JPH11285923A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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JPH11285923A
JPH11285923A JP9360398A JP9360398A JPH11285923A JP H11285923 A JPH11285923 A JP H11285923A JP 9360398 A JP9360398 A JP 9360398A JP 9360398 A JP9360398 A JP 9360398A JP H11285923 A JPH11285923 A JP H11285923A
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JP
Japan
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electrode
axis
tape
positioning means
guide body
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Application number
JP9360398A
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English (en)
Inventor
Masahiro Iesawa
雅宏 家澤
Akihiko Imashiro
昭彦 今城
Atsushi Taneda
淳 種田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工形状ごとに案内体の取り替えを要し、ま
た高精度のリブ加工や3次元の自由曲面を加工できない
などの課題があった。 【解決手段】 電極テープ1を搬送する薄板状の案内体
2と、案内体2のx軸方向位置決め手段25〜28と、
y軸方向位置決め手段21〜24と、z軸方向位置決め
手段15〜20と、x軸回り位置決め手段7と、z軸回
り位置決め手段8,13,14とを備えて構成したの
で、案内体2をx,y,z軸方向の並進位置とx軸およ
びz軸回りの位置の5自由度で高精度に位置決めでき、
案内体2を取り替えず工作物33に3次元の自由曲面を
創成できる。また、加工液34の流動により加工溝33
aから加工くずを効率よく排出でき、高速かつ高精度の
リブ加工ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作物に3次元
の自由曲面を創成する放電加工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、第1の従来技術について説明す
る。図12は特開昭60−177822号公報に開示さ
れた従来の放電加工装置を示す説明図、図13は図12
のB−B拡大断面図である。図において、53は工作
物、54は加工液、55は加工槽56内に設けられた定
盤、64はローラ状の周端面に加工目的形状にほぼ相似
の成形面を有する案内体、65は電極シャンク、66は
サーボモータ67が内蔵され、図示しない放電加工装置
本体のコラムまたは当該コラムから伸びるアームに取り
付けられたヘッド、69は加工用電極としての金属製の
テープ電極68を供給するテープ電極供給装置である。
【0003】70,71はブレーキローラ、72,73
はテープ電極68を真直ぐに矯正するテープ電極矯正ロ
ーラ、74,75は案内体64との間にテープ電極68
を噛み込んで成形する成形ローラである。76,77は
成形ローラ74,75によって成形されたテープ電極6
8を押し潰すテープ電極圧潰ローラ、78,79,8
0,81はガイドローラ、82はピンチローラ、83は
キャプスタン、84はテープ電極回収箱である。
【0004】85は工作物53とテープ電極68間に所
定の放電加工用電圧パルスを供給する加工電源、86,
87は加工槽56をそれぞれx軸およびy軸方向へ移動
させるクロススライドテーブル、88は加工槽56に回
転運動を与えるためにクロススライドテーブル86上に
設けられたターンテーブル、89,90,91はそれぞ
れのクロススライドテーブル86,87、ターンテーブ
ル88を駆動するモータである。
【0005】次に動作について説明する。テープ電極6
8は、図13に示すように、案内体64と成形ローラ7
4,75とによって案内体64の工作物53と相対向す
る成形面部分で所望の加工形状に成形され、加工用電極
となる。そして、テープ電極68は、ヘッド66内に内
蔵されたサーボモータ67によって上下方向の移動が行
われ、工作物53と所定の加工間隙を保って対向する。
【0006】また、テープ電極68は、テープ電極供給
装置69からブレーキローラ70,71を経て、テープ
電極矯正ローラ72,73によってテープ電極68の曲
