JPH1128677A - ピン脱着装置 - Google Patents

ピン脱着装置

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JPH1128677A
JPH1128677A JP18478197A JP18478197A JPH1128677A JP H1128677 A JPH1128677 A JP H1128677A JP 18478197 A JP18478197 A JP 18478197A JP 18478197 A JP18478197 A JP 18478197A JP H1128677 A JPH1128677 A JP H1128677A
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Hiroshige Tsujimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの部材を相対揺動可能に枢着するピンを
油圧により容易に脱着することのできるピン脱着装置を
提供すること。 【解決手段】 中空シリンダーユニット1と牽引ロッド
8を備え、中空シリンダーユニット1は、シリンダー本
体2の中空ピストンロッド4の出退側とは反対側に連設
され且つ脱着対象ピンを支持するピン受け部材の表面に
当接する当接端面7aを有する反力受け用当接部材7を
備え、牽引ロッド8は、中空シリンダーユニット1の中
空ピストンロッド4を貫通するもので、外端側には前記
中空ピストンロッド4の外端面4aに当接する受け金具
9を備えるとともに、内端には脱着対象ピンの端部に対
し係脱自在なピン結合部10を備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業機械など
において2つの部材を相対揺動可能に枢着するピボット
ピンとして組み込まれているピンを脱着するためのピン
脱着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの部材を相対揺動可能に枢着するピ
ボットピンとして組み込まれているピンは、一般的に、
一端側に形成されたキープレート溝にキープレートを嵌
合させ、このキープレートをピン受け部材にボルト止め
するなどの方法により固定されている。しかして、当該
ピン自体の交換や当該ピンで枢着されている可動側部材
の交換などに際しては、前記キープレートを取り外した
後、ピンの露出頭部を工具で挟んで抜き取るかまたは、
抜き取り方向とは反対側のピン端部をハンマーなどで打
ち叩いて抜き取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなピン抜き
取り作業では、多大の手間と時間がかかるばかりでな
く、ピンの端部を損傷させて再使用に支障を来す恐れが
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得るピン脱着装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、中空シリンダーユニット1
と牽引ロッド8を備え、中空シリンダーユニット1は、
シリンダー本体2の中空ピストンロッド4の出退側とは
反対側に連設され且つ脱着対象ピン20,30を支持す
るピン受け部材21,22の表面に当接する当接端面7
aを有する反力受け用当接部材7を備え、牽引ロッド8
は、中空シリンダーユニット1の中空ピストンロッド4
を貫通するもので、外端側には前記中空ピストンロッド
4の外端面4aに当接する受け金具9を備えるととも
に、内端には脱着対象ピン20,30の端部に対し係脱
自在なピン結合部10を備えた構成となっている。
【0005】なお、具体的には、牽引ロッド8のピン結
合部10は、抜き取り対象ピン20の露出頭部20aが
内嵌する凹部17と、当該凹部17に内嵌した抜き取り
対象ピン20の露出頭部20aのキープレート嵌合用溝
24に対し嵌脱自在な係合片18とを備えたピン結合金
具13を牽引ロッド8の内端に取り付けて構成すること
ができる。
【0006】また、反力受け用当接部材7は中空シリン
ダーユニット1と同心状の円筒状とし、前記ピン結合金
具13に前記円筒状の反力受け用当接部材7内に軸心方
向移動可能に嵌合する円柱状外周面13aを形成して、
