JPH11288531A - ディスク原盤作成装置 - Google Patents
ディスク原盤作成装置Info
- Publication number
- JPH11288531A JPH11288531A JP8760098A JP8760098A JPH11288531A JP H11288531 A JPH11288531 A JP H11288531A JP 8760098 A JP8760098 A JP 8760098A JP 8760098 A JP8760098 A JP 8760098A JP H11288531 A JPH11288531 A JP H11288531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- master
- electron beam
- disk
- unit
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/24—Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
- G11B7/26—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of record carriers
- G11B7/261—Preparing a master, e.g. exposing photoresist, electroforming
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
高密度のピットパターン等をカッティングする。 【解決手段】 電子ビームによるディスク原盤1に対す
るピットパターンの形成状態を検出する検出部16を備
え、この検出部16によって検出された検出値と基準値
とを制御部15において比較する。制御部15は、検出
値と基準値との差異量に基づく制御信号を電子ビーム出
射手段14に供給してそのビーム偏向電極39を駆動す
る。電子ビームは、差異量を補正する方向に偏向動作さ
れる。
Description
気ディスク等のディスク状光記録媒体を製作する際に用
いられるディスク原盤の作成装置に関する。
スタンパを製作するディスク原盤工程と、スタンパを組
み込んだ成形金型によってディスクを成形するディスク
化工程とを経て製作される。すなわち、ディスク原盤工
程は、一般に主面にフォトレジスト層を形成したガラス
原板に記録すべき情報信号等に対応したピットパターン
潜像を形成するフォトレジスト層のカッティングを行っ
た後、現像処理等や電鋳処理を施してスタンパを形成す
るためのディスク原盤を製作する工程である。
原盤作成装置によって、大気雰囲気中で光源から出射さ
れた可視光や紫外線レーザ等を高倍率の対物レンズによ
り波長レベルのスポット径まで集束してガラス原板に形
成したフォトレジスト層に照射することによって行って
いた。ディスク原盤作成装置は、ディスク原盤を回転駆
動する原盤回転駆動機構と、レーザビームの照射位置と
ディスク原盤の半径方向の相対的移動とを行う原盤移動
駆動機構とを備えて構成されている。
やスピンドルモータ等からなる原盤回転駆動機構によっ
てディスク原盤を位置決め保持して回転駆動するととも
に、この原盤回転駆動機構を原盤移動駆動機構によりデ
ィスク原盤の半径方向に移動動作させる。ディスク原盤
作成装置は、これによってディスク原盤に情報信号等に
応じたピットパターン潜像をスパイラル状に形成する。
においては、情報信号等の高密度記録化が検討されてい
る。上述した可視光や紫外線レーザによるディスク原盤
のカッティングは、記録用光のスポット径の限界によっ
て記録すべき情報信号等の記録分解能が制限されること
からその達成に限界があった。
ては、フォトレジスト層の露光特性である波長感度特性
の制約から、一般に500nm以下の波長の紫外線レー
ザが用いられている。しかしながら、レーザ光源として
は、信号記録周波数帯域において充分な分解能を以って
レーザビームの点滅を可能とするものが実現されていな
い。このため、従来のディスク原盤作成装置は、レーザ
光源からレーザビームを連続して出射した状態とすると
ともに、このレーザビームの光路中に外部変調器を設置
することによってディスク原盤に対するレーザビームの
オン・オフ制御を行っていた。
いては、レーザビームの偏向操作を行う必要がある場合
には、レーザビームの光路中に外部偏向器を設置してそ
の操作を行っていた。かかる外部変調器や外部偏向器
は、極めて高価であるとともに、レーザビームの光路中
に大きなスペースを確保しなければならず、装置全体が
大型で高価なものとなるといった問題があった。また、
かかる外部変調器や外部偏向器は、例えば音響光学素子
や電気光学素子等の素子の歪みに起因する光学特性を利
用してレーザビームの制御を行うことから、周波数応答
特性が比較的低速であるとともにレーザビームの偏向角
も微少であり充分なレーザビーム制御が行い得ないとい
った問題があった。
半導体プロセスに採用されるように可視光や紫外線レー
ザよりも波長が短く記録分解能の向上が図られる電子ビ
ームを用いたディスク原盤作成装置によってディスク原
盤のカッティングを行うことが検討されている。電子ビ
ームは、大気雰囲気中において著しく拡散、減衰する特
性を有していることから、伝播或いは通過する加工部位
を真空条件に保持する必要がある。したがって、ディス
ク原盤作成装置は、従来のレーザビームを用いたディス
ク原盤作成装置に対して、単にそのレーザ光源を電子ビ
ームを出射集束する電子銃に置き換えて構成することに
