JPH11288608A - 車両用装置 - Google Patents
車両用装置Info
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- JPH11288608A JPH11288608A JP10088731A JP8873198A JPH11288608A JP H11288608 A JPH11288608 A JP H11288608A JP 10088731 A JP10088731 A JP 10088731A JP 8873198 A JP8873198 A JP 8873198A JP H11288608 A JPH11288608 A JP H11288608A
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- JP
- Japan
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- sealing material
- seal
- sealing
- lens
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- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール材の始端部と終端部とのオーバーラッ
プによる不具合解消。 【解決手段】 シール溝部10の底部のうち、シール材
3の始端部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分が
位置する箇所には、シール材3の始端部3Sと終端部3
Eとのオーバーラップ部分の容量を収容するための凹部
12が、設けられている。この結果、シール材3の始端
部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量が凹
部12中に収容されるために、シール材3の始端部3S
と終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量による不具
合を解消することができる。
プによる不具合解消。 【解決手段】 シール溝部10の底部のうち、シール材
3の始端部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分が
位置する箇所には、シール材3の始端部3Sと終端部3
Eとのオーバーラップ部分の容量を収容するための凹部
12が、設けられている。この結果、シール材3の始端
部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量が凹
部12中に収容されるために、シール材3の始端部3S
と終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量による不具
合を解消することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングのシー
ル溝部とレンズのシール脚部とがシール材により防水封
止されて室が防水画成されてなる車両用装置に係り、特
に、シール材の始端部と終端部とがオーバーラップした
部分の容量による不具合が解消された車両用装置に関す
るものである。ここで、車両用装置とは、車両用灯具や
車両用装飾具等を言う。上述の車両用灯具とは、例え
ば、リヤーコンビネーションランプ、フロントコンビネ
ーションランプ、ヘッドランプ、フォグランプ、ターン
シグナルランプ、クリアランスランプ等を言う。また、
上述の車両用装飾具とは、例えば、リヤーフィニッシャ
ーやガーニッシュ等を言う。
ル溝部とレンズのシール脚部とがシール材により防水封
止されて室が防水画成されてなる車両用装置に係り、特
に、シール材の始端部と終端部とがオーバーラップした
部分の容量による不具合が解消された車両用装置に関す
るものである。ここで、車両用装置とは、車両用灯具や
車両用装飾具等を言う。上述の車両用灯具とは、例え
ば、リヤーコンビネーションランプ、フロントコンビネ
ーションランプ、ヘッドランプ、フォグランプ、ターン
シグナルランプ、クリアランスランプ等を言う。また、
上述の車両用装飾具とは、例えば、リヤーフィニッシャ
ーやガーニッシュ等を言う。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の車両用装置を図5乃至図
10を参照して説明する。この例は、車両用灯具のリヤ
ーコンビネーションランプについて説明する。図におい
ては、1は例えば、PP(ポリプロピレン)やABS
(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(AB
S樹脂))等の樹脂製のハウジング(ランプハウジン
グ)である。このハウジング1の周縁部にはシール溝部
10が一体に設けられている。このシール溝部10は前
面(又は後面)から見てほぼロ字形状(環状形状)をな
す。2は例えば、PC(ポリカーボネート)やPMMA
(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))等の光
透過性の樹脂製、若しくはガラス製のレンズである。こ
のレンズ2の後面の周縁部にはシール脚部20が後方に