前記円筒状の反力受け用当接部材7により牽引ロッド8
で牽引される前記ピン結合金具13を案内させることが
できる。
【0007】さらに、牽引ロッド8の外端受け金具9
は、牽引ロッド8に対し取外し可能で且つ長さ方向に位
置調整可能に構成することができる。
【0008】また、装着対象ピン30の先端に設けられ
たねじ孔32に螺嵌結合可能な螺軸部8bを牽引ロッド
8の内端に形成して、これを牽引ロッド8のピン結合部
10とすることにより、本発明装置をピンの組み込みに
活用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1において、1は全長に
わたって中心部に貫通孔1aを備えた中空シリンダーユ
ニットであって、中空シリンダー本体2、シリンダーエ
ンドキャップ3、中空ピストンロッド4、ピストンロッ
ド復帰用スプリング5、及び油圧配管6から構成され、
油圧配管6に例えば手動また足踏み式油圧ポンプなどを
接続して圧力油を中空シリンダー本体2内に供給するこ
とにより、中空ピストンロッド4を図示の退入限位置か
らスプリング5の付勢力に抗してシリンダーエンドキャ
ップ3側から進出移動させ、油圧配管6を開放すること
により、進出位置にある中空ピストンロッド4をスプリ
ング5の付勢力で図示の退入限位置へ自動復帰させるこ
とができるものである。
【0010】7は円筒状の反力受け用当接部材であっ
て、中空シリンダー本体2の中空ピストンロッド4が出
退する側とは反対側(シリンダーエンドキャップ3のあ
る側とは反対側)に中空ピストンロッド4と同心状に連
設され、先端には、図5A,Bに示すように引き抜き対
象ピン20を支持するピン受け部材21の表面21bに
当接する当接端面7aを有する。
【0011】8は牽引ロッドであって、中空シリンダー
ユニット1の中空ピストンロッド4及び円筒状の反力受
け用当接部材7内に挿通され、外端側には前記中空ピス
トンロッド4の外端面4aに当接する受け金具9を備え
るとともに、内端にはピン結合部10を備えている。前
記受け金具9は、牽引ロッド8に挿脱自在に外嵌する受
け座金11と、当該受け座金11の外側で牽引ロッド8
の螺軸部8aに螺嵌するナット12とから成り、受け座
金11は、中空ピストンロッド4の開口部4bに丁度内
嵌する小径部11aと中空ピストンロッド4の外端面4
aに当接するフランジ部11bとを備えている。
【0012】ピン結合部10は、牽引ロッド8の内端螺
軸部8bに着脱自在に螺嵌結合されたピン結合金具13
から成る。このピン結合金具13は、図1及び図2に示
すように、円筒状の反力受け用当接部材7内に軸心方向
移動可能に丁度内嵌する程度の直径の円柱状外周面13
aを備えたもので、金具本体14と、当該金具本体14
に形成した半円形の突出部に対しボルト15により着脱
自在に取り付けられた半円形の着脱部16とから形成さ
れ、当該着脱部16を金具本体14にボルト15で取り
付けたとき、その両者間に、図4に示すように抜き取り
対象ピン20の露出頭部20aが内嵌する凹部17が形
成され、当該凹部17に内嵌したピン頭部20aのキー
プレート嵌合用溝24に対し嵌脱自在な係合片18が前
記着脱部16に形成されている。なお、ボルト15によ
り着脱部16を金具本体14に取り付けた状態では、当
該ボルト15はピン結合金具13の円柱状外周面13a
からは突出しないように構成されている。
【0013】図3A,Bは、本発明装置によって抜き取
られるピン20の使用状態を示している。当該ピン20
は、一対のピン受け部材21,22間で被枢着部材23
を相対揺動可能に枢着するもので、両ピン受け部材2
1,22側のピン孔21a,22aと被枢着部材23側
のピン孔23aとに挿通され、一方のピン頭部20aに
形成されているキープレート嵌合用溝24にキープレー
ト25を嵌合し、当該キープレート25をピン受け部材
21にボルト26により固定している。
【0014】上記のように使用されているピン20を本
発明装置によって抜き取る手順を説明すると、先ず図3
に示すキープレート25を取り外した後、図4に示すよ
うにピン受け部材21から突出しているピン頭部20a
にピン結合金具13を結合する。具体的には、図1に示
すように着脱部16を取り外した状態の金具本体14と
着脱部16とでピン頭部20aを挟むようにして、両者
