JPH11290232A - シャワーヘッド - Google Patents

シャワーヘッド

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JPH11290232A
JPH11290232A JP10117899A JP11789998A JPH11290232A JP H11290232 A JPH11290232 A JP H11290232A JP 10117899 A JP10117899 A JP 10117899A JP 11789998 A JP11789998 A JP 11789998A JP H11290232 A JPH11290232 A JP H11290232A
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JP
Japan
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water
shower head
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agent
color
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Pending
Application number
JP10117899A
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English (en)
Inventor
Takayasu Okubo
貴泰 大久保
Shigeto Hashimoto
重人 橋元
Nansei Tanioka
南生 谷岡
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ARAMIKKU KK
Original Assignee
ARAMIKKU KK
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Publication date
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Publication of JPH11290232A publication Critical patent/JPH11290232A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B15/00Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
    • B05B15/60Arrangements for mounting, supporting or holding spraying apparatus
    • B05B15/62Arrangements for supporting spraying apparatus, e.g. suction cups

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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱塩素剤などの浄化剤を収容したシャワーヘ
ッドにおいては浄化剤の有効寿命を確認する手段がなか
ったため有効期間を過ぎても使用するなどの問題があ
る。 【解決手段】 シャワーヘッドを構成する握り部1を透
明にし、この内部に脱塩素剤10や活性炭セラミック1
1などの浄化剤を収容するとともに、脱塩素剤10の性
能が低下すると色が変わるインジケータ20を設け、こ
のインジケータ20の色変化を外部から見ることができ
るから、握り部1の交換時期を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水に残留して
いる塩素を分解し、且つ水道水に含まれる臭い成分や不
純物を取り除いてシャワー水を浄化する機能を備えたシ
ャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】水道水には雑菌を滅菌消毒するために塩
素が混合されており、日本の水道法では蛇口から出る水
道水に0.1ppm以上の塩素が混入されていなければな
らないという決まりになっている。特に最近は河川等の
水源における水質がますます劣悪化する傾向にあり、ま
たOー157大腸菌等が発生するなどの状況から、原水
の殺菌に大量の塩素が投入されている。したがって、水
道蛇口から出る水道水にはかなりな量の残留塩素が混在
されている。
【0003】しかしながら、水道水に含まれる残留塩素
は人の肌や毛髪のタンパク質及びビタミンを死滅させ、
この結果、肌の老化現象、例えばシミやシワの発生、ま
た髪毛の脱色やぱさつき、抜け毛の原因になるといわれ
ている。特に、肌の弱い体質の人や、乳幼児などには塩
素の影響が大であり、且つアトピー性皮膚炎などのよう
に皮膚に障害を持つ人にも悪影響を及ぼすといわれてい
