JPH11283010A - 動体数検出装置 - Google Patents

動体数検出装置

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JPH11283010A
JPH11283010A JP10085793A JP8579398A JPH11283010A JP H11283010 A JPH11283010 A JP H11283010A JP 10085793 A JP10085793 A JP 10085793A JP 8579398 A JP8579398 A JP 8579398A JP H11283010 A JPH11283010 A JP H11283010A
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JP
Japan
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unit
pixel
image data
pixels
moving object
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JP10085793A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nomura
智 野村
Kenichi Ito
賢一 伊藤
Seiji Okuda
清治 奥田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像入力手段(撮像装置)の取り付け位置高
さにかかわらず、精度の高い検出を行うことが可能で、
初期設定が簡便な動体数検出装置を得る。 【解決手段】 画像入力手段(1)と、画像データを記
憶する画像メモリ(2,3)と、画像データから動体部
面素を抽出する手段(4A)と、画像データから基準画
素を抽出する手段(8)と、基準画素から単位画素数を
設定する手段(9)と、その単位画素数と動体部画素か
ら動体数を推定する手段(6A)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの乗
り場待ち人数検出などに用いられる、画像データから人
などの動体の有無や数を検出する動体数検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、本願の先行出願において開示
された動体数検出装置の構成を示すブロック図である。
(特願平9−l23983号参照。) 図において、1は人(動体)の有無や数を監視する領域
の画像情報を取り込む画像入力手段であり、画像信号を
出力する撮像装置laとその信号をデジタル化するA/
D変換器lbにより構成される。2は画像入力手段がら
の画像データを記憶する現在画像メモリであり、3は画
像入力手段からの画像データを背景画像として記憶する
背景画像メモリである。4は現在画像メモリや背景画像
メモリに記憶されている画像データから人(動体)部分
を抽出する人部画素抽出手段であり、現在画像と背景画
像の差分を求め2値化する差分2値化手段4aと、2値
化処理における閾値を設定する閾値設定手段4bとから
構成される。5はー人当たりの画素数を規定する単位画
素数を記憶する単位画素数記憶手段、6は人部の画素数
と単位画素数から人数を推定する人数推定手段であり、
7はその検出人数データである。
【0003】次に動作について説明する。最初に初期設
定として、人などの動体が存在しない状態で画像入力手
段1から取り込んだ画像データを背景画像データとして
背景画像メモリ3に記憶する。また、閾値設定手段4b
に差分2値化手段4aで用いる閾値を設定し、単位画素
数記憶手段5には予め固定で設定する、あるいは撮像装
置1aの位置により設定する単位画素数を格納する。
【0004】次いで人体検出のモードに入り、画像入力
手段1から入力された画像データを現在画像メモリ2に
記憶する。差分2値化手段4aは現在画像メモリ2と背
景画像メモリ3の面像データを画素毎に差分をとり、そ
の差分値を閾値設定手段4bに設定された閾値と比較し
て、差分値が閾値より大きい画素を人(動体)の存在す
る人(動体)部分として抽出する。人数推定手段6は人
部画素抽出手段4により人(動体)部分として抽出され
た画素の総数を計数し、その数を単位画素数記憶手段5
で保持している単位画素数で割ることにより、画像入力
手段1で撮像している領域にいる人の数を推定する。
【0005】なお、上記の人数推定手段6における人数
推定方法は、人部画素抽出手段4で2値化した人(動
体)部分画素の塊のうち、単位画素数以上の塊の数を計
数して検出人数とする方法や、所定画素数以上の塊の画
素数を総計し、それを基準画素数で割って検出人数とす
る方法もある。また、上記の例では現在画像と背景画像
の差分面像により人(動体)部分を抽出したが、前回取
り込んだ画像データとの差分値や、隣接する画素間の差
