JPH11289059A - 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置Info
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- JPH11289059A JPH11289059A JP10093183A JP9318398A JPH11289059A JP H11289059 A JPH11289059 A JP H11289059A JP 10093183 A JP10093183 A JP 10093183A JP 9318398 A JP9318398 A JP 9318398A JP H11289059 A JPH11289059 A JP H11289059A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタティックメモリと不揮発性メモリとを有
する混在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減す
る。 【解決手段】 スタティックメモリのドライバMOS・
FETと記憶ノードプレートとの間の絶縁膜と、フラッ
シュメモリ(EEPROM)のフローティングゲート電
極とコントロールゲート電極との間の絶縁膜との被着工
程を同時に行うようにした。
する混在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減す
る。 【解決手段】 スタティックメモリのドライバMOS・
FETと記憶ノードプレートとの間の絶縁膜と、フラッ
シュメモリ(EEPROM)のフローティングゲート電
極とコントロールゲート電極との間の絶縁膜との被着工
程を同時に行うようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造方法および半導体集積回路装置技術に関し、特
に、スタティックRAM(Static Random Access Memor
y ;以下、SRAMという)およびフラッシュメモリ
(EEPROM(Electrically Erasable Programmable
ROM))を同一半導体基板に設けている異種メモリ混在
形の半導体集積回路装置の製造技術に適用して有効な技
術に関するものである。
置の製造方法および半導体集積回路装置技術に関し、特
に、スタティックRAM(Static Random Access Memor
y ;以下、SRAMという)およびフラッシュメモリ
(EEPROM(Electrically Erasable Programmable
ROM))を同一半導体基板に設けている異種メモリ混在
形の半導体集積回路装置の製造技術に適用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者はSRAMとフラッシュメモリ
(EEPROM)とを同一半導体基板に設ける構造の半
導体集積回路装置について検討した。以下は、公知とさ
れた技術ではないが、本発明者が検討した技術であり、
その概要は次の通りである。
(EEPROM)とを同一半導体基板に設ける構造の半
導体集積回路装置について検討した。以下は、公知とさ
れた技術ではないが、本発明者が検討した技術であり、
その概要は次の通りである。
【0003】すなわち、本発明者が検討した技術によれ
ば、SRAMとフラッシュメモリ(EEPROM)とを
同一半導体基板に形成する場合、両者にそれぞれ必要な
工程、機能を別々に形成している。
ば、SRAMとフラッシュメモリ(EEPROM)とを
同一半導体基板に形成する場合、両者にそれぞれ必要な
工程、機能を別々に形成している。
【0004】SRAMでは、例えば次の通りである。ま
ず、半導体基板にウエルを形成した後、素子分離領域を
形成する。続いて、メモリセル用のドライバMOS・F
ET、メモリセル用のトランスファMOS・FETおよ
び周辺回路用のMOS・FETのゲート電極を形成す
る。その後、ソース・ドレイン用の不純物を導入した
後、必要ならメモリセル内のデバイスに対し特別な不純
物をイオン打ち込みする。次いで、半導体基板の上層の
層間絶縁膜にメモリセルの負荷素子用のpチャネル形の
MOS・FETまたは負荷素子用の高抵抗を形成し、最
後に、配線工程を経て完成に到る。
ず、半導体基板にウエルを形成した後、素子分離領域を
形成する。続いて、メモリセル用のドライバMOS・F
ET、メモリセル用のトランスファMOS・FETおよ
び周辺回路用のMOS・FETのゲート電極を形成す
る。その後、ソース・ドレイン用の不純物を導入した
後、必要ならメモリセル内のデバイスに対し特別な不純
物をイオン打ち込みする。次いで、半導体基板の上層の
層間絶縁膜にメモリセルの負荷素子用のpチャネル形の
MOS・FETまたは負荷素子用の高抵抗を形成し、最
後に、配線工程を経て完成に到る。
【0005】このように、SRAMでは、負荷素子用の
pチャネル形のMOS・FETを形成する場合は、ポリ
シリコン3層、金属層1層以上のプロセスが必要で、高
抵抗負荷素子を形成する場合は、ポリシリコン2層、金
属層1層以上のプロセスが必要となる。
pチャネル形のMOS・FETを形成する場合は、ポリ
シリコン3層、金属層1層以上のプロセスが必要で、高
抵抗負荷素子を形成する場合は、ポリシリコン2層、金
属層1層以上のプロセスが必要となる。
【0006】一方、フラッシュメモリ(EEPROM)
では、例えば次の通りである。まず、半導体基板にウエ
ルを形成した後、素子分離領域を形成する。続いて、電
子を貯蔵し情報を保持する浮遊ゲート電極を形成する。
その後、浮遊ゲート電極上に層間膜を形成した後、その
層間膜上に制御ゲート電極および周辺回路用のMOS・
FETのゲート電極を形成する。次いで、周辺回路用の
MOS・FETのソース・ドレイン用の不純物を導入す
る。この際、メモリセルに対して書き込み消去特性改善
のため、特別な不純物打ち込みも実施する。その後、ビ
ット線を形成し、配線工程を経て完成に到る。このよう
に、フラッシュメモリ(EEPROM)では、ポリシリ
コン3層、金属層1層以上のプロセスが必要になる。
では、例えば次の通りである。まず、半導体基板にウエ
ルを形成した後、素子分離領域を形成する。続いて、電
子を貯蔵し情報を保持する浮遊ゲート電極を形成する。
その後、浮遊ゲート電極上に層間膜を形成した後、その
層間膜上に制御ゲート電極および周辺回路用のMOS・
FETのゲート電極を形成する。次いで、周辺回路用の
MOS・FETのソース・ドレイン用の不純物を導入す
る。この際、メモリセルに対して書き込み消去特性改善
のため、特別な不純物打ち込みも実施する。その後、ビ
ット線を形成し、配線工程を経て完成に到る。このよう
に、フラッシュメモリ(EEPROM)では、ポリシリ
コン3層、金属層1層以上のプロセスが必要になる。
【0007】なお、フラッシュメモリ(EEPROM)
については、例えば特開平7−176705号公報に記
載がある。また、SRAMについては、例えば特開平3
−234055号公報に記載がある。
については、例えば特開平7−176705号公報に記
載がある。また、SRAMについては、例えば特開平3
−234055号公報に記載がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
異種メモリ混在形の半導体集積回路装置技術において
は、以下の課題があることを本発明者は見出した。
異種メモリ混在形の半導体集積回路装置技術において
は、以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0009】すなわち、異種のメモリを同一半導体基板
上に形成するプロセスにおいては、プロセス総数が各メ
モリのプロセス数の総和に近いものとなるので、製造時
間および製造コストが増大する課題がある。例えば上述
の例では、SRAMだけならばポリシリコン2層、金属
層1層以上で済む高抵抗負荷形のSRAMであってもフ
ラッシュメモリ(EEPROM)と混在とすると、ポリ
シリコン4層、金属層1層以上のプロセスが必要とな
る。
上に形成するプロセスにおいては、プロセス総数が各メ
モリのプロセス数の総和に近いものとなるので、製造時
間および製造コストが増大する課題がある。例えば上述
の例では、SRAMだけならばポリシリコン2層、金属
層1層以上で済む高抵抗負荷形のSRAMであってもフ
ラッシュメモリ(EEPROM)と混在とすると、ポリ
シリコン4層、金属層1層以上のプロセスが必要とな
る。
【0010】また、SRAMでは、大容量化、高速化の
ためにメモリセル面積が縮小され、また、システムの低
消費電力化のために動作電圧が低減されるにつれて、α
線によるソフトエラー耐性が低下しつつあり、SRAM
においてもα線によるソフトエラー耐性を向上させるた
めの対策が必要とされている。この対策として、例えば
メモリセルの記憶ノードの容量を増大させることが有効
であることから、SRAMにおいては、メモリセルの駆
動用トランジスタのゲート電極上に絶縁膜を介して導体
膜を設けることにより、その導体膜とゲート電極との間
に容量素子を形成して記憶ノードの容量を増大させ、α
線による情報の破壊を防止するようにしている。しか
し、その容量を増大させるためには、当該ゲート電極と
導体膜との平面的な重なり面積を増大させるのが一般的
であり、チップサイズが増大する課題がある。