間に形成される凹部17内にピン頭部20aを嵌合させ
ると同時に、ピン20のキープレート嵌合用溝24に着
脱部16側の係合片18を嵌合させる。係る状態でボル
ト15により着脱部16を金具本体14に結合して、図
4に示すようにピン結合金具13をピン20の頭部20
aに結合する。
【0015】次に上記のピン結合金具13に結合されて
いる牽引ロッド8を、図1に示す円筒状の反力受け用当
接部材7から中空シリンダーユニット1の中央貫通孔1
aに挿通させ、中空ピストンロッド4の開口部4bから
突出する牽引ロッド8の螺軸部8aに受け金具9の受け
座金11を遊嵌させ、当該受け座金11の小径部11a
を前記中空ピストンロッド4の開口部4bに内嵌させた
状態でナット12を牽引ロッド8の螺軸部8aに螺嵌締
結して、図5Aに示すように円筒状の反力受け用当接部
材7の当接端面7aをピン受け部材21の表面21bに
当接させる。このとき、ピン結合金具13は円筒状の反
力受け用当接部材7内に嵌合する。
【0016】上記のように本発明装置がセットされたな
らば、中空シリンダーユニット1の油圧配管6に例えば
手動または足踏み式油圧ポンプなどを接続して、圧力油
を中空シリンダーユニット1内に供給し、中空ピストン
ロッド4をスプリング5の付勢力に抗して中空シリンダ
ー本体2に対し進出移動させる。このとき、中空シリン
ダー本体2と一体の反力受け用当接部材7の当接端面7
aがピン20の周囲でピン受け部材21の表面21bに
当接しているので、図5Bに示すように受け金具9及び
牽引ロッド8を介してピン結合金具13が円筒状の反力
受け用当接部材7内に引き込まれ、当該ピン結合金具1
3にキープレート嵌合用溝24と係合片18とを介して
頭部20aが結合されているピン20が引き抜かれるこ
とになる。
【0017】中空ピストンロッド4が進出限位置に達し
てピン20の引き抜きが完了したならば、ポンプ側の弁
切り換えによって油圧配管6を開放することにより、ス
プリング5の付勢力で中空シリンダー本体2を中空ピス
トンロッド4に対し中空ピストンロッド4を退入させる
方向に移動させ、さらに受け金具9のナット12を弛め
て牽引ロッド8及びピン結合金具13に対し中空シリン
ダーユニット1及び円筒状の反力受け用当接部材7をピ
ン20から遠ざける方向に移動させることにより、ピン
結合金具13を円筒状の反力受け用当接部材7から離脱
させる。係る状態で当該ピン結合金具13のボルト15
を弛めて着脱部16を金具本体14から外し、ピン20
からピン結合金具13を取り外せば良い。
【0018】なお、図示の実施形態では、中空ピストン
ロッド4の進出ストロークをピン20の抜き取り長さよ
りも長くするとともに、円筒状の反力受け用当接部材7
も、ピン結合金具13とこれに結合されたピン20とを
収納し得るだけの長さとして、ピン20をピン受け部材
21のピン孔21aから完全に抜き取れるように構成し
ているが、抜き取り対象ピン20の抜き取り長さが長い
場合には、中空ピストンロッド4が進出限まで進出して
もピン20を完全に抜き取れないので、上記のようにピ
ン結合金具13をピン20から取り外した後、ピン20
を手または適当な工具を利用して抜き取れば良い。
【0019】また、抜き取り対象ピン20の抜き取り長
さよりも中空ピストンロッド4の進出ストロークの短い
中空シリンダーユニット1を使用し、円筒状の反力受け
用当接部材7は、ピン結合金具13とこれに結合された
ピン20とを収納し得るだけの長さとして、中空ピスト
ンロッド4を1回作動させてそのストローク分だけピン
20を引き出した後、中空ピストンロッド4をスプリン
グ5の付勢力で復帰させるとともに、牽引ロッド8の受
け金具9をナット12の締結により中空ピストンロッド
4の外端面4aに当接する位置まで移動させ、再び中空
ピストンロッド4を油圧で進出移動させることにより、
ピン20を完全に抜き取ることも可能である。
【0020】次に本発明装置をピン装着に利用する場合
について説明する。この場合、図6に示すように全長の
長い牽引ロッド8が使用され、当該牽引ロッド8の内端
のピン結合部10として、前記ピン結合金具13の取り
付けに利用することのできる牽引ロッド内端の螺軸部8
bがそのまま利用されている。しかして装着対象ピン3
0は、キープレート嵌合用溝31を備えた頭部30aと
