JPH11286976A - カバー水栓 - Google Patents
カバー水栓Info
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- JPH11286976A JPH11286976A JP10707598A JP10707598A JPH11286976A JP H11286976 A JPH11286976 A JP H11286976A JP 10707598 A JP10707598 A JP 10707598A JP 10707598 A JP10707598 A JP 10707598A JP H11286976 A JPH11286976 A JP H11286976A
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Abstract
も、着脱が容易なカバーにより、水栓本体を被覆したカ
バー水栓を提供する。 【解決手段】 副カバー体20と、水栓本体を挿通する
開放部を有し開放部が副カバー体20に外嵌されて副カ
バー体20に一体化される主カバー体30とを備えたカ
バーにより水栓本体が被覆されたカバー水栓である。主
カバー体30又は副カバー体20の一方に係合部28を
設け、他方に、係合部28との係合により副カバー体2
0に対する主カバー体30の拡開を防止する被係合部3
8を設けた。主カバー体30の開放部を、片持ち梁状に
支持されたカバー片により構成してもよい。両カバー体
20、30の一方にスライド突条25を設け、他方にス
ライド溝35を設けてもよい。
Description
副カバー体を備えたカバーで水栓本体を被覆したカバー
水栓に関する。
工、メンテナンスの効率化等を図るために、着脱の際に
水栓本体と干渉し合わないカバーを用いることがある。
例えば、側部にハンドルを配置したデッキタイプのカバ
ー水栓では、水栓本体の底面側に配置される副カバー体
と、底面及び側面に開放部が設けられると共に副カバー
体に外嵌される主カバー体とを備えたカバーを用いるこ
とがある。
への着脱が容易であるが、主カバー体が開放部を広げる
方向に不用意に拡開して抜脱されたり、この拡開が原因
となり、主カバー体に「がたつき」や「位置ずれ」等を
生ずることがある。従って、この種のカバーの特徴であ
る着脱の容易性を維持したまま、主カバー体の不用意な
拡開を防止することが望まれている。
あり、不用意に拡開しない主カバー体を備え、しかも、
着脱が容易なカバーにより、水栓本体を被覆したカバー
水栓を提供することを目的とする。
は、副カバー体と、水栓本体を挿通する開放部を有し該
開放部が前記副カバー体に外嵌されて副カバー体に一体
化される主カバー体と、を備えたカバーにより水栓本体
が被覆されたカバー水栓において、前記主カバー体又は
副カバー体の一方に係合部を設け、他方に、前記係合部
との係合により副カバー体に対する主カバー体の拡開を
防止する被係合部を設けたことを特徴とする。
カバー体に外嵌される開放部付きの主カバー体とで構成
するため、カバーの着脱が容易である。そして、カバー
を水栓本体に取着したときに、係合部と被係合部とが係
合して、主カバー体の不用意な拡開を防止できるため、
主カバー体の「抜脱」、「がたつき」、「位置ずれ」等
を防止できる。
バーの外部に露呈させてもよいが、これらを主カバー体
で隠蔽する等して、カバー水栓の外観の向上を図ること
もできる。尚、本発明の「カバー」は、主カバー体及び
副カバー体のみで構成されても、これらを含む3つ以上
のカバー体で構成されてもよい。
において、主カバー体の開放部を片持ち梁状に支持され
たカバー片により構成したことを特徴とする。即ち、本
発明は、この態様の主カバー体が、不用意な拡開を特に
起こし易いことを考慮してなされたものである。
トンネル形状とされ、その上面部分の両側縁で、正面部
分(カバー片)と背面部分(カバー片)とを片持ち梁状
に支持した構造である場合には、主カバー体の内壁面等