ためにメモリセル面積が縮小され、また、システムの低
消費電力化のために動作電圧が低減されるにつれて、α
線によるソフトエラー耐性が低下しつつあり、SRAM
においてもα線によるソフトエラー耐性を向上させるた
めの対策が必要とされている。この対策として、例えば
メモリセルの記憶ノードの容量を増大させることが有効
であることから、SRAMにおいては、メモリセルの駆
動用トランジスタのゲート電極上に絶縁膜を介して導体
膜を設けることにより、その導体膜とゲート電極との間
に容量素子を形成して記憶ノードの容量を増大させ、α
線による情報の破壊を防止するようにしている。しか
し、その容量を増大させるためには、当該ゲート電極と
導体膜との平面的な重なり面積を増大させるのが一般的
であり、チップサイズが増大する課題がある。
【0011】本発明の目的は、スタティックメモリと不
揮発性メモリとを有する混在形の半導体集積回路装置の
製造工程数を低減することのできる技術を提供すること
にある。
揮発性メモリとを有する混在形の半導体集積回路装置の
製造工程数を低減することのできる技術を提供すること
にある。
【0012】また、本発明の他の目的は、スタティック
メモリと不揮発性メモリとを有する混在形の半導体集積
回路装置の製造工程数を低減し、しかも当該半導体集積
回路装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供
することにある。
メモリと不揮発性メモリとを有する混在形の半導体集積
回路装置の製造工程数を低減し、しかも当該半導体集積
回路装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供
することにある。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】本発明は、同一の半導体基板にスタティッ
クメモリと不揮発性メモリとを備え、前記スタティック
メモリはメモリセルにおける駆動用トランジスタのゲー
ト電極上に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容
量を構成する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリ
セルは浮遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲ
ート電極を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路
装置の製造方法であって、前記第1の絶縁膜と、前記第
2の絶縁膜の被着処理を同一工程で行うものである。
クメモリと不揮発性メモリとを備え、前記スタティック
メモリはメモリセルにおける駆動用トランジスタのゲー
ト電極上に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容
量を構成する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリ
セルは浮遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲ
ート電極を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路
装置の製造方法であって、前記第1の絶縁膜と、前記第
2の絶縁膜の被着処理を同一工程で行うものである。
【0016】また、本発明は、同一の半導体基板にスタ
ティックメモリと不揮発性メモリとを備え、前記スタテ
ィックメモリはメモリセルにおける駆動用トランジスタ
のゲート電極上に負荷抵抗素子形成用の導体膜を有し、
前記不揮発性メモリのメモリセルは浮遊ゲート電極上に
第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極を積み重ね、か
つ、ビット線をメインビット線とサブビット線とに分割
した構造を有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
て、前記負するものである。
ティックメモリと不揮発性メモリとを備え、前記スタテ
ィックメモリはメモリセルにおける駆動用トランジスタ
のゲート電極上に負荷抵抗素子形成用の導体膜を有し、
前記不揮発性メモリのメモリセルは浮遊ゲート電極上に
第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極を積み重ね、か
つ、ビット線をメインビット線とサブビット線とに分割
した構造を有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
て、前記負するものである。
【0017】また、本発明は、前記第1の絶縁膜および
第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を
積み重ねてなるものである。
第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜上にシリコン窒化膜を
積み重ねてなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
に基づいて詳細に説明する(なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する)。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の半導体集
積回路装置の回路構成の説明図、図2〜図6は図1の半
導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図、図
7は図6のSRAMのメモリセルの平面図、図8は図7
のSRAMのメモリセルの回路図、図9は図6のフラッ
シュメモリ(EEPROM)のメモリセルの平面図、図
10は図9のフラッシュメモリ(EEPROM)のメモ
リセルの回路図である。
積回路装置の回路構成の説明図、図2〜図6は図1の半
導体集積回路装置の製造工程中における要部断面図、図
7は図6のSRAMのメモリセルの平面図、図8は図7
のSRAMのメモリセルの回路図、図9は図6のフラッ
シュメモリ(EEPROM)のメモリセルの平面図、図
10は図9のフラッシュメモリ(EEPROM)のメモ
リセルの回路図である。
【0020】本実施の形態の半導体集積回路装置は、例
えば8M〜64Mのフラッシュメモリ(EEPROM;
不揮発性メモリ)と、数K〜2MのSRAM(スタティ
ックメモリ)とを同一半導体基板に有する異種メモリ混
在形の半導体集積回路装置である。
えば8M〜64Mのフラッシュメモリ(EEPROM;
不揮発性メモリ)と、数K〜2MのSRAM(スタティ
ックメモリ)とを同一半導体基板に有する異種メモリ混
在形の半導体集積回路装置である。
【0021】本実施の形態の半導体集積回路装置の回路
ブロック構成を図1に示す。この半導体集積回路装置
は、フラッシュメモリ(EEPROM)のメモリセルア
レイ1と、SRAMのメモリセルアレイ2と、Xデコー
ダ3A, 3Bと、Yデコーダ4と、Yゲート5と、セン
スアンプ6と、入出力バッファ7と、高電圧発生回路8
と、制御回路9と、コマンドデコーダ10と、高電圧検
出回路11と、アドレスバッファ12と、コントロール
バッファ13とを有している。
ブロック構成を図1に示す。この半導体集積回路装置
は、フラッシュメモリ(EEPROM)のメモリセルア
レイ1と、SRAMのメモリセルアレイ2と、Xデコー
ダ3A, 3Bと、Yデコーダ4と、Yゲート5と、セン
スアンプ6と、入出力バッファ7と、高電圧発生回路8
と、制御回路9と、コマンドデコーダ10と、高電圧検
出回路11と、アドレスバッファ12と、コントロール
バッファ13とを有している。
【0022】フラッシュメモリ(EEPROM)は、メ
インメモリとして機能しており、メモリセルアレイ1の
全メモリセルのデータを電気的に一括消去するか又はメ
モリセルアレイ1の複数のメモリセルで構成されるメモ
リセル群のデータを電気的に一括消去する機能を有して
いる。
インメモリとして機能しており、メモリセルアレイ1の
全メモリセルのデータを電気的に一括消去するか又はメ
モリセルアレイ1の複数のメモリセルで構成されるメモ
リセル群のデータを電気的に一括消去する機能を有して
いる。
【0023】このメモリセルアレイ1には、複数個のメ
モリセルが図1の縦横方向に規則的に並んで配置されて
相対的に大容量のフラッシュメモリ(EEPROM)が
構成されている。このメモリセルには、特に限定されな
いが、例えばビット線をメインとサブとに階層化するこ
とによりビット線負荷容量を低減し高速性を高める分割
ビット線構造のNOR形のメモリセルが採用されてい
る。
モリセルが図1の縦横方向に規則的に並んで配置されて
相対的に大容量のフラッシュメモリ(EEPROM)が
構成されている。このメモリセルには、特に限定されな
いが、例えばビット線をメインとサブとに階層化するこ
とによりビット線負荷容量を低減し高速性を高める分割
ビット線構造のNOR形のメモリセルが採用されてい
る。
【0024】なお、フラッシュメモリ(EEPROM)
において、データ書き込みに際してゲート電極に印加す
る電圧は、例えば10V〜12V程度、ドレイン電極に
印加する電圧は、例えば4V、ソース電極に印加する電
