JPH11287155A - ガスエンジン装置、室外機ユニット及び空気調和機 - Google Patents

ガスエンジン装置、室外機ユニット及び空気調和機

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JPH11287155A
JPH11287155A JP10090399A JP9039998A JPH11287155A JP H11287155 A JPH11287155 A JP H11287155A JP 10090399 A JP10090399 A JP 10090399A JP 9039998 A JP9039998 A JP 9039998A JP H11287155 A JPH11287155 A JP H11287155A
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JP
Japan
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gas
blow
exhaust gas
heat exchanger
gas engine
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Application number
JP10090399A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Sato
保廣 佐藤
Tadahiro Kato
忠広 加藤
Takaaki Otsuka
高秋 大塚
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガス系の温度上昇を促進すること
により、スラッジが発生して詰まるのを防止することを
課題とする。 【解決手段】 ガスエンジン41と、ガスエンジン41
の燃焼室からクランクケース内へ漏出したブローバイガ
スをエンジン吸気系に導くブローバイガス系110と、
ガスエンジン41で発生した排気ガスを大気中に排出す
る排気ガス系60とを具備し、ブローバイガス系110
の少なくとも一部を排気ガス系60に沿わせて配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機をガスエン
ジンによって駆動するとともに、暖房運転時には、当該
ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用す
るガスヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房を行う空
気調和機は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨
張弁等の構成要素を含む冷媒回路を備えている。室内の
冷暖房は、冷媒がこの回路を巡る途中で、室内熱交換器
及び室外熱交換器においてそれぞれ熱の交換を行うこと
によって実現される。また、この冷媒回路には、室外熱
交換器による冷媒の熱の受け取り(暖房運転時)のみに
頼るのではなく、冷媒そのものを直接的に加熱するため
の冷媒加熱器が設置されることがある。
【0003】ところで、近年、上記の冷媒回路中の圧縮
機の動力源として、通常使用されている電動機に代わ
り、ガスエンジンを利用するものが開発されている。こ
のガスエンジンを利用した空気調和機は、一般にガスヒ
ートポンプ式空気調和機(以下GHPと略す)と呼ばれ
ている。このGHPによれば、比較的安価であるガスを
燃料として利用できるため、電動機を利用した圧縮機を
備えた空気調和機(以下EHPと略す)のように、ラン
ニングコストがかさむということがなく消費者にとって
コストダウンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、例えば暖房運転
時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスの熱
を冷媒の加熱源として利用すれば、優れた暖房効果を得
ることが可能になるとともに、エネルギの利用効率を高
めることができる。また、このような仕組みを導入すれ
ば、冷媒回路中において、上述したような冷媒加熱器等
の機器を特別に設置する必要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作、いわゆるデフロスト動作に
ついてもエンジンの排熱を利用して実施することができ
る。一般に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖房運
転を停止して一時的に冷房運転を行って室外熱交換器の
霜除去を行うようになされている。この場合、室内に対
しては冷風が吹き出すことになるから、室内環境の快適
性を損なうこととなる。GHPでは、上記したような事
情から連続暖房運転が可能となり、EHPで懸念される
ような問題の発生がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように多くの利点
を有するGHPであるが、従来からのGHPに関して
は、次のような問題点が指摘されている。