一体に突設されている。このシール脚部20は前記シー
ル溝部10と対応し前面(又は後面)から見てほぼロ字
形状(環状形状)をなす。このシール脚部20の外側面
には、前記ハウジング1のシール溝部10の外側壁11
の先端が当接するリブ21が一体にかつ全周に亘って設
けられている。3はシール材である。このシール材3と
しては、ホットメルト接着剤、ホットメルト型ゲル性パ
ッキングや発泡EPDM等の紐パッキングのパッキング
が使用されている。
10を参照して説明する。この例は、車両用灯具のリヤ
ーコンビネーションランプについて説明する。図におい
ては、1は例えば、PP(ポリプロピレン)やABS
(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(AB
S樹脂))等の樹脂製のハウジング(ランプハウジン
グ)である。このハウジング1の周縁部にはシール溝部
10が一体に設けられている。このシール溝部10は前
面(又は後面)から見てほぼロ字形状(環状形状)をな
す。2は例えば、PC(ポリカーボネート)やPMMA
(ポリメタクリル酸メチル(メタクリル樹脂))等の光
透過性の樹脂製、若しくはガラス製のレンズである。こ
のレンズ2の後面の周縁部にはシール脚部20が後方に
一体に突設されている。このシール脚部20は前記シー
ル溝部10と対応し前面(又は後面)から見てほぼロ字
形状(環状形状)をなす。このシール脚部20の外側面
には、前記ハウジング1のシール溝部10の外側壁11
の先端が当接するリブ21が一体にかつ全周に亘って設
けられている。3はシール材である。このシール材3と
しては、ホットメルト接着剤、ホットメルト型ゲル性パ
ッキングや発泡EPDM等の紐パッキングのパッキング
が使用されている。
【0003】前記シール材3を前記ハウジング1のロ字
形状のシール溝部10中に、シール材3の始端部3Sと
終端部3Eとがオーバーラップした状態で、ロ字形状に
セットし、そのシール溝部10中に前記レンズ2のシー
ル脚部20を図8及び図10中の矢印方向に挿入する。
すると、前記シール材3が前記シール脚部20の挿入方
向(図8及び図10中の矢印方向)に圧縮されて前記シ
ール溝部10の内面と前記シール脚部20の外面との間
に押圧密着されることにより、図6及び図9に示すよう
に、前記シール溝部10の内面と前記シール脚部20の
外面との間が防水封止される。その結果、前記ハウジン
グ1及び前記レンズ2及び前記シール材3により室(灯
室)4が防水画成さることとなる。このとき、ハウジン
グ1のシール溝部10の外側壁11の先端がレンズ2の
シール脚部20のリブ21に当接して、シール材3がシ
ール溝部10から外側にはみ出すのを防止している。上
述の室4内には光源バルブ40が配置されている。な
お、シール溝部10中にシール材3をセットする手段と
しては、例えば、ノズルで塗付する等の手段がある。ま
た、前記ハウジング1と前記レンズ2とは、クリップ、
相互に係合するランス形状の係合凸部及び係合凹部、ス
クリュウ、ビス等の機械的締結手段(図示せず)によ
り、機械的に締結される場合がある。
形状のシール溝部10中に、シール材3の始端部3Sと
終端部3Eとがオーバーラップした状態で、ロ字形状に
セットし、そのシール溝部10中に前記レンズ2のシー
ル脚部20を図8及び図10中の矢印方向に挿入する。
すると、前記シール材3が前記シール脚部20の挿入方
向(図8及び図10中の矢印方向)に圧縮されて前記シ
ール溝部10の内面と前記シール脚部20の外面との間
に押圧密着されることにより、図6及び図9に示すよう
に、前記シール溝部10の内面と前記シール脚部20の
外面との間が防水封止される。その結果、前記ハウジン
グ1及び前記レンズ2及び前記シール材3により室(灯
室)4が防水画成さることとなる。このとき、ハウジン
グ1のシール溝部10の外側壁11の先端がレンズ2の
シール脚部20のリブ21に当接して、シール材3がシ
ール溝部10から外側にはみ出すのを防止している。上
述の室4内には光源バルブ40が配置されている。な
お、シール溝部10中にシール材3をセットする手段と
しては、例えば、ノズルで塗付する等の手段がある。ま
た、前記ハウジング1と前記レンズ2とは、クリップ、
相互に係合するランス形状の係合凸部及び係合凹部、ス
クリュウ、ビス等の機械的締結手段(図示せず)によ
り、機械的に締結される場合がある。
【0004】そして、上述の車両用装置においては、防
水性を確保するために、図7及び図10に示すように、
シール材3の始端部3Sと終端部3Eとがシール材3の
圧縮方向(シール脚部20の挿入方向であって、図8及
び図10中の矢印方向)にオーバーラップされている。
水性を確保するために、図7及び図10に示すように、
シール材3の始端部3Sと終端部3Eとがシール材3の
圧縮方向(シール脚部20の挿入方向であって、図8及
び図10中の矢印方向)にオーバーラップされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用装置においては、上述のシール材3の始端部3
Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量を収容す
るための手段が何等設けられていない。このために、上
述の従来の車両用装置においては、上述のシール材3の