に少々の補強用リブを配置したとしても、正面部分及び
背面部分、即ち、片持ち梁状の両カバー片が開放部を広
げる方向にたわみ易いからである。但し、本発明の主カ
バー体には、正面部分及び背面部分が片持ち梁状のカバ
ー片とされる場合に限らず、一方のみが片持ち梁状のカ
バー片とされる場合も含まれる。
のカバー水栓において、主カバー体又は副カバー体の一
方にスライド突条を設け、他方にスライド溝を設け、こ
れらスライド突条とスライド溝とにより主カバー体を副
カバー体に外嵌したことを特徴とする。
ド溝とをスライド嵌合させるため、主カバー体が横方向
に堅固に固定され、係合部及び被係合部の係合状態がよ
り堅固なものとなる。
ド溝を蟻溝状にスライド嵌合させ、この蟻溝状の部分を
係合部及び被係合部としてもよい。この場合には、主カ
バー体が横方向のみならず、前後方向にも堅固に固定さ
れ、係合部及び被係合部の係合状態がより一層、堅固な
ものとなる。また、係合部及び被係合部を、スライド突
条及びスライド溝と別個に設ける必要がないため、各カ
バー体の構造が簡便なものとなると共に、係合部及び被
係合部をカバー水栓の外観として現れないようにするこ
とができる。
において、前記スライド突条の挿入末端部若しくは前記
スライド溝の挿入口部のうちの一方に係合部を設け、他
方に被係合部を設けたことを特徴とする。
用いた係合部分を、スライド突条及びスライド溝を用い
た嵌合部分内で処理できるため、各カバー体の構造を簡
便なものとできると共に、係合部及び被係合部をカバー
水栓の外観として現れないようにすることもできる。
明する。本実施の形態では、デッキタイプのカバー水栓
を用いて請求項1〜請求項4の発明の一具体例を説明す
る。
うに、水栓本体10と、カバーを構成する副カバー体と
しての下側カバー体20と、カバーを構成する主カバー
体としての上側カバー体30と、左右一対のサイドキャ
ップ50、50とを備えている。
の混合調節を行うための温調装置11と、流量調節及び
吐水方向の切換を行うための切換装置12とを内蔵して
いる。また、図1に示すように、水栓本体10の左端か
らは温調装置11を操作するためのスピンドルとこれを
進退可能に挿通する筒状の部分とからなる取付部分13
が突出し、右端からは切換装置12を操作するためのス
ピンドルとこれを進退可能に挿通する筒状の部分とから
なる取付部分14が突出している。
底面の両脇には、給水用の管用ネジAを接続するための
水側接続部15と、給湯用の管用ネジBを接続するため
の湯側接続部16とが略筒形状に設けられている。ま
た、上面の略中央には、吐水管Tを接続するためのカラ
ン側接続部17が略筒形状に設けられている。更に、図
3に示すように、背面の略中央からはシャワーエルボー
Eを接続するためのシャワー側接続部18が略筒形状に
突出している。
前面の略中央には凹所19が設けられ、その奥端に設け
られた雌ネジ部Mに、略蓋状の固定キャップKが螺着さ
れている。この固定キャップKには、その軸線方向に沿
って雌ネジ部mが設けられている。
下方側と、両側面下方側を覆うものであり、図1に示す
ように、略コの字状の外形を備える。また、その前面の
略中央には略U字状の凹部21が設けられ、この凹部2
1には、図3に示すようなネジ挿通孔22が設けられて
いる。そして、下側カバー体20の水栓本体10への固
定は、この挿通孔22を通じて、小ネジRを雌ネジ部m
に螺合することにより行われている。
0の前面の左右両端側と、両側板24の後端面には、上
側カバー体30との接続に用いられるスライド突条25
が形成されている。
示すように、両側面2a、2aを傾斜面とし、上端の挿
入始端部2cから下端の挿入末端部2dに向かって横幅
が徐々に広がるテーパ形状とされている。更に、挿入末
端部2dからは、右方若しくは左方に隣接する他のスラ
イド突条25の側に向かって、略薄板片状の係合部28
を略片持梁状に突出させている。
外嵌されて一体となり、水栓本体10を被覆するもので
ある。この上側カバー体30は、図1に示すように、両
