JPH1128391A - 回転霧化頭型塗装装置 - Google Patents

回転霧化頭型塗装装置

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JPH1128391A
JPH1128391A JP20218597A JP20218597A JPH1128391A JP H1128391 A JPH1128391 A JP H1128391A JP 20218597 A JP20218597 A JP 20218597A JP 20218597 A JP20218597 A JP 20218597A JP H1128391 A JPH1128391 A JP H1128391A
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1035Driving means; Parts thereof, e.g. turbine, shaft, bearings
    • B05B3/1042Means for connecting, e.g. reversibly, the rotating spray member to its driving shaft

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転霧化頭を回転軸に容易に取付け、取外す
ことができ、また再度の取付け後にも回転霧化頭の回転
バランスを維持できるようにする。 【解決手段】 回転軸1の雄取付軸部2の外周面2C,
2Dにリング嵌着溝8,9を設け、霧化頭本体5の雌取
付筒部6の嵌合穴6A内にリング係合段部11,リング
当接面12を設ける。また、リング嵌着溝8,9にOリ
ング13,14を嵌着する。そして、霧化頭本体5の雌
取付筒部6を回転軸1の雄取付軸部2に嵌合することに
より、リング嵌着溝8のOリング13がリング係合段部
11に圧接,係合し、該Oリング13の抵抗力によって
回転霧化頭4を回転軸1に弾性的に保持することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体等の被塗物を塗装するのに用いて好適な回転霧化頭型
塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体等の被塗物を塗装
する塗装装置としては、回転霧化頭型塗装装置が広く知
られている。そこで、このような従来技術による回転霧
化頭型塗装装置について図28および図29を用いて説
明する。
【0003】300は回転霧化頭型塗装装置で、該回転
霧化頭型塗装装置300は筒状に形成されたハウジング
301と、該ハウジング301内に設けられたエアモー
タ302と、該エアモータ302の軸方向に挿通され、
該エアモータ302によって回転せしめられる回転軸3
03と、前記ハウジング301の前側に位置し、該回転
軸303に取付けられて高速回転することにより塗料を
噴霧する回転霧化頭304とから大略構成されている。
【0004】ここで、前記回転軸303の先端側は、エ
アモータ302外に突出して取付軸部303Aとなり、
回転霧化頭304の後部側は取付軸部303Aが挿入さ
れる円筒状の取付筒部304Aとなると共に、回転軸3
03の取付軸部303Aと回転霧化頭304の取付筒部
304Aとはねじ部305によって固定されている。
【0005】このように構成された回転霧化頭型塗装装
置300は、エアモータ302によって回転霧化頭30
4を高速回転させ、この状態で該回転霧化頭304に塗
料を供給することにより、回転霧化頭304が回転する
ときの遠心力によって塗料を微粒化し、この塗料粒子を
被塗物に塗着させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の回
転霧化頭型塗装装置は、塗料の色替時、作業の終了時、
作業の中断時等に回転霧化頭を洗浄する必要がある。こ
のため、回転霧化頭型塗装装置は、回転霧化頭を回転軸
から取外して洗浄し、再び取付けて使用するという作業
が繰返される。
【0007】然るに、上述の従来技術によるものでは、
回転軸303と回転霧化頭304とねじ部305によっ
て固定している。この場合、エアモータ302の起動時
に回転霧化頭304に対して回転軸303が増し締めす
るように、回転軸303の回転方向とは逆向きにねじ部
305が形成されている。
【0008】しかし、エアモータ302の高速回転中に
エアモータ302の駆動部等に不具合が生じた場合、急
激にエアモータ302の回転数を低下させることがあ
る。このような場合、回転霧化頭304と回転軸303
との間には、エアモータ302の起動時とは逆方向の力
が作用し、回転軸303に対し回転霧化頭304が緩む
ことがある。このように、エアモータ302の回転数を
急激に変化させると、回転霧化頭304が回転軸303
から脱落し易くなるという問題がある。
【0009】また、回転霧化頭304は、回転負荷を軽
減する必要から、例えばアルミニウム合金、樹脂材料等
を用い、できる限り小型軽量に形成されている。しか
し、アルミニウム合金、樹脂材料等は剛性が低いため
に、エアモータ302を高速回転で駆動したときには、
遠心力によって回転霧化頭304の取付筒部304Aが
径方向外側に広がり、回転霧化頭304が回転軸303
に対して緩み易いという問題がある。
【0010】このような問題を解決するために、回転霧
化頭304の取付筒部304Aを肉厚に形成し、剛性を
高めることによって、取付筒部304Aが径方向外側に
広がるのを防止することができる。しかし、この場合に
は、回転霧化頭304が重量が大きくなり、回転負荷が
増すから、エアモータ302の駆動トルクを増大させる
必要がある。このため、エアモータ302が大型化し、
消費エネルギが増加する等、塗装装置の設計上の制約が
大きくなる。
【0011】また、従来技術による回転霧化頭304の
洗浄時には、ねじが緩む方向に回転霧化頭304を相対
回転させて回転軸303から取外し、回転霧化頭304
を洗浄する。そして、回転霧化頭304の洗浄が終了し
たときには、ねじが締まる方向に回転霧化頭304を相
対回転させて回転軸303に取付けて再度組立てる。し
かし、従来技術による回転霧化頭型塗装装置300で
は、回転霧化頭304を緩めたり締めつけるためには、
別途工具が必要になる上に、回転霧化頭304の取外
し、取付けに時間を要するという問題がある。
【0012】また、昨今の回転霧化頭型塗装装置300
では、塗装品質を向上するために回転霧化頭304を例
えば20000rpm以上の高速で回転し、噴霧塗料の
微細化を図るようにしている。従って、回転霧化頭30
4には、常に軸線に対して芯ぶれすることなく回転する
ように高精度な回転バランスが必要となる。
【0013】しかし、前述した従来技術のように、回転
霧化頭304を回転軸303から着脱可能とすると、予
め回転霧化頭304の回転バランスを調整しても、再組
立時には、ねじの締めつけ強さ等によって回転バランス
に狂いが生じてしまう。このため、回転霧化頭304の
回転バランスを再調整しなくてはならず、多大な時間や
費用を要するという問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、回転霧化頭を回転軸から容易
に分解、洗浄、組立ができるようにした回転霧化頭型塗
装装置を提供することを目的とする。また、本発明の他
の目的は、分解、洗浄時に回転軸に対して回転霧化頭を
再組立した後にも、回転霧化頭の回転バランスを維持で
きるようにした回転霧化頭型塗装装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る回転霧化頭型塗装装置は、エアの
供給により高速回転するエアモータと、軸方向の基端側
が該エアモータによって回転可能に支持され、先端側が
該エアモータ外に突出して取付軸部となった回転軸と、
前部側がベル形に形成され、後部側が該回転軸の取付軸
部に取付けられる取付筒部となった回転霧化頭とを備え
ている。
【0016】そして、請求項1の発明の特徴は、前記回
転軸の取付軸部と回転霧化頭の取付筒部とのいずれか一
方側に位置して設けられたリング嵌着溝と、前記回転軸
の取付軸部と回転霧化頭の取付筒部とのいずれか他方側
で、かつ前記リング嵌着溝と対向した位置に設けられた
リング係合段部と、前記リング嵌着溝に嵌着され、前記
回転軸に回転霧化頭が取付けられた状態で前記リング係
合段部に弾性的に係合することにより前記回転霧化頭を
着脱可能に保持する弾性リングとから構成したことにあ
る。
【0017】このように構成したことにより、回転軸の
取付軸部と回転霧化頭の取付筒部とが嵌合した状態で
は、リング嵌着溝内に嵌着された弾性リングが取付軸部
と取付筒部との間で弾性変形して回転軸に対して回転霧
化頭を弾性力で抜止めしている。このため、回転霧化頭
を高速回転させた場合には、回転軸の取付軸部に回転霧
化頭の取付筒部を弾性リングで弾性的に保持し、かつ回
転軸の回転中心に対し、回転霧化頭の回転中心を合せる
ことができる。
【0018】請求項2の発明は、回転軸の取付軸部は雄
取付軸部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雌取付
筒部として形成し、リング嵌着溝は回転軸の雄取付軸部
外周面に設け、リング係合段部は回転霧化頭の雌取付筒
部内周面に設ける構成としたことにある。
【0019】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが回転軸のリング嵌着溝に嵌着され、
該弾性リングは雌取付筒部内周面のリング係合段部に圧
接、係合している。このため、回転霧化頭は弾性リング
の抵抗力で抜止め状態に保持される。
【0020】請求項3の発明は、回転軸の雄取付軸部外
周面にはリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他のリ
ング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性リ
ングを嵌着して設け、雌取付筒部内周面には該弾性リン
グが当接するリング当接面を設ける構成としたことにあ
る。
【0021】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが回転軸のリング嵌着溝に嵌着され、
該弾性リングが雌取付筒部内周面のリング係合段部に圧
接、係合している。このとき、他のリング嵌着溝に嵌着
された他の弾性リングは、回転霧化頭の雌取付筒部内周
面に設けたリング当接面に圧接している。このため、回
転霧化頭は2つの弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保
持される。
【0022】請求項4の発明は、回転軸の取付軸部は雄
取付軸部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雌取付
筒部として形成し、リング嵌着溝は回転霧化頭の雌取付
筒部内周面に設け、リング係合段部は回転軸の雄取付軸
部外周面に設ける構成としたことにある。
【0023】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが回転霧化頭のリング嵌着溝に嵌着さ
れ、該弾性リングは雄取付軸部外周面のリング係合段部
に圧接、係合している。このため、回転霧化頭は該弾性
リングの抵抗力で抜止め状態に保持される。
【0024】請求項5の発明は、回転霧化頭の雌取付筒
部内周面にはリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他
のリング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾
性リングを嵌着して設け、雄取付軸部外周面には該弾性
リングが当接するリング当接面を設ける構成としたこと
にある。
【0025】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが回転霧化頭のリング嵌着溝に嵌着さ
れ、該弾性リングは雄取付軸部外周面のリング係合段部
に圧接、係合する。このとき、他のリング嵌着溝に嵌着
された他の弾性リングは、回転軸の雄取付軸部外周面に
設けたリング当接面に圧接している。このため、回転霧
化頭は2つの弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持さ
れる。
【0026】請求項6の発明は、回転軸の取付軸部は雄
取付軸部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雌取付
筒部として形成し、リング嵌着溝は軸方向に離間して回
転軸の雄取付軸部外周面に2箇所設け、回転霧化頭の雌
取付筒部内周面には軸方向に延びる広幅拡径溝部を設
け、リング係合段部は該広幅拡径溝部の軸方向両端にそ
れぞれ1箇所ずつ設ける構成としたことにある。
【0027】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが各リング嵌着溝に嵌着され、該弾性
リングは広幅拡径溝部内にそれぞれ嵌入している。この
とき、各弾性リングが広幅拡径溝部の軸方向両端のリン
グ係合段部にそれぞれ圧接、係合しているから、回転霧
化頭は該各弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持され
る。
【0028】請求項7の発明は、回転軸の取付軸部は雄
取付軸部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雌取付
筒部として形成し、リング嵌着溝は軸方向に離間して回
転霧化頭の雌取付筒部内周面に2箇所設け、回転軸の雄
取付軸部外周面には軸方向に延びる広幅縮径溝部を設