がりや痕などが取り除かれる。その後テープ電極68
は、成形ローラ74,75と案内体64との間を通過す
ることによって所定形状に成形され、案内体64に密着
することにより、案内体64の成形面部分がテープ電極
68によって覆われることになる。
【0007】工作物53は、クロススライドテーブル8
6,87によってx軸およびy軸方向の移動が与えられ
るととともに、ターンテーブル88によって回転運動が
与えられる。テープ電極68と工作物53の間には、所
定の電圧パルスが加工電源85から供給され、これによ
って生じる放電浸食によって放電加工が進行する。
【0008】加工の進行に伴ってテープ電極68が消耗
するのに応じて、ピンチローラ82およびキャプスタン
83が連続的または間欠的に回動し、案内体64から消
耗したテープ電極68が取り除かれ、新たなテープ電極
68により更新されることになる。消耗したテープ電極
68は、案内体64と成形ローラ75間を通過し、テー
プ電極圧潰ローラ76,77で押し潰され、ピンチロー
ラ82およびキャプスタン83からガイドローラ78,
79,80,81を通過してテープ電極回収箱84に回
収される。
【0009】次に第2の従来技術について説明する。図
14は特開昭60−177823号公報に開示された従
来の放電加工装置を示す説明図、図15は加工用電極部
分を示す拡大斜視図である。なお、以下の説明におい
て、既に説明した部材と同一もしくは相当する部材には
同一の符号を付して説明を省略もしくは簡略化する。図
において、92,93はテープ電極68に電圧パルスを
供給する通電ピン、94は工作物53と相対向する成形
面94bを有する案内体であり、筐体105に支持され
ている。94aは案内体94に形成されたテープ電極挿
通孔、115はテープ電極供給装置69を回動してテー
プ電極68を送り出し、またはテープ電極供給装置69
に制動力を与える制動ローラである。
【0010】次に動作について説明する。案内体94
は、ヘッド66内に内蔵されたサーボモータ67によっ
て上下方向の移動が行われ、工作物53と所定の加工間
隙を保って対向する。テープ電極68は、テープ電極供
給装置69から案内体94のテープ電極挿通孔94a内
を通り、成形面94bの一部に密着して移動し、連続的
または間欠的に回動する制動ローラ115、キャプスタ
ン83、ピンチローラ82から強い張力を受け、ガイド
ローラ79により順次回収される。その際、図15に示
すように、テープ電極68は、その張力により成形面9
4bの一部分に沿ってこれに密着するように変形し、成
形面94bの一部分はテープ電極68によって覆われる
ことになる。
【0011】また、テープ電極68には、通電ピン9
2,93を介して給電が行われる。テープ電極68と工
作物53間には、所定の電圧パルスが加工電源85から
供給され、これによって生じる放電浸食により放電加工
が進行する。
【0012】加工の進行に伴ってテープ電極68が消耗
するのに応じて、制動ローラ115が連続的または間欠
的に回動し、キャプスタン83およびピンチローラ82
の回動に応じて成形面94bの一部分を覆っていた消耗
したテープ電極68が取り除かれる。そして、新たなテ
ープ電極68により更新され、成形面94bの一部分が
新たなテープ電極68によって覆われる。また、消耗し
たテープ電極68は、キャプスタン83およびピンチロ
ーラ82を通過して、ガイドローラ79に回収される。
なお、工作物53の位置決め動作は、上記従来技術1の
場合と同様であり、案内体94の成形面94bは一定の
高さに保たれる。
【0013】次に第3の従来技術について説明する。図
16〜図19は雑誌「型技術」の第11巻第8号(19
96年7月号)の208〜209ページに開示された従
来のリブ加工の様子を示す説明図であり、図16は加工
液を噴射しないとき(a)と噴射するとき(b)の放電
加工の状況を示す説明図、図17は放電加工面に仕上が
り不良が生じた様子を示す説明図、図18はリブ加工の
進行状況を示す説明図、図19は厚さ0.5mmの薄板
状の電極で加工したときの加工速度の比較を示すグラフ
図である。図において、110は電極、116は加工く
ず、120は噴射ノズル、125は気泡である。
【0014】次に動作について説明する。加工液54を
噴射しないときは、図16(a)に示すように、電極1
10を図中の矢印の方向に上下させることにより、すな
わち、電極110をピストン、工作物53の加工溝をシ
リンダとしたポンピング作用により、加工液54が工作
物53と電極110の間を出入りする。この加工液54
の出入りにより、電極110と工作物53の間の加工く
ず116が加工溝から排出される。
【0015】一方、加工液54を噴射するときは、図1
6(b)に示すように、噴射ノズル120によって、電
極110と工作物53の間に加工液54を噴射する。噴
射ノズル120側の加工くず116は、噴射ノズル12
0の噴流により加工溝の底部を経由し、噴射ノズル12
