JPH11290756A - 板材塗装装置 - Google Patents

板材塗装装置

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JPH11290756A
JPH11290756A JP10104708A JP10470898A JPH11290756A JP H11290756 A JPH11290756 A JP H11290756A JP 10104708 A JP10104708 A JP 10104708A JP 10470898 A JP10470898 A JP 10470898A JP H11290756 A JPH11290756 A JP H11290756A
Authority
JP
Japan
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paint
receiver
roll
coating
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP10104708A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomotaka Katayama
等貴 片山
Yuichiro Okamoto
雄一郎 岡本
Seiji Nishisaka
誠次 西坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10104708A priority Critical patent/JPH11290756A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組成や色が異なる2種類以上の塗料を取り換
えて使用する場合であってもそれぞれ別々に簡単に回収
できる板材塗装装置を提供すること。 【解決手段】 移送コンベア2の下方にスプレー塗装ノ
ズル3から出た余分の塗料を受ける塗料受け43を備え
た塗料回収装置4を設ける。この塗料受け43は取換可
能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板材塗装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板材塗装装置としては、種々なも
のが知られている。例えば、特開平2−119964号
公報には、間隔を開けて並設された複数の移送コンベア
と、この移送コンベアの上方に設けられた塗装ノズル
と、移送コンベアの裏側に近接させて設けられた帯状の
塗料反射ベルトを有する塗料回収コンベアと、回収受け
皿とからなる板材塗装装置が記載されている。この板材
塗装装置では、並設された複数の移送コンベアの上に板
材を載せて移動させていて、この上に設けられた塗装ノ
ズルから塗料を板材の上に吹き付けて板材を塗装するも
のであって、塗装ノズルから出た余分の塗料が塗料回収
コンベアの上に落下し、塗料回収コンベアの移動に伴っ
て前方に移動し、前方に設けられている回収受け皿に塗
料が回収できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の板材塗装装置では、1種類の塗料だけを使用するとき
には塗料が回収でき極めて便利であるが、組成や色が異
なる2種類以上の塗料を取り換えて使用する場合には、
回収した塗料が別の種類の塗料と混合して使用できなく
なる。このことを防ぐためには、別の塗料に換える前
に、塗料回収コンベアや回収受け皿に付着した塗料を隅
々まで綺麗に取り除く必要があり、極めて不便であっ
た。そこで、本発明の目的は、組成や色が異なる2種類
以上の塗料を取り換えて使用する場合であってもそれぞ
れ別々に簡単に回収できる板材塗装装置を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、間隔を開けて並設された板体を搬送する複数の移送
コンベアと、この移送コンベアの上方に設けられた塗装
ノズルとからなる板材塗装装置において、前記移送コン
ベアの間に塗装中の余分の塗料を受ける塗料受けを備え
た塗料回収装置が設けられ、この塗料受けが取換可能に
なされているものである。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記塗料回収装置が、移送コンベアの前後
