JPH11285069A - 携帯電話システム及びそれに用いる通話装置 - Google Patents

携帯電話システム及びそれに用いる通話装置

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JPH11285069A
JPH11285069A JP10083216A JP8321698A JPH11285069A JP H11285069 A JPH11285069 A JP H11285069A JP 10083216 A JP10083216 A JP 10083216A JP 8321698 A JP8321698 A JP 8321698A JP H11285069 A JPH11285069 A JP H11285069A
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Kenji Fukazawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチ付きのイヤホンマイクで着信音を確
認する携帯電話システムでは、イヤホンマイクと同時に
使用することができない。イヤホンマイクと同時に使用
できる携帯電話システムでは、着呼を確認が困難で、操
作も不便である。 【解決手段】 携帯電話機40からの受話音声信号と着
信信号及びポータブルオーディオプレーヤ50の出力音
声信号は通話装置10に入力され、これより微弱電波で
リモコン送受話器20へ無線送信され、無線信号受信回
路22で受信された後、インタフェース回路24を介し
て各部に伝達される。携帯電話機40の着信信号は検出
回路12で検出されてリモコン送受話器20へ送信さ
れ、イヤホン31で発音されると共にバイブレータ33
を駆動し、携帯電話機40の着信を報知する。使用者が
スイッチ27を押下したときは、携帯電話機40は通話
状態となり、イヤホン31とマイク32を使用し、通話
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話システム及
びそれに用いる通話装置に係り、特に携帯電話機に接続
され、その携帯電話機への着信呼び出し等を行う携帯電
話システム及びそれに用いる通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機の着信呼び出しは、携
帯電話機本体からの着信音、液晶表示装置(LCD)の
表示、発光ダイオード(LED)の発光、又はバイブレ
ータの振動により行われ、着呼時の応答操作は携帯電話
機本体で行われている。従って、携帯電話機が鞄等に収
納されているときに着呼があった時には、携帯電話機の
着呼の確認が困難となり、また着呼を確認できたとして
も応答操作及び通話は携帯電話機を鞄等から取り出して
行う必要があり、不便である。
【0003】そこで、近年、このような不便さを解消す
るために、スイッチ付きのイヤホンマイクを携帯電話機
に接続し、携帯電話機は鞄等に収納していても、スイッ
チ付きのイヤホンマイクで着信音を確認し、その後応答
操作及び通話を可能とする携帯電話システムが知られて
いる。
【0004】一方、近年急速に普及している、ポータブ
ルCD(コンパクト・ディスク)プレーヤやMD(ミニ
ディスク)プレーヤ等の携帯用音声再生装置からの再生
音楽を、ヘッドホンやイヤホン等を用いて聞きながら、
携帯電話機の着信音を捉えることができる携帯電話シス
テムも従来知られている(実開平6−66159号公
報)。
【0005】この従来の携帯電話システムでは、携帯電
話機の音声出力信号線を右イヤホンと左イヤホンの一方
又は両方に接続すると共に、携帯用ステレオカセットテ
ーププレーヤの2つの音声出力端子をそれぞれ左イヤホ
ンと右イヤホンに接続し、更に、携帯電話機のオフフッ
ク信号に連動して閉じられるノーマルオープンのスイッ
チを右イヤホン又は左イヤホンとマイクロホンとの間に
設ける。
【0006】これにより、携帯電話機を待ち状態にセッ
トし、右イヤホンと左イヤホンでステレオカセットテー
ププレーヤからの再生ステレオ音声を聞いている時にお
いても、携帯電話機の着信音を聞くことができ、この着
信により携帯電話機をオフフックにすると、上記のスイ
ッチが閉じられて右イヤホン又は左イヤホンとマイクロ
ホンとの間に閉ループが形成され、マイクロホンから入