0と反対側の工作物53と電極110との隙間から排出
される。しかし、図17に示すように、噴射ノズル12
0の反対側で加工くず116が溜まりやすく、放電加工
面に仕上がり不良が生じる。
【0016】また、リブ加工の開始直後は、図18
(a)に示すように、微細な気泡125が順調に排出さ
れるが、加工深さが深くなると、図18(b),(c)
に示すように、気泡125の排出は徐々に悪くなり、つ
いには気泡125が全く排出されない状態となる場合が
ある。これを回避するために、電極110のジャンプ運
動のジャンプ量を加工深さと同程度(30mm〜60m
m)とし、かつ、加工しない電極引き上げの時間を短縮
するために、ジャンプ速度を通常の0.3m/min〜
2m/min程度に上げている。
【0017】また、図19に示すように、加工深さが1
0mm以上になると、加工深さが加工時間に対して比例
せずに少なくなっている。このことから、加工深さと電
極厚さの比が10以上の場合に加工速度が低下している
ことが分かる。電極の厚さに対して加工深さが深いと、
加工溝の底部の加工くずが排出されにくくなり、また気
泡が溜まりやすいためにこのような傾向になる。しか
し、電極のジャンプ速度を上げることで、例えば、加工
深さが25mmに達する時間を4時間から2時間に半減
している。
【0018】次に第4の従来技術について説明する。図
20および図21は三菱電機技報の第71巻第4号(1
997年4月号)の365〜370ページに開示された
創成放電加工の様子を示す説明図であり、図20は従来
の創成放電加工を示す原理図、図21は通常の形彫放電
加工の加工進行過程(a)と創成放電加工の加工進行過
程(b)との比較を示す説明図であり、図において、1
30はパイプ電極である。
【0019】次に動作について説明する。図20に示す
ように、パイプ電極130をその軸回りに回転させた状
態で、横方向の加工を行うことにより、所望の輪郭形状
を加工する。その際に、パイプ電極130の内側から高
圧の加工液54を供給し、加工ギャップの加工くずを排
出する。
【0020】通常の形彫放電加工では、図21(a)に
示すように、電極110の側面で加工するが、創成放電
加工では、図21(b)に示すように、パイプ電極13
0の底面で加工する。このとき、パイプ電極130は消
耗するが、消耗しながらも平面を保ち、パイプ電極13
0の先端周囲のエッジをシャープに保つことができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工装置は
以上のように構成されているので、第1の従来技術およ
び第2の従来技術に係る放電加工装置にあっては、案内
体64,94の形状を工作物53に転写するため、加工
形状ごとに案内体64,94を用意して取り替えなけれ
ばならないなどの課題があった。
【0022】また、第3の従来技術に係る放電加工装置
にあっては、深いリブを加工するためには電極ジャンプ
運動の速度を大きくする必要があり、電極を動作させる
ための図示しないサーボモータやボールねじの発熱が大
きくなるとともに、振動や摩耗も大きくなり、加工精度
が低下するなどの課題があった。
【0023】さらに、加工液54を噴射するときには、
加工間隙に加工くず116が溜まりやすく、仕上げ面の
不良や加工間隙の増加によって加工精度が低下するなど
の課題があった。
【0024】また、第4の従来技術に係る放電加工装置
にあっては、パイプ電極130の底面で加工するため、
加工形状は平面に限られ、3次元の自由曲面を加工でき
ないなどの課題があった。
【0025】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、電極または案内体を取り替えるこ
となく、3次元自由曲面など様々な形状を加工できる放
電加工装置を得ることを目的とする。
【0026】また、この発明は高速かつ高精度にリブ加
工ができる放電加工装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放電加工
装置は、電極テープを搬送する案内体をx軸方向に移動
させて位置決めするx軸方向位置決め手段と、前記案内
体をy軸方向に移動させて位置決めするy軸方向位置決
め手段と、前記案内体をz軸方向に移動させて位置決め
するz軸方向位置決め手段と、前記案内体をx軸回りに
回転させて位置決めするx軸回り位置決め手段と、前記
案内体をz軸回りに回転させて位置決めするz軸回り位
置決め手段とを備えたものである。
【0028】この発明に係る放電加工装置は、案内体を
長さと厚さの比が10以上の板状または棒状に形成し、
当該案内体の長手方向に沿って電極テープを連続的に搬
送することによって加工間隙の加工液を流動させるもの
である。
【0029】この発明に係る放電加工装置は、電極テー
プに複数の突起を設けたものである。
【0030】この発明に係る放電加工装置は、案内体の