る。更に美容室や理容室などで作業する美容師や理容師
は、常にシャワーを頻繁に使うために、手肌が荒れる等
の職業病に悩む人もいる。
【0004】このようなことから、最近、水道水から塩
素を取り除く機能を持った脱塩素機能付きシャワーヘッ
ドが開発され、市販されている(実開平7−34949
号など)。すなわち、脱塩素機能付きシャワーヘッド
は、シャワーヘッドを構成する握り部またはヘッド部に
脱塩素剤として亜硫酸カルシウムや活性炭などを収容
し、亜硫酸カルシウムの塩素分解作用や活性炭の吸着作
用などにより、水道水に残留している塩素量を低減し、
浄化した水を散水するようになっている。
【0005】しかしながら、上記シャワーヘッドに収容
されている亜硫酸カルシウムや活性等の浄化剤はその浄
化能力に限界があり、すなわち浄化剤の装填量と水道水
の使用量との関係により使用期間が限られる。よって、
使用期間が長くなると浄化能力が低下する。そして、浄
化能力が失われてしまうと浄化剤を交換する必要があ
る。従来の場合、浄化剤は固形されたり袋詰されてユニ
ット化されており、このユニットをして交換したり、ま
たはカートリッジに収容してこのカートリッジを交換す
るようになっている。
【0006】これら浄化剤の寿命は、メーカーの実験結
果にもとづきその交換時期を設定しており、例えば3ヶ
月有効や6ヶ月有効などの有効期限の表示をしてあり、
使用者はその交換時期を覚えておいて交換するようにな
っている。しかし、使用者は交換時期を忘れてしまうこ
とが多く、浄化の寿命が終わったにも拘わらず使用を続
けたり、寿命が残っているのに交換するなどの実態がみ
られる。メーカーによっては、使用開始時期や交換時期
を記入するシールを添付するなどの対応をしているが、
相変わらず交換時期を忘れることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の浄水
機能付きシャワーヘッドの場合、浄化剤の寿命が判らず
にユニットやカートリッジの交換を忘れる、または浄化
能力が残っているにも拘わらず早めに交換するなどの問
題があった。
【0008】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、シャワーヘッドの内部に有効期限が経過する
と色が変わる表示手段(インジケータ)を設けるととも
に、これを外から見ることができる透視部を形成し、こ
の透視部から上記表示部を見て浄化剤やユニットまたは
カートリッジ等の交換時期を適切に判断することができ
るようにした浄水機能付きのシャワーヘッドを提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、筒型の握り部とヘッド部とを脱着可
能に連結するとともに、上記握り部またはヘッド部に脱
塩素剤および濾過剤のうちの少なくとも1種を含む浄化
剤を収容したシャワーヘッドにおいて、上記握り部また
はヘッド部もしくはこれらの一部に、内部が視認可能な
透視部を設け、この透視部と対向する内部に使用期限が
経過したら色具合が変化する表示手段(インジケータ)
を設けたことを特徴とする。このような構成によれば、
使用者は透視部を通じて表示手段を見ることができ、こ
の表示手段は有効使用期間が過ぎると色が変わるので、
使用者は表示手段の色を見て交換時期の判断をすること
ができる。よって、適切な時期に浄水剤を交換すること
ができ、浄水機能をいつまでも良好な状態に保って使用
を続けることができる。
【0010】請求項2の発明は、握り部に浄化剤を収容
するとともに、この握り部の少なくとも一部に内部が視
認可能な透視部を設け、この透視部と対応する内部に使
用期限が経過すると色具合が変化する表示手段を設けた
ことを特徴とする。このような構成の場合、握り部に集
中的に浄化剤および表示手段を設けることができるか
ら、構造が簡単になるとともに、握り部を取り外せば浄
化剤の交換も容易に行える。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、色具合が変化する表示手段は、水道
水に含まれる塩素と反応して通水量に応じて色具合が変
化する塩素反応性変色体であることを特徴とする。この
ような塩素反応性変色体であれば、塩素との反応のみで
色が変化するから脱塩素剤の寿命を高精度に表示するこ
とができる。この場合、例えば塩素反応性変色体が、塩
素の脱色作用により通水量に応じて色具合が変化する染
料を備えたものであれば、簡単な構成で表示手段を構成
することができる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、色具合が変化する表示手段は、水道
水に含まれる汚れ成分が付着することにより通水量に応
じて色具合が変化する汚れ付着体であることを特徴とす
る。水道水には濁りや水道鉄管の錆などの汚れ成分が混
在されており、この汚れ成分が汚れ付着体に付着すると
浄化剤の寿命に拘わらず汚れが目立つようになる。した
がって、内部に収容した内蔵物が汚れた状態でシャワー
ヘッドを使用すると、目で見ただけで不潔感が沸き、内