分(エッジ処理)により人(動体)部分を抽出方法もあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先行の動体数検出装置
は以上のように構成されていたので、画像入力手段の撮
像装置の取り付け位置(高さ)により、撮像装置と検出
対象となる動体(人)との距離関係が変わり、同じ動体
(人)を検出する場合においても、その動体部(人部)
画素数が変わるため、単位画素数が固定されていると精
度の高い動体数検出を行えない点に課題があった。ま
た、撮像装置の取り付け位置の条件により単位画素数を
設定するようにすればよいが、データ設定のための入力
手段が必要となり、また、撮像装置取り付け位置等のデ
ー夕を入手し、初期設定を行う作業が必要になる等の点
で課題があった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、精度の高い動体数検出を行うと
共に、そのための初期設定作業を簡便にした動体数検出
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
動体数検出装置は、入力画像データから動体部画素を抽
出してその動体部画素数に基づいて動体数を検出する動
体数検出装置において、上記入力画像データから基準画
素を抽出する基準画素抽出手段と、該基準画素抽出手段
で抽出された基準画素から単位画素数を設定する単位画
素数設定手段と、該単位画素数設定手段からの単位画素
数と上記動体部画素数に基づき動体数を推定する動体数
推定手段とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明に係わる動体数検出装置
は、請求項1の発明において、基準設定指示手段を備
え、該基準設定指示手段が操作されたときに上記基準画
素抽出手段は入力画像データを取り込み、その画像デー
タから基準画素を抽出し、上記単位画素数設定手段はこ
の抽出された基準画素から単位画素数を設定するように
したものである。
【0010】請求項3の発明に係わる動体数検出装置
は、請求項1または2の発明において、基準画素抽出範
囲指定手段を備え、入力画像データのうち上記基準画素
抽出範囲指定手段で指定した画像データ領域範囲におい
て、上記基準画素抽出手段が基準画素を抽出するように
したものである。
【0011】請求項4の発明に係わる動体数検出装置
は、請求項1〜3のいずれかの発明において、入力画像
データを複数領域に分割する手段を備え、上記基準画素
抽出手段はその分割した領域毎に基準画素を抽出し、上
記単位画素数設定手段はこの抽出された基準画素に基づ
いて分割領域毎の単位画素数を設定し、上記動体数推定
手段は分割領域毎に計数した動体部画素数と単位画素数
から動体数を推定するようにしたものである。
【0012】請求項5の発明に係わる動体数検出装置
は、請求項1〜4のいずれかの発明において、上記基準
画素抽出手段からの基準画素に基づいて動体部画素を抽
出する監視領域を設定する監視領域設定手段を備え、該
監視領域設定手段で設定された監視領域の範囲で上記動
体部画素抽出手段は動体部画素の抽出処理を行うように
したものである。
【0013】請求項6の発明に係わる動体数検出装置
は、請求項5の発明において、撮像領域が部分的に重複
するように配置された複数の画像入力手段を備え、上記
監視領域設定手段は入力画像データ毎に上記基準画素抽
出手段からの基準画素に基づいて動体部画素を抽出する
監視領域を設定するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明のー実施の形態を
図に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示すブ
ロック図である。図1において、図13と同一または相
当部分については同一符号を付け、その説明を省略す
る。図において、4Aは背景画像メモリ3および現在画
像メモリ2に記憶されている画像データから動体部(人
部)画素を抽出する動体部画素抽出手段、6Aは動体部
画素抽出手段4Aからの動体部(人部)画素数を計数し
てその画素数から動体数(人数)を推定する動体数推定
手段、7Aは検出動体数データである。また、8は現在
画像メモリ2から読み出された入力画像データから基準
となる画素を抽出する基準画素抽出手段、9は基準画素
抽出手段8で抽出された基準画素から画像入力手段1
(撮像装置1a)の取り付け位置(高さ)を推定し、単
位画素数の設定を行う単位画素数設定手段である。
【0015】図2は画像入力手段1より取り込まれ、基
準画素抽出手段8が基準画素の抽出処理を行う基準画素
を含む基準入力画像データの例を示す。図2(a)は撮
像領域に設置する基準物として黒の正方形パターン図形
を用いた例であり、図2(b)は十字パターン図形を用
いた例である。図において、101は入力画像データ全
体の画素であり、102は基準画素である。画素の抽出
方法は、画素値しベルやその形状パターン等の情報を利