先端部に凹部を形成し、圧力を上げた加工液を当該案内
体の内部から当該凹部に供給することによって当該案内
体と電極テープとの間に当該加工液の膜を形成するもの
である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による放
電加工装置を示す側面図、図2は案内体付近を示す拡大
側面図、図3は工作物に3次元の自由曲面を創成する様
子を示す部分斜視図である。図において、x,y,zは
各々直交する座標軸、ψはz軸回りの回転角度、φはx
軸回りの傾斜角度、1は可撓性を有した導電性の電極テ
ープであり、例えば厚さを5μm〜200μm程度、幅
を図1ないし図2の紙面垂直方向に1mm〜100mm
程度に形成したものである。
【0032】2は外周面に沿って電極テープ1を摺動さ
せる板状の案内体であり、例えばこれも導電性材料にて
電極テープ1とほぼ同一幅に形成され、先端部分には半
径1mm〜10mm程度の曲率が設けられている。
【0033】3,4,5は後述するサーボモータ7に電
極テープ1が接触しないように当該電極テープ1を案内
するガイドローラであり、サーボモータ7の外周面に配
設されている。6a,6bは案内体2に配設され、電極
テープ1を案内体2の外周面に沿って摺動可能に案内す
るガイドローラである。
【0034】7はそのロータシャフトを支持柱(z軸回
り位置決め手段)8の下端部に固定され、案内体2の傾
斜角度φを制御するサーボモータ(x軸回り位置決め手
段)であり、そのステータ側には案内体2の一端が固定
されている。このサーボモータ7は、案内体2を保持す
るとともにその傾斜角度φを高精度に制御するためにエ
ンコーダを内蔵し、微小な角度を精密に制御できるよう
に形成されている。なお、支持柱8は図示しないブラシ
などを備え、これを介して後述する加工電源29によっ
て電流を供給できるように形成されている。また、支持
柱8と案内体2の間にも図示しないブラシなどを備え、
これを介して電気伝導性を持たせている。
【0035】9,10は電極テープ1を案内するガイド
ローラ、11は電極テープ1を供給する供給ローラ、1
2は電極テープ1を回収する回収ローラ、13は回転自
在に設けられた支持柱8の回転角度ψをサーボモータに
より制御する回転ステージ(z軸回り位置決め手段)、
14は回転ステージ13を支持するヘッド(z軸回り位
置決め手段)である。
【0036】15はヘッド14を支持するアーム(z軸
方向位置決め手段)、16はアーム15を支持するz軸
ステージ(z軸方向位置決め手段)、17はz軸ステー
ジ16をz軸方向に位置決め制御するサーボモータ(z
軸方向位置決め手段)である。18はサーボモータ17
の駆動トルクを伝達するボールねじ(z軸方向位置決め
手段)、19はボールねじ18の推力をz軸ステージ1
6に伝達するナット(z軸方向位置決め手段)、20は
サーボモータ17およびz軸ステージ16を支持するコ
ラム(z軸方向位置決め手段)である。
【0037】21はコラム20を支持するy軸ステージ
(y軸方向位置決め手段)、22はy軸ステージ21を
y軸方向に位置決め制御するサーボモータ(y軸方向位
置決め手段)、23はサーボモータ22の駆動トルクを
伝達するボールねじ(y軸方向位置決め手段)、24は
ボールねじ23の推力をy軸ステージ21に伝達するナ
ット(y軸方向位置決め手段)である。
【0038】25はサーボモータ22およびy軸ステー
ジ21を支持するサドル(x軸方向位置決め手段)、2
6はサドル25をx軸方向に位置決め制御するサーボモ
ータ(x軸方向位置決め手段)、27はサーボモータ2
6のトルクを伝達するナット(x軸方向位置決め手
段)、28はサーボモータ26およびサドル25を保持
するベッド(x軸方向位置決め手段)である。
【0039】29は支持柱8と鉄製の定盤35に所定電
圧を印加する加工電源、33は金属などの導電性材料か
らなる工作物、34は工作物33を浸漬する加工液、3
6は加工液34を満たす加工槽である。なお、サーボモ
ータ7,17,22,26や回転ステージ13、加工電
源29などは、予め定められたプログラムに従って、図
示しない制御装置によって一括して制御が行われるよう
に構成されている。
【0040】次に動作について説明する。供給ローラ1
1を出た電極テープ1は、ガイドローラ9,6aを経
て、案内体2の先端に密着しながら摺動し、ガイドロー
ラ6b,4,5,10を経て回収ローラ12に巻き取ら
れる。この場合、案内体2の先端部分と電極テープ1と
は、電極テープ1の張力により密着している。この電極
テープ1の張力は、供給ローラ11によって送り出し方
向と逆方向のブレーキトルクを与え、回収ローラ12で
巻取り方向のトルクを加えることにより与えている。
【0041】案内体2を支持する支持柱8の回転角度ψ
は、回転ステージ13によって高精度に制御される。ま
た、この回転ステージ13を支持するヘッド14のz軸
位置は、アーム15を介してサーボモータ17、ボール
