JPH11288140A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11288140A
JPH11288140A JP10103868A JP10386898A JPH11288140A JP H11288140 A JPH11288140 A JP H11288140A JP 10103868 A JP10103868 A JP 10103868A JP 10386898 A JP10386898 A JP 10386898A JP H11288140 A JPH11288140 A JP H11288140A
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Yoichi Yamada
陽一 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転返送経路中に詰まった記録材を安全かつ
容易に取り除く。 【解決手段】 記録材にトナー像を形成する画像形成手
段により第1面に画像が形成された記録材を、その表裏
を反転して再び画像形成手段に返送する反転返送経路1
10’が設けられたフレーム30が、画像形成手段が設
けられているメインフレーム10に対して水平方向に離
間可能に構成されている。フレームは定着ユニット10
0が取り付けられた水平フレーム31と垂直フレーム3
2とを有し、垂直フレーム32が水平フレームに対して
メインフレームから遠ざかる方向に回動可能に取り付け
られている。定着ユニット100には、少なくともフレ
ーム30がメインフレームから離間した際に、加熱ロー
ラ101と外部とを遮るカバー105が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、電子写
真技術を用いて用紙等の記録材の両面に画像を形成する
ことのできるプリンター、ファクシミリ、複写機等の画
像形成装置に関する。特に、そのフレーム構成に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いて用紙等の
記録材上に画像を形成する画像形成装置は、回転駆動さ
れる感光体、この感光体に露光して表面に静電潜像を形
成する露光手段、前記静電潜像を現像してトナー像とな
す現像手段、このトナー像を記録材に転写させる転写手
段、等からなる画像形成手段と、この画像形成手段に記
録材を給送する給送手段と、前記転写手段によりトナー
像が転写された記録材を通過させつつ加熱して記録材上
にトナー像を定着させる定着手段と、トナー像が定着さ
れた記録材を搬送する搬送手段とを有している。
【0003】そして、従来の画像形成装置のなかには、
画像形成手段により第1面(例えば表面)に画像が形成
された記録材を、その表裏を反転して再び前記画像形成
手段に返送することのできる反転返送経路を備えたもの
が知られている。
【0004】このような画像形成装置によれば、記録材
の両面に画像を形成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような反転返
送経路を有する画像形成装置にあっては、画像形成手段
により第1面(片面)にトナー像が形成され、定着手段
を通って加熱されることによりカール状態が大きくなっ
た記録材が再び画像形成手段に反転返送されることとな
るから、記録材が反転返送経路中において詰まり易くな
る傾向がある。
【0006】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、反転返送経路中に詰まった記録材を容易に取り除く
ことのできる画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成装置は、記録材にトナー像
を形成する画像形成手段により第1面にトナー像が形成
され、加熱ローラを有する定着手段を通ることによりト
ナー像が定着させられた記録材を、その表裏を反転して
再び前記画像形成手段に返送することのできる反転返送
経路が設けられたフレームが、前記画像形成手段が設け
られているメインフレームに対して離間可能に構成され
ているとともに、前記定着手段が前記フレームに取り付
けられており、かつ、定着手段には、少なくとも上記フ
レームがメインフレームから離間した際に、前記加熱ロ
ーラと外部とを遮るカバーが設けられていることを特徴
とする。
【0008】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記フレームはメインフ
レームに対して水平方向に離間するフレームであるとと
もに、水平方向に伸びる水平フレームとこの水平フレー
ムに対して垂直方向に伸びる垂直フレームとを有し、こ
の垂直フレームが水平フレームに対して前記メインフレ
ームから遠ざかる方向に回動可能に取り付けられている
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置において、前記反転返送経路は、一
旦搬入した記録材を逆送することのできるスイッチバッ
ク経路と、このスイッチバック経路から逆送された記録
材を再び前記画像形成手段に向けて返送する返送路とを
有しており、スイッチバック経路が前記垂直フレームに
設けられているとともに、返送路が前記水平フレームに
形成されていることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の画像形成装置は、請求項2
または3記載の画像形成装置において、前記定着手段
は、前記水平フレームに取り付けられていることを特徴
とする。
【0011】請求項5記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,または4記載の画像形成装置において、前
記メインフレームには、画像形成手段をなす、感光体
と、この感光体に形成された静電潜像を現像する現像手
段とが支持されているとともに、現像手段がメインフレ
ームに対して前記フレーム側から着脱可能に構成されて
いることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の画像形成装置は、請求項
1,2,3,4,または5記載の画像形成装置におい
て、前記定着手段が前記フレームに対して着脱可能に構
成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、記
録材にトナー像を形成する画像形成手段により第1面に
トナー像が形成され、加熱ローラを有する定着手段を通
ることによりトナー像が定着させられた記録材を、その
表裏を反転して再び前記画像形成手段に返送することの
できる反転返送経路を備えているので、記録材の両面に
画像を形成することができる。
【0014】そして、反転返送経路が設けられたフレー
ムが、前記画像形成手段が設けられているメインフレー
ムに対して離間可能に構成されているので、反転返送経
路に記録材が詰まった場合には、反転返送経路が設けら
れたフレームを、画像形成手段が設けられているメイン
フレームから離間させることによって、上記記録材を取
り除くことができる。
【0015】また、前記定着手段は、前記フレームに取
り付けられているので、このフレームがメインフレーム
から離間すると、定着手段が画像形成手段から離間する
こととなる。
【0016】したがって、画像形成手段と定着手段との
間で記録材の詰まりが生じても、この記録材を容易に取
り除くことができることとなる。
【0017】しかも、定着手段には、少なくとも上記フ
レームがメインフレームから離間した際に、前記加熱ロ
ーラと外部とを遮るカバーが設けられているので、記録
材を取り除く作業者の手が高熱の加熱ローラに触れて火
傷をするということがなくなる。
【0018】請求項2記載の画像形成装置によれば、請
求項1記載の画像形成装置において、前記フレームはメ
インフレームに対して水平方向に離間するフレームとな
っているので、前記フレームとメインフレームとの間に
スペースを有効に形成することができる。すなわち、前
記フレームはメインフレームに対して回動するのではな
く水平方向に離間するので、両フレームの間にスペース
を有効に形成することができる。
【0019】したがって、このスペースを利用すること
によって、反転返送経路に詰まった記録材を一層容易に
取り除くことができることとなる。
【0020】さらに、前記フレームは、水平方向に伸び
る水平フレームとこの水平フレームに対して垂直方向に
伸びる垂直フレームとを有し、この垂直フレームが水平
フレームに対して前記メインフレームから遠ざかる方向
に回動可能に取り付けられているので、上記スペースを
さらに広げることが可能である。
【0021】したがって、この広げられたスペースを利
用することによって、反転返送経路に詰まった記録材を
さらに一層容易に取り除くことができることとなる。
【0022】請求項3記載の画像形成装置によれば、請
求項2記載の画像形成装置において、前記反転返送経路
は、一旦搬入した記録材を逆送することのできるスイッ
チバック経路と、このスイッチバック経路から逆送され
た記録材を再び前記画像形成手段に向けて返送する返送
路とを有しており、スイッチバック経路が前記垂直フレ
ームに設けられているとともに、返送路が前記水平フレ
ームに形成されているので、垂直フレームを回動させる
と、反転返送経路が、そのスイッチバック経路と返送路
との略境界部分で分断されることとなる。
【0023】したがって、比較的記録材の詰まり易いス
イッチバック経路あるいは返送路に詰まった記録材を、
前記分断により形成されたスペースを利用して容易に取
り除くことができる。
【0024】請求項4記載の画像形成装置によれば、請
求項2または3記載の画像形成装置において、前記定着
手段は、前記水平フレームに取り付けられているので、
定着手段が垂直フレームに取り付けられている場合に比
べて、垂直フレームを容易に回動させることができる。
なお、水平フレームは水平方向に移動するだけであるか
ら、これに定着手段が取り付けられていても、その移動
は容易である。
【0025】請求項5記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,3,または4記載の画像形成装置におい
て、前記メインフレームには、画像形成手段をなす、感
光体と、この感光体に形成された静電潜像を現像する現
像手段とが支持されているとともに、現像手段がメイン
フレームに対して前記フレーム側から着脱可能に構成さ
れているので、前記フレームをメインフレームから離間
させることによって、反転返送経路に詰まった記録材を
容易に取り除くことができるとともに、現像手段をメイ
ンフレームに対して容易に着脱することができることと
なる。特に、上記請求項2記載の構成と組み合わせた場
合には、垂直フレームを回動させることにより広げられ
たスペースを利用することによって、現像手段をメイン
フレームに対して一層容易に着脱することができること
となる。
【0026】請求項6記載の画像形成装置によれば、請
求項1,2,3,4,または5記載の画像形成装置にお
いて、前記定着手段が前記フレームに対して着脱可能に
構成されているので、前記フレームをメインフレームか
ら離間させ、定着手段を前記フレームから取り外すこと
によって、前記フレームとメインフレームとの間に形成
されるスペースがより一層大きくなる。
【0027】したがって、反転返送経路に詰まった記録
材をより一層容易に取り除くことができることとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
の形態を示す概略図、図2はそのフレーム構成を示す概
略図である。
【0030】先ず、この画像形成装置の概要について説
明する。
【0031】この画像形成装置は、イエロー(Y)、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色の
トナーによる現像器を用いて単色画像およびフルカラー
画像を形成することのできる装置である。
【0032】図1において、50は感光体ユニットであ
り、その感光体51が、図示しない適宜の駆動手段によ
