われ、第2の推進剤120が点火される必要がない時、所定の遅延時間が経過するまで、第1の推進剤30は第2の推進剤120を燃焼させないことは重要である。第1の推進剤38からの燃焼物は第2の推進剤120と連通すべく出口132に向かうことはないため、第1の推進物38の燃焼により第2の推進物120が点火されることはないといえる。
【0039】
第1及び第2の推進物38,120の組成物を含むこれら推進物38,120に関する情報、加圧された媒体の組成物を含む同媒体に関する情報やインフレータの要素のハードウェア的設計態様については、本願と同一の譲受け人に譲渡され、「ハイブリッドインフレータ」という発明の名称を有する米国特許第5788275号(1998年8月4日)に記載されている内容を参考とする。特に、図1〜4,コラム4の第44行〜コラム19の第65行迄が参照とされ、ここの内容は本願にも開示されているものとする。
【0040】
図2において、2重起動ドライバを備えたインフレータ200が示されている。インフレータ200はほぼ円錐形状のインフレータハウジング204を備える。ガス発生アセンブリ208はインフレータハウジング204内に配置され、ガス発生アセンブリ208の中心を通る中心軸を備える。ガス発生アセンブリ208の第1の端には第1の起爆アセンブリ216及び第2の起爆アセンブリ220が設けられている。第1の起爆アセンブリ216は第1の起爆部材224を備え、同第1の起爆部材224は同心状の導電ピン228を有する。導電ピン228は導電ワイヤに接続可能になっている。導電ワイヤは出力端子に接続され、予め設定した車両の衝突を示す制御信号を出力する。非運転者用の2重起爆インフレータ10と同様に、第1の起爆部材224は小さな衝撃を伴う車両の衝突が検出された時にトリガされる。これに関して、第1の起爆アセンブリ216はガス発生アセンブリ208の第1のチェンバ236に連通する通路232を有する。第1のチェンバ236は第1の推進剤240をを収容し、同第1の推進剤240は第1の起爆部材224が発火したときに点火される。第1の通路232は第1の推進剤240を点火すべく第1の起爆部材224から延びている。点火されると、推進ガスを含む燃焼物が発生し、1個又は複数個の入り口ポート244を介してインフレータハウジング204のチェンバ250内に通過する。前記インフレータハウジング204のチェンバ250は加圧された媒体を貯留し、推進剤240の燃焼により生成される推進ガスと結合されてエアーバッグに対して同エアーバッグを膨張させるための気体を提供する。ガス発生アセンブリ208はアフターバーナ部材254を有する。前記アフターバーナ部材254は推進剤240の点火によって発生される膨張用のガスを、インフレータハウジング204内に貯留されたガスと共にチェンバ250から1個または複数のポート258を介して流出アセンブリ262に通過する。インフレータ200が駆動されると、閉鎖部材、即ちディスク266は膨張用のガスの力を受けて開放、即ち破壊される。
【0041】
第2の起爆アセンブリ220は第1の起爆アセンブリ216に対して中心軸212をはさんで反対側に配置されている。第2の起爆アセンブリ220は第2の起爆部材270と、同心状の導電ピン274を有する第2の起爆部材270のトリガリングに関連して2個の導電ピンを有している。第2の起爆アセンブリ220も第2の通路278を備える。前記第2の通路278は第2の起爆部材270及び第2のチェンバ282を連通させている。ガス発生アセンブリ208の第2のチェンバ282は推進カップ288によって区画、即ち形成されている。前記推進カップ288は開口296を備えた頂部292を有している。薄手の閉鎖カップ300は開口296を覆い、頂部292を含む推進カップ288の外面上を部分的に延びている。
【0042】
閉鎖カップ300は逆止弁として機能する。特に、第1の推進剤240が点火されて燃焼物を発生させると、この燃焼物は推進カップ288の開口を通過することはできない。この理由として、開口は閉鎖カップ300にて封鎖され、燃焼物は閉鎖カップ300を開口296上に強制的に保持して、第1の推進剤240からの燃焼物が第2のチェンバ232内へ進入しないことが挙げられる。対照的に、第2の推進剤286が点火されると、第2の推進剤286からの燃焼物は閉鎖カップ300を開口296から離れるように持ち上げるのに十分な力を有し、燃焼物を第2のチェンバ282から第1のチェンバ236に通過させる。
【0043】
第2の通路278は推進カップ288の内方全体に連通しているが、第1のチェンバ236には連通していない。このため、第2の起爆部材270が駆動されても第の推進剤240が点火されることはない。同様に、第1の通路232は第1のチェンバ236と連通しているが、第2のチェンバ282には連通していない。従って、第1の起爆部材224が駆動されても第のチェンバ282内で第の推進剤286が点火されることはない。第1の通路232及び第2の通路278は第1の起爆部材224及び第2の起爆部材270の長手方向に延びる中心軸からそれぞれ偏心的に位置している。この構成は、2個の起爆部材224,270を有する運転者用のインフレータ200を小型化するうえで有効である。