ねじ18、ナット19、z軸ステージ16により高精度
に制御される。さらに、このz軸ステージ16を支持す
るコラム20のy軸位置は、サーボモータ22、ボール
ねじ23、ナット24、y軸ステージ21により高精度
に制御される。また、y軸ステージ21を支持するサド
ル25のx軸位置は、サーボモータ26、ナット27な
どにより高精度に制御される。このように、案内体2
は、傾斜角度φ、回転角度ψ、並進位置x、y、zの5
自由度で高精度に位置決め制御されるので、電極テープ
1を工作物33に対して任意の位置に高精度に移動で
き、図3に示すように、工作物33に3次元の自由曲面
を創成することができる。
【0042】支持柱8と定盤35の間には、加工電源2
9によって所定の電圧が印加されている。なお、電極テ
ープ1に銅などの導電性材料を用いれば、支持柱8の電
位と電極テープ1の電位とをおおよそ等しくすることが
できる。工作物33は定盤35と密着しているので、電
極テープ1と微小な加工間隙で対向する工作物33の所
定部分との間に放電が生じ、工作物33を所望の形状に
放電加工することができる。
【0043】放電の際には、電極テープ1は案内体2よ
りも熱源に近いことになる。したがって、加工電源29
で与える電流の大きさや時間幅を電極テープ1の板厚に
応じて調整することにより、放電加工による案内体2の
消耗を回避することができる。例えば、電極テープ1と
案内体2の材料に銅を用い、工作物33の材料に鉄を用
いた場合には、板厚100μmの電極テープ1で加工エ
ネルギーの大きな荒加工を行い、板厚30μmの電極テ
ープ1で加工エネルギーの小さな仕上げ加工を行えば、
案内体2の消耗を防ぐことができる。
【0044】また、電極テープ1は板厚が小さく熱容量
も小さいが、単発放電での放電痕が電極テープ1の板厚
方向に突き抜けない深さとなるように電圧パルスを調整
すれば、新たな電極テープ1を搬送することで、案内体
2に放電痕が生じるのを防止できる。さらに、電極テー
プ1の材料に工作物33の材料より熱伝導率が良いもの
を選べば、工作物33の熱溶融を促進して加工効率を高
めることができる。
【0045】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、案内体2は、傾斜角度φ、回転角度ψ、並進位置
x、y、zの5自由度で高精度に位置決め制御されるの
で、電極テープ1を工作物33に対して任意の位置に高
精度に移動でき、工作物33に3次元の自由曲面を創成
することができる効果が得られる。
【0046】なお、上記実施の形態1においては、案内
体2を板状に形成するものとして説明したが、これに限
られず、棒状に形成してもよい。また、各部材の材質な
ども上述したものに限定されるものではない。
【0047】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による放電加工装置を示す部分側面図である。な
お、以下の説明において、既に説明した部材と同一の部
材には同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形
態2は、案内体2を支持柱8に固定し、支持柱8をヘッ
ド14に固定したものであり、その他の構成は上記実施
の形態1の場合と同様である。すなわち、本実施の形態
2は、案内体2をx、y、zの3自由度で位置決めし、
深さ方向(z方向)に放電加工できるように簡易に構成
したものである。具体的には、例えば、案内体2のz軸
方向の長さを50mm、y軸方向の厚さを1mmとし、
案内体2の長さと厚さの比を50としたものである。
【0048】次に動作について説明する。図5はz軸方
向の放電加工の進行状況(a)および(b)を示す断面
図であり、図において、33aは加工溝である。直方体
の工作物33に対して、その表面から徐々に加工溝33
aを加工すべく、電極テープ1を案内体2とともにz軸
方向の位置を徐々に下げ、図5(a)に示す浅い加工溝
33aから、図5(b)に示す深い加工溝33aへと加
工を進める。y軸方向に薄い案内体2に対して、電極テ
ープ1はz軸方向に沿って摺動しており、加工溝33a
のz軸方向深さの増加に対して加工溝33aのy軸方向
幅を広げることなく、狭く深い加工溝33aを加工す
る。なお、この狭く深い加工溝33aの加工は一般に
「リブ加工」と呼ばれ、加工溝33aのz軸方向深さと
y軸方向幅の比は「アスペクト比」と呼ばれている。こ
のアスペクト比の大きいリブ加工は機械加工では困難で
あるが、放電加工によれば、その特長を生かして以下の
動作で加工することができる。
【0049】図6は深い加工溝の放電加工状態を示す拡
大断面図であり、図において、50は加工くずである。
電極テープ1を案内体2に沿って図中の矢印の方向に搬
送し、加工液34の粘性により電極テープ1とともに加
工液34を流動させて、加工液34中の加工くず50を
