JPH11283752A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子

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JPH11283752A
JPH11283752A JP10082165A JP8216598A JPH11283752A JP H11283752 A JPH11283752 A JP H11283752A JP 10082165 A JP10082165 A JP 10082165A JP 8216598 A JP8216598 A JP 8216598A JP H11283752 A JPH11283752 A JP H11283752A
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organic
insulating layer
silicon nitride
layer
conductor
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JP10082165A
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Yoshihisa Tsuruoka
誠久 鶴岡
Yukio Ogawa
行雄 小川
Hisamitsu Takahashi
尚光 高橋
Tatsuo Fukuda
辰男 福田
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Futaba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/842Containers

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】H2 O等に起因する非発光部(ダークスポッ
ト、DS)の発生が少なく、実用的に十分な耐久性を有
する有機EL素子を提供する。 【解決手段】有機EL素子1は、透光性の陽極基板2
と、透光性の陽極導体3と、開口部4を備えた絶縁層5
と、発光層を含む有機層6と、陰極導体7を有してい
る。絶縁層6は、疎水性無機材料であるSiN、Si2
3 、Si3 4 、SiON等の窒化珪素化合物からな
る。陽極基板2の上面側には、下面が開口した箱形の容
器部8が封着される。陽極導体3と陰極導体7は、容器
部8と陽極基板2の封止部を気密に貫通して外部に導出
される。容器部8の内面には、前記窒化珪素化合物の絶
縁層9が形成されている。外囲器の内面のほとんどが窒
化珪素化合物含で覆われたので、H2 O放出の少ない構
成になった。このため有機層にDSが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機発光層を備え
た有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL
素子とも呼ぶ)に係り、特に耐久性に優れた有機EL素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、電子注入電極と正孔注
入電極の間に蛍光性有機化合物を含む薄膜を挟んだ構造
を有し、前記薄膜に電子および正孔を注入して再結合さ
せることにより励起子(エキシトン)を生成させ、この
エキシトンが失活する際の光の放出(蛍光・燐光)を利
用して表示を行う表示素子である。電子注入電極と正孔
注入電極の間には、前述のように蛍光性有機化合物を含
む薄膜である発光層が少なくとも設けられているが、そ
の他に有機又は無機の正孔注入層、正孔輸送層、電子輸
送層、電子注入層等の各層が必要に応じて形成されてい
る。
【0003】前記有機EL素子の基本構成の一つを図6
に示した。この有機EL素子は、ガラス製の基板100
上の陽極101にITO(Indium Tin Oxide)、正孔輸送
層102としてトリフェニルアミン誘導体(Diamine) 、
有機発光層103としてトリス(8−キノリライト)ア
ルミニウム(III) (Alq3)、陰極104としてマグネシウ
ムと銀の合金を使用している。有機の各層の厚みは50
nm程度である。各層の成膜は真空蒸着で行っている。
この有機EL素子において、電子注入電極がマイナス、
正孔注入電極をプラスとする10Vの直流電圧を加える
と、1000cd/m2 程度の緑色の発光が得られる。
【0004】図7は、特開平3−274694号に記載
された有機EL素子の断面図であり、この有機ELは陽
極101が設けられた基板100上に陰極104を取り
出す構造を有している。図7において、前述した有機E
L素子の基本構造に相当する部分には図6と同一の符号
を付して説明を省略する。図7においては、基板100
上に陰極104の取り出し電極105が形成されてお
り、陽極101と取り出し電極105の一部を覆って絶
縁層106が形成されている。絶縁層106の一部に
は、発光を取り出すための開口107と、取り出し電極
105と陰極104を接続するためのスルーホール10
8が形成されている。陰極104は、このスルーホール
108にまで延設されて前記取り出し電極105と接続
されている。この構造によれば、カソード蒸着マスクの
ずれに対して余裕があり、微細な表示パターンを形成で
きるものとされている。そして、前記絶縁層は有機物で
あるフォトレジストから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】有機EL素子の最大の