【0044】
本実施例において、通路232、278はチェンバの底面に予め形成されている。通路280は、起爆部材224,270がそれぞれトリガされたときに形成された開口によって完全に機能するようになる。即ち、チェンバ閉鎖部材280は、好ましくはロウ付けによりチェンバの床面に取り付けられて第1及び第2のチェンバ236,282を覆って気密的にシールしている。前記2つのチェンバ236,282のシールに加えて、チェンバ閉鎖部材280は同時に推進カップ288の底部に対してロウ付けされ、このカップ288を適切な位置に保持し、これにより第1及び第2のチェンバ236,282を区画している。チェンバ閉鎖部材280は比較的薄手の材料により形成され、第1の起爆部材224が駆動されると、通路232に相当する部分に整合する位置に開口が形成されるが、チェンバ閉鎖部材280の他のほぼ全ての部分は適切に維持され開放されたり破壊されたりすることはない。同様に、第2の起爆部材270が駆動されると、第2の通路278に相当する位置に整合する開口が形成されるが、チェンバ閉鎖部材280の他のほぼ全ての部分は適切に維持され開放されたり破壊されたりすることはない。このように、チェンバ閉鎖部材280は、同閉鎖部材280がチェンバの床にロウ付けされていることにより幾つかの機能を有する。これらの機能とは、第1の起爆部材224及び第2の起爆部材270が発火されているとき、完全に開放されている各通路232,278を覆うことと、チェンバの床に対する推進カップ288の所望の連結とに関する気密的なシールを挙げることができる。
【0045】
運転者用の二重起爆インフレータ200の作用について述べる。小さな衝撃を伴う車両衝突が検出され、第1の起爆部材224の導電ピン228に制御信号が出力されると仮定する。この制御信号は第1の起爆部材224を点火し、所望の点火気体即ち物質が第1の通路232を介して第1のチェンバ236に通過させ、同チェンバ236内にある推進剤240に点火する。第1の推進剤240を点火することにより推進ガスを含む燃焼物を発生させる。この推進ガスは流入ポート244を介して円錐ハウジング204内に進み、同ハウジング内において膨張用の気体は貯留されている気体と混合する。このように配合された膨張用ガスは、流出ポート258を経て円錐ハウジングに流出し、閉鎖部材266を破壊したのち、流出アセンブリ262を介してエアーバッグ内に逸出することができる。
【0046】
小さな衝撃を伴う衝突を検出したことによりインフレータ200が駆動されている間は、第1の起爆部材224がトリガされていると第2の起爆部材270は発火しない。しかしながら、非運転者用の二重起爆インフレータ10と同様に、所定時間の経過後は、第2の起爆部材270も駆動される。小さな衝撃を伴う衝突を検出したことによりインフレータ200が駆動された後、第2の起爆部材270と同様に、第2の起爆部材270が駆動されると第2の推進剤286が点火され、燃焼可能な或いは燃焼中の推進剤286の存在が一掃される。前記した所定時間は20ミリ秒に設定されている。
【0047】
大きな衝撃を伴う車両の衝突が検出されると、上記と同様の制御信号が第1の起爆部材224のピン228及び第2の起爆部材270のピン274に対してほぼ同時に出力される。制御信号は両起爆部材224及び270を駆動し、第1の推進剤240及び第2の推進剤286を燃焼させる。この際に発生される推進ガスは、円錐ハウジング204のチェンバ250内おいて加圧された媒体と結合され、インフレータ200と連通するエアーバッグ等を加圧する膨張用ガスとなる。衝撃の小さな衝突が検出された時、このような加圧はエアバッグ内の圧力を上回る。このような大きな圧力加えることは、エアーバッグが膨張される時間の少なくとも大部分で行われる。
【0048】
非運転者用の二重起爆インフレータ10と同様に、第1及び第2の推進物38,120や加圧された媒体に関する情報は前記米国特許第5788275号や、同特許のコラム48の第7〜コラム51の第27行において図2に類似したインフレータハードウェアが記載されている。ここの内容は本願にも開示されているものとする。
【0049】