に設けられたフィルムもしくはシートの巻出ロールと巻
取ロールと、巻出ロールから巻取ロールに巻き取られる
フィルムもしくはシートの塗料受けと、巻取ロール近傍
に設けられた回収受け皿とからなり、塗装中の余分の塗
料が塗料受けに落下し、この塗料受けから回収受け皿に
移送されて回収されるものである。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記塗料回収装置が、複数個の皿状の塗料
受けを皿の開口面を外側に向けて取り付けた回転体の複
数本を移送コンベアの間に並べて回転可能に取り付けた
ものであり、塗装ノズルから出た余分の塗料が塗料受け
に落下して回収され、回転体を回転させることにより、
上方に向いていた塗料受けが同じ回転体に取り付けられ
ている別の塗料受けに取換可能になされているものであ
る。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記塗装ノズルが一定周期で往復するもの
であり、前記塗料回収装置が、支持具と、この支持具に
着脱自在に取り付けられた皿状の塗料受けとからなり、
塗料受けが絶えず塗装ノズルの下方に位置するように、
この支持具が塗装ノズルとほぼ同じ方向にほぼ同じ周期
で往復して、塗装ノズルから出た余分の塗料が塗料受け
に落下して回収され、支持具に取り付けられている塗料
受けが取換可能になされているものである。
【0008】本発明に使用する塗料受けは、そのままで
もよいが、この塗料受けの中に水等を予め入れていて、
塗装ノズルからこの中に入る塗料の乾燥を防ぐようにし
てもよい。
【0009】請求項2記載の発明に使用するフィルムも
しくはシートの塗料受けは、巻出ロールから巻取ロール
に巻き取られているが、塗装ノズルから出た余分の塗料
を受け易くし、塗装ノズルから落下した塗料が外側に跳
ねて出ないように、塗装ノズルの下方を通る際の塗料受
けの断面形状を皿状にするとよい。又、多量の塗料を使
用するときには、この塗料受けに落下した塗料が回収受
け皿の中を流れて回収受け皿に自然に移送できるよう
に、塗料受けを回収受け皿方向に傾斜させるとよい。
又、少量の塗料を使用するときには、この塗料受けの中
に塗料を溜めるようにするとよい。このような形状にフ
ィルムもしくはシートの塗料受けを保ったり塗料受けの
垂れ下がることを防ぐために、フィルムもしくはシート
の塗料受けの下方に受け材を設けるとよい。
【0010】又、請求項2記載の発明においては、回収
受け皿の上方に位置するフィルムもしくはシートの塗料
受けの表面を引っ掻くスクレーパーを設けて、フィルム
もしくはシートの塗料受けに付着した塗料を回収受け皿
に掻き落とすようにするとよい。又、回収受け皿も取り
換えることができるようにすると、塗料の組成や色が換
わるときに回収受け皿を取り換えるだけで良くなるので
便利である。
【0011】(作用)請求項1記載の発明では、塗料受
けが取換可能になされているから、塗料の組成や色が換
わる度に、塗料受けを取り換えれば、塗料が別の塗料と
混じることなく回収できる。
【0012】請求項2記載の発明では、塗料回収装置
が、移送コンベアの前後に設けられたフィルムもしくは
シートの巻出ロールと巻取ロールと、巻出ロールから巻
取ロールに巻き取られるフィルムもしくはシートの塗料
受けと、巻取ロール近傍に設けられた回収受け皿とから
なり、塗装中の余分の塗料が塗料受けに落下し、この塗
料受けから回収受け皿に移送されて回収されるようにな
っているから、塗装ノズルから出た余分の塗料は塗料受
けの上に落下し、回収受け皿に移送される。従って、こ
の回収受け皿の中に移送された塗料を回収すれば簡単に
回収できる。
【0013】又、塗料受けが巻出ロールから巻き出され
て巻取ロールに巻き取られると、ノズルの下方の塗料受
けが新しい部分になる。従って、塗料の組成や色を換え
るときには、巻出ロールからフィルムもしくはシートの
塗料受けを塗装ノズルの下方に巻き出し、塗装ノズルの
下方の使用していたフィルムもしくはシートの塗料受け
を巻取ロールに巻き取って、塗装ノズルの下方に新しい
塗料受けにする。このようにして、塗料の組成や色が換
わる度に、塗料受けにすれば、塗料が別の塗料と混じる
ことなく回収できる。