課題は耐久性の改善である。その中でも、ダークスポッ
ト(以下DSと略す。)と呼ばれる非発光部の発生と成
長が最も大きな問題になっている。DSが肉眼で確認可
能な50μm以上の大きさになると、その素子は実用上
問題となる。肉眼で確認できない例えば10μm以下の
大きさでも、用途がプリンタヘッド等であれば、やはり
問題となってしまう。DSの原因としては、水分や酸素
の影響が最も大きいとされ、特に水分は極めて微量でも
大きな影響を及ぼす。このため、使用する有機材料を精
製し、成膜時の真空度を十分なものとし、素子を容器内
に完全に封止する構造を採用する等、水分を極力取り除
くための工夫を行っている。ITO膜の表面について
も、ホール注入層を形成する前にはプラズマ処理やUV
オゾン洗浄等によってITO表面を極めて清浄な状態に
する必要があるが、隣接する絶縁層が有機物であり、こ
れらの処理によって分解してしまうため、ITOの表面
を清浄な状態にすることはできなかった。
【0006】また、無機の絶縁材料においても、SiO
x のように水分を吸着し、後に放出するものが多く存在
し、DSの原因になる場合があった。
【0007】また、素子を容器内に封止する構造はDS
対策としては不可欠であるが、基板に封着する封止用の
容器となるキャップは、一般にガラス材料や金属材料で
構成されていた。しかし、これらの材料の表面に吸着し
たH2 Oが後に放出される可能性があることが判明した
が、従来は何らの対策もとられていなかった。
【0008】本発明は、H2 O等に起因するDSの発生
が少なく、実用的に十分な耐久性を有する有機EL素子
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された有
機エレクトロルミネッセンス素子は、少なくとも一方が
透明である一対の電極の間に発光層を含む有機層が設け
られ、前記一対の電極の一方と前記有機層との間には絶
縁層が設けられている有機エレクトロルミネッセンス素
子において、前記絶縁層が窒化珪素化合物を含むことを
特徴としている。
【0010】請求項2に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、透光性の陽極基板と、前記陽極基板
の上に形成された透光性の陽極導体と、前記陽極導体の
上に所定パターンの開口部を備えて形成された絶縁層
と、前記絶縁層の上と前記開口部内の前記陽極導体上に
設けられた発光層を含む有機層と、前記有機層の上に形
成された陰極導体とを有する有機エレクトロルミネッセ
ンス素子において、前記絶縁層が窒化珪素化合物を含む
ことを特徴としている。
【0011】請求項3に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項2記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記陽極導体と前記絶縁層と
前記有機層と前記陰極導体を覆って前記陽極基板の上に
容器部材を気密状態で取り付け、前記容器部材の内面の
少なくとも一部を前記窒化珪素化合物を含む材料で覆っ
たことを特徴としている。
【0012】請求項4に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、陰極基板と、前記陰極基板の上に形
成された陰極導体と、前記陰極導体の上に所定パターン
の開口部を備えて形成された絶縁層と、前記絶縁層の上
と前記開口部内の前記陰極導体上に設けられた発光層を
含む有機層と、前記有機層の上に形成された陽極導体と
を有する有機エレクトロルミネッセンス素子において、
前記絶縁層が窒化珪素化合物を含むことを特徴としてい
る。
【0013】請求項5に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項4記載の有機エレクトロルミ
ネッセンス素子において、前記陰極導体と前記絶縁層と
前記有機層と前記陽極導体を覆って前記陰極基板の上に
容器部材を気密状態で取り付け、前記容器部材の内面の
少なくとも一部を前記窒化珪素化合物を含む材料で覆っ
たことを特徴としている。
【0014】請求項6に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項1又は2又は3又は4又は5
記載の有機エレクトロルミネッセンス素子において、前
記窒化珪素化合物が、SiN、Si2 3 、Si
3 4 、SiONからなる群から選択されたことを特徴
としている。
【0015】請求項7に記載された有機エレクトロルミ
ネッセンス素子は、請求項1又は2又は3又は4又は5
記載の有機エレクトロルミネッセンス素子において、前
記窒化珪素化合物がプラズマCVD法で成膜されたSi
Nであることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】本例の有機EL素子は、電極と有
機層との間に設けられた絶縁層を構成する材料として、
水分の吸着、放出の極めて小さい疎水性無機材料を採用
した。本発明者等の実験によれば、この疎水性無機材料
としては、SiN、Si2 3 、Si 3 4 、SiON
等の窒化珪素化合物が好適である。SiON、SiNの
放出ガス特性を調べた前記実験の結果について従来の絶
縁材料と比較しながら図1〜図3を参照して説明する。
【0017】図1〜図3に結果を示した実験は、サンプ
ルのガス放出特性、即ちサンプルから放出されるガス量