は反対側の端部が先細り形に構成され、当該先細り形端
部30bの先端面に前記牽引ロッド8の内端螺軸部8b
を螺合させることのできるねじ孔32が同心状に形成さ
れている。
【0021】ピン装着に際しては、図6に示すように装
着対象ピン30の先端ねじ孔32に牽引ロッド8の内端
螺軸部8bを螺嵌結合させ、当該牽引ロッド8をピン受
け部材21,22及び被枢着部材23の各ピン孔21a
〜23aにピン挿入方向から挿通させ、ピン孔22aか
ら突出する牽引ロッド8に円筒状の反力受け用当接部材
7及び中空シリンダーユニット1を外嵌させて、中空ピ
ストンロッド4の開口部4bから突出する牽引ロッド8
に受け金具9を前記のように装着する。
【0022】係る状態で中空ピストンロッド4を油圧に
よりスプリング5の付勢力に抗して進出移動させること
により、牽引ロッド8及びピン結合部10(内端螺軸部
8b)を介して装着対象ピン30がピン孔21a〜23
a内に引き込まれる。
【0023】中空ピストンロッド4の1回の進出移動で
はピン30を完全に所定位置まで挿入することができな
い場合は、中空ピストンロッド4を1回作動させてその
ストローク分だけピン30を挿入した後、中空ピストン
ロッド4をスプリング5の付勢力で復帰させるととも
に、牽引ロッド8の受け金具9をナット12の締結によ
り中空ピストンロッド4の外端面4aに当接する位置ま
で移動させ、再び中空ピストンロッド4を油圧で進出移
動させることにより、キープレート嵌合用溝31がピン
受け部材21の表面21bと面一になる位置まで装着対
象ピン30を挿入させることができる。
【0024】ピン孔21a〜23a内の所定位置までピ
ン30を挿入したならば、中空シリンダーユニット1及
び円筒状の反力受け用当接部材7を牽引ロッド8から抜
き取り、そして牽引ロッド8の内端螺軸部8bを装着対
象ピン30のねじ孔32から離脱させれば良い。ピン孔
21a〜23aに挿入されたピン30は、図7に示すよ
うにキープレート嵌合用溝31にキープレート25を嵌
合させ、当該キープレート25をボルト26によりピン
受け部材21に固定すれば良い。
【0025】なお、装着対象ピン30の挿入に利用する
長尺の牽引ロッド8をそのまま抜き取り対象ピン20の
抜き取りに使用しても良い。また、装着対象ピン30の
端部に形成したねじ孔32と同様のねじ孔を抜き取り対
象ピン20の頭部20aに形成するときは、キープレー
ト嵌合用溝24を持たないピンであっても、牽引ロッド
8の内端螺軸部8b(ピン結合部10)を利用して当該
牽引ロッド8と容易に結合することができ、当該ピンの
抜き取りが可能になる。また、ピン結合金具13も不要
になり、装置を安価に構成することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のピン脱着装置によ
れば、中空シリンダーユニット内を貫通させた牽引ロッ
ドの内端のピン結合部を脱着対象ピンの端部に結合し、
当該牽引ロッドの外端側の受け金具を前記中空シリンダ
ーユニットにおける中空ピストンロッドの外端面に当接
させるとともに、中空シリンダーユニットに連設された
反力受け用当接部材の当接端面を脱着対象ピンを支持す
るピン受け部材の表面に当接させた状態で、前記中空シ
リンダーユニットに適当な油圧ポンプにより圧力油を供
給することにより、中空ピストンロッドの進出運動力を
受け金具、牽引ロッド、及びピン結合部を介して脱着対
象ピンに伝達して、当該ピンを油圧力で確実にピン孔か
ら引き出すかまたはピン孔に引き込むことができる。
【0027】即ち、従来のようにピン受け部材から露出
しているピンの頭部を工具で挟んで引き出したり、ピン
の端部のハンマーなどで打ち叩く必要がなくなり、容易
に、しかも確実迅速にピンの脱着作業を行えるととも
に、脱着対象ピンの端部を損傷させてしまって再使用に
支障を来すというような恐れも解消する。
【0028】なお、請求項2に記載の構成によれば、抜
き取り対象ピンのキープレート嵌合用溝を利用して前記
牽引ロッドと当該抜き取り対象ピンとを簡単且つ確実に
結合することができ、キープレート嵌合用溝を有するピ
ンの抜き取りが容易に行える。
【0029】また、請求項3に記載の構成によれば、ピ
ン脱着時に中空シリンダーユニットが反力で脱着対象ピ
ン側へ移動するのを阻止するために必要な反力受け用当