用して検出すればよい。
【0016】次に動作について説明する。最初に初期設
定として画像入力手段1の撮像領域に基準パターン図形
や人体模型等による基準物を設置し、基準入力画像デー
タとして現在画像メモリ2に取り込む。図2(a)の基
準入力画像データの例では、基準物として黒の正方形の
パターン図形を監視領域の中央部床面に配置し、それを
画像入力手段1から取り込んだもので、基準画素抽出手
段8は入力画像データ全体の画素101から黒正方形パ
ターン図形部分の画素102を基準画素として抽出す
る。
【0017】そして、単位画素数設定手段9は抽出され
た基準画素を計数し、その画素数をー人当たりの単位画
素数として設定する。また、人などが存在しない状態で
画像入力手段1から取り込んだ画像データを背景画像デ
ータとして背景画像メモリ3に記憶する。次いで、動体
検出モードに入り、動体部画素抽出手段4Aは現在画像
メモリ2と背景画像メモリ3の画像データを画素毎に差
分をとり、その差分値を所定の闇値と比較して2値化
し、動体(人)部分の画素を抽出する。動体数推定手段
6Aは動体部画素抽出手段4Aにより動体(人)部分と
して抽出された画素の総数を計数し、その数と単位画素
数段定手段9で保持している単位画素数に基づき、上述
と同様にして動体数を推定し、その検出動体数データ7
Aを出力する。
【0018】なお、本実施の形態では基準画素の基にな
る基準物は基準画素抽出手段が処理する入力画像データ
を画像入力手段より取り込む時点で撮像領域に設定され
ていればよく、物体検出時や背景画像データの取り込み
時には撮像領域に存在しなくてもよいが、基準物は例え
ばタイル状床材(ピータイル)のように常時撮像領域に
存在するものでもよい。また、本実施の形態では抽出し
た基準画素を計数し、その画素数を単位画素数として設
定したが、検出対象である人の高さや形状、画像入力手
段に使用される撮像レンズの画角等を考慮した変換式や
変換表を用いて単位画素数を設定してもよい。また、基
準画素の画素数を計数するのではなく、例えば図2
(b)の基準入力画像データにおいて十字パターンの端
点102alと102a2を基準画素として検出し、その
2点間の距離(画素間隔)を基に単位画素数を設定して
もよく、基準画素の抽出に関しては画素値レベルや画素
のパターン(模様)を認識して行うようにすればよい。
また、本実施の形態では、基準画素を抽出する際に基準
物を設置して取り込んだ入力画像データを使用したが、
基準物を設置する前に取り込んだ入力画像データと基準
物設置後の入力画像データとの差分画像データを使用し
てもよい。
【0019】このように、本実施の形態においては、画
像入力手段から撮像領域に配置した基準物の画像データ
を取り込ませ、その基準物の画素を基準画素として抽出
し、その基準画素の個数や基準画素間の距離により、画
像入力手段(撮像手段)の取り付け位置(高さ)を推定
することができ、その値から適切な単位画素数を設定す
ることができるので、画像入力手段の取り付け位置・高
さを反映した検出動体数を煩雑な設定処理なしに推定す
ることができる。
【0020】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示すブロック図である。図3において、図13お
よび図1と同一または相当部分については同一符号を付
け、その説明を省略する。図において、10は基準設定
指示手段であり、基準画素抽出手段8が現在画像メモリ
2に記憶されている画像データから基準画素を抽出する
指示を入力する。
【0021】次に動作について説明する。初期設定モー
ドでは、人などの動体が存在しない状態で画像入力手段
1から取り込んだ画像データを背景画像データとして背
景画像メモリ3に記憶する。動体検出モードでは、上述
と同様に動作して、画像入力手段1で撮像している領域
にいる動体の数の推定処理を行う。また、基準設定指示
手段10から指示入力があった場合には、基準画素抽出
手段8は現在画像メモリ2に記憶されている画像データ
に対して基準画素の抽出処理を行い、その基準画素を用
いて単位画素数設定手段9が動体数推定手段6Aで用い
る単位画素数の設定を行う。
【0022】このように、本実施の形態においては、基
準設定指示手段から指示入力がある度に、随時、基準画
素抽出手段が入力画像データから基準画素の抽出処理を
行い、その結果抽出した基準画素を基に単位画素数設定
手段が動体数推定手段で用いる単位画素数を再設定でき
るので、検出対象や検出条件が変化する場合にも適切な
単位画素数に設定し直すことが容易である。
【0023】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示すブロック図である。図4において、図13お
よび図1と同一または相当部分については同一符号を付
け、その説明を省略する。図において、11は基準画素
抽出範囲指定手段であり、入力画像データにおいて基準