力した自分の音声がイヤホンから聞こえ、携帯電話機の
受話音声もイヤホンから聞くことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の携帯電話システムのうち、スイッチ付きのイヤホンマ
イクで着信音を確認する前者の携帯電話システムでは、
近年普及しているポータブルCD、MDプレーヤ等を使
用して音楽を聴いている際には、ヘッドホンやイヤホン
を用いているため、上記のイヤホンマイクと同時に使用
することができない。
【0008】また、上記の従来の携帯電話システムのう
ち、後者の携帯電話システムでは、ステレオカセットテ
ーププレーヤからの再生ステレオ音声を聞いている時に
おいて、携帯電話機の着信音を聞くことはできるが、オ
フフック信号は携帯電話機本体のスイッチを操作するこ
とにより発生する構成であるため、着呼を確認できたと
しても応答操作及び通話は携帯電話機を鞄等から取り出
して行う必要があり、不便である。
【0009】また、この後者の携帯電話システムでは、
右イヤホン又は左イヤホンとマイクロホンとの間に閉ル
ープを形成することで、マイクロホンから入力した自分
の音声をイヤホンから聞き、携帯電話機の受話音声も同
じイヤホンから同時に聞く構成であるため、着信音や受
話音声がステレオ音声により聞き苦しく、着信を直ちに
検出できなかったり、通話中にプレーヤのボリュームを
操作するなどの操作を必要とするという問題もある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
一つのイヤホンを携帯電話機の受話器及び着信音発音器
と携帯用音声再生装置の受話器に共用すると共に、着信
時は受話音声のみを明瞭に聴くことができる携帯電話シ
ステム及びそれに用いる通話装置を提供することを目的
とする。
【0011】また、本発明の他の目的は、携帯電話機本
体を鞄等に収納したままでも通話を可能とし得る携帯電
話システム及びそれに用いる通話装置を提供することに
ある。
【0012】更に、本発明の他の目的は、携帯電話機へ
の着信を何らの操作をすることなく、確実に報知し得る
携帯電話システム及びそれに用いる通話装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の携帯電話システムは、携帯電話機に接続さ
れて携帯電話機との間で音声信号の送受信及び着信信号
の検出を行うと共に、携帯型音声再生装置に接続されて
携帯型音声再生装置からの再生音声信号が入力され、入
力された音声信号、着信信号又は再生音声信号を微弱電
波により無線送信すると共に、無線受信した音声信号を
携帯電話機に供給する微弱電波による無線通信機能を備
えた通話装置と、通話装置との間で微弱電波による無線
通信可能な構成とされ、少なくともイヤホンマイクとし
て使用可能なイヤホン及びマイクに接続され、通話装置
から送信された音声信号及び着信信号を受信してイヤホ
ンに供給し、マイクにより集音した音声信号を通話装置
へ送信するリモコン送受話器とを有する構成としたもの
である。
【0014】この発明では、携帯型音声再生装置からの
再生音声信号と携帯電話機からの音声信号の一方を通話
装置を介してリモコン送受話器に供給するようにしてい
るため、イヤホンにより上記の携帯型音声再生装置から
の再生音声及び携帯電話機の受話音声を選択して聴くこ
とができる。
【0015】また、本発明では、携帯電話機からの着信
信号を検出したときは、携帯型音声再生装置からの再生
音声信号の入力の有無に関係なく、着信信号のみを微弱
電波によりリモコン送受話器へ無線送信するようにした
ため、携帯型音声再生装置からの再生音声をイヤホンで
聴いていても、同じイヤホンで着信音のみを聴くことが
できる。
【0016】また、上記の目的達成のため、本発明の携
帯電話システムでは、リモコン送受話器が、手動スイッ
チと、手動スイッチの押下により待ち受け状態ではオフ
フック命令を出力し、通話状態ではオンフック命令を出
力して微弱電波で通話装置へ送信させる出力手段とを有
し、通話装置が、オフフック命令又はオンフック命令を
受信したときは、受信したその命令を携帯電話機へ出力
する手段を有する構成としたものである。
【0017】この発明では、手動スイッチの操作のみに
より、携帯電話機にオフフック命令を出力することで、
通話状態に入ることができる。
【0018】また、上記の目的達成のため、本発明の通