側面及び底面の開放部31〜33を広げる方向に拡開可
能な略トンネル形状のものである。
構成するカバー片3A(以下、上面カバー片とい
う。)、前面部分を構成するカバー片3B(以下、前面
カバー片という。)及び背面部分を構成するカバー片3
C(以下、背面カバー片という。)を有しており、前面
カバー片3B及び背面カバー片3Cが、請求項2の発明
の如く、片持ち梁状に支持されて、水栓本体10を挿通
する開放部31〜33を形成している。具体的には、上
面カバー片3Aの両側縁に前面カバー片3B及び背面カ
バー片3Cが片持ち梁状に支持されており、上面カバー
片3A、前面カバー片3B及び背面カバー片3Cの各側
端部分で側面の側の開放部31、32を形成し、前面カ
バー片3B及び背面カバー片3Cの各下端部分で底面の
側の開放部33を形成している。そして、水栓本体10
への上側カバー体30の着脱に際しては、側面の側の開
放部31、32に水栓本体10の取付部分13、14が
挿通され、底面の側の開放部33に水栓本体10の他の
部分が挿通される。
接続部17が納められる収納部34が略筒状に立ち上げ
られている。更に、図3に示すように、背面の略中央に
は、シャワーエルボーEを挿通するための切り欠きSが
設けられている。
上半部が略半長円状の切り欠き部Pとされ、各下半部が
各一対の厚肉部Wとされている。そして、各厚肉部Wに
は、前述のスライド突条25に対応するスライド溝35
が設けられている。
すように、スライド突条25と略凹凸の反転した溝形状
とされている。即ち、左右の両側壁面3a、3aを傾斜
面とし、上端の挿入奥端部3cから下端の挿入口部3d
に向かって溝幅が徐々に広がるテーパ状の溝とされてい
る。また、挿入口部3dには、右方若しくは左方に隣接
する他のスライド溝35の側に向けて、略矩形状の切り
欠きが設けられ、前述の係合部28に対応する被係合部
38とされている。
への外嵌は、図5(a)に示すように、前者の各スライ
ド溝35と、後者の各スライド突条25とをスライド嵌
合させながら行われる。かかるスライド嵌合により、図
5(b)に示すように、スライド突条25の両側面2
a、2aと、スライド溝35の両側壁面3a、3aとが
面接触し、両カバー体20、30は、その接続方向及び
左右方向に沿って位置決めされた状態になる。
入始端部(上端面)2cと、スライド溝35の挿入奥端
部(奥端面)3cとが当接しているが、これらの間に
「すき間」が存在してもよい。
うに、上側カバー体30の底面側四隅の被係合部38
が、下側カバー体20の対応する係合部28に対して、
前後方向、即ち、上側カバー体30の「反」拡開方向に
係合される。しかも、前述の面接触により、上側カバー
体30は、下側カバー体20に対して左右方向に固定さ
れる。このため、この被係合部38及び係合部28の係
合状態は堅固なものとなり、上側カバー体30の拡開が
確実に禁止される。
突条25に設け、被係合部38をスライド溝35に設け
ているため、各カバー体20、30の構造が複雑化しな
い。更に、上側カバー体30により、係合部28及び被
係合部38が隠蔽され、外観として現れないため、この
被係合部38等がカバー水栓の外観を損なわない。
に、上側カバー体30の切り欠き部Pに嵌め込まれるも
のであり、平面略半長円形状とされている。また、この
キャップ50には、前述の取付部分13、14を、その
軸線方向に沿って挿通させる挿通孔51が穿設されてい
る。更に、このキャップ50は、その裏面より弾性係合
片52を突出させ、この係合片52を用いて上側カバー
体30の両端側内壁面に係合固定されている。
水管Tと、カラン側接続部17との接続に用いられる固
定用金具(袋ナット)70により、上側カバー体30の
水栓本体10への最終的な固定が行われる。具体的に
は、固定用金具70のフランジ部とカラン側接続部17
の上面とで、上側カバー体30を挟持固定している。
左側の取付部分13に、温調装置11を操作するための