始端部3Sと終端部3Eとがオーバーラップした部分の
容量により、下記の不具合がある。
の車両用装置においては、上述のシール材3の始端部3
Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分の容量を収容す
るための手段が何等設けられていない。このために、上
述の従来の車両用装置においては、上述のシール材3の
始端部3Sと終端部3Eとがオーバーラップした部分の
容量により、下記の不具合がある。
【0006】すなわち、シール材3がホットメルト接着
剤の場合は、図9(B)に示すように、シール材3の始
端部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分におい
て、シール溝部10の外側壁11とシール脚部20のリ
ブ21との間の隙間からシール材3がはみ出す不具合が
ある。
剤の場合は、図9(B)に示すように、シール材3の始
端部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分におい
て、シール溝部10の外側壁11とシール脚部20のリ
ブ21との間の隙間からシール材3がはみ出す不具合が
ある。
【0007】一方、シール材3がパッキング(ホットメ
ルト型パッキング)の場合は、図9(C)に示すよう
に、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオーバー
ラップ部分が過剰圧縮されるため、シール材3の切れ、
レンズ2の撓み、機械的締結手段の締結妨害等の不具合
がある。
ルト型パッキング)の場合は、図9(C)に示すよう
に、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオーバー
ラップ部分が過剰圧縮されるため、シール材3の切れ、
レンズ2の撓み、機械的締結手段の締結妨害等の不具合
がある。
【0008】また、シール溝部10の底部は一様に平面
であるから、シール材3を塗布する開始点の目標がない
ので、シール材3塗布のロボットのティーチングにおい
てスタート位置が決め難い。
であるから、シール材3を塗布する開始点の目標がない
ので、シール材3塗布のロボットのティーチングにおい
てスタート位置が決め難い。
【0009】さらに、シール材3の塗布始めの始端部3
においては、シール材3の塗布が完了するまでに温度が
下がることによる不具合により、シール性が低下するた
めに、この始端部3Sの上にオーバーラップする終端部
3Eを長くする必要があり、その結果、上述の不具合が
さらに顕著に現われ、かつシール材3を空出しする必要
があり、その分シール材3の材料費が嵩む。
においては、シール材3の塗布が完了するまでに温度が
下がることによる不具合により、シール性が低下するた
めに、この始端部3Sの上にオーバーラップする終端部
3Eを長くする必要があり、その結果、上述の不具合が
さらに顕著に現われ、かつシール材3を空出しする必要
があり、その分シール材3の材料費が嵩む。
【0010】本発明の目的は、シール材の始端部と終端
部とがオーバーラップした部分の容量による不具合が解
消された車両用装置を提供することにある。
部とがオーバーラップした部分の容量による不具合が解
消された車両用装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、シール溝部の底部のうち、シール材の
始端部と終端部とのオーバーラップ部分が位置する箇所
に、前記シール材の始端部と終端部とのオーバーラップ
部分の容量を収容するための凹部が、設けられているこ
とを特徴とする。
めに、本発明は、シール溝部の底部のうち、シール材の
始端部と終端部とのオーバーラップ部分が位置する箇所
に、前記シール材の始端部と終端部とのオーバーラップ
部分の容量を収容するための凹部が、設けられているこ
とを特徴とする。
【0012】この結果、本発明の車両用装置は、上記の
構成により、シール材の始端部と終端部とのオーバーラ
ップ部分の容量が凹部中に収容されるために、シール材
の始端部と終端部とがオーバーラップした部分の容量に
よる不具合を解消することができる。
構成により、シール材の始端部と終端部とのオーバーラ
ップ部分の容量が凹部中に収容されるために、シール材
の始端部と終端部とがオーバーラップした部分の容量に
よる不具合を解消することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用装置の一実
施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。この例
は、リヤーコンビネーションランプに使用した例につい
て説明する。図中、図5乃至図10と同符号は同一のも
のを示す。
施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。この例
は、リヤーコンビネーションランプに使用した例につい
て説明する。図中、図5乃至図10と同符号は同一のも
のを示す。
【0014】この実施の形態における本発明の車両用装
置は、シール溝部10の底部のうち、シール材3の始端
部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分が位置する