【0007】上述したように、GHPは圧縮機の駆動源
としてガスエンジンを使用しているが、このようなガス
エンジンにおいては、ブローバイガス中に含まれている
油分が問題になることがある。このブローバイガスと
は、ピストンリングとシリンダとの間隙を通って燃焼室
からクランクケースへ漏れ出すガスのことであり、通常
クランクケースからエンジン吸気系に戻されて再度燃焼
室に送られる。
【0008】さて、上述したブローバイガスは、ミスト
状の潤滑油(以下オイルミストと呼ぶ)を含んでいるた
め、ブローバイガスが流れる経路(以下ブローバイガス
系と呼ぶ)の適所にはブローバイフィルタのようにオイ
ルミストを補集して除去するための装置が設けられてい
る。このようなオイルミスト除去装置の入口部では、特
に外気温度が低い場合の暖機運転時など、ブローバイガ
ス系の温度が低いためにブローバイガス中に含まれてい
る水分が凝縮し、この水分がオイルミストと混合してス
ラッジが生成される。この結果、スラッジがブローバイ
ガス系の詰まりの原因となり、ガスエンジンの運転に支
障をきたす恐れがある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ブローバイガス系の温
度上昇を促進することにより、スラッジが発生して詰ま
るのを防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段をとった。すなわち、請求項
1に記載のガスエンジン装置は、ガスエンジンと、該ガ
スエンジンの燃焼室からクランクケース内へ漏出したブ
ローバイガスをエンジン吸気系に導くブローバイガス系
と、前記ガスエンジンで発生した排気ガスを大気中に排
出する排気ガス系とを具備し、前記ブローバイガス系の
少なくとも一部を前記排気ガス系に沿わせて配置したこ
とを特徴とするものである。
【0011】このガスエンジン装置においては、ブロー
バイガス系の少なくとも一部が排気ガス系に沿って配置
されているので、排気ガス系を流れる排気ガスの排熱を
利用してブローバイガス系の温度上昇を促進することが
可能になる。
【0012】請求項2に記載の室外気ユニットは、ブロ
ーバイガス系の少なくとも一部を排気ガス系に沿わせて
配置したガスエンジン装置と、該ガスエンジン装置に燃
料のガス及び空気を供給する燃料吸入系と、ラジエタ及
び排気ガス熱交換器を備え前記ガスエンジンの冷却水を
循環させる冷却水系と、前記ガスエンジンが排出する排
気ガスを前記排気ガス熱交換器を通して外部へ導く排気
ガス系とを具備してなるガスエンジン部と、前記ガスエ
ンジン装置により駆動されガス状の冷媒を圧縮して吐出
する圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交換させる室外熱
交換器と、冷房運転時に液状の冷媒を減圧、膨張させる
膨張弁と、前記ガスエンジン装置の冷却水から前記冷媒
に熱を回収する水熱交換器とを具備してなる冷媒回路部
と、を備えて構成したことを特徴とするものである。
【0013】この室外機ユニットでは、ガスエンジン装
置においてブローバイガス系の温度上昇が促進されてス
ラッジの発生を防止できるので、ブローバイガス系の詰
まりがなくなってガスエンジン装置及びこれを構成要素
とする室外機ユニットの信頼性を増すことができる。
【0014】請求項3に記載の空気調和機は、ブローバ
イガス系の少なくとも一部を排気ガス系に沿わせて配置
したガスエンジン装置と、該ガスエンジン装置に燃料の
ガス及び空気を供給する燃料吸入系と、ラジエタ及び排
気ガス熱交換器を備え前記ガスエンジンの冷却水を循環
させる冷却水系と、前記ガスエンジンが排出する排気ガ
スを前記排気ガス熱交換器を通して外部へ導く排気ガス
系とを具備してなるガスエンジン部と、前記ガスエンジ
ン装置により駆動されガス状の冷媒を圧縮して吐出する
圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交換させる室外熱交換
器と、冷房運転時に液状の冷媒を減圧、膨張させる膨張
弁と、前記ガスエンジン装置の冷却水から前記冷媒に熱
を回収する水熱交換器とを具備してなる冷媒回路部とを
備えた室外機ユニットと、室内の空気を吸い込んで吹き
出し口から吹き出すファンと、前記室外機ユニットから
供給される冷媒と前記ファンで吸い込んだ室内の空気と
の間で熱交換させる室内熱交換器とを備えた室内機ユニ
ットと、を備えて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0015】この空気調和機では、室外機ユニットのガ
スエンジン装置においてブローバイガス系にスラッジが
発生して詰まるのを防止できるので、ガスエンジン装置
及びこれを構成要素とする室外機ユニットの信頼性が増
し、長時間にわたる連続運転を可能にする。したがっ
て、室外機ユニットを構成要素とする空気調和機も、そ
の信頼性が増し、長時間にわたる連続運転が可能にな
る。
【0016】請求項4に記載の空気調和機は、前記ブロ
ーバイガス系がブローバイガス中の油分を除去するブロ
ーバイフィルタを備え、該ブローバイガスフィルタを前
記排気ガス系に接触させて配置したことを特徴とするも
