JPH1128418A - ツートン塗膜の形成方法及びツートン塗装物 - Google Patents
ツートン塗膜の形成方法及びツートン塗装物Info
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- JPH1128418A JPH1128418A JP20226097A JP20226097A JPH1128418A JP H1128418 A JPH1128418 A JP H1128418A JP 20226097 A JP20226097 A JP 20226097A JP 20226097 A JP20226097 A JP 20226097A JP H1128418 A JPH1128418 A JP H1128418A
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- JP
- Japan
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- coating
- coating film
- paint
- tone
- clear top
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 艶消し/艶有りの対比に起因するツートン調
を効率的に得ることができるツートン塗膜形成方法を提
供する。 【解決手段】 (1) 被塗物表面に光輝性塗料及び艶有り
クリヤートップ塗料を順に塗布するかソリッド塗料を塗
布することにより第一塗膜を形成し、(2) 第一塗膜の表
面の一部に艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗
膜を形成する。艶消しクリヤートップ塗料は艶有りクリ
ヤートップ塗料に樹脂微粒子を添加することにより調製
する。
を効率的に得ることができるツートン塗膜形成方法を提
供する。 【解決手段】 (1) 被塗物表面に光輝性塗料及び艶有り
クリヤートップ塗料を順に塗布するかソリッド塗料を塗
布することにより第一塗膜を形成し、(2) 第一塗膜の表
面の一部に艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗
膜を形成する。艶消しクリヤートップ塗料は艶有りクリ
ヤートップ塗料に樹脂微粒子を添加することにより調製
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車外板等の上
塗り塗装用に好適なツートン塗膜の形成方法、及びかか
る方法により得られたツートン塗装物に関する。
塗り塗装用に好適なツートン塗膜の形成方法、及びかか
る方法により得られたツートン塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ツート
ン塗装は意匠性に優れた外観を与えるので、従来より自
動車外板等の塗装に使用されており、種々の塗装方法が
提案されている。
ン塗装は意匠性に優れた外観を与えるので、従来より自
動車外板等の塗装に使用されており、種々の塗装方法が
提案されている。
【0003】被塗物を2色に塗り分けるには、第一の塗
色を呈する第一塗膜の上に第二の塗色を呈する第二塗膜
を設けるのが一般的である。例えば第一塗膜をメタリッ
クベース塗膜/クリアコート塗膜とし、第二塗膜をカラ
ーベース塗膜/マイカベース塗膜/クリアコート塗膜と
する例が知られている。しかしながらこのように第二塗
膜が厚いと第一塗膜との段差が大きくなり、第二塗膜の
縁部から剥離が起こったり、外観にはっきりした見切り
が存在したりするという問題があった。
色を呈する第一塗膜の上に第二の塗色を呈する第二塗膜
を設けるのが一般的である。例えば第一塗膜をメタリッ
クベース塗膜/クリアコート塗膜とし、第二塗膜をカラ
ーベース塗膜/マイカベース塗膜/クリアコート塗膜と
する例が知られている。しかしながらこのように第二塗
膜が厚いと第一塗膜との段差が大きくなり、第二塗膜の
縁部から剥離が起こったり、外観にはっきりした見切り
が存在したりするという問題があった。
【0004】これらの問題を解消するために、例えば特
開平1-148370号は、メタリックベース塗膜/クリアコー
ト塗膜からなる第一塗膜の上に、部分的にマイカベース
塗膜/クリアコート塗膜からなる第二塗膜を形成するツ
ートン塗膜の形成方法を提案した。この方法では第二塗
膜にカラーベース塗膜を使用しないので、段差が小さ
い。
開平1-148370号は、メタリックベース塗膜/クリアコー
ト塗膜からなる第一塗膜の上に、部分的にマイカベース
塗膜/クリアコート塗膜からなる第二塗膜を形成するツ
ートン塗膜の形成方法を提案した。この方法では第二塗
膜にカラーベース塗膜を使用しないので、段差が小さ
い。
【0005】また特開平2-144175号は、(1) カラー中塗
り塗膜上に部分的に上塗り塗膜を形成した後で全面にカ
ラークリヤー塗膜を塗布するか、(2) 中塗り塗膜上に第
一の塗色を呈する第一の上塗り塗膜及び第二の塗色を呈
する第二の上塗り塗膜を境界が重なるように塗り分け、
両上塗り塗膜の上にカラークリヤー塗料を塗布すること
によって、はっきりした見切りが存在しないツートン塗
膜を形成する方法を提案している。
り塗膜上に部分的に上塗り塗膜を形成した後で全面にカ
ラークリヤー塗膜を塗布するか、(2) 中塗り塗膜上に第
一の塗色を呈する第一の上塗り塗膜及び第二の塗色を呈
する第二の上塗り塗膜を境界が重なるように塗り分け、
両上塗り塗膜の上にカラークリヤー塗料を塗布すること
によって、はっきりした見切りが存在しないツートン塗
膜を形成する方法を提案している。
【0006】しかしながら、これらのツートン塗装方法
においては異色又は濃淡差のある二種以上の塗膜を組み
合わせなければならず、艶の有無でツートン調にした塗
膜を形成することはできない。
においては異色又は濃淡差のある二種以上の塗膜を組み
合わせなければならず、艶の有無でツートン調にした塗
膜を形成することはできない。
【0007】従って本発明の目的は上記問題点を解消
し、同色の塗膜であってもツートン調の外観を有する段
差の小さいツートン塗膜を効率良く形成する方法、及び
かかる方法により形成されたツートン塗装物を提供する
ことである。
し、同色の塗膜であってもツートン調の外観を有する段
差の小さいツートン塗膜を効率良く形成する方法、及び
かかる方法により形成されたツートン塗装物を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者等は、焼付けた第一塗膜の一部をマス
キングし、その上に艶消しクリヤー塗料を塗装して第二
塗膜を形成した後でマスキングを除去することにより、
艶消し/艶有りによるツートン調の塗装物が得られるこ
とを発見し、本発明に想到した。
の結果、本発明者等は、焼付けた第一塗膜の一部をマス
キングし、その上に艶消しクリヤー塗料を塗装して第二
塗膜を形成した後でマスキングを除去することにより、
艶消し/艶有りによるツートン調の塗装物が得られるこ
とを発見し、本発明に想到した。
【0009】すなわち本発明の第一のツートン塗膜の形
成方法は、(1) 被塗物表面に光輝性塗料及び艶有りクリ
ヤートップ塗料を順に塗布するかソリッド塗料を塗布す
ることにより第一塗膜を形成し、(2) 前記第一塗膜の表
面の一部に艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗
膜を形成することを特徴とする。
成方法は、(1) 被塗物表面に光輝性塗料及び艶有りクリ
ヤートップ塗料を順に塗布するかソリッド塗料を塗布す
ることにより第一塗膜を形成し、(2) 前記第一塗膜の表
面の一部に艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗
膜を形成することを特徴とする。
【0010】本発明の第二のツートン塗膜の形成方法
は、(1) 被塗物表面に光輝性塗料と艶有りクリヤートッ
プ塗料とを順に塗布して第一塗膜を形成し、(2) 前記第
一塗膜の表面の一部に前記光輝性塗料と同色又は異色の
光輝性塗料及び艶消しクリヤートップ塗料を順に塗布し
て、第二塗膜を形成することを特徴とする。
は、(1) 被塗物表面に光輝性塗料と艶有りクリヤートッ
プ塗料とを順に塗布して第一塗膜を形成し、(2) 前記第
一塗膜の表面の一部に前記光輝性塗料と同色又は異色の
光輝性塗料及び艶消しクリヤートップ塗料を順に塗布し
て、第二塗膜を形成することを特徴とする。
【0011】本発明の第三のツートン塗膜の形成方法
は、(1) 被塗物表面にソリッド塗料を塗布して第一塗膜
を形成し、(2) 前記第一塗膜の表面の一部に前記ソリッ
ド塗料と同色又は異色のソリッド塗料を塗布し、さらに
(3) 艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗膜を形
成することを特徴とする。
は、(1) 被塗物表面にソリッド塗料を塗布して第一塗膜
を形成し、(2) 前記第一塗膜の表面の一部に前記ソリッ
ド塗料と同色又は異色のソリッド塗料を塗布し、さらに
(3) 艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第二塗膜を形
成することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0013】[A] 塗料の組成 [1] 光輝性塗料 光輝性塗料は塗料用樹脂中に光輝性顔料及び必要に応じ
て着色顔料が分散してなるもので、具体的にはメタリッ
ク塗料又はマイカ塗料である。
て着色顔料が分散してなるもので、具体的にはメタリッ
ク塗料又はマイカ塗料である。
【0014】(a) 塗料用樹脂 (1) ビヒクル樹脂 光輝性塗料に使用する塗料用樹脂はビヒクル樹脂及び架
橋剤からなる。ビヒクル樹脂としては、例えばアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂
等が挙げられる。特にアクリル樹脂及びポリエステル樹
脂が好ましく、メラミン樹脂等のアミノ樹脂やブロック
ポリイソシアネート化合物等の架橋剤を混合して使用す
る。
橋剤からなる。ビヒクル樹脂としては、例えばアクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フッ素樹脂
等が挙げられる。特にアクリル樹脂及びポリエステル樹
脂が好ましく、メラミン樹脂等のアミノ樹脂やブロック
ポリイソシアネート化合物等の架橋剤を混合して使用す
る。
【0015】(イ) アクリル樹脂 アクリル樹脂は、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシブチル、N−メチロールアクリルア
ミド等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル系単量