画素抽出手段8が基準画素を抽出する領域範囲の指定を
行う。図5は基準画素を含む基準入力画像データの例で
あり、図において、101は入力画像データ全体の面素
群であり、102bおよび102cはそれぞれの基準画
素として抽出される画素塊であり、103の破線は基準
画素抽出範囲指定手段11で指定した基準画素の抽出範
囲を示すものである。
【0024】次に動作について説明する。最初に初期設
定として、基準画素抽出範囲指定手段11に入力画像デ
ータから基準画素の抽出処理を行う領域範囲を設定する
とともに、画像入力手段1から撮像領域のほぼ中央部床
面に基準物として黒い正方形の基準用紙を配置した状態
で入力画像データを取り込み、基準画素抽出手段8がそ
の入力画像データに対し基準面素抽出範囲指定手段11
において設定された抽出領域範囲103で基準画素の抽
出処理を行う。ここで抽出される基準画素は、図5にお
いて抽出領域範囲103の範囲内の画素であり、102
bの画素塊は抽出されるが、102cの画素塊は抽出さ
れないことになる。単位画素数設定手段9は基準画素抽
出手段8で抽出した画素を計数し、その画素数に基づい
て画像入力手段1の撮像装置1aの取り付け位置高さを
推定し、その値に応じた単位画素数の設定を行う。
【0025】また、撮像領域に基準用紙や人などの動体
のない状態で画像入力手段1から取り込んだ画像データ
を、背景画像データとして背景画像メモリ3に記憶す
る。次いで動体検出のモードに入り、画像入力手段1か
ら入力された画像データを現在画像メモリ2に記憶す
る。動体部画素抽出手段4Aは現在画像メモリ2と背景
画像メモリ3の画像データを画素毎に差分をとり、その
差分値を所定の闇値と比較して2値化し、動体(人)部
分の画素を抽出する。動体数推定手段6Aは動体部画素
抽出手段4Aにより動体(人)部分として抽出された画
素の総数を計数し、その数と単位画素数段定手段9で保
持している単位画素数に基づき、上述と同様にして動体
数を推定し、その検出動体数データ7Aを出力する。
【0026】このように、本実施の形態においては、基
準画素抽出範囲指定手段により、入力画像データから基
準画素の抽出を行う画像データの領域範囲を限定するこ
とにより、基準画素の抽出誤り(基準物の画素でない画
素を基準画素としたり、反対に基準物の画素を抽出し損
なうこと)を減らし、より正確に基準画素数を計数し、
動体数推定手段で用いる単位画素数をより正確に設定す
ることができる。
【0027】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4を示すブロック図である。図4において、図13お
よび図1と同一または相当部分については同一符号を付
け、その説明を省略する。図において、12は画像領域
分割手段であり、動体部画素抽出手段4Aや基準画素抽
出手段8で処理する入力画像データを複数の領域に分割
する。図7は基準画素を含む基準入力画像データの例で
あり、図において、101は入力画像データ全体の画素
群であり、101al、101a2、101a3、101
4のそれぞれ破線で区切られた領域が、画像領域分割
手段12で分割された画像データの領域範囲の画素群を
示すもので、102d1、102d2、102d3、10
2d4はそれぞれの分割領域で基準画素として抽出され
る画素塊を示すものである。
【0028】次に動作について説明する。最初に初期設
定として、画像領域分割手段12に入力画像データの領
域分割を設定する。これは、画像入力手段1で撮像する
領域に段差が存在したり、画像入力手段1の撮像装置1
aの取り付け状態により画像入力手段1と撮像領域間の
位置が不均一となる場合に、画像データの領域分割を行
う。画像入力手段1から撮像領域の各分割領域ごとのほ
ぼ中央部床面に基準物として黒い円形の基準用紙を配置
した状態で入力面像データを取り込み(図7)、基準画
素抽出手段8がその入力画像データの分割された領域範
囲毎に基準画素の抽出処理を行う。
【0029】そして、単位画素数設定手段9は分割領域
毎に基準画素抽出手段8で抽出した基準画素を計数し、
その画素数に基づいて分割領域毎の単位画素数の設定を
行う。 また、撮俊領域に基準用紙や人などの動体のな
い状態で画像入力手段1から取り込んだ画像データを、
背景画像データとして背景画像メモリ3に記憶する。次
いで動体検出のモードに入り、画像入力手段1から入力
された画像データを現在画像メモリ2に記憶し、動体部
画素抽出手段4Aが現在画像メモリ2と背景画像メモリ
3の画像データから分割領域毎に動体(人)部分の画素
を抽出する。そして、動体数推定手段6Aは分割領域毎
に動体部画素抽出手段4Aにより動体(人)部分として
抽出された画素の総数を計数し、その数と単位画素数設
定手段9で保持している単位画素数に基づき、動体数を
推定し、その動体数データ7Aを出力する。
【0030】なお、本実施の形態では、予め画像領域分
割手段12で入力画像データを領域分割することととし
たが、基準画素抽出手段8で抽出した基準画素の塊の位