よる対応によっては実現されない。すなわち、ディスク
原盤作成装置は、電子ビームの安定化を図るために、電
子銃ばかりでなくディスク原盤を駆動する原盤回転駆動
機構或いは原盤移動駆動機構を真空槽内に構成しなけれ
ばならない。
盤作成装置は、従来のレーザビームディスク原盤作成装
置と同様に、電子ビームの照射位置とディスク原盤の半
径方向の相対的移動とを原盤移動駆動機構によって行う
ように構成されている。かかるディスク原盤作成装置に
おいても、ディスク原盤が、ターンテーブルやスピンド
ルモータ等からなる原盤回転駆動機構によって位置決め
保持して回転駆動されるとともに、この原盤回転駆動機
構を原盤移動駆動機構によりディスク原盤の直径方向に
移動動作させるように構成されている。
対して微細なピッチで微小なピットパターン潜像を形成
することから、各駆動機構が極めて高精度に位置決め制
御されるとともに駆動制御されなければならない。ディ
スク原盤作成装置は、かかる高精度の位置決め制御或い
は駆動制御を行うために、原盤移動駆動機構の可動部位
が低摩擦係数であるとともに摩擦変動が小さい機構によ
って構成されなければならない。勿論、ディスク原盤作
成装置は、上述したように少なくともディスク原盤と電
子ビームの出射部とが真空条件に保持されることを必須
の構成要件とされなければならない。
スク原盤を駆動する原盤回転駆動機構が原盤移動駆動機
構によって高精度に位置決め制御されて直線移動される
とともに、移動領域の全域に亘ってシールド機構により
真空槽の真空条件が保持される構成が必要とされる。デ
ィスク原盤作成装置は、このためにレーザビームによる
ディスク原盤作成装置のように各駆動部位を空気軸受に
よって支持する構成を採用することができない。
性、振動等の減衰性に優れ被駆動体に対する比較的高精
度の静止位置決め精度が得られるとともに真空条件下に
おいても使用可能であるベアリング軸受やコロ軸受等の
機械的軸受が用いられている。しかしながら、かかる機
械的軸受は、摩擦によって被駆動体に対して空気軸受と
同等の高精度の定速駆動特性を得ることが困難である。
数nmと極めて微細である。ディスク原盤作成装置は、
上述したレーザビームの特性上の限界ばかりでなく各機
構部の構造上の限界によってもその実現が困難である。
さらに、ディスク原盤作成装置は、各機構部において発
生する振動或いは外部振動、すなわち床振動、装置自体
の振動、空調設備、建物振動、扉の開閉による振動等に
よる圧力脈動、音響等による外乱の影響に対してもその
対応が必要とされる。
用して高密度記録化光ディスクを製造する高精度のディ
スク原盤の作成を可能とする実用的なディスク原盤作成
装置が実現されるに至っていなかった。したがって、本
発明は、高密度記録化光ディスクを製造する高精度のデ
ィスク原盤の作成を可能とする構造簡易なディスク原盤
作成装置を提供することを目的に提案されたものであ
る。
明にかかるディスク原盤作成装置は、回転制御された状
態でディスク原盤を回転駆動する原盤回転駆動機構と、
電子ビームを出射する電子銃、電子ビームの偏向制御を
行う偏向制御電極及び電子ビームを集束してディスク原
盤の主面に照射させるフォーカス部とを有する電子ビー
ム出射手段と、原盤回転駆動機構と電子ビーム出射手段
とを上記ディスク原盤の半径方向に対して相対的に移動
させる原盤移動駆動機構と、電子ビームによるディスク
原盤のカッティング状態を検出する検出部と、この検出
部によって検出された検出値と基準値とを比較し、これ
ら検出値と基準値との差異量に応じた補正制御信号を電
子ビーム出射手段に送出する制御部とを備えて構成され
る。
ィスク原盤作成装置によれば、検出部において電子ビー
ムによるディスク原盤のカッティング状態が検出されて
検出値が制御部へと送出される。ディスク原盤作成装置
は、制御部において検出値と基準値とを比較してその差
異量に応じた補正制御信号を生成して電子ビーム出射手
段に供給する。ディスク原盤作成装置は、電子ビーム出
射手段において補正制御信号に基づいて偏向制御電極が
駆動されることによって、ディスク原盤に照射される電
子ビームの偏向動作を行って情報信号等に応じた高精度
のパターン潜像を形成する。ディスク原盤作成装置は、
偏向制御電極による電子ビームの偏向動作が高速で行わ
れることから周波数応答特性に優れ、また小型かつ廉価
に構成される。
て図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1の実施
の形態として図1に示すディスク原盤作成装置10は、
光ディスクの製造工程に設置されてディスク原盤1に情
報信号等によって変調された電子ビームを照射してピッ
トパターン潜像をスパイラル状にカッティングする。デ
ィスク原盤作成装置10は、例えば直径12cmの光デ
ィスクについて記憶容量が30GBとする高密度記録化
を図るために、ディスク原盤1に対してトラックピッチ
が0.29μm、ピッチ幅が0.14μm、最短ピッチ
長が0.16μmのピットパターン潜像をカッティング
する。
に、高精度に研磨した厚みが数mmの石英ガラス等のデ
ィスク原板2の表面に電子線用レジスト層3が塗布され
てなる。ディスク原盤1は、石英ガラス原板2の他に
も、例えばセラミックや金属板等が用いられ、数十nm
以下の表面粗さでかつ数μm以下の平行平面を以って精
密に形成される。勿論、ディスク原盤1は、情報信号等
の記録エリアよりも大きな外径を有し、円盤或いは多角
形に形成される。
ート法等によってディスク原板2の表面に電子線用レジ
スト剤が均一な厚みで塗布されてなる。電子線用レジス
ト剤には、露光により酸が生成され、この酸が触媒とし