って図示矢印方向に回転駆動される。
【0033】感光体51は、薄肉円筒状の導電性基材
と、その表面に形成された感光層とを有している。
【0034】感光体51の周りには、その回転方向に沿
って、感光体51とともに画像形成手段を構成する、帯
電手段としての帯電ローラ52、露光手段としての露光
ユニット60、現像手段としての現像器70(Y,C,
M,K)、および中間転写ユニット80が配置される。
また、クリーニング手段53が配置される。なお、感光
体ユニット50には、感光体51、帯電ローラ52、お
よびクリーニング手段53が組み込まれている。
【0035】帯電ローラ52は、感光体51の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感
光体51の外周面には、露光ユニット60によって所望
の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、この露
光L1によって感光体51上に静電潜像が形成される。
【0036】この静電潜像は、現像器70でトナーが付
与されて現像される。
【0037】現像器として、イエロー用の現像器70
Y、シアン用の現像器70C、マゼンタ用の現像器70
M、およびブラック用の現像器70Kが設けられてい
る。これら現像器70Y,70C,70M,70Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ71のみが感光体51に当接し得るよ
うになっている。したがって、これらの現像器70は、
イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれ
かのトナーを感光体51の表面に付与して感光体51上
の静電潜像を現像する。
【0038】現像されたトナー像は、中間転写ユニット
80の中間転写体をなす中間転写ベルト86上に転写さ
れる。
【0039】クリーニング手段53は、上記転写後に、
感光体51の外周面に残留し付着しているトナーを掻き
落とすクリーナブレードと、このクリーナブレードによ
って掻き落とされたトナーを受ける受け部とを備えてい
る。
【0040】中間転写ユニット80は、駆動ローラ81
と、4本の従動ローラ82,83,84,85と、これ
ら各ローラの回りに張架された中間転写体としての無端
状の中間転写ベルト86とを有している。
【0041】駆動ローラ81は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体51の端部に設けられた駆動
用歯車(図示せず)と噛み合っていることによって、感
光体51と略同一の周速で回転駆動され、したがって中
間転写ベルト86が感光体51と略同一の周速で図示矢
印方向に循環駆動されるようになっている。
【0042】従動ローラ85は、駆動ローラ81との間
で中間転写ベルト86がそれ自身の張力によって感光体
51に圧接される位置に配置されており、感光体51と
中間転写ベルト86との圧接部において一次転写部T1
が形成されている。従動ローラ85は、中間転写ベルト
86の循環方向上流側において一次転写部T1の近くに
配置されている。
【0043】駆動ローラ81には、中間転写ベルト86
を介して図示しない電極ローラが配置されており、この
電極ローラを介して、中間転写ベルト86に一次転写電
圧が印加される。
【0044】従動ローラ82はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト86を
その張り方向に付勢している。
【0045】従動ローラ83は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ83には、中間転写ベルト86を介して二次転写手段
としての二次転写ローラ88が対向配置されている。二
次転写ローラ88は、図示しない接離機構により中間転
写ベルト86に対して接離可能である。二次転写ローラ
88には、二次転写電圧が印加される。
【0046】従動ローラ84は、ベルトクリーナ89の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ89
は、中間転写ベルト86と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード89
aと、このクリーナブレード89aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部89bとを備えている。この
ベルトクリーナ89は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト86に対して接離可能である。
【0047】中間転写ベルト86は、導電層と、この導
電層の上に形成され、感光体51に圧接される抵抗層と
を有する複層ベルトで構成されている。導電層は、合成
樹脂からなる絶縁性基体の上に形成されており、この導
電層に、前述した電極ローラを介して、一次転写電圧が
印加される。
【0048】中間転写ベルト86が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体51上のトナー像
が中間転写ベルト86上に転写され、中間転写ベルト8
6上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ88との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。
【0049】なお、中間転写ユニット80には、前記電
極ローラ、テンションローラ82の付勢手段、二次転写
ローラ88、およびベルトクリーナ89も組み込まれて
いる。
【0050】記録材Sは、給紙手段をなす給紙装置90
から給送され、ゲートローラ対Gによって所定のタイミ
ングで二次転写部T2に供給される。91は記録材Sを
積層保持する給紙カセット、92はピックアップローラ
である。
【0051】二次転写部T2でトナー像が転写された記
録材Sは、定着手段をなす定着ユニット100を通るこ
とによってそのトナー像が定着される。