体、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
フマル酸、マレイン酸等のカルボキシル基を有するエチ
レン性不飽和単量体、及び(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸n−ドデシル
等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の少なくと
も1種を通常の方法により重合することにより得ること
ができる。なお(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又は
メタクリル酸を意味する。さらに共重合可能な(メタ)
アクリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸アミ
ド、ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルプロピ
ルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド
等を配合してもよい。アクリル樹脂の数平均分子量は1,
800 〜100,000 とするのが好ましく、5,000 〜20,000が
より好ましい。
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシブチル、N−メチロールアクリルア
ミド等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル系単量
体、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
フマル酸、マレイン酸等のカルボキシル基を有するエチ
レン性不飽和単量体、及び(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2-エチルヘキシ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸n−ドデシル
等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の少なくと
も1種を通常の方法により重合することにより得ること
ができる。なお(メタ)アクリル酸は、アクリル酸又は
メタクリル酸を意味する。さらに共重合可能な(メタ)
アクリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸アミ
ド、ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルプロピ
ルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド
等を配合してもよい。アクリル樹脂の数平均分子量は1,
800 〜100,000 とするのが好ましく、5,000 〜20,000が
より好ましい。
【0016】(ロ) ポリエステル樹脂 ポリエステル樹脂は多価アルコールと多塩基酸又はその
無水物とを重縮合(エステル化)して得られる。ポリエ
ステル樹脂の数平均分子量は200 〜10,000であるのが好
ましく、300 〜6,000 がより好ましい。
無水物とを重縮合(エステル化)して得られる。ポリエ
ステル樹脂の数平均分子量は200 〜10,000であるのが好
ましく、300 〜6,000 がより好ましい。
【0017】多価アルコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコー
ル、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリ
エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ジ
ペンタエリトリット等が好ましく、これらの多価アルコ
ールを2種以上組み合わせて用いることがより好まし
い。
ール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコー
ル、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリ
エチレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ジ
ペンタエリトリット等が好ましく、これらの多価アルコ
ールを2種以上組み合わせて用いることがより好まし
い。
【0018】多塩基酸又はその無水物としては、フタル
酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無
水トリメリット酸等が好ましく、これらを2種以上組み
合わせて用いることがより好ましい。
酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハ
ク酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水
フタル酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無
水トリメリット酸等が好ましく、これらを2種以上組み
合わせて用いることがより好ましい。
【0019】(2) 架橋剤 架橋剤としては、アミノ樹脂、ブロックポリイソシアネ
ート化合物等が挙げられる。また常温乾燥により硬化す
ることができる2液型ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂等も使用することができる。
ート化合物等が挙げられる。また常温乾燥により硬化す
ることができる2液型ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂等も使用することができる。
【0020】(イ) アミノ樹脂 アミノ樹脂としては、例えばメラミン、尿素、ベンゾグ
アナミン等のアミノ化合物の1種又は2種以上の混合物
をホルムアルデヒドと反応させた縮合物、及びその縮合
物にメタノール、ブタノール等の低級アルコールを反応
させたアルキルエーテル化メラミン樹脂等が挙げられ
る。このようなアルキルエーテル化メラミン樹脂の数平
均分子量は400 〜2,000 であるのが好ましい。
アナミン等のアミノ化合物の1種又は2種以上の混合物
をホルムアルデヒドと反応させた縮合物、及びその縮合
物にメタノール、ブタノール等の低級アルコールを反応
させたアルキルエーテル化メラミン樹脂等が挙げられ
る。このようなアルキルエーテル化メラミン樹脂の数平
均分子量は400 〜2,000 であるのが好ましい。
【0021】(ロ) ブロックポリイソシアネート化合物 ブロックポリイソシアネート化合物としては、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(HMDI)等の脂肪族多官能
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)等の脂環族多官能イソシアネート、及びジフェニル
メタン-4,4'-ジイソシアネート(MDI)や水添MDI
等のポリイソシアネート化合物の官能基を部分的又は完
全にブロックしたものが挙げられる。
チレンジイソシアネート(HMDI)等の脂肪族多官能
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)等の脂環族多官能イソシアネート、及びジフェニル
メタン-4,4'-ジイソシアネート(MDI)や水添MDI
等のポリイソシアネート化合物の官能基を部分的又は完
全にブロックしたものが挙げられる。
【0022】(3) 配合割合 塗料用樹脂中のビヒクル樹脂及び架橋剤の配合割合は、
固形分換算でビヒクル樹脂が90〜50重量%、好ましくは
85〜60重量%であり、架橋剤が10〜50重量%、好ましく
は15〜40重量%である。ビヒクル樹脂が90重量%を超え
ると(架橋剤が10重量%未満では)、塗膜の架橋が十分
でない。一方ビヒクル樹脂が50重量%未満では(架橋剤
が50重量%を超えると)、塗料の貯蔵安定性が低下する
とともに、硬化速度が大きくなるため塗膜外観が悪くな
る。
固形分換算でビヒクル樹脂が90〜50重量%、好ましくは
85〜60重量%であり、架橋剤が10〜50重量%、好ましく
は15〜40重量%である。ビヒクル樹脂が90重量%を超え
ると(架橋剤が10重量%未満では)、塗膜の架橋が十分
でない。一方ビヒクル樹脂が50重量%未満では(架橋剤
が50重量%を超えると)、塗料の貯蔵安定性が低下する
とともに、硬化速度が大きくなるため塗膜外観が悪くな
る。
【0023】(b) 顔料 (1) 光輝性顔料 光輝性顔料としては、リーフィング型又はノンリーフィ
ング型のアルミニウムフレーク、金属チタンフレーク、
ステンレススティールフレーク、板状酸化鉄、フタロシ
アニンフレーク、グラファイト、二酸化チタン被覆マイ
カ、着色マイカ、金属めっきマイカ、金属めっきガラス
フレーク、二酸化チタン被覆アルミニウムフレーク、二
酸化チタン被覆酸化珪素フレーク、硫化コバルト、硫化
マンガン、硫化チタン等が挙げられる。このうちアルミ
ニウムフレーク等の金属フレークを含有する塗料はメタ
リック塗料と呼ばれ、またマイカ顔料を含有する塗料は
マイカ塗料と呼ばれる。
ング型のアルミニウムフレーク、金属チタンフレーク、
ステンレススティールフレーク、板状酸化鉄、フタロシ
アニンフレーク、グラファイト、二酸化チタン被覆マイ
カ、着色マイカ、金属めっきマイカ、金属めっきガラス
フレーク、二酸化チタン被覆アルミニウムフレーク、二
酸化チタン被覆酸化珪素フレーク、硫化コバルト、硫化
マンガン、硫化チタン等が挙げられる。このうちアルミ
ニウムフレーク等の金属フレークを含有する塗料はメタ
リック塗料と呼ばれ、またマイカ顔料を含有する塗料は
マイカ塗料と呼ばれる。
【0024】(2) 着色顔料 着色顔料としては、カーボンブラック、アゾレーキ系顔
料、フタロシアニン系顔料、インジコ系顔料、ペリレン
系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体
顔料等の有機顔料、及び黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、
二酸化チタン等の無機顔料が挙げられる。
料、フタロシアニン系顔料、インジコ系顔料、ペリレン
系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キ
ナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体
顔料等の有機顔料、及び黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、
二酸化チタン等の無機顔料が挙げられる。
【0025】(3) 配合比 (光輝性顔料+着色顔料)/樹脂固形分の重量比は、0.
