JPH10185244A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

空気調和機の室外機

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JPH10185244A
JPH10185244A JP34081596A JP34081596A JPH10185244A JP H10185244 A JPH10185244 A JP H10185244A JP 34081596 A JP34081596 A JP 34081596A JP 34081596 A JP34081596 A JP 34081596A JP H10185244 A JPH10185244 A JP H10185244A
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JP
Japan
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electrical component
component box
air conditioner
outdoor unit
flange
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JP34081596A
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English (en)
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Isao Ogawa
功 小川
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂からなる外胴の上面に沿って設けた
補強板に、電装品箱を前面側から挿脱できて、仮固定し
たのちに容易に固定できるようにした空気調和機の室外
機を提供する。 【解決手段】 補強板８の前後端から前部フランジ8aお
よび後部フランジ8bを垂下し、同後部フランジと電装品
箱４の後部とに雄雌の係合部4aおよび8cを設け、前記前
部フランジと前記電装品箱の前部とに凹凸状の係止部8e
および4dを設け、仕切板２の前端および、または前記前
部フランジと前記電装品箱の前部とにねじ孔2a、4eおよ
び挿通孔8d、4fからなる固定部を設け、前記電装品箱
を、前記係合部により係合し前記係止部により係止して
前記補強板に仮固定したのちに、ねじ９により前記固定
部の挿通孔を挿通しねじ孔に螺着して固定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の室外
機に係わり、より詳細には、合成樹脂からなる外胴の上
面に沿って設けた補強板に、電装品箱を前面側から挿脱
できて、仮固定したのちに容易に固定できるようにした
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機の室外機は、例えば図
１および図４で示すように、本体１内を仕切板２により
圧縮機室と熱交換器室とに区画し、前記圧縮機室に圧縮
機３を設け、同圧縮機３の上部に電装品箱４を設け、前
記熱交換器室に熱交換器５等を設け、これらを上面およ
び前面からなるフロントカバー６と、背面および両側面
からなるリヤカバー７とからなる合成樹脂製の外胴によ
ってカバーし、前記フロントカバー６上面の長手方向に
沿って補強板８を設けてなる構成であった。
【０００３】前記電装品箱４は、前記仕切板２および前
記リヤカバー７にねじ止めするとともに、その前面およ
び側面の一部を電装品箱カバー4'で覆って前記補強板８
の下部に固定されていた。
【０００４】しかしながら、前記電装品箱４内のサービ
ス作業を行う際、前記フロントカバー６を取り外した
上、前記補強板８および前記電装品箱カバー4'を取り外
す必要があるため、作業性が悪くなるという問題を有し
ていた。
【０００５】また、とくに本体１がベランダ等に天吊り
状態で設置されているような場合、本体１上部のスペー
スがないためサービス作業が困難となっていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑み、合成樹脂からなる外胴の上面に沿って設けた
補強板に、電装品箱を前面側から挿脱できて、仮固定し
たのちに容易に固定できるようにした空気調和機の室外
機を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、本体内を仕切板により圧縮機室と熱交換器室
とに区画し、前記圧縮機室に圧縮機を設け、同圧縮機の
上部に電装品箱を設け、前記熱交換器室に熱交換器等を
