JP2001358376A - 圧電トランス - Google Patents

圧電トランス

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JP2001358376A
JP2001358376A JP2000180881A JP2000180881A JP2001358376A JP 2001358376 A JP2001358376 A JP 2001358376A JP 2000180881 A JP2000180881 A JP 2000180881A JP 2000180881 A JP2000180881 A JP 2000180881A JP 2001358376 A JP2001358376 A JP 2001358376A
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JP
Japan
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case
ceramic element
piezoelectric
piezoelectric ceramic
transformer
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Application number
JP2000180881A
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Inventor
Yukio Kibe
幸夫 木部
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動を抑圧することなく、衝撃等によって素
子が損傷するのを防止する。 【解決手段】 ケースや基板の圧電セラミック素子側に
多数の弾性体の突起を形成し、この突起を当接させて素
子を支持する。ケースや基板と素子の間に弾性体の突起
を備えたシートを配置してもよい。 【効果】 厚み方向の歪みを一定量以下に抑えることが
できるので損傷を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電トランスに係
るもので、特に、圧電セラミック素子をケース内あるい
は基板上に保持して固定する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷陰極管、複写機、静電除去器な
どの高電圧を必要とする装置の昇圧回路には巻線型の高
電圧発生用トランスが用いられていたが、最近は圧電ト
ランスが利用されることが多くなっている。特に、液晶
表示装置のバックライトとして用いられる冷陰極管の点
灯用としては、圧電インバータの点灯開始時・点灯継続
時の出力特性が最適であり、また薄型が可能であること
から、採用が進んでいる。
【0003】従来、この圧電トランスの圧電セラミック
素子は、図5に示したような構造によって支持されてい
る。圧電セラミック板によるトランス素子50は、基板52
とケース54によって、支持弾性体56を介して中央部が挟
持されている。落下や衝撃の際に素子の屈曲による破損
を防ぐために、弾性体凸部58を圧電セラミック素子の長
さ方向の端部に対向する位置のケースと基板に配置して
いる。
【0004】このような支持構造においては、支持弾性
体、弾性体凸部の厚みとケース材料の厚みがあり、全体
の厚みを薄くすることが難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧電トラン
ス素子の振動を抑制することなく、また、落下衝撃等で
圧電トランスが破損することなく、圧電トランス素子を
確実に支持する構造を提供するものである。また、部品
点数の削減が可能であり、かつ、全体の厚みを薄くする
ことが可能な支持構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に複数の
小突起を具えた弾性体シートによって圧電トランス素子
を挟むことによって、上記の課題を解決するものであ
る。
【0007】すなわち、ケースまたはケースと基板によ
って圧電セラミック素子を保持する圧電トランスにおい
て、ケースまたはケースと基板に圧電セラミック素子方
向に突出する複数の弾性体の突起を具え、それらの突起
の先端が圧電セラミック素子に当接して圧電セラミック
素子を保持することに特徴を有するものである。
【0008】ケースと圧電セラミック素子との間、また
はケースもしくは基板と圧電セラミック素子との間に、
圧電セラミック素子方向に突出する複数の弾性体の突起
を具えたシートを挟むようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】弾性体の複数の突起が圧電セラミ
ック素子を両側から挟んで支持するが、弾性体で構成し
ているので圧電セラミック素子の振動に応じて変形し、
振動を抑圧することはない。また、圧電セラミック素子