【0052】定着ユニット100は、熱源を有する加熱
ローラ101と、これに圧接されている加圧ローラ10
2とを有しており、これらローラ101,102によっ
て、通過する記録材Sを挟圧しつつ加熱して、トナー像
を記録材S上に溶融定着させる。
【0053】定着ユニット100を通った記録材Sは、
最終的には、排紙経路110を通って、装置本体のケー
ス40上に形成されたシート受け部41上に排出される
が、この画像形成装置は、定着ユニット100を通過し
た記録材Sの表裏を反転させて再び二次転写部T2に記
録材Sを返送することのできる反転返送経路110’を
備えている。すなわち、この実施の形態における記録材
Sの搬送手段は、排紙経路110ないし反転返送経路1
10’で構成されている。
【0054】反転返送経路110’は、定着ユニット1
00を通過した記録材Sを搬入し、かつ、一旦搬入した
記録材Sを逆送することのできる互いに独立した2つの
排紙経路111,112を有するスイッチバック経路1
13と、このスイッチバック経路113から逆送された
記録材Sを再び前記二次転写部T2に向けて返送する返
送路114とを有している。したがって、この反転返送
経路110’によって再び二次転写部T2に返送される
記録材Sは、その表裏が反転されて二次転写部T2に返
送されることとなる。
【0055】このような画像形成装置は、記録材Sの表
面(第1面)にのみ画像を形成することもできるし、両
面(表裏である第1面および第2面)に画像を形成する
こともできる。
【0056】120は制御部であり、装置全体の制御を
行なう制御手段を構成している。
【0057】以上のような画像形成装置全体の作動の概
要は次の通りである。
【0058】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部120に入力され
ると、感光体51、現像器70の各ローラ71、および
中間転写ベルト86が回転駆動される。
【0059】(ii)感光体51の外周面が帯電ローラ
52によって一様に帯電される。
【0060】(iii)一様に帯電した感光体51の外
周面に、露光ユニット60によって第1色目(例えばイ
エロー)の画像情報に応じた選択的な露光L1がなさ
れ、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0061】(iv)感光体51には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像器70Yの現像ローラのみが接触
し、これによって上記静電潜像が現像され、第1色目
(例えばイエロー)のトナー像が感光体51上に形成さ
れる。
【0062】(v)中間転写ベルト86には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体
51上に形成されたトナー像が、一次転写部T1におい
て中間転写ベルト86上に転写される。このとき、二次
転写ローラ88およびベルトクリーナ89は、中間転写
ベルト86から離間している。
【0063】(vi)感光体51上に残留しているトナ
ーがクリーニング手段53によって除去された後、除電
手段61からの除電光L2によって感光体51が除電さ
れる。
【0064】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト86上において重ね合わされて中間
転写ベルト86上に形成される。
【0065】(viii)所定のタイミングで給紙装置
90から記録材Sが供給され、記録材Sの先端が二次転
写部T2に達する直前にあるいは達した後に(要するに
記録材S上の所望の位置に、中間転写ベルト86上のト
ナー像が転写されるタイミングで)二次転写ローラ88
が中間転写ベルト86に押圧されるとともに二次転写電
圧が印加され、中間転写ベルト86上のトナー像(基本
的には4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画
像)が記録材S上に転写される。また、ベルトクリーナ
89が中間転写ベルト86に当接し、二次転写後に中間
転写ベルト86上に残留しているトナーが除去される。
【0066】(ix)記録材Sが定着ユニット100を
通過することによって記録材S上にトナー像が定着し、
その後、記録材Sが所定の位置に向け(両面印刷でない
場合にはシート受け部41に向け、両面印刷の場合に
は、スイッチバック経路113を経て返送路114に向
け)搬送される。
【0067】すなわち、表面(第1面)にのみ画像を形
成する場合には、給紙装置90から給送された記録材S
は、その第1面に二次転写部T2でトナー像が転写さ
れ、定着ユニット100で定着された後、排紙経路11
1または112を経てシート受け部41上に排出され
る。なお、排紙経路111,112の入り口部分110
Aには、図示しない経路切換手段が設けられており、こ
れによってどちらの排紙経路(111,112)に記録
材Sが搬入されるかが決定される。
【0068】両面(第1面および第2面)に画像を形成
する場合には、給紙装置90から給送された記録材S
は、その第1面に二次転写部T2でトナー像が転写さ
れ、定着ユニット100で定着された後、一旦排紙経路
111または112(スイッチバック経路74)に入
り、逆送されて返送路73を経て、ゲートローラ対Gに
よって所定のタイミングで再び二次転写部T2に返送さ
れ、第2面にもトナー像が転写される。その後、定着ユ
ニット100で第2面にも画像(トナー像)が定着さ
れ、排紙経路111または112を経てシート受け部4
1上に排出される。
【0069】以上、この実施の形態の画像形成装置の概
要について説明したが、次に、そのフレーム構成につい
て説明する。
【0070】図2において、10はメインフレームとし
ての第1フレーム、20は第2フレーム、30は第3フ
レーム(請求項1でいうフレーム)である。これら第
1、第2、第3フレーム10,20,30は、それぞれ
別のフレームで構成されている。
【0071】第1フレーム10には、感光体ユニット5