圧は、例えば0V程度である。また、データ消去に際し
てゲート電極に印加する電圧は、例えば−12V程度、
ドレイン電極は開放、ソース電極に印加する電圧は、例
えば0V程度である。
において、データ書き込みに際してゲート電極に印加す
る電圧は、例えば10V〜12V程度、ドレイン電極に
印加する電圧は、例えば4V、ソース電極に印加する電
圧は、例えば0V程度である。また、データ消去に際し
てゲート電極に印加する電圧は、例えば−12V程度、
ドレイン電極は開放、ソース電極に印加する電圧は、例
えば0V程度である。
【0025】SRAMは、例えばキャッシュメモリとし
て機能している。すなわち、このSRAMは、フラッシ
ュメモリ(EEPROM)とマイクロプロセッサとの間
に介在され、フラッシュメモリ(EEPROM)の一部
のデータを一時的に格納することでマイクロプロセッサ
との間でデータの授受を行いデータのアクセス速度を向
上させる機能を有している。
て機能している。すなわち、このSRAMは、フラッシ
ュメモリ(EEPROM)とマイクロプロセッサとの間
に介在され、フラッシュメモリ(EEPROM)の一部
のデータを一時的に格納することでマイクロプロセッサ
との間でデータの授受を行いデータのアクセス速度を向
上させる機能を有している。
【0026】このメモリセルアレイ2には、複数のメモ
リセルが図1の縦横方向に規則的に並んで配置されて相
対的に小容量のSRAMが構成されている。このメモリ
セルには、例えば高抵抗負荷形またはTFT(Thin Fil
m Transistor)形のメモリセルが採用されている。
リセルが図1の縦横方向に規則的に並んで配置されて相
対的に小容量のSRAMが構成されている。このメモリ
セルには、例えば高抵抗負荷形またはTFT(Thin Fil
m Transistor)形のメモリセルが採用されている。
【0027】この高抵抗負荷形はメモリセルの負荷素子
をドライバMOS・FETの上方に設けられたポリシリ
コンで構成する構造のメモリセルであり、TFT形はメ
モリセルの負荷素子を、ドライバMOS・FETの上方
に設けられたpチャネル形のMOS・FETで構成する
構造のメモリセルである。
をドライバMOS・FETの上方に設けられたポリシリ
コンで構成する構造のメモリセルであり、TFT形はメ
モリセルの負荷素子を、ドライバMOS・FETの上方
に設けられたpチャネル形のMOS・FETで構成する
構造のメモリセルである。
【0028】本実施の形態において、SRAMのメモリ
セルとして高抵抗負荷形またはTFT形を採用している
のは、SRAMの大容量化要求に伴うフラッシュメモリ
(EEPROM)のメモリセルアレイ1とSRAMのメ
モリセルアレイ2との占有面積の不均衡を補正してチッ
プサイズの縮小を図りつつSRAMの大容量化を実現す
るためである。
セルとして高抵抗負荷形またはTFT形を採用している
のは、SRAMの大容量化要求に伴うフラッシュメモリ
(EEPROM)のメモリセルアレイ1とSRAMのメ
モリセルアレイ2との占有面積の不均衡を補正してチッ
プサイズの縮小を図りつつSRAMの大容量化を実現す
るためである。
【0029】すなわち、SRAMのメモリセルはフラッ
シュメモリ(EEPROM)のメモリセルに比べて構成
素子数が多く占有面積が大きいので、SRAMに大容量
が要求されるとSRAMのメモリセルアレイ2の占有面
積がフラッシュメモリ(EEPROM)の占有面積に比
べて大幅に大きくなり均衡が図れず全体的なチップサイ
ズの増大を招く。
シュメモリ(EEPROM)のメモリセルに比べて構成
素子数が多く占有面積が大きいので、SRAMに大容量
が要求されるとSRAMのメモリセルアレイ2の占有面
積がフラッシュメモリ(EEPROM)の占有面積に比
べて大幅に大きくなり均衡が図れず全体的なチップサイ
ズの増大を招く。
【0030】そこで、SRAMのメモリセルを高抵抗負
荷形またはTFT形とすることで、すなわち、SRAM
の構成素子を半導体基板の高さ方向に積み重ねる構造を
採用することで、SRAMのメモリセルの占有面積を縮
小させてSRAMのメモリセルアレイ2とフラッシュメ
モリ(EEPROM)のメモリセルアレイ1との占有面
積の均衡を図りチップサイズの縮小を図りつつSRAM
の大容量化を実現するようにしたものである。
荷形またはTFT形とすることで、すなわち、SRAM
の構成素子を半導体基板の高さ方向に積み重ねる構造を
採用することで、SRAMのメモリセルの占有面積を縮
小させてSRAMのメモリセルアレイ2とフラッシュメ
モリ(EEPROM)のメモリセルアレイ1との占有面
積の均衡を図りチップサイズの縮小を図りつつSRAM
の大容量化を実現するようにしたものである。
【0031】Xデコーダ3Aは、制御回路9からの信号
に基づいて、所定のコントロールゲートを選択すること
により、メモリセルアレイ1の行方向のメモリセルを選
択する回路である。また、Xデコーダ3Bは、制御回路
9からの信号およびアドレス信号端子Addからアドレ
スバッファ12を介して入力された信号に基づいて、メ
モリセルアレイ2の所定のワード線を選択することによ
り、メモリセルアレイ2の行方向のメモリセルを選択す
る回路である。
に基づいて、所定のコントロールゲートを選択すること
により、メモリセルアレイ1の行方向のメモリセルを選
択する回路である。また、Xデコーダ3Bは、制御回路
9からの信号およびアドレス信号端子Addからアドレ
スバッファ12を介して入力された信号に基づいて、メ
モリセルアレイ2の所定のワード線を選択することによ
り、メモリセルアレイ2の行方向のメモリセルを選択す
る回路である。
【0032】Yデコーダ4は、アドレス信号端子Add
からアドレスバッファ12を介して入力された信号に基
づいてYゲート5の所定の列選択線を選択することによ
りメモリセルアレイ2の所定のビット線を選択する回路
である。なお、図1においては、アドレス信号端子Ad
dが1本だけ示されているが、実際には複数本設けられ
ている。
からアドレスバッファ12を介して入力された信号に基
づいてYゲート5の所定の列選択線を選択することによ
りメモリセルアレイ2の所定のビット線を選択する回路
である。なお、図1においては、アドレス信号端子Ad
dが1本だけ示されているが、実際には複数本設けられ
ている。
【0033】センスアンプ6は、Yデコーダ4により選
択されたビット線のデータを検出し、かつ、増幅して後
段の入出力バッファ7に伝送する回路である。入出力バ
ッファ7は、入力バッファと出力バッファとを有してお
り、入力バッファは、入出力端子I/Oからの信号を内
部回路に合った状態(電圧等)にする回路であり、出力
バッファは内部回路からの信号を伝送線路中において減
衰しないようにそれに合った状態(電圧等)にして入出
力端子I/Oに伝送する回路である。なお、入出力端子
I/Oは入力端子または出力端子を意味し、それぞれ複
数設けられている。
択されたビット線のデータを検出し、かつ、増幅して後
段の入出力バッファ7に伝送する回路である。入出力バ
ッファ7は、入力バッファと出力バッファとを有してお
り、入力バッファは、入出力端子I/Oからの信号を内
部回路に合った状態(電圧等)にする回路であり、出力
バッファは内部回路からの信号を伝送線路中において減
衰しないようにそれに合った状態(電圧等)にして入出
力端子I/Oに伝送する回路である。なお、入出力端子
I/Oは入力端子または出力端子を意味し、それぞれ複
数設けられている。
【0034】制御回路9は、アドレス発生回路、パルス
発生回路およびカウンタ回路等を有しており、半導体集
積回路装置の全体の回路動作を制御する機能を有してい
る。また、コントロールバッファ13は、制御端子CE
から入力されたチップイネーブル信号等のような制御信
号を内部回路に合った状態にする回路である。なお、/
CEはアクティブロウを意味している。
発生回路およびカウンタ回路等を有しており、半導体集
積回路装置の全体の回路動作を制御する機能を有してい
る。また、コントロールバッファ13は、制御端子CE
から入力されたチップイネーブル信号等のような制御信
号を内部回路に合った状態にする回路である。なお、/
CEはアクティブロウを意味している。
【0035】次に、本実施の形態の半導体集積回路装置
の製造方法を図2〜図6によって説明する。
の製造方法を図2〜図6によって説明する。
【0036】図2〜図6は本実施の形態の半導体集積回
路装置の製造工程中における要部断面図を示している。
この図2〜図6において、A−A線領域はSRAMのメ
モリセルアレイの要部をビット線に沿って水平に切断し
た断面図を示し、B−B線領域はフラッシュメモリ(E
EPROM)のメモリセルアレイの要部をビット線に沿
って水平に切断した断面図を示し、C−C線領域はフラ
ッシュメモリ(EEPROM)のメモリセルアレイの要
部をB−B線領域に垂直な線に沿って切断した断面図を
示している。
路装置の製造工程中における要部断面図を示している。
この図2〜図6において、A−A線領域はSRAMのメ
モリセルアレイの要部をビット線に沿って水平に切断し
た断面図を示し、B−B線領域はフラッシュメモリ(E
EPROM)のメモリセルアレイの要部をビット線に沿
って水平に切断した断面図を示し、C−C線領域はフラ
ッシュメモリ(EEPROM)のメモリセルアレイの要
部をB−B線領域に垂直な線に沿って切断した断面図を
示している。
【0037】まず、図2に示すように、例えばp形のシ