話装置では、携帯電話機に有線接続される第1のプラグ
と、携帯型音声再生装置に有線接続される第2のプラグ
と、第1のプラグを介して入力される携帯電話機からの
信号から着信信号を検出する検出回路と、無線信号を受
信する受信手段と、無線信号を微弱電波で送信する送信
手段と、第1のプラグを介して携帯電話機から音声信号
が入力されない待ち受け状態では、第2のプラグを介し
て携帯型音声再生装置から入力された再生音声信号を送
信手段に供給し、検出回路により着信信号の入力が検出
されたときは再生音声信号に代えて着信信号を送信手段
に供給し、受信手段から音声信号又はオフフック命令又
はオンフック命令が取り出されたときは携帯電話機に入
力する制御手段とを有する構成としたものである。
【0019】本発明では、携帯電話機からの着信信号を
検出したときは、携帯型音声再生装置からの再生音声信
号の入力の有無に関係なく、着信信号のみを微弱電波に
より無線送信できる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる携帯電話シ
ステムの一実施の形態のシステム構成図を示す。図1の
例では、通話装置10、リモコン送受話器20、携帯電
話機40及び携帯用音声再生装置の一例としてのポータ
ブルオーディオプレーヤ50とから携帯電話システムを
構成している。
【0021】通話装置10とリモコン送受話器20との
間では、微弱電波により近距離範囲内で無線通信可能と
されている。通話装置10はケーブル35を介してプラ
グ18により携帯電話機40に接続され、また、プラグ
19によりポータブルオーディオプレーヤ50に接続さ
れている。この接続により、携帯電話機40からの受話
音声信号の通話装置10による受信と、通話装置10か
らの送話音声信号の携帯電話機40による送信と、携帯
電話機40の着信時の着信信号の通話装置10による受
信と、通話装置10からの携帯電話機40への操作信号
の送信、及びポータブルオーディオプレーヤ50からの
再生音声信号の通話装置10による受信とが可能とされ
る。
【0022】一方、リモコン送受話器20は使用者のポ
ケットなどに収納され、イヤホン31とマイクロホン
(以下、マイクともいう)32に接続されている。イヤ
ホン31を使用者の耳に装着すると、マイク32は使用
者の口の近傍に位置し、使用者の音声を集音できるよう
にされている。なお、携帯電話機40は図1に示すよう
に、表示部41、各種操作キー42、受話部43、図示
しない送話部、アンテナ44などを備えているが、携帯
電話機40自体は従来の構成と同一であるので、詳細な
説明は省略する。
【0023】次に、通話装置10とリモコン送受話器2
0の構成について更に詳細に説明する。図2は本発明に
なる携帯電話システム及びそれに用いる通話装置の一実
施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成
部分には同一符号を付してある。
【0024】図2において、通話装置10はこの装置の
各部の動作の制御を司る制御回路11と、携帯電話機4
0の着信を検出する検出回路12と、信号の伝達及び切
り替えを行うインタフェース回路13と、各部に電源電
圧を供給する電源回路14と、リモコン送受話器20か
らの信号を受信する無線信号受信回路15と、リモコン
送受話器20へ信号を送信するための無線信号送信回路
16と、リモコン送受話器20との無線通信のためのア
ンテナ17とから構成されている。また、インタフェー
ス回路13は、携帯電話機40及びポータブルオーディ
オプレーヤ50と有線接続されている。
【0025】リモコン送受話器20は、通話装置10と
の無線通信のためのアンテナ21と、アンテナ21に接
続された無線信号受信回路22及び無線信号送信回路2
3と、インタフェース回路24と、各部の動作の制御を
司る制御回路25と、電源回路26と、使用者が手動で
操作するスイッチ27と、イヤホン駆動回路28と、マ
イク駆動回路29と、バイブレータ駆動回路30と、イ
ヤホン31と、マイク32と、バイブレータ33とから
構成されている。
【0026】携帯電話機40からの受話音声信号と着信
信号及びポータブルオーディオプレーヤ50の出力音声
信号は通話装置10に入力され、これより微弱電波でリ
モコン送受話器20へ無線送信され、アンテナ21を介
して無線信号受信回路22で受信された後、インタフェ