0、現像器70(Y,C,M,K)、中間転写ユニット
80、およびこれらの駆動手段(駆動モータ、ギアない
しギア列等)が支持されている。感光体ユニット50と
中間転写ユニット80は上下方向に並べられて配置され
ており、後述するように、これら感光体ユニット50お
よび中間転写ユニット80は、第1フレーム10に対し
て第2フレーム20側(図2において右側)から着脱可
能に構成されている。また、各現像器70は、第1フレ
ーム10に対して第3フレーム30側(図2において左
側)から着脱可能に構成されている。
【0072】第2フレーム20には、露光ユニット6
0、給紙装置90、およびゲートローラ対Gが支持され
ている。第2フレーム20は、上フレーム21と、下フ
レーム22とを有しており、上フレーム21に露光ユニ
ット60が支持され、下フレーム22に給紙装置90お
よびゲートローラ対Gが支持されている。
【0073】第3フレーム30には、定着ユニット10
0、排紙経路110、および反転返送経路110’が支
持されている。
【0074】第2フレーム20は、図3に示すように、
第1フレーム10に対して水平方向(矢印X1方向)に
離間可能に構成されている。
【0075】図4に示すように、第2フレーム20の上
フレーム21の底部21aには、穴21bが設けられて
おり、この穴21bと緩く嵌まり合う、フランジ22d
付きの円筒部材22bがネジ22cで下フレーム22の
上板22aに固定されている。これら穴21bおよび円
筒部材22b等は、上フレーム底板21aの4隅と、下
フレーム上板22aの4隅とに設けられている。
【0076】したがって、図4(b)に示すように、上
フレーム21は、下フレーム22に対して浮かせること
が可能である。22dはゴム等の弾性部材からなる緩衝
体であり、上フレーム21が下フレーム22に載置され
る際の衝撃を和らげるためのものである。
【0077】図3、図5および図6に示すように、第1
フレーム10の一対の側板11の第2フレーム20側に
は、それぞれ位置決め用のピン12が設けられていると
ともに、第2フレーム20の上フレーム21には前記ピ
ン12,12を抱え込むための抱え込み機構23が設け
られている。
【0078】抱え込み機構23は、上フレーム21の側
板24,24に形成された、前記ピン12,12と係脱
するテーパ溝24a,24aと、前記側板24,24に
回転可能に架設された軸25と、この軸25の一端に固
定された操作レバー26と、側板24の内側にあって前
記軸25に固定されたギア27,27と、このギア2
7,27と噛み合うように軸28aで側板24に回転可
能に取り付けられたギア28と、このギア28と一体で
回動する抱え込み爪28bとを備えている。
【0079】図3に示すように、第2フレーム20が第
1フレーム10から離間された状態においては、テーパ
溝24aは第1フレーム10のピン12よりも多少下方
に位置しているが、第2フレーム20を第1フレーム1
0に向けて(矢印X2方向へ)スライドさせた際には、
第1フレーム10のピン12と係合し得る。
【0080】したがって、図3に示す状態から第2フレ
ーム20を矢印X2方向へ移動させると、ピン12がテ
ーパ溝24aに入り込むことによって、先ず、上フレー
ム21の左方(第1フレーム10との対向面側)が持ち
上げられる。次いで、図6に示すように操作レバー26
を矢印a1方向に回動操作すると、ギア27も同方向に
回動するので、ギア28および抱え込み爪28bが矢印
b1方向に回動し、これによって、ピン12が、テーパ
溝24aの終端部と抱え込み爪28bとで完全に抱え込
まれることとなる。
【0081】この状態においては、上フレーム21はピ
ン12を中心として時計方向(矢印a1方向参照)へ回
動しようとするが、上フレーム21の側板24には、図
5に示すように第1フレーム10と対向する屈曲部24
b,24bが設けられ、この屈曲部24b,24bにゴ
ム等の弾性体からなり制振体である当接パッド24cが
上下2個づつ計4個設けられていて、これら当接パッド
24cが、第1フレーム10の側板11に設けられた受
け部11a,11aと当接するので、上記回動が規制さ
れることとなる。
【0082】結果として、上フレーム21は、図4
(b)に示したように、下フレーム22から浮いた状態
となる。
【0083】また同時に、第1フレーム10のピン12
がテーパ溝24aの終端部と抱え込み爪28bとで完全
に抱え込まれ、上記当接パッド24cが第1フレーム1
0の受け部11aと当接することによって、第2フレー
ム20が第1フレーム10に対して正確に位置決めされ
ることとなる。
【0084】第2フレーム20を第1フレーム10から
離間させる際には、操作レバー26を図6に示す位置か
ら矢印a2方向へ回動操作すると、ギア28および抱え
込み爪28bが時計方向(矢印b1方向と逆方向)に回
動し、抱え込み爪28bとテーパ溝24aの終端部とに
よるピン12に対するロック状態が解除されるので、図
3に示すように、第2フレーム20を矢印X1方向へ引
き出して第1フレーム10から離間させることができ
る。ピン12に対するロックが解除される過程で、先
ず、上フレーム21の右側が下動し、次いで、第2フレ
ーム20を引き出す過程でピン12とテーパ溝24aと
の係合が解除されることから、上フレーム21の左方も
下動し、結果として、図3に示す状態では、上フレーム
21は図4(a)にも示したように下フレーム22上に
載置された状態となる。
【0085】なお、抱え込み機構23における操作レバ
ー26は一対設けることもできる。この場合、軸25は
必ずしも、ギア27,27を連結するものでなくてもか
まわない。
【0086】図3に示すように、下フレーム22の中間
転写ユニット80との対向部には、中間転写ユニット8
0の図示しないフレームのピン(あるいはコロ。以下同
じ)と係脱可能な突部29が設けられている。突部29
は、傾斜部29aと水平部29bとを有している。この
突部29は、第2フレーム20が第1フレーム10に装
着される際、中間転写ユニット80のピンが傾斜部29
aから水平部29bへと駆け上がることにより、中間転