加工溝33aの外に排出する。このように、電極テープ
1の搬送によって加工くず50を排出するため、案内体
2をz軸方向に引き上げるジャンプ動作を省略できる。
【0050】図7は図6のA−A部分における加工液3
4の流速分布を示す説明図である。加工液34の電極テ
ープ1に接した部分は、電極テープ1と同じz軸方向速
度となり、加工液34の工作物33に接した部分は、工
作物33と同じ速度ゼロとなる。レイノルズ数は、テー
プ速度v=8m/min、代表長D=0.2mm、ν=
2.2mm2 /s とすれば、vD/ν=12.1とな
り、加工溝33a内の加工液34の流れは粘性流れとな
る。また、電極テープ1が入って行く加工溝33aの入
り口側と、電極テープ1が出て行く加工溝33aの出口
側との圧力差はほとんどないため、流速分布は図7に示
したように、直線分布となる。
【0051】次に加工くず50の自重による沈降速度を
求める。加工くず50の密度をρm 、半径をr、沈降速
度をvp 、重力加速度をg、加工液34の密度をρl
すれば、次式(1)の運動方程式が成り立つ。 (4ρm πr3 /3)(dvp /dt) =4(ρm −ρl )πr3 g−CD πr2 ρl2 /2 ・・・・・・(1) ここで、CD は抵抗係数であり、加工くず50を球と
し、その回りが層流とすれば、レイノルズ数Reは、次
式で与えられる。 CD =24/Re Re=2vP r/ν 定常状態の沈降速度を求めるため、式(1)の左辺をゼ
ロとして整理すると、沈降速度は次式(2)のように得
られる。 v=2gr2 (ρm−ρl)/9νρl ・・・・・・(2)
【0052】加工くず50の自重による沈降速度vp
は、加工くず50の平均半径をr=0.05mm、密度
をρ=7.8×10-6kg/mm3 とし、加工液34の
密度を0.83×10-6kg/mm3 とすれば、vp
20.8mm/s=1250mm/minとなる。した
がって、電極テープ1の搬送速度を2500mm/mi
nとすれば、加工溝33aの電極テープ1側半分の加工
くず50に対して、自重による沈降速度よりも大きな上
向きの速度を与えて、加工溝33aの外に排出できる。
【0053】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、電極テープ1の搬送により加工液34に流速を与え
ることによって、加工溝33aの深さによらず、加工く
ず50の一定の排出性能を確保でき、従来の技術では不
可能であった高アスペクト比(例えば、100)のリブ
加工ができる効果が得られる。また、放電加工で生じる
気泡が加工液34とともに加工溝33aの外に運ばれ、
加工溝33aの深い部分に当該気泡が溜まるの防止で
き、放電を安定に保つことができる効果が得られる。
【0054】なお、図8に示すように、上記実施の形態
1における案内体2が鉛直に立つように案内体2の傾斜
角度φを設定すれば、上記実施の形態2の場合と同様の
動作が得られる。ここで、図8は案内体2が鉛直に立つ
ように傾斜角度φを設定した状態を示す側面図である。
図8に示すように、傾斜角度φが変化したため、図1で
は電極テープ1と接触しなかったガイドローラ3によっ
て電極テープ1が案内され、サーボモータ7との接触を
回避している。また、この場合、図1で電極テープ1を
案内していたガイドローラ5には、電極テープ1は接触
していない。
【0055】実施の形態3.図9はこの発明の実施の形
態3による放電加工装置の案内体先端部を示す拡大断面
図であり、図9において、1aは電極テープ1と工作物
33の間にある加工くず50を掃き出すために、電極テ
ープ1に所定間隔で設けた突起である。また、この突起
1aの表面は、放電の集中を避けるために不導体で被膜
してある。その他の構成は、上記実施の形態1の場合と
同様であるので、説明を省略する。
【0056】次に動作について説明する。電極テープ1
を案内体2に沿って図9中の矢印の方向に搬送すると、
加工液34はその粘性により電極テープ1とともに流動
する。加工くず50は、その流動と突起1aとによって
加工溝33aの外に排出される。この場合、突起1aの
先端付近の加工液34の流速は、電極テープ1の速度に
等しいため、上記実施の形態2の場合の流速よりもさら
に大きくなる。したがって、上記実施の形態2の場合よ
りも、加工くず50を加工溝33aの外にさらに効率よ
く排出できる。なお、突起1aの表面は不導体で被膜さ
れているので、放電の集中による損傷を避けることがで
きる。その他の動作は、上記実施の形態1の場合と同様
であるので、説明を省略する。
【0057】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、電極テープ1に突起1aを設けたことにより、加工
くず50を加工溝33aの外にさらに効率よく排出でき
る効果が得られる。
【0058】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4による放電加工装置の案内体先端部を示す拡大断