と温度の関係を示すものであり、質量固定分析によって
行われる。図1は、SiONからの放出ガス特性を示し
ている。このグラフから分かるように、質量番号18の
2 Oの放出は極めて少ない。この値は、後述するよう
に、従来絶縁材料として使用されていたSiOのH2
放出量と比較して1桁以上少ない。また、このSiON
においては、質量番号28、16、17、即ちN2 、N
3 、CH4 が検出されている。N2 は成膜温度である
310℃程度から放出が始まっていることから、膜中に
おいて他の分子と結合しない状態で存在していると考え
られる。NH3 は成膜温度である310℃から放出が確
認されるが、圧倒的に600℃から放出量が増加してい
る。成膜時にNH3 としてではなく、Siと結合した状
態で存在すると考えられる。これは、FT−IPによる
分析結果とも一致する。
【0018】図2は、SiNからの放出ガス特性を示し
ている。放出が確認されるのは、質量番号2のH2 であ
る。圧力変動特性とも相関が見られる。質量番号18の
2Oの放出は極めて少ない。質量番号16のNH3
少ない。これらH2 OとNH 3 は装置のバックグラウン
ドと考えられる。表面吸着及び膜中に存在する熱的に不
安定な分子は前記H2 以外にはほとんどなく、緻密な膜
構造であると考えられる。
【0019】図3は、従来絶縁層として用いられている
SiOからの放出ガス特性を示している。このグラフか
ら分かるように、SiOからは質量番号18、2、16
のH 2 O、H2 、NH3 が多く放出されている。特にH
2 Oの放出量は、温度によっては図1及び図2に示した
本例の物質の10倍以上にもなる。
【0020】このように、有機EL素子において、疎水
性無機材料であるSiN、Si2 3 、Si3 4 、S
iON等の窒化珪素化合物を用いて絶縁層を形成すれ
ば、外囲器内におけるH2 Oの発生が極めて少ないの
で、DSの発生を抑制することができる。これによって
ホール注入層を形成する前にITOの表面をAr、
2 、Air等のプラズマ洗浄又はUVオゾン洗浄等に
よって極めて清浄にすることができると同時に、水分吸
着による有機層への影響を抑えることができ、DSの発
生を防止することができる。
【0021】次に図4及び図5を参照して実際の素子構
造をさらに具体的に説明する。図4に示す有機EL素子
1は、透光性の陽極基板2を有している。陽極基板2の
上面には、透光性の陽極導体3が形成されている。陽極
導体3の上には、所定パターンの開口部4を備えた絶縁
層5が形成されている。この絶縁層5は、前述した窒化
珪素化合物で形成してある。絶縁層5の上と開口部4内
の陽極導体3上には、発光層を含む有機層6が形成され
ている。有機層6の上には陰極導体7が形成され、陰極
導体7の一端部は陽極基板2上に導出されている。そし
て、陽極基板2の上面側には、下面が開口した箱形の容
器部8(封止用キャップ)が封着されている。即ち、容
器部8は、陽極導体3と絶縁層5と有機層6と陰極導体
7を覆って陽極基板2の上に気密状態で取り付けられて
いる。そして、陽極導体3と陰極導体7は、容器部8と
陽極基板2の封止部を気密に貫通して外部に導出されて
いる。この容器部8の内面には、前記窒化珪素化合物の
絶縁層9が形成されている。その厚さは、ピンホールを
生ずることなく、実用的な絶縁性が得られる10nm以
上が適当である。(厚い方向には特に限定はない。)
【0022】図4の例によれば、外囲器の内面のほとん
どを疎水性無機材料である窒化珪素化合物含で覆ったの
で、外囲器(容器部8、陽極基板2)の内面側からH2
Oが放出することを防止することができる。なお、絶縁
層5,9は窒化珪素化合物で形成したが、少なくとも一
部に窒化珪素化合物を含む材料で形成すれば、相応の効
果が得られる。なお、外囲器の構成素材としては、ソー
ダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、ステンレス合金、ア
ルミ合金等が例示できる。
【0023】図5に示す有機EL素子11は陰極基板1
2を有している。陰極基板12の上面には陰極導体13
が形成されている。陰極導体13の上には所定パターン
の開口部14を備えた絶縁層15が形成されている。絶
縁層15の上と開口部14内の陰極導体13上には発光
層を含む有機層16が設けられている。有機層16の上
には陽極導体17が形成され、その一端部は陰極基板1
2の上に導出されている。そして、陰極基板12の上面
側には、下面が開口した箱形の容器部18(封止用キャ
ップ)が封着されている。即ち、容器部18は、陰極導
体13と絶縁層15と有機層16と陽極導体17を覆っ
て陰極基板12の上に気密状態で取り付けられている。
そして、陰極導体13と陽極導体17は、容器部18と
陰極基板12の封止部を気密に貫通して外部に導出され
ている。この容器部18の内面の一部(陰極基板12に
対面する容器部18の内面18a)には、前記窒化珪素
化合物の絶縁層19が形成されている。容器部18の側
内周面には形成されていない。その厚さは、例えば10
nm以上である。
【0024】図4及び図5に示した本例の有機EL素子
1,11では、容器部8,18の内面の少なくとも一部
と、基板2,12の電極3,13と有機層6,16の間
の位置に、疎水性無機材料である窒化珪素化合物の層
9,5,19,15が所定の厚さで形成されている。そ
の厚さが、前述したように10nm以上にもなると、ス
パッタリング法等でも成膜は可能ではあるが、プラズマ