は金属または樹脂のケースや基板によって覆われるが、
弾性体の突起が介在するので衝撃等による破損を防止す
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例を示す正面断面図
である。入出力電極が形成されたトランス素子10を緩衝
体凸部13を具えたシート12で挟むものである。緩衝用凸
部13はシート成形時にシートと一体にその表面に所定の
間隔で形成しておく。トランス素子の面積や厚みに応じ
た密度とする。ただし、あまり多くなるとトランス素子
10の振動を抑圧するので必要最小限とすることが望まし
い。実験では、1cm2あたり100個程度とし、高さを0.1〜
0.3mmとしたときに、振動への影響も少なく、保護の効
果も大きかった。
【0012】図2は、本発明の他の実施例を示す斜視図
で、トランス素子を緩衝用凸部23を具えたシート22で挟
むことは同じであるが、シート22にトランス素子20を支
持するための弾性体凸部24が形成されたものである。ト
ランス素子の支持は弾性体凸部24で行うので、緩衝体凸
部23の数を減らすことができる。
【0013】上記のようにシートで挟まれたトランス素
子は、ケース内に収容されるか、基板に搭載されてケー
スで覆われる。ケ−スや基板は金属または樹脂の剛体で
あるので、トランス素子は、剛体で保護されるととも
に、それらとの間に弾性体の緩衝部を介して支持される
ことになる。
【0014】図3と図4は本発明の他の実施例を示す正
面断面図で、それぞれ樹脂のケース36、46に収容された
ものである。図3は樹脂のケース36に直接に緩衝用凸部
33を形成したものであり、図4はシート42に緩衝用凸部
43を形成したものである。これらに、トランス素子を固
定するための凸部を付加することもできる。もちろん、
ケースへ収容する際にはトランス素子の入出力電極への
配線をケースの外部に引き出しておく。
【0015】多数の凸部を設けるので、1点の凸部に加
わる衝撃力を分散させることができ、特定の凸部への応
力集中を避けることができる。衝撃が加わった場合、凸
部の変形による衝撃作用時間の遅延により、素子に加わ
る加速度と速度変化量を小さくでき、結果として素子衝
撃応力を緩和させて破損を防止することができる。
【0016】圧電トランスは、構造上、厚み方向に衝撃
が加わった場合に両端の自重で中央部分が破壊されるこ
とが多い。厚みが薄い圧電トランスでは歪み限界以上曲
がらないようにし、衝撃の作用時間を伸ばすことが望ま
しい。本発明の構造を採用すれば、これらを満足する圧
電トランスが得られる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、衝撃時の歪みを一定値
以下に抑えることができるので、圧電セラミック素子の
破損を防止できる。しかも、弾性体で支持しているの
で、振動を抑圧することも防止できる。
【0018】また、支持の部品点数を減らすことができ
るので、安価になるとともに、組み立てが容易となり、
かつ、小型化、薄型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す正面断面図
【図2】 本発明の実施例を示す分解斜視図
【図3】 本発明の他の実施例を示す正面断面図
【図4】 本発明の他の実施例を示す正面断面図
【図5】 従来の圧電トランスを示す正面断面図
【符号の説明】
10、20:トランス素子 12、22、42:シート 13、23、33、43:緩衝用凸部 36、46:ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースまたはケースと基板によって圧電
    セラミック素子を保持する圧電トランスにおいて、 ケースまたはケースと基板に圧電セラミック素子方向に
    突出する複数の弾性体の突起を具え、 それらの突起の先端が圧電セラミック素子に当接して圧
    電セラミック素子を保持することを特徴とする圧電トラ
    ンス。
  2. 【請求項2】 ケースまたはケースと基板によって圧電
    セラミック素子を保持する圧電トランスにおいて、 ケースと圧電セラミック素子との間、またはケースもし
    くは基板と圧電セラミック素子との間に、圧電セラミッ
    ク素子方向に突出する複数の弾性体の突起を具えたシー
    トを挟み、 それらの突起の先端が圧電セラミック素子に当接して圧
    電セラミック素子を保持することを特徴とする圧電トラ
    ンス。
  3. 【請求項3】 さらに圧電セラミック素子の振動の節点
    に当接する固定用の凸部を具えた請求項1または請求項
    2記載の圧電トランス。
JP2000180881A 2000-06-16 2000-06-16 圧電トランス Pending JP2001358376A (ja)

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