写ユニット80をその揺動中心となる軸80aを中心と
して矢印c1方向へ揺動させて中間転写ベルト86と感
光体51とを当接させるとともに中間転写ユニット80
の位置決めを行ない、逆に、第2フレーム20が第1フ
レーム10から矢印X1方向へ引き出される際、中間転
写ユニット80のピンが水平部29bから傾斜部29a
を駆け下りることにより、中間転写ユニット80をその
揺動中心となる軸80aを中心として矢印c2方向へ自
重で揺動させて中間転写ベルト86と感光体51とを離
間させるようになっている。
【0087】したがって、図3に示すように、第2フレ
ーム20を矢印X1方向へ引き出して第1フレーム10
から離間させた状態においては、中間転写ベルト86と
感光体51とを摺接させることなく、第1フレーム10
と第2フレーム20との間のスペースA1を利用して、
感光体ユニット50を矢印X1で示すように引き出し、
矢印Y1で示すように持ち上げることによって、容易に
第1フレーム10から取り外すことができ、逆に矢印Y
2および矢印X2に示すようにして容易に装着すること
ができる。また、同様にして、中間転写ベルト86と感
光体51とを摺接させることなく、中間転写ユニット8
0も容易に第1フレーム10に対して脱着することがで
きる。なお、第2フレーム20は、図3に示す位置より
もさらにX1方向へ(すなわち中間転写ユニット80を
第1フレーム10から矢印X1方向へ引く出すことが可
能な程度に)離間させることが可能である。また、上述
した中間転写ユニット80の揺動中心となる軸80a
は、第1フレーム10の適所に設けられた軸80aの受
け部(図示せず)と係脱可能に構成されている。
【0088】さらに、給送装置90が第2フレーム20
とともに第1フレーム10から離間する構成となってい
るので、給紙装置90と二次転写部T2との間で記録材
が詰まった場合には、上記スペースA1を利用して記録
材を容易に取り除くことができる。
【0089】第3フレーム30は、図7に示すように、
第1フレーム10に対して水平方向(矢印X2方向)に
離間可能に構成されている。第3フレーム30は、略水
平方向に配置された水平フレーム31と、略垂直方向に
配置された垂直フレーム32とを有しており、両フレー
ムの一端部同士が軸33で連結されていることによっ
て、図8に示すように垂直フレーム32が水平フレーム
31に対して軸33回りに、第1フレーム10から遠ざ
かる方向に回動可能に構成されている。垂直フレーム3
2が図8に示すように回動すると、垂直フレーム32と
定着ユニット100とが離間する。
【0090】水平フレーム31には、反転返送経路11
0’の返送路114およびその駆動手段(搬送ローラR
を駆動する図示しないギア列等)が主として設けられて
おり、垂直フレーム32には、反転返送経路110’の
スイッチバック経路113(排紙経路111,112で
もある)およびその駆動手段(搬送ローラRを駆動する
図示しないギア列等)が主として設けられている。
【0091】定着ユニット100は水平フレーム31に
対して取り付けられており、図8に示すように垂直フレ
ーム32を回動させた状態で、水平フレーム31に対し
て略垂直方向(矢印Y1,Y2方向)に着脱可能に構成
されている。また、図7に示すように垂直フレーム32
を垂直位置に戻すと、定着ユニット100は、水平フレ
ーム31から取り外し不能となる。
【0092】反転返送経路110’を有する画像形成装
置にあっては、定着ユニット100を一度通過し加熱さ
れることによってカール状態の大きくなった記録材Sが
二次転写部T2(図1参照)に反転返送されることとな
るから、記録材Sが反転返送経路110’中において詰
まり易くなる傾向がある。
【0093】これに対し、この実施の形態の画像形成装
置によれば、図7に示すように、第3フレーム30が第
1フレーム10に対して水平方向(矢印X2方向)に離
間可能に構成されているので、水平フレーム31が第1
フレーム10の下部から矢印X2方向に引き出されると
返送路114の上方114aが露出するとともに、第1
フレーム10と垂直フレーム32との間にスペースA2
が形成されることとなる。
【0094】したがって、返送路114に記録材が詰ま
ったとしても、上記スペースA2を利用して記録材を容
易に取り除くことができる。
【0095】さらに、図8に示すように、垂直フレーム
32が水平フレーム31に対して第1フレーム10から
遠ざかる方向に軸33回りに回動可能に構成されている
ので、垂直フレーム32を回動させると上記スペースA
2がさらに広がるとともに、反転返送経路110’が、
そのスイッチバック経路113と返送路114との略境
界部分で分断され、この分断によって垂直フレーム32
と定着ユニット100との間にはスペースA3が形成さ
れることとなる。
【0096】したがって、スイッチバック経路113
(排紙経路111,112)に記録材が詰まった場合に
は、上記スペースA3を利用して記録材の下端を摘み、
矢印Bで示すようにこれを容易に取り除くことができ
る。また、返送路114に詰まった記録材も上記スペー
スA3を利用して容易に取り除くことができる。
【0097】しかも、図8に示すように垂直フレーム3
2を回動させた状態で、定着ユニット100を水平フレ
ーム31から取り外すことができるので、上記スペース
A3を広くすることができるとともに、返送路114の
上方114aをさらに広範囲に亙って露出させることが
できる。
【0098】したがって、スイッチバック経路113あ
るいは返送路114に詰まった記録材をより一層容易に
取り除くことができる。
【0099】また、二次転写部T2と定着ユニット10
0との間で記録材が詰まった場合には、二次転写部T2
部と定着ユニット100との離間により生じるスペース
A4を利用して記録材を容易に取り除くことができる。
【0100】さらに、上述したように、第1フレーム1
0と第3フレーム30との間にはスペースA2が形成さ
れるので、このスペースA2を利用して各現像器70を
第1フレーム10に対して容易に着脱することができ