のである。
【0017】この空気調和機によれば、スラッジが発生
しやすいブローバイガス系のブローバイフィルタを排気
ガス系の排熱で加熱するので、温度上昇が促進されてス
ラッジの発生を防止できる。
【0018】請求項5に記載の空気調和機は、前記ブロ
ーバイフィルタを前記排気ガス熱交換器に接触させて配
置したことを特徴とするものである。
【0019】この空気調和機によれば、スラッジが発生
しやすいブローバイガス系のブローバイフィルタを排気
ガス熱交換器に接触させて配置したので、接触面積を大
きくして排気ガス系の排熱を有効に利用できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて、図1から図8を参照して説明する。図1に示す
GHP(ガスヒートポンプ式空気調和機)1は、大きく
室内機ユニット10及び室外機ユニット20から構成さ
れている。室内機ユニット10は、冷房運転時に低温低
圧の液冷媒を蒸発気化させて室内の空気から熱を奪い、
暖房運転時には高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて室
内の空気を暖める室内熱交換器11と、室内の空気を吸
い込んで室内熱交換器11を通し、冷媒と熱交換させた
後に吹き出し口から吹き出す室内機ファン12とを具備
している。
【0021】室外機ユニット20は、その内部でさらに
冷媒回路を構成する冷媒回路部30と、ガスエンジン4
1を中心として、これに付随する機器を備えたガスエン
ジン部40の大きく二つの構成部分により構成されてい
る。
【0022】冷媒回路部30内には、室外熱交換器3
1、水熱交換器32、圧縮機33、アキュムレータ3
4、四方弁35、オイルセパレータ36、及び膨張弁3
7が具備されている。室外熱交換器31は、冷房運転時
に高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放
熱し、逆に暖房運転時には低温低圧の液冷媒を蒸発気化
させて室外気から熱を奪う。つまり、冷暖房それぞれの
運転時において、室外熱交換器31は、先の室内熱交換
器11と逆の働きを行うことになる。
【0023】水熱交換器32は、後述するガスエンジン
41の冷却水から冷媒が熱を回収するために設けられて
いる。すなわち、暖房運転時において、冷媒は室外熱交
換器31における熱交換のみに頼るのではなく、ガスエ
ンジン41の冷却水からも熱を与えられることになるか
ら、暖房運転の効果をより高めることが可能となる。
【0024】圧縮機33は、室内熱交換器11又は室外
熱交換器31のいずれかより吸入されるガス冷媒を圧縮
して高温高圧のガス冷媒として吐出する。これにより冷
房時には、外気温が高い場合でも、冷媒は室外熱交換器
31を通して室外気に放熱することが可能となり、暖房
時には室内熱交換器11を通して室内空気に熱を与える
ことが可能となる。
【0025】アキュムレータ34は、圧縮機33に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。また、四方弁35は、圧縮機33において
圧縮された高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11又は
室外熱交換器31のいずれかに選択的に送出するために
設けられている。
【0026】オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれ
る油分を分離するものである。また、膨張弁37は、冷
房運転時に室外熱交換器31から送出される高温高圧の
液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするため
のものである。
【0027】一方、ガスエンジン部40にはガスエンジ
ン41を中心として、冷却水系50、排気ガス系60、
燃料吸入系70、及びエンジンオイル系80の四つの系
が具備されている。ガスエンジン41は、冷媒系30内
に設置されている圧縮機33の駆動源となり、シャフト
又はベルト等により接続されてガスエンジン41から圧
縮機33に動力が伝達されるようになっている。
【0028】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエタ53を備え、これらにより構成さ
れる回路を巡る冷却水により、ガスエンジン41を冷却
するための系である。水ポンプ51は、ガスエンジン4
1の冷却水を回路に循環させるために設けられている。
リザーバタンク52は、この回路を流れる冷却水におい
て、その余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が
回路に不足した場合にそれを供給するためのものであ
る。ラジエタ53は、室外熱交換器31と一体的に構成
されたものであって、冷却水がガスエンジン41から奪
った熱を外気に放出するために設けられている。
【0029】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは排気ガス
の熱を冷却水に回収するために設けられているものであ
る。また、冷却水系50には先に説明した水熱交換器3