設け、これらを上面および前面からなるフロントカバー
と、背面および両側面からなるリヤカバーとからなる合
成樹脂製の外胴によってカバーし、前記フロントカバー
上面の長手方向に沿って補強板を設けてなる空気調和機
の室外機において、前記補強板は、長手方向の両端部を
前記リヤカバーの両側面上部に係止するとともに、前後
端から前部フランジおよび後部フランジを垂下し、同後
部フランジと前記電装品箱の後部とに雄雌の係合部を設
け、前記前部フランジと前記電装品箱の前部とに凹凸状
の係止部を設け、前記仕切板の前端および、または前記
前部フランジと前記電装品箱の前部とにねじ孔および挿
通孔からなる固定部を設け、前記電装品箱を、前記係合
部により係合し前記係止部により係止して前記補強板に
仮固定したのちに、ねじにより前記固定部の挿通孔を挿
通しねじ孔に螺着して固定するようにした構成となって
いる。
【０００８】また、前記係合部が、前記補強板の後部フ
ランジに設けた係合孔と、前記電装品箱の後部に設けた
係合片とからなり、同係合片を前記係合孔に挿入して、
前記後部フランジに前記電装品箱の後部を係合するよう
にした構成となっている。
【０００９】また、前記係合片および、または前記係合
孔を複数設けた構成となっている。
【００１０】また、前記係合孔を左右に延びる長孔で形
成する一方、前記係合片の一側に係止爪を形成し、同係
止爪に前記係合孔の周縁を係止して前記電装品箱の後部
を保持できるようにした構成となっている。
【００１１】また、前記係合片の先端を、先細に形成し
た構成となっている。
【００１２】また、前記電装品箱の後部に、同電装品箱
の前部を低く傾斜させた状態で前記係止爪を前記係合孔
の周縁に係止して保持した際、前記後部フランジにほぼ
平行に当接する傾斜面を設けた構成となっている。
【００１３】また、前記係止部を、絞り加工により円弧
状断面にした構成となっている。
【００１４】また、前記係止部の位置に対応する前記前
部フランジの先端を、前方に向けて傾斜させた構成とな
っている。
【００１５】また、前記固定部は、前記係止部により前
記電装品箱を前記前部フランジに係止し仮固定した位置
で、前記ねじ孔および前記挿通孔をほぼ同心状に位置合
わせできるようにした構成となっている。
【００１６】更に、前記ねじ孔に、後方に突出する突部
を設けた構成となっている。
【００１７】
【発明の実施の形態】以上のように構成したので、合成
樹脂からなる外胴の上面に沿って設けた補強板に、電装
品箱を前面側から挿脱できて、仮固定したのちに容易に
固定できるようにした空気調和機の室外機となる。
【００１８】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による実施例を
詳細に説明する。図１と、図２（Ａ）および図２（Ｂ）
と、図３（Ａ）および図３（Ｂ）とにおいて、１は空気
調和機の室外機本体、２は同本体１内を圧縮機室と熱交
換器室とに区画した仕切板で、前記圧縮機室には従来技
術で図４に基づき説明したのと同様に圧縮機３が設けら
れ、同圧縮機３の上部には電装品箱４が設けられ、前記
熱交換器室には従来技術で図４に基づき説明したのと同
様に熱交換器５等が設けられ、これらは上面および前面
からなるフロントカバー６と、背面および両側面からな
るリヤカバー７とからなる合成樹脂製の外胴によってカ
バーされ、前記フロントカバー６の上面を補強するた
め、その長手方向に沿って補強板８が設けられた構成と
なっている。
【００１９】前記補強板８は、長手方向の両端部を前記
リヤカバー７の両側面上部に係止するとともに、前後端
から前部フランジ8aおよび後部フランジ8bを垂下し、同
後部フランジ8bと前記電装品箱４の後部とに後述する雄
雌の係合部を設け、前記前部フランジ8aと前記電装品箱
４の前部とに凹凸状の係止部8eおよび4dを設け、前記仕
切板２の前端および前記前部フランジ8aと前記電装品箱
４の前部とにねじ孔2a、4eおよび挿通孔4f、8dからなる
固定部を設け、前記電装品箱４を本体１の前面側から組
み入れて、後述する係合部により係合し前記係止部8eお
よび4dにより係止して前記補強板８に仮固定したのち
に、ねじ９により前記固定部の挿通孔4f、8dを挿通しね
じ孔2a、4eに螺着して固定するようにした構成となって
おり、これによって、合成樹脂からなる前記外胴の上面
に沿って設けた前記補強板８に、前記電装品箱４を本体
１の前面側から挿脱できるようになるとともに、前記係
止部8eおよび4dにより容易に仮固定したのちに正確に固
定できるようになり、前記電装品箱４内のサービス作業
を行う際、前記フロントカバー６を取り外したのちに、
上記に従来技術で説明した前記補強板８および前記電装
