JPH11289112A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JPH11289112A
JPH11289112A JP10103646A JP10364698A JPH11289112A JP H11289112 A JPH11289112 A JP H11289112A JP 10103646 A JP10103646 A JP 10103646A JP 10364698 A JP10364698 A JP 10364698A JP H11289112 A JPH11289112 A JP H11289112A
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JP
Japan
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plate
piezoelectric ceramic
ceramic plate
piezoelectric
support
Prior art date
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Application number
JP10103646A
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English (en)
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Yukio Kibe
幸夫 木部
Toshihiro Takahashi
敏弘 高橋
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケースの厚みのために圧電トランス全体を薄型
化できなかった。 【解決手段】上面板51及び下面板53を有し上面板51と下
面板53の間に圧電セラミック板10を収納したケース50を
備え、圧電セラミック板10の一部を弾性材からなる支持
体30を介してケース50で保持した圧電トランスにおい
て、ケース50の上面板51を弾性を有する薄板で形成し、
上面板51の少なくとも一部を、圧電セラミック板10の曲
げ限界歪み量以下の距離まで圧電セラミック板10に近接
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極蛍光管の点
灯回路などに用いられる圧電トランスに係り、特に外部
からの衝撃や振動によって破損しにくい構造とした圧電
トランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の圧電トランスの一例を示
すもので、細長い矩形の圧電セラミック板10の長手方向
の一方の端面側の表裏面に入力電極11が形成され、反対
側の端面に出力電極12が形成されている。圧電セラミッ
ク板10は上蓋21と下面板22からなるケース20の内部に取
付けられ、その中央部が弾性材からなる支持体30を介し
上蓋21と下面板22で上下から挟んで支持されている。そ
して、落下衝撃による圧電セラミック板10の破壊を防止
するために、圧電セラミック板10の長手方向の両端部に
対向させて弾性体41、42をそれぞれ上蓋21及び下面板22
に取付けた構造となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各種の電気機器におい
て薄型化が強く求められているが、このような構造では
ケース20の厚みと弾性体41、42の厚みがあるので、圧電
トランス全体を薄くすることが困難であった。本発明
は、薄型化が可能で、しかも耐衝撃性に優れた圧電トラ
ンスを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともケ
ースの一部を弾性のある薄板で形成することにより上記
の課題を解決するものである。すなわち、入出力電極が
形成された圧電セラミック板と、上面板及び下面板を有
し上面板と下面板の間に圧電セラミック板を収納したケ
ースとを備え、圧電セラミック板の一部を弾性材からな
る支持体を介してケースで保持した圧電トランスにおい
て、ケースの上面板を弾性を有する薄板で形成し、この
上面板の少なくとも一部を、圧電セラミック板の曲げ限
界歪み量以下の距離まで圧電セラミック板に近接させて
配置した構成を特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、従来例で説明した圧電セラミック板10
を使用した圧電トランスを例にとり、本発明の実施例に
ついて説明する。なお、従来例と共通する部分には同一
符号を付して説明する。
【0006】図1及び図2は本発明の第1実施例を示す
もので、51は弾性を有する薄板からなる上面板である。
上面板51はボリカーボネートあるいはPBT、PET等
のプラスチック材料で成形されている。上面板51と硬質
の下面板53及びこれら上面板51と下面板53の間に挿入さ
れた硬質の口字形の枠体52とで、ケース50を構成してい
る。圧電セラミック板10の中央部は弾性材からなる支持
体30を介して下面板53で保持されている。支持体30とし
ては、例えば多孔性樹脂の基材に接着剤を含漬した両面
接着テープ等の弾性材を用いる。
【0007】下面板53の上面には、圧電セラミック板10
の両端部に近接して対向するように弾性体42をそれぞれ
取付けてある。上面板51における支持体30と対向する位
置には、下方への突出部51aが一体に形成してあり、圧
電セラミック板10はこの突出部51bと支持体30とで挟ん
で保持されている。また、上面板51における圧電セラミ
ック板10の両端部と対向する位置には、圧電セラミック
板10に向かって突出した四つの突起51bを一体に形成し
てある。
【0008】中央部を支持する構造の圧電トランスの機
械的強度は、圧電セラミック板10の主表面に垂直な方向
に落下等の衝撃力が加わった場合が最も弱く、圧電セラ
ミック板10の両端の自重により中央部付近で破壊するこ
とがある。圧電トランスが下面を下に向けたまま床面に
落下したとき、下向きの運動エネルギーのために圧電セ
ラミック板10は両端が下方に移動して弓なりに曲がる。
このときの撓み量が曲げ限界歪み量を超えると、圧電セ
ラミック板10はひびや割れを生じ破壊されてしまう。
【0009】したがって、特に厚みの薄い圧電セラミッ
ク板10においては曲げ限界歪み量以上曲がらないように
支持する必要がある。そのために、本実施例では圧電セ
ラミック板10の上下に弾性体42及び緩衝効果のある突起
51aを設けたものである。弾性体42及び突起51aは、圧