温調ハンドル81が配置され、右側の取付部分14に、
切換装置12を操作するための切換ハンドル82が配置
されている。
本カバー水栓では、固定用金具70を用いた「上側カバ
ー体30の最終的な固定」を、この水栓の製造の最終段
階(出荷前等)に行うのが一般的である。即ち、この水
栓が製造ラインにある場合等には、この最終的な固定を
行わないのが一般的と考えられる。
備えないとすると、製造ライン等において、図7(a)
に示すように、上側カバー体30が誤って抜脱する可能
性が残ることになる。従って、製造ラインの作業者等
は、この抜脱を避けるために、自己の作業を必要以上に
慎重に行うことが必要となり、このカバー水栓の生産性
が低下することがある。また、吐水管Tの取り換え等を
行う際にも、上側カバー体30が不用意に外れて床等に
落下し、破損する可能性もある。
ドキャップ50を用いると、上側カバー体30を抜脱し
ようとしても、取付部分13、14がキャップ50に引
っかかる。しかも、前述のように、上側カバー体30の
拡開が禁止されているため、本カバー水栓では、上側カ
バー体30の抜脱を確実に防止できる。
しようとすれば、カバーの構造が複雑化したり、カバー
の着脱が困難となる。一方、本実施品では、水栓本体1
0の両側面の下方側を下側カバー20の側板24で隠蔽
し(両側面の上方側はサイドキャップ50、50及びハ
ンドル81、82により隠蔽する。)、水栓本体10の
前面、上面及び背面を上側カバー体30で隠蔽してい
る。そして、このように、カバーを分割タイプとするこ
とで、カバーの構造の簡便化と、着脱作業の容易化とが
図られている。
0を水栓本体10にしっかりとネジ止め固定すると共
に、上側カバー体30を下側カバー体20に外嵌し、し
かも、上側カバー体30の抜脱がサイドキャップ50等
の働きで確実に防止されているため、カバー全体が水栓
本体10に堅固に取着されている。
0が水栓本体10の両端側を除く1点で固定されている
ため、図8(a)に示すように、このカバー体20と、
上側カバー体30とからなるカバーが、水栓本体10に
正しく取着されていない場合でも、その修正を手軽に行
い、カバーの下面と、水栓本体10の下面とを面一の状
態とできる。
数のネジを用いて行うと、その出荷時や施工時等に、カ
バーが傾いていることを発見しても、その修正には大き
な手間を必要とする。この修正を行うためには、吐水管
TやシャワーエルボーE等を水栓本体10から取り外し
た後に、複数のネジを取り外し、カバーが傾かないよう
に細心の注意を払いながら、各ネジの螺合や吐水管Tの
取着等を行うことが必要となるからである。
小ネジRを回転中心として回転可能なため、カバー全体
の傾きを瞬時に修正できる。その際、吐水管Tやシャワ
ーエルボーE等を取り外さなくてもよい(但し、固定用
金具70等を必要に応じて緩める)。このように、カバ
ーの傾きの事後的な修正が容易であるため、カバー体2
0、30の取着を気軽に行うことができ、カバー水栓の
生産、施工、メンテナンス等の作業性が向上する。
バー自体に直接、施す必要はない。即ち、図8(a)に
示すように、カバーが傾いている場合には、管用ネジ
A、Bに螺合される固定用ナットG、Hを締付ければ、
カバーの下面の一部Nがデッキ面Jに当接する。この状
態から、固定用ナットG、Hを更に締付けると、カバー
は小ネジRを回転中心とし、カバーの下面の一部Nを回
転力の作用点として回転し、図8(b)に示すように、
その傾きを自己修正するからである。
21等が上側カバー体30で隠蔽されるため、外観が優
れている。
た実施の形態に示すものに限定されず、前記各発明の範
囲で種々の変形例を例示できる。
被係合部38をカバー水栓の外観として露呈させること
もできる。例えば、各スライド突条25の挿入末端部2
dや下側カバー体20の下面より、縦断面L字状の係合
部28を突出させ、この係合部28を上側カバー体30
の前面及び背面(これらの面が被係合部38を構成す
る。)に係合することができる。
体30の着脱方向と異なる方向に突出し、しかも、この