リコン(Si)単結晶からなる半導体基板14の主面
に、例えばシリコン酸化膜からなる分離用のフィールド
絶縁膜15を選択酸化法等によって選択的に形成する。
リコン(Si)単結晶からなる半導体基板14の主面
に、例えばシリコン酸化膜からなる分離用のフィールド
絶縁膜15を選択酸化法等によって選択的に形成する。
【0038】続いて、半導体基板14に対して酸化処理
を施すことにより、半導体基板14の主面上に、例えば
厚さ10nm程度のシリコン酸化膜等からなる絶縁膜1
6a〜16cを形成する。
を施すことにより、半導体基板14の主面上に、例えば
厚さ10nm程度のシリコン酸化膜等からなる絶縁膜1
6a〜16cを形成する。
【0039】この絶縁膜16a, 16bは、それぞれS
RAMのメモリセルにおけるドライバMOS・FET
(駆動用トランジスタ)およびトランスファMOS・F
ET(転送用トランジスタ)のゲート絶縁膜である。ま
た、絶縁膜16cは、フラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルにおけるトンネル絶縁膜である。
RAMのメモリセルにおけるドライバMOS・FET
(駆動用トランジスタ)およびトランスファMOS・F
ET(転送用トランジスタ)のゲート絶縁膜である。ま
た、絶縁膜16cは、フラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルにおけるトンネル絶縁膜である。
【0040】その後、この半導体基板14の主面上に、
例えばn形の低抵抗ポリシリコンをCVD法等によって
被着した後、これをフォトリソグラフィ技術およびエッ
チング技術によりパターニングする。
例えばn形の低抵抗ポリシリコンをCVD法等によって
被着した後、これをフォトリソグラフィ技術およびエッ
チング技術によりパターニングする。
【0041】これにより、SRAMのメモリセルにおけ
るドライバMOS・FETのゲート電極17a、SRA
MのメモリセルにおけるトランスファMOS・FETの
ゲート電極17bおよびフラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルにおけるフローティングゲート用導体
膜17cを形成する。
るドライバMOS・FETのゲート電極17a、SRA
MのメモリセルにおけるトランスファMOS・FETの
ゲート電極17bおよびフラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルにおけるフローティングゲート用導体
膜17cを形成する。
【0042】次いで、SRAMのメモリセルにおけるド
ライバMOS・FETおよびトランスファMOS・FE
Tのソース・ドレイン用の半導体領域18をイオン打ち
込み法等により形成する。この半導体領域18には、例
えばリンまたはヒ素を導入する。これにより、ドライバ
MOS・FETQdrおよびトランスファMOS・FE
TQtrを形成する。
ライバMOS・FETおよびトランスファMOS・FE
Tのソース・ドレイン用の半導体領域18をイオン打ち
込み法等により形成する。この半導体領域18には、例
えばリンまたはヒ素を導入する。これにより、ドライバ
MOS・FETQdrおよびトランスファMOS・FE
TQtrを形成する。
【0043】続いて、半導体基板14上に、例えばシリ
コン酸化膜およびシリコン窒化膜を下層から順に被着す
ることにより、例えば厚さ150Å〜200Å程度の極
薄の絶縁膜をCVD法等により被着する。
コン酸化膜およびシリコン窒化膜を下層から順に被着す
ることにより、例えば厚さ150Å〜200Å程度の極
薄の絶縁膜をCVD法等により被着する。
【0044】その後、その絶縁膜のうち、周辺回路領域
およびメモリセル選択MOS・FET形成領域における
絶縁膜部分をフォトリソグラフィ技術およびエッチング
技術により除去することにより、層間絶縁膜19a, 1
9bを形成する。
およびメモリセル選択MOS・FET形成領域における
絶縁膜部分をフォトリソグラフィ技術およびエッチング
技術により除去することにより、層間絶縁膜19a, 1
9bを形成する。
【0045】すなわち、本実施の形態ではSRAMおよ
びフラッシュメモリ(EEPROM)の層間絶縁膜19
a, 19bを同一工程で形成することにより、当該異種
メモリ混在形の半導体集積回路装置の全体的な製造工程
数を低減できる。したがって、当該半導体集積回路装置
の製造時間を短縮でき、かつ、製造コストを低減するこ
とができる。しかも、SRAMでは記憶ノードプレート
の容量を増大できるのでα線に起因するソフトエラーの
発生率を低減でき、フラッシュメモリ(EEPROM)
では動作速度の向上および消費電力の低減が可能とな
る。なお、このα線によるソフトエラーとは、宇宙線に
含まれるα線(He原子核)やLSIパッケージのレジ
ン等に含まれる放射性原子から放出されたα線がメモリ
セルに入射することにより、データを破壊する現象であ
る。
びフラッシュメモリ(EEPROM)の層間絶縁膜19
a, 19bを同一工程で形成することにより、当該異種
メモリ混在形の半導体集積回路装置の全体的な製造工程
数を低減できる。したがって、当該半導体集積回路装置
の製造時間を短縮でき、かつ、製造コストを低減するこ
とができる。しかも、SRAMでは記憶ノードプレート
の容量を増大できるのでα線に起因するソフトエラーの
発生率を低減でき、フラッシュメモリ(EEPROM)
では動作速度の向上および消費電力の低減が可能とな
る。なお、このα線によるソフトエラーとは、宇宙線に
含まれるα線(He原子核)やLSIパッケージのレジ
ン等に含まれる放射性原子から放出されたα線がメモリ
セルに入射することにより、データを破壊する現象であ
る。
【0046】次いで、半導体基板14に対して酸化処理
を施すことにより、図3に示すように、周辺回路領域に
おけるMOS・FETのゲート絶縁膜20を形成した
後、半導体基板14の主面上に、例えばn形のポリシリ
コン膜およびシリコン酸化膜をCVD法等によって下層
から順に被着する。
を施すことにより、図3に示すように、周辺回路領域に
おけるMOS・FETのゲート絶縁膜20を形成した
後、半導体基板14の主面上に、例えばn形のポリシリ
コン膜およびシリコン酸化膜をCVD法等によって下層
から順に被着する。
【0047】続いて、このポリシリコン膜および絶縁膜
をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により
パターニングすることにより、SRAMのメモリセルア
レイに記憶ノードプレート(第1の導体膜)21aを形
成し、フラッシュメモリ(EEPROM)のメモリセル
アレイにコントロールゲート電極21bおよびその上の
絶縁膜22aを形成し、メモリセル選択MOS・FET
のゲート電極21cおよびその上の絶縁膜22bを形成
する。
をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により
パターニングすることにより、SRAMのメモリセルア
レイに記憶ノードプレート(第1の導体膜)21aを形
成し、フラッシュメモリ(EEPROM)のメモリセル
アレイにコントロールゲート電極21bおよびその上の
絶縁膜22aを形成し、メモリセル選択MOS・FET
のゲート電極21cおよびその上の絶縁膜22bを形成
する。
【0048】その後、フラッシュメモリ(EEPRO
M)において絶縁膜22a, 22bをエッチングマスク
として、フローティングゲート電極19bをドライエッ
チング技術により除去することにより、図4に示すよう
に、フローティングゲート電極(浮遊ゲート電極)17
c1 を形成する。
M)において絶縁膜22a, 22bをエッチングマスク
として、フローティングゲート電極19bをドライエッ
チング技術により除去することにより、図4に示すよう
に、フローティングゲート電極(浮遊ゲート電極)17
c1 を形成する。
【0049】次いで、フラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルアレイにおける半導体基板14にドレ
イン用の半導体領域23a、ソース用の半導体領域23
bおよびメモリセル選択MOS・FETのソース・ドレ
イン用の半導体領域23cをイオン打ち込み法等によっ
て形成する。これにより、メモリセル選択MOS・FE
TQsを形成する。なお、半導体領域23a〜23cに
は、例えばリンまたはヒ素が導入されてn形に設定され
ている。
M)のメモリセルアレイにおける半導体基板14にドレ
イン用の半導体領域23a、ソース用の半導体領域23
bおよびメモリセル選択MOS・FETのソース・ドレ
イン用の半導体領域23cをイオン打ち込み法等によっ
て形成する。これにより、メモリセル選択MOS・FE
TQsを形成する。なお、半導体領域23a〜23cに
は、例えばリンまたはヒ素が導入されてn形に設定され
ている。
【0050】また、フラッシュメモリ(EEPROM)
のメモリセルアレイにおける半導体基板14にソース線
用の半導体領域24をイオン打ち込み法等により自己整
合的に形成する。これにより、フラッシュメモリ(EE
PROM)のメモリセルを構成する2層ゲート構造のM
IS・FETQmを形成する。なお、半導体領域24に
は、例えばリンまたはヒ素が導入されn形に設定されて
いる。
のメモリセルアレイにおける半導体基板14にソース線