接部材により、ピン結合金具を介して牽引ロッドの内端
部を保持案内させることができるので、ピン脱着作用時
に牽引ロッドに曲げ力が作用する恐れがなくなり、安全
確実にピンの脱着が行える。
【0030】さらに、請求項4に記載の構成によれば、
中空シリンダーユニットから牽引ロッドを分離した状態
で当該牽引ロッドと脱着対象ピンとを結合することがで
きるので、当該結合作業を容易に行えるとともに、中空
シリンダーユニットの作動開始時の遊びを無くして、安
全迅速にピンの脱着が行える。
【0031】また、請求項5に記載の構成によれば、装
着対象ピンの先端にねじ孔を設けておくだけで、当該装
着対象ピンのピン孔への挿入作業も油圧を利用して容易
確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ピン抜き取りに使用する本発明装置の分解縦
断側面図である。
【図2】 ピン結合金具の分解正面図である。
【図3】 A図は抜き取り対象ピンの使用状態を示す縦
断側面図であり、B図は同正面図である。
【図4】 抜き取り対象ピンに牽引ロッドを結合した状
態を示す要部の縦断側面図である。
【図5】 A図は本発明装置を抜き取り対象ピンにセッ
トした状態を示す一部縦断側面図であり、B図は本発明
装置のピン抜き取り動作状態を示す一部縦断側面図であ
る。
【図6】 装着対象ピンに本発明装置をセットした状態
を示す一部縦断側面図である。
【図7】 装着対象ピンが所定位置に装着された状態を
示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 中空シリンダーユニット 2 中空シリンダー本体 3 シリンダーエンドキャップ 4 中空ピストンロッド 5 ピストンロッド復帰用スプリング 6 油圧配管 7 円筒状の反力受け用当接部材 8 牽引ロッド 8a,8b 螺軸部 9 受け金具 10 ピン結合部 11 受け座金 12 ナット 13 ピン結合金具 14 金具本体 15 ボルト 16 着脱部 17 脱着対象ピン頭部嵌合用凹部 18 キープレート嵌合用溝に対する係合片 20 抜き取り対象ピン 21,22 ピン受け部材 23 被枢着部材 24,31 キープレート嵌合用溝 25 キープレート 30 装着対象ピン 32 ねじ孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空シリンダーユニットと牽引ロッドを備
    え、中空シリンダーユニットは、シリンダー本体の中空
    ピストンロッド出退側とは反対側に連設され且つ脱着対
    象ピンを支持するピン受け部材の表面に当接する当接端
    面を有する反力受け用当接部材を備え、牽引ロッドは、
    中空シリンダーユニットの中空ピストンロッドを貫通す
    るもので、外端側には前記中空ピストンロッドの外端面
    に当接する受け金具を備えるとともに、内端には脱着対
    象ピンの端部に対し係脱自在なピン結合部を備えてい
    る、ピン脱着装置。
  2. 【請求項2】牽引ロッドのピン結合部が、牽引ロッドの
    内端に取り付けられたピン結合金具から成り、このピン
    結合金具には、抜き取り対象ピンの露出頭部が内嵌する
    凹部と、当該凹部に内嵌した抜き取り対象ピンの露出頭
    部のキープレート嵌合用溝に対し嵌脱自在な係合片とが
    設けられている、請求項1に記載のピン脱着装置。
  3. 【請求項3】反力受け用当接部材が中空シリンダーユニ
    ットと同心状の円筒状であり、前記ピン結合金具に前記
    円筒状の反力受け用当接部材内に軸心方向移動可能に嵌
    合する円柱状外周面が形成されている、請求項2に記載
    のピン脱着装置。
  4. 【請求項4】牽引ロッドの外端受け金具は、牽引ロッド
    に対し取外し可能で且つ長さ方向に位置調整可能であ
    る、請求項1〜3の何れかに記載のピン脱着装置。
  5. 【請求項5】牽引ロッドのピン結合部が、牽引ロッドの
    内端に形成された螺軸部から成り、当該螺軸部は、装着
    対象ピンの先端に設けられたねじ孔に螺嵌結合可能であ
    る、請求項1に記載のピン脱着装置。
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