て作用する感光性樹脂からなるいわゆる化学増幅形レジ
ストが用いられる。電子線用レジスト層3は、厚みが1
00nm乃至200nmの範囲でλ/(4n)(但し、
λは読取光の波長、nはディスク基板の屈折率)の条件
を満たして成膜される。
ク原盤作成装置10に装填され、図2に示すように、情
報信号等に応じて変調された電子ビームBEが電子線用
レジスト層3に照射される。ディスク原盤1は、電子線
用レジスト層3の電子ビームBEが照射された部分がア
ルカリ可溶状態となる。
ング終了後にアルカリ現像液による現像処理が施される
ことによって露光された部分の電子線用レジスト剤が除
去され、図3(B)に示すように、ディスク原板2の表
面に情報信号等に応じたピットパターン潜像4が精密に
形成される。ディスク原盤1は、従来と同様に、無電解
メッキやスバッタリング等によってピットパターン潜像
4が形成された表面の導体化処理が施された後、電鋳メ
ッキ処理が施されてレプリカのスタンパを形成する。
ように、真空槽11と、この真空槽11内に配置された
ディスク原盤1を回転駆動する原盤回転駆動機構12及
びこの原盤回転駆動機構12をディスク原盤1の半径方
向に移動させる原盤移動駆動機構13と、真空槽11に
取り付けられた電子ビーム出射ヘッド機構14と、制御
部15及びディスク原盤1に対する電子ビームBEの照
射状態を検出するカッティング検出部16等を備えて構
成される。
が図示しないエアーダンパ等の防振機構を介して設置さ
れることにより、外部からの振動の伝達が抑制される。
真空槽11には、真空ポンプ17が接続されており、こ
の真空ポンプ17を駆動して排気することによって内部
空間部が所定の真空条件に設定保持される。さらに、真
空槽11には、図示しないが内部空間部にディスク原盤
1を搬送して原盤回転駆動機構12に設置する原盤搬送
機構や、全体を大気雰囲気中にさらすこと無くディスク
原盤1の出し入れを可能とするゲート機構等が付設され
ている。
支持脚19によって設置支持された基台18に移動自在
に搭載されている。原盤回転駆動機構12は、基台18
に支持されて詳細を後述する原盤移動駆動機構13によ
って移動動作されるスライダ20と、このスライダ20
に搭載された回転用駆動モータ21と、その回転軸22
と、回転軸22の先端に固定されたターンテーブル23
等の部材によって構成されている。スライダ20は、基
台18に対して例えばベアリング軸受やコロ軸受等の機
械的軸受によって図1において左右方向に移動自在に支
持されている。スライダ20は、後述するように基台1
8に沿って円滑に移動動作されるとともに、精密に位置
決めされて停止しかつこの停止状態が確実に保持され
る。
子ビーム出射ヘッド機構14の電子ビーム出射口30a
とターンテーブル23との部位を高真空雰囲気に保持す
る条件において、基台18に対してエアースライダ機構
や静圧軸受機構等により円滑に移動動作されるように構
成してよい。スライダ20は、この場合、停止状態にお
いて精密に位置決めされて停止するとともにこの停止状
態が確実に保持されるように構成される。
が搭載される。スライダ20は、回転用駆動モータ21
から生じる磁気力が電子ビームBEの軌跡に影響を及ぼ
さないようにするため、基台18とともに高磁気抵抗材
料、例えばセラミック材等を素材として形成することが
好ましい。
転軸22の一端部を回転自在に軸支する例えば静圧軸受
や回転型エンコーダが内蔵されており、図示しないサー
ボ機構により回転速度が精密に制御されるPLL制御型
DCブラシレスモータによって構成される。回転用駆動
モータ21は、回転型エンコーダによって検出される速
度パルス信号Aを制御部15へと送出する。回転用駆動
モータ21は、制御部15において速度パルス信号Aが
記録制御部から供給される指令パルス信号との位相差が
検出され、その差を最小限に抑えるようにこの制御部1
5から送出される駆動制御信号Bによって回転速度のフ
ィードバック制御が行われる。回転用駆動モータ21
は、例えば3600rpm程度までの高速回転駆動が可
能とされるとともに、サーボ機構によって1回転当たり
10-7以下の回転ジッタで制御される。
ンテーブル23上に位置決め載置されて回転駆動される
ディスク原盤1の回転角度情報として制御部15に供給
される。制御部15は、この回転角度情報(速度パルス
信号)Aに基づいて後述する原盤移動駆動機構13の移
動用駆動モータ26に対してその動作を制御する制御信
号Cを送出する。
22の先端部に固定されており、この回転軸22を介し
て制御部15によって制御される回転用駆動モータ20
により所定の速度を以って回転駆動される。ターンテー
ブル23は、図示を省略する真空チャッキング機構や機
械的チャッキング機構によってその主面上にディスク原
盤1を位置決め載置する。ターンテーブル23は、後述
するディスク原盤1のカッティング動作中にこのディス
ク原盤1に遠心力が発生して位置ズレが生じないよう
に、重心位置を回転中心に一致させて位置決め状態で載
置保持する。ターンテーブル23は、高精度の平面加工
が可能であり電子ビームBEの軌跡に影響を及ぼさない
ようにするため、高磁気抵抗材料、例えばセラミック材
等を素材として形成することが好ましい。
設けた連結部24を介して駆動力を伝達することによ
り、このスライダ20を上述した基台18に沿って移動
動作させる。原盤移動駆動機構13は、ブラケット部材
25を介して真空槽11に設置される移動用駆動モータ
26と、この移動用駆動モータ26によって回転駆動さ
れる送りねじ軸27とによって構成される。移動用駆動