置から入力画像データの画素を分割するようにしてもよ
い。また、基準物は背景画像データ取り込み時、および
動体検出モード時には撮像領域に存在しないものとした
が、撮像領域に基準物が常時存在する状態でもかまわな
い。
【0031】このように、本実施の形態においては、画
像領域分割手段を設けて入力画像データを複数の領域に
分割し、その分割領域毎に基準画素の抽出、単位画素数
の設定、動体部画素の抽出および計数を行い、動体数を
推定するように構成したので、画像入力手段(撮像装
置)と撮像領域のとの距離が不均一である場合において
も、より正確に動体数を推定することができる。
【0032】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態5を示すブロック図である。図8において、図13お
よび図1と同一または相当部分については同一符号を付
け、その説明を省略する。図において、13は監視領域
設定手段であり、動体部画素抽出手段4Aは背景画像デ
ータおよび現在画像データにおいてこの監視領域の範囲
内で動体部画素の抽出処理を行う。また、図9は基準入
力画像データの例を示すもので、101が入力画像デー
タ全体の画素群を示し、102e1、102e2、102
3、102e4はそれぞれ抽出される基準画素であり、
104の破線は動体部検出処理の対象となる監視領域を
示す。
【0033】次に動作について説明する。最初に初期設
定として、撮像領域の床面に監視する範囲を示す基準物
(黒十字パターン)を配置し、画像入力手段1より取り
込んだ画像データを現画像メモリ2に記憶する。この画
像データを示したものが図9であり、102e1、10
2e2、102e3、102e4の基準物に対応した画素
を基準画素抽出手段8で抽出し、その基準画素の位置に
基づき監視領域設定手段13が入力画像データにおける
監視範囲104を設定する。また、撮像領域に基準物や
人などの動体のない状態で画像入力手段1から取り込ん
だ画像データを、背景画像データとして背景画像メモリ
3に記憶しておき、単位画素数記憶手段5には予め所定
の単位画素数データを記憶させる。
【0034】次いで動体検出のモードに入り、画像入力
手段1から入力された画像データを現在画像メモリ2に
記憶し、動体部画素抽出手段4Aが現在画像メモリ2と
背景画像メモリ3の画像データおいて、監視領域設定手
段13で設定された監視領域104の範囲で動体(人)
部分の画素を抽出し、その抽出された動体部画素を動体
数推定手段6Aで計数し、その動体部面素数と単位画素
数から動体数の推定を行い、その検出動体数データ7A
を出力する。
【0035】このように、本実施の形態においては、入
力画像データから基準画素を抽出しその基準画素から動
体部抽出処理を行う画像データの範囲を設定する監視領
域設定手段を設けたので、容易かつ正確に監視領域を設
定することができる。
【0036】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6を示すブロック図である。図10において、図1
3および図1と同一または相当部分については同一符号
を付け、その説明を省略する。図において、1Aは人
(動体)の有無や数を監視する領域の画像情報を取り込
む画像入力手段であり、画像信号を出力する撮像装置1
1および1a2と、その信号をデジタル化するA/D変
換器1bとにより構成される。撮像装置1a1および1
2は、その撮像領域がお互いに部分的に重なり合うよ
うに配置される。また、14は撮像装置の監視領域を示
す基準物であり、15a1および15a2はそれぞれ撮像
装置1a1および1a2の撮像領域を示し、16a1およ
び16a2は撮像装置1a1および1a2の監視領域を示
す。
【0037】図12は撮像装置1a1および1a2におけ
る基準入力画像データの例を示す図で、101a1が撮
像装置1a1の入力画像データ全体の画素群であり、1
01a2が撮像装置1a2の入力画像データ全体の画素群
であり、102f1、102f2、102f3、102
4、102f5、102f6はそれぞれ抽出される基準
画素であり、104a1および104a2は基準画素から
設定される撮像装置1a1および撮像装置1a2の監視領
域画素を示す。
【0038】次に動作について説明する。最初に初期設
定として、撮像領域の床面に監視する範囲を示す基準物
14(黒十字パターン)を配置し、画像入力手段1の撮
像装置1a1および1a2より取り込んだ画像データを現
画像メモリ2に記憶する。この画像データを示したもの
が図12であり、基準画素抽出手段8が抽出した102
1〜f6の基準画素に基づき、監視領域設定手段13が
撮像装置1a1から入力される画像データのうち動体部
抽出を行う画像データ範囲を104a1として、また、
撮像装置1a2から入力される画像データのうち動体部
抽出処理を行う範囲を104a2として設定する。ま
た、撮像領域に基準物や人などの動体のない状態で画像