蔵物の交換を呼び起こすようになる。このような汚れに
よる色変化であっても、交換時期を表示することができ
る。この場合、浄化剤のうちの少なくとも一部を通水性
容材に包容し、この通水性容材を汚れ付着体とすればこ
の通水性溶材の表面に汚れ成分が付着堆積することによ
り通水性溶剤の地合が色変化するから汚れを表示するこ
とができる。
【0013】請求項7の発明は、少なくとも一部に内部
が視認できる透視部を形成した握り部に、内部が透視可
能な筒型のカートリッジを脱着可能に収容し、このカー
トリッジに上記浄化剤および上記表示手段を収容し、こ
の表示手段が変色したことを視認して上記カートリッジ
を交換可能としたことを特徴とする。すなわち、請求項
7の発明は、握り部とは別体に構成したカートリッジを
交換するようにしたものであり、カートリッジの交換で
内蔵物の交換が可能になる。
【0014】請求項8の発明は、少なくとも一部に内部
が視認可能な透視部を形成した握り部に、上記浄化剤お
よび表示手段を収容し、この表示手段が変色した場合に
握り部をこれに収容した上記浄化剤および上記表示手段
などの内蔵物と一緒に交換可能としたことを特徴とす
る。すなわち、請求項8の発明は、握り部が交換カート
リッジを兼ねており、このようにすれば構成部品の点数
を削減ですることができる。
【0015】請求項9の発明は、浄化剤として、脱塩素
剤と、活性炭を固形化してなる活性炭セラミックとを用
いたことを特徴とする。活性炭セラミックは、活性炭の
作用で水道水中に含まれるカビ臭さやカルキ臭さ、鉄錆
や銅、亜鉛、鉛、マンガンなどの重金属、その他農薬や
洗剤等の不純物を吸着・濾過する。よって、このような
シャワーヘッドであれば、脱塩素剤が残留塩素を分解し
て低減するとともに、活性炭セラミックが臭いや不純物
の濾過をなし、清浄なシャワー水を噴射するようにな
る。
【0016】なお、脱塩素剤は、亜硫酸カルシウム、亜
硫酸ナトリウムおよびアスコルビン酸ナトリウムの群か
ら選ばれた少なくとも1種であることが望ましい。
【0017】本発明における透視部は、透明、着色透
明、または半透明などであってよく、要するに外から内
部が見える状態であればよい。また、濾過剤とは、濾
紙、不織布、中空糸膜、活性炭、活性炭繊維、多孔質セ
ラミック、その他水道水に含まれている濁り成分、臭い
成分などを吸着、捕獲するフィルター機能を有するもの
であればよい。
【0018】また本発明のシャワーヘッドは、一般家庭
を始め、旅館、ホテル、スイミングプール、病院などの
シャワー設備や洗面所、または美容院、理容院等の洗髪
用シャワーなど、あらゆる分野に使用可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明について、図1ないし
図6に示する第1の実施例にもとづき説明する。図1
は、シャワーヘッドの全体を示す正面図、図2は断面
図、図3は分解した側面図、図4は脱塩素剤の構成を示
す図、図5は活性炭セラミックの粒の詳細を示す図、図
6は表示手段の構成を示す図である。
【0020】図において、1はシャワーヘッドを構成す
る握り部であり、2はヘッド部である。握り部1は中空
円筒型に形成されているとともに内部が透視可能な透明
樹脂により形成されている。握り部1の一端には図示し
ないシャワーホースに脱着可能に連結される雄ねじ部3
が形成されており、他端には雌ねじ部4が形成されてい
る。ヘッド部2は非透明な樹脂により中空構造に形成さ
れており、一端には上記握り部1の雌ねじ部4に脱着可
能に連結される雄ねじ部5が形成されているとともに、
他端には押さえリング6を介して散水板7が取り付けら
れている。散水板7には複数の散水孔8が形成されてお
り、この散水孔8よりシャワー水が噴射されるようにな
っている。
【0021】上記握り部1には、脱塩素剤10および濾
過剤として複数の活性炭セラミック粒11が収容されて
いる。脱塩素剤10には、例えば亜硫酸カルシウムが用
いられている。亜硫酸カルシウムは粉末または顆粒であ
り、このような亜硫酸カルシウム粉末または顆粒は図4
に示すように、不織布などからなる通水性シート12に
収容されている。この場合、通水性シート12は2枚重
ねになっており、これら2枚の通水性シート12の一方
に、縦横それぞれの方向に間隔的に凹部を設けるととも
に、他方は平たくしておき、上記凹部に亜硫酸カルシウ
ム13を充填し、これら2枚の通水性シート12を貼着
して構成してある。このような亜硫酸カルシウムを装填
したシート12はロール状に巻回され、これを上記握り
部1に挿入してある。このため、握り部1内を流れる水
道水は通水性シート12を透過して亜硫酸カルシウム1
3に触れ、よって水道水に含まれる残留塩素が亜硫酸カ
ルシウム13と反応して無害な塩素化合物になる。
【0022】活性炭セラミック粒11は、図5に示すよ
うに、外形3〜20mmの球形をなしており、図5におい
て符号11aはコア部、11bは表層部である。コア部
11aは、活性炭粉末と、粘土質鉱物の粉末と、銀や銅
または酸化亜鉛などの少なくとも1種からなる抗菌金属