モータ26は、上述したように、原盤回転駆動機構12
の回転用駆動モータ20の回転角度情報Aに基づいて制
御部15から供給される制御信号Cによって回転・停止
の動作制御が行われる。
ムギャからなる外周ねじが形成されている。送りねじ軸
27は、先端部が連結部24に設けた図示しない軸穴に
挿通されることによって、その内周壁に形成した内周ね
じに対して外周ねじが噛合される。したがって、送りね
じ軸27は、移動用駆動モータ26が駆動されると、連
結部24を介してスライダ20を基台18に沿ってター
ンテーブル23と同期して移動動作させる。
上述した構成に限定されるものでは無い。原盤移動駆動
機構13は、例えばスライダ20にラックを設け、この
ラックと送りねじ軸27との間にピニオンを噛み合わせ
て歯車伝達機構を構成する等種々の構成が採用される。
また、原盤移動駆動機構13は、例えばスライダ20に
その移動量を精密に計測する計測部を設け、この計測部
によって計測した移動量を制御部15へと送出して基準
値との比較を行って移動用駆動モータ26の回転・停止
のフィードバック制御を行うようにしてもよい。
動機構13は、上述した検出値と基準値との比較に基づ
く制御部15からの制御信号によるフィードバック制御
ばかりでなく、これらに加えて或いはこれらに代えた他
のフィードバック制御を行うようにしてもよい。原盤回
転駆動機構12や原盤移動駆動機構13は、各機構構成
部材等の振動特性や外部から加えられる振動等の入力を
予測或いは検出して、フィード・フォワード制御機能を
付加して構成することによってより動作精度の向上を図
るようにしてもよい。
駆動機構13は、その回転、直線移動における位置検出
手段として、サブミクロンのスケールピッチを有しかつ
検出値を検出回路によって高次に分周してサブナノメー
トルの分解能をもつ直線、及び回転計測器が実用化され
て提供されているものが用いられる。また、原盤回転駆
動機構12や原盤移動駆動機構13は、かかる回転、送
り精度を有する実用化されて提供されている駆動要素が
用いられて上述した各部が具体的に構成されてなる。デ
ィスク原盤作成装置10は、等速で所定の方向に動作す
る回転部の原盤回転駆動機構12に上述したようにPL
L(位相誤差比較)制御が採用され、また静止状態から
可変速動作が行われる原盤移動駆動機構13にたまりパ
ルス(誤差パルス比較)制御が採用される。
上述した各計測部や制御部及び各機構部が採用されて構
成されるが、制御性能の周波数特性に起因する利得とし
て誤差の発生を無くすのではなくこれを抑制するように
している。したがって、ディスク原盤作成装置10は、
発生する誤差や各機構要素の摩擦変動による誤差、或い
は外部や内部で発生する振動や騒音等による外乱等の様
々な要因によってディスク原盤1に照射される電子ビー
ムBEの照射位置が目標位置に対して誤差を生じること
がある。ディスク原盤作成装置10は、カッティング検
出部16によってディスク原盤1に対する電子ビームB
Eの照射位置を検出する。
1に形成されるピットパターン潜像4の微細なトラック
ピッチ、すなわち0.29μm程度の微細移動量を高精
度に計測することが可能な光学型計測器等の適宜の計測
器によって構成される。カッティング検出部16は、例
えば検査ビーム出射器28と検査ビーム受光部29とか
ら構成される。カッティング検出部16は、後述するよ
うに電子ビーム出射ヘッド機構14からディスク原盤1
の主面に出射されてピットパターン潜像4を形成する電
子ビームBEの位置を直接検出する。
射器28から出射された検査ビームを検査ビーム受光部
29によって受光することにより、ディスク原盤1の主
面上における電子ビームBEのビームスポットBESの
位置を直接検出する。カッティング検出部16は、電子
ビームBEの位置、すなわちカッティング位置情報Dを
制御部15へと送出する。制御部15は、上述した各情
報A乃至Dに基づいて制御信号E乃至Gを電子ビーム出
射ヘッド機構14へと供給して、電子ビームBEの出射
のオン・オフ、電子ビームBEのビームスポットBEP
のサイズ調整或いは電子ビームBEのウォブリング等の
動作制御を行う。制御信号E乃至Gは、電子ビームBE
によるピットパターン潜像4の実際のカッティングの状
態と基準値との差異を補正してなる制御信号として電子
ビーム出射ヘッド機構14に供給される。
詳細を示すように、一端部に電子ビームBEを出射する
電子ビーム出射口30aが形成された有底筒状の電子銃
筒30と、この電子銃筒30の内部に電子銃31と、コ
ンデンサレンズ32と、ブランキング電極33と、アパ
ーチャ34と、ビーム偏向電極35と、フォーカス調整
レンズ36と、対物レンズ37とがこの順で組み合わさ
れてなる。電子ビーム出射ヘッド機構14は、ブランキ
ング電極33を調整駆動するブランキング電極駆動部3
8と、ビーム偏向電極35を調整駆動するビーム偏向電
極駆動部39と、フォーカス調整レンズ36を調整駆動
するフォーカス調整レンズ駆動部40とを備えている。
示すように、電子銃筒30がその電子ビーム出射口30
aを内部空間に臨ませた状態で真空槽11の天井面に取
り付けられている。電子ビーム出射ヘッド機構14は、
詳細には電子ビーム出射口30aが、図4に示すように
原盤回転駆動機構12のターンテーブル23上に位置決
め載置されて回転するディスク原盤1の主面と近接した
状態で対向位置している。電子ビーム出射ヘッド機構1
4は、その電子ビーム出射口30aとディスク原盤1の
主面との間隔が20μm乃至30μmに設定され、上述
したように電子ビームBEを照射してディスク原盤1に
対してトラックピッチが0.29μm、ピッチ幅が0.