2が備えられ、冷媒系30及び冷却水系50の両系に跨
るように配置されている。これらのことから、暖房運転
時には、冷却水はガスエンジン41から熱を奪うだけで
なく排気ガスからも熱を回収し、かつその回収された熱
が、冷却水より水熱交換器32を通して冷媒に与えられ
る仕組みになっている。なお、この冷却水系50につい
ては、後にガスエンジン41の内部構成を含めて詳細に
説明される。
【0030】排気ガス系60は、マフラ61、排気トッ
プ62、ドレンフィルタ63を備え、ガスエンジン41
から排出される排気ガスを外部へ導くための系である。
マフラ61は、ガスエンジン41が排気ガスを排出する
ときに伴う騒音を吸収するために設けられている。排気
トップ62は、排気ガスに含まれている水分を分離し、
これを外部環境に飛散させることのないように設けられ
ている。この働きの観点から、排気トップ62は、別名
排気セパレータと呼ばれることもある。ドレンフィルタ
63は、いま述べた排気トップ62から分離された水分
を一時貯蔵しておくために設けられている。また、ドレ
ンフィルタ63の内部には中和剤が備えられている。こ
れは、排気ガスに含まれている水分が一般に強酸性とな
っていることに対応しており、この酸性水分を中和して
無害化する目的で備えられているものである。
【0031】燃料吸入系70は、ガスレギュレータ7
1、電磁弁72、吸気ボックス73、エアクリーナ74
を備え、ガスエンジン41に燃料及び空気を供給するた
めの系である。ガスレギュレータ71は、電磁弁72を
介して室外ユニット20の外部から供給される燃料とな
るガスの送出圧力を調整するために設けられている。一
方、吸気ボックス73は、室外ユニット20外部から空
気を取り入れるために設けられている。また、吸気ボッ
クス73は、この吸気時に発生する騒音を防止する働き
も担っている。エアクリーナ74は、このように吸入さ
れた空気から塵埃を取り除くために設けられている。上
記したように外部より供給されたガス及び空気はそれぞ
れ、図1に示すように、ガスレギュレータ71、エアク
リーナ74を通過した後、混合されてガスエンジン41
の燃焼室に送り込まれ混合燃料ガスとして使用されるこ
とになる。
【0032】エンジンオイル系80はオイルサブタンク
81を備え、ガスエンジン41内の各駆動部分に潤滑油
を供給するために設けられている。ガスエンジン41下
部には、このオイルサブタンク81内のオイルを受け入
れるためにオイルパン41aが設けられている。
【0033】図2はガスエンジン41のブローバイガス
系110を示す図で、ガスエンジン41は、オイルパン
41a、クランクシャフト42、ピストン43、ピスト
ンリング44、シリンダ45、クランクケース46、燃
焼室47、シリンダヘッドカバー48及び吸気マニホー
ルド49を具備して構成されている。ブローバイガス
は、燃焼室46からピストンリング44とシリンダ45
との間隙を通ってクランクケース46に漏出したガスで
あり、ミスト(霧)状となった潤滑油や排気ガス等が含
まれている。
【0034】このブローバイガスの流れは図2の中に矢
印で示されており、クランクケース46に漏出したオイ
ルミストを含むブローバイガス(破線の矢印で表示)は
ガスエンジン41の内部流路111を通ってシリンダヘ
ッドカバー48に導かれる。シリンダヘッドカバー48
は、ブローバイ流出路112によってオイルセパレータ
113と接続されている。このため、ブローバイガスは
シリンダヘッドカバー48からオイルセパレータ113
に導かれ、ガス中に含まれているオイルミストはかなり
の割合がここで除去される。除去された油分(オイル)
は、自重によりオイルリターンホース114を通ってオ
イルパン41aに戻され(二点鎖線の矢印で表示)、オ
イルパン41a内の潤滑油と合流して再使用される。
【0035】一方、オイルセパレータ113でオイルミ
ストを除去した後のブローバイガス(一点鎖線の矢印で
表示)は、連結流路115を通ってブローバイフィルタ
116に導かれる。このブローバイフィルタ116は、
オイルセパレータ113で除去されずに残ったオイルミ
ストを再度除去するために設けた不織布等のフィルタで
あり、ここで除去された油分は、オイルリターン流路1
17を通ってオイルパン41aに戻されるので(二点鎖
線の矢印で表示)、上述したオイルセパレータ113で
除去された油分と同様に、オイルパン41a内の潤滑油
と合流して再使用される。そして、オイルセパレータ1
13及びブローバイフィルタ116の両方でオイルミス
トが除去されたブローバイガス(一点鎖線の矢印で表
示)は、ブローバイ戻し流路118によりエンジン吸気
系の適所、たとえば吸気マニホールド49に向けて吸引
される。こうして吸気マニホールド49に導かれたブロ
ーバイガスは、実線の矢印で表示されている新規に吸入
した空気(新気)と合流させられた後、再度燃焼室47
に戻されて燃料のガスとともに燃焼される。
【0036】このように構成されたブローバイガス系1
10は、図3ないし図5に示すように、高温の排気ガス
を排出する排気ガス系60にできるだけ沿わせて配置す
る。図3は、ガスエンジン41を排気ガス系60及び排