ース回路24を介して各部に伝達される。着信信号受信
時は、バイブレータ駆動回路30は制御回路25からの
制御信号を受けて、バイブレータ33を駆動し、携帯電
話機40が着信していることを振動で報知する。
【0027】使用者がスイッチ27を押下したときは、
携帯電話機40は通話状態となり、イヤホン31とマイ
ク32を使用し、通話を行うことができる。イヤホン駆
動回路28はイヤホン31を駆動し、携帯電話機40か
らの受話音声信号、ポータブルオーディオプレーヤ50
の出力音声信号(再生音楽信号)、及び制御部25から
の着信音信号を、イヤホン31により電気−音響変換さ
せて音声出力させる。
【0028】また、マイク駆動回路29はマイク32を
駆動し、マイク32により集音し、音響−電気変換して
得られた使用者の送話音声信号をインタフェース回路2
4を介して無線信号送信回路23に供給する。無線信号
送信回路23は、送信に必要な信号処理を入力送話音声
信号に施してアンテナ21より微弱電波で通話装置10
へ無線送信する。電源回路26はインタフェース回路2
4を介して、リモコン送受話器20の各部へ電源電圧を
供給する。
【0029】次に、図1及び図2の実施の形態の動作に
ついて、図3のフローチャートを併せ参照して説明す
る。通話装置10使用時には、使用者は予め携帯電話機
40を着信時にイヤホン31から着信音が鳴動させるよ
うに設定を行う。使用者は、図1に示したように、通話
装置10のプラグ18を携帯電話機40のジャックに挿
入接続し、かつ、通話装置10のプラグ19をポータブ
ルオーディオプレーヤ50のジャックに挿入接続する。
【0030】また、使用者はリモコン送受話器20をポ
ケットなどに装着すると共に、イヤホン31を耳に装着
する。このとき、携帯電話機40及びポータブルオーデ
ィオプレーヤ50並びに通話装置10は使用者が携帯す
る鞄等の中に収納しておいてもよい。
【0031】まず、図3の状態1(待ち受け状態)で
は、携帯電話機40には120で示すように、受話信号
が無い。このとき、ポータブルオーディオプレーヤ50
が再生状態であれば、その再生音楽信号は、通話装置1
3のインタフェース回路13に供給される。通話装置1
0の制御回路11は、受話信号があるかどうか監視して
おり(ステップ101)、待ち受け状態では受話信号が
無いので、インタフェース回路13に入力されているポ
ータブルオーディオプレーヤ50の再生音楽信号を無線
送信回路16に供給し、ここで送信に必要な所定の信号
処理を施してアンテナ17よりリモコン送受話器20へ
無線送信する。
【0032】リモコン送受話器20は通話装置10から
無線送信されてきた信号をアンテナ21で受信し、それ
を無線信号受信回路22により増幅、復調など所定の受
信信号処理を施し、受信再生音楽信号を得る。この受信
再生音楽信号は、インタフェース回路24及びイヤホン
駆動回路28をそれぞれ通してイヤホン31に供給され
てこれより音声出力される(ステップ102)。これに
より、使用者は、待ち受け状態では、ポータブルオーデ
ィオプレーヤ50の再生音楽信号はイヤホン31で聴く
ことができる。
【0033】一方、通話装置10内の検出回路12は、
待ち受け状態において、携帯電話機40からの入力信号
レベルを、一定の時間間隔で検出してしきい値と大小比
較(監視)しており、しきい値よりも大レベルの入力信
号があった時、着信信号入力と判断し、インタフェース
回路13を通して制御回路11に着信検出信号を出力す
る。これにより、制御回路11は、着信状態であり、図
3に121で示すように受話信号有りと判断して、送信
信号切替命令とバイブレータ駆動命令を発生し、それら
の命令をインタフェース回路13に供給する。
【0034】インタフェース回路13は送信信号切替命
令を受けて、無線信号送信回路16の入力信号をそれま
でのポータブルオーディオプレーヤ50の再生音楽信号
から携帯電話機40からの受話音声信号に自動的に切り
替える。これにより、携帯電話機40からの受話音声信
号(この時点では着信信号)と、制御回路11からのバ
イブレータ駆動命令とがインタフェース回路13を通し
て無線信号送信回路16に供給され、ここでそれぞれ送
信に必要な所定の信号処理を施された後、アンテナ17
を通してリモコン送受話器20へ無線送信される。
【0035】リモコン送受話器20内のアンテナ21で