14μm、最短ピッチ長が0.16μmのピットパター
ン潜像4をカッティングする。
線銃によって構成され、陽極により数10KeVに加速
された電子ビームBEを放出する。コンデンサーレンズ
32は、放出された電子ビームBEを集束してアパーチ
ャ34へと導く。ブランキング電極33は、制御部15
から送出される制御信号Eに基づいて電子ビームBEの
出射のオン・オフ制御を行う。ブランキング電極33
は、制御信号Eがブランキング電極駆動部38に供給さ
れることにより、このブランキング電極駆動部38から
電極間に電圧が印加されて通過する電子ビームBEを大
きく偏向させる。電子ビームBEは、これによってアパ
ーチャ34の絞り穴34aに集束されない状態となって
電子ビーム出射口30aからの出射が阻止され、オフ状
態となる。
給される制御信号Fに基づいて、ディスク原盤1の所定
の位置に対する電子ビームBEのビームスポットBES
の位置制御を行う。ビーム偏向電極35は、制御信号F
がビーム偏向電極駆動部39に供給されることにより、
このビーム偏向電極駆動部39から電極間に電圧が印加
されて通過する電子ビームBEを偏向させる。ビーム偏
向電極35は、電子ビーム出射口30aから出射される
電子ビームBEのビームスポットBESをディスク原盤
1の主面上において数nmから数μmの精度で微偏向さ
せるウォブリング作用を奏する。
は電磁型レンズによって構成され、制御部15から供給
される制御信号Gに基づいて、ディスク原盤1の所定の
位置に電子ビームBEのビームスポットBESを集束さ
せる。フォーカス調整レンズ36は、制御信号Gがフォ
ーカス調整レンズ駆動部40に供給されることにより、
このフォーカス調整レンズ駆動部40から進行方向に対
して垂直の電界或いは磁界が与えられことにより、通過
する電子ビームBEの進路を偏向させる。フォーカス調
整レンズ36は、対物レンズ37とともにディスク原盤
1に照射される電子ビームBEを数nmから数μmのス
ポット径に集束させて照射する。
た電子ビームBEに対する、ブランキング電極33によ
る出射のオン・オフ制御や、ビーム偏向電極35による
ビーム偏向制御或いはフォーカス調整レンズ36による
フォーカス制御が各駆動部38乃至40に制御信号E乃
至Gを供給することにより高速で行われる。したがっ
て、電子ビーム出射ヘッド機構14は、上述した各計測
部の計測値に基づく制御性能の周波数特性が極めて良好
に行われる。
装置10においては、真空槽11を開放して原盤回転駆
動機構12のターンテーブル23上にディスク原盤1が
位置決めされて載置される。ディスク原盤作成装置10
は、ディスク原盤1を設置した状態で真空ポンプ17が
駆動されて真空槽11の内部空間を排気して所定の真空
条件に設定する。ディスク原盤作成装置10は、電子ビ
ーム出射ヘッド機構14の設定操作部を調整操作して、
電子ビーム出射口30aから出射される電子ビームBE
が所定のスポット径を有するビームスポットBESを以
ってディスク原盤1の電子線用レジスト層3に集束する
ようにする。なお、この調整操作は、例えば電子ビーム
BEが電子線用レジスト層3で焦点を結ぶようにした
り、予め定めた間隔にディスク原盤1の主面と電子ビー
ム出射口30aとを調整位置させる等によって行う。
動機構13を駆動してスライダ20を移動させ、ディス
ク原盤1に形成するピットパターン潜像4の開始位置に
電子ビーム出射口30aから出射される電子ビームBE
のビームスポットBESが位置するように設定される。
ディスク原盤作成装置10は、原盤回転駆動機構12を
駆動してディスク原盤1を所定の速度で回転駆動する。
ディスク原盤作成装置10は、電子ビーム出射ヘッド機
構14から電子ビームBEをディスク原盤1に照射す
る。
動機構12から回転角度情報Aが制御部15へと送出さ
れ、この制御部15から出力される制御信号Bに基づい
て回転駆動モータ21の回転動作が制御された状態でタ
ーンテーブル23の駆動が行われる。ディスク原盤作成
装置10は、上述した回転角度情報Aに基づく制御部1
5から出力される制御信号Cに基づいて移動駆動駆動機
構13の移動駆動モータ26の回転動作が制御されて、
スライダ20がターンテーブル23と同期して移動動作
される。
グ検出部16からカッティング位置情報Dが制御部15
へと送出されて、この制御部15から出力される各制御
信号E乃至Gによって電子ビーム出射ヘッド機構14の
各部が駆動される。ディスク原盤作成装置10は、ブラ
ンキング電極33が駆動されて、電子ビームBEの出射
のオン・オフ制御が行われる。ディスク原盤作成装置1
0は、ビーム偏向電極35が駆動されて、電子ビームB
EのビームスポットBESの位置調整が行われる。ディ
スク原盤作成装置10は、フォーカス調整レンズ36が
駆動されて、電子ビームBEのビームスポットSの調整
が行われる。
ブル23上に位置決め載置されたディスク原盤1が原盤
回転駆動機構12により所定の速度が回転駆動されると
ともに原盤移動駆動機構13によって半径方向へと移動
される。ディスク原盤作成装置10は、このように回転
・移動するディスク原盤1に対して、電子ビーム出射ヘ
ッド機構14から出射された電子ビームBEのビームス
ポットBESがその主面をラセン状に走査して情報信号
等に応じたピットパータン潜像4を形成する。ディスク
原盤作成装置10は、上述したように各部が高精度に駆
動されるとともに、各部の摩擦変動や外乱等によって電
子ビームBEのビームスポットBESの位置ズレが生じ
た場合にも、その補正が極めて高速で行われる。したが
って、ディスク原盤作成装置10は、ディスク原盤1
に、極めて微少な形状かつ微細なピッチのピットを微細
なトラックピッチによって高精度に形成する。
スク原盤1に対するピットパターン潜像4のカッティン
グの開始と終了とを、電子ビームBEの出射のオン・オ
フとカッティング開始/終了位置又は時間によって制御
する。また、ディスク原盤作成装置10は、ディスク原
盤1の回転動作と電子ビームBEの出射オンによる走査
とが実際の記録開始位置又は時間よりも先行して行われ
る。さらに、ディスク原盤作成装置10は、ディスク原
盤1の停止動作と電子ビームBEの出射オフとが、実際
の記録終了位置又は時間よりも遅れて行われる。
ては、電子銃筒30内に配置されるビーム偏向電極35
をビーム偏向電極駆動部39によって駆動して電子ビー
ムBEのビームスポットBESの位置制御を行うように
構成したが、かかる構成に限定されるものではない。電
子ビームBEは、軌跡中の状態を直接検出するとともに
その制御が可能であるといった特徴を有している。本発
明の第2の実施の形態として図5及び図6に示したディ
スク原盤作成装置45は、かかる電子ビームBEの特性
を利用して、ディスク原盤1に照射される電子ビームB
EのビームスポットBES位置の近傍においてその位置
を検出するとともに位置調整を行うように構成したこと
を特徴とする。
電子ビーム出射ヘッド機構14の電子銃筒30にビーム
偏向電極46を直接付設してなる。ビーム偏向電極46
は、具体的には、図6に示すように電子銃筒30の電子
ビーム出射面に電子ビーム出射口30aを囲んで接合さ
れた円弧状の複数個の電極片47a乃至47dによって
構成される。なお、ディスク原盤作成装置45は、その
他の構成を上述したディスク原盤作成装置10と同等に
構成されることから、同一部位に同一符号を付すことに
よってその説明を省略する。
装置45は、ビーム偏向電極46の各電極片47a乃至
47dに対して制御部15から適宜の制御信号がそれぞ
れ供給される。制御信号は、上述したようにカッティン