入力手段1から取り込んだ画像データを、背景画像デー
タとして背景画像メモリ3に記憶しておき、単位画素数
記憶手段5には予め所定の単位画素数データを記憶させ
る。
【0039】次いで動体検出のモードに入り、画像入力
手段1の撮像装置1a1および1a2から入力された画像
データを現在画像メモリ2に記憶し、動体部画素抽出手
段4Aが現在画像メモリ2と背景画像メモリ3の画像デ
ータおいて、監視領域設定手段13で設定された監視領
域104a1および104a2の範囲で動体(人)部分の
画素を抽出し、その抽出された動体部面素を動体数推定
手段6Aで計数し、その動体部画素数と単位画素数から
動体数の推定を行い、その検出動体数データ7Aを出力
する。なお、本実施の形態では、撮像装置が2台の場合
を示したが、3台以上でも同様に各撮像装置の監視領域
を、重なりがなく、また隙間がないように設定すること
ができる。また、本実施の形態では、撮像装置を複数台
備えた例を示したが、撮像装置だけでなくA/D変換器
を含めた画像入力装置を複数台備えた構成でもよい。
【0040】このように、本実施の形態においては、複
数の画像入力手段(撮像装置)をその撮像領域に重なり
が生じるように配置し、各画像入力手段毎にその入力画
像データから基準画素を抽出し、その基準画素に基づき
各画像入力手段(撮像装置)の監視領域を設定するよう
にしたので、各画像入力手段(撮像装置)の監視領域間
に重複がなく、また隙間もないように監視領域を設定す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、入力画像データから基準画素を抽出する手段と、そ
の抽出した基準画素から動体数推定処理に用いる単位画
素数を設定する手段とを設け、入力画像データから抽出
した動体部画素数と単位画素数から検出動体数を推定す
るので、画像入力手段の取り付け位置(高さ)に対応し
た初期設定を容易に行うことが出来、高精度な動体数検
出が可能な動体数検出装置を得ることができるという効
果がある。
【0042】また、請求項2の発明によれば、基準設定
指示手段を備え、この基準設定指示手段が操作されたと
きに画像入力手段から取り込まれる画像データから基準
画素を抽出する手段と、その抽出した画素から動体数推
定処理に用いる単位画素数を設定する手段を設けたの
で、撮像装置の取り付け位置(高さ)や検出対象に応じ
た適切な単位画素数を随時、簡便に設定できる動体数検
出装置を得ることができるという効果がある。
【0043】また、請求項3の発明によれば、入力画像
データにから基準画素を抽出する際の抽出対象範囲を設
定する手段を設けたので、より正確に基準画素を抽出す
ることができ、初期設定をより正確にできる動体数検出
装置を得ることができるという効果がある。
【0044】また、請求項4の発明によれば、入力画像
データを複数領域に分割する領域分割手段を備え、その
分割領域毎に基準画素を抽出する手段と、その分割領域
毎の基準画素から分割領域毎の単位画素数を設定する手
段を設け、動体数推定手段は分割領域毎に検出した動体
部画素数と単位画素数から検出動体数を推定するように
したので、検出対象となる撮像領域と画像入力手段(撮
像装置)との距離が不均一である場合においても、より
正確に動体数を検出することができる動体数検出装置を
得ることができるという効果がある。
【0045】また、請求項5の発明によれば、入力画像
データから基準画素を抽出し、その基準画素から監視領
域(動体部抽出領域)を設定する手段を設けたので、容
易かつ正確に監視領域を設定することができる動体数検
出装置を得ることができるという効果がある。
【0046】また、請求項6の発明によれば、複数の画
像入力手段をその撮像領域が重なりを生じるように配置
し、各画像入力手段毎にその入力画像データから基準画
素を抽出し、その基準面素に基づき各画像入力手段の監
視領域を設定するようにしたので、各画像入力手段の監
視領域間に重複がなく、また隙間もないように監視領域
を設定することができるので、広い範囲を重複カウント
や監視漏れなく動体数を検出できる動体数検出装置を得
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1における基準入力画
像データの例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態3における基準入力画
像データの例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態4における基準入力画
像データの例を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態5を示すブロック図で
ある。
【図9】 この発明の実施の形態5における基準入力画
像データの例を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態6を示すフロック図
である。