【0014】請求項3記載の発明では、塗料回収装置
が、複数個の皿状の塗料受けを皿の開口面を外側に向け
て取り付けた回転体の複数本を移送コンベア間に並べて
回転可能に取り付けたものであり、塗装ノズルから出た
余分の塗料が塗料受けに落下して回収されるようになっ
ているから、移送コンベアの上方に取り付けられた塗装
ノズルから出た余分の塗料は、移送コンベアの下方に複
数本並べられた皿状の塗料受けの中に落下する。従っ
て、この塗料受けの中の塗料を回収すれば簡単に回収で
きる。
【0015】又、この回転体を回転させることにより、
上方に向いていた塗料受けが同じ回転体に取り付けられ
ている別の塗料受けに取換可能になされているから、回
転体を回転させて、上方に向いていた塗料受けを同じ棒
状回転体に取り付けられている別の塗料受けに取り換え
ることができる。このようにして、塗料の組成や色が換
わる度に、塗料受けを取り換えれば、塗料が別の塗料と
混じることなく回収できる。
【0016】請求項4記載の発明では、塗装ノズルが一
定周期で往復するものであり、前記塗料回収装置が、支
持具と、この支持具に着脱自在に取り付けられた皿状の
塗料受けとからなり、塗料受けが絶えず塗装ノズルの下
方に位置するように、この支持具が塗装ノズルとほぼ同
じ方向にほぼ同じ周期で往復して、塗装ノズルから出た
余分の塗料が塗料受けに落下して回収されるようになっ
ているから、塗装ノズルから出た余分の塗料は塗料受け
に落下する。従って、この塗料受けの塗料を取り出すこ
とにより塗料が回収できるし、又、従来では、塗装ノズ
ルが移動する範囲をカバーする大きな塗料受けが必要で
あったが、上記のように塗料受けを移動させることによ
り、この塗料受けを必要以上に大きくする必要がなくな
る。又、この支持具に取り付けられている塗料受けが取
換可能になっているから、塗料の組成や色が換わる度
に、塗料受けを取り換えれば、塗料が別の塗料と混じる
ことなく回収できる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1および図2は本発明の一実施例を示す
もので、図1は板材塗装装置の使用状態を示す説明図、
図2は図1のA−A線における断面図である。
【0018】図1および図2において、1は板材塗装装
置であり、この板材塗装装置1は、移送コンベア2と塗
装ノズル3と塗料回収装置4とからなる。移送コンベア
2は駆動ロール21とロール22との間に架けらたエン
ドレスベルトであり、3個が間隔を開けて並設されてい
る。そして、図示しない駆動装置がこの駆動ロール21
を矢印のように回転させることにより、移送コンベア2
の上側が矢印(図においては左から右)方向に移動する
ようになっている。従って、この上に外壁材等の板体5
を載せると、板体5が図において左から右に移動するよ
うになっている。具体的には、板体5は外壁材に用いら
れる木片セメント板であり、塗料はアクルリエマルジョ
ン系塗料である。
【0019】塗装ノズル3は、塗料輸送パイプ31の先
端に設けられていて、塗料輸送パイプ31と共に図示し
ない駆動装置で左右に一定周期で移動するようになって
いる。そして、図示しない塗料タンクから圧送された塗
料が塗料輸送パイプ31を通って塗装ノズル3から下方
に霧状になって吹く出るようになっている。塗料回収装
置4は、移送コンベア2の前後に設けられた巻出ロール
41と巻取ロール42と、塗料受け43と、回収受け皿
44と、ガイドロール45と、スクレーパー46と、受
け材47とからなる。
【0020】塗料受け43は布の表面にゴム層が設けら
れたフィルムもしくはシートである。巻出ロール41に
は、フィルムもしくはシートの塗料受け43がロール状
に巻かれていて、この巻出ロール41から巻き出された
塗料受け43が塗装ノズル3の下方を通り、ガイドロー
ル45で下方に向きを換えられて、巻取ロール42に巻
き取られるようになっている。受け材47は、巻出ロー
ル41と巻取ロール42の間に設けられたものであり、
図2に示すように、断面が皿状に湾曲し、且つ、巻出ロ
ール41側が高く、巻取ロール42側が低くなってい
る。
【0021】そして、このフィルム状の塗料受け43
は、巻出ロール41から出てとガイドロール45を経て
巻取ロール42に巻き取られるのであるが、この巻出ロ