グ検出部16によって検出されたカッティング位置情報
Dに基づいて制御部15において比較された基準値との
差異を補正する制御信号である。ディスク原盤作成装置
45は、これによって各電極片47a乃至47dが独立
して動作し、電子ビーム出射口30aに円周方向の磁界
変化が発生する。したがって、ディスク原盤作成装置4
5は、この電子ビーム出射口30aを通過する電子ビー
ムBEの軌道を適宜偏向させる。
したようにカッティング検出部16によって電子ビーム
BEによるディスク原盤1のカッティング状態を検出
し、制御部15を介して電子ビーム出射ヘッド機構14
を制御するように構成されている。また、ディスク原盤
作成装置10は、原盤回転駆動機構12や原盤移動駆動
機構13に対して、フィードバック制御或いはフォワー
ド・フィードバック制御を行って高精度の駆動を行うよ
うに構成されている。ところで、電子ビームBEは、上
述したように原盤回転駆動機構12の回転駆動モータ2
1や原盤移動駆動機構13の移動駆動モータ26等から
発生する磁力の影響を受けて、その軌道が不安定となる
といった特性を有している。
したディスク原盤作成装置50は、原盤回転駆動機構5
1が独立に構成された回転駆動部52と回転検出部54
を有する原盤駆動部53とからなる。ディスク原盤作成
装置50は、回転駆動部52が原盤駆動部53に対して
離間して配置されてなる。回転駆動部52は、回転駆動
モータ55と、回転軸56と、駆動プーリ57等の部材
によって構成される。回転駆動モータ55は、回転軸5
6の一端部を回転自在に軸支する例えば静圧軸受が内蔵
されており、図示しないサーボ機構により回転速度が精
密に制御されるPLL制御型DCブラシレスモータによ
って構成される。
後述するように制御部15から出力される制御信号によ
って回転速度が精密に制御されることにより、回転軸5
6を介して駆動プーリ57を精密に回転駆動する。駆動
プーリ57には、ベルト58が掛け合わされている。ベ
ルト58は、原盤駆動部53側の従動プーリ66に掛け
合わされている。なお、原盤回転駆動機構51は、精密
な回転伝達を行うことから、例えばベルト58にタイミ
ングベルトを用いてもよい。
軸受部材59の軸穴59aに回転自在に軸受けされた回
転軸構体60とからなる。回転軸構体60は、軸穴59
aを貫通された軸部の両端に上フランジ部61と下フラ
ンジ部62とが一体に形成されてなる。上フランジ部6
1には、ディスク原盤1を位置決め載置するターンテー
ブル23が一体に形成されている。下フランジ部62に
は、回転検出部54を構成するエンコーダ板63が固定
されている。下フランジ部62には、軸継手機構65を
介して従動プーリ66が設けられている。
3と軸受部材59の底面に設置されたパルス発生器64
とから構成される周知のエンコーダにより構成されてい
る。回転検出部54は、回転軸構体60と一体に回転す
るエンコーダ板63の信号部がパルス発生器64のスリ
ットを通過することによって、回転軸構体60の回転情
報、すなわち回転速度や回転角等の検出値を制御部15
へと送出する。原盤回転駆動機構51は、この回転検出
部54からの検出値が制御部15において基準値と比較
され、その差異に基づく制御信号が回転駆動部52の回
転駆動モータ55にフィードバックされて回転制御が行
われる。
動成分、すなわち駆動プーリ57や従動プーリ66とベ
ルト58との間に生じる微少な摩擦による周波数の高い
振動成分やベルト58に生じる振動成分が回転軸構体6
0に伝達されないように作用する。すなわち、ディスク
原盤作成装置においては、高周波数帯域のノイズがディ
スク原盤1のジッター精度に大きく影響を及ぼすととも
に、上述した電子ビーム出射ヘッド機構14に対するビ
ーム偏向制御を行う際に低周波数帯域のノイズ補正が容
易であるといった特徴がある。回転軸構体60は、詳細
を省略するが内部に減衰バネ等が内蔵されており、従動
プーリ66側から伝達される振動等を減衰してターンテ
ーブル23側への伝達を抑制する。換言すれば、軸継手
機構65は、回転駆動部52から原盤駆動部53への高
周波数帯域の振動の伝達を抑制する機械的ローパスフィ
ルタとして作用する。
0は、ディスク原盤1に対して電子ビームBEを照射し
てピットパターン潜像4を形成する部位である原盤駆動
部53が、磁力発生源である回転駆動モータ55を有し
その駆動部を構成する回転駆動部52と離間されること
により、磁力の影響を抑制されて電子ビームBEがディ
スク原盤1に安定した状態で照射される。また、ディス
ク原盤作成装置50は、回転駆動部52を独立に構成し
たことにより、回転駆動モータ55を囲む電磁シールド
機構67を設けることが容易となりさらに信頼性の向上
が図られる。
いては、ターンテーブル23を回転駆動することから回
転駆動部52の回転駆動モータ55が比較的大きな駆動
トルクを発生する必要がある。ディスク原盤作成装置5
0は、これに対して駆動系において発生する上述した振
動成分の補正制御には比較的軽微なトルクによって対応
が可能である。したがって、ディスク原盤作成装置50
は、図8に示すように回転軸構体60にトルク発生器7
0を付設して駆動系に発生する振動成分の補正制御を行
うことが可能とされる。
継手機構65との間に配設される。トルク発生器70
は、詳細を省略するが回転軸構体60側に設けられたコ
イルとその外周部に配設された環状マグネット等によっ
て構成される。トルク発生器70は、これらコイルとマ
グネットとの間に発生する磁力によって回転軸構体60
に対してトルク制動を与えて駆動系に発生する振動成分
の補正制御を行う。
ク発生器70を直接回転軸構体60に設けたことによっ
て、大きなトルクを発生する回転駆動モータ55のトル
ク制御を行う場合と比較して、低電力化と制御動作のレ
スポンス向上が図られる。勿論、トルク発生器70は、
磁力を発生するが、小型に構成されることから電子ビー
ムBEの軌跡にほとんど影響を及ぼすことは無い。
5、50においては、原盤回転駆動機構12によって回
転駆動されるディスク原盤1を原盤移動駆動機構13に
よって半径方向に移動させるとともに電子ビーム出射ヘ
ッド機構14を真空槽11に固定して構成される。本発
明は、原盤回転駆動機構12によって回転駆動されるデ
ィスク原盤1を真空槽11に対して固定するとともに、
電子ビーム出射ヘッド機構14を移動駆動機構によって
半径方向に移動させるように構成してもよい。
かるディスク原盤作成装置によれば、電子ビームによる
ディスク原盤のカッティング状態を検出してその検出値
を基準値とを比較してその差異量に応じた補正制御信号
によって電子ビーム出射手段を高速で補正制御するよう
にしたことから、極めて簡易な構成によって駆動系や制
御系における制御動作だけでは補正し得ない誤差が優れ
た周波数応答特性によって補正されるようになる。した
がって、ディスク原盤作成装置は、ディスク原盤に対し
て情報信号等に応じてより微細で微少なピットからなる
ピットパターン潜像を微少なトラックピッチで高精度に
形成することを可能とする。ディスク原盤作成装置は、
これによって情報信号等の高密度記録化を図った高精度
のディスク状記録媒体の製造の実用化を達成する。
実施の形態を示す要部構成図である。
ームによるディスク原盤へのピットパターンのカッテイ
ング動作の説明図である。
(A)はディスク原盤を示し、同図(B)はピットパタ
ーンが形成された状態を示す。
出射ヘッド機構の詳細を示す要部縦断面図である。
実施の形態を示す要部構成図である。
向電極の構成を説明する図である。
実施の形態を示す要部構成図である。
御部の構成説明図である。