CVD法の方が成膜速度が速くできるので好ましい。ま
た、特にSiNを成膜する場合にプラズマCVD法で行
うと、微量ではあるが還元性ガスであるH2 が放出され
るので、陰極の酸化を防止する効果が得られる。これに
よって仕事関数の低い活性なカソードの酸化を防ぎ、仕
事関数の変化を防止して安定な電子注入特性を維持する
ことができる。なお、プラズマCVD法で成膜したSi
NはRIE法でパターン化することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、有機EL素子におい
て、H2 Oの吸着・放出の少ない窒化珪素化合物で絶縁
層が形成されているので有機層成膜前の電極表面をプラ
ズマ処理やUVオゾン洗浄等の手法によって極めて清浄
にすることができる。また、窒化珪素化合物の絶縁層か
ら放出されるH2 Oは極めて少ない。さらに、有機EL
素子に容器部をかぶせる場合には、その内表面からのH
2 Oの放出が問題になるが、この窒化珪素化合物の絶縁
層で容器部の内表面を覆えばH2 Oの放出の少ない素子
構造とすることができる。このように、本発明の有機E
L素子によれば、H 2 Oの問題が解決され、DSがほと
んど発生しないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例におけるSiONの
ガス放出特性である。
【図2】本発明の実施の形態の一例におけるSiNのガ
ス放出特性である。
【図3】従来の絶縁層に使用されていたSiOのガス放
出特性である。
【図4】本発明の実施の形態の一例である有機EL素子
の断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の他の例である有機EL素
子の断面図である。
【図6】従来の有機EL素子の模式的な断面図である。
【図7】絶縁層を有する従来の有機EL素子の構造の一
例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 陽極基板 3,17 陽極導体 4,14 開口部 4,9,14,19 絶縁層 6,16 有機層 7,13 陰極導体 1,11 有機エレクトロルミネッセンス素子 8,18 容器部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 33/14 H05B 33/14 A (72)発明者 福田 辰男 千葉県茂原市大芝629 双葉電子工業株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明である一対の電極
    の間に発光層を含む有機層が設けられ、前記一対の電極
    の一方と前記有機層との間には絶縁層が設けられている
    有機エレクトロルミネッセンス素子において、 前記絶縁層が窒化珪素化合物を含むことを特徴とする有
    機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】 透光性の陽極基板と、前記陽極基板の上
    に形成された透光性の陽極導体と、前記陽極導体の上に
    所定パターンの開口部を備えて形成された絶縁層と、前
    記絶縁層の上と前記開口部内の前記陽極導体上に設けら
    れた発光層を含む有機層と、前記有機層の上に形成され
    た陰極導体とを有する有機エレクトロルミネッセンス素
    子において、 前記絶縁層が窒化珪素化合物を含むことを特徴とする有
    機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】 前記陽極導体と前記絶縁層と前記有機層
    と前記陰極導体を覆って前記陽極基板の上に容器部材を
    気密状態で取り付け、前記容器部材の内面の少なくとも
    一部を前記窒化珪素化合物を含む材料で覆ったことを特
    徴とする請求項2記載の有機エレクトロルミネッセンス
    素子。
  4. 【請求項4】 陰極基板と、前記陰極基板の上に形成さ
    れた陰極導体と、前記陰極導体の上に所定パターンの開
    口部を備えて形成された絶縁層と、前記絶縁層の上と前
    記開口部内の前記陰極導体上に設けられた発光層を含む
    有機層と、前記有機層の上に形成された陽極導体とを有
    する有機エレクトロルミネッセンス素子において、 前記絶縁層が窒化珪素化合物を含むことを特徴とする有
    機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】 前記陰極導体と前記絶縁層と前記有機層
    と前記陽極導体を覆って前記陰極基板の上に容器部材を
    気密状態で取り付け、前記容器部材の内面の少なくとも
    一部を前記窒化珪素化合物を含む材料で覆ったことを特
    徴とする請求項4記載の有機エレクトロルミネッセンス
    素子。
  6. 【請求項6】 前記窒化珪素化合物が、SiN、Si2
    3 、Si3 4 、SiONからなる群から選択された
    請求項1又は2又は3又は4又は5記載の有機エレクト
    ロルミネッセンス素子。
  7. 【請求項7】 前記窒化珪素化合物がプラズマCVD法
    で成膜されたSiNである請求項1又は2又は3又は4
    又は5記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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