面図、図11は案内体先端部を示す拡大斜視図であり、
図10および図11において、2aは案内体2の内部に
設けられた円筒穴、2bは案内体2の先端部に凹設され
た複数のポケット(凹部)、2cは円筒穴2aとポケッ
ト2bとを連通するオリフィスである。その他の構成
は、上記実施の形態1の場合と同様であるので、説明を
省略する。
【0059】次に動作について説明する。静圧を加えた
加工液34を円筒穴2aからオリフィス2cを介してポ
ケット2bに供給する。この静圧により、ポケット2b
の近傍の案内体2と電極テープ1との間に加工液34の
膜による隙間が形成され、電極テープ1はこの隙間を保
ちながら案内体2に沿って搬送されることとなる。この
ように、いわゆる静圧軸受の原理により、電極テープ1
を案内体2と接触することなく保持できるので、電極テ
ープ1と案内体2との摺動抵抗が軽減される。その他の
動作は、上記実施の形態1の場合と同様であるので、説
明を省略する。
【0060】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、電極テープ1と案内体2との摺動抵抗を軽減でき、
案内体2の寿命を延ばすことができる効果が得られる。
また、当該摺動抵抗を軽減できるので、より大きな張力
を電極テープ1に加えることができ、案内体2の先端の
曲率半径を小さくして電極テープ1の位置決め精度を高
めることができる効果が得られる。
【0061】なお、上記実施の形態4において示した円
筒穴2a、オリフィス2c、ポケット2bを、上記実施
の形態2または上記実施の形態3においても適用するこ
とができ、その場合も上記実施の形態4と同様の効果を
期待できる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電極
テープを搬送する案内体をx軸方向に移動させて位置決
めするx軸方向位置決め手段と、前記案内体をy軸方向
に移動させて位置決めするy軸方向位置決め手段と、前
記案内体をz軸方向に移動させて位置決めするz軸方向
位置決め手段と、前記案内体をx軸回りに回転させて位
置決めするx軸回り位置決め手段と、前記案内体をz軸
回りに回転させて位置決めするz軸回り位置決め手段と
を備えて構成したので、前記案内体をx,y,z軸方向
の並進位置とx軸およびz軸回りの位置の5自由度で高
精度に位置決めでき、当該案内体を取り替えることなく
前記工作物に3次元の自由曲面を創成することができる
効果がある。
【0063】この発明によれば、案内体を長さと厚さの
比が10以上の板状または棒状に形成し、当該案内体の
長手方向に沿って電極テープを連続的に搬送することに
よって加工間隙の加工液を流動させるように構成したの
で、溝の深さによらず、加工くずの一定の排出性能を確
保でき、従来の技術では不可能であった高アスペクト比
(例えば、100)のリブ加工が高速かつ高精度に行え
る効果がある。また、放電加工で生じる気泡が加工液と
ともに溝の外に運ばれ、溝の深い部分に当該気泡が溜ま
るのを防止でき、放電を安定に保つことができる効果が
ある。
【0064】この発明によれば、電極テープに複数の突
起を設けて構成したので、加工くずを溝の外にさらに効
率よく排出できる効果がある。
【0065】この発明によれば、案内体の先端部に凹部
を形成し、圧力を上げた加工液を当該案内体の内部から
当該凹部に供給することによって当該案内体と電極テー
プとの間に当該加工液の膜を形成するように構成したの
で、前記電極テープと前記案内体との摺動抵抗を軽減で
き、当該案内体の寿命を延ばすことができる効果があ
る。また、当該摺動抵抗を軽減できるので、より大きな
張力を電極テープに加えることができ、案内体の先端の
曲率半径を小さくして電極テープの位置決め精度を高め
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による放電加工装置
を示す側面図である。
【図2】 案内体付近を示す拡大側面図である。
【図3】 工作物に3次元の自由曲面を創成する様子を
示す部分斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による放電加工装置
を示す部分側面図である。
【図5】 z軸方向の放電加工の進行状況を示す断面図
である。
【図6】 深い加工溝の放電加工状態を示す拡大断面図
である。
【図7】 図6のA−A部分における加工液の流速分布
を示す説明図である。
【図8】 案内体が鉛直に立つように傾斜角度φを設定
した状態を示す側面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による放電加工装置
の案内体先端部を示す拡大断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4による放電加工装