トパターン、10 ディスク原盤作成装置、11 真空
槽、12 原盤回転駆動機構、13 原盤移動駆動機
構、14 電子ビーム出射ヘッド機構、15 制御部、
16 カッティング検出部、20 スライダ、21 回
転駆動モータ、22 回転軸、23 ターンテーブル、
26 移動駆動モータ、27 送りねじ軸、28 出射
部、29受光部、31 電子銃、33 ブランキング電
極、34 アパーチャ、35 ビーム偏向電極、36
フォーカス調整レンズ、37 対物レンズ、38 ブラ
ンキクング電極駆動部、39 ビーム偏向電極駆動部、
40 フォーカスレンズ駆動部、45 ディスク原盤作
成装置、46 ビーム偏向電極、47 電極片、50
ディスク原盤作成装置、51 原盤回転駆動機構、52
回転駆動部、53原盤駆動部、54 回転検出部、5
5 回転駆動モータ、56 回転軸、57駆動プーリ、
59 軸受、60 回転軸構体、64 パルス発生器、
65 軸継手機構、66 従動プーリ、70 トルク発
生器
Claims (7)
- 【請求項1】 回転制御された状態でディスク原盤を回
転駆動する原盤回転駆動機構と、 電子ビームを出射する電子銃と、上記電子ビームの偏向
制御を行う偏向制御電極と、上記電子ビームを集束して
上記ディスク原盤の主面に照射させるフォーカス部とを
備えた電子ビーム出射手段と、 上記原盤回転駆動機構と上記電子ビーム出射手段とを上
記ディスク原盤の半径方向に対して相対的に移動させる
原盤移動駆動機構と、 上記電子ビームによる上記ディスク原盤のカッティング
状態を検出する検出部と、 上記検出部によって検出された検出値と基準値とを比較
し、これら検出値と基準値との差異量に応じた補正制御
信号を上記電子ビーム出射手段に送出する制御部とを備
え、 上記電子ビーム出射手段は、上記制御部から送出された
上記補正制御信号に基づいて上記偏向制御電極が駆動さ
れることにより上記ディスク原盤に照射される上記電子
ビームの偏向動作を行って情報信号等に応じたパターン
潜像を形成することを特徴としたディスク原盤作成装
置。 - 【請求項2】 上記電子ビーム出射手段には、上記電子
ビームの出射のオン・オフ制御を行う制御部が備えら
れ、 上記電子ビーム出射手段は、上記制御部から送出される
上記補正制御信号に基づいて駆動されることにより上記
ディスク原盤に照射される上記電子ビームの出射のオン
・オフ位置や時間の補正動作を行って情報信号等に応じ
たパターン潜像を形成することを特徴とした請求項1に
記載のディスク原盤作成装置。 - 【請求項3】 上記偏向制御電極は、電子ビームの出射
口の周囲に配置された複数個の制御電極片によって構成
されることを特徴とした請求項1に記載のディスク原盤
作成装置。 - 【請求項4】 上記検出部は、上記原盤回転駆動機構に
設けられて、その回転制御位置や時間誤差を検出して検
出値を上記制御部へ送出することにより上記電子ビーム
による上記ディスク原盤のカッティング状態を間接的に
検出する検出部として構成され、 上記電子ビーム出射手段は、上記制御部から送出される
上記検出部によって検出された検出値と基準値との差異
量に応じた補正制御信号に基づいて上記偏向制御電極が
駆動されることにより、上記ディスク原盤に照射される
上記電子ビームのビームスポットのズレを補正する偏向
動作を行って情報信号等に応じたパターン潜像を形成す
ることを特徴とした請求項1に記載のディスク原盤作成
装置。 - 【請求項5】 上記検出部は、上記電子ビーム出射手段
から出射された上記電子ビームの上記ディスク原盤の主
面上におけるビームスポットの走査位置や時間誤差を直
接検出して検出値を上記制御部へ送出する検出部として
構成され、 上記電子ビーム出射手段は、上記制御部から送出される
上記検出部によって検出された検出値と基準値との差異
量に応じた補正制御信号に基づいて上記偏向制御電極が
駆動されることにより、上記ディスク原盤に照射される
上記電子ビームのビームスポットのズレを補正する偏向
動作を行って情報信号等に応じたパターン潜像を形成す
ることを特徴とした請求項1に記載のディスク原盤作成
装置。 - 【請求項6】 上記原盤回転駆動機構は、上記ディスク
原盤を位置決め載置して回転駆動するディスク回転部
と、このディスク回転部と独立して構成されるとともに
離間して配置された駆動部と、上記ディスク回転部と駆
動部とを連結する連結手段と、上記ディスク回転部の回
転状態を検出する回転検出器とを備えて構成され、 上記電子ビーム出射手段は、上記制御部から送出される
上記検出部によって検出された上記ディスク回転部の回
転状態の検出値と基準値との差異量に応じた補正制御信
号に基づいて上記偏向制御電極が駆動されることによ
り、上記ディスク原盤に照射される上記電子ビームのビ
ームスポットのズレを補正する偏向動作を行って情報信
号等に応じたパターン潜像を形成することを特徴とした
請求項1に記載のディスク原盤作成装置。 - 【請求項7】 上記連結手段には、上記駆動部に生じる
機械的振動等の上記ディスク回転部への伝達を抑制する
継手機構が付設されたことを特徴とした請求項6に記載
のディスク原盤作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8760098A JP4196425B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ディスク原盤作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8760098A JP4196425B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ディスク原盤作成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288531A true JPH11288531A (ja) | 1999-10-19 |
JP4196425B2 JP4196425B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=13919486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8760098A Expired - Fee Related JP4196425B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ディスク原盤作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4196425B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1187121A2 (en) * | 2000-09-04 | 2002-03-13 | Pioneer Corporation | Substrate rotating device, and manufacturing method and apparatus of recording medium master |
EP1271502A2 (en) * | 2001-06-22 | 2003-01-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electron beam recorder and method thereof |
US6835943B2 (en) * | 2000-05-11 | 2004-12-28 | Singulus Mastering B.V. | Electron-beam lithography |