け、リング係合段部は該広幅縮径溝部の軸方向両端にそ
れぞれ1箇所ずつ設ける構成としたことにある。
【0029】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、弾性リングが各リング嵌着溝に嵌着され、該弾性
リングは広幅縮径溝部内にそれぞれ嵌入している。この
とき、各弾性リングが広幅縮径溝部の軸方向両端のリン
グ係合段部にそれぞれ圧接、係合しているから、回転霧
化頭は該各弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持され
る。
【0030】請求項8の発明は、回転軸の取付軸部は雄
取付軸部として形成し、該雄取付軸部にはその外周面を
回転中心に向って傾斜した傾斜外周面を設け、回転霧化
頭の取付筒部は雌取付筒部として形成し、該雌取付筒部
にはその内周面を傾斜外周面に対応した傾斜内周面を設
ける構成としたことにある。
【0031】このように構成したことにより、回転軸の
雄取付軸部が回転霧化頭の雌取付筒部内に嵌合した状態
では、雄取付軸部の傾斜外周面が雌取付筒部の傾斜内周
面に当接している。このとき、回転霧化頭は雄取付軸部
の傾斜外周面によって回転軸の回転中心に配向されるか
ら、該回転霧化頭は回転軸の回転中心に自動的に位置決
めされる。
【0032】請求項9の発明は、回転軸の取付軸部は雌
取付筒部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雄取付
軸部として形成し、リング嵌着溝は回転霧化頭の雄取付
軸部外周面に設け、リング係合段部は前記回転軸の雌取
付筒部内周面に設ける構成としたことにある。
【0033】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが回転霧化頭のリング嵌着溝に嵌着さ
れ、該弾性リングは雌取付筒部内周面のリング係合段部
に圧接、係合している。このため、回転霧化頭は該弾性
リングの抵抗力で抜止め状態に保持される。
【0034】請求項10の発明は、回転霧化頭の雄取付
軸部外周面にはリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に
他のリング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の
弾性リングを嵌着して設け、雌取付筒部内周面には該弾
性リングが当接するリング当接面を設ける構成としたこ
とにある。
【0035】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが回転霧化頭のリング嵌着溝に嵌着さ
れ、該弾性リングは雌取付筒部内周面のリング係合段部
に圧接、係合する。このとき、他のリング嵌着溝に嵌着
された他の弾性リングは、回転軸の雌取付筒部内周面に
設けたリング当接面に圧接している。このため、回転霧
化頭は2つの弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持さ
れる。
【0036】請求項11の発明は、回転軸の取付軸部は
雌取付筒部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雄取
付軸部として形成し、リング嵌着溝は回転軸の雌取付筒
部内周面に設け、リング係合段部は回転霧化頭の雄取付
軸部外周面に設ける構成としたことにある。
【0037】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが回転軸のリング嵌着溝に嵌着され、
該弾性リングは雄取付軸部外周面のリング係合段部に圧
接、係合している。このため、回転霧化頭は該弾性リン
グの抵抗力で抜止め状態に保持される。
【0038】請求項12の発明は、回転軸の雌取付筒部
内周面にはリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他の
リング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性
リングを嵌着して設け、雄取付軸部外周面には該弾性リ
ングが当接するリング当接面を設ける構成としたことに
ある。
【0039】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが回転軸のリング嵌着溝に嵌着され、
該弾性リングは雄取付軸部外周面のリング係合面に圧
接、係合している。このとき、他のリング嵌着溝に嵌着
された他の弾性リングは、回転霧化頭の雄取付軸部外周
面に圧接している。このため、回転霧化頭は2つの弾性
リングの抵抗力で抜止め状態に保持される。
【0040】請求項13の発明は、回転軸の取付軸部は
雌取付筒部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雄取
付軸部として形成し、リング嵌着溝は軸方向に離間して
回転霧化頭の雄取付軸部外周面に2箇所設け、回転軸の
挿入穴部内周面には軸方向に延びる広幅拡径溝部を設
け、リング係合段部は該広幅拡径溝部の軸方向両端にそ
れぞれ1箇所ずつ設ける構成としたことにある。
【0041】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが各リング嵌着溝に嵌着され、該弾性
リングが広幅拡径溝部内にそれぞれ嵌入している。この
とき、各弾性リングが広幅拡径溝部の軸方向両端のリン
グ係合段部にそれぞれ圧接、係合しているから、回転霧
化頭は該各弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持され
る。
【0042】請求項14の発明は、回転軸の取付軸部は
雌取付筒部として形成し、回転霧化頭の取付筒部は雄取
付軸部として形成し、リング嵌着溝は軸方向に離間して
回転軸の雌取付筒部内周面に2箇所設け、回転霧化頭の
雄取付軸部外周面には軸方向に延びる広幅縮径溝部を設
け、リング係合段部は該広幅縮径溝部の軸方向両端にそ
れぞれ1箇所ずつ設ける構成としたことにある。
【0043】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、弾性リングが各リング嵌着溝に嵌着され、該弾性
リングが広幅縮径溝部内にそれぞれ嵌入している。この
とき、各弾性リングが広幅縮径溝部の軸方向両端のリン
グ係合段部にそれぞれ圧接、係合しているから、回転霧
化頭は該各弾性リングの抵抗力で抜止め状態に保持され
る。
【0044】請求項15の発明は、回転軸の取付軸部は
雌取付筒部として形成し、該雌取付筒部にはその内周面
を回転中心に向って傾斜した傾斜内周面を設け、回転霧
化頭の取付筒部は雄取付軸部として形成し、該雄取付軸
部にはその外周面を傾斜内周面に対応した傾斜外周面を
設ける構成としたことにある。
【0045】このように構成したことにより、回転軸の
雌取付筒部内に回転霧化頭の雄取付軸部が嵌合した状態
では、雌取付筒部の傾斜内周面が雄取付軸部の傾斜外周
面に当接している。このとき、回転霧化頭は雌取付筒部
の傾斜内周面によって回転軸の回転中心に配向されるか
ら、該回転霧化頭は回転軸の回転中心に自動的に位置決
めされる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭型塗装装置を添付図面に従って詳述する。
【0047】まず、図1ないし図4に本発明の第1の実
施例を示す。
【0048】図中、1はエアモータの回転軸で、該回転
軸1は中空に形成され、回転軸1の基端側にはエアター
ビン(図示せず)が固着されている。そして、該エアタ
ービンに駆動エアを供給し、エアタービンを回転駆動す
ることにより、回転軸1は軸線O−Oをもって高速回転
するものである。
【0049】2は回転軸1の先端側に設けられた本実施
例による雄取付軸部で、該雄取付軸部2は回転軸1と同
径の大径軸部2Aと、該大径軸部2Aの先端側に位置し
て回転軸1よりも縮径した小径軸部2Bとから構成され
ている。そして、雄取付軸部2には後述の回転霧化頭4
が取付けられている。
【0050】3は回転軸1の内周側に配設されたフィー
ドチューブで、該フィードチューブ3の先端側は小径の
ノズル3Aとなり、該ノズル3Aは雄取付軸部2の先端
側から突出している。そして、フィードチューブ3はノ
ズル3Aから塗料,溶剤を回転霧化頭4側に向けて吐出
するものである。
【0051】4は回転軸1の先端側に取付けられた回転
霧化頭を示し、該回転霧化頭4は、後述する霧化頭本体
5とハブ部材7とから構成されている。
【0052】5は回転霧化頭4の外形をなす例えばアル
ミニウム合金製の霧化頭本体で、該霧化頭本体5は回転
中心となる軸線O−Oを有し、前部側が漸次拡開するこ
とによって全体としてベル状に形成されている。
【0053】ここで、霧化頭本体5の前部側内周面は、
前端に向けて漸次拡開する塗料薄膜化面5Aとなり、霧
化頭本体5の前端は、塗料薄膜化面5Aに連続した放出
端縁5Bとなっている。また、霧化頭本体5の径方向の
中央部には、フィードチューブ3のノズル3Aを挿通す
るためのノズル挿通穴5Cが設けられている。さらに、
霧化頭本体5の後部側は、小径な筒部5Dとなり、該筒
部5Dは後述の取付筒部6を構成している。
【0054】そして、回転霧化頭4が高速回転している
状態で、該霧化頭本体5に塗料が供給される。このと
き、塗料薄膜化面5Aに供給された塗料は、該塗料薄膜
化面5Aで薄膜化された後、放出端縁5Bから液糸とし
て放出され、この液糸は塗料粒子として噴霧される。
【0055】6は前記霧化頭本体5の筒部5Dに設けら
れた本実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部6の内
周側は有底の嵌合穴6Aとなり、該嵌合穴6Aのうち開
口側は挿入口6Bとなり、奥部側は底面6Cとなってい
る。そして、前記嵌合穴6Aには後述する環状拡径溝部
10、リング係合段部11、リング当接面12等が形成
されている。なお、前記挿入口6Bの内径寸法は雄取付
軸部2の大径軸部2Aの外径寸法よりも僅かに大径に形
成されている。
【0056】7は霧化頭本体5の塗料薄膜化面5A側に
設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部材7には、外
周側には塗料,溶剤を霧化頭本体5の塗料薄膜化面5A
に導く第1のハブ孔7A,7A,…が多数個設けられ、
中央部側にはハブ部材7の前面に溶剤を供給する第2の
ハブ孔7B,7B,…が複数個設けられている。
【0057】8は大径軸部2Aの外周面2Cに設けられ
た第1のリング嵌着溝で、該リング嵌着溝8は後述する
リング係合段部11と対向する位置において、径方向外
向きに開口するように環状に凹設されている。そして、
リング嵌着溝8には後述のOリング13が嵌着されてい
る。
【0058】9は前記第1のリング嵌着溝8と軸方向に
離間して小径軸部2Bの外周面2Dに設けられた第2の
リング嵌着溝で、該リング嵌着溝9は後述するリング当
接面12と対向する位置において、径方向外向きに開口
するように環状に凹設されている。そして、リング嵌着
溝9には後述のOリング14が嵌着されている。
【0059】10は雌取付筒部6の嵌合穴6Aの軸方向
途中に設けられた環状拡径溝部を示し、該環状拡径溝部
10は、前端が雄取付軸部2の小径軸部2Bの途中まで
延伸し、後端が第1のリング嵌着溝8と対向する位置で
後述のリング係合段部11を形成している。
【0060】11は環状拡径溝部10の後端側に形成さ
れたリング係合段部で、該リング係合段部11は第1の
リング嵌着溝8と対向する位置で、後部側に向けて漸次
縮径する傾斜面状に形成されている。これにより、Oリ
ング13がリング係合段部11に圧接されたときには、
該Oリング13の弾性力によって霧化頭本体5の雌取付
筒部6を回転軸1側に押付け、回転霧化頭4を抜止めす
ることができる。
【0061】12は嵌合穴6Aの底面6C側に位置して
形成されたリング当接面で、該リング当接面12の内径
寸法は、小径軸部2Bの外径寸法よりも僅かに大きくな
っている。そして、嵌合穴6A内に回転軸1を挿入した
ときには、リング当接面12にOリング14が圧接さ
れ、該Oリング14の弾性力によって回転軸1の回転中
心(軸線O−O)に対して回転霧化頭4の位置ずれを小
さく抑えている。
【0062】13は大径軸部2Aの外周側に位置して第
1のリング嵌着溝8内に嵌着された弾性リングとしての
第1のOリングを示し、該Oリング13は、弾性を有す
るゴム材料から断面円形状のリングとして形成されてい
る。そして、Oリング13はリング嵌着溝8に嵌着され
た状態ではその一部が該リング嵌着溝8から外部に突出
する大きさの直径寸法に設定されている。
【0063】ここで、Oリング13は、リング嵌着溝8
内に嵌着された状態で、回転軸1の雄取付軸部2が霧化
頭本体5の雌取付筒部6の嵌合穴6A内に押込まれたと
きに、弾性変形して該雌取付筒部6内に回転軸1が挿入
されるのを許す。また、Oリング13は、リング係合段
部11に圧接されることにより、回転霧化頭4を回転軸
1の外周側に弾性力により固定するものである。また、
Oリング13は、雌取付筒部6内に回転軸1を弾性的に
保持することにより、回転軸1の回転中心(軸線O−
O)に対する回転霧化頭4の位置ずれを小さく抑えてい
る。
【0064】14は小径軸部2Bの外周側に位置して第
2のリング嵌着溝9内に嵌着された弾性リングとしての
第2のOリングを示し、該Oリング14は、弾性を有す
るゴム材料から断面楕円形状のリングとして形成されて
いる。そして、Oリング14はリング嵌着溝9に嵌着さ
れた状態ではその一部が該リング嵌着溝9から外部に突
出する大きさの直径寸法に設定されている。
【0065】そして、Oリング14は、リング嵌着溝9
内に嵌着された状態で、回転軸1の雄取付軸部2が霧化
頭本体5の雌取付筒部6の嵌合穴6A内に押込まれたと