置の案内体先端部を示す拡大断面図である。
【図11】 案内体先端部を示す拡大斜視図である。
【図12】 特開昭60−177822号公報に開示さ
れた従来の放電加工装置を示す説明図である。
【図13】 図12のB−B拡大断面図である。
【図14】 特開昭60−177823号公報に開示さ
れた従来の放電加工装置を示す説明図である。
【図15】 加工用電極部分を示す拡大斜視図である。
【図16】 は加工液を噴射しないとき(a)と噴射す
るとき(b)の放電加工の状況を示す説明図である。
【図17】 放電加工面に仕上がり不良が生じた様子を
示す説明図である。
【図18】 リブ加工の進行状況を示す説明図である。
【図19】 厚さ0.5mmの薄板状の電極で加工した
ときの加工速度の比較を示すグラフ図である。
【図20】 従来の創成放電加工を示す原理図である。
【図21】 通常の形彫放電加工の加工進行過程(a)
と創成放電加工の加工進行過程(b)との比較を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 電極テープ、1a 突起、2 案内体、2b ポケ
ット(凹部)、7 サーボモータ(x軸回り位置決め手
段)、8 支持柱(z軸回り位置決め手段)、13 回
転ステージ(z軸回り位置決め手段)、14 ヘッド
(z軸回り位置決め手段)、15 アーム(z軸方向位
置決め手段)、16 z軸ステージ(z軸方向位置決め
手段)、17 サーボモータ(z軸方向位置決め手
段)、18 ボールねじ(z軸方向位置決め手段)、1
9 ナット(z軸方向位置決め手段)、20 コラム
(z軸方向位置決め手段)、21 y軸ステージ(y軸
方向位置決め手段)、22 サーボモータ(y軸方向位
置決め手段)、23 ボールねじ(y軸方向位置決め手
段)、24 ナット(y軸方向位置決め手段)、25
サドル(x軸方向位置決め手段)、26 サーボモータ
(x軸方向位置決め手段)、27 ナット(x軸方向位
置決め手段)、28 ベッド(x軸方向位置決め手
段)、33 工作物、34 加工液。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極テープと、前記電極テープを搬送す
    る案内体と、前記電極テープと工作物との加工間隙を保
    持し当該加工間隙に加工液を供給しながら放電を発生さ
    せて当該工作物を放電加工する放電加工装置において、
    前記案内体をx軸方向に移動させて位置決めするx軸方
    向位置決め手段と、前記案内体をy軸方向に移動させて
    位置決めするy軸方向位置決め手段と、前記案内体をz
    軸方向に移動させて位置決めするz軸方向位置決め手段
    と、前記案内体をx軸回りに回転させて位置決めするx
    軸回り位置決め手段と、前記案内体をz軸回りに回転さ
    せて位置決めするz軸回り位置決め手段とを備えたこと
    を特徴とする放電加工装置。
  2. 【請求項2】 案内体を長さと厚さの比が10以上の板
    状または棒状に形成し、当該案内体の長手方向に沿って
    電極テープを連続的に搬送することによって加工間隙の
    加工液を流動させることを特徴とする請求項1記載の放
    電加工装置。
  3. 【請求項3】 電極テープに複数の突起を設けたことを
    特徴とする請求項2記載の放電加工装置。
  4. 【請求項4】 案内体の先端部に凹部を形成し、圧力を
    上げた加工液を当該案内体の内部から当該凹部に供給す
    ることによって当該案内体と電極テープとの間に当該加
    工液の膜を形成することを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の放電加工装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6454930B1 (en) 1998-10-27 2002-09-24 Agie S.A. Procedure and device for the three-dimensional processing of a work piece by means of electroerosive or electrochemical machining
KR100372272B1 (ko) * 2000-01-07 2003-02-17 김외경 유체의 흐름 개폐용 밸브의 링 교체 장치
KR101202374B1 (ko) * 2012-05-10 2012-11-16 서울대학교산학협력단 테이프 방전가공 시스템 및 이를 이용한 테이프 방전가공 방법
JP2014176953A (ja) * 2013-02-15 2014-09-25 Sodick Co Ltd ワイヤ放電加工装置及びワイヤ放電加工方法

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