気ガス熱交換器54が取り付けられている側から見た正
面図であり、排気ガス熱交換器54が上下方向のほぼ中
央に配設されている。この排気ガス熱交換器54には、
ガスエンジン41から排出された排気ガスを大気中に排
出する排気ガス系60とガスエンジン41を冷却する冷
却水系50とが連結されている。一方の排気ガス系60
は、燃焼室47から排出された直後の高温の排気ガスを
排気ガス管64により排気ガス熱交換器54の内部に導
く。排気ガス熱交換器54の内部に導かれた排気ガス
は、図4及び図5に示すように、多数のチューブ65に
分散されて通過するが、同チューブ65の周囲は水ポン
プ51から送出された冷却水Wが流れている。この冷却
水Wは、排気ガス熱交換器54に設けられた冷却水入口
55から流入して冷却水管56へ流出し、同冷却水管5
6によってガスエンジン41の内部へ導かれる。
【0037】図5はブローバイフィルタ116の取り付
け状態の一例を示す断面図で、円形断面の排気ガス熱交
換器54に対し、ブローバイフィルタ116は曲面にし
た一方のケーシング116aが接触した状態で取り付け
られている。このため、加熱側となる排気ガス熱交換器
54との接触面積が増し、熱伝達によりブローバイフィ
ルタ116aを直接加熱することができる。さらに、排
気ガス熱交換器54に連結されている高温の排気ガス系
60から出される輻射熱によっても、周辺を通るブロー
バイフィルタ116aに連結されたブローバイガス系1
10の連結流出路115やブローバイ戻し流路118が
加熱される。そして、図中の符号116bは不織布等の
フィルタであり、連結流出路115から流入したオイル
ミストを含んだブローバイガスがこのフィルタ116b
を通過する際、オイルミストを付着させて分離する機能
を有している。なお、フィルタ116bでオイルミスト
を除去されたブローバイガスはブローバイ戻し流路11
8を通って吸気マニホールド49へ吸引され、フィルタ
116bに付着したオイルミストはオイルリターン流路
117を通ってオイルパン41aへ導かれる。
【0038】続いて、ガスエンジン41の冷却水系50
を図6に基づいて詳細に説明する。この冷却水系50
は、ガスエンジン41の内部に形成された内部水路Wi
とガスエンジン41の外部に形成された外部水路Wo と
により構成されている。一方の内部水路Wi は、内部ポ
ンプ120、温度センサ121及びサーモバルブ122
を備えたエンジン内部を循環する冷却水流路であり、サ
ーモバルブ122を介して外部水路Wo の排気ガス熱交
換器54と、そして内部ポンプ120の下流側で外部水
路Wo のサーモバルブ57とそれぞれ接続されている。
また、もう一方の外部水路Wo は、水ポンプ51、排気
ガス熱交換器54、サーモバルブ57及びラジエタ53
を備えた流路で、サーモバルブ57から分岐してラジエ
タ53をバイパスするラジエタバイパス流路58aと、
排気ガス熱交換器54の下流側から分岐してガスエンジ
ン41をバイパスするエンジンバイパス流路58bとが
設けられている。なお、図中の符号59はエンジンバイ
パス流路58bに設けられた制限オリフィス、31は室
外熱交換器である。
【0039】ところで、サーモバルブ57,122は何
れも三方弁の一種であり、冷却水の温度に応じて流路を
選択切り換えすることができる。外部水路Wo に設けら
れたサーモバルブ57は、ラジエタ53を通る通常運転
時の冷却水路と、ラジエタ53を迂回してラジエタバイ
パス流路58aを流れる暖機運転時の冷却水路との切り
換えを行うもので、冷却水の全量をラジエタ53に導く
通常位置と、冷却水の全量をラジエタバイパス流路58
aに導くバイパス位置と、ラジエタ53及びラジエタバ
イパス流路58aの両方に冷却水を分配して流す中間位
置とがある。また、内部水路Wi に設けられたサーモバ
ルブ122は、外部水路Wo と連通する通常運転位置
と、外部水路Wo から遮断する暖機運転位置との切り換
えを行うもので、上述した外部水路Wo のサーモバルブ
57と同様に、冷却水を分配して流す中間位置も備えて
いる。これらのサーモバルブ57,122は、たとえば
その設定温度を70℃とした場合、冷却水温が65℃以
下でバイパス位置又は暖機運転位置に、75℃以上で通
常位置又は通常運転位置に、そして65℃から75℃の
間で中間位置にそれぞれ設定されるようになっている。
なお、中間位置においては、冷却水が分配される割合は
一定ではなく、冷却水の温度が高くなるにつれて通常位
置又は通常運転位置側の開度が大きくなる。
【0040】以上述べた構成のうち室外機ユニット20
として説明した各部及び各系は、図7及び図8に示すよ
うに、室外機筐体21内に収められている。これらの図
に示されているように、室外機筐体21内部は仕切板2
2により上下に二分割された形態となっている。いまこ
れら上下の空間をそれぞれ、熱交換室23、機械室24
と呼ぶことにする。なお、図7及び図8では、図1ない
し図6により説明したような配管類に関して、その図示
を省略したものとなっている。
【0041】熱交換室23には、室外機筐体21の前面
及び背面をすべて覆うように室外熱交換器31、ラジエ
タ53が備えられている。これら室外熱交換器31及び