きに、弾性変形して該雌取付筒部6内に雄取付軸部2が
挿入されるのを許す。また、Oリング14は、リング当
接面12に圧接されることにより、雌取付筒部6を回転
軸1の外周側に弾性力によって固定するものである。ま
た、Oリング14は、回転軸1の外周側に雌取付筒部6
を弾性的に保持することにより、回転軸1の回転中心
(軸線O−O)に対して回転霧化頭4の位置ずれを小さ
く抑えている。
【0066】本実施例による回転霧化頭塗装装置は上述
の如き構成を有するもので、次にその作用について述べ
る。
【0067】まず、車体等の被塗物に塗装を行なう場合
には、エアモータを回転駆動させることにより、回転軸
1と共に回転霧化頭4が高速回転する。そして、回転軸
1と共に回転霧化頭4を回転駆動した状態で、フィード
チューブ3のノズル3Aから回転霧化頭4に向けて塗料
を供給する。この回転霧化頭4に供給された塗料は、遠
心力によりハブ部材7の第1のハブ孔7Aから霧化頭本
体5の塗料薄膜化面5Aに流出し、該塗料薄膜化面5A
で均一な薄膜状になり、放出端縁5Bから液糸として噴
霧された後、塗料粒子となって被塗物に塗着する。
【0068】一方、色替を行なう場合には、塗料に替え
てシンナ等の溶剤を回転霧化頭4に供給し、ハブ部材7
の第1のハブ孔7Aから流出した溶剤により霧化頭本体
5の塗料薄膜化面5A、放出端縁5Bに付着した塗料を
洗浄すると共に、第2のハブ孔7Bから流出した溶剤に
よりハブ部材7の前面を洗浄する。
【0069】次に、例えば回転霧化頭4やフィードチュ
ーブ3のノズル3Aを入念に洗浄するために、回転軸1
から回転霧化頭4を取外し、再度取付ける場合について
説明する。
【0070】まず、回転霧化頭4を取外す場合には、第
1のOリング13の弾性力に抗して回転霧化頭4を前部
側に向けて押出す(引張る)ことにより、該Oリング1
3を弾性変形させ、霧化頭本体5の雌取付筒部6を回転
軸1の雄取付軸部2から無理やりに抜取ることができ
る。
【0071】次に、回転霧化頭4、ノズル3Aの洗浄後
に、回転霧化頭4を取付ける場合には、霧化頭本体5の
雌取付筒部6を回転軸1の雄取付軸部2に挿入し、この
状態で霧化頭本体5を回転軸1に向けて押付ける。これ
により、第1のOリング13を大きく弾性変形させて嵌
合穴6Aを回転軸1に挿嵌する。このように、回転霧化
頭4を挿嵌した状態では、Oリング13は、リング当接
面12によって回転軸1の先端側に押圧されるようにな
る。従って、回転霧化頭4は、その雌取付筒部6の底面
6Aが回転軸1の先端面1Aに押付けられた状態で保持
され、該回転霧化頭4を引き抜こうとしてもOリング1
3の抵抗力により回転軸1に対して抜止めされる。
【0072】また、回転霧化頭4は回転軸1の雄取付軸
部2にOリング13,14の弾性力により保持されてい
るから、回転霧化頭4は、回転軸1の回転中心(軸線O
−O)に対して位置ずれを小さくでき、回転霧化頭4を
高速回転させても回転バランスを良好にすることができ
る。
【0073】さらに、回転霧化頭4を例えば20000
rpm以上の高速で回転したときには、雌取付筒部6
は、遠心力によって図4に示すように径方向外側に僅か
に広がる。このとき、Oリング13も遠心力によって拡
径するから、Oリング13はリング嵌着溝8から環状拡
径溝部10側に向けて広がり、リング係合段部11とリ
ング嵌着溝8の開口端部8Aとの間に押込まれる。ま
た、Oリング14も遠心力によって拡径し、回転霧化頭
4の回転中心を軸線O−O上に保持する。
【0074】これにより、Oリング13,14は、回転
霧化頭4が高速回転する場合でも、雌取付筒部6を雄取
付軸部2の外周側に弾性的に保持することができ、回転
霧化頭4の雌取付筒部6が回転軸1に対して緩むのを防
止することができる。
【0075】かくして、本実施例によれば、弾性を有す
るゴム材料からなるOリング13,14を、回転軸1の
雄取付軸部2に形成されたリング嵌着溝8,9に嵌着
し、該Oリング13,14を用いて、霧化頭本体5の雌
取付筒部6を回転軸1の雄取付軸部2に対し抜止め状態
で保持している。このため、本実施例では、従来技術の
ようにねじを締めたりする作業を行なうことなく、ワン
タッチで回転軸1から回転霧化頭4を着脱することがで
きる。この結果、回転霧化頭4の取付け、取外し作業を
容易に行なうことができるから、製造時の組立性を高め
て生産性を向上することができる。
【0076】また、回転軸1の雄取付軸部2に霧化頭本
体5の雌取付筒部6を挿嵌した状態では、第1のOリン
グ13がリング係合段部11に係合し、第2のOリング
14はリング当接面12に当接している。このため、回
転霧化頭4はOリング13,14の抵抗力により、高速
回転時においても回転軸1から抜け落ちるのを確実に防
止でき、回転霧化頭型塗装装置に対する信頼性を向上す
ることができる。
【0077】また、回転霧化頭4を回転軸1の雄取付軸
部2にOリング13,14の弾性力で保持することによ
り、回転霧化頭4を高速回転する場合に、回転軸1の回
転中心に対し、回転霧化頭4の回転中心を合せることが
できる。即ち、回転霧化頭4を回転軸1に対して調芯す
ることができる。このため、回転霧化頭4の再取付け後
にも回転バランスを良好にすることができ、回転バラン
スの再調整作業を省略して取付け作業性を大幅に向上で
きる。
【0078】また、回転霧化頭4を高速回転するときで
も、回転霧化頭4を回転軸1の雄取付軸部2に弾性的に
保持することができ、雌取付筒部6が回転軸1に対して
緩むのを防止することができる。
【0079】さらに、弾性リングとして市販のOリング
13,14を用いることができるから、小さな劣化や損
傷に対しても、容易に交換することができ、性能の維持
やコストの低減を図ることができる。
【0080】次に、図5ないし図7に本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雄取付軸部
外周面の2箇所にリング嵌着溝を設けると共に、回転霧
化頭の雌取付筒部内周面には該リング嵌着溝とそれぞれ
対向した位置にリング係合段部を設ける構成としたこと
にある。
【0081】図中、21は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸21は、第1の実施例による回転軸1と同
様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転す
るものである。
【0082】22は回転軸21の先端側に設けられた本
実施例による雄取付軸部で、該雄取付軸部22は第1の
実施例による回転軸1と異なり外周面22Aは均一な直
径となっている。そして、雄取付軸部22の外周面22
Aには後述するリング嵌着溝28,29が設けられてい
る。
【0083】23は回転軸21の内周側に配設されたフ
ィードチューブで、該フィードチューブ23の先端側は
小径のノズル23Aとなり、雄取付軸部22の先端側か
ら突出している。
【0084】24は本実施例による回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭24は、後述する霧化頭本体25とハブ部
材27とから構成されている。
【0085】25は回転霧化頭24の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体で、該霧化頭本体25は、前
部内周側が塗料薄膜化面25Aとなると共に、前端が放
出端縁25Bとなり、全体としてベル形状に形成されて
いる。また、霧化頭本体25の径方向の中央部にはノズ
ル23Aを挿通するためのノズル挿通穴25Cが穿設さ
れている。さらに、霧化頭本体25の後部側は小径な筒
部25Dとなり、該筒部25Dは後述の雌取付筒部26
を構成している。
【0086】26は前記霧化頭本体25の筒部25Dに
設けられた本実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部
26は有底の嵌合穴26Aとなり、該嵌合穴26Aのう
ち開口側は挿入口26Bとなっている。そして、前記嵌
合穴26Aには後述する広幅拡径溝部30、リング係合
段部31,32等が形成されている。
【0087】27は霧化頭本体25の塗料薄膜化面25
A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部材27
には、第1の実施例によるハブ部材7と同様に、外周側
よりに第1のハブ孔27Aが複数個形成され、中央部側
に第2のハブ孔27Bが複数個形成されている。
【0088】28は雄取付軸部22の外周面22Aに設
けられた第1のリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝2
8は、後述する第1のリング係合段部31と対向する位
置において、径方向外向きに開口するように環状に凹設
されている。
【0089】29は第1のリング嵌着溝28から軸方向
に離間して雄取付軸部22の外周面22Aに設けられた
第2のリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝29は、第
1のリング嵌着溝28よりも回転軸21の先端側に設け
られている。そして、リング嵌着溝29は、後述する第
2のリング係合段部32と対向する位置において、径方
向外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0090】30は雌取付筒部26の嵌合穴26Aの軸
方向途中に設けられ軸方向に延びる広幅拡径溝部を示
し、該広幅拡径溝部30の軸方向両端には後述する第
1,第2のリング係合段部31,32が形成されてい
る。
【0091】31は前記広幅拡径溝部30の後端に設け
られた第1のリング係合段部で、該リング係合段部31
は、第1のリング嵌着溝28に対向する位置で、雌取付
筒部26の挿入口26B側に向けて漸次縮径する傾斜面
状に形成されている。これにより、リング係合段部31
にOリング33が圧接されたときには、該Oリング33
の弾性力によって霧化頭本体25の雌取付筒部26を後
部側に向けて付勢するものである。
【0092】32は第1のリング係合段部31から軸方
向に離間して広幅拡径溝部30の前端に設けられた第2
のリング係合段部で、該リング係合段部32は、雌取付
筒部26の底面側に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成
されている。これにより、リング係合段部32にOリン
グ34が圧接されたときには、該Oリング34の弾性力
によって霧化頭本体25の雌取付筒部26を前部側に向
けて付勢するものである。
【0093】33は回転軸21の雄取付軸部22外周側
に位置して第1のリング嵌着溝28内に嵌着された第1
のOリングを示し、該Oリング33は弾性を有するゴム
材料から断面円形状のリングとして形成されている。
【0094】ここで、Oリング33は、リング嵌着溝2
8内に嵌着された状態で、回転軸21の雄取付軸部22
が霧化頭本体25の雌取付筒部26の嵌合穴26A内に
押込まれたときに、弾性変形して該雌取付筒部26内に
回転軸21が挿入されるのを許す。これと共に、Oリン
グ33は、リング係合段部31に圧接されることによ
り、回転霧化頭24を後部側に向けて付勢するものであ
る。
【0095】34は回転軸21の雄取付軸部22外周側
に位置して第2のリング嵌着溝29内に嵌着された第2
のOリングを示し、該Oリング34は、第1の実施例に
よるOリング13と同様に、弾性を有するゴム材料から
断面円形状のリングとして形成されている。
【0096】ここで、Oリング34は、リング嵌着溝2
9内に嵌着された状態で、回転軸21の雄取付軸部22
が霧化頭本体25の雌取付筒部26の嵌合穴26A内に
押込まれたときに、弾性変形して該雌取付筒部26内に
回転軸21が挿入されるのを許す。これと共に、Oリン
グ34は、リング係合段部32に圧接されることによ
り、回転霧化頭24を前部側に向けて付勢するものであ
る。
【0097】また、第1のリング係合段部31が第1の
リング嵌着溝28に対向する状態では、第2のリング係
合段部32が第2のリング嵌着溝29に対向する。従っ
て、第1のリング係合段部31に対しOリング33が圧
接されるときには、第2のリング係合段部32に対して
もOリング34が同時に圧接される。
【0098】このため、霧化頭本体25の雌取付筒部2
6は、Oリング33の弾性力によって後部側に向けて付
勢されると共に、Oリング34の弾性力によって前部側
にも付勢されるから、回転霧化頭24は、回転軸21の
雄取付軸部22に抜止め状態で取付けられる。
【0099】さらに、Oリング33,34は、雌取付筒
部26内に回転軸21を弾性的に保持することにより、
回転軸21の回転中心(軸線O−O)に対する霧化頭本
体25の位置ずれを小さく抑えている。
【0100】また、回転霧化頭24を例えば20000
rpm以上の高速で回転したときには、遠心力によって
雌取付筒部26は図7に示すように径方向外側に僅かに
広がる。このとき、Oリング33も遠心力によって拡径
するから、Oリング33はリング嵌着溝28から広幅拡
径溝部30側に向けて広がる。これにより、Oリング3
3は、リング係合段部31とリング嵌着溝28の外周側
に位置する開口端部28Aとの間に押込まれる。また、
Oリング34もリング嵌着溝29から広幅拡径溝部30
側に向けて広がり、該Oリング34は、リング係合段部
32とリング嵌着溝9の外周側に位置する開口端部29
Aとの間に押込まれる。
【0101】これにより、Oリング33,34は、回転
霧化頭24が高速回転する場合でも、雌取付筒部26を
雄取付軸部22の外周側に弾性的に保持することがで
き、回転霧化頭24の雌取付筒部26が回転軸21に対
して緩むのを防止することができる。
【0102】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。しかし、特に本実施例では、回