とを混合して焼き固めたものであり、活性炭粉末が20
〜70重量%の割合で混合されている。上記のようなコ
ア部11aは、表面が表層部11bで覆われている。表
層部11bは厚みが0.5〜2mm程度の多孔質セラミッ
クにより構成されており、表層部11bの活性炭が粉落
ちするのを防止するとともに表面の強度を大きくしてあ
る。そしてこの多孔質構造は通水性を有し、よってコア
部11aに水が出入りできるようになっている。このた
め、握り部1内を流れる水道水は、表層部11bを透過
してコア部11aに侵入し、活性炭のもつ吸着作用によ
り水道水に含まれる汚れ成分や、臭い成分などが吸着濾
過される。
【0023】上記握り部1の内面には、背面側に位置し
て表示部材、すなわちインジケータ20が取り付けられ
ている。インジケータ20は塩素と反応して色が変化す
るものであり、本実施例の場合は以下のような構造をな
している。すなわち、インジケータは図6に示す通り、
透明性シート21の片面に接着剤22を塗布し、これを
握り部1の内面に貼着するようになっているとともに、
この透明シート21の他面に、例えば赤色染料により染
められた繊維を用いて「お取り換え」の文字23を表示
してある。赤色の染料は塩素に反応して次第に変色する
染料が用いられており、すなわち塩素により脱色されて
次第に色が薄くなるように構成されている。このような
インジケータ20を透明な握り部1の内面に貼着する
と、外から見ればインジケータ20の文字表示23は赤
色に見える。そして、水道水を流すと、水道水に含まれ
る残留塩素が文字表示23の染料と反応して文字表示2
3が次第に脱色され、例えばピンク色に変わってゆく。
水道水の使用量に応じて文字表示23の色が次第に薄く
なり、所定の色に変われば、使用期限であることを表示
することになる。
【0024】このような構成のシャワーヘッドについて
作用を説明する。
【0025】図示しないシャワーホースを通じて送られ
てきた水道水は、握り部1を経てヘッド部2に送られ、
散水板7の散水孔8からシャワー水として噴射される。
水道水は握り部1を通過する過程で脱塩素剤10として
の亜硫酸カルシウム13と接触し、よって水道水に含ま
れている残留塩素が低減される。また、水道水は活性炭
セラミック11の層を通過し、この過程で水道水に含ま
れている各種不純物、例えば濁り成分や鉄さびを含む金
属などの汚染物質、溶存農薬、かび、雑菌、アンモニア
などの臭気物質が吸着される。
【0026】したがって、散水孔8から噴射されるシャ
ワー水は、残留塩素が除去されており、使用する人の頭
髪や肌に対するダメージを和らげることができる。ま
た、水道水に含まれる汚れ成分や臭い成分も少なくなっ
ているから、きれいな水を噴射することができる。
【0027】なお、シャワーを使用しない時には、シャ
ワーヘッド内に水道水が残っており、この滞留状態が長
時間に及ぶとシャワーヘッド内の水にかびや雑菌が発生
する心配があるが、活性炭セラミック11には抗菌剤が
混合されているので、この抗菌剤がかびや雑菌の繁殖を
抑制する。
【0028】上記のようなシャワーヘッドにおいて、脱
塩素剤としての亜硫酸カルシウム13の残量が少なくな
ってくると、塩素分解能力が低下してくる。このような
状態になると、インジケータ20の文字表示23が残留
塩素と反応し、塩素の脱色作用によって赤色がピンク色
に変わる。すなわち、脱塩素剤の有効機能が低下すると
外部から透明な握り部1を透して「お取り換え」の色が
変化するので脱塩素剤の取り換え時期を表示することに
なる。
【0029】このような場合、握り部1を交換する。す
なわち、シャワーヘッドを握り部1の雄ねじ部3を通じ
てシャワーホースから外し、この握り部1から雌ねじ部
4および雄ねじ部5を介してヘッド部2を外す。これに
より図3に示す通り、握り部1が分解され、この使用済
みの握り部1に代わって新しい握り部1と交換する。新
しい握り部1には脱塩素剤10、活性炭セラミック粒1
1およびインジケータ20が取り付けられており、した
がって握り部1を交換することにより脱塩素機能、脱臭
濾過機能および寿命表示機能が新しくなる。つまり、本
実施例の場合は握り部1が交換カートリッジとなってい
るものである。
【0030】なお、上記実施例の場合、インジケータ2
0として塩素の脱色作用で色が変化する染料を用いた
が、これに限らず、例えば図7に示すようなインジケー
タであっても使用することができる。すなわち、図7に
示すインジケータ25は、透明性シート26の片面に接
着剤27を塗布し、他面に例えば赤色で「お取り換え」
の文字28を印刷などで表示する。この文字表示28の
表面に赤色のバインダーにて固形化された亜硫酸カルシ
ウムやビタミンCなどのような塩素と反応して溶解する
塩素反応物質をコーテイング29する。このようなイン
ジケータ25を透明な握り部1の内面に貼着すると、外
から見ればインジケータ25全体が赤色に見え、文字表
示28は見えにくい状態にある。そして、水道水を流す
と、水道水に含まれる残留塩素が亜硫酸カルシウムまた