カバー体30の取着後に、外部へと露出する突出部」と
して取付部分13、14を有している。仮に、この水栓
本体10が、この取付部分13、14の代わりに、若し
くは、この取付部分13、14と共に「他の突出部」を
有し、上側カバー体30がこの「他の突出部」を挿通さ
せる「他の開放部」を有する場合には、この「他の開放
部」に対して、「他のサイドキャップ」を配置してもよ
い。
0の側方に突出し、上側カバー体30に、これを挿通さ
せる開放部が設けられる場合には、カラン側接続部17
を挿通可能な挿通孔を備えたサイドキャップを用いても
よい。また、サイドキャップ50に代表される抜脱防止
体は挿通孔51を備えるものに限定されない。例えば、
上面や側面等に開口する切り欠き状の挿通部を備えたも
のであってもよい。
5は、本実施品の略テーパ状のものに限定されない。例
えば、図9に示すように、ストレートタイプ(横断面積
が一定のタイプ)のスライド突条25と、ストレートタ
イプ(溝の幅、溝の深さが一定のタイプ)のスライド溝
35とを用いた変形例を例示できる。
の点で優れている。変形例では、両カバー体20、30
の接続の際に、対応関係にあるスライド突条25とスラ
イド溝35との位置合わせを、両者の間の僅かなクリア
ランスを許容誤差として正確に行うことが必要である。
図5(a)に示すように、スライド突条25のサイズの
小さな挿入始端部2cが、スライド溝35のサイズの大
きな挿入口部3dに挿入可能となるように行えばよい。
即ち、この位置合わせを「大まか」に行えば足りるた
め、両カバー体20、30の接続作業をより円滑に行う
ことができる。
の接続方向に沿った位置決めを、図9(b)に示すよう
に、スライド突条25の先端面(挿入始端部)2cと、
スライド溝35の奥端面(挿入奥端部)3cとを当接さ
せて行うことが必要である。従って、十分な位置決め精
度を得るためには、スライド突条25と、スライド溝3
5の寸法精度を高くすることが必要となる。
述のように、スライド突条25の両側面2a、2aと、
スライド溝35の両側壁面3a、3aとの面接触で行う
ため、スライド突条25及びスライド溝35の寸法精度
をある程度ラフにしても、十分な位置決め精度が得られ
る。
を接続した後に、図9(b)に示すように、両側面2
a、2aと、両側壁面3a、3aとの間等に、スライド
突条25と、スライド溝35との間のクリアランスに起
因した「すき間2g」が存在するため、両カバー体2
0、30の間に相対的な「がたつき」を生ずる恐れがあ
る。一方、本実施品では、スライド突条25と、スライ
ド溝35とが互いに面接触するため、この「がたつき」
を生じ難い。
脂等を用いて一体成形することを考えると、この変形例
のように、ストレートタイプのスライド突条25やスラ
イド溝35を備える成形品(カバー体20、30)をそ
の成形用金型から取り出すことは困難である。従って、
成形用金型の構造を複雑にすること等が必要となり、カ
バー体20、30の製造コストが高くなり易い。
びスライド溝35が略テーパ状となり、「抜き勾配」を
備えた形状とされるため、成形用金型に特別な工夫を施
さなくても、成形品としての各カバー体20、30をこ
の金型から取り外すことが容易である。
を傾斜させた純粋なテーパ状のスライド突条25と、両
側壁面3a、3aを傾斜させた純粋なテーパ状のスライ
ド溝35を例示したが、これらが一方の側面2a(一方
の側壁面3a)のみを傾斜させた略テーパ状のもの(例
えば、勾配を備えたキー形状のスライド突条25)であ
ってもよい。
5(スライド溝35)の横幅(溝幅)を変化させて「略
テーパ状」としたものを例示したが、厚み(深さ)を変
化させたり、横幅(溝幅)及び厚み(深さ)の双方を変
化させて「略テーパ状」としたものであってもよい。
と、不用意に拡開しない主カバー体を備え、しかも、着
脱の容易なカバーにより、水栓本体を被覆したカバー水
栓が得られる。また、請求項2の発明によると、主カバ