受信された後、無線信号受信回路22で受信処理して得
られた上記の受話音声信号(着信信号)とバイブレータ
駆動命令のうち、受話音声信号(着信信号)はインタフ
ェース回路24及びイヤホン駆動回路28を通してイヤ
ホン31に供給されて着信音として鳴動され、バイブレ
ータ駆動命令は、インタフェース回路24及びバイブレ
ータ駆動回路30を通してバイブレータ33を振動させ
る(ステップ103)。これにより、使用者に携帯電話
機40に着信があったことを報知することができる。
【0036】このように、この実施の形態では、イヤホ
ン31からはポータブルオーディオプレーヤ50の再生
音楽信号に重畳されるのではなく、着信音のみが自動的
に切り替えて鳴動され、しかもバイブレータ33が振動
するので、使用者はそれまでポータブルオーディオプレ
ーヤ50の再生音楽を聴いていても、確実に着信を知る
ことができる。
【0037】使用者は着信を確認すると、リモコン送受
話器20内のスイッチ27を押下する。リモコン送受話
器20内の制御回路25は、着信音鳴動後はスイッチ
(SW)27が押下されたかどうか監視しており(ステ
ップ104)、スイッチ27の押下情報がインタフェー
ス回路24を通して入力されると、オフフック命令を発
生して、インタフェース回路24、無線信号送信回路2
3及びアンテナ21を通して通話装置10へ無線送信す
る(ステップ105)。
【0038】通話装置10のアンテナ17で受信された
後、無線信号受信回路15で受信処理して得られた上記
のオフフック命令は、インタフェース回路13を通して
制御回路11に供給される。制御回路11はこのオフフ
ック命令をインタフェース回路13を通して携帯電話機
40へ供給する。携帯電話機40は、オフフック命令を
受け通話状態3に移行し、通話が開始される(ステップ
106)。
【0039】通話状態3では、携帯電話機40からの受
話音声信号は、通話装置10内のインタフェース回路1
3、無線信号送信回路16及びアンテナ17を介してリ
モコン送受話器20へ無線送信され、リモコン送受話器
20ではアンテナ21、無線信号受信回路22、インタ
フェース回路24及びイヤホン駆動回路28を通してイ
ヤホン31で発音される(ステップ107)。
【0040】一方、使用者の音声は、マイク32により
集音され、音声信号に変換された後、リモコン送受話器
20のマイク駆動回路29、インタフェース回路24、
無線信号送信回路23、アンテナ21を通して通話装置
10へ無線送信され、通話装置10ではアンテナ17、
無線信号受信回路15、インタフェース回路13を通し
て携帯電話機40へ送話音声信号として供給する(ステ
ップ107)。携帯電話機40はこの送話音声信号を図
示しない無線基地局へ無線送信し、更にこれより所定の
経路を経て相手へ送信する。このように、通話状態3に
おいては、イヤホン31とマイク32は、一般的に知ら
れるイヤホンマイクとして使用され、通話を行うことが
できる。
【0041】上記の通話状態においては、リモコン送受
話器20内の制御回路25はスイッチ27の押下を常時
監視しており(ステップ108)、使用者が通話を終了
してスイッチ27を押下すると、スイッチ27の押下情
報がインタフェース回路24を通して制御回路25に入
力される。これにより、制御回路25は、オンフック命
令を発生して、インタフェース回路24、無線信号送信
回路23及びアンテナ21を通して通話装置10へ無線
送信する(ステップ109)。
【0042】通話装置10のアンテナ17で受信された
後、無線信号受信回路15で受信処理して得られた上記
のオンフック命令は、インタフェース回路13を通して
制御回路11に供給される。制御回路11はこのオンフ
ック命令をインタフェース回路13を通して携帯電話機
40へ供給する。携帯電話機40は、オンフック命令を
受け通話終了状態4に移行し、通話が終了する(ステッ
プ110)。
【0043】また、インタフェース回路13はオンフッ
ク命令の入力により、無線信号送信回路16の入力信号
をそれまでの携帯電話機40からの受話音声信号からポ
ータブルオーディオプレーヤ50の出力側へ自動的に切
り替え復帰させるため、ポータブルオーディオプレーヤ
50が再生状態にあれば、再びイヤホン31によりポー
タブルオーディオプレーヤ50の再生音楽信号を聴くこ
とができる(ステップ111)。そして、待ち受け状態
1に移行する。