る。各現像器70の着脱方向は、略感光体51の中心部
に向かう方向である。
【0101】図8および図9に示すように、定着ユニッ
ト100は、カバー105と、このカバー105に設け
られた開閉可能な蓋103とを有している。図10は蓋
103が閉じられた状態の定着ユニット100の概略斜
視図、図11は蓋103が開けられた状態の定着ユニッ
ト100の概略斜視図である。
【0102】カバー105は定着ユニット100のケー
スないしフレームで構成されており、加熱ローラ101
と外部とを遮っている。蓋103は、軸103a(図9
参照)でカバー105に開閉可能に取り付けられてお
り、カバー105の一部を形成している。
【0103】したがって、スペースA3,またはA4を
利用してスイッチバック経路113(排紙経路111,
112)または返送路114に詰まった記録材を取り除
く際に、作業者の手が高熱の加熱ローラ101に触れて
火傷をするということがなくなる。
【0104】蓋103は、図8に示すように、垂直フレ
ーム32が回動させられても閉じた状態のままである。
【0105】したがって、図8矢印Bで示したように、
スイッチバック経路113(排紙経路111,112)
に詰まった記録材を取り除く際に、作業者の手が高熱の
加熱ローラ101に触れて火傷をするということが確実
に防止される。なお、定着ユニット100内に記録材が
詰まった場合には、蓋103を開くことによって記録材
を容易に取り除くことができる。
【0106】図10において、104は記録材Sが通る
スリット状の開口である。なお、記録材Sが通る開口
は、カバー105の、二次転写部T2との対向部にも形
成されている。
【0107】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。
【0108】(a)記録材Sにトナー像を形成する画像
形成手段により第1面にトナー像が形成され、加熱ロー
ラ101を有する定着ユニット100を通ることにより
トナー像が定着させられた記録材Sを、その表裏を反転
して再び画像形成手段に返送することのできる反転返送
経路110’を備えているので、記録材Sの両面に画像
を形成することができる。
【0109】そして、反転返送経路110’が設けられ
たフレーム30が、画像形成手段が設けられているメイ
ンフレーム10に対して離間可能に構成されているの
で、反転返送経路110’に記録材Sが詰まった場合に
は、反転返送経路110’が設けられたフレーム30
を、画像形成手段が設けられているメインフレーム10
から離間させることによって、上記記録材を取り除くこ
とができる。
【0110】また、定着ユニット100は、フレーム3
0に取り付けられているので、このフレーム30がメイ
ンフレーム10から離間すると、定着ユニット100が
画像形成手段から離間することとなる。
【0111】したがって、画像形成手段と定着ユニット
100との間で記録材の詰まりが生じても、スペースA
4を利用してこの記録材を容易に取り除くことができる
こととなる。
【0112】しかも、定着ユニット100には、少なく
ともフレーム30がメインフレーム10から離間した際
に、加熱ローラ101と外部とを遮るカバー105が設
けられているので、記録材を取り除く作業者の手が高熱
の加熱ローラ101に触れて火傷をするということがな
くなる。
【0113】(b)フレーム30はメインフレーム10
に対して水平方向に離間するので、フレーム30とメイ
ンフレーム10との間にスペースA2を有効に形成する
ことができる。すなわち、フレーム30はメインフレー
ム10に対して回動するのではなく水平方向に離間する
ので、両フレーム10,30の間にスペースA2を有効
に形成することができる。
【0114】したがって、このスペースA2を利用する
ことによって、反転返送経路110に詰まった記録材を
一層容易に取り除くことができる。
【0115】さらに、フレーム30は、水平方向に伸び
る水平フレーム31とこの水平フレームに対して垂直方
向に伸びる垂直フレーム32とを有し、この垂直フレー
ム32が水平フレーム31に対してメインフレーム10
から遠ざかる方向に回動可能に取り付けられているの
で、上記スペースA2をさらに広げることが可能であ
る。
【0116】したがって、この広げられたスペースA2
を利用することによって、反転返送経路110’に詰ま
った記録材をさらに一層容易に取り除くことができるこ
ととなる。
【0117】(c)反転返送経路110’は、一旦搬入
した記録材を逆送することのできるスイッチバック経路
113と、このスイッチバック経路113から逆送され
た記録材を再び画像形成手段に向けて返送する返送路1
14とを有しており、スイッチバック経路113が垂直
フレーム32に設けられているとともに、返送路114
が水平フレーム31に形成されているので、垂直フレー
ム32を回動させると、反転返送経路110’が、その
スイッチバック経路113と返送路114との略境界部
分で分断されることとなる。
【0118】したがって、比較的記録材の詰まり易いス
イッチバック経路113あるいは返送路114に詰まっ
た記録材を、前記分断により形成されたスペースA3を
利用して容易に取り除くことができる。
【0119】(d)定着ユニット100は、水平フレー
ム31に取り付けられているので、定着ユニット100
が垂直フレーム32に取り付けられている場合に比べ
て、垂直フレーム32を容易に回動させることができ
る。水平フレーム31は水平方向に移動するだけである
から、これに定着ユニット100が取り付けられていて
も、その移動は容易である。
【0120】(e)メインフレーム10には、画像形成
手段をなす、感光体51と、この感光体51に形成され
た静電潜像を現像する現像器70とが支持されていると
ともに、現像器70がメインフレーム10に対してフレ
ーム30側から着脱可能に構成されているので、フレー
ム30をメインフレーム10から離間させることによっ
て、反転返送経路110’に詰まった記録材を容易に取
り除くことができるとともに、現像器70をメインフレ
ーム10に対して容易に着脱することができる。