ここに記載した部品を有する複数の起爆装置を備えたインフレータの各実施例において、インフレータは中程度の衝撃を伴う衝突が発生した場合にも制御可能に駆動され得る。この中程度の車両衝突とは、比較的小さな衝撃の衝突と比較的大きな衝撃との間の衝撃を伴う衝突を意味する。車両の衝突に応答して、本実施例に記載する二重起爆インフレータの第2の起爆部材はいつでもトリガすることが可能である。第2の起爆部材によって発生される推進ガスの一部はエアーバッグにより多くの膨張用ガスを送るため、第1の起爆部材駆動されてから比較的大きな遅れをもって第2の起爆部材が駆動された後に第2の起爆部材がトリガされることと比較すると、第1の起爆部材及び第2の起爆部材間の遅れが小さければ小さいほど、エアーバッグの加圧が迅速に行われる。例えば、第1の推進剤及び第2の推進剤がほぼ同時に駆動され、全推進ガスに対する第1の推進ガスの割合が70%、第2の推進ガスの割合が30%であるとき、第1の起爆部材及び第2の起爆部材の駆動時間のずれが増加するほど全推進ガスに対する第2の推進ガスの割合が減少する。中程度の車両衝突に応答するための予め設定された時間は約5ミリ秒と約20ミリ秒との間の数値である。
【0050】
上記した実施例は発明を説明するためのものである。更に、上記の記載は開示された発明を限定するものではない。従って、上記の教示に応じた変形例や変更例、関連技術の知識は本発明の範囲内にある。上記の実施例は発明を実施するための最良の形態を示すものであり、当業者にとって発明の実施を可能にさせることを目的とする。なお、添付する請求の範囲は実施例の変形例をも含むものである。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、構成が簡単で製造が容易であるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インフレータハウジングの互いに対向する端部に位置される第1及び第2の起爆アセンブリと、第1及び第2のガス発生アセンブリを備えた非運転者用インフレータを示す断面図。
【図2】 2つの起爆装置、特にこれら起爆装置のインフレータの他の部分に対する構成及び連携を示す運転者用インフレータの断面図。
【符号の説明】
14,240…インフレータハウジング、22,216…第1の起爆アセンブリ、30,208…第1ガス発生アセンブリ、38,240…第1の推進剤、50,262…流出アセンブリ、100,220…第2の起爆アセンブリ、108,208…第2ガス発生アセンブリ、120,286…第2の推進剤。

Claims (21)

  1. 加圧された媒体を収容するインフレータハウジングと、
    推進ガスを含む燃焼物を発生させる第1の推進剤を備えた第1ガス発生アセンブリと、
    前記第1の推進剤の点火を行うための第1の起爆アセンブリと、同第1の起爆アセンブリは第1の起爆部材と第1の通路とを有し、第1ガス発生アセンブリは第1の推進剤とチェンバ閉鎖部材とを収容する第1のチェンバを有し、前記チェンバ閉鎖部材は第1の推進剤が駆動されたときに開放されて第1の通路と第1のチェンバとを連通させる第1の部分とを備えることと、
    推進ガスを含む燃焼物を発生させる第2の推進剤を備えた第2ガス発生アセンブリと、
    前記第2の推進剤の点火を行うための第2の起爆アセンブリと、同第2の起爆アセンブリは第2の起爆部材と第2の通路とを有し、第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する第2のチェンバを有し、前記チェンバ閉鎖部材は第2の推進剤が駆動されたときに開放されて第2の通路と第2のチェンバとを連通させる第2の部分とを備えることと、
    前記第1の推進剤及び第2の推進剤の少なくともいずれか一方を使用して発生され、かつ車両内の膨張対象物へと進む膨張用ガスが通過する流出アセンブリとを備え、
    前記車両が小さな衝撃を受けるとき、第1の起爆アセンブリは駆動され、前記第1の起爆アセンブリの駆動から遅延をもって前記第の起爆アセンブリが駆動される車両用の二重起爆インフレータ。
  2. 前記車両が小さな衝撃を受けるとき、膨張対象物に進む推進ガスのほぼ全量が第1の推進剤により発生される請求項1に記載のインフレータ。
  3. 前記車両が大きな衝撃を受けるとき、前記第1の起爆アセンブリ及び第2の起爆アセンブリはほぼ同時に駆動される請求項1に記載のインフレータ。
  4. 前記遅延は約20ミリ秒を上回る請求項1に記載のインフレータ
  5. 前記第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップを備え、同推進カップにはチェンバ閉鎖部材が取り付けられている請求項1に記載のインフレータ。
  6. 前記第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップと、前記推進カップの外方に配置された閉鎖カップとを有し、前記第1の推進剤の点火時にして第2の推進剤の非点火時に、前記閉鎖カップは燃焼物が推進カップ内に進入することを防止する請求項1に記載のインフレータ。
