JPH11288848A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPH11288848A
JPH11288848A JP10874898A JP10874898A JPH11288848A JP H11288848 A JPH11288848 A JP H11288848A JP 10874898 A JP10874898 A JP 10874898A JP 10874898 A JP10874898 A JP 10874898A JP H11288848 A JPH11288848 A JP H11288848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽極端子を陽極リード線に溶接する際に溶融
飛散した半田により陽極リード線と陰極とが短絡するこ
とを防止する。 【解決手段】 タンタルの粉末を例えば加圧成型した上
で焼結し陽極リード線2を立設して陽極体4を形成す
る。次に陽極体4の表面に誘電体酸化被膜6を形成し、
その後、陽極体4に硝酸マンガン液を含浸させて焼成
し、陽極体4の表面に二酸化マンガン層8を形成する。
さらに二酸化マンガン層8の上にカーボン層10を形成
し、そしてカーボン層10の上に銀塗料層12を形成し
て陰極14とする。つづいて銀塗料層12の陰極端子接
続箇所に導電性接着剤16を塗布して陰極端子18を接
続する。その後、陽極体4および陰極14から成る素子
本体22全体を、陽極リード線2および陰極端子18の
基部を含めて絶縁性樹脂19で覆った上で陽極リード線
2に陽極端子20をスポット溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解コンデン
サの製造方法および固体電解コンデンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の固体電解コンデンサの製造
方法の一例を示すフローチャート、図5は従来のタンタ
ル固体電解コンデンサの一例を示す断面側面図である。
これらの図面を参照してまず従来の固体電解コンデンサ
の製造方法および固体電解コンデンサについて説明す
る。最初に、弁作用を有する金属であるタンタルの粉末
を焼結し陽極リード線102を立設して陽極体104を
形成し(ステップS11)、次に、陽極体104の表面
に誘電体酸化被膜105を形成する(ステップS1
2)。なお「弁作用を有する」とは誘電体酸化被膜なっ
た場合に有極性を持つという性質をいう。その後、誘電
体酸化被膜を形成した陽極体104に硝酸マンガン液を
含浸させ焼成し、陽極体104の表面に二酸化マンガン
層106を形成する(ステップS13)。さらに、二酸
化マンガン層106の上にカーボン層108を形成し、
そして、カーボン層108の上に銀塗料層110を形成
して陰極112とする(ステップS14)。つづいて、
銀塗料層110の陰極端子接続箇所に導電性接着剤11
4を塗布し、陰極端子116を接続する(ステップS1
5)。一方、陽極リード線102の先端部に陽極端子1
18を例えばスポット溶接により接続する(ステップS
16)。その後、陰極端子116および陽極端子118
の先端側をのぞいて全体を、モールド成形により絶縁性
の外装樹脂119内に密閉する(ステップS17)。
【0003】ところで、陽極端子118には、プリント
基板への半田付け性を高めるため、一定の厚みで半田メ
ッキが施されている。この半田メッキは本来、プリント
基板への接続箇所である陽極端子118の先端部のみに
施せばよいが、工程を簡素化してコストダウンを図るた
め、通常、陽極端子118は全体に半田メッキが行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしその結果、陽極
リード線102を陽極端子118にスポット溶接すると
き、溶接箇所107近傍にメッキされた半田が溶融して
しばしば周辺に飛散する。そして飛散した半田は、例え
ば図6の部分側面図に示したように、陽極リード線10
2の基部付近に、例えばスリーブ103に沿って付着
し、陽極リード線102の基部と、この基部に近接した
陰極112の箇所との間に半田ブリッジ120を形成す
る場合がある。このような半田ブリッジ120が形成さ
れると、陽極リード線102と陰極112とは電気的に
短絡状態となり、固体電解コンデンサは不良品となって
しまう。なお、陽極体104に誘電体酸化被膜105を
形成する際、陽極リード線102の基部にも酸化被膜が
形成され、上記半田ブリッジ120などによる短絡の発
生を防止する効果がある。しかし、その効果はわずかで
あり、不良品の発生を解消するためには不十分である。
【0005】そこで、本発明の目的は、陽極端子を陽極
リード線に溶接する際に飛散した半田により陽極リード
線と陰極とが短絡することを防止した固体電解コンデン
サの製造方法および固体電解コンデンサを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、弁作用を有する金属粉末を焼結し陽極リード
線を立設して陽極体を形成し、陽極体の表面に誘電体被
膜を形成し、誘電体被膜の上に陰極を形成し、陰極に陰
極端子を接続し、陽極リード線に陽極端子を接続する固
体電解コンデンサの製造方法であって、陽極リード線に
陽極端子を接続する前に、陽極体および陰極から成る素
子本体全体を、陽極リード線および陰極端子の基部を含
めて絶縁性樹脂で覆い、その上で、陽極リード線に陽極
端子を接続することを特徴とする。すなわち、本発明の
固体電解コンデンサの製造方法では、陽極リード線に陽
極端子を接続する前に、陽極体および陰極から成る素子
本体全体を、陽極リード線および陰極端子の基部を含め
て絶縁性樹脂で覆うので、陽極リード線に陽極端子を溶
接する際、陽極端子にメッキされた半田が溶融して飛散
し、素子本体に付着したとしても陽極リード線と陰極と
が付着した半田により短絡されることがない。
【0007】また、本発明は、弁作用を有する金属粉末
を焼結し陽極リード線を立設して形成した陽極体と、陽
極体の表面に形成した誘電体被膜を介在させて形成した
陰極と、陰極に接続された陰極端子と、陽極リード線に
接続された陽極端子とを含む固体電解コンデンサであっ
て、陽極体および陰極から成る素子本体全体が、陽極リ
ード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆わ
れていることを特徴とする。本発明の固体電解コンデン
サを製造する際は、上記本発明の固体電解コンデンサの
製造方法にしたがい、陽極リード線に陽極端子を接続す
る前に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽
極リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で
覆うことができ、その結果、陽極リード線に陽極端子を
溶接する際、陽極端子にメッキされた半田が溶融して飛
散し、素子本体に付着したとしても陽極リード線と陰極
とが付着した半田により短絡されることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による固体電
解コンデンサの製造方法の一例を示すフローチャート、
図2の(A)ないし(D)は図1の固体電解コンデンサ
の製造方法を説明するための工程図、図3は図1の固体
電解コンデンサの製造方法により製造した固体電解コン
デンサの一例を示す外観図である。なお、図2の各図面
は図3のAA線断面図となっている。以下ではこれらの
図面を参照して本発明による固体電解コンデンサの製造
方法の一例について説明し、また、本発明による固体電
解コンデンサの一例について説明する。
【0009】まず、ステップS1において、弁作用を有
する金属であるタンタルの粉末を例えば加圧成型した上
で焼結し陽極リード線2を立設して例えば円柱状の陽極
体4を形成する。次に、ステップS2において、陽極体
4の表面に誘電体酸化被膜6を形成し、その後、ステッ
プS3で、陽極体4に硝酸マンガン液を含浸させて焼成
し、陽極体4の表面に二酸化マンガン層8を形成する。
さらに、ステップS4において二酸化マンガン層8の上
にカーボン層10を形成し、そして、カーボン層10の
上に銀塗料層12を形成して陰極14とする(図2の
(A))。
【0010】つづいて、ステップS5において、銀塗料
層12の陰極端子接続箇所に導電性接着剤16を塗布
し、陰極端子18を接続する(図2の(B))。その
後、ステップS6で、陽極リード線2に陽極端子20を
接続する前に、陽極体4および陰極14から成る素子本
体22全体を、陽極リード線2および陰極端子18の基
部を含めてエポキシ系の絶縁性樹脂19で覆う(図2の
(C))。ここで、素子本体22を絶縁性樹脂で覆う場
合、具体的には絶縁性樹脂を素子本体22に塗布する
か、あるいはモールド成形の手法を用いることができ
る。次に、ステップS7で、陽極リード線2の先端部に
陽極端子20を例えばスポット溶接により接続した後、
ステップS8において、陰極端子18および陽極端子2
0の先端側をのぞいて全体を、例えばモールド成形によ
り絶縁性の外装樹脂21内に密閉し、図2の(D)およ
び図3に示したように、固体電解コンデンサ24を完成
させる。
【0011】このように、本実施の形態例の固体電解コ
ンデンサ24の製造方法では、陽極リード線2に陽極端
子20を接続する前に、素子本体22全体を、陽極リー
ド線2および陰極端子18の基部を含めて絶縁性樹脂で
覆うので、陽極リード線2に陽極端子20を溶接する
際、陽極端子20にメッキされた半田が溶融して飛散
し、素子本体22に付着したとしても陽極リード線2と
陰極14とが付着した半田により短絡されることがな
い。したがって、製造歩留まりが向上し、製品のコスト
ダウンを実現できる。
【0012】また、本実施の形態例の固体電解コンデン
サ24では、素子本体22全体が絶縁性樹脂で覆われて
いるので、この固体電解コンデンサ24を製造する際
は、上述のように陽極リード線2に陽極端子20を接続
する前に、素子本体22全体を、陽極リード線2および
陰極端子18の基部を含めて絶縁性樹脂で覆うことがで
き、その結果、陽極リード線2に陽極端子20を溶接す
る際、陽極端子20にメッキされた半田が溶融して飛散
し、素子本体22に付着したとしても陽極リード線2と
陰極14とが付着した半田により短絡されることがな
い。したがって、製造歩留まりが向上し、製品のコスト
ダウンを実現できる。
【0013】なお、本実施の形態例では、タンタルの粉
末を用いるとしたが、タンタル以外にも例えばニオブや
アルミニウムを用いることも可能である。また、絶縁性
樹脂としてシリコン系の絶縁性樹脂を用いることも可能
であり、その場合には、上記効果が得られると共に、特
に耐湿性を向上させて固体電解コンデンサの信頼性を高
めることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、弁作用を
有する金属粉末を焼結し陽極リード線を立設して陽極体
を形成し、陽極体の表面に誘電体被膜を形成し、誘電体
被膜の上に陰極を形成し、陰極に陰極端子を接続し、陽
極リード線に陽極端子を接続する固体電解コンデンサの
製造方法であって、陽極リード線に陽極端子を接続する
前に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽極
リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆
い、その上で、陽極リード線に陽極端子を接続すること
を特徴とする。すなわち、本発明の固体電解コンデンサ
の製造方法では、陽極リード線に陽極端子を接続する前
に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽極リ
ード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆う
ので、陽極リード線に陽極端子を溶接する際、陽極端子
にメッキされた半田が溶融して飛散し、素子本体に付着
したとしても陽極リード線と陰極とが付着した半田によ
り短絡されることがない。したがって、製造歩留まりが
向上し、製品のコストダウンを実現できる。
【0015】また、本発明は、弁作用を有する金属粉末
を焼結し陽極リード線を立設して形成した陽極体と、陽
極体の表面に形成した誘電体被膜を介在させて形成した
陰極と、陰極に接続された陰極端子と、陽極リード線に
接続された陽極端子とを含む固体電解コンデンサであっ
て、陽極体および陰極から成る素子本体全体が、陽極リ
ード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆わ
れていることを特徴とする。本発明の固体電解コンデン
サを製造する際は、上記本発明の固体電解コンデンサの
製造方法にしたがい、陽極リード線に陽極端子を接続す
る前に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽
極リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で
覆うことができ、その結果、陽極リード線に陽極端子を
溶接する際、陽極端子にメッキされた半田が溶融して飛
散し、素子本体に付着したとしても陽極リード線と陰極
とが付着した半田により短絡されることがない。したが
って、製造歩留まりが向上し、製品のコストダウンを実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体電解コンデンサの製造方法の
一例を示すフローチャートである。
【図2】図1の固体電解コンデンサの製造方法を説明す
るための工程図である。
【図3】図1の固体電解コンデンサの製造方法により製
造した固体電解コンデンサの一例を示す外観図である。
【図4】従来の固体電解コンデンサの製造方法の一例を
示すフローチャートである。
【図5】従来のタンタル固体電解コンデンサの一例を示
す断面側面図である。
【図6】従来のタンタル固体電解コンデンサの一例を示
す部分側面図である。
【符号の説明】
2……陽極リード線、4……陽極体、6……誘電体酸化
被膜、8……二酸化マンガン層、10……カーボン層、
12……銀塗料層、14……陰極、16……導電性接着
剤、18……陰極端子、19……絶縁性樹脂、20……
陽極端子、22……素子本体、24……固体電解コンデ
ンサ、102……陽極リード線、104……陽極体、1
06……二酸化マンガン層、108……カーボン層、1
10……銀塗料層、112……陰極、114……導電性
接着剤、116……陰極端子、118……陽極端子、1
20……半田ブリッジ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 固体電解コンデンサの製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解コンデン
サの製造方法に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そこで、本発明の目的は、陽極端子を陽極
リード線に溶接する際に飛散した半田により陽極リード
線と陰極とが短絡することを防止した固体電解コンデン
サの製造方法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、弁作用を有する金属粉末を焼結し陽極リード
線を立設して陽極体を形成し、陽極体の表面に誘電体被
膜を形成し、誘電体被膜の上に陰極を形成し、陰極に陰
極端子を接続し、陽極リード線に陽極端子を接続する固
体電解コンデンサの製造方法であって、陽極リード線に
陽極端子を接続する前に、陽極体および陰極から成る素
子本体全体を、陽極リード線および陰極端子の基部を含
めて絶縁性樹脂で覆い、その上で、陽極リード線に陽極
端子を接続することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】すなわち、本発明の固体電解コンデンサの
製造方法では、陽極リード線に陽極端子を接続する前
に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽極リ
ード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆う
ので、陽極リード線に陽極端子を溶接する際、陽極端子
にメッキされた半田が溶融して飛散し、素子本体に付着
したとしても陽極リード線と陰極とが付着した半田によ
り短絡されることがない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、弁作用を
有する金属粉末を焼結し陽極リード線を立設して陽極体
を形成し、陽極体の表面に誘電体被膜を形成し、誘電体
被膜の上に陰極を形成し、陰極に陰極端子を接続し、陽
極リード線に陽極端子を接続する固体電解コンデンサの
製造方法であって、陽極リード線に陽極端子を接続する
前に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽極
リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆
い、その上で、陽極リード線に陽極端子を接続すること
を特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】すなわち、本発明の固体電解コンデンサの
製造方法では、陽極リード線に陽極端子を接続する前
に、陽極体および陰極から成る素子本体全体を、陽極リ
ード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で覆う
ので、陽極リード線に陽極端子を溶接する際、陽極端子
にメッキされた半田が溶融して飛散し、素子本体に付着
したとしても陽極リード線と陰極とが付着した半田によ
り短絡されることがない。したがって、製造歩留まりが
向上し、製品のコストダウンを実現できる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁作用を有する金属粉末を焼結し陽極リ
    ード線を立設して陽極体を形成し、前記陽極体の表面に
    誘電体被膜を形成し、前記誘電体被膜の上に陰極を形成
    し、前記陰極に陰極端子を接続し、前記陽極リード線に
    陽極端子を接続する固体電解コンデンサの製造方法であ
    って、 前記陽極リード線に前記陽極端子を接続する前に、前記
    陽極体および前記陰極から成る素子本体全体を、前記陽
    極リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹脂で
    覆い、その上で、前記陽極リード線に前記陽極端子を接
    続することを特徴とする固体電解コンデンサの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性樹脂をモールド成型すること
    で前記素子本体を前記絶縁性樹脂により覆うことを特徴
    とする請求項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁性樹脂を塗布することで前記素
    子本体を前記絶縁性樹脂により覆うことを特徴とする請
    求項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁性樹脂はエポキシ系またはシリ
    コン系の絶縁性樹脂であることを特徴とする請求項1記
    載の固体電解コンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記陽極端子はスポット溶接により前記
    陽極リード線に接続することを特徴とする請求項1記載
    の固体電解コンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記陽極体は、弁作用を有する前記金属
    粉末を加圧成型した上で焼結して形成することを特徴と
    する請求項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記金属粉末はタンタル、ニオブ、アル
    ミニウムのいずれかの粉末であることを特徴とする請求
    項1記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記誘電体皮膜は誘電体酸化皮膜である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記陰極を形成するにあたって、前記誘
    電体皮膜を形成した前記陽極体に硝酸マンガン液を含浸
    させ焼成して前記陽極体の表面に二酸化マンガン層を形
    成し、前記二酸化マンガン層の上にカーボン層を形成
    し、その後、前記カーボン層の上に銀塗料層を形成して
    前記陰極とすることを特徴とする請求項1記載の固体電
    解コンデンサの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記陽極リード線に前記陽極端子を接
    続した後、前記陰極端子および前記陽極端子の先端側を
    のぞいて全体を絶縁性の外装樹脂内に密閉することを特
    徴とする請求項1記載の固体電解コンデンサの製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記外装樹脂はモールド成形すること
    を特徴とする請求項10記載の固体電解コンデンサの製
    造方法。
  12. 【請求項12】 弁作用を有する金属粉末を焼結し陽極
    リード線を立設して形成した陽極体と、前記陽極体の表
    面に形成した誘電体被膜を介在させて形成した陰極と、
    前記陰極に接続された陰極端子と、前記陽極リード線に
    接続された陽極端子とを含む固体電解コンデンサであっ
    て、 前記陽極体および前記陰極から成る素子本体全体が、前
    記陽極リード線および陰極端子の基部を含めて絶縁性樹
    脂で覆われていることを特徴とする固体電解コンデン
    サ。
  13. 【請求項13】 前記金属粉末はタンタル、ニオブ、ア
    ルミニウムのいずれかの粉末であることを特徴とする請
    求項12記載の固体電解コンデンサ。
  14. 【請求項14】 前記絶縁性樹脂はエポキシ系またはシ
    リコン系の絶縁性樹脂であることを特徴とする請求項1
    2記載の固体電解コンデンサ。
  15. 【請求項15】 前記誘電体皮膜は誘電体酸化皮膜であ
    ることを特徴とする請求項12記載の固体電解コンデン
    サ。
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KR100914587B1 (ko) * 2006-11-27 2009-08-31 산요덴키가부시키가이샤 고체 전해 콘덴서
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