用の半導体領域24をイオン打ち込み法等により自己整
合的に形成する。これにより、フラッシュメモリ(EE
PROM)のメモリセルを構成する2層ゲート構造のM
IS・FETQmを形成する。なお、半導体領域24に
は、例えばリンまたはヒ素が導入されn形に設定されて
いる。
【0051】次いで、図5に示すように、半導体基板1
4の主面上に、例えばシリコン酸化膜等からなる層間絶
縁膜25をCVD法等によって被着した後、この層間絶
縁膜25に、半導体領域18, 23c, 23aが露出す
るような接続孔26a〜26cをフォトリソグラフィ技
術およびドライエッチング技術により穿孔する。なお、
接続孔26aの側面の一部からはドライバMOS・FE
Tのゲート電極17aおよび記憶ノードプレート21a
の一部が露出されている。
4の主面上に、例えばシリコン酸化膜等からなる層間絶
縁膜25をCVD法等によって被着した後、この層間絶
縁膜25に、半導体領域18, 23c, 23aが露出す
るような接続孔26a〜26cをフォトリソグラフィ技
術およびドライエッチング技術により穿孔する。なお、
接続孔26aの側面の一部からはドライバMOS・FE
Tのゲート電極17aおよび記憶ノードプレート21a
の一部が露出されている。
【0052】続いて、この層間絶縁膜25上に、例えば
ポリシリコン膜を堆積した後、このポリシリコン膜にお
いてフラッシュメモリ(EEPROM)のサブビット線
形成領域には、例えばリンまたはヒ素等の不純物を導入
する。ただし、この際、SRAMの負荷抵抗素子形成領
域には当該不純物を導入しない。
ポリシリコン膜を堆積した後、このポリシリコン膜にお
いてフラッシュメモリ(EEPROM)のサブビット線
形成領域には、例えばリンまたはヒ素等の不純物を導入
する。ただし、この際、SRAMの負荷抵抗素子形成領
域には当該不純物を導入しない。
【0053】その後、当該ポリシリコン膜をフォトリソ
グラフィ技術およびドライエッチング技術によりパター
ニングすることにより、SRAMのメモリセルアレイに
は、負荷抵抗(負荷抵抗素子)27Rを有する導体膜2
7aを形成し、かつ、フラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルアレイには、サブビット線27SBを
形成する。
グラフィ技術およびドライエッチング技術によりパター
ニングすることにより、SRAMのメモリセルアレイに
は、負荷抵抗(負荷抵抗素子)27Rを有する導体膜2
7aを形成し、かつ、フラッシュメモリ(EEPRO
M)のメモリセルアレイには、サブビット線27SBを
形成する。
【0054】すなわち、本実施の形態ではSRAMにお
ける負荷抵抗用の導体膜27aとフラッシュメモリ(E
EPROM)のサブビット線27SBを同一工程で形成
することにより、当該混在形の半導体集積回路装置の製
造工程数を低減できる。したがって、当該半導体集積回
路装置の製造時間を短縮でき、かつ、製造コストを低減
することができる。しかも、フラッシュメモリ(EEP
ROM)において、このサブビット線27SBを有する
構造を採用することで、メインビット線に高電圧を印加
できるので、フラッシュメモリ(EEPROM)におけ
るアクセス速度を向上させることができる。
ける負荷抵抗用の導体膜27aとフラッシュメモリ(E
EPROM)のサブビット線27SBを同一工程で形成
することにより、当該混在形の半導体集積回路装置の製
造工程数を低減できる。したがって、当該半導体集積回
路装置の製造時間を短縮でき、かつ、製造コストを低減
することができる。しかも、フラッシュメモリ(EEP
ROM)において、このサブビット線27SBを有する
構造を採用することで、メインビット線に高電圧を印加
できるので、フラッシュメモリ(EEPROM)におけ
るアクセス速度を向上させることができる。
【0055】次いで、図6に示すように、層間絶縁膜2
5上に、例えばシリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜2
8をCVD法等によって被着することで導体膜27aお
よびサブビット線27SBを被覆した後、層間絶縁膜2
5, 28に半導体領域18,23cが露出するような接
続孔29を穿孔する。
5上に、例えばシリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜2
8をCVD法等によって被着することで導体膜27aお
よびサブビット線27SBを被覆した後、層間絶縁膜2
5, 28に半導体領域18,23cが露出するような接
続孔29を穿孔する。
【0056】続いて、その層間絶縁膜28上に、例えば
アルミニウムまたはアルミニウム−シリコン−銅合金か
らなる導体膜をスパッタリング法等によって被着した
後、これをフォトリソグラフィ技術およびエッチング処
理によりパターニングすることで、SRAMのビット線
30Bおよびフラッシュメモリ(EEPROM)のメイ
ンビット線30MBを形成する。
アルミニウムまたはアルミニウム−シリコン−銅合金か
らなる導体膜をスパッタリング法等によって被着した
後、これをフォトリソグラフィ技術およびエッチング処
理によりパターニングすることで、SRAMのビット線
30Bおよびフラッシュメモリ(EEPROM)のメイ
ンビット線30MBを形成する。
【0057】その後、層間絶縁膜28上に表面保護膜を
CVD法等によって被着してビット線30Bおよびメイ
ンビット線30MBを被覆した後、ボンディングパッド
領域を形成してSRAMおよびフラッシュメモリ(EE
PROM)の混在形の半導体集積回路装置を製造する。
CVD法等によって被着してビット線30Bおよびメイ
ンビット線30MBを被覆した後、ボンディングパッド
領域を形成してSRAMおよびフラッシュメモリ(EE
PROM)の混在形の半導体集積回路装置を製造する。
【0058】このような半導体集積回路装置のSRAM
のメモリセルアレイの要部拡大平面図およびメモリセル
の回路図を図7および図8に示す。また、フラッシュメ
モリ(EEPROM)のメモリセルアレイの要部拡大平
面図およびメモリセルの回路図を図9および図10に示
す。なお、図7のA−A線は図2〜図6のA−A線領域
に対応している。また、図9のB−B線およびC−C線
は図2〜図6のB−B線領域およびC−C線領域に対応
している。
のメモリセルアレイの要部拡大平面図およびメモリセル
の回路図を図7および図8に示す。また、フラッシュメ
モリ(EEPROM)のメモリセルアレイの要部拡大平
面図およびメモリセルの回路図を図9および図10に示
す。なお、図7のA−A線は図2〜図6のA−A線領域
に対応している。また、図9のB−B線およびC−C線
は図2〜図6のB−B線領域およびC−C線領域に対応
している。
【0059】図7および図8に示すように、SRAMの
メモリセルは、一対のドライバMOS・FETQdr
と、一対のトランスファMOS・FETQtrと、一対
の負荷抵抗27Rとを有している。
メモリセルは、一対のドライバMOS・FETQdr
と、一対のトランスファMOS・FETQtrと、一対
の負荷抵抗27Rとを有している。
【0060】一対のドライバMOS・FETQdrのゲ
ート電極17aのパターンは、互いにほぼ平行に配置さ
れている。また、2つの記憶ノードプレート21aは、
ゲート電極17aに対して交差する方向に延びて配置さ
れている。このゲート電極17aと記憶ノードプレート
21aとの平面的な重なり領域に上記した容量が形成さ
れる。
ート電極17aのパターンは、互いにほぼ平行に配置さ
れている。また、2つの記憶ノードプレート21aは、
ゲート電極17aに対して交差する方向に延びて配置さ
れている。このゲート電極17aと記憶ノードプレート
21aとの平面的な重なり領域に上記した容量が形成さ
れる。
【0061】また、一対のトランスファMOS・FET
Qtrのゲート電極17bは、1つのワード線WLの一
部で構成されている。すなわち、一対のトランスファM
OS・FETQtrのゲート電極17bは互いに電気的
に接続されている。このワード線WLは、記憶ノードプ
レート21aの延在方向に延在するパターンとなってい
る。また、ビット線30Bは、ワード線WLに対して垂
直な方向に延在するパターンとなっている。
Qtrのゲート電極17bは、1つのワード線WLの一
部で構成されている。すなわち、一対のトランスファM
OS・FETQtrのゲート電極17bは互いに電気的
に接続されている。このワード線WLは、記憶ノードプ
レート21aの延在方向に延在するパターンとなってい
る。また、ビット線30Bは、ワード線WLに対して垂
直な方向に延在するパターンとなっている。
【0062】図9および図10に示すように、フラッシ
ュメモリ(EEPROM)のメモリセルは、1つの2層
ゲート構造のMIS・FETQmで構成されている。こ
のMIS・FETQmのコントロールゲート電極21b
は図9の横方向に延在するワード線Wlfの一部で構成
されている。ソース線用の半導体領域24は、そのワー
ド線WLfと平行に延在されている。サブビット線27
SBはワード線WLfに対して垂直な方向に延在されて
いる。なお、隣接するサブビット線27SBは図9では
分かれて記載されているが、実際は端部で折れ曲がり一
体となっている。また、メインビット線30MBはサブ
ビット線27SBと平行に延在されている。
ュメモリ(EEPROM)のメモリセルは、1つの2層