ール41から出て、ガイドロール45までは、この受け
材47の上を通過する。従って、この塗料受け43は、
巻出ロール41から出てガイドロール45までは、図2
に示すように、断面は中央部分が下方に皿状に湾曲し
て、落下した塗料が跳ねても外側に出ないようになって
いるし、塗料受け43が塗装ノズル3から出た余分の塗
料を受け易くなっている。又、巻取ロール側42側が低
くなっていて、この塗料受け43の上に落下した塗料が
巻取ロール側42方向に流れるようになっいる。
【0022】回収受け皿44は、ガイドロール45や巻
取ロール42の下方に設けられていて、塗料受け43の
上を流れた塗料が回収受け皿44の中に落下するように
なっている。この回収受け皿44は取り換えることがで
きるようになっている。スクレーパー46は、ガイドロ
ール45と巻取ロール42との間に設けられていて、ガ
イドロール45と巻取ロール42の間を通過するフィル
ム状の塗料受け43の表面を引っ掻いて、塗料受け43
に付着した塗料を回収受け皿44の中に掻き落とすもの
である。
【0023】塗料回収装置4はこのような構造になって
いるので、塗装ノズル3から出た余分の塗料が塗料受け
43で受けて回収受け皿44に流れ込んだり、塗料受け
43を回収受け皿44方向に移動させることで塗料が移
送されて回収できるようになっている。又、塗料受け4
3が巻出ロール41から巻き出されて巻取りロール42
に巻き取られることで塗装ノズル3の下方の塗料受け4
3が新しい部分に取換可能になっている。
【0024】次に、この板状塗装装置の使用方法を説明
する。先ず、塗料輸送パイプ31と共に塗装ノズル3を
図示しない駆動装置で左右に一定周期で移動させ、図示
しない塗料タンクからポンプで圧送させた塗料を塗装ノ
ズル3から下方に霧状になって吹き出させておく。又、
移送コンベア2を駆動させておく。
【0025】次に、板材5を移送コンベア2の上に、塗
装面を上側に向けて載せる。すると、左から右に板材5
が移動し、塗装ノズル3の下方にくると、一定周期で移
動する塗装ノズル3から塗料が霧状になって吹き付けら
れて板材5の表面に付着し、板材がほぼ均一に塗装され
る。この板材5は移送コンベア2の移動に伴って、さら
に先端に移動し、図示しない乾燥装置の中を通って塗料
が乾燥されて、板材5の表面に塗料層が形成される。こ
の際、塗装ノズル3から出た余分の塗料は塗料受け43
に落下する。
【0026】この塗料受け43は巻出ロール41から出
てガイドロール45までは、図2に示すように、断面は
中央部分が下方に皿状に湾曲しているし、巻取ロール4
2側が低くなっているので、塗料受け43に落下した塗
料が外側に跳ねることなく塗料受け43のほぼ中央に集
められ、巻取ロール42側方向に流れていって、回収受
け皿44に流れ込むので、この回収受け皿44の塗料を
取り出せば回収できる。
【0027】次に、塗料の種類を換える場合には、巻出
ロール41からフィルムもしくはシートの塗料受け43
を塗装ノズルの下方に巻き出し、塗装ノズルの下方にあ
った使用していたフィルムもしくはシートの塗料受け4
3を巻取ロール42に巻き取る。この際、塗料受け43
に付着している塗料をスクレーパー46で塗料受け43
の表面を引っ掻いて回収受け皿44に落として回収す
る。このように巻取ロール42で従来使用していた塗料
受け43を巻き取ると、塗装ノズル3の下方に新しい塗
料受け43が上方に向く。又、回収受け皿44とスクレ
ーパー46を取り換える。
【0028】次に、新しい塗料を使用して上記のように
して板材5を塗装する。このようにすると、塗料受け4
3、回収受け皿44、スクレーパー46を掃除しなくと
も、この新しい塗料が前の塗料と混じることなく回収で
きる。このようにして、塗料の組成や色が換わる度に、
塗料受け43や回収受け皿44を取り換えれば、塗料が
別の塗料と混じることなく回収でき、便利である。
【0029】(実施例2)図3および図4は本発明の他
の実施例を示すもので、図3は板材塗装装置の使用状態
を示す説明図、図4は塗料回収装置の斜視図である。
【0030】この図3および図4に示す実施例2を図1
および図2に示す実施例1と比較すると、塗料回収装置
4aが異なるので、この塗料回収装置4aについて説明
する。即ち、この塗料回収装置4aは、図4に示すよう
に、回転体45aを移送コンベア2aの下方に複数本並
べて回転自在に取り付けたものである。この回転体45
aには皿状の塗料受け43aが4個、開口面を外側に向
けて取り付けられている。そして、この回転体45aを
回転させることにより、上方に向いていた塗料受け43
aが同じ回転体45aに取り付けられている別の塗料受
け43aに取り換えることができるようになっている。
その他の構造は、実施例1とほぼ同じであるので説明を
省略する。
【0031】次に、この板状塗装装置の使用方法を説明
する。先ず、実施例1と同様に、塗料輸送パイプ31a
と共にスプレーノズル3aを図示しない駆動装置で左右
に一定周期で移動させ、図示しない塗料タンクからポン
プで圧送させた塗料を塗装ノズル3aから下方に霧状に
なって吹き出させておく。又、移送コンベア2aを駆動
させておく。
【0032】次に、板材5aを移送コンベア2aの上
に、塗装面を上側に向けて載せる。すると、板材5aが
移動し、塗装ノズル3aの下方にくると、一定周期で移
動する塗装ノズル3aから霧状になって吹き付けた塗料
が板材5aの表面に付着し、板材がほぼ均一に塗装され
る。この板材5aは移送コンベアー2aの移動に伴っ
て、さらに先端に移動し、図示しない乾燥装置の中を通
って塗料が乾燥されて、板材5aの表面に塗料層が形成
される。
【0033】この際、この塗料回収装置4aは、図4に
示すように、回転体45aを移送コンベア2aの下方に
複数本並べて回転自在に取り付けたものであるし、この
回転体45aには皿状の塗料受け43aが4個、開口面
を外側に向けて取り付けられているから、塗装ノズル3
aから出た余分の塗料は開口を上に向けている塗料受け
43aに落下する。この塗料受け43aに落下した塗料
を取り出せば簡単に塗料が回収できる。
【0034】次に、塗料の種類を換える場合には、回転
体45aを回転させて、上を向いていた塗料受け43a
を横や下に向け、新しい塗料受け43aを上に向けて塗
料受け43aを取り換える。次に、新しい塗料を使用し
て上記のようにして塗装する。このようにすると、塗料
受け43aを掃除しなくとも4種類の塗料を別の塗料に
混じることなく簡単に回収でき、便利である。
【0035】(実施例3)図5は本発明の別の実施例を
示すもので、塗料回収装置の斜視図である。この図5に
示す実施例3を図3および図4に示す実施例2と比較す
ると、塗料回収装置4bが、実施例2では塗料受けが4
個取り付けられた回転体であったが、実施例3では塗料
受け43bが3個取り付けられた回転体45bであり、
3種類の塗料が回収できることが異なる。その他の構造
および使用方法が同じであるので説明を省略する。
【0036】(実施例4)図6は本発明の更に別の実施
例を示すもので、塗料回収装置の斜視図である。この図
6に示す実施例4を図3および図4に示す実施例2と比
較すると、塗料回収装置4cが、実施例2では塗料受け
が4個取り付けられた回転体であったが、実施例4では
塗料受け43cが2個取り付けられた回転体45cであ
り、2種類の塗料が回収できることが異なる。その他の
構造および使用方法が同じであるので説明を省略する。
【0037】(実施例5)図7〜図9は本発明の更に別
の実施例を示すもので、図7は板材塗装装置の使用状態
の側面を示す説明図、図8は図7の正面を示す説明図、
図9は塗装範囲を示す説明図である。
【0038】図7〜図9において、1dは板材塗装装置
であり、この板材塗装装置1dは、移送コンベア2dと
塗装ノズル3dと塗料回収装置4dとからなる。移送コ
ンベア2dは実施例1と同様にエンドレスベルトであ
り、4個が間隔を開けて並設されていて、図示しない駆
動装置で移送コンベア2dの上側が図7の矢印(図にお
いては左から右)方向に移動するようになっている。従
って、この上に外壁材等の板体5dを載せると、板体5
dが図7の左から右に移動するようになっている。
【0039】塗装ノズル3dは、塗料輸送パイプ31d
の先端に設けられていて、塗料輸送パイプ31dと共に
図示しない駆動装置で、図8に示すように、左右に一定
周期で移動するようになっている。そして、図示しない
塗料タンクから圧送された塗料が塗料輸送パイプ31d
を通って塗装ノズル3dから下方に霧状になって吹く出
るようになっている。塗料回収装置4dは、支持具48