【0044】このように、この実施の形態では、使用者
は着信を確認した場合、リモコン送受話器20内のスイ
ッチ27を押下することで通話状態3に自動的に移行す
ることができ、携帯電話機40の各種キーの操作は不要
であり、また、通話状態3及び通話終了状態4のいずれ
においても、携帯電話機40の各種キーや送受話部を使
用しなくてもよいので、従来のように鞄等から携帯電話
機40を取り出すという作業は一切不要であり、使い勝
手を向上できる。
【0045】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものでは無く、例えばポータブルオーディオプレー
ヤ50としては、ポータブルCDプレーヤやMDプレー
ヤは勿論のこと、小型カセットテープレコーダも含むも
のである。
【0046】また、リモコン送受話器20は複数設けて
もよく、この場合には、ポータブルオーディオプレーヤ
の再生音楽を複数人で楽しむことができ、また携帯電話
機を複数人で使用して通話を行うことができる。
【0047】更に、通話装置10と携帯電話機40との
接続には一般的なプラグ18、19を用いているので、
携帯電話機40に代えてPHS(簡易型携帯電話)や携
帯無線機に接続することも可能である。また更に、実施
の形態では、バイブレータ33によっても着信を検出さ
せるようにしたが、着信音だけで着信を報知することも
原理的には可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯型音声再生装置からの再生音声信号と携帯電話機か
らの音声信号の一方を通話装置を介してリモコン送受話
器に供給することにより、同一のイヤホンにより上記の
携帯型音声再生装置からの再生音声及び携帯電話機の受
話音声を選択して聴くことができると共に、携帯電話機
からの着信信号を検出したときは、携帯型音声再生装置
からの再生音声信号の入力の有無に関係なく、着信信号
のみを微弱電波によりリモコン送受話器へ無線送信する
ようにしたため、携帯型音声再生装置からの再生音声を
イヤホンで聴いていても、同じイヤホンで着信音のみを
聴くことができ、よって、従来に比べて確実に着信を検
出できる。
【0049】また、本発明によれば、携帯電話機の音声
信号の送受信を通話装置を介してリモコン送受話器との
間で微弱電波により行うと共に、リモコン送受話器に設
けた手動スイッチの操作のみにより、携帯電話機にオフ
フック命令を出力することで、通話状態に入ることがで
きるようにしたため、携帯電話機の各種キーを一切操作
することなく、通話状態に入ることができ、よって携帯
電話機や通話装置が鞄等に収納されていても支障なく携
帯電話機を使用した通話ができ、従来の不便さを解消で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成図であ
る。
【図2】図1の要部の一実施の形態のブロック図であ
る。
【図3】図1及び図2の動作説明用フローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 通話装置 11、25 制御回路 12 検出回路 13、24 インタフェース回路 15、22 無線信号受信回路 16、23 無線信号送信回路 20 リモコン送受話器 27 手動のスイッチ 28 イヤホン駆動回路 29 マイク駆動回路 30 バイブレータ駆動回路 31 イヤホン 32 マイクロホン(マイク) 33 バイブレータ 40 携帯電話機 50 ポータブルオーディオプレーヤ
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 本発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、一つのイヤホンを携帯電話機の受話器及び着信音発
音器と携帯用音声再生装置の受話器に共用すると共に、
着信時は着信信号のみを明瞭に聴くことができる携帯電
話システム及びそれに用いる通話装置を提供することを
目的とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の携帯電話システムは、携帯電話機に接続さ
れて携帯電話機との間で音声信号の送受信及び着信信号
の検出を行うと共に、携帯型音声再生装置に接続されて
携帯型音声再生装置からの再生音声信号が入力され、入