ゲート構造のMIS・FETQmで構成されている。こ
のMIS・FETQmのコントロールゲート電極21b
は図9の横方向に延在するワード線Wlfの一部で構成
されている。ソース線用の半導体領域24は、そのワー
ド線WLfと平行に延在されている。サブビット線27
SBはワード線WLfに対して垂直な方向に延在されて
いる。なお、隣接するサブビット線27SBは図9では
分かれて記載されているが、実際は端部で折れ曲がり一
体となっている。また、メインビット線30MBはサブ
ビット線27SBと平行に延在されている。
【0063】このような本実施の形態によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
効果を得ることが可能となる。
【0064】(1).SRAMの一部とフラッシュメモリ
(EEPROM)の一部とを同一工程で形成することに
より、SRAMとフラッシュメモリ(EEPROM)と
を同一半導体基板に有する異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置における全体的な製造工程数を低減すること
が可能となる。このため、当該半導体集積回路装置の製
造時間を短縮することが可能となる。また、当該半導体
集積回路装置の製造コストを低減することが可能とな
る。
(EEPROM)の一部とを同一工程で形成することに
より、SRAMとフラッシュメモリ(EEPROM)と
を同一半導体基板に有する異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置における全体的な製造工程数を低減すること
が可能となる。このため、当該半導体集積回路装置の製
造時間を短縮することが可能となる。また、当該半導体
集積回路装置の製造コストを低減することが可能とな
る。
【0065】(2).SRAMおよびフラッシュメモリ(E
EPROM)の層間絶縁膜19a, 19bを同じ工程で
形成することにより、SRAMとフラッシュメモリ(E
EPROM)との混在形の半導体集積回路装置の全体的
な製造工程数を低減することができる。したがって、当
該半導体集積回路装置の製造時間を短縮でき、かつ、製
造コストを低減することが可能となる。
EPROM)の層間絶縁膜19a, 19bを同じ工程で
形成することにより、SRAMとフラッシュメモリ(E
EPROM)との混在形の半導体集積回路装置の全体的
な製造工程数を低減することができる。したがって、当
該半導体集積回路装置の製造時間を短縮でき、かつ、製
造コストを低減することが可能となる。
【0066】(3).上記(2) により、層間絶縁膜19a,
19bを共通化することで、SRAM形成領域において
は、層間絶縁膜19aが、極薄であり、かつ、シリコン
窒化膜等のような誘電率の高い絶縁膜を有することによ
り、SRAMのドライバMOS・FETのゲート電極1
7aと後述の記憶ノードプレートとの間に形成される容
量を増大させることができるので、α線によるソフトエ
ラー発生率を低減することが可能となる。
19bを共通化することで、SRAM形成領域において
は、層間絶縁膜19aが、極薄であり、かつ、シリコン
窒化膜等のような誘電率の高い絶縁膜を有することによ
り、SRAMのドライバMOS・FETのゲート電極1
7aと後述の記憶ノードプレートとの間に形成される容
量を増大させることができるので、α線によるソフトエ
ラー発生率を低減することが可能となる。
【0067】(4).上記(2) により、層間絶縁膜19a,
19bを共通化することで、フラッシュメモリ(EEP
ROM)においては、層間絶縁膜19bにシリコン窒化
膜を設けたことにより、層間絶縁膜19bをシリコン酸
化膜のみで形成した場合に比べて層間絶縁膜19bにお
けるキャリアのバンドギャップを大きくすることができ
るので、フローティングゲート電極と後述のコントロー
ルゲート電極との間に流れるリーク電流を抑えることが
でき、フラッシュメモリ(EEPROM)の信頼性を向
上させることが可能となる。
19bを共通化することで、フラッシュメモリ(EEP
ROM)においては、層間絶縁膜19bにシリコン窒化
膜を設けたことにより、層間絶縁膜19bをシリコン酸
化膜のみで形成した場合に比べて層間絶縁膜19bにお
けるキャリアのバンドギャップを大きくすることができ
るので、フローティングゲート電極と後述のコントロー
ルゲート電極との間に流れるリーク電流を抑えることが
でき、フラッシュメモリ(EEPROM)の信頼性を向
上させることが可能となる。
【0068】(5).上記(4) により、当該リーク電流を抑
えることができるので、層間絶縁膜19bの薄膜化が可
能となる。この層間絶縁膜19bの薄膜化により、コン
トロールゲート電極21bからの電圧をフローティング
ゲート電極17c1 に良好に伝達することができるの
で、当該メモリセルの書き込み消去の場合の動作速度を
向上させることが可能となる。また、当該メモリセルに
おける書き込み電流等を低減できるので消費電力を低く
抑えることが可能となる。
えることができるので、層間絶縁膜19bの薄膜化が可
能となる。この層間絶縁膜19bの薄膜化により、コン
トロールゲート電極21bからの電圧をフローティング
ゲート電極17c1 に良好に伝達することができるの
で、当該メモリセルの書き込み消去の場合の動作速度を
向上させることが可能となる。また、当該メモリセルに
おける書き込み電流等を低減できるので消費電力を低く
抑えることが可能となる。
【0069】(6).SRAMにおける負荷抵抗用の導体膜
27aとフラッシュメモリ(EEPROM)のサブビッ
ト線27SBとを同一工程で形成することにより、当該
混在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減でき
る。したがって、当該半導体集積回路装置の製造時間を
短縮でき、かつ、製造コストを低減することが可能とな
る。
27aとフラッシュメモリ(EEPROM)のサブビッ
ト線27SBとを同一工程で形成することにより、当該
混在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減でき
る。したがって、当該半導体集積回路装置の製造時間を
短縮でき、かつ、製造コストを低減することが可能とな
る。
【0070】(7).上記(6) により、フラッシュメモリ
(EEPROM)において、このサブビット線27SB
を有する構造を採用することで、メインビット線30M
Bに高電圧を印加できるので、フラッシュメモリ(EE
PROM)におけるアクセス速度を向上させることが可
能となる。
(EEPROM)において、このサブビット線27SB
を有する構造を採用することで、メインビット線30M
Bに高電圧を印加できるので、フラッシュメモリ(EE
PROM)におけるアクセス速度を向上させることが可
能となる。
【0071】(実施の形態2)図11は本発明の他の実
施の形態である半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
施の形態である半導体集積回路装置の要部拡大断面図で
ある。
【0072】本実施の形態2においては、SRAMの負
荷抵抗素子としてpチャネル形のMOS・FETQrp
を採用した。これ以外は、前記実施の形態1と同じであ
る。このpチャネル形のMOS・FETQrpは、ドラ
イバMOS・FETQdrの上方に設けられており、前
記実施の形態1における記憶ノードプレート21aがゲ
ート電極に該当し、サブビット線27SBの形成と同時
に形成される導体膜27aにおいて、当該ゲート電極直
上に位置する部分がチャネル領域に該当し、その両側が
ソース・ドレイン領域に該当する。このチャネル領域に
は、しきい設定のための不純物導入が行われており、ま
た、ソース・ドレイン領域には、例えばホウ素等が導入
されp形に設定されている。
荷抵抗素子としてpチャネル形のMOS・FETQrp
を採用した。これ以外は、前記実施の形態1と同じであ
る。このpチャネル形のMOS・FETQrpは、ドラ
イバMOS・FETQdrの上方に設けられており、前
記実施の形態1における記憶ノードプレート21aがゲ
ート電極に該当し、サブビット線27SBの形成と同時
に形成される導体膜27aにおいて、当該ゲート電極直
上に位置する部分がチャネル領域に該当し、その両側が
ソース・ドレイン領域に該当する。このチャネル領域に
は、しきい設定のための不純物導入が行われており、ま
た、ソース・ドレイン領域には、例えばホウ素等が導入
されp形に設定されている。
【0073】このような本実施の形態2においても前記
実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1, 2に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態1, 2に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0075】例えば前記実施の形態1, 2においては、
素子分離領域をフィールド絶縁膜で形成した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく種々変更
可能であり、例えば半導体基板の厚さ方向に掘られた溝
内にシリコン酸化膜等からなる絶縁膜を埋め込むことで