品箱カバー4'を取り外す作業をなくして、作業性を向上
できるようにした構造となっている。
【００２０】また、前記後部フランジ8bと前記電装品箱
４の後部とに設けた係合部が、前記補強板８の後部フラ
ンジ8bに設けた係合孔8cと、前記電装品箱４の後部に設
けた係合片4aとからなり、同係合片4aを前記係合孔8cに
挿入して、前記後部フランジ8bに前記電装品箱４の後部
を係合するようにした構成となっており、これによっ
て、前記電装品箱４の後部を、前記本体１の前面側から
前記後部フランジ8bに挿脱可能に係合できるようにした
構成となっている。
【００２１】また、前記係合片4aおよび、または前記係
合孔8cを複数設けたことにより、前記電装品箱４の後部
を前記後部フランジ8bに正確に係合できるようにした構
成となっている。
【００２２】また、前記係合孔8cを左右に延びる長孔で
形成する一方、前記係合片4aの一側に係止爪4cを形成し
て基端部に溝部4bを構成し、同係止爪4cに前記係合孔8c
の周縁を係止して前記電装品箱４の後部を保持できるよ
うにしたことにより、前記電装品箱４の後部を前記後部
フランジ8bに係合した際、前記電装品箱４を、前部を低
く傾斜させた状態で落下させないよう正確に保持できる
ようにした構成となっている。
【００２３】また、前記係合片4aの先端を先細に形成し
たことにより、前記係合孔8cに前記係合片4aを容易に係
合できるようにした構成となっている。
【００２４】また、前記電装品箱４の後部に、同電装品
箱４の前部を低く傾斜させた状態で前記係止爪4cを前記
係合孔8cの周縁に係止して保持した際、前記後部フラン
ジ8bにほぼ平行に当接する傾斜面4gを設けたことによ
り、前記後部フランジ8bの先端が前記電装品箱４の後部
に当接することによって、同電装品箱４の後部を傷付け
ることがないよう、面同士を接触させることにより前記
電装品箱４の後部を安定させた状態で保持できるように
した構成となっている。
【００２５】また、前記係止部8eおよび4dを、絞り加工
により円弧状断面で形成したことによって、寸法形状が
正確に仕上げられると共にコスト的に有利な構成とな
り、また、円滑に係止できるようにして取り扱いやすく
した構成となっている。
【００２６】また、前記係止部8eおよび4dの位置に対応
する前記前部フランジ8aの先端8a'は、図３で示すよう
に先端を前方に向けて傾斜させたことにより、前記係止
部により電装品箱４の前部を係止する際、傾斜させた前
記前部フランジ8aの先端8a'で案内して円滑に係止でき
るようにした構成となっている。
【００２７】また、前記固定部は、前記係止部8eおよび
4dにより前記電装品箱４を前記前部フランジ8aに係止し
仮固定した位置で、前記ねじ孔2a、4eおよび前記挿通孔
4f、8dをほぼ同心状に位置合わせできるようにした構成
となっており、これによって、前記電装品箱４を仮固定
した状態のまま容易に固定できるようにした構成となっ
ている。
【００２８】更に、前記ねじ孔2a、4eに、後方に突出す
る突部ａを設けたことにより、同ねじ孔2a、4eの強度を
増強させて、前記ねじ９により前記電装品箱４を強固に
固定できるようにした構成となっている。
【００２９】以上の構成により、図１と、図２（Ａ）お
よび図２（Ｂ）と、図３（Ａ）および図３（Ｂ）とで示
すように、前記補強板８の前後端から前部フランジ8aお
よび後部フランジ8bを垂下し、同後部フランジ8bと前記
電装品箱４の後部とに前記雄雌の係合部を設け、前記前
部フランジ8aと前記電装品箱４の前部とに前記係止部8e
および4dを設け、前記仕切板２の前端および前記前部フ
ランジ8aと前記電装品箱４の前部とにねじ孔2a、4eおよ
び挿通孔4f、8dからなる固定部を設け、前記電装品箱４
を本体１の前面側から組み入れて、前記係合部により係
合し前記係止部8eおよび4dにより係止して前記補強板８
に仮固定したのちに、ねじ９により前記固定部の挿通孔
4f、8dを挿通しねじ孔2a、4eに螺着して固定するように
したことにより、前記補強板８に、前記電装品箱４を本
体１の前面側から挿脱できるようになるとともに、容易
に仮固定したのちに正確に固定できるようになり、前記
電装品箱４内のサービス作業を行う際、前記フロントカ
バー６を取り外したのちに、上記に従来技術で説明した
前記補強板８および前記電装品箱カバー4'を取り外す必
要をなくして、作業性を向上できるようにした空気調和
機の室外機となる。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明によると、合成樹脂
からなる外胴の上面に沿って設けた補強板に、電装品箱
を前面側から挿脱できて、仮固定したのちに容易に固定