ラジエタ53は、前述したように一体的な構造とされて
いる。また、熱交換室23には、図1に示した要素のう
ち、マフラ61、排気トップ62、吸気ボックス73等
が備えられている。ちなみに、図7に示されているマフ
ラ61及び排気トップ62、及びこれらを繋ぐ配管60
aは、図8においてはその図示が省略されている。
【0042】熱交換室23には、上記に示した構成要素
の他、室外機ファン91、ファンモータ92、ファン取
付具93が備えられている。室外機ファン91は、室外
機筐体21の天井面から吊り下げられたファン取付具9
3に装着されたファンモータ92の出力軸に取り付けら
れている。本実施形態においては、この室外機ファン9
1は2セット取り付けられている。また、これら室外機
ファン91の取付位置に対応するように、室外機筐体2
1の天井面には開口部94が設けられており、該開口部
94には網状覆蓋95が設けられている。この室外機フ
ァン91は、室外熱交換器31の働きを補助するもので
ある。
【0043】また、熱交換室23内には、仕切板22上
に換気ボックス96が2個備えられ、そのそれぞれの内
部には換気ファン97が設けられている。これら換気ボ
ックス96及び換気ファン97は、機械室24内部の熱
を熱交換室23に導くために設けられている。したがっ
て、機械室24内で熱せられた空気は、換気ファン9
6、熱交換室23、室外機ファン91の経路を通って室
外機筐体21の外部へと排出されることになる。なお、
吸気ボックス73は、これら両換気ボックス96の上部
に載置されている。吸気ボックス73から吸入された空
気は、両換気ボックス96間の空間部を通じてガスエン
ジン41に届くようにされている。
【0044】次に、機械室24についての説明を行う。
機械室24内には、図1にて説明した各部及び各系の構
成要素のほとんどが収められている。これら構成要素の
内、図7及び図8においては、冷媒回路部30における
圧縮機33、アキュムレータ34、四方弁35、オイル
セパレータ36、及びガスエンジン部40におけるガス
エンジン41、ドレンフィルタ63、エアクリーナ74
をそれぞれ示した。
【0045】機械室24内には、上記した構成要素の
他、排水パイプ101が設けられている。この排水パイ
プ101は、仕切板22に設けられた開口部22aと室
外機筐体21の床面開口部25とを繋ぐパイプである。
これは先述した天井面開口部94を通して室外機筐体2
1内部に入り込んだ雨水を、該室外機筐体21外部に排
出するために設けられている。
【0046】また、機械室24内には、基礎板102、
防振ゴム103が設けられている。基礎板102は略四
角形状の板であり、機械室24内に収められている冷媒
回路部30、ガスエンジン部40内の各構成要素を載置
するための床面として使用されている。この基礎板10
2下面の四隅には、防振ゴム103が配されている。し
たがって、基礎板102及び防振ゴム103は、この上
方に載置される冷媒回路部30、ガスエンジン部40か
ら発生する機械的振動を抑制する働きを担っている。
【0047】以下、上記の構成となるGHP1におい
て、室内冷房及び暖房のそれぞれの運転時の作用につい
て説明する。まず、冷房運転時において、冷媒回路部3
0の四方弁35は、圧縮機33と室外熱交換器31、室
内熱交換器11とアキュムレータ34、がそれぞれ接続
された状態となっている。この状態では、圧縮機33よ
り吐出された高温高圧のガス冷媒は、図1に実線の矢印
で示すように流れ、四方弁35を通って室外熱交換器3
1に送られる。
【0048】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒は膨張弁37を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、室内
器ユニット10に送られる。
【0049】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内機ファ
ン12で吸い込んだ室内の空気から熱を奪って冷却した
のち、低温低圧のガス冷媒となり、室外機ユニット20
内の冷媒回路部30に送られる。
【0050】冷媒回路部30に送られた低温低圧のガス
冷媒は四方弁35を経てアキュムレータ34に流入し、
液状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧
縮機33に吸入されたガス冷媒は圧縮機33の作動によ
り圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって再び室外熱交
換器31に送られる。
【0051】一方、暖房運転時においては、四方弁35
は圧縮機33と室内熱交換器11、室外熱交換器31と
アキュムレータ34、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態では、圧縮機33より吐出された高温
高圧のガス冷媒は、図1に破線の矢印で示すように流
れ、四方弁35を通って室内器ユニット10の室内熱交
換器11に送られる。
【0052】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内機ファン12で吸い込んだ室内の空