【図11】 この発明の実施の形態6における複数の画
像入力手段の配置と、その撮像領域の関係を示す図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態6における基準入力
画像データの例を示す図である。
【図13】 従来の動体数検出装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,1A 画像入力手段、2 現在画像メモリ、3
背景画像メモリ、4A 動体部画素抽出手段、5
単位画素数記憶手段、6A 動体数推定手段、8
基準画素抽出手段、9 単位画素数設定手段、1
0 基準設定指示手段、11 基準画素抽出範囲指
定手段、12 画像領域分割手段、13 監視領域
設定手段。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 5/781 510C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データから動体部画素を抽出し
    てその動体部画素数に基づいて動体数を検出する動体数
    検出装置において、 上記入力画像データから基準画素を抽出する基準画素抽
    出手段と、 該基準画素抽出手段で抽出された基準画素から単位画素
    数を設定する単位画素数設定手段と、 該単位画素数設定手段からの単位画素数と上記動体部画
    素数に基づき動体数を推定する動体数推定手段とを備え
    たことを特徴とする動体数検出装置。
  2. 【請求項2】 基準設定指示手段を備え、該基準設定指
    示手段が操作されたときに上記基準画素抽出手段は入力
    画像データを取り込み、その画像データから基準画素を
    抽出し、上記単位画素数設定手段はこの抽出された基準
    画素から単位画素数を設定するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の動体数検出装置。
  3. 【請求項3】 基準画素抽出範囲指定手段を備え、入力
    画像データのうち上記基準画素抽出範囲指定手段で指定
    した画像データ領域範囲において、上記基準画素抽出手
    段が基準画素を抽出するようにしたことを特徴とする請
    求項1または2記載の動体数検出装置。
  4. 【請求項4】 入力画像データを複数領域に分割する手
    段を備え、上記基準画素抽出手段はその分割した領域毎
    に基準画素を抽出し、上記単位画素数設定手段はこの抽
    出された基準画素に基づいて分割領域毎の単位画素数を
    設定し、上記動体数推定手段は分割領域毎に計数した動
    体部画素数と単位画素数から動体数を推定するようにし
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の動
    体数検出装置。
  5. 【請求項5】 上記基準画素抽出手段からの基準画素に
    基づいて動体部画素を抽出する監視領域を設定する監視
    領域設定手段を備え、該監視領域設定手段で設定された
    監視領域の範囲で上記動体部画素抽出手段は動体部画素
    の抽出処理を行うようにしたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の動体数検出装置。
  6. 【請求項6】 撮像領域が部分的に重複するように配置
    された複数の画像入力手段を備え、上記監視領域設定手
    段は入力画像データ毎に上記基準画素抽出手段からの基
    準画素に基づいて動体部画素を抽出する監視領域を設定
    するようにしたことを特徴とする請求項5記載の動体数
    検出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109001A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Ced System Inc 人物検出システム、及び人物検出プログラム
JP2006197373A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp 視聴者情報測定装置
JP2015052534A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 パナソニック株式会社 移動体検知装置及び移動体検知システム
JP2016178517A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 三菱電機株式会社 画像センサ、照明システム
JP2020016921A (ja) * 2018-07-23 2020-01-30 Necソリューションイノベータ株式会社 カウント装置、カウント方法及びプログラム

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