形成される溝形素子分離部を形成しても良い。
素子分離領域をフィールド絶縁膜で形成した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく種々変更
可能であり、例えば半導体基板の厚さ方向に掘られた溝
内にシリコン酸化膜等からなる絶縁膜を埋め込むことで
形成される溝形素子分離部を形成しても良い。
【0076】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mおよびフラッシュメモリ(EEPROM)を有する異
種メモリ混在形の半導体集積回路装置技術に適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、例えばSRAM、フラッシュメモリ(EEPRO
M)およびマイクロプロセッサを有するロジック−メモ
リ混在形の半導体集積回路装置技術等に適用できる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるSRA
Mおよびフラッシュメモリ(EEPROM)を有する異
種メモリ混在形の半導体集積回路装置技術に適用した場
合について説明したが、それに限定されるものではな
く、例えばSRAM、フラッシュメモリ(EEPRO
M)およびマイクロプロセッサを有するロジック−メモ
リ混在形の半導体集積回路装置技術等に適用できる。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0078】(1).本発明によれば、スタティックメモリ
の製造工程の一部と不揮発性メモリの製造工程の一部と
を共通化することにより、スタティックメモリと不揮発
性メモリとを有する混在形の半導体集積回路装置の製造
工程数を低減することが可能となる。
の製造工程の一部と不揮発性メモリの製造工程の一部と
を共通化することにより、スタティックメモリと不揮発
性メモリとを有する混在形の半導体集積回路装置の製造
工程数を低減することが可能となる。
【0079】(2).本発明によれば、浮遊ゲート電極と制
御ゲート電極との間の絶縁膜により、スタティックメモ
リにおいて容量を形成する駆動用トランジスタのゲート
電極と第1の導体膜との間の絶縁膜を形成することによ
り、当該絶縁膜を極薄にすることができるので、スタテ
ィックメモリのメモリセルサイズの増大を招くことな
く、当該容量を増大させることが可能となる。したがっ
て、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、α線によるソフトエラー発生率を低減
することが可能となり当該異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置の信頼性を向上させることが可能となる。
御ゲート電極との間の絶縁膜により、スタティックメモ
リにおいて容量を形成する駆動用トランジスタのゲート
電極と第1の導体膜との間の絶縁膜を形成することによ
り、当該絶縁膜を極薄にすることができるので、スタテ
ィックメモリのメモリセルサイズの増大を招くことな
く、当該容量を増大させることが可能となる。したがっ
て、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、α線によるソフトエラー発生率を低減
することが可能となり当該異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0080】(3).本発明によれば、スタティックメモリ
において容量を形成する駆動用トランジスタのゲート電
極と第1の導体膜との間に、誘電率の高いシリコン窒化
膜を有する絶縁膜を形成することにより、スタティック
メモリのメモリセルサイズの増大を招くことなく、当該
容量をさらに増大させることが可能となる。したがっ
て、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、α線によるソフトエラー発生率を低減
することが可能となり当該異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置の信頼性を向上させることが可能となる。
において容量を形成する駆動用トランジスタのゲート電
極と第1の導体膜との間に、誘電率の高いシリコン窒化
膜を有する絶縁膜を形成することにより、スタティック
メモリのメモリセルサイズの増大を招くことなく、当該
容量をさらに増大させることが可能となる。したがっ
て、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、α線によるソフトエラー発生率を低減
することが可能となり当該異種メモリ混在形の半導体集
積回路装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0081】(4).本発明によれば、スタティックメモリ
の負荷抵抗素子形成用の導体膜のパターニングに際し
て、不揮発性メモリのサブビット線を形成することによ
り、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、メインビット線に高電圧を印加できる
ので、不揮発性メモリにおけるアクセス速度を向上させ
ることが可能となる。
の負荷抵抗素子形成用の導体膜のパターニングに際し
て、不揮発性メモリのサブビット線を形成することによ
り、スタティックメモリと不揮発性メモリとを有する混
在形の半導体集積回路装置の製造工程数を低減すること
ができ、しかも、メインビット線に高電圧を印加できる
ので、不揮発性メモリにおけるアクセス速度を向上させ
ることが可能となる。
【図1】本発明の半導体集積回路装置の回路構成の説明
図である。
図である。
【図2】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図3】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図4】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図5】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図6】図1の半導体集積回路装置の製造工程中におけ
る要部断面図である。
る要部断面図である。
【図7】図6のSRAMのメモリセルの平面図である。
【図8】図7のSRAMのメモリセルの回路図である。
【図9】図6のフラッシュメモリ(EEPROM)のメ
モリセルの平面図である。
モリセルの平面図である。
【図10】図9のフラッシュメモリ(EEPROM)の
メモリセルの回路図である。
メモリセルの回路図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の要部断面図である。
路装置の要部断面図である。
1 メモリセルアレイ 2 メモリセルアレイ 3A Xデコーダ 3B Xデコーダ 4 Yデコーダ 5 Yゲート 6 センスアンプ 7 入出力バッファ 8 高電圧発生回路 9 制御回路 10 コマンドデコーダ 11 高電圧検出回路 12 アドレスバッファ 13 コントロールバッファ 14 半導体基板 15 フィールド絶縁膜 16a〜16c 絶縁膜 17a ゲート電極 17b ゲート電極 17c フローティングゲート用導体膜 17c1 フローティングゲート電極(浮遊ゲート電極) 18 半導体領域 19a 層間絶縁膜 19b 層間絶縁膜 20 ゲート絶縁膜 21a 記憶ノードプレート 21b コントロールゲート電極(制御ゲート電極) 21c ゲート電極 22a, 22b 絶縁膜 23a 半導体領域 23b 半導体領域 23c 半導体領域 24 半導体領域 25 層間絶縁膜 26a〜26c 接続孔 27a 導体膜 27R 負荷抵抗(負荷抵抗素子) 27SB サブビット線 28 層間絶縁膜 29 接続孔 30B ビット線 30MB メインビット線 WL ワード線 Wlf ワード線 Qdr ドライバMOS・FET(駆動用トランジス
タ) Qtr トランスファMOS・FET(転送用トランジ
スタ) Qm MIS・FET Qs メモリセル選択MOS・FET
タ) Qtr トランスファMOS・FET(転送用トランジ
スタ) Qm MIS・FET Qs メモリセル選択MOS・FET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792
Claims (9)
- 【請求項1】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮
遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極
を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記第1の絶縁膜と、前記第2の絶縁
膜との被着処理を同一工程時に行うことを特徴とする半
導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項2】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮
遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極