【0121】しかも、垂直フレーム32を回動させるこ
とにより広げられたスペースA2を利用することによっ
て、現像器70をメインフレーム10に対して一層容易
に着脱することができる。
【0122】(f)定着ユニット100がフレーム30
に対して着脱可能に構成されているので、フレーム30
をメインフレーム10から離間させ、定着ユニット10
0をフレーム30から取り外すことによって、フレーム
30とメインフレーム30との間に形成されるスペース
A2およびA3がより一層大きくなる。
【0123】したがって、反転返送経路110’に詰ま
った記録材をより一層容易に取り除くことができる。
【0124】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
【0125】
【発明の効果】請求項1〜6記載のいずれの画像形成装
置によっても、反転返送経路に詰まった記録材を容易か
つ安全に取り除くことができる。また、画像形成手段と
定着手段との間で記録材の詰まりが生じても、この記録
材を容易かつ安全に取り除くことができる。
【0126】さらに、請求項2記載の画像形成装置によ
れば、反転返送経路に詰まった記録材を一層容易に取り
除くことができることとなる。
【0127】請求項3記載の画像形成装置によれば、比
較的記録材の詰まり易いスイッチバック経路あるいは返
送路に詰まった記録材を容易に取り除くことができる。
【0128】請求項4記載の画像形成装置によれば、垂
直フレームを容易に回動させることができる。
【0129】請求項5記載の画像形成装置によれば、反
転返送経路に詰まった記録材を容易に取り除くことがで
きるとともに、現像手段をメインフレームに対して容易
に着脱することができる。
【0130】請求項6記載の画像形成装置によれば、反
転返送経路に詰まった記録材をより一層容易に取り除く
ことができる。
【0131】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示
す概略図。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態のフ
レーム構成を示す概略図。
【図3】作動説明図。
【図4】作動説明図であり、(a)は図3の部分拡大断
面図、(b)は図6の部分拡大断面図。
【図5】図3の部分拡大概略横断面図。
【図6】作動説明図。
【図7】作動説明図。
【図8】作動説明図。
【図9】作動説明図。
【図10】蓋103が閉じられた状態の定着ユニット1
00の概略斜視図。
【図11】蓋103が開けられた状態の定着ユニット1
00の概略斜視図。
【符号の説明】
S 記録材 10 第1フレーム(メインフレーム) 20 第2フレーム 30 第3フレーム(フレーム) 31 水平フレーム 32 垂直フレーム 51 感光体 60 露光ユニット(露光手段) 70 現像器(現像手段) 80 中間転写ユニット 86 中間転写ベルト(中間転写体) 90 給紙装置(給紙手段) 100 定着ユニット(定着手段) 101 加熱ローラ101 105 カバー 110 排紙経路(搬送手段) 110’反転返送経路(搬送手段) 113 スイッチバック経路113 114 返送路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材にトナー像を形成する画像形成手
    段により第1面にトナー像が形成され、加熱ローラを有
    する定着手段を通ることによりトナー像が定着させられ
    た記録材を、その表裏を反転して再び前記画像形成手段
    に返送することのできる反転返送経路が設けられたフレ
    ームが、前記画像形成手段が設けられているメインフレ
    ームに対して離間可能に構成されているとともに、 前記定着手段が前記フレームに取り付けられており、か
    つ、定着手段には、少なくとも上記フレームがメインフ
    レームから離間した際に、前記加熱ローラと外部とを遮
    るカバーが設けられていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フレームはメインフレームに対して
    水平方向に離間するフレームであるとともに、水平方向
    に伸びる水平フレームとこの水平フレームに対して垂直
    方向に伸びる垂直フレームとを有し、この垂直フレーム
    が水平フレームに対して前記メインフレームから遠ざか
    る方向に回動可能に取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記反転返送経路は、一旦搬入した記録
    材を逆送することのできるスイッチバック経路と、この
    スイッチバック経路から逆送された記録材を再び前記画
    像形成手段に向けて返送する返送路とを有しており、ス
    イッチバック経路が前記垂直フレームに設けられている
    とともに、返送路が前記水平フレームに形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着手段は、前記水平フレームに取
    り付けられていることを特徴とする請求項2または3記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記メインフレームには、画像形成手段
    をなす、感光体と、この感光体に形成された静電潜像を
    現像する現像手段とが支持されているとともに、現像手
    段がメインフレームに対して前記フレーム側から着脱可
    能に構成されていることを特徴とする請求項1,2,
    3,または4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記定着手段が前記フレームに対して着
    脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1,
    2,3,4,または5記載の画像形成装置。
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