dと、この支持具48dに着脱自在に取り付けられた皿
状の塗料受け43dとからなり、塗料受け43dが絶え
ず塗装ノズル3dの下方に位置するように、この支持具
48dが塗装ノズル3dとほぼ同じ方向にほぼ同じ周期
で往復している。又、支持具48dに取り付けられてい
る塗料受け43dは別の塗料受け43dに取換可能にな
っている。
【0040】次に、この板状塗装装置の使用方法を説明
する。先ず、塗料輸送パイプ31dと共に塗装ノズル3
dを図示しない駆動装置で左右に一定周期で移動させ、
図示しない塗料タンクからポンプで圧送させた塗料を塗
装ノズル3dから下方に霧状になって吹き出させてお
く。又、移送コンベア2dを駆動させておく。
【0041】次に、板材5dを移送コンベア2dの上
に、塗装面を上側に向けて載せる。すると、図7の左か
ら右に板材5dが移動し、塗装ノズル3dの下方にくる
と、一定周期で移動する塗装ノズル3dから塗料が霧状
になって吹き付られて板材5dの表面に付着し、板材5
dがほぼ均一に塗装される。この板材5dは移送コンベ
アー2dの移動に伴って、さらに先端に移動し、図示し
ない乾燥装置の中を通って塗料が乾燥されて、板材5d
の表面に塗料層が形成される。
【0042】この際、塗装ノズル3dから出た余分の塗
料は塗料受け43dに落下する。このように塗装ノズル
3dが一定周期が往復していても、塗料回収装置4dの
支持具48dが塗装ノズル3dとほぼ同じ方向にほぼ同
じ周期で往復して、塗料受け43dが絶えず塗装ノズル
3dの下方に位置するから、塗装ノズル3dから出た余
分の塗料は塗料受け43dの中に落下する。従って、こ
の塗料受け43dの塗料を取り出すことにより塗料が簡
単に回収できる。
【0043】尚、従来では、図9に示すように、塗装ノ
ズルが移動する範囲9dをすべてカバーする大きな塗料
受けが必要であったが、塗料受け43dを移動させるこ
とにより、必要以上に大きくする必要がなく、この塗料
受け43dは91dの大きさでよくなり、極めて便利で
あると共に、この塗料受け91dを取り換える場合に簡
単に取り換えることができる。次に、塗料受け43dは
着脱自在に取り付けられていて、支持具48dに取り付
けられている塗料受け43dを外し別の塗料受け43d
に取換可能であるから、塗料の組成や色が換わる度に、
塗料受け43dを取り換えれば、塗料が別の塗料と混じ
ることなく回収でき、便利である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、塗料受けが取
換可能になされているから、塗料の組成や色が換わる度
に、塗料受けを取り換えれば、塗料が別の塗料と混じる
ことなく回収することができ、極めて便利である。
【0045】請求項2記載の発明では、塗料回収装置
が、移送コンベアの前後に設けられた巻出ロールと巻取
ロールと、巻出ロールから巻取ロールに巻き取られるフ
ィルムもしくはシートの塗料受けと、巻取ロール近傍に
設けられた回収受け皿とからなり、塗装中の余分の塗料
が塗料受けに落下し、塗料受けから回収受け皿に移送さ
れて塗料が回収されるから、この回収受け皿の中の溜ま
った余分の塗料を回収すれば簡単に回収できる。
【0046】又、塗料受けが巻出ロールから巻き出され
て巻取ロールに巻き取られると、塗料受けが新しい部分
になる。従って、塗料の組成や色が換わる度に、塗料受
けを新しい部分に取り換えれば、塗料が別の塗料と混じ
ることなく簡単に回収できる。
【0047】請求項3記載の発明では、塗料回収装置
が、複数個の皿状の塗料受けを皿の開口面を外側に向け
て取り付けた回転体の複数本を移送コンベア間に複数本
並べて回転可能に取り付けたものであり、塗装ノズルか
ら出た余分の塗料が塗料受けに落下して回収されるよう
になっているから、この塗料受けの中の塗料を回収する
ば簡単に回収できる。
【0048】又、この回転体を回転させることにより、
上方に向いていた塗料受けが同じ回転体に取り付けられ
ている別の塗料受けに取換可能になされているから、塗
料の組成や色が換わる度に、回転体を回転させて、塗料
受けを取り換えれば、塗料が別の塗料と混じることなく
簡単に回収できる。
【0049】請求項4記載の発明では、塗装ノズルが一
定周期で往復するものであり、前記塗料回収装置が、支
持具と、この支持具に着脱自在に取り付けられた皿状の