  7. 前記第2ガス発生アセンブリは第2の推進剤を収容する推進カップと、前記推進カップの外方に配置された閉鎖カップとを有し、前記第2の推進剤の燃焼により燃焼物が発生されたとき閉鎖カップは推進カップに関して移動可能である請求項1に記載のインフレータ。
  8. 前記推進カップは閉鎖カップの幾つかの部分の下方に配置された請求項7に記載のインフレータ。
  9. 車両が受ける小さな衝撃の出来事を検出する検出工程と、
    第1の起爆部材を使用して第1の推進剤を点火する第1の点火工程と、
    第1のチェンバ内に設けられる前記第1の推進剤から推進ガスを発生させるガス発生工程と、
    第1のチェンバからの推進ガスを第1の通路と連通させるべく第1のチェンバに収容されるチェンバ閉鎖部材の、第1のチェンバに隣接する第1の部分を開放する第1の開放工程と、
    膨張対象物内に推進ガスを受承するガス受承工程と、
    前記点火工程の後に所定時間にわたって遅延を生じさせる遅延工程と、
    前記遅延工程の後に、第2の起爆部材を使用して第2のチェンバ内に設けられる第2の推進剤を点火する第2の点火工程と、
    第2のチェンバからの推進ガスを第2の通路と連通させるべく前記チェンバ閉鎖部材の、第2のチェンバに隣接する第2の部分を開放する第2の開放工程とからなるインフレータを使用して車両内の膨張対象物を膨張させる方法。
  10. 前記所定時間は約20ミリ秒を上回るように設定されている請求項9に記載の方法。
  11. 前記ガス発生工程は、前記第2の推進剤を収容する第2のチェンバ内内で推進ガスが発生されない間、第1の推進剤を含む第1のチェンバ内で推進ガスが発生される推進ガス発生工程を含み、前記第2のチェンバは第1のチェンバに対して内方に位置されている請求項9に記載の方法。
  12. 前記第1の点火工程は、第1の起爆部材が駆動されたとき、第1の起爆部材と第1のチェンバとの間にある第1の通路を使用して前記第1のチェンバに位置する第1の推進剤を点火させる工程を含み、前記第1の通路は第1の起爆部材の長さ方向における中心軸からずれて設けられている請求項9に記載の方法。
  13. 前記第2の点火工程は、第2の起爆部材が駆動されたとき、第2の起爆部材と第2のチェンバとの間にある第2の通路を使用して前記第2のチェンバに位置する第2の推進剤を点火させる工程を含み、前記第2の通路は第2の起爆部材の長さ方向における中心軸からずれて設けられている請求項9に記載の方法。
  14. 前記第1の起爆部材及び第2の起爆部材はそれぞれインフレータの中心軸からずれて位置されている請求項9に記載の方法。
  15. 前記第2の点火工程は、第2の推進剤の点火の後に同第2
    の推進剤からの燃焼物を使用して閉鎖カップを移動させる工程を含む請求項9に記載の方法。
  16. 前記第1の推進剤から第2の推進剤へ燃焼物が入ることを防止する閉鎖カップを使用する工程を更に含む請求項9に記載の方法。
  17. 加圧された媒体を収容するインフレータハウジングと、
    推進ガスを含む燃焼物を発生させる第1の推進剤を備えた第1ガス発生アセンブリと、
    前記第1の推進剤の点火を行うための第1の起爆アセンブリと、
    推進ガスを含む燃焼物を発生させる第2の推進剤を備えた第2ガス発生アセンブリと、
    前記第2の推進剤の点火を行うための第2の起爆アセンブリと、
    前記第1の推進剤及び第2の推進剤の少なくともいずれか一方を使用して発生され、かつ車両内の膨張対象物へと進む膨張用ガスが通過する流出アセンブリとを備え、
    前記車両が小さな衝撃を受けるとき、第1の起爆アセンブリは駆動され、前記第1の起爆アセンブリの駆動から遅延をもって前記第2の起爆アセンブリが駆動されることと、
    前記第1ガス発生アセンブリ及び第2ガス発生アセンブリの少なくとも一方がチェンバ閉鎖部材を備えるとともに、第2ガス発生アセンブリは推進カップを有し、同推進カップの底面に前記チェンバ閉鎖部材が取り付けられていることとを特徴とする車両用の二重起爆インフレータ。
  18. 第1の起爆アセンブリは第1の通路を備えるとともに、第2の起爆アセンブリは第2の通路を備え、前記チェンバ閉鎖部材は第1の通路及び第2の通路を覆っている請求項17に記載のインフレータ。
  19. 前記車両が小さな衝撃を受けるとき、膨張対象物に進む推進ガスのほぼ全量が第1の推進剤により発生される請求項17に記載のインフレータ。
  20. 前記車両が大きな衝撃を受けるとき、前記第1の起爆アセンブリ及び第2の起爆アセンブリはほぼ同時に駆動される請求項17に記載のインフレータ。
  21. 前記遅延は約20ミリ秒を上回る請求項17に記載のインフレータ。
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