電セラミック板10の振動を妨げない範囲でその曲げ限界
歪み量以下の距離、例えば0.2mm程度の距離をおい
て圧電セラミック板10に対向するように設けられる。落
下した場合に圧電セラミック板10の両端に加わる応力
は、これらの弾性体42及び突起51aによって吸収され、
曲げ限界値以上に圧電セラミック板10が曲がらないよう
に保たれる。
【0010】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
先の実施例において上面板51の中央に設けた突出部51a
を省いたものである。圧電セラミック板10が支持体30に
よって下面板53にしっかり保持されている場合、突出部
51aは必ずしも必要ない。図4は第3実施例を示すもの
で、さらに突起51aも省いた偏平な上面板51を、圧電セ
ラミック板10の曲げ限界歪み量以下の距離となるまで圧
電セラミック板10に近づけて配置した構成である。
【0011】硬質の下面板53に代えて、上面板51と同じ
く弾性を有する薄板で下面板を形成してもよい。図5及
び図6は、上面板51と下面板63を共に弾性を有する薄板
で構成した例を示している。図5の圧電トランスは、圧
電セラミック板10の中央部を弾性材からなる支持体30を
介して上面板51と下面板63で挟んで保持し、上面板51及
び下面板63における圧電セラミック板10の両端部に対向
する位置に、圧電セラミック板10に近接した位置まで突
出した突起51b、突起63bをそれぞれ一体に形成したも
のである。一方、図6の圧電トランスは、図5の実施例
から突起51bと突起63bを省き、弾性薄板で形成した上
面板51と下面板63を、圧電セラミック板10に近接して配
置した構成である。
【0012】図7及び図8は、さらに別の実施例を示す
もので、枠体52を取り除き、上面板51と下面板63の端縁
部分を互いに接合した構造としたものである。図7は圧
電セラミック板10の両端部に対向させて、上面板51及び
下面板63にそれぞれ突起51b、突起63bを一体成形した
場合である。また、図8は突起51bと突起63bを省いた
上面板51と下面板63を、圧電セラミック板10に近接させ
た構成である。
【0013】図5、図7における突起51bや突起63bか
らの圧電セラミック板10までの距離と、図6及び図8に
おける上面板51や下面板63からの圧電セラミック板10ま
での距離は、それぞれ圧電セラミック板10の曲げ限界歪
み量以下の距離に選ばれるのはいうまでもない。また、
本発明はローゼン型に限らず他の圧電トランスにも適用
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、外部からの衝撃による
圧電セラミック板の変形や破壊のおそれがほとんど無い
耐衝撃性に優れた圧電トランスを極めて薄く構成できる
うえ、部品点数が減り生産性を向上できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す正面断面図
【図2】 同、分解斜視図
【図3】 本発明の第2実施例を示す正面断面図
【図4】 本発明の第3実施例を示す正面断面図
【図5】 本発明の第4実施例を示す正面断面図
【図6】 本発明の第5実施例を示す正面断面図
【図7】 本発明の第6実施例を示す正面断面図
【図8】 本発明の第7実施例を示す正面断面図
【図9】 従来例を示す正面断面図
【符号の説明】
10 :圧電セラミック板 30 :支持体 51 :上面板 51a :突出部 51b :突起 53、63:下面板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力電極が形成された圧電セラミック板
    と、上面板及び下面板を有し上面板と下面板の間に該圧
    電セラミック板を収納したケースとを備え、圧電セラミ
    ック板の一部を弾性材からなる支持体を介して該ケース
    で保持した圧電トランスにおいて、ケースの上面板を弾
    性を有する薄板で形成し、該上面板の少なくとも一部
    を、圧電セラミック板の曲げ限界歪み量以下の距離まで
    圧電セラミック板に近接させて配置したことを特徴とす
    る圧電トランス。
  2. 【請求項2】圧電セラミック板の中央部を支持体を介し
    て下面板で保持し、圧電セラミック板の両端部にそれぞ
    れ近接して対向する弾性体を下面板の上面に取付けると
    ともに、上面板全体を圧電セラミック板の曲げ限界歪み
    量以下の距離まで圧電セラミック板に近接させた請求項
    1の圧電トランス。
  3. 【請求項3】圧電セラミック板の中央部を支持体を介し
    て下面板で保持し、圧電セラミック板の両端部にそれぞ
    れ近接して対向する弾性体を下面板の上面に取付けると
    ともに、上面板における圧電セラミック板の両端部と対
    向する位置に、圧電セラミック板に近接した位置まで突
    出した突起を一体に形成した請求項1の圧電トランス。
  4. 【請求項4】上面板における支持体と対向する位置に下
    方への突出部を一体に形成し、該突出部と支持体で圧電
    セラミック板を挟んで保持した請求項3の圧電トラン
    ス。
  5. 【請求項5】上面板及び下面板を弾性を有する薄板で形
    成するとともに、圧電セラミック板の一部を支持体を介
    して上面板と下面板で挟んで保持し、該下面板の少なく
    とも一部を、圧電セラミック板の曲げ限界歪み量以下の
    距離まで圧電セラミック板に近接させて配置した請求項
    1の圧電トランス。
  6. 【請求項6】圧電セラミック板の中央部を支持体を介し
    て上面板と下面板で挟んで保持し、上面板及び下面板に
    おける圧電セラミック板の両端部に対向する位置に、圧
    電セラミック板に近接した位置まで突出した突起をそれ
    ぞれ一体に形成した請求項5の圧電トランス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004319712A (ja) * 2003-04-15 2004-11-11 Tamura Seisakusho Co Ltd 圧電トランス装置およびその製造方法
WO2004077497A3 (en) * 2003-02-26 2004-12-09 1 Ltd Protective housing for a ceramic actuator
CN100444421C (zh) * 2003-02-26 2008-12-17 1...有限公司 陶瓷致动器的保护罩

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