はビタミンCと反応してコーテイング層29が次第に溶
けてゆく。水道水の使用量に応じてコーテイング層29
が次第に薄くなり、つまり赤色の背景が次第に薄くなっ
てゆくので赤色の文字表示28が明確に現れてくる。し
たがって、所定の使用期限がくれば「お取り換え」の表
示が見えることになり、使用期限を表示することができ
る。
【0031】また、図7に示すインジケータ25の場
合、亜硫酸カルシウムやビタミンCなどからなるコーテ
イング層29に代わり、水に溶ける材料からなる着色コ
ーテイング層29であってもよい。例えば、赤の着色コ
ーテイング層29を石鹸成分などのような水溶性油脂に
て形成すれば、水道水の使用流量に応じて水溶性コーテ
イング層29が次第に減少し、これにより文字表示28
を次第に明示させることができる。また、コーテイング
層29の代わりに、所定期間で水に溶ける、つまり水に
難溶性のフィルムで覆うようにしても同様の効果が得ら
れる。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について、図
8および図9にもとづき説明する。上記第1の実施例の
場合、握り部1がそのまま交換カートリッジとなってい
たが、第2の実施例の場合、握り部1にこれとは別体の
カートリッジ30を取り外し可能に挿入してある。カー
トリッジ30は透明樹脂により両端が開放された円筒型
に形成されており、この内部に脱塩素剤10、活性炭セ
ラミック11およびインジケータ20または25を取り
付けてある。このようなシャワーヘッドであっても第1
の実施例と同様な作用を奏し、脱塩素剤10の機能がな
くなればカートリッジ30を交換することによって機能
を回復させることができる。
【0033】上記各実施例では、塩素と反応すること、
または水流量に応じて文字表示を現すインジケータ2
0、25を用いた場合を説明したが、例えば図10に示
す第3の実施例のようにしてもよい。第3の実施例で
は、脱塩素剤10の通水性シート12を白地とし、これ
に汚れが付着することにより取り換え時期を表示するよ
うにしたものである。水道水には濁り成分や鉄錆などが
混在しており、このような水が脱塩素剤10を通過する
とき、通水性シート12の濾過作用によって通水性シー
ト12に濁り成分や錆が付着することがある。これらの
汚れ40は茶色を帯びており、白地の通水性シート12
に汚れが付着するとこの部分が茶色に変色する。したが
って、シート12が茶色に変色する具合を外から見て握
り部1またはカートリッジ30の交換時期を判断するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、使用
者が透視部を通じて内部の表示手段を見ることができる
から表示手段の色を見て交換時期の判断をすることがで
きる。よって、適切な時期に浄水剤を交換することがで
きるようになり、浄水機能をいつまでも良好な状態に保
って使用を続けることができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシャワーヘッドの
正面図
【図2】同実施例のシャワーヘッドの断面図
【図3】同実施例のシャワーヘッドの分解した側面図
【図4】同実施例の脱塩素剤の構造を示す斜視図
【図5】同実施例の活性炭セラミックの断面図
【図6】同実施例のインジケータを示し、(A)図は正
面図、(B)図は断面図
【図7】インジケータの他の例を示す断面図
【図8】本発明の第2の実施例を示すシャワーヘッドの
断面図
【図9】同実施例のシャワーヘッドを分解した側面図
【図10】本発明の第3の実施例を示すシャワーヘッド
の断面図
【符号の説明】 1…握り部 2…ヘッド部 7…散水板 8…散水孔 10…脱塩素剤 11…活性炭セラミック 12…通水性シート 13…亜硫酸カルシウム 20…インジケータ 25…インジケータ 30…カートリッジ 40…汚れ部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】しかしながら、上記シャワーヘッドに収容
されている亜硫酸カルシウムや活性等の浄化剤はその浄
化能力に限界があり、すなわち浄化剤の装填量と水道水
の使用量との関係により使用期間が限られる。よって、
使用期間が長くなると浄化能力が低下する。そして、浄
化能力が失われてしまうと浄化剤を交換する必要があ
る。従来の場合、浄化剤は固形されたり袋詰されてユ
ニット化されており、このユニットを交換したり、また
はカートリッジに収容してこのカートリッジを交換する
ようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、筒型の握り部とヘッド部とを備える
とともに、上記握り部またはヘッド部に脱塩素剤および
濾過剤のうちの少なくとも1種を含む浄化剤を収容した
シャワーヘッドにおいて、上記握り部またはヘッド部も
しくはこれらの一部に、内部が視認可能な透視部を設
け、この透視部と対向する内部に使用期限が経過したら
色具合が変化する表示手段(インジケータ)を設けたこ
とを特徴とする。このような構成によれば、使用者は透