できるようにした空気調和機の室外機となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明および従来例による空気調和機の室外機
の斜視図である。
【図２】本発明による空気調和機の室外機の要部斜視図
であり、（Ａ）は電装品箱および補強板を示し、（Ｂ）
は補強板の背面側を示す。
【図３】本発明による空気調和機の室外機の要部説明図
で、（Ａ）は要部断面図であり、（Ｂ）は要部側面図で
ある。
【図４】従来例による空気調和機の室外機の要部斜視図
である。
【符号の説明】
１ 空気調和機の室外機本体 ２ 仕切板 2a，4e ねじ孔 ３ 圧縮機 ４ 電装品箱 4a 係合片 4b 溝部 4c 係止爪 4d，8e 凹凸状の係止部 4f 挿通孔 4g 傾斜面 ５ 熱交換器 ６ フロントカバー ７ リヤカバー ８ 補強板 8a 前部フランジ 8b 後部フランジ 8c 係合孔 8d 挿通孔 ９ ねじ ａ 突部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 本体内を仕切板により圧縮機室と熱交換
    器室とに区画し、前記圧縮機室に圧縮機を設け、同圧縮
    機の上部に電装品箱を設け、前記熱交換器室に熱交換器
    等を設け、これらを上面および前面からなるフロントカ
    バーと、背面および両側面からなるリヤカバーとからな
    る合成樹脂製の外胴によってカバーし、前記フロントカ
    バー上面の長手方向に沿って補強板を設けてなる空気調
    和機の室外機において、 前記補強板は、長手方向の両端部を前記リヤカバーの両
    側面上部に係止するとともに、前後端から前部フランジ
    および後部フランジを垂下し、同後部フランジと前記電
    装品箱の後部とに雄雌の係合部を設け、前記前部フラン
    ジと前記電装品箱の前部とに凹凸状の係止部を設け、前
    記仕切板の前端および、または前記前部フランジと前記
    電装品箱の前部とにねじ孔および挿通孔からなる固定部
    を設け、前記電装品箱を、前記係合部により係合し前記
    係止部により係止して前記補強板に仮固定したのちに、
    ねじにより前記固定部の挿通孔を挿通しねじ孔に螺着し
    て固定するようにしたことを特徴とする空気調和機の室
    外機。
  2. 【請求項２】 前記係合部が、前記補強板の後部フラン
    ジに設けた係合孔と、前記電装品箱の後部に設けた係合
    片とからなり、同係合片を前記係合孔に挿入して、前記
    後部フランジに前記電装品箱の後部を係合するようにし
    たことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の室外
    機。
  3. 【請求項３】 前記係合片および、または前記係合孔を
    複数設けたことを特徴とする請求項２記載の空気調和機
    の室外機。
  4. 【請求項４】 前記係合孔を左右に延びる長孔で形成す
    る一方、前記係合片の一側に係止爪を形成し、同係止爪
    に前記係合孔の周縁を係止して前記電装品箱の後部を保
    持できるようにしたことを特徴とする請求項２乃至請求
    項３記載の空気調和機の室外機。
  5. 【請求項５】 前記係合片の先端を、先細に形成したこ
    とを特徴とする請求項４記載の空気調和機の室外機。
  6. 【請求項６】 前記電装品箱の後部に、同電装品箱の前
    部を低く傾斜させた状態で前記係止爪を前記係合孔の周
    縁に係止して保持した際、前記後部フランジにほぼ平行
    に当接する傾斜面を設けたことを特徴とする請求項４記
    載の空気調和機の室外機。
  7. 【請求項７】 前記係止部を、絞り加工により円弧状断
    面にしたことを特徴とする請求項１記載の空気調和機の
    室外機。
  8. 【請求項８】 前記係止部の位置に対応する前記前部フ
    ランジの先端を、前方に向けて傾斜させたことを特徴と
    する請求項１または請求項７記載の空気調和機の室外
    機。
  9. 【請求項９】 前記固定部は、前記係止部により前記電
    装品箱を前記前部フランジに係止し仮固定した位置で、
    前記ねじ孔および前記挿通孔をほぼ同心状に位置合わせ
    できるようにしたことを特徴とする請求項１記載の空気
    調和機の室外機。
  10. 【請求項１０】 前記ねじ孔に、後方に突出する突部を
    設けたことを特徴とする請求項１または請求項９記載の
    空気調和機の室外機。
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