塗料受けとからなり、塗料受けが絶えず塗装ノズルの下
方に位置するように、この支持具が塗装ノズルとほぼ同
じ方向にほぼ同じ周期で往復して、塗装ノズルから出た
余分の塗料が塗料受けに落下して回収されるようになっ
ているから、塗料受けを必要以上に大きくする必要がな
く、極めて便利である。
【0050】又、この支持具に取り付けられている塗料
受けを外し別の塗料受けに取換可能であるから、塗料の
組成や色が換わる度に、塗料受けを取り換えれば、塗料
が別の塗料と混じることなく回収できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、板材塗装装置
の使用状態を示す説明図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すもので、板材塗装装
置の使用状態を示す説明図である。
【図4】塗料回収装置の斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例を示すもので、塗料回収装
置の斜視図である。
【図6】本発明の更に別の実施例を示すもので、塗料回
収装置の斜視図である。
【図7】本発明の更に別の実施例を示すもので、板材塗
装装置の使用状態の側面を示す説明図である。
【図8】図7の正面を示す説明図である。
【図9】塗装範囲を示す説明図である。
【符号の説明】
1、1d 板材塗装装置 2、2a、2d 移送コンベア 3、3a、3d 塗装ノズル 4、4a、4b、4c、4d 塗料回収装置 41 巻出ロール 42 巻取ロール 43、43a、43b、43c、43d 塗料受け 44 回収受け皿 45a、45b、45c 回転体 48d 支持具 5、5a、5d 板材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を開けて並設された板体を搬送する
    複数の移送コンベアと、この移送コンベアの上方に設け
    られた塗装ノズルとからなる板材塗装装置において、前
    記移送コンベアの間に塗装中の余分の塗料を受ける塗料
    受けを備えた塗料回収装置が設けられ、この塗料受けが
    取換可能になされていることを特徴とする板材塗装装
    置。
  2. 【請求項2】 前記塗料回収装置が、移送コンベアの前
    後に設けられたフィルムもしくはシートの巻出ロールと
    巻取ロールと、巻出ロールから巻取ロールに巻き取られ
    るフィルムもしくはシートの塗料受けと、巻取ロール近
    傍に設けられた回収受け皿とからなり、塗装中の余分の
    塗料が塗料受けに落下し、この塗料受けから回収受け皿
    に移送されて回収されることを特徴とする請求項1記載
    の板材塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記塗料回収装置が、複数個の皿状の塗
    料受けを皿の開口面を外側に向けて取り付けた回転体の
    複数本を移送コンベアの間に並べて回転可能に取り付け
    たものであり、塗装ノズルから出た余分の塗料が塗料受
    けに落下して回収され、回転体を回転させることによ
    り、上方に向いていた塗料受けが同じ回転体に取り付け
    られている別の塗料受けに取換可能になされていること
    を特徴とする請求項1記載の板材塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記塗装ノズルが一定周期で往復するも
    のであり、前記塗料回収装置が、支持具と、この支持具
    に着脱自在に取り付けられた皿状の塗料受けとからな
    り、塗料受けが絶えず塗装ノズルの下方に位置するよう
    に、この支持具が塗装ノズルとほぼ同じ方向にほぼ同じ
    周期で往復して、塗装ノズルから出た余分の塗料が塗料
    受けに落下して回収され、支持具に取り付けられている
    塗料受けが取換可能になされていることを特徴とする請
    求項1記載の板材塗装装置。
JP10104708A 1998-04-15 1998-04-15 板材塗装装置 Pending JPH11290756A (ja)

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