視部を通じて表示手段を見ることができ、この表示手段
は有効使用期間が過ぎると色が変わるので、使用者は表
示手段の色を見て交換時期の判断をすることができる。
よって、適切な時期に浄化剤を交換することができ、浄
水機能をいつまでも良好な状態に保って使用を続けるこ
とができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】なお、脱塩素剤は、亜硫酸カルシウム、亜
硫酸ナトリウム、アスコルビン酸(ビタミンC)および
アスコルビン酸ナトリウムの群から選ばれた少なくとも
1種であることが望ましい。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がシャワーホースに脱着可能に連結
    される筒型の握り部の他端に、先端に散水孔を有するヘ
    ッド部を脱着可能に連結し、上記握り部またはヘッド部
    に脱塩素剤および濾過剤のうちの少なくとも1種を含む
    浄化剤を収容したシャワーヘッドにおいて、 上記握り部またはヘッド部もしくはこれらの一部に、内
    部が視認可能な透視部を設け、この透視部と対向する内
    部に使用期限に達すると色具合が変化する表示手段を設
    けたことを特徴とするシャワーヘッド。
  2. 【請求項2】 一端がシャワーホースに脱着可能に連結
    される筒型の握り部の他端に、先端に散水孔を有するヘ
    ッド部を脱着可能に連結し、上記握り部に少なくとも脱
    塩素剤および濾過剤のうちの少なくとも1種を含む浄化
    剤を収容し、上記握り部の少なくとも一部に内部が視認
    可能な透視部を設け、この透視部と対向する内部に使用
    期限に達すると色具合が変化する表示手段を設けたこと
    を特徴とするシャワーヘッド。
  3. 【請求項3】 上記表示手段は、水道水に含まれる塩素
    と反応して通水量に応じて色具合が変化する塩素反応性
    変色体であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のシャワーヘッド。
  4. 【請求項4】 上記塩素反応性変色体は、塩素の脱色作
    用により通水量に応じて色具合が変化する染料を備えた
    ものであることを特徴とする請求項3に記載のシャワー
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 上記表示手段は、水道水に含まれる汚れ
    成分が付着することにより通水量に応じて色具合が変化
    する汚れ付着体であることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載のシャワーヘッド。
  6. 【請求項6】 上記浄化剤の少なくとも一部は通水性容
    材に包容されており、この通水性容材が、水道水中に含
    まれる汚れ成分が付着堆積することにより色具合が変化
    する汚れ付着体となっていることを特徴とする請求項5
    に記載のシャワーヘッド。
  7. 【請求項7】 少なくとも一部に内部が視認できる透視
    部を形成した握り部に、内部が透視可能な筒型のカート
    リッジを脱着可能に収容し、このカートリッジに上記浄
    化剤および上記表示手段を収容し、この表示手段が変色
    したことを視認して上記カートリッジを交換可能とした
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか一
    に記載のシャワーヘッド。
  8. 【請求項8】 少なくとも一部に内部が視認可能な透視
    部を形成した握り部に、上記浄化剤および表示手段を収
    容し、この表示手段が変色した場合に握り部をこれに収
    容した上記浄化剤および上記表示手段と一緒に交換可能
    としたことを特徴とする請求項2ないし請求項6のいず
    れか一に記載のシャワーヘッド。
  9. 【請求項9】 浄化剤は、脱塩素剤のほかに活性炭を固
    形化してなる活性炭セラミックを含むことを特徴とする
    請求項2ないし請求項8のいずれか一に記載のシャワー
    ヘッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000054773A (ko) * 2000-06-22 2000-09-05 김말춘 천연옥과 맥반석을 활용한 자화연수 필터식 샤워기헤드
JP2007501649A (ja) * 2003-08-07 2007-02-01 チョイ ヨン−チュル シャワーヘッド
JP2016123702A (ja) * 2014-12-29 2016-07-11 株式会社H2O シャワーヘッド機構
JP2017046795A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 アズマ工業株式会社 シャワーヘッド

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