力された音声信号、着信信号又は再生音声信号を微弱電
波により無線送信すると共に、無線受信した音声信号を
携帯電話機に供給する微弱電波による無線通信機能を備
え、携帯電話機からの着信信号を検出したときは、携帯
型音声再生装置からの再生音声信号の入力の有無に関係
なく、着信信号のみを微弱電波により無線送信する通話
装置と、通話装置との間で微弱電波による無線通信可能
な構成とされ、少なくともイヤホンマイクとして使用可
能なイヤホン及びマイクに接続され、通話装置から送信
された音声信号及び着信信号を受信してイヤホンに供給
し、マイクにより集音した音声信号を通話装置へ送信す
るリモコン送受話器とを有する構成としたものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話機に接続されて該携帯電話機と
    の間で音声信号の送受信及び着信信号の検出を行うと共
    に、携帯型音声再生装置に接続されて該携帯型音声再生
    装置からの再生音声信号が入力され、入力された音声信
    号、着信信号又は再生音声信号を微弱電波により無線送
    信すると共に、無線受信した音声信号を前記携帯電話機
    に供給する前記微弱電波による無線通信機能を備えた通
    話装置と、 前記通話装置との間で前記微弱電波による無線通信可能
    な構成とされ、少なくともイヤホンマイクとして使用可
    能なイヤホン及びマイクに接続され、前記通話装置から
    送信された音声信号及び着信信号を受信して前記イヤホ
    ンに供給し、前記マイクにより集音した音声信号を前記
    通話装置へ送信するリモコン送受話器とを有することを
    特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】 前記通話装置は、前記携帯電話機に第1
    のプラグを用いて有線接続され、かつ、前記携帯型音声
    再生装置に第2のプラグを用いて優先接続されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 前記通話装置は、前記携帯電話機からの
    着信信号を検出したときは、前記携帯型音声再生装置か
    らの再生音声信号の入力の有無に関係なく、該着信信号
    のみを前記微弱電波により前記リモコン送受話器へ無線
    送信することを特徴とする請求項1又は2記載の携帯電
    話システム。
  4. 【請求項4】 前記リモコン送受話器は、手動スイッチ
    と、該手動スイッチの押下により待ち受け状態ではオフ
    フック命令を出力し、通話状態ではオンフック命令を出
    力して前記微弱電波で前記通話装置へ送信させる出力手
    段とを有し、前記通話装置は、前記オフフック命令又は
    オンフック命令を受信したときは、受信したその命令を
    前記携帯電話機へ出力する手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載の携帯電話システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯電話機に代えて簡易型携帯電話
    又は携帯無線機に接続することを特徴とする請求項1乃
    至4のうちいずれか一項記載の携帯電話システム。
  6. 【請求項6】 携帯電話機に有線接続される第1のプラ
    グと、 携帯型音声再生装置に有線接続される第2のプラグと、 前記第1のプラグを介して入力される前記携帯電話機か
    らの信号から着信信号を検出する検出回路と、 無線信号を受信する受信手段と、 無線信号を微弱電波で送信する送信手段と、 前記第1のプラグを介して前記携帯電話機から音声信号
    が入力されない待ち受け状態では、前記第2のプラグを
    介して前記携帯型音声再生装置から入力された再生音声
    信号を前記送信手段に供給し、前記検出回路により着信
    信号の入力が検出されたときは前記再生音声信号に代え
    て該着信信号を前記送信手段に供給し、前記受信手段か
    ら音声信号又はオフフック命令又はオンフック命令が取
    り出されたときは前記携帯電話機に入力する制御手段と
    を有することを特徴とする通話装置。
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