転霧化頭24の雌取付筒部26内に回転軸21の雄取付
軸部22を挿嵌した状態では、Oリング33,34がリ
ング係合段部31,32で押圧される構成としている。
このため、Oリング33によって該回転霧化頭24を回
転軸21の基端側に向けて付勢しつつ、Oリング34に
よって回転霧化頭24を回転軸21の先端側に向けて付
勢することができる。この結果、回転霧化頭24が高速
回転しても、Oリング33,34の抵抗力により、回転
霧化頭24が回転軸21から抜け落ちるのを確実に防止
できる。
【0103】また、回転霧化頭24を高速回転するとき
には、Oリング33,34が広幅拡径溝部30内に向っ
て拡径するから、雌取付筒部26が回転軸21に対して
緩むのを防止することができる。さらに、Oリング3
3,34によって回転霧化頭24を回転軸21に対して
確実に調芯することができる。
【0104】次に、図8および図9に本発明の第3の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雄取付軸部
外周面に傾斜外周面を形成し、回転霧化頭の雌取付筒部
内周面に雄取付軸部の傾斜外周面に対応する傾斜内周面
を形成したことにある。
【0105】図中、41は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸41は、第1の実施例による回転軸1と同
様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転す
るものである。
【0106】42は回転軸41の先端側に設けられた本
実施例による雄取付軸部で、該雄取付軸部42は回転軸
41と同径の円筒状部42Aと、該円筒状部42Aの先
端側に位置して回転軸41の先端側に向って漸次縮径し
たテーパ部42Bとから構成されている。そして、テー
パ部42Bの傾斜外周面42Cは回転軸41の回転中心
となる軸線O−Oに向って傾斜して形成されている。
【0107】43は回転軸41の内周側に配設されたフ
ィードチューブで、該フィードチューブ43の先端側は
小径のノズル43Aとなり、雄取付軸部42の先端側か
ら突出している。
【0108】44は本実施例による回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭44は、後述する霧化頭本体45とハブ部
材47とから構成されている。
【0109】45は回転霧化頭44の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体で、該霧化頭本体45は、前
部内周側が塗料薄膜化面45Aとなると共に、前端が放
出端縁45Bとなり、全体としてベル形状に形成されて
いる。また、霧化頭本体45の径方向の中央部にはノズ
ル43Aを挿通するためのノズル挿通穴45Cが穿設さ
れている。さらに、霧化頭本体45の後部側は小径な筒
部45Dとなり、該筒部45Dは後述の雌取付筒部46
を構成している。
【0110】46は前記霧化頭本体45の筒部45Dに
設けられた本実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部
46は有底の嵌合穴46Aとなり、該嵌合穴46Aのう
ち開口側は挿入口46Bとなっている。また、前記嵌合
穴46Aには、図9に示す如く後部側に向けて漸次拡径
した傾斜内周面46Cが形成されている。ここで、傾斜
内周面46Cは霧化頭本体45の回転中心となる軸線O
−Oに向って傾斜し、かつ雄取付軸部42の傾斜外周面
42Cに対応して形成されている。そして、前記嵌合穴
46Aには後述する環状拡径溝部49、リング係合段部
50等が形成されている。
【0111】47は霧化頭本体45の塗料薄膜化面45
A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部材47
には、外周側よりに第1のハブ孔47Aが複数個形成さ
れ、中央部側に第2のハブ孔47Bが複数個形成されて
いる。
【0112】48は円筒状部42Aの外周面42Dに環
状に凹設されたリング嵌着溝で、該リング嵌着溝48
は、後述のリング係合段部50に対向し、径方向外向き
に開口している。
【0113】49は雌取付筒部46の嵌合穴46Aの後
部側に設けられた環状拡径溝部で、該環状拡径溝部49
は、雌取付筒部46の挿入口46B側に向って漸次縮径
している。これにより、環状拡径溝部49は、リング嵌
着溝48に対向する位置で後述のリング係合段部50を
形成している。
【0114】50は環状拡径溝部49の後端側に設けら
れたリング係合段部で、該リング係合段部50は挿入口
46B側に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されてい
る。これにより、リング係合段部50にOリング51が
圧接されたときには、該Oリング51の弾性力によって
霧化頭本体45の雌取付筒部46を回転軸41側に押付
け、回転霧化頭44の抜止めすることができる。
【0115】51はリング嵌着溝48内に装着されたO
リングを示し、該Oリング51は、弾性を有するゴム材
料から断面円形状のリングとして形成されている。
【0116】ここで、Oリング51は、リング嵌着溝4
8内に嵌着された状態で、回転軸41の雄取付軸部42
が霧化頭本体45の雌取付筒部46内に押込まれたとき
に、弾性変形して該雌取付筒部46内に雄取付軸部42
が挿入されるのを許す。これと共に、Oリング51は、
リング係合段部50と圧接することにより、弾性力によ
って霧化頭本体45の雌取付筒部46内に向けて雄取付
軸部42を押圧し、その抵抗力で回転霧化頭44の抜止
めをしている。
【0117】そして、Oリング51によって雌取付筒部
46を雄取付軸部42内に押圧したときには、該雌取付
筒部46の傾斜内周面46Cがテーパ部42Bの傾斜外
周面42Cに押付けられる。従って、雌取付筒部46の
傾斜内周面46Cはテーパ部42Bの傾斜外周面42C
によって回転軸41の回転中心(軸線O−O)に配向さ
れるから、回転霧化頭44は回転軸41の回転中心に自
動的に位置決めされる。
【0118】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した各実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。しかし、特に本実施例では、雌取付
筒部46の傾斜内周面46Cを回転軸41の回転中心に
向って傾斜して形成すると共に、テーパ部42Bの傾斜
外周面42Cを回転軸41の回転中心に対して傾斜させ
ている。
【0119】このため、霧化頭本体45の雌取付筒部4
6を回転軸41の雄取付軸部42に嵌合させ、該雄取付
軸部42の傾斜外周面42Cに前記雌取付筒部46の傾
斜内周面46Cを当接させることにより、回転霧化頭4
4は、テーパ部42Bの傾斜外周面42Cによって回転
軸41の回転中心に配向される。これにより、回転霧化
頭44は、回転軸41に対して自動的に調芯される。
【0120】従って、Oリング51で回転霧化頭44を
雄取付軸部42に押付けることにより、雌取付筒部46
を雄取付軸部42の中心(軸線O−O)に自動的に位置
決めすることができる。
【0121】この結果、回転軸41から回転霧化頭44
を取外して洗浄し、再度回転霧化頭44を取付けた後に
も、当該回転霧化頭44の回転バランスを高精度に維持
することができ、回転霧化頭44のバランス再調整を省
略し、取外し、取付け作業の作業性を向上することがで
きる。
【0122】次に、図10および図11に本発明の第4
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転霧化頭の雄
取付軸部外周側には第1のリング嵌着溝から軸方向に離
間した第2のリング嵌着溝を設け、該第2のリング嵌着
溝には第2の弾性リングを嵌着する構成としたことにあ
る。
【0123】図中、61は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸61は、第1の実施例による回転軸1と同
様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転す
るものである。
【0124】62は回転軸61の先端側に位置して回転
軸61の内周側に設けられた本実施例による雌取付筒部
で、該雌取付筒部62は段付状の嵌合穴62Aとなり、
該嵌合穴62Aのうち開口側は挿入口62Bが形成さ
れ、奥部側は端面62Cが形成されている。そして、前
記嵌合穴62Aには後述する環状拡径溝部70、リング
係合段部71、リング当接面72等が形成されている。
【0125】63は回転軸61の内周側に配設されたフ
ィードチューブで、該フィードチューブ63の先端側は
小径のノズル63Aとなっている。ここで、本実施例に
用いるノズル63Aは、回転軸61の先端側に向けて軸
方向に長尺状に延び、雌取付筒部62の先端側から突出
している。
【0126】64は本実施例による回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭64は、後述する霧化頭本体65とハブ部
材67とから構成されている。
【0127】65は回転霧化頭64の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体で、該霧化頭本体65は、前
部内周側が塗料薄膜化面65Aとなると共に、前端が放
出端縁65Bとなり、全体としてベル形状に形成されて
いる。また、霧化頭本体65の径方向の中央部にはノズ
ル63Aを挿通するためのノズル挿通穴65Cが穿設さ
れている。さらに、霧化頭本体65の後部側は小径な筒
部65Dとなり、該筒部65Dは後述の雄取付軸部66
を構成している。
【0128】66は霧化頭本体65の筒部65Dに設け
られた本実施例による雄取付軸部を示し、該雄取付軸部
66は、図10に示す如く後部側に向けて延びる小径円
筒状に形成されている。そして、雄取付軸部66の後端
面66Aは雌取付筒部62の端面62Cに当接してい
る。また、雄取付軸部66の外周面66Bには後述のリ
ング嵌着溝68,69が形成されている。
【0129】67は霧化頭本体65の塗料薄膜化面65
A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部材67
には、第1の実施例によるハブ部材7と同様に、外周側
よりに第1のハブ孔67Aが複数個形成され、中央部側
に第2のハブ孔67Bが複数個形成されている。
【0130】68は雄取付軸部66の外周面66Bに設
けられた第1のリング嵌着溝で、該リング嵌着溝68は
後述するリング係合段部71に対向する位置において、
径方向外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0131】69は第1のリング嵌着溝68から軸方向
に離間して雄取付軸部66の外周面66Bに設けられた
第2のリング嵌着溝で、該リング嵌着溝69は後述する
リング当接面72と対向する位置において、径方向外向
きに開口するように環状に凹設されている。
【0132】70は雌取付筒部62の嵌合穴62Aの軸
方向途中に設けられた環状拡径溝部を示し、該環状拡径
溝部70は、基端側が雄取付軸部66の途中まで延伸
し、先端側が第1のリング嵌着溝68と対向する位置で
後述のリング係合段部71を形成している。
【0133】71は環状拡径溝部70の先端側に形成さ
れたリング係合段部で、該リング係合段部71は、第1
のリング嵌着溝68と対向する位置で挿入口62B側に
向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されている。これに
より、Oリング73がリング係合段部71に圧接された
ときには、該Oリング73の弾性力によって回転軸61
の雌取付筒部62を回転霧化頭64側に押付け、回転霧
化頭64を抜止めすることができる。
【0134】72は嵌合穴62Aの端面62C側に位置
して形成されたリング当接面で、該リング当接面72の
内径寸法は雄取付軸部66の外径寸法よりも僅かに大き
くなっている。そして、雄取付軸部66を嵌合穴62A
内に挿入したときには、リング当接面72にOリング7
4が圧接され、該Oリング74の弾性力によって回転軸
61の回転中心(軸線O−O)に対して回転霧化頭64
の位置ずれを小さく抑えている。
【0135】73は雄取付軸部66の外周側に位置して
第1のリング嵌着溝68内に嵌着された第1のOリング
を示し、該Oリング73は、弾性を有するゴム材料から
断面円形状のリングとして形成されている。
【0136】そして、Oリング73は、リング嵌着溝6
8内に嵌着された状態で、回転霧化頭64の雄取付軸部
66が回転軸61の雌取付筒部62内に押込まれたとき
に、弾性変形して該雌取付筒部62内に雄取付軸部66
が挿入されるのを許す。これと共に、Oリング73は、
リング係合段部71と圧接することにより、雄取付軸部
66を回転軸61の内周側に弾性力により固定するもの
である。また、Oリング73は、雌取付筒部62内に雄
取付軸部66を弾性的に保持することにより、回転軸6
1の回転中心(軸線O−O)に対する回転霧化頭64の
位置ずれを小さく抑えている。
【0137】74は雄取付軸部66の外周側に位置して
第2のリング嵌着溝69内に嵌着された第2のOリング
を示し、該Oリング74は、弾性を有するゴム材料から
断面楕円形状のリングとして形成されている。
【0138】そして、Oリング74は、リング嵌着溝6
9内に嵌着された状態で、回転霧化頭64の雄取付軸部
66が回転軸61の雌取付筒部62の嵌合穴62A内に
押込まれたときに、弾性変形して嵌合穴62A内に雄取
付軸部66が挿入されるのを許す。これと共に、Oリン
グ74は、リング当接面72に圧接することにより、雄
取付軸部66を回転軸61の内周側に弾性力によって固
定するものである。また、Oリング74は、回転軸の雌
取付筒部62の嵌合穴62A内に雄取付軸部66を弾性
的に保持することにより、回転軸61の回転中心(軸線
O−O)に対して回転霧化頭64の位置ずれを小さく抑
えている。
【0139】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0140】次に、図12ないし図13に本発明の第5
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転霧化頭の雄
取付軸部外周面の2箇所にリング嵌着溝を設けると共
に、回転軸の雌取付筒部内周面には該リング嵌着溝とそ
れぞれ対向した位置にリング係合段部を設ける構成とし
たことにある。
【0141】図中、81は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸81は、第1の実施例による回転軸1と同
様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転す
るものである。
【0142】82は回転軸81の先端側に設けられた本
実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部82の内周側
は段付の嵌合穴82Aとなり、該嵌合穴82Aのうち開
口側には挿入口82Bが形成されている。そして、前記
嵌合穴82Aには後述する広幅拡径溝部90、リング係
合段部91,92等が形成されている。
【0143】83は回転軸81の内周側に配設されたフ
ィードチューブで、該フィードチューブ83の先端側は
小径のノズル83Aとなっている。ここで、本実施例の
ノズル83Aは、回転軸81の先端側に向けて軸方向に
長尺状に延び、雌取付筒部82の先端側から突出してい
る。
【0144】84は本実施例による回転霧化頭を示し、
該回転霧化頭84は、後述する霧化頭本体85とハブ部
材87とから構成されている。
【0145】85は回転霧化頭84の外形をなし、軸線
O−Oを有する霧化頭本体で、該霧化頭本体85は、前
部内周側が塗料薄膜化面85Aとなると共に、前端が放
出端縁85Bとなり、全体としてベル形状に形成されて
いる。また、霧化頭本体85の径方向の中央部にはノズ
ル83Aを挿通するためのノズル挿通穴85Cが穿設さ
れている。さらに、霧化頭本体85の後部側は小径な筒
部85Dとなり、該筒部85Dは後述の雄取付軸部86
を構成している。
【0146】86は霧化頭本体85の筒部85Dに設け
られた本実施例による雄取付軸部を示し、該雄取付軸部
86は、図12に示す如く後部側に向けて延びる小径円
筒状に形成されている。そして、雄取付軸部86の外周
面86Aには後述のリング嵌着溝88,89が設けられ
ている。
【0147】87は霧化頭本体85の塗料薄膜化面85
A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部材87
には、外周側よりに第1のハブ孔87Aが複数個形成さ
れ、中央部側に第2のハブ孔87Bが複数個形成されて
いる。
【0148】88は霧化頭本体85の前端側に位置して
雄取付軸部86の外周面86Aに設けられた第1のリン
グ嵌着溝で、該リング嵌着溝88は、後述する第1のリ
ング係合段部91に対向する位置において、径方向外向
きに開口するように環状に凹設されている。
【0149】89は第1のリング嵌着溝88から軸方向
に離間して雄取付軸部86の外周面86Aに設けられた
第2のリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝89は、第
1のリング嵌着溝88の後端側に設けられ、後述する第
2のリング係合段部92と対向する位置において、径方
向外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0150】90は雌取付筒部82の嵌合穴82Aの軸
方向途中に設けられ軸方向に延びる広幅拡径溝部を示
し、該広幅拡径溝部90の軸方向両端には後述する第
1,第2のリング係合段部91,92が形成されてい
る。
【0151】91は雌取付筒部82の嵌合穴82Aに設
けられた第1のリング係合段部で、該リング係合段部9
1は、広幅拡径溝部90の前端側に位置し、後端側に向
けて漸次拡径する傾斜面状に形成されている。これによ
り、リング係合段部91にOリング93が圧接されたと
きには、該Oリング93の弾性力によって霧化頭本体8
5の雄取付軸部86を後部側に向けて付勢するものであ
る。
【0152】92は雌取付筒部82の嵌合穴82Aに設
けられた第2のリング係合段部で、該リング係合段部9
2は、広幅拡径溝部90の後端側に位置し、前端側に向
けて漸次拡径する傾斜面状に形成されている。これによ
り、リング係合段部92にOリング94が圧接されたと
きには、該Oリング94の弾性力によって霧化頭本体8
5の雄取付軸部86を前部側に向けて付勢するものであ
る。
【0153】93は霧化頭本体85の雄取付軸部86の
外周側に位置して第1のリング嵌着溝88内に嵌着され
た第1のOリングを示し、該Oリング93は、リング嵌
着溝88に嵌着された状態ではその一部が該リング嵌着
溝88から外部に突出する大きさの直径寸法に設定され
ている。
【0154】94は霧化頭本体85の雄取付軸部86の
外周側に位置して第2のリング嵌着溝89内に嵌着され
た第2のOリングを示し、該Oリング94は、リング嵌
着溝89に嵌着された状態ではその一部が該リング嵌着
溝89から外部に突出する大きさの直径寸法に設定され
ている。
【0155】また、第1のリング係合段部91が第1の
リング嵌着溝88に対向する状態で、第2のリング係合
段部92が第2のリング嵌着溝89に対向するから、第
1のリング係合段部91にOリング93が圧接されると
きには、第2のリング係合段部92にOリング94が同
時に圧接される。
【0156】このため、霧化頭本体85の雄取付軸部8
6は、Oリング93の弾性力によって前部側に向けて付
勢させると共に、Oリング94の弾性力によって後部側
にも付勢されるから、回転霧化頭84は、回転軸81の
雌取付筒部82に抜止め状態で取付けられる。
【0157】また、Oリング93,94は、霧化頭本体
85の雄取付軸部86を回転軸81の内周側に弾性的に
保持することにより、回転軸81の回転中心(軸線O−
O)に対して回転霧化頭84の位置ずれを小さく抑えて
いる。
【0158】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第2の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0159】次に、図14および図15に本発明の第6
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雌取付
筒部内周面を傾斜内周面とすると共に、回転霧化頭の雄
取付軸部外周面に雌取付筒部の傾斜内周面に対応する傾
斜外周面を形成したことにある。
【0160】図中、101は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸101は、第1の実施例による回転軸1と
同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転
するものである。
【0161】102は回転軸101の先端側に設けられ
た本実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部102は
回転軸101の先端側に向けて漸次拡径した嵌合穴10
2Aとなり、該嵌合穴102Aのうち開口側は挿入口1
02Bとなっている。また、前記嵌合穴102Aの内周
側には、図14に示す如く回転軸101の回転中心とな
る軸線O−Oに向って傾斜した傾斜内周面102Cが形
成されている。
【0162】103は回転軸101の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ103の先
端側は小径のノズル103Aとなっている。そして、ノ
ズル103Aは回転軸101の先端側に向けて軸方向に
長尺状に延び、雌取付筒部102の先端側から突出して
いる。
【0163】104は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭104は、後述する霧化頭本体105
とハブ部材107とから構成されている。
【0164】105は回転霧化頭104の外形をなし、
軸線O−Oを有する霧化頭本体で、該霧化頭本体105
は、前部内周側が塗料薄膜化面105Aとなると共に、
前端が放出端縁105Bとなり、全体としてベル形状に
形成されている。また、霧化頭本体105の径方向の中
央部にはノズル103Aを挿通するためのノズル挿通穴
105Cが穿設されている。さらに、霧化頭本体105
の後部側は小径な筒部105Dとなり、該筒部105D
は後述の雄取付軸部106を構成している。
【0165】106は回転霧化頭104の筒部105D
に設けられた本実施例による雄取付軸部で、該雄取付軸
部106は、図14に示す如く回転軸101の内径より
も僅かに小径の円筒状部106Aと、該円筒状部106
Aの後部側に位置して後部側に向って漸次縮径したテー
パ部106Bとから構成されている。そして、テーパ部
106Bの傾斜外周面106Cは回転軸101の回転中
心となる軸線O−Oに向い、かつ回転軸101の雌取付
筒部102の傾斜内周面102Cに対応して形成されて
いる。
【0166】107は霧化頭本体105の塗料薄膜化面
105A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材107には、外周側よりに第1のハブ孔107Aが複
数個形成され、中央部側に第2のハブ孔107Bが複数
個形成されている。
【0167】108は円筒状部106Aの外周面106
Dに環状に凹設されたリング嵌着溝で、該リング嵌着溝
108はテーパ部106Bの前部側に位置して径方向外
向きに開口している。そして、リング嵌着溝108は、
後述のリング係合段部110に対向すると共に、該リン
グ嵌着溝108には後述のOリング111が嵌着されて
いる。
【0168】109は雌取付筒部102の嵌合穴102
Aの先端側に設けられた環状拡径溝部で、該環状拡径溝
部109は、雌取付筒部102の挿入口102B側に向
って漸次縮径している。これにより、環状拡径溝部10
9は、リング嵌着溝108に対向する位置で後述のリン
グ係合段部110を形成している。
【0169】110は環状拡径溝部109の前端側に設
けられたリング係合段部で、該リング係合段部110
は、挿入口102B側に向けて漸次縮径する傾斜面状に
形成されている。これにより、リング係合段部110に
Oリング111が圧接されたときには、該Oリング11
1の弾性力によって霧化頭本体105の雌取付筒部10
6を回転軸101の基端側に押付け、回転霧化頭104
の抜止めすることができる。
【0170】111はリング嵌着溝108内に装着され
たOリングを示し、該Oリング111は、リング嵌着溝
108内に嵌着された状態で、霧化頭本体105の雄取
付軸部106が回転軸101の雌取付筒部102内に押
込まれたときに、弾性変形して該雌取付筒部102内に
雄取付軸部106が挿入されるのを許す。また、Oリン
グ111は、リング係合段部110と圧接することによ
り、弾性力によって回転軸101の雌取付筒部102内
に向けて雄取付軸部106を押圧し、その抵抗力で該回
転霧化頭104の抜止めをしている。
【0171】ここで、Oリング111によって霧化頭本
体105の雄取付軸部106を回転軸101の雌取付筒
部102内に押圧したときには、該雌取付筒部102の
傾斜内周面102Cがテーパ部106Bの傾斜外周面1
06Cに押付けられる。従って、テーパ部106Bの傾
斜外周面106Cは雌取付筒部102の傾斜内周面10
2Cによって回転軸101の回転中心(軸線O−O)に
配向されるから、回転霧化頭104は回転軸101の回
転中心に自動的に位置決めされるようになる。かくし
て、このように構成された本実施例においても、前述し
た第3の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができ
る。
【0172】次に、図16よび図17本発明の第7の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、回転霧化頭の雌取付
筒部内周面に第1のリング嵌着溝から軸方向に離間した
第2のリング嵌着溝を設け、該第2のリング嵌着溝には
第2の弾性リングを嵌着する構成としたことにある。
【0173】図中、121はエアモータの回転軸で、該
回転軸121は、第1の実施例による回転軸1と同様に
中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回転するもの
である。
【0174】122は回転軸121の先端側に設けられ
た本実施例による雄取付軸部で、該雄取付軸部122
は、回転軸121と同径の大径軸部122Aと、該大径
軸部122Aの先端側に位置して回転軸121よりも縮
径した小径軸部122Bとから構成されている。
【0175】123は回転軸21の内周側に配設された
フィードチューブで、該フィードチューブ123の先端
側は小径のノズル123Aとなり、雄取付軸部122の
先端側から突出している。
【0176】124は回転軸121の先端側に取付けら
れた霧化ヘッドをなす回転霧化頭を示し、該回転霧化頭
124は後述する霧化頭本体125とハブ部材127と
から構成されている。
【0177】125はベル状に形成された霧化頭本体
で、該霧化頭本体125は、第1の実施例による霧化頭
本体5と同様に塗料薄膜化面125A、放出端縁125
B、ノズル挿通穴125C、筒部125Dが設けられて
いる。
【0178】126は前記霧化頭本体125の筒部12
5Dに設けられた本実施例による雌取付筒部で、雌取付
筒部126の内周側は段付有底状の嵌合穴126Aとな
り、該嵌合穴126Aのうち開口側は大径穴部126B
となり、奥部側には小径穴部126Cと底面126Dと
が形成されている。
【0179】127は霧化頭本体125の塗料薄膜化面
125A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材127は、第1の実施例によるハブ部材7と同様に第
1のハブ孔127A、第2のハブ孔127Bが形成され
ている。
【0180】128は大径穴部126Bの内周面に設け
られた第1のリング嵌着溝で、該リング嵌着溝128は
後述するリング係合段部131と対向する位置におい
て、径方向外向きに開口するように環状に凹設されてい
る。
【0181】129は第1のリング嵌着溝128から軸
方向に離間して小径穴部126Cの内周面に設けられた
第2のリング嵌着溝で、該リング嵌着溝129は後述す
るリング当接面132と対向する位置において、径方向
外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0182】130は大径軸部122Aの外周面122
Cに設けられた狭幅縮径溝部を示し、該狭幅縮径溝部1
30は、第1のリング嵌着溝128に対向した位置にお
いて後述のリング係合段部131を形成している。
【0183】131は狭幅縮径溝部130に形成された
リング係合段部で、該リング係合段部131は第1のリ
ング嵌着溝128と対向する位置で、後部側に向けて漸
次縮径する傾斜面状に形成されている。
【0184】132は雄取付軸部122の先端側に形成
されたリング当接面で、該リング当接面132は小径軸
部122Bの外周面をなしている。
【0185】133は第1のリング嵌着溝128内に嵌
着された第1のOリングで、該Oリング133はリング
係合段部131に圧接されている。
【0186】134は第2のリング嵌着溝129内に嵌
着された第2のOリングで、該Oリング134はリング
当接面132に圧接されている。
【0187】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0188】次に、図18および図19に本発明の第8
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転霧化頭の雌
取付筒部内周面の2箇所にリング嵌着溝を設けると共
に、回転軸の雄取付軸部外周面には該リング嵌着溝とそ
れぞれ対向した位置にリング係合段部を設ける構成とし
たことにある。
【0189】図中、141は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸141は、第2の実施例による回転軸21
と同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回
転するものである。そして、回転軸141の先端側に
は、雄取付軸部142が設けられている。
【0190】143は回転軸141の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ143の先
端側は小径のノズル143Aとなり、雄取付軸部142
の先端側から突出している。
【0191】144は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭144は後述する霧化頭本体145と
ハブ部材147とから構成されている。そして、霧化頭
本体145は、第2の実施例による霧化頭本体25と同
様に、塗料薄膜化面145A、放出端縁145B、ノズ
ル挿通穴145C、筒部145Dが設けられている。
【0192】146は前記霧化頭本体145の筒部14
5Dに設けられた本実施例による雌取付筒部で、雌取付
筒部146の内周側は有底の嵌合穴146Aとなってい
る。そして、前記嵌合穴146Aには後述する第1,第
2のリング嵌着溝148,149等が形成されている。
【0193】147は霧化頭本体145の塗料薄膜化面
145A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材147には、第2の実施例によるハブ部材27と同様
に、第1のハブ孔147A、第2のハブ孔147Bが形
成されている。
【0194】148は雌取付筒部146の嵌合穴146
Aの内周面に設けられた第1のリング嵌着溝を示し、該
リング嵌着溝148は、嵌合穴146Aの開口部側に位
置し、後述する第1のリング係合段部151と対向する
位置において、径方向内向きに開口するように環状に凹
設されている。
【0195】149は第1のリング嵌着溝148から軸
方向に離間して雌取付筒部146の嵌合穴146Aに設
けられた第2のリング嵌着溝を示し、該リング嵌着溝1
49は、第1のリング嵌着溝148よりも嵌合穴146
Aの前部側に設けられている。そして、リング嵌着溝1
49は、後述する第2のリング係合段部152と対向す
る位置において、径方向内向きに開口するように環状に
凹設されている。
【0196】150は雄取付軸部142の外周面142
Aに設けられ軸方向に延びる広幅縮径溝部を示し、該広
幅縮径溝部150の軸方向両端側には第1,第2のリン
グ係合段部151,152が形成されている。ここで、
リング係合段部151は、第1のリング嵌着溝148と
対向して広幅縮径溝部150の後端側に位置し、前端側
に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されている。ま
た、第2のリング係合段部152は、第2のリング嵌着
溝149と対向して広幅縮径溝部150の前端側に位置
し、後端側に向けて漸次縮径する傾斜面状に形成されて
いる。
【0197】153は第1のリング嵌着溝148内に嵌
着された第1のOリングで、該Oリング153はリング
係合段部151に圧接されている。また、154は第2
のリング嵌着溝149内に嵌着された第2のOリング
で、該Oリング154はリング係合段部152に圧接さ
れている。
【0198】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第2の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0199】次に、図20および図21に本発明の第9
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転霧化頭の雌
取付筒部内周面に傾斜内周面を形成し、回転軸の雄取付
軸部外周面に雌取付筒部の傾斜内周面に対応する傾斜外
周面を形成すると共に、雌取付筒部内周面にリング嵌着
溝を設ける構成としたことにある。
【0200】図中、161は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸161は、第3の実施例による回転軸41
と同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回
転するものである。
【0201】162は回転軸161の先端側に設けられ
た本実施例による雄取付軸部で、該雄取付軸部162は
回転軸161と同径の円筒状部162Aと、該円筒状部
162Aの先端側に位置して回転軸161の先端側に向
って漸次縮径したテーパ部162Bとから構成されてい
る。そして、テーパ部162Bの傾斜外周面162Cは
回転軸41の回転中心となる軸線O−Oに向って傾斜し
て形成されている。
【0202】163は回転軸161の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ163の先
端側は小径のノズル163Aとなり、雄取付軸部162
の先端側から突出している。
【0203】164は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭164は、後述する霧化頭本体165
とハブ部材167とから構成されている。そして、霧化
頭本体165は、第3の実施例による回転霧化頭44と
同様に塗料薄膜化面165A、放出端縁165B、ノズ
ル挿通穴165C、筒部165Dが設けられている。
【0204】166は前記霧化頭本体165の筒部16
5Dに設けられた本実施例による雌取付筒部で、該雌取
付筒部166は有底の嵌合穴166Aとなっている。ま
た、前記嵌合穴166Aには、図21に示す如く後部側
に向けて漸次拡径した傾斜内周面166Bが形成されて
いる。ここで、傾斜内周面166Bは、霧化頭本体16
5の回転中心となる軸線O−Oに向って傾斜し、かつ雄
取付軸部162の傾斜外周面162Cに対応して形成さ
れている。
【0205】167は霧化頭本体165の塗料薄膜化面
165A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材167には、第3の実施例によるハブ部材47と同様
に、第1のハブ孔167A、第2のハブ孔167Bが形
成されている。
【0206】168は雌取付筒部166の嵌合穴166
Aに環状に凹設されたリング嵌着溝で、該リング嵌着溝
168は、嵌合穴166Aの開口部側で後述のリング係
合段部170に対向した位置に凹設され、径方向内向き
に開口している。
【0207】169は円筒状部162Aの外周面162
Dに設けられた狭幅縮径溝部を示し、該狭幅縮径溝部1
69はリング嵌着溝168に対向した位置において径方
向外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0208】170は狭幅縮径溝部169に設けられた
リング係合段部で、該リング係合段部170は前端側に
向けて漸次拡径する傾斜面状に形成されている。
【0209】171はリング嵌着溝168内に装着され
たOリングで、該Oリング171はリング係合段部17
0に圧接している。
【0210】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第3の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0211】次に、図22および図23に本発明の第1
0の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雌取
付筒部内周面には第1のリング嵌着溝から軸方向に離間
した第2のリング嵌着溝を設け、該第2のリング嵌着溝
には第2の弾性リングを嵌着する構成としたことにあ
る。
【0212】図中、181は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸181は、第4の実施例による回転軸61
と同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回
転するものである。そして、前記回転軸181の先端側
は雌取付筒部182が設けられ、該雌取付筒部182は
段付状の嵌合穴182Aとなり、該嵌合穴182Aの奥
部側には端面182Bが形成されている。
【0213】183は回転軸181の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ183の先
端側は小径のノズル183Aとなっている。そして、ノ
ズル183Aは雌取付筒部182の先端側から突出して
いる。
【0214】184は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭184は、後述する霧化頭本体185
とハブ部材187とから構成されている。そして、該霧
化頭本体185は、第4の実施例による霧化頭本体65
と同様に、塗料薄膜化面185A、放出端縁185B、
ノズル挿通穴185C、筒部185Dが設けられてい
る。
【0215】186は霧化頭本体185の後部側に設け
られた本実施例による雄取付軸部を示し、該雄取付軸部
186は、図22に示す如く後部側に向けて延びる小径
円筒状に形成されている。そして、雄取付軸部186の
後端面186Aは雌取付筒部182の端面182Bに当
接している。
【0216】187は霧化頭本体185の塗料薄膜化面
185A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材187には、第1のハブ孔187A、第2のハブ孔1
87Bが形成されている。
【0217】188は回転軸181の嵌合穴182Aに
設けられた第1のリング嵌着溝、189は第1のリング
嵌着溝188から軸方向に離間して設けられた第2のリ
ング嵌着溝で、該各リング嵌着溝188,189は径方
向内向きに開口するように環状に凹設されている。
【0218】190は雄取付軸部186の外周面に設け
られた狭幅縮径溝部を示し、該狭幅縮径溝部190は、
第1のリング嵌着溝188と対向する位置で後述のリン
グ係合段部191を形成している。
【0219】191は狭幅縮径溝部190に形成された
リング係合段部で、該リング係合段部191は、第1の
リング嵌着溝188と対向する位置では回転軸181の
後端側に向けて漸次拡径する傾斜面状に形成されてい
る。
【0220】192は霧化頭本体185の雄取付軸部1
86の後部側に形成されたリング当接面で、該リング当
接面192は雄取付軸部186の外周面をなしている。
【0221】193は第1のリング嵌着溝188内に嵌
着された第1のOリングで、該Oリング193はリング
係合段部191に圧接されている。
【0222】194は第2のリング嵌着溝189内に嵌
着された第2のOリングで、該Oリング194はリング
当接面192に圧接されている。
【0223】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第4の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0224】次に、図24ないし図25に本発明の第1
1の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雌取
付筒部内周面の2箇所にリング嵌着溝を設けると共に、
回転霧化頭の雄取付軸部外周面には該リング嵌着溝とそ
れぞれ対向した位置にリング係合段部を設ける構成とし
たことにある。
【0225】図中、201は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸201は、第5の実施例による回転軸81
と同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速回
転するものである。そして、前記回転軸201の先端側
には雌取付筒部202が設けられ、該雌取付筒部202
の内周側は段付の嵌合穴202Aとなっている。
【0226】203は回転軸201の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ203の先
端側は小径のノズル203Aとなっている。そして、ノ
ズル203Aは雌取付筒部202の先端側から突出して
いる。
【0227】204は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭204は、後述する霧化頭本体205
とハブ部材207とから構成されている。そして、霧化
頭本体205は、第5の実施例による霧化頭本体85と
同様に、塗料薄膜化面205A、放出端縁205B、ノ
ズル挿通穴205C、筒部205Dが設けられている。
206は霧化頭本体205の筒部205Dに設けられた
本実施例による雄取付軸部を示し、該雄取付軸部206
の外周面206Aには後述の広幅縮径溝部210、リン
グ係合段部211,212等が形成されている。
【0228】207は霧化頭本体205の塗料薄膜化面
205A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材207には、第1のハブ孔207A、第2のハブ孔2
07Bが形成されている。
【0229】208は回転軸201の先端側に位置して
雌取付筒部202の嵌合穴202Aに設けられた第1の
リング嵌着溝、209は第1のリング嵌着溝208から
軸方向に離間して設けられた第2のリング嵌着溝で、該
各リング嵌着溝208,209は径方向内向きに開口す
るように環状に凹設されている。
【0230】210は雄取付軸部206の外周面206
Aに設けられ軸方向に延びる広幅縮径溝部を示し、該広
幅縮径溝部210の軸方向両端側には第1,第2のリン
グ係合段部211,212が形成されている。ここで、
第1のリング係合段部211は、広幅縮径溝部210の
前端側に位置し、後端側に向けて漸次縮径する傾斜面状
に形成されている。また、第2のリング係合段部212
は、広幅縮径溝部210の後端側に位置し、前端側に向
けて漸次縮径する傾斜面状に形成されている。
【0231】213は第1のリング嵌着溝208内に嵌
着された第1のOリングで、該Oリング213はリング
係合段部211に圧接されている。また、214は第2
のリング嵌着溝209内に嵌着された第2のOリング
で、該Oリング214はリング係合段部212に圧接さ
れている。
【0232】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第5の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0233】次に、図26および図27に本発明の第1
2の実施例を示すに、本実施例の特徴は、回転軸の雌取
付筒部内周面に傾斜内周面を形成し、回転霧化頭の雄取
付軸部外周面に雌取付筒部の傾斜内周面に対応する傾斜
外周面を形成すると共に、雌取付筒部内周面にリング嵌
着溝を設ける構成としたことにある。
【0234】図中、221は本実施例による回転軸を示
し、該回転軸221は、第6の実施例による回転軸10
1と同様に、中空に形成され、軸線O−Oをもって高速
回転するものである。
【0235】222は回転軸221の先端側に設けられ
た本実施例による雌取付筒部で、該雌取付筒部222の
内周側は回転軸221の先端側に向けて漸次拡径した嵌
合穴222Aとなっている。また、嵌合穴222Aの内
周側には、図26に示す如く回転軸221の回転中心と
なる軸線O−Oに向って傾斜した傾斜内周面222Bが
形成されている。
【0236】223は回転軸221の内周側に配設され
たフィードチューブで、該フィードチューブ223の先
端側は小径のノズル223Aとなっている。そして、ノ
ズル223Aは回転軸101の先端側に向けて軸方向に
長尺状に延び、雌取付筒部222の先端側から突出して
いる。
【0237】224は本実施例による回転霧化頭を示
し、該回転霧化頭224は、後述する霧化頭本体225
とハブ部材227とから構成されている。そして、前記
霧化頭本体225は、第6の実施例による霧化頭本体1
05と同様に、塗料薄膜化面205A、放出端縁205
B、ノズル挿通穴205C、筒部205Dが設けられて
いる。
【0238】226は回転霧化頭224の筒部205D
に設けられた取付筒部としての雄取付軸部で、該雄取付
軸部226は、図26に示す如く回転軸221と同径の
円筒状部226Aと、該円筒状部226Aの後部側に位
置して回転軸221の後部側に向って漸次縮径したテー
パ部226Bとから構成されている。そして、テーパ部
226Bの傾斜外周面226Cは回転軸221の回転中
心となる軸線O−Oに向い、かつ回転軸221の雌取付
筒部222の傾斜内周面222Bに対応して形成されて
いる。
【0239】227は霧化頭本体225の塗料薄膜化面
225A側に設けられた円板状のハブ部材で、該ハブ部
材227には、第1のハブ孔227A、第2のハブ孔2
27Bが形成されている。
【0240】228は雌取付筒部222の嵌合穴222
Aに環状に凹設されたリング嵌着溝で、該リング嵌着溝
228は後述のリング係合段部230に対向した位置に
おいて径方向内向きに開口するように環状に凹設されて
いる。
【0241】229は円筒状部226Aの外周面226
Dに設けられた狭幅縮径溝部を示し、該狭幅縮径溝部2
29はリング嵌着溝228に対向した位置において径方
向外向きに開口するように環状に凹設されている。
【0242】230は狭幅縮径溝部229に設けられた
リング係合段部で、該リング係合段部230は後端側に
向けて漸次拡径する傾斜面状に形成されている。
【0243】231はリング嵌着溝228内に装着され
たOリングで、該Oリング231はリング係合段部23
0に圧接している。
【0244】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第6の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができる。
【0245】なお、前記各実施例では、弾性保持部材と
して断面円形状または断面楕円形状のOリングを例示し
たが、例えば、多角形状等の他の形状としてもよい。
【0246】また、前記各実施例では、霧化頭本体をベ
ル形状に形成した場合を例示したが、霧化頭本体は回転
軸挿入部から放出端縁に向けて大径となった筒形状に形
成してもよい。
【0247】さらに、前記各実施例では、霧化頭本体を
アルミニウム合金によって形成した場合を例示したが、
霧化頭本体を樹脂材料によって形成してもよい。
【0248】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、回転霧化頭の取付筒部を回転軸の取付軸部に取付
けたときには、リング嵌着溝内に嵌着された弾性リング
を取付筒部と取付軸部との間で弾性変形させることによ
り、回転軸に対して回転霧化頭を弾性リングの弾性力で
保持することができる。
【0249】従って、本発明では、従来技術のように別
途工具を用いることなく回転霧化頭の取付け、取外し作
業を行なうことができ、製造時の組立性を高めて生産性
を向上することができる。また、回転霧化頭の取付け、
取外しが容易であるから、該回転霧化頭を洗浄するとき
の作業性を向上することができる。
【0250】さらに、回転霧化頭の取付筒部を回転軸の
取付軸部に弾性リングの弾性力によって保持することに
より、回転軸の回転中心に対し、回転霧化頭の回転中心
を合せることができる。これにより、回転霧化頭を再度
取付けた後の回転バランスを良好な状態で維持すること
ができ、回転バランスの再調整作業を省略して組立作業
性を向上できる。
【0251】請求項2の発明によれば、回転軸の雄取付
軸部外周面にリング嵌着溝を設け、回転霧化頭の雌取付
筒部内周面にリング係合段部を設けたことにより、弾性
リングをリング係合段部に圧接、係合することができ
る。これにより、弾性リングの抵抗力によって、回転霧
化頭を回転軸に対して抜止め状態で保持することができ
る。
【0252】請求項3の発明によれば、回転軸の雄取付
軸部外周面にリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他
のリング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾
性リングを嵌着したことにより、リング嵌着溝に嵌着さ
れた弾性リングと他のリング嵌着溝に嵌着された他の弾
性リングによって回転霧化頭を抜止めすることができ
る。
【0253】請求項4の発明は、回転霧化頭の雌取付筒
部内周面にリング嵌着溝を設け、回転軸の雄取付軸部外
周面にリング係合段部を設けたことにある。この請求項
4の発明においても、前述した請求項2の発明とほぼ同
様の効果を得ることができる。
【0254】請求項5の発明は、回転霧化頭の雌取付筒
部内周面にリング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他の
リング嵌着溝を設けると共に、該他のリング嵌着溝には
他の弾性リングを嵌着したことにある。この請求項5の
発明においても、前述した請求項3とほぼ同様の効果を
得ることができる。
【0255】請求項6の発明によれば、リング嵌着溝を
軸方向に離間して回転軸の雄取付軸部外周面に2箇所設
けると共に、回転霧化頭の雌取付筒部内周面には広幅拡
径溝部を設け、該広幅拡径溝部の軸方向両端にリング係
合段部を設けたことにより、2つの弾性リングを各リン
グ係合段部にそれぞれ圧接、係合することができる。こ
れにより、2つの弾性リングの抵抗力によって、回転霧
化頭を回転軸に対して抜止めすることができる。
【0256】請求項7の発明は、リング嵌着溝を軸方向
に離間して回転霧化頭の雌取付筒部内周面に2箇所設け
ると共に、回転軸の雄取付軸部外周面には広幅縮径溝部
を設け、該広幅縮径溝部の軸方向両端にリング係合段部
を設けたことにある。この請求項7の発明においても、
前述した請求項6の発明とほぼ同様の効果を得ることが
できる。
【0257】請求項8の発明によれば、回転軸の雄取付
軸部に傾斜外周面を設け、回転霧化頭の雌取付筒部に傾
斜内周面を設け、取付軸部の傾斜外周面を雌取付筒部の
傾斜内周面に当接させたことにある。これにより、回転
霧化頭をその傾斜外周面によって回転軸の回転中心に配
向できるから、回転霧化頭を回転軸の回転中心に自動的
に位置決めでき、回転霧化頭の取付け後の回転バランス
をより一層良好にすることができると共に、回転バラン
スの再調整作業を省略することができる。
【0258】請求項9の発明は、回転霧化頭の雄取付軸
部外周面にリング嵌着溝を設け、回転軸の雌取付筒部内
周面にリング係合段部を設けたことにより、弾性リング
をリング係合段部に圧接、係合することができ、回転霧
化頭を抜止めすることができる。
【0259】請求項10の発明によれば、回転霧化頭の
雄取付軸部外周面にリング嵌着溝と軸方向に離間した位
置に他のリング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には
他の弾性リングを嵌着したことにより、回転霧化頭を抜
止めすることができる。
【0260】請求項11の発明は、回転軸の雌取付筒部
内周面にリング嵌着溝を設け、回転霧化頭の雄取付軸部
外周面にリング係合段部を設けたことにある。この請求
項11の発明においても、前述した請求項9の発明とほ
ぼ同様の効果を得ることができる。
【0261】請求項12の発明によれば、回転軸の雌取
付筒部内周面に該リング嵌着溝と軸方向に離間した位置
に他のリング嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他
の弾性リングを嵌着したことにある。この請求項12の
発明においても、前述した請求項10とほぼ同様の効果
を得ることができる。
【0262】請求項13の発明によれば、リング嵌着溝
を軸方向に離間して回転霧化頭の雄取付軸部外周面に2
箇所設けると共に、回転軸の雌取付筒部内周面には広幅
拡径溝部を設け、該広幅拡径溝部の軸方向両端にリング
係合段部を設けたことにより、2つの弾性リングの抵抗
力によって、回転霧化頭を回転軸に対して抜止めするこ
とができる。
【0263】請求項14の発明は、リング嵌着溝を軸方
向に離間して回転軸の雌取付筒部内周面に2箇所設ける
と共に、回転霧化頭の雄取付軸部外周面には広幅縮径溝
部を設け、該広幅縮径溝部の軸方向両端にリング係合段
部を設けたことにある。この請求項14の発明において
も、前述した請求項13の発明とほぼ同様の効果を得る
ことができる。
【0264】請求項15の発明によれば、回転霧化頭の
雄取付軸部に傾斜外周面を設け、回転軸の雌取付筒部に
傾斜内周面を設け、取付軸部の傾斜外周面を雌取付筒部
の傾斜内周面に当接させたことにある。これにより、回
転霧化頭をその傾斜内周面によって回転軸の回転中心に
配向できるから、回転霧化頭を回転軸の回転中心に自動
的に位置決めでき、回転霧化頭の取付け後の回転バラン
スをより一層良好にすることができると共に、回転バラ
ンスの再調整作業を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による回転軸と回転霧化頭とを示
す断面図である。
【図2】回転軸から回転霧化頭を取外した状態で示す断
面図である。
【図3】図1中の矢示A部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図4】第1の実施例による回転霧化頭を高速回転させ
た状態を示す図3と同様の要部拡大断面図である。
【図5】第2の実施例による回転軸と回転霧化頭とを示
す断面図である。
【図6】図5中の矢示B部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図7】第2の実施例による回転霧化頭を高速回転させ
た状態を示す図6と同様の要部拡大断面図である。
【図8】第3の実施例による回転軸と回転霧化頭とを示
す断面図である。
【図9】図8中の矢示C部を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図10】第4の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図11】図10中の矢示D部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図12】第5の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図13】図12中の矢示E部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図14】第6の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図15】図14中の矢示F部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図16】第7の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図17】図16中の矢示G部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図18】第8の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図19】図18中の矢示H部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図20】第9の実施例による回転軸と回転霧化頭とを
示す断面図である。
【図21】図20中の矢示I部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図22】第10の実施例による回転軸と回転霧化頭と
を示す断面図である。
【図23】図22中の矢示J部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図24】第11の実施例による回転軸と回転霧化頭と
を示す断面図である。
【図25】図24中の矢示K部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図26】第12の実施例による回転軸と回転霧化頭と
を示す断面図である。
【図27】図26中の矢示L部を拡大して示す要部拡大
断面図である。
【図28】従来技術による回転霧化頭型塗装装置を示す
断面図である。
【図29】従来技術による回転霧化頭型塗装装置の回転
軸と回転霧化頭とを示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1,21,41,61,81,101,121,14
1,161,181,201,221 回転軸 2,22,42,122,142,162 雄取付軸部
(取付軸部) 4,24,44,64,84,104,124,14
4,164,184,204,224 回転霧化頭 6,26,46,126,146,166 雌取付筒部
(取付筒部) 8,9,28,29,48,68,69,88,89,
108,128,129,148,149,168,1
88,189,208,209,228 リング嵌着溝 30,90 広幅拡径溝部 11,31,32,50,71,91,92,110,
131,151,152,170,191,211,2
12,230 リング係合段部 13,14,33,34,51,73,74,93,9
4,111,133,134,153,154,17
1,193,194,213,214,231Oリング
(弾性リング) 42C,106C,162C,226C 傾斜外周面 46C,102C,166B,222B 傾斜内周面 62,82,102,182,202,222 雌取付
筒部(取付軸部) 66,86,106,186,206,226 雄取付
軸部(取付筒部) 130,169,190,229 狭幅縮径溝部 150,210 広幅縮径溝部 O−O 軸線(回転中心)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアの供給により高速回転するエアモー
    タと、軸方向の基端側が該エアモータによって回転可能
    に支持され、先端側が該エアモータ外に突出して取付軸
    部となった回転軸と、前部側がベル形に形成され、後部
    側が該回転軸の取付軸部に取付けられる取付筒部となっ
    た回転霧化頭とからなる回転霧化頭型塗装装置におい
    て、 前記回転軸の取付軸部と回転霧化頭の取付筒部とのいず
    れか一方側に位置して設けられたリング嵌着溝と、 前記回転軸の取付軸部と回転霧化頭の取付筒部とのいず
    れか他方側で、かつ前記リング嵌着溝と対向した位置に
    設けられたリング係合段部と、 前記リング嵌着溝に嵌着され、前記回転軸に回転霧化頭
    が取付けられた状態で前記リング係合段部に弾性的に係
    合することにより前記回転霧化頭を着脱可能に保持する
    弾性リングとから構成したことを特徴とする回転霧化頭
    型塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の取付軸部は雄取付軸部とし
    て形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雌取付筒部とし
    て形成し、前記リング嵌着溝は前記回転軸の雄取付軸部
    外周面に設け、前記リング係合段部は前記回転霧化頭の
    雌取付筒部内周面に設けてなる請求項1に記載の回転霧
    化頭型塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の雄取付軸部外周面には前記
    リング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他のリング嵌着
    溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性リングを嵌
    着して設け、前記雌取付筒部内周面には該弾性リングが
    当接するリング当接面を設けてなる請求項2に記載の回
    転霧化頭型塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸の取付軸部は雄取付軸部とし
    て形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雌取付筒部とし
    て形成し、前記リング嵌着溝は前記回転霧化頭の雌取付
    筒部内周面に設け、前記リング係合段部は前記回転軸の
    雄取付軸部外周面に設けてなる請求項1に記載の回転霧
    化頭型塗装装置。
  5. 【請求項5】 前記回転霧化頭の雌取付筒部内周面には
    前記リング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他のリング
    嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性リング
    を嵌着して設け、前記雄取付軸部外周面には該弾性リン
    グが当接するリング当接面を設けてなる請求項4に記載
    の回転霧化頭型塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記回転軸の取付軸部は雄取付軸部とし
    て形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雌取付筒部とし
    て形成し、前記リング嵌着溝は軸方向に離間して前記回
    転軸の雄取付軸部外周面に2箇所設け、前記回転霧化頭
    の雌取付筒部内周面には軸方向に延びる広幅拡径溝部を
    設け、前記リング係合段部は該広幅拡径溝部の軸方向両
    端にそれぞれ1箇所ずつ設けてなる請求項1に記載の回
    転霧化頭型塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記回転軸の取付軸部は雄取付軸部とし
    て形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雌取付筒部とし
    て形成し、前記リング嵌着溝は軸方向に離間して前記回
    転霧化頭の雌取付筒部内周面に2箇所設け、前記回転軸
    の雄取付軸部外周面には軸方向に延びる広幅縮径溝部を
    設け、前記リング係合段部は該広幅縮径溝部の軸方向両
    端にそれぞれ1箇所ずつ設けてなる請求項1に記載の回
    転霧化頭型塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記回転軸の取付軸部は雄取付軸部とし
    て形成し、該雄取付軸部にはその外周面を回転中心に向
    って傾斜した傾斜外周面を設け、前記回転霧化頭の取付
    筒部は雌取付筒部として形成し、該雌取付筒部にはその
    内周面を前記傾斜外周面に対応した傾斜内周面を設けて
    なる請求項1に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  9. 【請求項9】 前記回転軸の取付軸部は雌取付筒部とし
    て形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雄取付軸部とし
    て形成し、前記リング嵌着溝は前記回転霧化頭の雄取付
    軸部外周面に設け、前記リング係合段部は前記回転軸の
    雌取付筒部内周面に設けてなる請求項1に記載の回転霧
    化頭型塗装装置。
  10. 【請求項10】 前記回転霧化頭の雄取付軸部外周面に
    は前記リング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他のリン
    グ嵌着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性リン
    グを嵌着して設け、前記雌取付筒部内周面には該弾性リ
    ングが当接するリング当接面を設けてなる請求項9に記
    載の回転霧化頭型塗装装置。
  11. 【請求項11】 前記回転軸の取付軸部は雌取付筒部と
    して形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雄取付軸部と
    して形成し、前記リング嵌着溝は前記回転軸の雌取付筒
    部内周面に設け、前記リング係合段部は前記回転霧化頭
    の雄取付軸部外周面に設けてなる請求項1に記載の回転
    霧化頭型塗装装置。
  12. 【請求項12】 前記回転軸の雌取付筒部内周面には前
    記リング嵌着溝と軸方向に離間した位置に他のリング嵌
    着溝を設け、該他のリング嵌着溝には他の弾性リングを
    嵌着して設け、前記雄取付軸部外周面には該弾性リング
    が当接するリング当接面を設けてなる請求項11に記載
    の回転霧化頭型塗装装置。
  13. 【請求項13】 前記回転軸の取付軸部は雌取付筒部と
    して形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雄取付軸部と
    して形成し、前記リング嵌着溝は軸方向に離間して前記
    回転霧化頭の雄取付軸部外周面に2箇所設け、前記回転
    軸の雌取付筒部内周面には軸方向に延びる広幅拡径溝部
    を設け、前記リング係合段部は該広幅拡径溝部の軸方向
    両端にそれぞれ1箇所ずつ設けてなる請求項1に記載の
    回転霧化頭型塗装装置。
  14. 【請求項14】 前記回転軸の取付軸部は雌取付筒部と
    して形成し、前記回転霧化頭の取付筒部は雄取付軸部と
    して形成し、前記リング嵌着溝は軸方向に離間して前記
    回転軸の雌取付筒部内周面に2箇所設け、前記回転霧化
    頭の雄取付軸部外周面には軸方向に延びる広幅縮径溝部
    を設け、前記リング係合段部は該広幅縮径溝部の軸方向
    両端にそれぞれ1箇所ずつ設けてなる請求項1に記載の
    回転霧化頭型塗装装置。
  15. 【請求項15】 前記回転軸の取付軸部は雌取付筒部と
    して形成し、該雌取付筒部にはその内周面を回転中心に
    向って傾斜した傾斜内周面を設け、前記回転霧化頭の取
    付筒部は雄取付軸部として形成し、該雄取付軸部にはそ
    の外周面を前記傾斜内周面に対応した傾斜外周面を設け
    てなる請求項1に記載の回転霧化頭型塗装装置。
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