01/1〜1/1であるのが好ましく、0.03/1〜0.9 /
1であるのがより好ましい。光輝性顔料+着色顔料の添
加量は、塗膜が光輝性を保持する限り色相に合わせて任
意に設定できる。
01/1〜1/1であるのが好ましく、0.03/1〜0.9 /
1であるのがより好ましい。光輝性顔料+着色顔料の添
加量は、塗膜が光輝性を保持する限り色相に合わせて任
意に設定できる。
【0026】(c) 溶剤 溶剤としては、塗料用樹脂を溶解するものであれば水又
は有機溶剤のいずれでもよい。有機溶剤としては例え
ば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、セロソルブ類、ケ
トン系溶剤等を挙げることができる。溶剤の好ましい添
加量は塗料用樹脂100 重量部に対して100〜400 重量部
である。
は有機溶剤のいずれでもよい。有機溶剤としては例え
ば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、セロソルブ類、ケ
トン系溶剤等を挙げることができる。溶剤の好ましい添
加量は塗料用樹脂100 重量部に対して100〜400 重量部
である。
【0027】(d) その他の成分 上記成分の他に、沈降防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、シリコーンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め
剤、増粘剤等を適宜添加することができる。これらの添
加剤の配合量は、塗料全体を100 重量部として5重量部
以下とする。
剤、シリコーンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め
剤、増粘剤等を適宜添加することができる。これらの添
加剤の配合量は、塗料全体を100 重量部として5重量部
以下とする。
【0028】[2] ソリッド塗料 ソリッド塗料は一般に光輝性顔料を含有せずに着色顔料
のみ含有する。この点を除いて、ソリッド塗料の組成は
基本的に光輝性塗料の組成と異ならない。着色顔料とし
ては上記のものを使用することができる。着色顔料/樹
脂固形分の重量比は、0.01/1〜1/1が好ましく、0.
03/1〜0.9 /1がより好ましい。また溶剤の好ましい
添加量は塗料用樹脂100 重量部に対して30〜150 重量部
である。
のみ含有する。この点を除いて、ソリッド塗料の組成は
基本的に光輝性塗料の組成と異ならない。着色顔料とし
ては上記のものを使用することができる。着色顔料/樹
脂固形分の重量比は、0.01/1〜1/1が好ましく、0.
03/1〜0.9 /1がより好ましい。また溶剤の好ましい
添加量は塗料用樹脂100 重量部に対して30〜150 重量部
である。
【0029】[3] 艶有りクリヤートップ塗料 艶有りクリヤートップ塗料の組成としては、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂及びこれらの変性
樹脂等から選ばれた少なくとも1種の熱硬化性樹脂に上
記架橋剤を混合したもの、又はカルボキシル基含有ポ
リマー及びエポキシ基含有ポリマーを用いることができ
る。特にベースが光輝性塗料からなる場合にはのカル
ボキシル基含有ポリマー及びエポキシ基含有ポリマーが
好ましい。
樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂及びこれらの変性
樹脂等から選ばれた少なくとも1種の熱硬化性樹脂に上
記架橋剤を混合したもの、又はカルボキシル基含有ポ
リマー及びエポキシ基含有ポリマーを用いることができ
る。特にベースが光輝性塗料からなる場合にはのカル
ボキシル基含有ポリマー及びエポキシ基含有ポリマーが
好ましい。
【0030】(a) カルボキシル基含有ポリマー カルボキシル基含有ポリマーとしては、酸無水物基を含
有するラジカル重合性モノマーと他の共重合性モノマー
との共重合体であって、酸無水物基が開環しハーフエス
テル化されたものが好ましい。酸無水物基を含有するラ
ジカル重合性モノマーとしては、例えば無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水ハイミッ
ク酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水
コハク酸等が挙げられ、これらを2種以上組み合わせて
用いることができる。
有するラジカル重合性モノマーと他の共重合性モノマー
との共重合体であって、酸無水物基が開環しハーフエス
テル化されたものが好ましい。酸無水物基を含有するラ
ジカル重合性モノマーとしては、例えば無水マレイン
酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水ハイミッ
ク酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水
コハク酸等が挙げられ、これらを2種以上組み合わせて
用いることができる。
【0031】その他の共重合性モノマーとしては、スチ
レン類(スチレン、α- メチルスチレン等)、アクリル
酸エステル類((メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸n-ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2-エチルヘキシ
ル、アクリル酸n-オクチル、アクリル酸n-ドデシル
等)、アクリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられ
る。
レン類(スチレン、α- メチルスチレン等)、アクリル
酸エステル類((メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸n-プロピル、アクリル酸n-ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2-エチルヘキシ
ル、アクリル酸n-オクチル、アクリル酸n-ドデシル
等)、アクリルアミド、メタクリルアミド等が挙げられ
る。
【0032】カルボキシル基含有ポリマー中の上記モノ
マーの含有量としては、酸無水物基を含有するラジカル
重合性モノマーを10〜40重量%とし、他の共重合性モノ
マーを90〜60重量%とするのが好ましい。より好ましく
は、ラジカル重合性モノマーが15〜30重量%であり、他
の共重合性モノマーが85〜70重量%である。
マーの含有量としては、酸無水物基を含有するラジカル
重合性モノマーを10〜40重量%とし、他の共重合性モノ
マーを90〜60重量%とするのが好ましい。より好ましく
は、ラジカル重合性モノマーが15〜30重量%であり、他
の共重合性モノマーが85〜70重量%である。
【0033】酸無水物基を含有するラジカル重合性モノ
マーと他の共重合性モノマーとの共重合は公知の方法、
例えばラジカル重合法等により行うことができる。カル
ボキシル基含有ポリマーの数平均分子量は500 〜40,000
であり、特に1,000 〜20,000であるのが好ましい。
マーと他の共重合性モノマーとの共重合は公知の方法、
例えばラジカル重合法等により行うことができる。カル
ボキシル基含有ポリマーの数平均分子量は500 〜40,000
であり、特に1,000 〜20,000であるのが好ましい。
【0034】ハーフエステル化は共重合の後で行う。ハ
ーフエステル化剤は低分子量のアルコール類(メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ等)である。ハーフエステ
ル化反応は室温から120 ℃の温度で触媒(トリエチルア
ミン、トリブチルアミン等の3級アミン類)の存在下で
行う。
ーフエステル化剤は低分子量のアルコール類(メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、メチルセ
ロソルブ、エチルセロソルブ等)である。ハーフエステ
ル化反応は室温から120 ℃の温度で触媒(トリエチルア
ミン、トリブチルアミン等の3級アミン類)の存在下で
行う。
【0035】(b) エポキシ基含有ポリマー エポキシ基含有ポリマーとしては、エポキシ基を有する
ラジカル重合性モノマー30〜70重量%と、水酸基を有す
るラジカル重合性モノマー10〜50重量%と、その他のラ
ジカル重合性モノマー残量との共重合体であって、エポ
キシ当量が100〜800 、好ましくは200 〜600 で、ヒド
ロキシ当量が200 〜1,200 、好ましくは400 〜1,000 の
ものが好ましい。エポキシ基含有ポリマーは分子中にエ
ポキシ基を2〜10個、好ましくは3〜8個有し、水酸基
を2〜12個、好ましくは4〜10個有する。
ラジカル重合性モノマー30〜70重量%と、水酸基を有す
るラジカル重合性モノマー10〜50重量%と、その他のラ
ジカル重合性モノマー残量との共重合体であって、エポ
キシ当量が100〜800 、好ましくは200 〜600 で、ヒド
ロキシ当量が200 〜1,200 、好ましくは400 〜1,000 の
ものが好ましい。エポキシ基含有ポリマーは分子中にエ
ポキシ基を2〜10個、好ましくは3〜8個有し、水酸基
を2〜12個、好ましくは4〜10個有する。
【0036】エポキシ基を有するラジカル重合性モノマ
ーとしては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、3,
4-エポキシシクロヘキサニルメチルメタクリレート等が
挙げられる。
ーとしては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、3,
4-エポキシシクロヘキサニルメチルメタクリレート等が
挙げられる。
【0037】水酸基を有するラジカル重合性モノマーと
しては、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブ
チル、N-メチロールアクリルアミン等のヒドロキシル基
を有するラジカル重合性モノマーが挙げられる。
しては、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブ
チル、N-メチロールアクリルアミン等のヒドロキシル基
を有するラジカル重合性モノマーが挙げられる。
【0038】その他のラジカル重合性モノマーは、(a)
のカルボキシル基含有ポリマーに使用したものと同じで
よい。
のカルボキシル基含有ポリマーに使用したものと同じで
よい。
【0039】カルボキシル基含有ポリマー(a) とエポキ
シ基含有ポリマー(b) の配合量は、(a)100重量部に対し
て(b) を50〜250 重量部とするのが好ましい。(a) 及び
(b)は希釈剤を用いて必要な粘度にして用いる。
シ基含有ポリマー(b) の配合量は、(a)100重量部に対し
て(b) を50〜250 重量部とするのが好ましい。(a) 及び
(b)は希釈剤を用いて必要な粘度にして用いる。
【0040】[4] 艶消しクリヤートップ塗料 艶消しクリヤートップ塗料は、上記艶有りクリヤートッ
プ塗料に樹脂微粒子を混合して調製する。樹脂微粒子と
しては、アクリルビーズ、ウレタンビーズ、ナイロンビ
ーズ等が挙げられる。有機樹脂の粒径は10〜25μmが好
ましい。10μm未満であると艶消し効果が不十分であ
り、触感が滑らかになり過ぎる。また25μm超であると
艶消しクリヤートップ塗膜の表面凹凸が荒くなり、触感
もざらつきが大きくなる。
プ塗料に樹脂微粒子を混合して調製する。樹脂微粒子と
しては、アクリルビーズ、ウレタンビーズ、ナイロンビ
ーズ等が挙げられる。有機樹脂の粒径は10〜25μmが好
ましい。10μm未満であると艶消し効果が不十分であ
り、触感が滑らかになり過ぎる。また25μm超であると
艶消しクリヤートップ塗膜の表面凹凸が荒くなり、触感
もざらつきが大きくなる。
【0041】樹脂微粒子の添加量は、艶消しクリヤート
ップ塗料100 重量部(固形分)に対して、固形分基準で
5〜40重量部が好ましい。添加量が5重量部未満である
と、樹脂微粒子の凹凸による光散乱の効果が得られず、
また添加量が40重量部超であると、クリヤートップ塗膜
の強度が不十分である。なお樹脂微粒子の添加量(固形
分基準)はベース塗膜の色によって適宜調節するのが好
ましく、例えばブルー系の光輝性塗料又はソリッド塗料
の場合は5〜20重量部が好ましく、グレー系の場合は10
〜40重量部が好ましい。
ップ塗料100 重量部(固形分)に対して、固形分基準で
5〜40重量部が好ましい。添加量が5重量部未満である
と、樹脂微粒子の凹凸による光散乱の効果が得られず、
また添加量が40重量部超であると、クリヤートップ塗膜
の強度が不十分である。なお樹脂微粒子の添加量(固形
分基準)はベース塗膜の色によって適宜調節するのが好
ましく、例えばブルー系の光輝性塗料又はソリッド塗料
の場合は5〜20重量部が好ましく、グレー系の場合は10
〜40重量部が好ましい。
【0042】[5] 被塗基材 塗装対象となる被塗基材としては、鉄、アルミニウ
ム、銅又はこれらの合金等の金属類、ガラス、セメン
ト、コンクリート等の無機材料、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種の
FRP等のプラスチック材料、木材、繊維材料等の天
然材料等が挙げられる。
ム、銅又はこれらの合金等の金属類、ガラス、セメン
ト、コンクリート等の無機材料、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種の
FRP等のプラスチック材料、木材、繊維材料等の天
然材料等が挙げられる。
【0043】被塗基材が金属類の場合には、被塗基材に
化成処理、電着塗装、中塗り塗装等を施した後、光輝性
塗料又はソリッド塗料を塗装するのが好ましい。化成処
理の方法、及び電着塗料、中塗り塗料の組成は特に制限
されず、従来から知られているもので良い。
化成処理、電着塗装、中塗り塗装等を施した後、光輝性
塗料又はソリッド塗料を塗装するのが好ましい。化成処
理の方法、及び電着塗料、中塗り塗料の組成は特に制限
されず、従来から知られているもので良い。
【0044】[B] ツートン塗膜の構成 本発明のツートン塗膜の基本構成は、光輝性塗膜/艶有
りクリヤートップ塗膜又はソリッド塗膜からなる第一塗
膜+艶消しクリヤートップ塗膜からなる第二塗膜(図1
及び図4の塗装系A、D参照)であるが、バリエーショ
ンとして下記の構成も含む。
りクリヤートップ塗膜又はソリッド塗膜からなる第一塗
膜+艶消しクリヤートップ塗膜からなる第二塗膜(図1
及び図4の塗装系A、D参照)であるが、バリエーショ
ンとして下記の構成も含む。
【0045】(a) 第一の光輝性塗膜/艶有りクリヤート
ップ塗膜からなる第一塗膜+第二の光輝性塗膜/艶消し
クリヤートップ塗膜からなる第二塗膜(図2の塗装系B
参照)。 (b) 第一のソリッド塗膜からなる第一塗膜+第二のソリ
ッド塗膜/艶消しクリヤートップ塗膜からなる第二塗膜
(図5の塗装系E参照)。
ップ塗膜からなる第一塗膜+第二の光輝性塗膜/艶消し
クリヤートップ塗膜からなる第二塗膜(図2の塗装系B
参照)。 (b) 第一のソリッド塗膜からなる第一塗膜+第二のソリ
ッド塗膜/艶消しクリヤートップ塗膜からなる第二塗膜
(図5の塗装系E参照)。
【0046】なおベース塗膜の下には電着塗膜及び/又
は中塗り塗膜を形成しても良い。また艶有りクリヤート
ップ塗膜は全面に形成されている必要はなく、艶消しク
リヤートップ塗膜に覆われる部分には形成しなくても良
い(図3の塗装系C参照)。
は中塗り塗膜を形成しても良い。また艶有りクリヤート
ップ塗膜は全面に形成されている必要はなく、艶消しク
リヤートップ塗膜に覆われる部分には形成しなくても良
い(図3の塗装系C参照)。
【0047】[1] 電着塗膜・中塗り塗膜 電着塗膜及び中塗り塗膜自体は公知のもので良く、その
乾燥膜厚は電着塗膜を10〜30μmとし、中塗り塗膜を20
〜50μmとするのが好ましい。
乾燥膜厚は電着塗膜を10〜30μmとし、中塗り塗膜を20
〜50μmとするのが好ましい。
【0048】[2] 第一塗膜 第一塗膜は、光輝性塗膜/艶有りクリヤートップ塗
膜、又はソリッド塗膜からなる。光輝性塗膜及びソリ
ッド塗膜の乾燥膜厚はいずれも10〜50μm程度が好まし
い。また光輝性塗膜上に形成する艶有りクリヤートップ
塗膜の乾燥膜厚は10〜80μmが好ましく、20〜50μmが
より好ましい。艶有りクリヤートップ塗膜の乾燥膜厚が
10μm未満であると艶のある光沢に優れた外観が得られ
ず、また80μmを超えてもそれに見合う効果の向上は得
られない。第一塗膜塗の60度光沢値(JIS K5400 に準拠
して測定)は90〜100 であるのが好ましい。
膜、又はソリッド塗膜からなる。光輝性塗膜及びソリ
ッド塗膜の乾燥膜厚はいずれも10〜50μm程度が好まし
い。また光輝性塗膜上に形成する艶有りクリヤートップ
塗膜の乾燥膜厚は10〜80μmが好ましく、20〜50μmが
より好ましい。艶有りクリヤートップ塗膜の乾燥膜厚が
10μm未満であると艶のある光沢に優れた外観が得られ
ず、また80μmを超えてもそれに見合う効果の向上は得
られない。第一塗膜塗の60度光沢値(JIS K5400 に準拠
して測定)は90〜100 であるのが好ましい。
【0049】[3] 第二塗膜 艶消しクリヤートップ塗膜の乾燥膜厚は10〜80μmが好
ましく、20〜50μmがより好ましい。艶消しクリヤート
ップ塗膜の乾燥膜厚が10μm未満であると十分な艶消し
効果が得られず、また80μmを超えてもそれに見合う効
果の向上は得られない。なお第二塗膜に光輝性塗膜又は
ソリッド塗膜がある場合(図2及び図5の塗装系B、
E)には、光輝性塗膜及びソリッド塗膜の乾燥膜厚はい
ずれも10〜50μm程度が好ましい。またそのときの艶消
しクリヤートップ塗膜の乾燥膜厚は10〜50μm程度が好
ましい。
ましく、20〜50μmがより好ましい。艶消しクリヤート
ップ塗膜の乾燥膜厚が10μm未満であると十分な艶消し
効果が得られず、また80μmを超えてもそれに見合う効
果の向上は得られない。なお第二塗膜に光輝性塗膜又は
ソリッド塗膜がある場合(図2及び図5の塗装系B、
E)には、光輝性塗膜及びソリッド塗膜の乾燥膜厚はい
ずれも10〜50μm程度が好ましい。またそのときの艶消
しクリヤートップ塗膜の乾燥膜厚は10〜50μm程度が好
ましい。
【0050】本発明のツートン塗装物の第二塗膜の60度
光沢値(JIS K5400 に準拠)は0〜95であり、かつ第一
塗膜の60度光沢値との差が+5〜+100 であるのが好ま
しい。60度光沢値の差が+5未満であるとツートン調が
不十分であり、また60度光沢値の差を+100 超とするの
は事実上不可能である。
光沢値(JIS K5400 に準拠)は0〜95であり、かつ第一
塗膜の60度光沢値との差が+5〜+100 であるのが好ま
しい。60度光沢値の差が+5未満であるとツートン調が
不十分であり、また60度光沢値の差を+100 超とするの
は事実上不可能である。
【0051】本発明のツートン塗装物では、第一塗膜と
第二塗膜との艶のコントラストを利用しているので、第
二塗膜に光輝性塗膜又はソリッド塗膜を形成しなくても
良いが、いっそうはっきりしたコントラストを得るため
に下地として光輝性塗膜又はソリッド塗膜を形成しても
良い。
第二塗膜との艶のコントラストを利用しているので、第
二塗膜に光輝性塗膜又はソリッド塗膜を形成しなくても
良いが、いっそうはっきりしたコントラストを得るため
に下地として光輝性塗膜又はソリッド塗膜を形成しても
良い。
【0052】[C] 塗膜形成方法 [1] 第一塗膜の形成 (a) 光輝性塗料又はソリッド塗料の塗装 光輝性塗料又はソリッド塗料の塗装方法は従来法と同じ
でよい。例えば自動車ボディの場合を例にとると、化成
処理した鋼板に電着塗料を塗装し、必要に応じてその上
に中塗り塗料を塗装したものを被塗物とし、これに光輝
性塗料又はソリッド塗料を塗装する。塗装方法は特に限
定されないが、スプレー法、浸漬法、静電塗装法が好ま
しい。
でよい。例えば自動車ボディの場合を例にとると、化成
処理した鋼板に電着塗料を塗装し、必要に応じてその上
に中塗り塗料を塗装したものを被塗物とし、これに光輝
性塗料又はソリッド塗料を塗装する。塗装方法は特に限
定されないが、スプレー法、浸漬法、静電塗装法が好ま
しい。
【0053】(b) 艶有りクリヤートップ塗料の塗装 光輝性塗膜の上に艶有りクリヤートップ塗料を塗装する
場合、未硬化の光輝性塗膜の上にウェットオンウェット
(W/W)法により艶有りクリヤートップ塗料を塗装す
るのが好ましい。W/W法とは、光輝性塗膜の形成後風
乾等により乾燥し、未硬化状態又は硬化しない状態のう
ちに艶有りクリヤートップ塗料を塗装する方法である。
本塗膜の方法を自動車ラインに適用する場合には、ゴミ
等の異物の付着対策の点でプレヒート法が好ましい。艶
有りクリヤートップ塗料を複数回塗装する場合には、最
終のクリヤー塗装の後で硬化させればよく、下層のクリ
ヤー塗膜の形成段階ではプレヒート又は半硬化の状態で
よい。
場合、未硬化の光輝性塗膜の上にウェットオンウェット
(W/W)法により艶有りクリヤートップ塗料を塗装す
るのが好ましい。W/W法とは、光輝性塗膜の形成後風
乾等により乾燥し、未硬化状態又は硬化しない状態のう
ちに艶有りクリヤートップ塗料を塗装する方法である。
本塗膜の方法を自動車ラインに適用する場合には、ゴミ
等の異物の付着対策の点でプレヒート法が好ましい。艶
有りクリヤートップ塗料を複数回塗装する場合には、最
終のクリヤー塗装の後で硬化させればよく、下層のクリ
ヤー塗膜の形成段階ではプレヒート又は半硬化の状態で
よい。
【0054】(c) 焼き付け 以上のようにして形成した[光輝性塗膜/艶有りクリヤ
ートップ塗膜]又はソリッドからなる第一塗膜を焼き付
け、以後のマスキング工程に備える。焼き付け条件は第
一塗膜の塗料樹脂の種類により異なるが、一般に120 〜
160 ℃で15〜40分とするのが好ましい。
ートップ塗膜]又はソリッドからなる第一塗膜を焼き付
け、以後のマスキング工程に備える。焼き付け条件は第
一塗膜の塗料樹脂の種類により異なるが、一般に120 〜
160 ℃で15〜40分とするのが好ましい。
【0055】[2] マスキング 焼き付けた第一塗膜上に、粘着テープ等により所定のマ
スキングを行う。マスク自体は公知のもので良い。
スキングを行う。マスク自体は公知のもので良い。
【0056】[3] 第二塗膜の形成 光輝性塗料又はソリッド塗料を塗装しない場合は、マス
キングした第一塗膜上にベークオンウェット(B/W)
法により艶消しクリヤートップ塗料を塗装する。B/W
法とは第一塗膜を焼付後に塗装する方法である。艶消し
クリヤートップ塗料より前に光輝性塗料又はソリッド塗
料を塗装する場合は、その上にW/W法又はB/W法に
より艶消しクリヤートップ塗料を塗装する。艶消しクリ
ヤートップ塗料を塗装後、120 〜160 ℃で15〜40分間焼
き付ける。
キングした第一塗膜上にベークオンウェット(B/W)
法により艶消しクリヤートップ塗料を塗装する。B/W
法とは第一塗膜を焼付後に塗装する方法である。艶消し
クリヤートップ塗料より前に光輝性塗料又はソリッド塗
料を塗装する場合は、その上にW/W法又はB/W法に
より艶消しクリヤートップ塗料を塗装する。艶消しクリ
ヤートップ塗料を塗装後、120 〜160 ℃で15〜40分間焼
き付ける。
【0057】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により詳細
に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。ただし各実施例及び比較例に使用する塗料等は下記
の方法により調製した。
に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではな
い。ただし各実施例及び比較例に使用する塗料等は下記
の方法により調製した。
【0058】1.被塗基材の調製 ダル鋼板1(長さ300 mm、幅100 mm、厚さ0.8 mm)をリ
ン酸亜鉛処理剤(商品名:サーフダインSD2000、日本ペ
イント(株)製)を使用し、通常の方法により化成処理
した後、エポキシ/ウレタン系カチオン電着塗料(商品
名:パワートップU-30、日本ペイント(株)製)を乾燥
膜厚が20μmとなるように塗装し、カチオン電着塗膜2
を形成した。次いで160 ℃で30分間焼付けた後、ポリエ
ステル/メラミン樹脂系中塗り塗料(商品名:オルガP-
2 グレー、日本ペイント(株)製)を乾燥膜厚が35μm
となるようにエアースプレー塗装し、140 ℃で30分間焼
付けて、中塗り塗膜3を形成した。
ン酸亜鉛処理剤(商品名:サーフダインSD2000、日本ペ
イント(株)製)を使用し、通常の方法により化成処理
した後、エポキシ/ウレタン系カチオン電着塗料(商品
名:パワートップU-30、日本ペイント(株)製)を乾燥
膜厚が20μmとなるように塗装し、カチオン電着塗膜2
を形成した。次いで160 ℃で30分間焼付けた後、ポリエ
ステル/メラミン樹脂系中塗り塗料(商品名:オルガP-
2 グレー、日本ペイント(株)製)を乾燥膜厚が35μm
となるようにエアースプレー塗装し、140 ℃で30分間焼
付けて、中塗り塗膜3を形成した。
【0059】2.光輝性塗料の調製 固形分基準で80重量部のアクリル樹脂(スチレン/メチ
ルメタクリレート/エチルアクリレート/ヒドロキシエ
チルメタクリレート/メタクリル酸の共重合体、数平均
分子量約2000、水酸基価45、酸価15、固形分50重量%)
と、20重量部のメラミン樹脂(商品名:ユーバン20SE、
三井東圧化学(株)製、固形分60重量%)とを混合し
た。得られた塗料用樹脂100 重量部に、12重量部の[光
輝性顔料+着色顔料]を配合し、光輝性塗料G1〜G6を調
製した。各光輝性塗料G1〜G6中の光輝性顔料及び着色顔
料の組成及び重量比並びに不揮発成分(NV)の割合は
表1に示す通りであった。
ルメタクリレート/エチルアクリレート/ヒドロキシエ
チルメタクリレート/メタクリル酸の共重合体、数平均
分子量約2000、水酸基価45、酸価15、固形分50重量%)
と、20重量部のメラミン樹脂(商品名:ユーバン20SE、
三井東圧化学(株)製、固形分60重量%)とを混合し
た。得られた塗料用樹脂100 重量部に、12重量部の[光
輝性顔料+着色顔料]を配合し、光輝性塗料G1〜G6を調
製した。各光輝性塗料G1〜G6中の光輝性顔料及び着色顔
料の組成及び重量比並びに不揮発成分(NV)の割合は
表1に示す通りであった。
【0060】3.ソリッド塗料の調製 上記塗料用樹脂100 重量部に、17.6重量部の着色顔料を
配合し、ソリッド塗料S1を調製した。ソリッド塗料の組
成を表2に示す。
配合し、ソリッド塗料S1を調製した。ソリッド塗料の組
成を表2に示す。
【0061】4.クリヤートップ塗料の準備 艶有りクリヤートップ塗料として、アクリル/メラミン
樹脂系クリヤー塗料(商品名:スーパーラックO-130 ク
リヤー、日本ペイント(株)製)、及びカルボキシル基
含有ポリマー/エポキシ基含有ポリマーからなるクリヤ
ー塗料(商品名:マックフローO-520 クリヤー、日本ペ
イント(株)製)の2種類C1、C2を準備した。艶有りク
リヤートップ塗料の組成を表3に示す。
樹脂系クリヤー塗料(商品名:スーパーラックO-130 ク
リヤー、日本ペイント(株)製)、及びカルボキシル基
含有ポリマー/エポキシ基含有ポリマーからなるクリヤ
ー塗料(商品名:マックフローO-520 クリヤー、日本ペ
イント(株)製)の2種類C1、C2を準備した。艶有りク
リヤートップ塗料の組成を表3に示す。
【0062】また艶消しクリヤートップ塗料として、各
艶有りクリヤートップ塗料C1、C2 100重量部に樹脂微粒
子としてアクリル樹脂ビーズ(商品名:ラブコロール23
0F、大日精化工業(株)製)を配合し、艶消しクリヤー
トップ塗料C3、C4を得た。艶消しクリヤートップ塗料C
3、C4の組成を表3に示す。
艶有りクリヤートップ塗料C1、C2 100重量部に樹脂微粒
子としてアクリル樹脂ビーズ(商品名:ラブコロール23
0F、大日精化工業(株)製)を配合し、艶消しクリヤー
トップ塗料C3、C4を得た。艶消しクリヤートップ塗料C
3、C4の組成を表3に示す。
【0063】実施例1〜12 1.ツートン塗膜の形成 上記の方法で得られた被塗基材上に、表1に示す組成の
各光輝性塗料G1〜G6を乾燥膜厚が10μmとなるように塗
装して、光輝性塗膜G-1 を形成した後で、表4に示すよ
うに艶有りクリヤートップ塗料C1、C2を乾燥膜厚が35μ
mとなるようにウェットオンウェット塗装し、140 ℃で
20分間焼き付けた。このようにして得られた第一塗膜上
を部分的にマスキングした後で、非マスク部に艶消しク
リヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜厚が35μmとなるよう
に塗布し、マスキングを除去した後140 ℃で20分間焼付
け、ツートン塗装物(図1の塗装系A)を得た。各塗膜
の乾燥膜厚を表5に示す。
各光輝性塗料G1〜G6を乾燥膜厚が10μmとなるように塗
装して、光輝性塗膜G-1 を形成した後で、表4に示すよ
うに艶有りクリヤートップ塗料C1、C2を乾燥膜厚が35μ
mとなるようにウェットオンウェット塗装し、140 ℃で
20分間焼き付けた。このようにして得られた第一塗膜上
を部分的にマスキングした後で、非マスク部に艶消しク
リヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜厚が35μmとなるよう
に塗布し、マスキングを除去した後140 ℃で20分間焼付
け、ツートン塗装物(図1の塗装系A)を得た。各塗膜
の乾燥膜厚を表5に示す。
【0064】2.塗膜特性評価 (1) 色差 得られたツートン塗装物の色差をミノルタCR231 で入射
角45度、反射角0度で測定した。結果をCIE(L、
a、b)表示系で示す。第一塗膜(I)、第二塗膜(I
I)、及びそれらの差(I−II)の値を表6に示す。
角45度、反射角0度で測定した。結果をCIE(L、
a、b)表示系で示す。第一塗膜(I)、第二塗膜(I
I)、及びそれらの差(I−II)の値を表6に示す。
【0065】(2) 光沢値 得られたツートン塗装物の第一塗膜(I)及び第二塗膜
(II)の60度光沢値をJIS K 5400 7.6に準拠して測定し
た。各塗膜の60度光沢値及びそれらの差(I−II)を表
6に示す。
(II)の60度光沢値をJIS K 5400 7.6に準拠して測定し
た。各塗膜の60度光沢値及びそれらの差(I−II)を表
6に示す。
【0066】(3) 密着性 得られたツートン塗装物の密着強度を調べるために、JI
S K 5400 8.5に準拠して2mm×2mmのゴバン目密着テス
トを行い、下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。評価 (残マス目数)/(全マス目数) ◎ 100 /100 ○ 99/100 〜 30 /100 × 29/100 〜 0 /100
S K 5400 8.5に準拠して2mm×2mmのゴバン目密着テス
トを行い、下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。評価 (残マス目数)/(全マス目数) ◎ 100 /100 ○ 99/100 〜 30 /100 × 29/100 〜 0 /100
【0067】(4) 耐酸性雨性 得られたツートン塗装物の塗膜表面に、pH3に調整し
た硫酸溶液0.2 mlを滴下した。これを70℃に30分保持し
た後、塗膜表面のエッチング深さ(d)を測定し、耐酸
性雨性を下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。評価 エッチング深さ(μm) ◎ 0≦d<0.5 ○ 0.5 ≦d<1 × 1≦d
た硫酸溶液0.2 mlを滴下した。これを70℃に30分保持し
た後、塗膜表面のエッチング深さ(d)を測定し、耐酸
性雨性を下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。評価 エッチング深さ(μm) ◎ 0≦d<0.5 ○ 0.5 ≦d<1 × 1≦d
【0068】(5) ツートン性 得られたツートン塗装物の外観を目視により観察し、ツ
ートン性を下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。 ○・・・ツートン性有り。 ×・・・ツートン性無し。
ートン性を下記の基準により評価した。結果を表6に示
す。 ○・・・ツートン性有り。 ×・・・ツートン性無し。
【0069】比較例1〜6 表4に示すように、第一塗膜上に艶有りクリヤートップ
塗料C1を乾燥膜厚が35μmとなるようにB/W法により
塗装し、140 ℃で20分間焼き付けて第二塗膜を形成した
以外は実施例1と同様にして、塗装物を得た。各塗膜の
乾燥膜厚を表5に示す。得られた塗装物に対して実施例
1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表6に示
す。
塗料C1を乾燥膜厚が35μmとなるようにB/W法により
塗装し、140 ℃で20分間焼き付けて第二塗膜を形成した
以外は実施例1と同様にして、塗装物を得た。各塗膜の
乾燥膜厚を表5に示す。得られた塗装物に対して実施例
1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表6に示
す。
【0070】実施例13〜18 実施例1〜12と同様にして形成した第一塗膜の上に、光
輝性塗料G1〜G6を乾燥膜厚が10μmとなるように塗装
し、その上に艶消しクリヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜
厚が35μmとなるようにウェットオンウェット塗装した
後、140 ℃で20分間焼き付けることにより第二塗膜を形
成した。得られたツートン塗装物(図2の塗装系B)の
各塗膜の乾燥膜厚を表5に示す。得られたツートン塗装
物に対して実施例1と同様にして塗膜特性を評価した。
結果を表6に示す。
輝性塗料G1〜G6を乾燥膜厚が10μmとなるように塗装
し、その上に艶消しクリヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜
厚が35μmとなるようにウェットオンウェット塗装した
後、140 ℃で20分間焼き付けることにより第二塗膜を形
成した。得られたツートン塗装物(図2の塗装系B)の
各塗膜の乾燥膜厚を表5に示す。得られたツートン塗装
物に対して実施例1と同様にして塗膜特性を評価した。
結果を表6に示す。
【0071】実施例19、20 実施例1、2と同様にして形成した第一塗膜の光輝性塗
膜C-1 の一部にのみ艶消しクリヤートップ塗料C3を塗装
して、艶消しクリヤートップ塗膜C-2 を形成した。得ら
れたツートン塗装物(図3の塗装系C)の各塗膜の乾燥
膜厚を表5に示す。これらのツートン塗装物に対して実
施例1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表6に
示す。
膜C-1 の一部にのみ艶消しクリヤートップ塗料C3を塗装
して、艶消しクリヤートップ塗膜C-2 を形成した。得ら
れたツートン塗装物(図3の塗装系C)の各塗膜の乾燥
膜厚を表5に示す。これらのツートン塗装物に対して実
施例1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表6に
示す。
【0072】実施例21、22 表4に示すように、ソリッド塗料S1を乾燥膜厚が20μm
となるように塗装し、140 ℃で20分間焼き付け、第一塗
膜を形成した。第一塗膜上に実施例1と同様にマスキン
グし、艶消しクリヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜厚が35
μmとなるように塗装し、140 ℃で20分間焼付けて、第
二塗膜を形成した。マスキングを除去して得たツートン
塗装物(図4の塗装系D)の各塗膜の乾燥膜厚を表5に
示す。これらのツートン塗装物に対して実施例1と同様
にして塗膜特性を評価した。結果を表6に示す。
となるように塗装し、140 ℃で20分間焼き付け、第一塗
膜を形成した。第一塗膜上に実施例1と同様にマスキン
グし、艶消しクリヤートップ塗料C3、C4を乾燥膜厚が35
μmとなるように塗装し、140 ℃で20分間焼付けて、第
二塗膜を形成した。マスキングを除去して得たツートン
塗装物(図4の塗装系D)の各塗膜の乾燥膜厚を表5に
示す。これらのツートン塗装物に対して実施例1と同様
にして塗膜特性を評価した。結果を表6に示す。
【0073】実施例23 表4に示すように、ソリッド塗料S1を乾燥膜厚が40μm
となるように塗装し、140 ℃で20分間焼き付けた。その
後別のソリッド塗料S1を塗装し、さらに艶消しクリヤー
トップ塗料C3を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装し、
140 ℃で20分間焼き付けることにより第二塗膜を形成し
た。得られたツートン塗装物(図5の塗装系E)の各塗
膜の乾燥膜厚を表5に示す。このツートン塗装物に対し
て実施例1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表
6に示す。
となるように塗装し、140 ℃で20分間焼き付けた。その
後別のソリッド塗料S1を塗装し、さらに艶消しクリヤー
トップ塗料C3を乾燥膜厚が35μmとなるように塗装し、
140 ℃で20分間焼き付けることにより第二塗膜を形成し
た。得られたツートン塗装物(図5の塗装系E)の各塗
膜の乾燥膜厚を表5に示す。このツートン塗装物に対し
て実施例1と同様にして塗膜特性を評価した。結果を表
6に示す。
【0074】 表1 光輝性塗料の組成 No. 光輝性顔料 着色顔料 光輝性顔料/着色顔料 (1) N.V.(2) G1 (イ) (ニ)+(ホ)+(ヘ) 9.8 /0.4 36 G2 (イ)+(ロ) (ニ)+(ホ)+(ト) 13.6/2.5 44 G3 (イ)+(ハ) (ニ)+(ホ)+(ヘ) 5.9 /2.8 41 G4 (イ)+(ハ) (ニ)+(ホ)+(チ)+(リ) 2.4 /4.6 41 G5 (イ)+(ハ) (ニ)+(ホ)+(チ)+(リ) 3.1 /4.8 41 G6 (ハ) − 9.9 /0 41 注(1) 重量比。 (2) 不揮発性分の割合(単位:重量%)。 (イ) :マイカフレーク。 (ロ) :酸化鉄フレーク。 (ハ) :アルミフレーク。 (ニ) :カーボンブラック。 (ホ) :フタロシアニンブルー。 (ヘ) :キナクリドンマゼンタ。 (ト) :ジオキサジンバイオレット。 (チ) :キナクリドンレッド。 (リ) :透明酸化鉄レッド。
【0075】 表2 ソリッド塗料の組成 No. 着色顔料 顔料含有量(1) N.V.(2) S1 (ニ)+(ホ)+(ヌ)+(ル) 17.6 43 注(1) 〜(2) 表1と同じ。 (ニ) 〜(ホ) 表1と同じ。 (ヌ) :二酸化チタン。 (ル) :フタロシアニングリーン。
【0076】表3 クリヤートップ塗料No. 塗料 アクリル樹脂ビーズ(1) C1 (a) − C2 (b) − C3 (a) 15(30) C4 (b) 15(30) 注(1) アクリル樹脂ビーズの添加量(単位:重量%)で
あり、左側の数字はブルー系塗料の場合、括弧内の数字
はグレー系塗料の場合である。 (a) :アクリル/メラミン樹脂クリヤー塗料。 (b) :カルボキシル基含有ポリマー/エポキシ基含有ポ
リマークリヤー塗料。
あり、左側の数字はブルー系塗料の場合、括弧内の数字
はグレー系塗料の場合である。 (a) :アクリル/メラミン樹脂クリヤー塗料。 (b) :カルボキシル基含有ポリマー/エポキシ基含有ポ
リマークリヤー塗料。
【0077】 表4 第一塗膜 第二塗膜 例No. 塗装系 G−1 S−1 C−1 G−2 S−2 C−2 実施例 1 A G1 − w/w C1 − − C3 2 A G2 − w/w C1 − − C3 3 A G3 − w/w C1 − − C3 4 A G4 − w/w C1 − − C3 5 A G5 − w/w C1 − − C3 6 A G6 − w/w C1 − − C3 7 A G1 − w/w C2 − − C4 8 A G2 − w/w C2 − − C4 9 A G3 − w/w C2 − − C4 10 A G4 − w/w C2 − − C4 11 A G5 − w/w C2 − − C4 12 A G6 − w/w C2 − − C4 13 B G1 − w/w C1 w/w G1 − C3 14 B G2 − w/w C1 w/w G2 − C3 15 B G3 − w/w C1 w/w G3 − C3 16 B G4 − w/w C2 w/w G4 − C4 17 B G5 − w/w C2 w/w G5 − C4 18 B G6 − w/w C2 w/w G6 − C4 19 C G1 − w/w C1 − − C3 20 C G2 − w/w C1 − − C3 21 D − S1 − − − C3 22 D − S1 − − − C4 23 E − S1 − − S2 w/w C3比較例 1 A G1 − w/w C1 − − C1 2 A G2 − w/w C1 − − C1 3 A G3 − w/w C1 − − C1 4 A G4 − w/w C1 − − C1 5 A G5 − w/w C1 − − C1 6 A G6 − w/w C1 − − C1 注 塗装系:図1〜図5に示す通り。 G−1,2:光輝性塗膜。 S−1,2:ソリッド塗膜。 C−1,2:クリヤー塗膜。 G1〜G6:表1に示す通り。 S1:表2に示す通り。 C1〜C4:表3に示す通り。 w/w :ウェットオンウェット塗装。
【0078】 表5塗装系 乾燥膜厚(μm) 被塗基材 第一塗膜 第二塗膜 ED 中塗り G-1 S-1 C-1 G-2 S-2 C-2 A 20 35 10 − 35 − − 35 B 20 35 10 − 35 10 − 35 C 20 35 10 − 35 − − 35 D 20 35 − 20 − − − 35 E 20 35 − 20 − − 20 35 注 ED:電着塗膜。 G−1,2:光輝性塗膜。 S−1,2:ソリッド塗膜。 C−1,2:クリヤー塗膜。
【0079】 表6 第一塗膜(I) 第二塗膜(II) 例No. L a b 光沢値 L a b 光沢値 実施例 1 23.0 2.3 -4.9 92.6 24.7 2.0 -4.5 31.2 2 26.7 2.3 -9.2 93.9 27.8 2.0 -8.7 29.4 3 45.2 2.3 -9.2 93.4 45.5 2.0 -8.7 30.2 4 27.5 0.2 -2.3 93.8 29.5 0.1 -2.0 22.1 5 34.6 0.5 -1.9 91.7 35.9 0.4 -1.6 20.1 6 81.8 -0.4 0.3 102.8 81.8 -0.7 0.5 24.9 7 23.0 2.3 -4.9 92.6 24.7 2.0 -4.4 31.0 8 26.6 2.3 -9.1 93.5 27.7 1.9 -8.6 29.2 9 45.2 2.2 -9.1 92.5 45.4 2.0 -8.6 30.0 10 27.3 0.2 -2.3 92.6 29.2 0.1 -2.0 22.0 11 34.5 0.5 -1.9 90.6 35.7 0.4 -1.6 20.0 12 81.7 -0.4 0.3 100.7 81.5 -0.7 0.5 23.6 13 23.0 2.3 -4.9 92.6 24.7 2.0 -4.5 31.2 14 26.7 2.3 -9.2 93.9 27.8 2.0 -8.7 29.4 15 45.2 2.3 -9.2 93.4 45.5 2.0 -8.7 30.2 16 27.5 0.2 -2.3 93.8 29.5 0.1 -2.0 22.1 17 34.6 0.5 -1.9 91.7 35.9 0.4 -1.6 20.1 18 81.8 -0.4 0.3 102.8 81.8 -0.7 0.5 24.9 19 23.0 2.3 -4.9 92.6 24.7 2.0 -4.5 31.2 20 26.7 2.3 -9.2 93.9 27.8 2.0 -8.7 29.4 21 16.7 -10.8 -3.7 90.0 19.6 -9.4 -3.6 17.0 22 16.7 -10.8 -3.7 90.0 19.5 -9.5 -3.7 17.2 23 16.9 -10.8 -3.6 90.2 19.7 -9.4 -3.6 17.2 比較例 1 23.2 2.2 -4.8 92.5 23.2 2.2 -4.8 92.7 2 26.7 2.3 -9.2 93.9 26.7 2.3 -9.2 93.5 3 45.2 2.3 -9.2 93.4 45.2 2.3 -9.2 93.7 4 27.5 0.2 -2.3 93.8 27.5 0.2 -2.3 93.7 5 34.6 0.5 -1.9 91.7 34.6 0.5 -1.9 92.1 6 81.8 -0.4 0.3 102.8 81.8 -0.4 0.3 102.5