SG110024A1 (en) * | 2002-02-26 | 2005-04-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method of producing master information carrier for magnetic transfer |
JP2006030055A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 露光装置における回転同期振れ測定方法および補償描画方法 |
US7180842B2 (en) | 2001-10-05 | 2007-02-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc cutting apparatus and method for manufacturing optical disc |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8760098A patent/JP4196425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6835943B2 (en) * | 2000-05-11 | 2004-12-28 | Singulus Mastering B.V. | Electron-beam lithography |
EP1187121A2 (en) * | 2000-09-04 | 2002-03-13 | Pioneer Corporation | Substrate rotating device, and manufacturing method and apparatus of recording medium master |
EP1187121A3 (en) * | 2000-09-04 | 2007-05-09 | Pioneer Corporation | Substrate rotating device, and manufacturing method and apparatus of recording medium master |
EP1271502A2 (en) * | 2001-06-22 | 2003-01-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electron beam recorder and method thereof |
EP1271502A3 (en) * | 2001-06-22 | 2006-06-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electron beam recorder and method thereof |
US7180842B2 (en) | 2001-10-05 | 2007-02-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical disc cutting apparatus and method for manufacturing optical disc |
SG110024A1 (en) * | 2002-02-26 | 2005-04-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method of producing master information carrier for magnetic transfer |
JP2006030055A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 露光装置における回転同期振れ測定方法および補償描画方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4196425B2 (ja) | 2008-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7034319B2 (en) | Electron beam irradiation apparatus, electron beam irradiation method, original disk, stamper, and recording medium | |
JP2010225263A (ja) | ビーム記録方法及び装置 | |
US7473910B2 (en) | Electron beam lithography apparatus | |
JP4196425B2 (ja) | ディスク原盤作成装置 | |
JP4129294B2 (ja) | 光ディスク原盤露光方法及びその露光装置並びに光ディスクの製造方法 | |
JP4216313B2 (ja) | 電子ビーム位置変動測定方法、電子ビーム位置変動測定装置、電子ビーム記録装置 | |
JP2002140840A (ja) | 光ディスク及びその原盤製造装置 | |
JP5087679B2 (ja) | 電子ビーム装置 | |
JP4026219B2 (ja) | ディスク原盤作成装置 | |
JP2002367241A (ja) | 情報記録装置及び情報記録方法並びに記録媒体 | |
US7965606B2 (en) | Information recording method and information recording apparatus | |
JP4261751B2 (ja) | 回転駆動装置及びこれを用いたディスク原盤作成装置 | |
JPH11288533A (ja) | ディスク原盤作成装置及び作成方法 | |
WO2005124467A1 (ja) | 電子ビーム描画装置 | |
JPH11288534A (ja) | ディスク原盤作成装置及び作成方法 | |
JP2012141249A (ja) | 回転制御装置及び回転制御方法 | |
JP4439144B2 (ja) | ディスク原盤の製造装置 | |
JP2004213708A (ja) | 光ディスク原盤露光装置 | |
JP4886984B2 (ja) | 電子線描画装置 | |
JPH11328750A (ja) | 電子ビームを用いた露光装置及び原盤並びに情報記録媒体 | |
JPH11288530A (ja) | 電子ビームを用いたパターン描画方法 | |
JP2002163845A (ja) | マスタリング装置及び記憶媒体基板の製造方法 | |
JP2004213707A (ja) | 光ディスク原盤露光装置 | |
JP2002222749A (ja) | 電子ビーム照射方法と電子ビーム照射装置 | |
JP5232864B2 (ja) | 電子ビーム描画装置の制御装置及び制御方法並びに描画方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20071022 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080520 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080909 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080922 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |