JP2002248382A - 回転霧化頭型塗装装置 - Google Patents

回転霧化頭型塗装装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸に対して回転霧化頭が緩みを生じたと
きに、この回転霧化頭が脱落するのを防止する。 【解決手段】 霧化頭本体5の取付筒部7には、径方向
の外側に突出する半鍔状外向き突部12と、この半鍔状
外向き突部12を挟む切欠部13とを設ける。一方、シ
ェーピングエアリング10の内周面10B,10C間の
境界部には、切欠部13に対応して径方向の内側に突出
するD字状内向き突部14と、半鍔状外向き突部12に
対応する外向き突部通過空間15とを設ける。従って、
回転霧化頭4を回転軸3に取付けるときには、外向き突
部12を外向き突部通過空間15に位置決めすることに
より、外向き突部12は内向き突部14を通過できる。
一方、回転軸3に対して回転霧化頭4が緩んで前側に移
動したときには、外向き突部12が内向き突部14に当
接し、回転霧化頭4の脱落を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車の車
体等の被塗物を塗装するのに用いて好適な回転霧化頭型
塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体等の被塗物を塗装
する塗装装置としては、回転霧化頭型塗装装置が広く知
られている。そこで、このような従来技術による回転霧
化頭型塗装装置について図16および図17を用いて説
明する。
【0003】100は回転霧化頭型塗装装置で、該回転
霧化頭型塗装装置100は筒状に形成された塗装機カバ
ー101と、該塗装機カバー101内に設けられたエア
モータ102と、該エアモータ102に軸方向に挿通さ
れ、該エアモータ102によって回転せしめられる回転
軸103と、前記塗装機カバー101の前側に位置して
該回転軸103に取付けられ、例えば3000〜100
000rpmで高速回転することにより塗料を噴霧する
回転霧化頭104とによって大略構成されている。
【0004】ここで、回転軸103の先端側は、エアモ
ータ102外に突出し、その先端部外周側には、図17
に示すように雄ねじ部103Aが刻設されている。ま
た、回転霧化頭104の後部側は、回転軸103の先端
側が挿入される円筒状の取付筒部104Aとなり、該取
付筒部104Aの奥所内周側には、回転軸103の雄ね
じ部103Aに螺合する雌ねじ部104Bが刻設されて
いる。そして、回転軸103と回転霧化頭104とは、
雄ねじ部103Aと雌ねじ部104Bとを螺合して締結
することにより一体的に固定されている。
【0005】また、回転軸103内には、フィードチュ
ーブ105が挿通して設けられ、該フィードチューブ1
05の先端側は、回転軸103から突出して回転霧化頭
104内に延在している。そして、フィードチューブ1
05内には、塗料通路105Aとシンナ通路105Bが
設けられている。
【0006】さらに、塗装機カバー101の前部側に
は、回転霧化頭104の外周側に位置して円筒状のシェ
ーピングエアリング106が着脱可能に設けられてい
る。このシェーピングエアリング106には、回転霧化
頭104から噴霧された塗料の噴霧パターン等を制御す
るために、噴霧塗料に向けエアを噴出するエア噴出口1
06Aが周方向に多数個形成されている。
【0007】このように構成された回転霧化頭型塗装装
置100は、エアモータ102によって回転霧化頭10
4を高速回転させ、この状態でフィードチューブ105
を通じて該回転霧化頭104に塗料を供給する。これに
より、回転霧化頭型塗装装置100は、回転霧化頭10
4が回転するときの遠心力によって塗料を微粒化して噴
霧すると共に、シェーピングエアリング106を通じて
シェーピングエアを供給することによって噴霧パターン
を制御しつつ塗料粒子を被塗物に塗着させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回転霧化頭型塗装装置100によると、回
転軸103と回転霧化頭104とは、雄ねじ部103A
と雌ねじ部104Bとによって固定している。そして、
ねじ部103A,104Bは、回転軸103が図16中
の矢示aで示される反時計回り方向(回転霧化頭104
の正面からみて左回り方向)に回転するときには右ねじ
となる方向、即ち回転軸103の回転方向と逆方向にね
じ部103A,104Bが形成されている。このため、
エアモータ102の回転が上昇するときには、回転霧化
頭104に対して回転軸103が締付ける方向に作用す
る。一方、エアモータ102の回転が降下するときに
は、回転霧化頭104に対して回転軸103は弛緩する
方向に作用している。
【0009】そして、エアモータ102の高速回転中に
該エアモータ102の駆動部等に不具合が生じた場合に
は、急激にエアモータ102の回転数が低下したり、回
転自体が急停止することがある。また、回転霧化頭10
4へ供給する塗料の吐出量の変更や、色替による回転霧
化頭104の洗浄に伴って、エアモータ102の回転数
を30000rpmから10000rpm程度まで急激
に低下させることがある。
【0010】このような場合、回転軸103は回転数が
低下するのに対し、回転霧化頭104はその慣性の作用
によって現在の回転数を維持しようとするから、ねじ部
103A,104Bには、弛緩方向の力が働き、回転軸
103に対し回転霧化頭104が緩むことがある。この
ため、エアモータ102の高速回転中に該エアモータ1
02の回転数を急激に低下させると、回転霧化頭104
が回転軸103から緩み、脱落し易くなるという問題が
ある。
【0011】また、高速回転中の回転霧化頭104に
は、大きな遠心力が作用し、回転霧化頭104の取付筒
部104Aが径方向に広がり、回転霧化頭104の雌ね
じ部104Bと回転軸103の雄ねじ部103Aとの締
結力が低下する傾向がある。このため、回転軸103の
回転数が大きく低下したり、また回転軸103の回転が
急停止した場合には、雄ねじ部103Aと雌ねじ部10
4Bとは、容易に弛緩し、回転軸103から回転霧化頭
104が容易に脱落することがある。
【0012】そして、高速回転中の回転霧化頭104が
回転軸103から脱落したときには、回転霧化頭104
が飛散し、回転霧化頭型塗装装置100の周辺の機器、
被塗物等に衝突して、回転霧化頭104自体が損傷する
だけでなく、周辺の機器、被塗物等をも損傷させるとい
う問題がある。
【0013】一方、他の従来技術による回転霧化頭型塗
装装置として、回転軸の先端外周側または回転霧化頭の
取付筒部内周側にOリングを取付け、このOリングの弾
性力によって回転霧化頭を回転軸に取付けるものが知ら
れている(例えば、特開平11−28391号公報
等)。
【0014】しかし、他の従来技術では、回転霧化頭を
回転軸から着脱するときに、Oリングの表面を擦ること
になるから、Oリングが損傷する可能性がある。そし
て、損傷したOリングをそのまま使用したときには、回
転霧化頭を回転軸に固定する力が弱まり、高速回転中に
回転霧化頭が回転軸から脱落してしまう虞がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、回転軸に対して回転霧
化頭が緩みを生じたときに、この回転霧化頭が脱落した
り、飛散したりするのを防止し、信頼性、生産性を向上
することができるようにした回転霧化頭型塗装装置を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による回転霧化頭
型塗装装置は、高速回転する回転源と、軸方向の基端側
が該回転源によって回転可能に支持され、先端側が該回
転源から突出した回転軸と、前部側が供給された塗料を
霧化する塗料霧化部となり、後部側が該回転軸の先端側
に取付けられる取付筒部となった回転霧化頭と、内周面
側が該回転霧化頭の外周側を囲んで設けられ、該回転霧
化頭から噴霧された塗料に向けシェーピングエアを噴出
するシェーピングエア噴出手段とからなる。
【0017】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、回転霧化頭に
は取付筒部の外周面から径方向の外側に突出する外向き
突部を設け、シェーピングエア噴出手段には内周面から
径方向の内側に突出し、回転霧化頭が回転軸に対して緩
みを生じたときに該外向き突部が当接して回転霧化頭の
抜止めを行う内向き突部を設けたことにある。
【0018】このように構成したことにより、回転軸と
回転霧化頭が回転しているときに、回転霧化頭が回転軸
に対して緩みを生じ、軸方向に移動したときには、回転
霧化頭の取付筒部外周面から径方向の外側に突出した外
向き突部は、シェーピングエアリングの内周面から径方
向の内側に突出した内向き突部に当接するから、これら
の突部間の当接によって回転霧化頭が脱落したり、飛散
したりするのを防止する。
【0019】請求項2の発明によると、回転軸の先端部
には雄ねじ部を設け、回転霧化頭の取付筒部内には該雄
ねじ部に螺合する雌ねじ部を設け、外向き突部と内向き
突部は、前記雄ねじ部と雌ねじ部とが緩んで回転霧化頭
が前側に移動したときに当接する構成としたことにあ
る。
【0020】このように構成したことにより、例えば回
転軸の回転数が急激に低下したときには、雄ねじ部と雌
ねじ部とが緩んで回転霧化頭が前部側に移動する。しか
し、回転霧化頭が前側に移動したときには、外向き突部
が内向き突部に当接して回転霧化頭の抜止めをする。
【0021】請求項3の発明では、回転軸の先端側に回
転霧化頭を取付けた状態では、外向き突部は内向き突部
よりも軸方向の後側に位置する構成としている。
【0022】請求項4の発明のように、シェーピングエ
ア噴出手段の内周面は、塗料霧化部が収容される前側の
内周面と取付筒部が収容される後側の内周面とからな
り、内向き突部は前記前側内周面と後側内周面との境界
部近傍に設けてもよい。
【0023】請求項5の発明によると、外向き突部は回
転霧化頭の取付筒部の外周面に周方向に間隔をもって複
数個設け、内向き突部はシェーピングエア噴出手段の内
周面に周方向に間隔をもつと共に前記外向き突部に対応
する位置に複数個設け、前記各内向き突部間には外向き
突部が通過する外向き突部通過空間を設ける構成とした
ことにある。
【0024】このように構成したことにより、回転霧化
頭を回転軸に取付け、取外しするときには、回転霧化頭
の各外向き突部をシェーピングエア噴出手段の各内向き
突部間に設けられた外向き突部通過空間に合わせて位置
決めし、この状態で回転霧化頭の取付筒部をシェーピン
グエア噴出手段内に向け軸方向に真直ぐに挿入する。こ
れにより、外向き突部は、隣合う内向き突部間を通過す
ることができるから、回転軸に対して回転霧化頭を取付
け、取外しすることができる。
【0025】一方、回転軸と回転霧化頭が回転している
状態では、外向き突部も回転しているから、回転霧化頭
が回転軸に対して緩みを生じたときには、回転している
複数個の外向き突部は、外向き突部通過空間を容易に通
過することはできず、内向き突部に当接し、抜止め状態
とする。
【0026】請求項6の発明によると、外向き突部は、
回転霧化頭の取付筒部の軸中心から径方向外側に突出し
た複数個の半鍔状外向き突部として形成し、該各半鍔状
外向き突部間には、複数個の切欠部を設け、内向き突部
は、前記各切欠部に対応するようにシェーピングエア噴
出手段の内周面から軸中心に向け径方向内側に突出した
複数個のD字状内向き突部として形成し、該各D字状内
向き突部間には、前記各半鍔状外向き突部が通過する外
向き突部通過空間を設けたことにある。
【0027】このように構成したことにより、回転霧化
頭を回転軸に取付け、取外しするときには、回転霧化頭
の切欠部をシェーピングエア噴出手段のD字状内向き突
部に合わせ、回転霧化頭の半鍔状外向き突部をシェーピ
ングエア噴出手段の外向き突部通過空間に合わせて位置
決めし、この状態で回転霧化頭の取付筒部をシェーピン
グエア噴出手段内に向け軸方向に真直ぐに挿入する。こ
れにより、各半鍔状外向き突部は、外向き突部通過空間
を通過することができるから、回転軸に対して回転霧化
頭を取付け、取外しすることができる。
【0028】一方、回転軸と回転霧化頭が回転している
状態では、各半鍔状外向き突部も回転しているから、回
転霧化頭が回転軸に対して緩みを生じたときには、回転
している半鍔状外向き突部は、外向き突部通過空間を容
易に通過することはできず、D字状内向き突部に当接す
る。
【0029】請求項7の発明によると、外向き突部、内
向き突部のうち、少なくとも一方の突部は、軸方向と周
方向に位置をずらして複数箇所に設けたことにある。
【0030】このように構成したことにより、非常に低
い確率で、外向き突部が内向き突部を通過したとして
も、もう一つ外向き突部または内向き突部があるから、
この突部によって回転霧化頭の抜止めを二段階で確実に
行うことができる。
【0031】請求項8の発明によると、シェーピングエ
ア噴出手段は、回転軸側に対し着脱可能に設け、外向き
突部は全周に亘って鍔状をなす全周鍔状外向き突部とし
て形成し、内向き突部はその内径寸法を回転霧化頭の塗
料霧化部の外径寸法よりも大きな寸法に設定し、回転軸
に対して回転霧化頭を着脱するときには予めシェーピン
グエア噴出手段を取外しておく構成としたことにある。
【0032】このように構成したことにより、回転霧化
頭を回転軸に取付けるときには、回転軸に回転霧化頭を
取付けた後に、回転霧化頭の塗料霧化部の外周側で内向
き突部を通過させるようにしてシェーピングエア噴出手
段を回転霧化頭の外周側を囲むように取付ける。これに
より、回転霧化頭が回転軸に対して緩みを生じたときに
は、全周鍔状外向き突部は内向き突部に当接するから、
この突部間の当接によって回転霧化頭が脱落したり、飛
散したりするのを防止する。
【0033】一方、回転霧化頭を回転軸から取外すとき
には、シェーピングエア噴出手段を、回転霧化頭の塗料
霧化部の外周側で内向き突部を通過させるようにして取
外す。これにより、回転霧化頭を回転軸から取外すこと
ができる。
【0034】請求項9の発明が採用する構成の特徴は、
回転霧化頭には取付筒部の外周面から径方向の外側に突
出する全周鍔状外向き突部を設け、シェーピングエア噴
出手段には内周面よりも軸中心に近い位置を通るストッ
パ装着穴を設け、該ストッパ装着穴には回転霧化頭が回
転軸に対して緩みを生じたときに前記全周鍔状外向き突
部に当接して回転霧化頭の抜止めを行うストッパ部材を
装着して設けたことにある。
【0035】このように構成したことにより、回転霧化
頭を回転軸に取付け、取外しするときには、シェーピン
グエア噴出手段のストッパ装着穴からストッパ部材を取
外す。これにより、回転霧化頭は回転軸に対して取付
け、取外しすることができる。そして、回転軸に回転霧
化頭を取付けたら、シェーピングエア噴出手段のストッ
パ装着穴にストッパ部材を装着する。このときにストッ
パ部材は、シェーピングエア噴出手段の内周面よりも軸
中心に近い位置を通るから、その一部が内周面から径方
向の内向きに突出した状態となる。従って、回転霧化頭
が回転軸に対して緩みを生じたときには、該回転霧化頭
の全周鍔状外向き突部はストッパ部材に当接するから、
全周鍔状外向き突部とストッパ部材とは、互いに当接す
ることによって回転霧化頭が脱落したり、飛散したりす
るのを防止する。
【0036】請求項10の発明は、ストッパ装着穴は、
回転霧化頭が回転軸に取付けられた状態で、全周鍔状外
向き突部よりも軸方向の前側に位置して設ける構成とし
ている。
【0037】請求項11の発明のように、回転源の外周
側には塗装機カバーを設け、シェーピングエア噴出手段
は該塗装機カバーの前側に設ける構成としてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回転霧化頭型塗装装置を添付図面に従って詳細に説明す
る。
【0039】まず、図1ないし図6は本発明の第1の実
施の形態を示している。1は回転霧化頭型塗装装置の外
周を覆う塗装機カバーで、該塗装機カバー1は、円筒状
に形成され、その内部には後述のエアモータ2を収容し
ている。
【0040】2は塗装機カバー1内に収容された回転源
としてのエアモータで、該エアモータ2は、筒状に形成
されたモータケーシング2Aと、該モータケーシング2
A内に収容されたエアタービンと、後述する回転軸3を
回転可能に軸支する静圧エア軸受(いずれも図示せず)
とによって大略構成されている。そして、エアモータ2
は、エアタービンに圧縮エアが供給されることにより、
回転軸3を例えば3000〜100000rpmで回転
駆動するものである。
【0041】3はエアモータ2の静圧エア軸受に回転可
能に支持された中空の回転軸で、該回転軸3の先端はエ
アモータ2の前側に突出し、その先端部外周側には雄ね
じ部3Aが刻設されている。また、回転軸3の基端側は
エアモータ2のエアタービンに取付けられている。
【0042】4は回転軸3の先端側に取付けられた回転
霧化頭を示し、該回転霧化頭4は、後述する霧化頭本体
5、ハブ部材8等によって構成されている。
【0043】5は回転霧化頭4の外形をなし、後部側か
ら前部側に向けて拡開するベル形に形成された霧化頭本
体で、該霧化頭本体5は、図2、図3に示す如く、前部
側に位置する塗料霧化部6と後部側に位置する取付筒部
7とによって構成されている。
【0044】6は霧化頭本体5の前部側に位置して供給
された塗料を霧化する塗料霧化部で、該塗料霧化部6
は、霧化頭本体5の前面側に位置して円皿状に拡開する
塗料薄膜化面6Aと、霧化頭本体5の前端(内周端)に
位置して塗料薄膜化面6Aに連続した放出端縁6Bとに
よって構成されている。そして、塗料霧化部6は、回転
霧化頭4が高速回転している状態で、塗料薄膜化面6A
に塗料が供給されると、この塗料を放出端縁6Bから塗
料粒子として噴霧する。
【0045】7は霧化頭本体5の後部側に設けられた有
底円筒状の取付筒部で、該取付筒部7の奥部には、回転
軸3の雄ねじ部3Aに螺合する雌ねじ部7Aが刻設され
ている。さらに、霧化頭本体5には、取付筒部7と塗料
霧化部6とを隔てる環状隔壁7Bが径方向内向きに突出
して形成され、該環状隔壁7Bの内周側には、回転軸3
の先端側から突出した後述するフィードチューブ9の先
端が挿通される。ここで、取付筒部7の外径寸法D1
は、図3、図5に示すように、後述するD字状内向き突
部14間の間隔寸法W2よりも小さな寸法に設定されて
いる(D1<W2)。
【0046】8は霧化頭本体5の塗料霧化部6に設けら
れた円板状のハブ部材で、該ハブ部材8の外周側には、
塗料、シンナを塗料霧化部6の塗料薄膜化面6Aに導く
第1のハブ孔8A,8A,…が多数個設けられ、中央部
側にはハブ部材8の前面にシンナを供給する第2のハブ
孔8B,8B,…が複数個設けられている。
【0047】このように構成された回転霧化頭4は、霧
化頭本体5の取付筒部7内に回転軸3の先端側を挿入
し、雌ねじ部7Aを回転軸3の雄ねじ部3Aにねじ込む
ことにより、回転軸3に取付けられている。ここで、回
転軸3の雄ねじ部3A、回転霧化頭4の雌ねじ部7A
は、従来技術で述べたように例えば回転軸3が正面から
みて左回り方向(反時計回り方向)に回転するときに右
ねじとなる方向、即ち回転軸3の回転方向と逆方向に形
成されている。これにより、雄ねじ部3Aと雌ねじ部7
Aは、回転軸3が回転したときに互いに締付ける方向に
螺合している。
【0048】そして、回転霧化頭4は、高速回転してい
る状態で、フィードチューブ9から塗料が供給される
と、この塗料をハブ部材8の第1のハブ孔8Aから塗料
薄膜化面6Aに供給する。これにより、塗料薄膜化面6
Aに供給された塗料は、放出端縁6Bから塗料粒子とな
って噴霧される。
【0049】9は回転軸3内に挿通して設けられたフィ
ードチューブで、該フィードチューブ9の先端部は、図
1に示すように、回転軸3から突出して回転霧化頭4内
に延在している。そして、フィードチューブ9内には、
塗料通路とシンナ通路が設けられている。これにより、
フィードチューブ9は、回転霧化頭4に塗料、洗浄流体
としてのシンナ等を供給するものでる。
【0050】10は回転霧化頭4の外周側に位置して塗
装機カバー1の前部側に着脱可能に取付けられたシェー
ピングエア噴出手段としてのシェーピングエアリング
で、該シェーピングエアリング10は、図4、図5に示
す如く、円筒状に形成され、その先端側にはエア噴出口
10A,10A,…が周方向に多数個形成されている。
また、シェーピングエアリング10の内周面は、前側に
拡径する前側の内周面10Bと、径寸法がほぼ等しい後
側の内周面10Cとが形成されている。そして、各エア
噴出口10Aは、塗装機カバー1から延びるエア通路1
1を介して供給されるエアを、回転霧化頭4から噴霧さ
れた塗料に向け噴出することにより、この塗料の噴霧パ
ターン等を制御するものである。
【0051】ここで、シェーピングエアリング10の内
周面のうち、後述するD字状内向き突部14よりも前側
の内周面10Bは、回転霧化頭4を収容できるように前
端に向けて徐々に拡径して形成されている。また、D字
状内向き突部14を挟んでシェーピングエアリング10
の後側の内周面10Cは、その内径寸法D2が後述する
各半鍔状外向き突部12の先端部間の外径寸法D3より
も大きな寸法に設定されている(D2>D3)。
【0052】12,12は霧化頭本体5の取付筒部7の
後端部に設けられた2個の半鍔状外向き突部である。こ
こで、該各半鍔状外向き突部12は、例えば取付筒部7
の外周面から拡径して形成された鍔部の一部を該取付筒
部7の外径寸法D1の位置でほぼ平行に切取ることによ
り、図3に示すように、周方向の対称位置で取付筒部7
の軸中心から径方向の外側に突出する半鍔状に形成され
ている。
【0053】ここで、半鍔状外向き突部12,12は、
それぞれの先端部間の外径寸法D3が後述するD字状内
向き突部14間の間隔寸法W2よりも大きく、シェーピ
ングエアリング10の後側の内周面10Cの内径寸法D
2よりも小さな寸法に設定されている(W2<D3<D
2)。
【0054】また、13,13は隣合う半鍔状外向き突
部12,12間に位置し、該半鍔状外向き突部12を形
成する2個の切欠部で、該各切欠部13は、霧化頭本体
5の取付筒部7外周面に接する位置でほぼ平行に延びる
ように、各半鍔状外向き突部12を挟む両側を切欠いて
形成されている。ここで、各切欠部13間の間隔寸法W
1は、霧化頭本体5の取付筒部7の外径寸法D1とほぼ同
じ寸法に設定されている(W1≒D1)。
【0055】14,14はシェーピングエアリング10
の内周面10C前端部(前側内周面10Bとの境界部)
に設けられた2個のD字状内向き突部である。ここで、
該各D字状内向き突部14は、図5に示すように、周方
向の対称位置でほぼ平行をなすように後側の内周面10
Cから軸中心に向け径方向の内側に突出したD字状に形
成されている。ここで、D字状内向き突部14,14
は、その間隔寸法W2が切欠部13間の間隔寸法W1(取
付筒部7の外径寸法D1)よりも僅かに大きな寸法に設
定されている(W2>W1)。なお、回転霧化頭4を回転
軸3に組付けた状態では、D字状内向き突部14は半鍔
状外向き突部12よりも軸方向の前側に位置しているこ
とは無論である。
【0056】15は各D字状内向き突部14間に位置し
て設けられた外向き突部通過空間で、該外向き突部通過
空間15は、図5、図6に示すように、取付筒部7と2
個の半鍔状外向き突部12が通過する小判状の空間とし
て形成されている。そして、突部通過空間15は、回転
霧化頭4を回転軸3に対して取付け、取外しするとき
に、図6に示すように、各半鍔状外向き突部12を位置
決めし、この状態で回転霧化頭4を軸方向に真直ぐに移
動したときにのみ、半鍔状外向き突部12がD字状内向
き突部14を通り抜けるのを許すものである。
【0057】以上の点から霧化頭本体5の取付筒部7の
外径寸法D1と、シェーピングエアリング10の内周面
10Cの内径寸法D2と、各半鍔状外向き突部12の先
端部間の外径寸法D3と、切欠部13間の間隔寸法W1
と、各D字状内向き突部間の間隔寸法W2とは、下記数
1の関係にある。
【0058】
【数1】D1≒W1<W2<D3<D2
【0059】このように構成された回転霧化頭4側の半
鍔状外向き突部12、切欠部13とシェーピングエアリ
ング10側のD字状内向き突部14、外向き突部通過空
間15とは、該各半鍔状外向き突部12を外向き突部通
過空間15に位置決めした状態では、回転霧化頭4は回
転軸3に対して取付け、取外しが可能となっている。一
方、回転軸3に対し回転霧化頭4が緩みを生じ、該回転
霧化頭4が前側に移動してきたときには、半鍔状外向き
突部12も回転しており、外向き突部通過空間15に対
して一致することはない。このため、該半鍔状外向き突
部12は、D字状内向き突部14に当接するように干渉
し、この干渉した位置よりも回転霧化頭4が軸方向の前
側に移動するのを規制している。
【0060】本実施の形態による回転霧化頭型塗装装置
は上述の如き構成を有するもので、次に、その作用につ
いて説明する。
【0061】まず、回転軸3に回転霧化頭4を取付ける
場合について説明する。このときには、回転霧化頭4に
設けられた半鍔状外向き突部12をシェーピングエアリ
ング10の外向き突部通過空間15に合うように位置決
めし、この状態で回転霧化頭4を回転軸3に向け軸方向
の後側に真直ぐに移動する。これにより、半鍔状外向き
突部12は、外向き突部通過空間15を介してD字状内
向き突部14を通り抜けるから、取付筒部7をシェーピ
ングエアリング10内に配置することができる。この状
態で、取付筒部7の雌ねじ部7Aを回転軸3の雄ねじ部
3Aに螺着することにより、回転霧化頭4を回転軸3に
取付けることができる。また、前述と逆の手順により、
回転軸3から回転霧化頭4を取外すこともできる。
【0062】次に、組立てられた塗装装置を用いて車体
等の被塗物に塗装を行なう場合には、エアモータ2を回
転駆動させることにより、回転軸3と共に回転霧化頭4
が例えば30000rpm程度の回転数で高速回転す
る。そして、回転軸3と共に回転霧化頭4を回転駆動し
た状態で、フィードチューブ9の先端から回転霧化頭4
に向けて塗料を供給する。このとき、回転霧化頭4に供
給された塗料は、遠心力によってハブ部材8の第1のハ
ブ孔8Aから塗料霧化部6の塗料薄膜化面6Aに流出す
る。これにより、塗料薄膜化面6Aに供給された塗料
は、放出端縁6Bから塗料粒子となって噴霧され、被塗
物に塗着する。このときには、シェーピングエアリング
10のエア噴出口10Aからエアを噴出し、噴霧された
塗料粒子の噴霧パターン等を制御する。
【0063】一方、塗料の色替を行う場合には、回転軸
3の回転数を例えば30000rpmから10000r
pm程度に低下させた状態で、塗料に替えてシンナ等を
回転霧化頭4に供給する。これにより、ハブ部材8の第
1のハブ孔8Aから流出したシンナにより塗料霧化部6
の塗料薄膜化面6A、放出端縁6Bに付着した塗料を洗
浄すると共に、第2のハブ孔8Bから流出したシンナに
よりハブ部材8の前面を洗浄する。
【0064】然るに、前述のように回転霧化頭4の洗浄
作業時には、回転軸3の回転数を例えば30000rp
mから10000rpmに低下させる。また、エアモー
タ2の高速回転中に該エアモータ2の駆動部等に不具合
が生じた場合には、急激にエアモータ2(回転軸3)の
回転数が低下する。このような各場合には、回転軸3の
回転数が低下するのに対し、回転霧化頭4はその慣性の
作用によって回転を維持しようとする。このため、回転
霧化頭4と回転軸3との間には、回転霧化頭4を緩み方
向に回転させる力が作用するから、緩みを生じた回転霧
化頭4は回転しながら前側に移動する。
【0065】このときに、回転霧化頭4に設けられた半
鍔状外向き突部12は、回転霧化頭4と一緒に回転して
いるため、着脱時に通り抜けることができた外向き突部
通過空間15を容易に通過することはできない。従っ
て、半鍔状外向き突部12は、シェーピングエアリング
10に設けられたD字状内向き突部14に当接するか
ら、この位置で回転霧化頭4の前側への移動を規制し、
該回転霧化頭4が脱落するのを防止する。
【0066】しかも、回転軸3に対して回転霧化頭4に
緩みを生じたときには、回転軸3の回転中心と回転霧化
頭4の回転中心とにずれが生じるから、回転霧化頭4
は、回転軸3、シェーピングエアリング10等に対して
偏心して回転するようになる。従って、このような場合
には、半鍔状外向き突部12と外向き突部通過空間15
とは、径方向に位置ずれを生じて殆ど一致することがな
くなるため、回転霧化頭4の脱落をより確実に防止する
ことができる。
【0067】以上のように、本実施の形態によれば、回
転霧化頭4を回転軸3に取付けるときには、各半鍔状外
向き突部12を外向き突部通過空間15に位置決めし、
各切欠部13をD字状内向き突部14に位置決めするこ
とにより、該半鍔状外向き突部12は、D字状内向き突
部14に当接することなく、当該D字状内向き突部14
を通り抜けることができる。一方、回転霧化頭4が回転
軸3に対して緩みを生じ、前側に移動してきたときに
は、半鍔状外向き突部12がD字状内向き突部14に当
接するから、この当接によって回転霧化頭4が脱落する
のを防止することができる。従って、回転霧化頭4の着
脱作業は、通常の着脱作業と同様に行うことができる。
しかも、塗装作業、洗浄作業時等には、半鍔状外向き突
部12とD字状内向き突部14によって回転霧化頭4の
脱落、飛散を防止でき、信頼性、生産性等を向上するこ
とができる。
【0068】次に、図7ないし図9は本発明の第2の実
施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、シェー
ピングエアリングのD字状内向き突部を軸方向と周方向
に位置をずらして複数箇所に設けたことにある。なお、
本実施の形態では、回転霧化頭4等の構成は前述した第
1の実施の形態と変わるところがないので、第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0069】21は本実施の形態によるシェーピングエ
アリングで、該シェーピングエアリング21は、図7、
図8に示すように、前述した第1の実施の形態によるシ
ェーピングエアリング10とほぼ同様に、円筒状に形成
され、その先端側にはエア噴出口21A,21A,…が
周方向に多数個形成されている。しかし、本実施の形態
によるシェーピングエアリング21は、その前側の内周
面21Bと後側の内周面21Cとの境界に後述する第1
のD字状内向き突部22、第1の外向き突部通過空間2
3、第2のD字状内向き突部24、第2の外向き突部通
過空間25が形成されている点で第1の実施の形態によ
るシェーピングエアリング10と相違している。
【0070】22,22はシェーピングエアリング21
の後側の内周面21C前端部に設けられた2個の第1の
D字状内向き突部で、該各D字状内向き突部22は、第
1の実施の形態によるD字状内向き突部14と同様に、
周方向の対称位置でほぼ平行をなすように内周面21C
から軸中心に向け径方向の内側に突出したD字状に形成
されている。
【0071】また、23は第1のD字状内向き突部22
間に位置して設けられた第1の外向き突部通過空間で、
該外向き突部通過空間23は、図8、図9に示すよう
に、第1の実施の形態による外向き突部通過空間15と
同様に、取付筒部7と2個の半鍔状外向き突部12が通
過する小判状の空間として形成されている。
【0072】次に、24,24は第1のD字状内向き突
部22よりも後側に位置してシェーピングエアリング2
1の後側の内周面21Cに設けられた2個の第2のD字
状内向き突部で、該各D字状内向き突部24は、第1の
実施の形態によるD字状内向き突部14と同様に、周方
向の対称位置でほぼ平行をなすように内周面21Cから
軸中心に向け径方向の内側に突出したD字状に形成され
ている。しかし、第2のD字状内向き突部24は、第1
のD字状内向き突部22から周方向にほぼ90度回転さ
せた位置に配置されている。
【0073】また、25は第2のD字状内向き突部24
間に位置して設けられた第2の外向き突部通過空間で、
該外向き突部通過空間25は、図9に示す如く、第1の
実施の形態による外向き突部通過空間15と同様に、取
付筒部7と2個の半鍔状外向き突部12が通過する小判
状の空間として形成されている。しかし、第2の外向き
突部通過空間25は、第1の外向き突部通過空間23か
ら周方向にほぼ90度回転させた位置に配置されてい
る。
【0074】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、回転霧化頭4を回転軸3に取付けるとき
には、まず、図9に示すように、半鍔状外向き突部12
を第1の外向き突部通過空間23に位置決めし、この状
態で半鍔状外向き突部12を軸方向に真直ぐ移動して第
1のD字状内向き突部22を通過させる。次に、回転霧
化頭4(半鍔状外向き突部12)を周方向に90度回転
し、該半鍔状外向き突部12を第2の外向き突部通過空
間25に位置決めする。そして、この状態で半鍔状外向
き突部12を軸方向に真直ぐ移動して第2のD字状内向
き突部24を通過させることにより、回転霧化頭4を回
転軸3に取付けることができる。また、上述した手順を
逆の手順で行うことにより、回転霧化頭4を取外すこと
もできる。
【0075】一方、回転霧化頭4が緩みを生じ、回転し
ながら前側に移動したときには、まず、回転霧化頭4の
半鍔状外向き突部12は、第2のD字状内向き突部24
に当接するから、この位置で回転霧化頭4の脱落を防止
することができる。しかも、非常に低い確率で、半鍔状
外向き突部12が第2の外向き突部通過空間25(第2
のD字状内向き突部24)を通過したとしても、半鍔状
外向き突部12は続けて第1のD字状内向き突部22に
当接するから、回転霧化頭4の脱落をより確実に防止す
ることができ、信頼性等をより一層向上することができ
る。
【0076】次に、図10および図11は本発明の第3
の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、回
転霧化頭の取付筒部には外周面から径方向の外側に突出
する全周鍔状外向き突部を設け、シェーピングエア噴出
手段には内周面よりも軸中心に近い位置を通るストッパ
装着穴を設け、該ストッパ装着穴には回転霧化頭が回転
軸に対して緩みを生じたときに前記全周鍔状外向き突部
に当接して回転霧化頭の抜止めを行うストッパ部材を装
着して設けたことにある。なお、本実施の形態では、前
述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0077】31は本実施の形態による回転霧化頭、3
2は該回転霧化頭31の霧化頭本体で、該霧化頭本体3
2は、第1の実施の形態による霧化頭本体5とほぼ同様
に、塗料薄膜化面33A、放出端縁33Bを有する塗料
霧化部33と、雌ねじ部34A、環状隔壁34Bを有す
る取付筒部34とによって構成されている。しかし、本
実施の形態による霧化頭本体32は、取付筒部34に後
述の全周鍔状外向き突部35が形成されている点で第1
の実施の形態による霧化頭本体5と相違している。
【0078】35は霧化頭本体32の取付筒部34後端
部に設けられた全周鍔状外向き突部で、該全周鍔状外向
き突部35は、取付筒部34の外周面から径方向の外側
に突出して形成されている。ここで、全周鍔状外向き突
部35は、その外径寸法D4が後述するストッパ部材3
8の各脚体38A間の距離寸法Lよりも大きく、シェー
ピングエアリング36の内周面36Cの内径寸法D5よ
りも小さな寸法に設定されている(L<D4<D5)。
【0079】36は本実施の形態によるシェーピングエ
アリングで、該シェーピングエアリング36は、図1
0、図11に示すように、前述した第1の実施の形態に
よるシェーピングエアリング10とほぼ同様に、円筒状
に形成され、その先端側にはエア噴出口36A,36
A,…が周方向に多数個(2個のみ図示)形成されてい
る。また、シェーピングエアリング36の内周面は、前
側内周面36Bと後側内周面36Cとから形成されてい
る。しかし、本実施の形態によるシェーピングエアリン
グ36は、後側の内周面36CにD字状内向き突部が形
成されていない点と、後述のストッパ装着穴37が形成
されている点で第1の実施の形態によるシェーピングエ
アリング10と相違している。
【0080】37はシェーピングエアリング36の後側
内周面36Cの長さ方向中間位置に形成されたストッパ
装着穴で、該ストッパ装着穴37は、後述のストッパ部
材38が装着されるもので、全体としてU字状に形成さ
れている。そして、ストッパ装着穴37は、内周面36
Cよりも軸中心に近い位置を貫くように、回転軸3に直
交して平行に延びた2本の脚体挿入部37Aと、該各脚
体挿入部37Aを接続するようにシェーピングエアリン
グ36の外周側に形成された接続溝部37Bとによって
形成されている。
【0081】38はシェーピングエアリング36のスト
ッパ装着穴37に着脱可能に取付けられたストッパ部材
で、該ストッパ部材38は、全体としてストッパ装着穴
37と同様にU字状に形成されている。ここで、ストッ
パ部材38は、図11に示すように、ほぼ平行に延びた
2本の脚体38A,38Aと、該各脚体38Aを一体に
成形した握り部38Bとによって形成されている。ま
た、ストッパ部材38は、弾性を有する材料からなり、
各脚体38Aは自由状態で先端側が僅かに開くように形
成されている。
【0082】そして、ストッパ部材38は、脚体38
A,38Aの先端側を狭めながら、ストッパ装着穴37
の脚体挿入部37A,37A内に挿入し、握り部38B
を接続溝部37Bに収めることにより、シェーピングエ
アリング36に取付けられる。このときに、各脚体38
Aは、弾性力によって脚体挿入部37A内面に押付けら
れるから、ストッパ部材38はこの押付け力(摩擦力)
によって抜止め状態に支持される。
【0083】ここで、脚体38A,38Aは、ストッパ
装着穴37の脚体挿入部37Aに挿入した状態では、シ
ェーピングエアリング36の後側内周面36Cから内側
に突出して内向き突部を構成している。このときの脚体
38A,38A間の距離寸法Lは、霧化頭本体32の取
付筒部34の外径寸法D6よりも大きく、全周鍔状外向
き突部35の外径寸法D4よりも小さな寸法に設定され
ている(D6<L<D4)。
【0084】以上の点から全周鍔状外向き突部35の外
径寸法D4と、シェーピングエアリング36の後側内周
面36Cの内径寸法D5と、霧化頭本体32の取付筒部
34の外径寸法D6と、ストッパ部材38の各脚体38
A間の距離寸法Lとは、下記数2の関係にある。
【0085】
【数2】D6<L<D4<D5
【0086】このように構成された本実施の形態では、
回転霧化頭31を回転軸3に取付ける場合には、ストッ
パ装着穴37からストッパ部材38を取外すことによ
り、回転霧化頭31を回転軸3に容易に取付けることが
できる。そして、回転霧化頭31を回転軸3に取付けた
ら、ストッパ装着穴37にストッパ部材38を装着す
る。これにより、回転霧化頭31が緩んで前側に移動し
たときには、全周鍔状外向き突部35は脚体38Aに当
接するから、この位置で回転霧化頭31の脱落を防止す
ることができる。
【0087】かくして、本実施の形態によれば、回転霧
化頭31側には全周鍔状外向き突部35を設けているか
ら、いずれの回転位置でも該全周鍔状外向き突部35を
ストッパ部材38の脚体38Aに当接させることがで
き、回転霧化頭31の脱落を完全に防止することができ
る。
【0088】次に、図12および図13は本発明の第4
の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、外
向き突部は全周に亘って鍔状をなす全周鍔状外向き突部
として形成し、内向き突部はその内径寸法を回転霧化頭
の塗料霧化部の外径寸法よりも大きな寸法に設定したこ
とにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0089】41は本実施の形態による回転霧化頭、4
2は該回転霧化頭41の霧化頭本体で、該霧化頭本体4
2は、第1の実施の形態による霧化頭本体5とほぼ同様
に、塗料薄膜化面43A、放出端縁43Bを有する塗料
霧化部43と、雌ねじ部44A、環状隔壁44Bを有す
る取付筒部44とによって構成されている。しかし、本
実施の形態による霧化頭本体42は、取付筒部44に後
述の全周鍔状外向き突部45が形成されている点で第1
の実施の形態による霧化頭本体5と相違している。
【0090】45は霧化頭本体42の取付筒部44後端
部に設けられた全周鍔状外向き突部で、該全周鍔状外向
き突部45は、図13に示すように、取付筒部44の外
周面から径方向の外側に突出して全周に亘って、または
周方向に間隔をもって形成されている。ここで、全周鍔
状外向き突部45は、その外径寸法D7が塗料霧化部4
3前端の最大外径寸法D8よりも大きく、後述するシェ
ーピングエアリング46の内周面46Bの内径寸法D9
よりも小さな寸法に設定されている(D8<D7<D
9)。
【0091】46は回転霧化頭41の外周側に位置して
塗装機カバー1の前部側に着脱可能に取付けられた本実
施の形態によるシェーピングエアリングで、該シェーピ
ングエアリング46は、前述した第1の実施の形態によ
るシェーピングエアリング10とほぼ同様に、円筒状に
形成され、その先端側にはエア噴出口46A,46A,
…が周方向に多数個形成されている。しかし、本実施の
形態によるシェーピングエアリング46は、内周面46
Bがその長さ方向に一定の径寸法で形成されている点
と、その内周面46Bに後述の全周筒状内向き突部47
が形成されている点で、第1の実施の形態によるシェー
ピングエアリング10と相違している。ここで、シェー
ピングエアリング46の内周面46Bは、その内径寸法
D9が全周鍔状外向き突部45の外径寸法D7よりも大き
な寸法に設定されている(D7<D9)。
【0092】47はシェーピングエアリング46の内周
側に位置し軸方向の後側寄りに設けられた全周筒状内向
き突部で、該内向き突部47は、内周面46Bから径方
向の内向きに突出して全周に亘って設けられている。ま
た、回転霧化頭41を回転軸3に取付けた状態では、全
周筒状内向き突部47は、全周鍔状外向き突部45より
も前側に配置される。ここで、全周筒状内向き突部47
の内径寸法D10は、回転霧化頭41の塗料霧化部43前
端の最大外径寸法D8よりも大きく、回転霧化頭41の
全周鍔状外向き突部45の外径寸法D7よりも小さな寸
法に設定されている(D8<D10<D7)。
【0093】以上の点から全周鍔状外向き突部45の外
径寸法D7と、塗料霧化部43前端の最大外径寸法D8
と、シェーピングエアリング46の内周面46Bの内径
寸法D9と、全周筒状内向き突部47の内径寸法D10と
は、下記数3の関係にある。
【0094】
【数3】D8<D10<D7<D9
【0095】このように構成された本実施の形態では、
全周筒状内向き突部47の内径寸法D10が塗料霧化部4
3前端の最大外径寸法D8よりも大きく形成されている
から、シェーピングエアリング46は、回転軸3に回転
霧化頭41を取付けたままの状態で塗装機カバー1に取
付け、取外しすることができる。
【0096】従って、回転霧化頭41を回転軸3に取付
ける場合には、塗装機カバー1からシェーピングエアリ
ング46を取外すことにより、回転霧化頭41を回転軸
3に容易に取付けることができる。そして、回転霧化頭
41を回転軸3に取付けたら、全周筒状内向き突部47
を、回転霧化頭41の塗料霧化部43の外周側で通過さ
せ、シェーピングエアリング46を塗装機カバー1に取
付ける。これにより、回転霧化頭41が緩んで軸方向の
前側に移動したときには、全周鍔状外向き突部45は全
周筒状内向き突部47に当接するから、この位置で回転
霧化頭41の脱落を防止することができる。
【0097】一方、回転霧化頭41を回転軸3から取外
すときには、全周筒状内向き突部47を、回転霧化頭4
1の塗料霧化部43の外周側で通過させ、シェーピング
エアリング46を取外す。これにより、回転霧化頭41
を回転軸3から取外すことができる。
【0098】かくして、本実施の形態によれば、回転霧
化頭41の全周鍔状外向き突部45とシェーピングエア
リング46の全周筒状内向き突部47とにより、いずれ
の回転位置でも該全周鍔状外向き突部45を全周筒状内
向き突部47に当接させることができ、回転霧化頭41
の脱落を完全に防止することができる。しかも、既存の
シェーピングエアリング46を利用しているから、部品
点数の増大を抑えてコストの低減を図ることができる。
【0099】次に、図14は本発明の第5の実施の形態
を示している。本実施の形態の特徴は、回転霧化頭の半
鍔状外向き突部を軸方向と周方向に位置をずらして複数
箇所に設けたことにある。なお、本実施の形態では、前
述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0100】51は本実施の形態による回転霧化頭、5
2は該回転霧化頭51の霧化頭本体で、該霧化頭本体5
2は、第1の実施の形態による霧化頭本体5とほぼ同様
に、塗料を噴霧する前側の塗料霧化部53と、回転軸3
に取付けられる後側の取付筒部54とによって構成され
ている。
【0101】55,55は取付筒部54に設けられた第
1の半鍔状外向き突部55,55で、該各半鍔状外向き
突部55間には第1の切欠部56,56が設けられてい
る。また、57,57は前記各第1の半鍔状外向き突部
55と軸方向にD字状内向き突部14の厚さ以上に離間
すると共に、周方向に約90度ずらした位置に設けられ
た第2の半鍔状外向き突部で、該各半鍔状外向き突部5
7間には第2の切欠部58,58が設けられている。
【0102】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、回転霧化頭51を取付ける場合には、ま
ず、回転霧化頭51の第1の半鍔状外向き突部55をシ
ェーピングエアリング10の外向き突部通過空間15に
位置決めし、この状態で回転霧化頭51を回転軸3に向
け軸方向に真直ぐに移動する。これにより、第1の半鍔
状外向き突部55を外向き突部通過空間15を介してD
字状内向き突部14を通過させる。
【0103】次に、回転霧化頭51(第2の半鍔状外向
き突部57)を周方向に90度回転し、第2の半鍔状外
向き突部57を外向き突部通過空間15に位置決めす
る。そして、この状態で第2の半鍔状外向き突部57を
軸方向に真直ぐ移動してD字状内向き突部14を通過さ
せることにより、回転霧化頭51を回転軸3に取付ける
ことができる。また、上述した手順を逆の手順で行うこ
とにより、回転霧化頭4を取外すこともできる。
【0104】本実施の形態によると、シェーピングエア
リング10に設けられたD字状内向き突部14に半鍔状
外向き突部55,57が二段階で当接するから、回転霧
化頭51の脱落をより確実に防止することができる。
【0105】なお、第1の実施の形態では、外向き突部
として霧化頭本体5の取付筒部7に一体的に半鍔状外向
き突部12を設け、内向き突部としてシェーピングエア
リング10にD字状内向き突部14を設け、該半鍔状外
向き突部12、D字状内向き突部14は、それぞれ対称
位置に配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本
発明はこれに限らず、例えば図15に示す変形例による
回転霧化頭61のように構成してもよい。
【0106】即ち、回転霧化頭61を、霧化頭本体62
を塗料霧化部63と取付筒部64とから形成し、該取付
筒部64には、周方向に間隔をもって3個の外向き突部
65,65,65と、隣合う外向き突部65間の切欠部
66,66,66とを設け、シェーピングエアリング6
7の内周面67Aには、各切欠部66、外向き突部65
に対応するように3個の内向き突部68,68,68、
ほぼ三角形状の外向き突部通過空間69を設ける構成と
してもよい。また、外向き突部、切欠部、内向き突部
は、1個または4個以上設けてもよい。この構成は第
2,第5の実施の形態にも同様に適用することができ
る。
【0107】また、第3の実施の形態では、内向き突部
を構成するストッパ部材38の脚体38Aを2本設けた
場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば脚体
を1本としてもよい。
【0108】また、第1の実施の形態では、回転霧化頭
4は、霧化頭本体5の雌ねじ部7Aを回転軸3の雄ねじ
部3Aに螺合することにより、着脱可能に取付けるもの
として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、
止めねじを用いて回転霧化頭4を回転軸3に取付ける構
成としてもよい。また、他の従来技術として述べた特開
平11−28391号公報等のように、Oリング等の弾
性部材を用いて回転霧化頭4を回転軸3に嵌合する構成
としてもよい。これらの構成は、第2,第3,第4,第
5の実施の形態、変形例にも適用することができる。
【0109】一方、第4の実施の形態では、全周筒状内
向き突部47はシェーピングエアリング46の内周面4
6Bに位置して軸方向の後側寄りに配置した場合を例示
した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば全周筒状
内向き突部47を厚肉に形成し、該内向き突部47をシ
ェーピングエアリング46の前端部まで延ばして形成し
てもよい。
【0110】また、第4の実施の形態では、内向き突部
として、シェーピングエアリング46の内周面46Bか
ら内向きに突出し、全周に亘って延びた全周筒状内向き
突部47を図示したが、本発明はこれに限らず、例えば
内向き突部を周方向に間隔をもって2個,3個等の複数
個設ける構成としてもよい。
【0111】さらに、各実施の形態では、回転源として
エアモータ2を用いた場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限らず、回転源として例えば電動モータ等
を用いる構成としてもよい。
【0112】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、回転霧化頭には取付筒部の外周面から径方向の外
側に突出する外向き突部を設け、シェーピングエア噴出
手段には内周面から径方向の内側に突出し、回転霧化頭
が回転軸に対して緩みを生じたときに該外向き突部が当
接して回転霧化頭の抜止めを行う内向き突部を設けてい
る。従って、回転軸と回転霧化頭が回転しているとき
に、該回転霧化頭が回転軸に対して緩みを生じ、軸方向
に移動したときには、回転霧化頭の取付筒部外周面から
径方向の外側に突出した外向き突部は、シェーピングエ
ア噴出手段の内周面から径方向の内側に突出した内向き
突部に当接することができる。これにより、これらの突
部間の当接によって回転霧化頭が脱落したり、飛散した
りするのを防止することができ、信頼性、生産性を向上
することができる。
【0113】請求項2の発明によれば、回転軸の先端部
には雄ねじ部を設け、回転霧化頭の取付筒部内には該雄
ねじ部に螺合する雌ねじ部を設け、外向き突部と内向き
突部は、前記雄ねじ部と雌ねじ部とが緩んで回転霧化頭
が前部側に移動したときに当接する構成としているの
で、例えば回転軸の回転数が急激に低下したときには、
雄ねじ部と雌ねじ部とが緩んで回転霧化頭が前部側に移
動する。しかし、回転霧化頭が前部側に移動したときに
は、外向き突部と内向き突部が互いに当接して回転霧化
頭の抜止めをすることができる。
【0114】請求項5の発明によれば、外向き突部は回
転霧化頭の取付筒部の外周面に周方向に間隔をもって複
数個設け、内向き突部はシェーピングエア噴出手段の内
周面に周方向に間隔をもつと共に前記外向き突部に対応
する位置に複数個設け、各内向き突部間には前記外向き
突部が通過する外向き突部通過空間を設ける構成として
いる。従って、回転霧化頭を回転軸に取付け、取外しす
るときには、回転霧化頭の各外向き突部をシェーピング
エア噴出手段の各内向き突部間に設けられた外向き突部
通過空間に合わせて位置決めし、この状態で回転霧化頭
の取付筒部をシェーピングエア噴出手段内に向け軸方向
に真直ぐに挿入する。これにより、外向き突部は、隣合
う内向き突部間を通過することができるから、回転軸に
対して回転霧化頭を容易に取付け、取外しすることがで
きる。
【0115】一方、回転軸と回転霧化頭が回転している
状態では、外向き突部も回転しているから、回転霧化頭
が回転軸に対して緩みを生じたときには、回転している
複数個の外向き突部は、外向き突部通過空間を容易に通
過することはできず、内向き突部に当接する。これによ
り、回転霧化頭はこの当接位置で抜止め状態となり、該
回転霧化頭が脱落、飛散するのを防止することができ
る。
【0116】請求項6の発明によれば、外向き突部は、
回転霧化頭の取付筒部の軸中心から径方向外側に突出し
た複数個の半鍔状外向き突部として形成し、該各半鍔状
外向き突部間には、複数個の切欠部を設け、内向き突部
は、前記各切欠部に対応するようにシェーピングエア噴
出手段の内周面から軸中心に向け径方向内側に突出した
複数個のD字状内向き突部として形成し、該各D字状内
向き突部間には、前記各半鍔状外向き突部が通過する外
向き突部通過空間を設けている。
【0117】従って、回転霧化頭を回転軸に取付け、取
外しするときには、回転霧化頭の切欠部をシェーピング
エア噴出手段のD字状内向き突部に合わせ、回転霧化頭
の半鍔状外向き突部をシェーピングエア噴出手段の外向
き突部通過空間に合わせて位置決めし、この状態で回転
霧化頭の取付筒部をシェーピングエア噴出手段内に向け
軸方向に真直ぐに挿入する。これにより、各半鍔状外向
き突部は、各D字状内向き突部を通過することができる
から、回転軸に対して回転霧化頭を容易に取付け、取外
しすることができる。
【0118】一方、回転軸と回転霧化頭が回転している
状態では、各半鍔状外向き突部も回転しているから、回
転霧化頭が回転軸に対して緩みを生じたときには、回転
している半鍔状外向き突部は、外向き突部通過空間を容
易に通過することはできず、D字状内向き突部に当接す
るから、この当接によって回転霧化頭が脱落、飛散する
のを防止することができる。
【0119】請求項7の発明によれば、外向き突部、内
向き突部のうち、少なくとも一方の突部は、軸方向と周
方向に位置をずらして複数箇所に設けているので、非常
に低い確率で、外向き突部が内向き突部を通過したとし
ても、もう一つの外向き突部または内向き突部があるか
ら、この突部によって回転霧化頭の抜止めを二段階で確
実に行うことができる。
【0120】請求項8の発明によると、シェーピングエ
ア噴出手段は、回転軸側に対し着脱可能に設け、外向き
突部は全周に亘って鍔状をなす全周鍔状外向き突部とし
て形成し、内向き突部はその内径寸法を回転霧化頭の塗
料霧化部の外径寸法よりも大きな寸法に設定し、回転軸
に対して回転霧化頭を着脱するときには予めシェーピン
グエア噴出手段を取外しておく構成としている。
【0121】従って、回転霧化頭を回転軸に取付けると
きには、回転軸に回転霧化頭を取付けた後に、回転霧化
頭の塗料霧化部の外周側で内向き突部を通過させるよう
にしてシェーピングエア噴出手段を回転霧化頭の外周側
を囲むように取付ける。この状態で、回転霧化頭が回転
軸に対して緩みを生じたときには、全周鍔状外向き突部
は内向き突部に当接することができる。この結果、全周
鍔状外向き突部と内向き突部とは、いずれの回転位置で
も互いに当接するから、回転霧化頭が脱落、飛散するの
を完全に防止することができる。
【0122】一方、回転霧化頭を回転軸から取外すとき
には、回転霧化頭の塗料霧化部の外周側で内向き突部を
通過させるようにしてシェーピングエア噴出手段を取外
す。これにより、回転霧化頭を回転軸から取外すことが
できる。
【0123】請求項9発明によれば、回転霧化頭には取
付筒部の外周面から径方向の外側に突出する全周鍔状外
向き突部を設け、シェーピングエア噴出手段には内周面
よりも軸中心に近い位置を通るストッパ装着穴を設け、
該ストッパ装着穴には回転霧化頭が回転軸に対して緩み
を生じたときに前記全周鍔状外向き突部に当接して回転
霧化頭の抜止めを行うストッパ部材を装着して設けてい
る。
【0124】従って、回転霧化頭を回転軸に取付け、取
外しするときには、シェーピングエア噴出手段のストッ
パ装着穴からストッパ部材を取外す。これにより、回転
霧化頭は回転軸に対して容易に取付け、取外しすること
ができる。そして、回転軸に回転霧化頭を取付けたら、
シェーピングエア噴出手段のストッパ装着穴にストッパ
部材を装着する。このときにストッパ部材は、シェーピ
ングエア噴出手段の内周面よりも軸中心に近い位置を通
るから、その一部が内周面から径方向の内向きに突出し
た状態となる。
【0125】これにより、回転霧化頭が回転軸に対して
緩みを生じたときには、該回転霧化頭の全周鍔状外向き
突部はストッパ部材に当接するから、全周鍔状外向き突
部とストッパ部材とは、互いに当接することによって回
転霧化頭が脱落したり、飛散したりするのを防止するこ
とができる。しかも、全周鍔状外向き突部は、いずれの
回転位置でもストッパ部材に当接するから、回転霧化頭
が脱落、飛散するのを完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転霧化頭型
塗装装置を示す縦断面図である。
【図2】回転霧化頭を単体で示す縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III−III方向からみた回転霧化頭
の取付筒部の横断面図である。
【図4】シェーピングエアリングを単体で示す縦断面図
である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみたシェーピング
エアリングの前面図である。
【図6】回転霧化頭とシェーピングエアリングを分解し
た状態で示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるシェーピング
エアリングを単体で示す縦断面図である。
【図8】図7中の矢示VIII−VIII方向からみたシェーピ
ングエアリングの前面図である。
【図9】回転霧化頭とシェーピングエアリングを分解し
た状態で示す分解斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態による回転霧化頭
型塗装装置を示す縦断面図である。
【図11】図10中の矢示XI−XI方向からみた回転霧化
頭型塗装装置の横断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による回転霧化頭
型塗装装置を示す縦断面図である。
【図13】図12中の矢示XIII−XIII方向からみた回転
霧化頭型塗装装置の横断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態による回転霧化頭
をシェーピングエアリングと一緒に示す分解斜視図であ
る。
【図15】本発明の変形例による回転霧化頭とシェーピ
ングエアリングを示す分解斜視図である。
【図16】従来技術による回転霧化頭型塗装装置を示す
縦断面図である。
【図17】図16中の回転軸と回転霧化頭を拡大して示
す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
2 エアモータ(回転源) 3 回転軸 3A 雄ねじ部 4,31,41,51,61 回転霧化頭 5,32,42,52,62 霧化頭本体 6,33,43,53,63 塗料霧化部 7,34,44,54,64 取付筒部 7A,34A,44A 雌ねじ部 10,21,36,46,67 シェーピングエアリン
グ(シェーピングエア噴出手段) 10A,21A,36A,46A エア噴出口 10B,10C,21B,21C,36B,36C,4
6B,67A 内周面 12 半鍔状外向き突部(外向き突部) 13,66 切欠部 14 D字状内向き突部(内向き突部) 15,69 外向き突部通過空間 22 第1のD字状内向き突部(内向き突部) 23 第1の外向き突部通過空間 24 第2のD字状内向き突部(内向き突部) 25 第2の外向き突部通過空間 35,45 全周鍔状外向き突部(外向き突部) 37 ストッパ装着穴 38 ストッパ部材 38A 脚体(内向き突部) 47 全周筒状内向き突部(内向き突部) 55 第1の半鍔状外向き突部(外向き突部) 56 第1の切欠部 57 第2の半鍔状外向き突部(外向き突部) 58 第2の切欠部 65 外向き突部 68 内向き突部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転する回転源と、軸方向の基端側
    が該回転源によって回転可能に支持され、先端側が該回
    転源から突出した回転軸と、前部側が供給された塗料を
    霧化する塗料霧化部となり、後部側が該回転軸の先端側
    に取付けられる取付筒部となった回転霧化頭と、内周面
    側が該回転霧化頭の外周側を囲んで設けられ、該回転霧
    化頭から噴霧された塗料に向けシェーピングエアを噴出
    するシェーピングエア噴出手段とからなる回転霧化頭型
    塗装装置において、 前記回転霧化頭には取付筒部の外周面から径方向の外側
    に突出する外向き突部を設け、 前記シェーピングエア噴出手段には内周面から径方向の
    内側に突出し、前記回転霧化頭が回転軸に対して緩みを
    生じたときに該外向き突部が当接して回転霧化頭の抜止
    めを行う内向き突部を設けたことを特徴とする回転霧化
    頭型塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の先端部には雄ねじ部を設
    け、前記回転霧化頭の取付筒部内には該雄ねじ部に螺合
    する雌ねじ部を設け、前記外向き突部と内向き突部は、
    前記雄ねじ部と雌ねじ部とが緩んで回転霧化頭が前側に
    移動したときに当接する構成としてなる請求項1に記載
    の回転霧化頭型塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の先端側に回転霧化頭を取付
    けた状態では、前記外向き突部は前記内向き突部よりも
    軸方向の後側に位置する構成としてなる請求項1または
    2に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記シェーピングエア噴出手段の内周面
    は、前記塗料霧化部が収容される前側の内周面と取付筒
    部が収容される後側の内周面とからなり、前記内向き突
    部は前記前側内周面と後側内周面との境界部近傍に設け
    てなる請求項1,2または3に記載の回転霧化頭型塗装
    装置。
  5. 【請求項5】 前記外向き突部は前記回転霧化頭の取付
    筒部の外周面に周方向に間隔をもって複数個設け、前記
    内向き突部は前記シェーピングエア噴出手段の内周面に
    周方向に間隔をもつと共に前記外向き突部に対応する位
    置に複数個設け、前記各内向き突部間には外向き突部が
    通過する外向き突部通過空間を設ける構成としてなる請
    求項1,2,3または4に記載の回転霧化頭型塗装装
    置。
  6. 【請求項6】 前記外向き突部は、前記回転霧化頭の取
    付筒部の軸中心から径方向外側に突出した複数個の半鍔
    状外向き突部として形成し、該各半鍔状外向き突部間に
    は、複数個の切欠部を設け、前記内向き突部は、前記各
    切欠部に対応するようにシェーピングエア噴出手段の内
    周面から軸中心に向け径方向内側に突出した複数個のD
    字状内向き突部として形成し、該各D字状内向き突部間
    には、前記各半鍔状外向き突部が通過する外向き突部通
    過空間を設けてなる請求項1,2,3または4に記載の
    回転霧化頭型塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記外向き突部、内向き突部のうち、少
    なくとも一方の突部は、軸方向と周方向に位置をずらし
    て複数箇所に設けてなる請求項1,2,3,4,5また
    は6に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記シェーピングエア噴出手段は、前記
    回転軸側に対し着脱可能に設け、前記外向き突部は全周
    に亘って鍔状をなす全周鍔状外向き突部として形成し、
    前記内向き突部はその内径寸法を前記回転霧化頭の塗料
    霧化部の外径寸法よりも大きな寸法に設定し、前記回転
    軸に対して回転霧化頭を着脱するときには予めシェーピ
    ングエア噴出手段を取外しておく構成としてなる請求項
    1,2,3または4に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  9. 【請求項9】 高速回転する回転源と、軸方向の基端側
    が該回転源によって回転可能に支持され、先端側が該回
    転源から突出した回転軸と、前部側が供給された塗料を
    霧化する塗料霧化部となり、後部側が該回転軸の先端側
    に取付けられる取付筒部となった回転霧化頭と、内周面
    側が該回転霧化頭の外周側を囲んで設けられ、該回転霧
    化頭から噴霧された塗料に向けシェーピングエアを噴出
    するシェーピングエア噴出手段とからなる回転霧化頭型
    塗装装置において、 前記回転霧化頭には取付筒部の外周面から径方向の外側
    に突出する全周鍔状外向き突部を設け、 前記シェーピングエア噴出手段には内周面よりも軸中心
    に近い位置を通るストッパ装着穴を設け、 該ストッパ装着穴には前記回転霧化頭が回転軸に対して
    緩みを生じたときに前記全周鍔状外向き突部に当接して
    回転霧化頭の抜止めを行うストッパ部材を装着して設け
    たことを特徴とする回転霧化頭型塗装装置。
  10. 【請求項10】 前記ストッパ装着穴は、前記回転霧化
    頭が前記回転軸に取付けられた状態で、前記全周鍔状外
    向き突部よりも軸方向の前側に位置して設けてなる請求
    項9に記載の回転霧化頭型塗装装置。
  11. 【請求項11】 前記回転源の外周側には塗装機カバー
    を設け、前記シェーピングエア噴出手段は該塗装機カバ
    ーの前側に設ける構成としてなる請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8,9または10に記載の回転霧化頭
    型塗装装置。
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