箇所に、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオー
バーラップ部分の容量を収容するための凹部12が、設
けられている。この凹部12は、図2に示すように、始
端部3Sの端面が位置する垂直面120と、始端部3S
の前半部が位置する水平面121と、始端部3Sの後半
部が位置する上り勾配の傾斜面122とから構成されて
いる。
置は、シール溝部10の底部のうち、シール材3の始端
部3Sと終端部3Eとのオーバーラップ部分が位置する
箇所に、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオー
バーラップ部分の容量を収容するための凹部12が、設
けられている。この凹部12は、図2に示すように、始
端部3Sの端面が位置する垂直面120と、始端部3S
の前半部が位置する水平面121と、始端部3Sの後半
部が位置する上り勾配の傾斜面122とから構成されて
いる。
【0015】この実施の形態における本発明の車両用装
置は、以上の如き構成からなり、以下その使用例につい
て説明する。まず、シール材3の始端部3Sの端面をシ
ール溝部10のうち、凹部12の垂直面120に当接さ
せ、そのシール材3の始端部3Sを凹部12の水平面1
21及び傾斜面122に沿って塗付し、かつそのシール
材3をシール溝部10の底面に沿ってロ字形状に塗布セ
ットし、そしてそのシール材3の終端部3Eを先の始端
部3Sの上に、後述するシール脚部20の挿入方向(図
1及び図3中の矢印方向)にオーバーラップさせる。こ
のとき、終端部3Eの先端は、先細り形状となり、始端
部3Sの上り勾配の頂点手前に位置することとなる。
置は、以上の如き構成からなり、以下その使用例につい
て説明する。まず、シール材3の始端部3Sの端面をシ
ール溝部10のうち、凹部12の垂直面120に当接さ
せ、そのシール材3の始端部3Sを凹部12の水平面1
21及び傾斜面122に沿って塗付し、かつそのシール
材3をシール溝部10の底面に沿ってロ字形状に塗布セ
ットし、そしてそのシール材3の終端部3Eを先の始端
部3Sの上に、後述するシール脚部20の挿入方向(図
1及び図3中の矢印方向)にオーバーラップさせる。こ
のとき、終端部3Eの先端は、先細り形状となり、始端
部3Sの上り勾配の頂点手前に位置することとなる。
【0016】この結果、シール材3の始端部3Sと終端
部3Eとのオーバーラップ部分の容量が凹部12中に収
容されるために、図2及び図3に示すように、オーバー
ラップした部分の終端部3Eの上面と、オーバーラップ
していない部分のシール材3の上面とは、ほぼ面一とな
る。そして、シール材3を塗布したシール溝部10中に
レンズ2のシール脚部20を図1及び図3中の矢印方向
に挿入することにより、シール材3がシール脚部20の
挿入方向に圧縮されてシール溝部10の内面とシール脚
部20の外面との間に押圧密着され、図4に示すよう
に、シール溝部10の内面とシール脚部20の外面との
間が防水封止されて、室(灯室)4が防水画成さること
となる。
部3Eとのオーバーラップ部分の容量が凹部12中に収
容されるために、図2及び図3に示すように、オーバー
ラップした部分の終端部3Eの上面と、オーバーラップ
していない部分のシール材3の上面とは、ほぼ面一とな
る。そして、シール材3を塗布したシール溝部10中に
レンズ2のシール脚部20を図1及び図3中の矢印方向
に挿入することにより、シール材3がシール脚部20の
挿入方向に圧縮されてシール溝部10の内面とシール脚
部20の外面との間に押圧密着され、図4に示すよう
に、シール溝部10の内面とシール脚部20の外面との
間が防水封止されて、室(灯室)4が防水画成さること
となる。
【0017】このように、この実施の形態における本発
明の車両用装置は、シール材3の始端部3Sと終端部3
Eとのオーバーラップ部分の容量が凹部12中に収容さ
れるために、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとが
オーバーラップした部分の容量による不具合を解消する
ことができる。
明の車両用装置は、シール材3の始端部3Sと終端部3
Eとのオーバーラップ部分の容量が凹部12中に収容さ
れるために、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとが
オーバーラップした部分の容量による不具合を解消する
ことができる。
【0018】すなわち、シール材3がホットメルト接着
剤の場合は、図4(B)に示すように、シール材3の始
端部3Sと終端部3Eとがオーバーラップした部分にお
いて、シール溝部10の外側壁11とシール脚部20の
リブ21との間の隙間からシール材3がはみ出す不具合
がない。
剤の場合は、図4(B)に示すように、シール材3の始
端部3Sと終端部3Eとがオーバーラップした部分にお
いて、シール溝部10の外側壁11とシール脚部20の
リブ21との間の隙間からシール材3がはみ出す不具合
がない。
【0019】一方、シール材3がパッキング(ホットメ
ルト型パッキング)の場合は、同様に図4(B)に示す
ように、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオー
バーラップ部分が他の部分とほぼ同様の力で圧縮される
ため、シール材3の切れ、レンズ2の撓み、機械的締結
手段の締結妨害等の不具合がない。
ルト型パッキング)の場合は、同様に図4(B)に示す
ように、シール材3の始端部3Sと終端部3Eとのオー
バーラップ部分が他の部分とほぼ同様の力で圧縮される
ため、シール材3の切れ、レンズ2の撓み、機械的締結
手段の締結妨害等の不具合がない。
【0020】また、凹部12の垂直面120がシール材
3を塗布する開始点の目標となるので、シール材3塗布
のロボットのティーチングが容易となる。
3を塗布する開始点の目標となるので、シール材3塗布
のロボットのティーチングが容易となる。
【0021】さらに、シール材3の始端部3の温度が下
がってその始端部3Sのシール性が低下しても、その始
端部3Sを凹部中12に収容吸収して、この始端部3S
の上にオーバーラップする終端部3Eでシール性を確保
することができるので、その終端部3Eを長くする必要
がなく、その結果、上述の不具合をさらに顕著に解消す
ることができ、かつシール材3を空出しする必要がない
ので、その分シール材3の材料費を低減することができ
る。
がってその始端部3Sのシール性が低下しても、その始
端部3Sを凹部中12に収容吸収して、この始端部3S
の上にオーバーラップする終端部3Eでシール性を確保
することができるので、その終端部3Eを長くする必要
がなく、その結果、上述の不具合をさらに顕著に解消す
ることができ、かつシール材3を空出しする必要がない
ので、その分シール材3の材料費を低減することができ
る。
【0022】特に、この実施の形態においては、凹部1
2に傾斜面122を設けたものであるから、シール材3
の始端部3Sの上面と終端部3Eの下面とが良く倣って
馴染むので、始端部3Sと終端部3Eとシール溝部10
との間にエア溜まりの空間を無くすことができ、さらに
シール性能を向上させることができる。
2に傾斜面122を設けたものであるから、シール材3
の始端部3Sの上面と終端部3Eの下面とが良く倣って
馴染むので、始端部3Sと終端部3Eとシール溝部10
との間にエア溜まりの空間を無くすことができ、さらに
シール性能を向上させることができる。
【0023】なお、この実施の形態においては、リヤー
コンビネーションランプの車両用灯具に使用した例につ
いて説明したが、本発明はその他の車両用灯具や車両用
装飾具等の車両用装置にも適用できる。
コンビネーションランプの車両用灯具に使用した例につ
いて説明したが、本発明はその他の車両用灯具や車両用
装飾具等の車両用装置にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用装置は、シール溝部の底部のうち、シール材の始端部
と終端部とのオーバーラップ部分が位置する箇所に、シ
ール材の始端部と終端部とのオーバーラップ部分の容量
を収容するための凹部が、設けられているものであるか
ら、シール材の始端部と終端部とのオーバーラップ部分
の容量が上述の凹部中に収容されるために、シール材の
始端部と終端部とのオーバーラップ部分の容量による不
具合を解消することができる。
用装置は、シール溝部の底部のうち、シール材の始端部
と終端部とのオーバーラップ部分が位置する箇所に、シ
ール材の始端部と終端部とのオーバーラップ部分の容量
を収容するための凹部が、設けられているものであるか
ら、シール材の始端部と終端部とのオーバーラップ部分
の容量が上述の凹部中に収容されるために、シール材の
始端部と終端部とのオーバーラップ部分の容量による不
具合を解消することができる。
【図1】本発明の車両用装置の一実施の形態を示し、斜
上方から見た分解斜視図である。
上方から見た分解斜視図である。
【図2】同じく、図5におけるVII−VII線断面図
に対応する要部の縦断面図である。
に対応する要部の縦断面図である。
【図3】同じく、(A)はハウジングとレンズとの組み
付け前の図5におけるA−A線断面図に対応する要部の
縦断面図、(B)はハウジングとレンズとの組み付け前
の図5におけるB−B線断面図に対応する要部の縦断面
図である。
付け前の図5におけるA−A線断面図に対応する要部の
縦断面図、(B)はハウジングとレンズとの組み付け前
の図5におけるB−B線断面図に対応する要部の縦断面
図である。
【図4】同じく、(A)はハウジングとレンズとの組み
付け後の図5におけるA−A線断面図に対応する要部の
縦断面図、(B)はハウジングとレンズとの組み付け後
の図5におけるB−B線断面図に対応する要部の縦断面
図である。
付け後の図5におけるA−A線断面図に対応する要部の
縦断面図、(B)はハウジングとレンズとの組み付け後
の図5におけるB−B線断面図に対応する要部の縦断面
図である。
【図5】従来の車両用装置を斜上方から見た斜視図であ
る。
る。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図5におけるVII−VII線断面図に対応す
る縦断面図である。
る縦断面図である。
【図8】(A)はハウジングとレンズとの組み付け前の
図5におけるA−A線断面図に対応する縦断面図、
(B)はハウジングとレンズとの組み付け前の図5にお
けるB−B線断面図に対応する縦断面図である。
図5におけるA−A線断面図に対応する縦断面図、