【0080】 表6(続き) 差(I−II) 塗膜特性 例No. L a b 光沢値 密着性 耐酸性雨性 ツートン性 実施例 1 -1.7 0.3 -0.4 61.4 ○ ○ ○ 2 -1.1 0.3 -0.5 64.5 ○ ○ ○ 3 -0.3 0.3 -0.5 63.2 ○ ○ ○ 4 -2.0 0.1 -0.3 71.7 ○ ○ ○ 5 -1.3 0.1 -0.3 71.6 ○ ○ ○ 6 0 0.3 -0.2 77.9 ○ ○ ○ 7 -1.7 0.3 -0.5 61.6 ○ ◎ ○ 8 -1.1 0.4 -0.5 64.3 ○ ◎ ○ 9 -0.2 0.2 -0.5 62.5 ○ ◎ ○ 10 -1.9 0.1 -0.3 70.6 ○ ◎ ○ 11 -1.2 0.1 -0.3 70.6 ○ ◎ ○ 12 0.2 0.3 -0.2 77.1 ○ ◎ ○ 13 -1.7 0.3 -0.4 61.4 ◎ ○ ○ 14 -1.1 0.3 -0.5 64.5 ◎ ○ ○ 15 -0.3 0.3 -0.5 63.2 ◎ ○ ○ 16 -2.0 0.1 -0.3 71.7 ◎ ◎ ○ 17 -1.3 0.1 -0.3 71.6 ◎ ◎ ○ 18 0 0.3 -0.2 77.9 ◎ ◎ ○ 19 -1.7 0.3 -0.4 61.4 ○ ○ ○ 20 -1.1 0.3 -0.5 64.5 ○ ○ ○ 21 -2.9 -1.4 -0.1 73.0 ○ ○ ○ 22 -2.8 -1.3 0.0 72.8 ○ ◎ ○ 23 -2.8 -1.4 0.0 73.0 ◎ ○ ○比較例 1 0.0 0.0 0.0 -0.2 ◎ ○ × 2 0.0 1.0 0.0 0.4 ◎ ○ × 3 0.0 0.0 0.0 -0.3 ◎ ○ × 4 0.0 0.0 0.0 0.1 ◎ ○ × 5 0.0 0.0 0.0 -0.4 ◎ ○ × 6 0.0 0.0 0.0 0.3 ◎ ○ ×
【0081】表6から明らかなように、実施例及び比較
例の方法により形成した塗装物はともに良好な密着性、
及び耐酸性雨性を有するものの、比較例の方法により形
成した塗装物は、艶消しクリヤートップ塗膜を形成して
いないのでツートン性を呈さないことが分かった。
例の方法により形成した塗装物はともに良好な密着性、
及び耐酸性雨性を有するものの、比較例の方法により形
成した塗装物は、艶消しクリヤートップ塗膜を形成して
いないのでツートン性を呈さないことが分かった。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の方法によ
れば、艶消しクリヤートップ塗料中の樹脂微粒子の凹凸
による光の散乱効果と、艶の有無の対比による色の変化
の相乗効果により、従来にない新規なツートン塗膜を得
ることができる。また本発明のツートン塗膜の形成方法
は、自動車外板等に好適である他、得られた塗装物外観
の意匠性が高いことから、屋内塗装物等への応用に好適
である。
れば、艶消しクリヤートップ塗料中の樹脂微粒子の凹凸
による光の散乱効果と、艶の有無の対比による色の変化
の相乗効果により、従来にない新規なツートン塗膜を得
ることができる。また本発明のツートン塗膜の形成方法
は、自動車外板等に好適である他、得られた塗装物外観
の意匠性が高いことから、屋内塗装物等への応用に好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 塗装系Aの層構成を示す概略断面図である。
【図2】 塗装系Bの層構成を示す概略断面図である。
【図3】 塗装系Cの層構成を示す概略断面図である。
【図4】 塗装系Dの層構成を示す概略断面図である。
【図5】 塗装系Eの層構成を示す概略断面図である。
1・・・・・ダル鋼板 2・・・・・カチオン電着塗膜 3・・・・・中塗り塗膜 G-1 、G-2 ・光輝性塗膜 C-1 ・・・・艶有りクリヤー塗膜 C-2 ・・・・艶消しクリヤー塗膜 S-1 、S-2 ・ソリッド塗膜
Claims (8)
- 【請求項1】 (1) 被塗物表面に光輝性塗料及び艶有り
クリヤートップ塗料を順に塗布するかソリッド塗料を塗
布することにより第一塗膜を形成し、(2) 前記第一塗膜
の表面の一部に艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第
二塗膜を形成することを特徴とするツートン塗膜の形成
方法。 - 【請求項2】 (1) 被塗物表面に光輝性塗料と艶有りク
リヤートップ塗料とを順に塗布して第一塗膜を形成し、
(2) 前記第一塗膜の表面の一部に前記光輝性塗料と同色
又は異色の光輝性塗料を塗布し、さらに(3) 艶消しクリ
ヤートップ塗料を塗布して第二塗膜を形成することを特
徴とするツートン塗膜の形成方法。 - 【請求項3】 (1) 被塗物表面にソリッド塗料を塗布し
て第一塗膜を形成し、(2) 前記第一塗膜の表面の一部に
前記ソリッド塗料と同色又は異色のソリッド塗料を塗布
し、さらに(3) 艶消しクリヤートップ塗料を塗布して第
二塗膜を形成することを特徴とするツートン塗膜の形成
方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のツート
ン塗膜の形成方法において、前記第一塗膜の表面の一部
をマスキングして前記第二塗膜を形成し、その後マスキ
ングを除去することを特徴とするツートン塗膜の形成方
法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のツート
ン塗膜の形成方法において、前記艶消しクリヤートップ
塗料中の艶消し材が樹脂微粒子であることを特徴とする
ツートン塗膜の形成方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のツート
ン塗膜の形成方法において、前記艶有りクリヤートップ
塗料及び/又は前記艶消しクリヤートップ塗料はカルボ
キシル基含有ポリマーとエポキシ基含有ポリマーとを含
有することを特徴とするツートン塗膜の形成方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のツート
ン塗膜の形成方法において、前記第一塗膜及び前記第二
塗膜のCIE表示をそれぞれ(L1 ,a1 ,b1 )及び
(L2 ,a2 ,b2 )として、 L2 −L1 =−10〜5、 a2 −a1 =−5〜5、及びb2 −b1 =−3〜3であ
り、かつJIS K 5400 7.6に準拠した60度光沢値の差が+
5〜+100 であることを特徴とするツートン塗膜の形成
方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の方法に
より塗装されたことを特徴とするツートン塗装物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20226097A JPH1128418A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ツートン塗膜の形成方法及びツートン塗装物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20226097A JPH1128418A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ツートン塗膜の形成方法及びツートン塗装物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128418A true JPH1128418A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16454605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20226097A Pending JPH1128418A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | ツートン塗膜の形成方法及びツートン塗装物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1128418A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018058064A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | エクセル インダストリー | パターンを含む部材の表面を塗装するための方法及び設備 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP20226097A patent/JPH1128418A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018058064A (ja) * | 2016-10-06 | 2018-04-12 | エクセル インダストリー | パターンを含む部材の表面を塗装するための方法及び設備 |
US11253888B2 (en) | 2016-10-06 | 2022-02-22 | Exel Industries | Method and installation for painting a surface of a component with a pattern |
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