気に放熱して暖めたのち、高温高圧の液冷媒となって室
外機ユニット20内の冷媒回路部30に送られる。冷媒
回路部30に送られた高温高圧の液冷媒は、室外熱交換
器31へと流入する。室外熱交換器31においては、高
温高圧の液冷媒は外気から熱を奪い蒸発気化して低温低
圧のガス冷媒となる。
【0053】また、上記の低温低圧のガス冷媒は水熱交
換器32に流入し、エンジン冷却水との間で熱交換を行
ってさらに加熱された高温高圧のガス冷媒となる。この
高温高圧のガス冷媒は、アキュムレータ34に流入し液
状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧縮
機33に吸入されたガス冷媒は圧縮され、さらに高温高
圧のガス冷媒となって再び室内熱交換器11に送られ
る。
【0054】上述したように構成されたGHP1では、
ガスエンジン41で発生したブローバイガスは、ブロー
バイ流出路112、オイルセパレータ113、連結流路
115、ブローバイフィルタ116及びブローバイ戻し
流路118を通って吸気マニホールド49に導かれ、ブ
ローバイフィルタ116が排気ガス熱交換器54に接し
て排気ガス系60の加熱を受ける。このため、ブローバ
イガスは排気ガスの排熱を利用して加熱されるので、通
常の運転ではブローバイガス中に含まれている水分が凝
縮するまで温度が下がるようなことはなく、スラッジが
発生する心配はない。
【0055】これに対して、外気温度が低い場合の暖気
運転開始直後などには、ブローバイフィルタ116はも
とよりガスエンジン41、排気ガス系60及びブローバ
イガス系110の温度は低く、しかも排気ガスの排熱を
充分に利用できないためスラッジが発生しやすい状況に
ある。しかし、このような場合の暖機運転時には、外部
水路Wo のサーモバルブ57がラジエタバイパス流路5
8aに連通し、内部水路Wi のサーモバルブ48が外部
水路Wo との連通を遮断している。このため、内部水路
Wo の冷却水はガスエンジン41内の閉回路(図6に破
線の矢印で表示)を循環し、外部水路Wi の冷却水は、
ラジエタ53を迂回し、排気ガス熱交換器54及びエン
ジンバイパス58bを通る閉回路(図6に実線の矢印で
表示)を循環する。したがって、冷却水の熱がラジエタ
53から外気に放熱されることはなく、冷却水の温度上
昇が促進されて暖機運転を短時間で終了することができ
るようになる。
【0056】また、サーモバルブ57,122の設定温
度を変えることにより、具体的には外部水路Wo 側のサ
ーモバルブ57を内部水路i 側のサーモバルブ122よ
り高く設定することにより、ガスエンジン41内で暖め
られた冷却水が外部水路Woに流れ込みかつラジエタ5
3による放熱もない状態となるので、排気ガス熱交換器
54の温度上昇は促進され、排気ガス熱交換器54によ
るブローバイフィルタ116の加熱をより早い時点で実
施できるようになる。
【0057】このように、暖機運転の時間が短縮されガ
スエンジン41の排熱を利用できるようになると、ブロ
ーバイフィルタ116は排気ガス熱交換器54からの熱
伝達により直接加熱され、さらには、周辺を通るブロー
バイフィルタ116aに連結されたブローバイガス系1
10の連結流出路115やブローバイ戻し流路118な
ども排気ガス熱交換器54に連結されている排気ガス系
60から出される輻射熱によって加熱されるようにな
る。したがって、内部を流れるブローバイガスも比較的
早い時点で加熱されるようになり、ブローバイガス中に
含まれている水分が凝縮するような低温状態が短時間で
解消されるため、スラッジが発生するのを防止又は最小
限に抑えることができる。
【0058】このように、スラッジの発生を防止できる
ようになたったことでブローバイガス系110の詰まり
の原因の一つが解消されるので、ガスエンジン装置、及
びこれを使用して構成される室外機ユニット20やGH
P1の信頼性が増し、メンテナンス無しで連続運転が可
能な時間を延長できる。また、メンテナンスも容易にな
るので、維持費の低減も可能になる。
【0059】これまで説明した実施の形態ではブローバ
イフィルタ116を排気ガス熱交換器54に直接接触さ
せて配置していたが、ブローバイガス系110の他の部
分、たとえば連結通路115などを直接加熱するように
してもよい。なお、多少効率は落ちるものの、ブローバ
イフィルタ116を含むブローバイガス系110は必ず
しも直接接触させて配置する必要はなく、間接的に接触
するように、あるいは輻射熱を受けるようにして配置し
てもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガスエン
ジン装置によれば、ブローバイガス中のオイルミストが
スラッジとなって運転に支障をきたすのを防止できるの
で、連続運転を妨げる要因の一つが解消されてガスエン
ジン装置、及びこれを使用する室外機ユニットや空気調
和機の信頼性を向上させ、連続運転可能時間の延長に効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガスヒートポンプ式空気調和機
の実施の形態を示した概略構成図である。