を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路装置の製
造方法であって、(a)前記駆動用トランジスタのゲー
ト電極および浮遊ゲート電極形成用の導体膜を被覆する
絶縁膜を被着する工程と、(b)前記絶縁膜をパターニ
ングすることにより、前記第1の絶縁膜を形成する工程
と、(c)前記絶縁膜上に前記第1の導体膜および制御
ゲート電極を同時にパターニングする工程と、(d)前
記制御ゲート電極をマスクとして下層の絶縁膜および浮
遊ゲート電極形成用の導体膜をパターニングして、前記
第2の絶縁膜および浮遊ゲート電極を形成する工程とを
有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項3】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮
遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極
を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路装置の製
造方法であって、(a)前記駆動用トランジスタのゲー
ト絶縁膜、前記スタティックメモリのメモリセルにおけ
る転送用トランジスタのゲート絶縁膜および前記不揮発
性メモリのメモリセルにおけるトンネル絶縁膜を同時に
形成する工程と、(b)前記駆動用トランジスタのゲー
ト電極、前記スタティックメモリのメモリセルにおける
転送用トランジスタのゲート電極および前記浮遊ゲート
電極形成用の導体膜を同時にパターニングする工程と、
(c)前記駆動用トランジスタのゲート電極、前記転送
用トランジスタのゲート電極および浮遊ゲート電極形成
用の導体膜を被覆する絶縁膜を被着する工程と、(d)
前記絶縁膜をパターニングすることにより、前記第1の
絶縁膜を形成する工程と、(e)前記絶縁膜上に前記第
1の導体膜および制御ゲート電極を同時にパターニング
する工程と、(f)前記制御ゲート電極をマスクとして
下層の絶縁膜および浮遊ゲート電極形成用の導体膜をパ
ターニングして、前記第2の絶縁膜および浮遊ゲート電
極を形成する工程とを有することを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項4】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に負荷抵抗素子形成用の導体膜を有し、前記不揮発性メ
モリのメモリセルは浮遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を
介して制御ゲート電極を積み重ね、かつ、ビット線をメ
インビット線とサブビット線とに分割した構造を有する
半導体集積回路装置の製造方法であって、前記負荷抵抗
素子形成用の導体膜と、前記サブビット線とのパターニ
ング工程を同一工程で行うことを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
し、かつ、その上に負荷抵抗素子形成用の導体膜を有
し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮遊ゲート電極
上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極を積み重ね、
かつ、ビット線をメインビット線とサブビット線とに分
割した構造を有する半導体集積回路装置の製造方法であ
って、(a)前記第1の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜と
の被着処理を同一工程時行い、(b)前記負荷抵抗素子
形成用の導体膜と、前記サブビット線とのパターニング
工程を同一工程で行うことを特徴とする半導体集積回路
装置の製造方法。 - 【請求項6】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
し、かつ、その上に負荷抵抗素子形成用の導体膜を有
し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮遊ゲート電極
上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極を積み重ね、
かつ、ビット線をメインビット線とサブビット線とに分
割した構造を有する半導体集積回路装置の製造方法であ
って、(a)前記駆動用トランジスタのゲート絶縁膜、
前記スタティックメモリのメモリセルにおける転送用ト
ランジスタのゲート絶縁膜および前記不揮発性メモリの
メモリセルにおけるトンネル絶縁膜を同時に形成する工
程と、(b)前記駆動用トランジスタのゲート電極、前
記スタティックメモリのメモリセルにおける転送用トラ
ンジスタのゲート電極および前記浮遊ゲート電極形成用
の導体膜を同時にパターニングする工程と、(c)前記
駆動用トランジスタのゲート電極、前記転送用トランジ
スタのゲート電極および浮遊ゲート電極形成用の導体膜
を被覆する絶縁膜を被着する工程と、(d)前記絶縁膜
をパターニングすることにより、前記第1の絶縁膜を形
成する工程と、(e)前記絶縁膜上に前記第1の導体膜
および制御ゲート電極を同時にパターニングする工程
と、(f)前記制御ゲート電極をマスクとして下層の絶
縁膜および浮遊ゲート電極形成用の導体膜をパターニン
グして、前記第2の絶縁膜および浮遊ゲート電極を形成
する工程と、(g)前記スタティックメモリのメモリセ
ルおよび不揮発性メモリのメモリセルを覆う層間絶縁膜
を被着した後、その所定の位置に半導体基板の一部が露
出するような接続孔を穿孔する工程と、(h)前記層間
絶縁膜上に導体膜を被着した後、これをパターニングす
ることにより、前記負荷抵抗素子形成用の導体膜および
サブビット線を形成する工程とを有することを特徴とす
る半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1、2、3または6記載の半導体
集積回路装置の製造方法において、前記第1の導体膜は
スタティックメモリの記憶ノードプレートを構成するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1、2、3または6記載の半導体
集積回路装置の製造方法において、前記第1の絶縁膜お
よび第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜上にシリコン窒化
膜を積み重ねてなることを特徴とする半導体集積回路装
置の製造方法。 - 【請求項9】 同一の半導体基板にスタティックメモリ
と不揮発性メモリとを備え、前記スタティックメモリは
メモリセルにおける駆動用トランジスタのゲート電極上
に第1の絶縁膜を介して第1の導体膜を設け容量を構成
する構造を有し、前記不揮発性メモリのメモリセルは浮
遊ゲート電極上に第2の絶縁膜を介して制御ゲート電極
を積み重ねてなる構造を有する半導体集積回路装置であ
って、前記第1の絶縁膜と前記第2の絶縁膜とが同一材
料からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10093183A JPH11289059A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10093183A JPH11289059A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289059A true JPH11289059A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14075473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10093183A Pending JPH11289059A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11289059A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100629364B1 (ko) | 2004-12-28 | 2006-09-29 | 삼성전자주식회사 | 에스램 셀들 및 플래쉬 메모리 셀들을 구비하는 반도체직접회로 소자들 및 그 제조방법들 |
CN100431156C (zh) * | 2003-05-14 | 2008-11-05 | 夏普株式会社 | 半导体存储装置、半导体装置和便携电子设备 |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP10093183A patent/JPH11289059A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100431156C (zh) * | 2003-05-14 | 2008-11-05 | 夏普株式会社 | 半导体存储装置、半导体装置和便携电子设备 |
KR100629364B1 (ko) | 2004-12-28 | 2006-09-29 | 삼성전자주식회사 | 에스램 셀들 및 플래쉬 메모리 셀들을 구비하는 반도체직접회로 소자들 및 그 제조방법들 |
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