(B)はハウジングとレンズとの組み付け前の図5にお
けるB−B線断面図に対応する縦断面図である。
【図9】(A)はハウジングとレンズとの組み付け後の
図5におけるA−A線断面図に対応する縦断面図、
(B)はハウジングとレンズとの組み付け後の図5にお
けるB−B線断面図に対応する縦断面図である。
図5におけるA−A線断面図に対応する縦断面図、
(B)はハウジングとレンズとの組み付け後の図5にお
けるB−B線断面図に対応する縦断面図である。
【図10】斜上方から見た分解斜視図である。
1…ハウジング、10…シール溝部、11…外側壁、1
2…凹部、120…垂直面、121…水平面、122…
傾斜面、2…レンズ、20…シール脚部、21…リブ、
3…シール材、3S…始端部、3E…終端部、4…室、
40…光源バルブ。
2…凹部、120…垂直面、121…水平面、122…
傾斜面、2…レンズ、20…シール脚部、21…リブ、
3…シール材、3S…始端部、3E…終端部、4…室、
40…光源バルブ。
Claims (2)
- 【請求項1】 シール溝部を有するハウジングと、シー
ル脚部を有するレンズと、シール材とを備え、前記シー
ル材が前記シール溝部中に、前記シール材の始端部と終
端部とがオーバーラップした状態で、セットされ、前記
シール材が前記シール溝部の内面と前記シール脚部の外
面との間に押圧密着されることにより、前記シール溝部
の内面と前記シール脚部の外面との間が防水封止され
て、前記ハウジング及び前記レンズ及び前記シール材に
より室が防水画成されてなる車両用装置において、 前記シール溝部の底部のうち、前記シール材の始端部と
終端部とのオーバーラップ部分が位置する箇所には、前
記シール材の始端部と終端部とのオーバーラップ部分の
容量を収容するための凹部が、設けられている、ことを
特徴とする車両用装置。 - 【請求項2】 前記凹部は、前記シール材の始端部の端
面が位置する垂直面と、前記シール材の始端部が位置す
る上り勾配の傾斜面とから構成されている、ことを特徴
とする請求項1に記載の車両用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10088731A JPH11288608A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 車両用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10088731A JPH11288608A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 車両用装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288608A true JPH11288608A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13951075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10088731A Pending JPH11288608A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 車両用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288608A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008057849A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Denso Corp | 熱交換器の製造方法 |
JP2008057850A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Denso Corp | 熱交換器の製造方法及び熱交換器 |
JP2018101601A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 麦格納(太倉)汽車科技有限公司 | 双方向入射光の導光式自動車用高位制動灯 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP10088731A patent/JPH11288608A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008057849A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Denso Corp | 熱交換器の製造方法 |
JP2008057850A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Denso Corp | 熱交換器の製造方法及び熱交換器 |
JP2018101601A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 麦格納(太倉)汽車科技有限公司 | 双方向入射光の導光式自動車用高位制動灯 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070306 |