【図2】 本発明に係るガスエンジン装置のブローバイ
ガス系を示した概略構成図である。
【図3】 本発明に係るガスエンジン装置の実施の形態
を示した正面図である。
【図4】 図3の縦断面図である。
【図5】 本発明に係るガスエンジン装置の実施の形態
を示した要部断面図である。
【図6】 本発明に係るガスヒートポンプ式空気調和機
の冷却水系を示した概略構成図である。
【図7】 本発明に係る室内機ユニット内部の概略構造
を示す正面図である。
【図8】 図7の側面図である。
【符号の説明】
1 ガスヒートポンプ式空気調和
機(GHP) 10 室内機ユニット 20 室外機ユニット 30 冷媒回路部 31 室外熱交換器 33 圧縮機 32 水熱交換器 35 四方弁 37 膨張弁 40 ガスエンジン部 41 ガスエンジン 49 吸気マニホールド 50 冷却水系 53 ラジエタ 54 排気ガス熱交換器 60 排気ガス系 70 燃料吸入系 80 エンジンオイル系 110 ブローバイガス系 116 ブローバイフィルタ
フロントページの続き (72)発明者 大塚 高秋 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスエンジンと、該ガスエンジンの燃焼
    室からクランクケース内へ漏出したブローバイガスをエ
    ンジン吸気系に導くブローバイガス系と、前記ガスエン
    ジンで発生した排気ガスを大気中に排出する排気ガス系
    とを具備し、前記ブローバイガス系の少なくとも一部を
    前記排気ガス系に沿わせて配置したことを特徴とするガ
    スエンジン装置。
  2. 【請求項2】 ブローバイガス系の少なくとも一部を排
    気ガス系に沿わせて配置したガスエンジン装置と、該ガ
    スエンジン装置に燃料のガス及び空気を供給する燃料吸
    入系と、ラジエタ及び排気ガス熱交換器を備え前記ガス
    エンジンの冷却水を循環させる冷却水系と、前記ガスエ
    ンジンが排出する排気ガスを前記排気ガス熱交換器を通
    して外部へ導く排気ガス系とを具備してなるガスエンジ
    ン部と、 前記ガスエンジン装置により駆動されガス状の冷媒を圧
    縮して吐出する圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交換さ
    せる室外熱交換器と、冷房運転時に液状の冷媒を減圧、
    膨張させる膨張弁と、前記ガスエンジン装置の冷却水か
    ら前記冷媒に熱を回収する水熱交換器とを具備してなる
    冷媒回路部と、 を備えて構成したことを特徴とする室外機ユニット。
  3. 【請求項3】 ブローバイガス系の少なくとも一部を排
    気ガス系に沿わせて配置したガスエンジン装置と、該ガ
    スエンジン装置に燃料のガス及び空気を供給する燃料吸
    入系と、ラジエタ及び排気ガス熱交換器を備え前記ガス
    エンジンの冷却水を循環させる冷却水系と、前記ガスエ
    ンジンが排出する排気ガスを前記排気ガス熱交換器を通
    して外部へ導く排気ガス系とを具備してなるガスエンジ
    ン部と、 前記ガスエンジン装置により駆動されガス状の冷媒を圧
    縮して吐出する圧縮機と、冷媒と外気との間で熱交換さ
    せる室外熱交換器と、冷房運転時に液状の冷媒を減圧、
    膨張させる膨張弁と、前記ガスエンジン装置の冷却水か
    ら前記冷媒に熱を回収する水熱交換器とを具備してなる
    冷媒回路部とを備えた室外機ユニットと、 室内の空気を吸い込んで吹き出し口から吹き出すファン
    と、前記室外機ユニットから供給される冷媒と前記ファ
    ンで吸い込んだ室内の空気との間で熱交換させる室内熱
    交換器とを備えた室内機ユニットと、 を備えて構成したことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記ブローバイガス系がブローバイガス
    中の油分を除去するブローバイフィルタを備え、該ブロ
    ーバイガスフィルタを前記排気ガス系に接触させて配置
    したことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記ブローバイフィルタを前記排気ガス
    熱交換器に接触させて配置したことを特徴とする請求項
    4に記載の空気調和機。
JP10090399A 1998-04-02 1998-04-02 ガスエンジン装置、室外機ユニット及び空気調和機 Withdrawn JPH11287155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130091930A (ko) * 2012-02-09 2013-08-20 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130091930A (ko) * 2012-02-09 2013-08-20 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외기

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