ー体の開放部を、片持ち梁状のカバー片で構成したカバ
ー水栓において請求項1の発明の効果が得られる。
び被係合部の係合状態がより堅固なものとなり、主カバ
ーの不用意な拡開をより確実に防止できる。また、請求
項4の発明によると、各カバー体の構造を簡便なものと
できると共に、係合部及び被係合部を外観として現れな
いようにすることができる。
斜視図である。
面図である。
斜視図である。
条及びスライド溝の概略的な縦断面図、(b)はスライ
ド嵌合したスライド突条及びスライド溝の概略的な縦断
面図である。
係合部が係合される前の被係合部と、係合部が係合され
た後の被係合部とを、図2の2−2横断面で示した概略
的な説明図である。
略した概略的な縦断面図、(b)は本カバー水栓の概略
的な縦断面図である。
す概略的な正面図、(b)はカバーの傾きを自己修正し
た後の状態を示す概略的な正面図である。
イド溝の斜視図、(b)変形例に係わるスライド突条及
びスライド溝がスライド嵌合する途上を示す概略的な縦
断面図である。
3、14;取付部分、15;水側接続部、16;湯側接
続部、17;カラン側接続部、18;シャワー側接続
部、19;凹所、M;雌ネジ部、20;下側カバー体
(副カバー体)、21;凹部、22;ネジ挿通孔、2
4;側板、25;スライド突条、2a;側面、2c;挿
入始端部(先端面)、2d;挿入末端部、28;係合
部、2g;すき間、30;上側カバー体(主カバー
体)、3A;上面カバー片、3B;前面カバー片、3
C;背面カバー片、31〜33;開放部、34;収納
部、S;切り欠き、P;切り欠き部、W;厚肉部、3
5;スライド溝、38;被係合部、3a;側壁面、3
c;挿入奥端部(奥端面)、3d;挿入口部、50;サ
イドキャップ、51;挿通孔、52;弾性係合片、7
0;固定用金具(袋ナット)、81;温調ハンドル、8
2;切換ハンドル、A、B;管用ネジ、G、H;固定用
ナット、J;デッキ面、T;吐水管、E;シャワーエル
ボー、K;固定キャップ、m;雌ネジ部、R;小ネジ。
Claims (4)
- 【請求項1】 副カバー体と、水栓本体を挿通する開放
部を有し該開放部が前記副カバー体に外嵌されて副カバ
ー体に一体化される主カバー体と、を備えたカバーによ
り水栓本体が被覆されたカバー水栓において、 前記主カバー体又は副カバー体の一方に係合部を設け、
他方に、前記係合部との係合により副カバー体に対する
主カバー体の拡開を防止する被係合部を設けたことを特
徴とするカバー水栓。 - 【請求項2】 主カバー体の開放部を、片持ち梁状に支
持されたカバー片により構成したことを特徴とする請求
項1記載のカバー水栓。 - 【請求項3】 主カバー体又は副カバー体の一方にスラ
イド突条を設け、他方にスライド溝を設け、これらスラ
イド突条とスライド溝とにより主カバー体を副カバー体
に外嵌したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載のカバー水栓。 - 【請求項4】 前記スライド突条の挿入末端部若しくは
前記スライド溝の挿入口部のうちの一方に係合部を設
け、他方に被係合部を設けたことを特徴とする請求項3
記載のカバー水栓。
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JP10707598A Expired - Fee Related JP3513694B2 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | カバー水栓 |
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1998
- 1998-04-01 JP JP10707598A patent/JP3513694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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