JP2015052534A - 移動体検知装置及び移動体検知システム - Google Patents

移動体検知装置及び移動体検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015052534A
JP2015052534A JP2013185660A JP2013185660A JP2015052534A JP 2015052534 A JP2015052534 A JP 2015052534A JP 2013185660 A JP2013185660 A JP 2013185660A JP 2013185660 A JP2013185660 A JP 2013185660A JP 2015052534 A JP2015052534 A JP 2015052534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
moving body
body detection
image
detection area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013185660A
Other languages
English (en)
Inventor
橋本 幸一郎
Koichiro Hashimoto
幸一郎 橋本
杭 耕一郎
Koichiro Kui
耕一郎 杭
利春 竹ノ内
Toshiharu Takenouchi
利春 竹ノ内
卓 原口
Taku Haraguchi
卓 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013185660A priority Critical patent/JP2015052534A/ja
Publication of JP2015052534A publication Critical patent/JP2015052534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】検知エリアの修正作業の簡素化を図る。
【解決手段】画像処理部11は、各マーカー6が検出されている複数の画素をそれぞれのブロックY11,Y18,Y81,Y88を構成する画素に修正する。そして、四隅のブロックY11,Y18,Y81,Y88を構成する画素が決まれば、画像処理部11は、残りの60個のブロックY12,…を構成する画素を決定することができる。その結果、移動体検知装置Aの設置向きを変えることなく、全ブロックY11〜Y88の位置を修正し、マーカー6を基点として検知エリアを設定することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人などの移動体の存在及びその移動方向を検知する移動体検知装置及び移動体検知システムに関する。
従来、照明制御の分野などにおいて、照明領域内における人の存在を移動体検知装置で検知し、移動体検知装置の検知結果に応じて、人が居る場所の照明器具のみを点灯させ、人が居ない場所の照明器具を消灯する照明システムが種々提案されている。例えば、特許文献1記載の従来例は、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの画像センサを用いて対象領域(照明領域)を撮像し、撮像した画像から人(移動体)を検知するように構成されている。また、特許文献1記載の従来例では、対象領域内の人の存在だけでなく、人が存在する位置や人が移動する向きなども検知可能である。なお、このような移動体検知装置は、照明領域である室内空間を俯瞰可能な位置、例えば、天井や壁の天井近くなどに配置される。また、オフィスビルの事務所のような広い空間においては、複数台の移動体検知装置が、各々の撮像範囲同士が重ならないように間隔を空けて設置される。
ここで、照明領域内において、人が存在(通過を含む。)し得ない場所、例えば、机や書架、複写機などの備品が設置されている場所は、人の存在の誤検知による照明器具の誤動作を回避するため、検知対象に含めないことが望ましい。つまり、画像センサの撮像領域のうち、人が存在し得る領域を検知エリアに設定し、人が存在し得ない領域を非検知エリアに設定することにより、照明器具の誤動作が回避できる。なお、検知エリアの設定は、施工者により、専用の設定器を用いて行われる。
特開2013−8460号公報
しかしながら、隣接する複数台の移動体検知装置の設置向きが揃っていない場合、隣り合う移動体検知装置の検知エリア同士が部分的に重なってしまうことがある。そして、2つの検知エリアの重なり合った領域が、一方の移動体検知装置では検知エリアに設定され、他方の移動体検知装置では非検知エリアに設定された場合、照明器具が正しく制御されなくなる虞がある。
このような検知エリアの重なりを解消する方法として、例えば、一方の移動体検知装置の設置向きを変えることが考えられる。しかしながら、施工後に移動体検知装置の設置向きを変えることは非常に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、検知エリアの修正作業の簡素化を図ることを目的とする。
本発明の移動体検知装置は、検知対象の空間を撮像する撮像素子と、前記撮像素子が撮像する画像を画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段による画像処理によって前記検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに前記移動体の移動方向を判定する判定手段と、前記撮像素子並びに前記画像処理手段、前記判定手段を収納して造営面に取り付けられる筐体とを備え、前記画像処理手段は、前記撮像画像に存在するマーカーを検出し、前記マーカーを基点とした検知エリアを設定するように構成されることを特徴とする。
本発明の移動体検知システムは、移動体検知装置と、前記移動体検知装置との間で相互に信号を伝送することにより前記移動体検知装置に対して種々の設定を行う設定器とを有し、前記移動体検知装置は、検知対象の空間を撮像する撮像素子と、前記撮像素子が撮像する画像を画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段による画像処理によって前記検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに前記移動体の移動方向を判定する判定手段と、前記設定器との間で相互に信号を伝送する伝送手段と、前記撮像素子並びに前記画像処理手段、前記判定手段、前記伝送手段を収納して造営面に取り付けられる筐体とを備え、前記設定器は、前記移動体検知装置の前記伝送手段との間で相互に信号を伝送する第2伝送手段と、前記第2伝送手段が前記移動体検知装置から伝送信号で受け取る情報を表示する表示手段と、操作入力を受け付ける受付手段と、前記第2伝送手段が受信する前記撮像画像を画像処理する第2画像処理手段とを備え、前記第2画像処理手段は、前記撮像画像に存在するマーカーを検出し、前記マーカーを基点とした検知エリアを決定するように構成され、前記第2伝送手段は、前記第2画像処理手段が決定した前記検知エリアの情報を前記移動体検知装置へ送信するように構成され、前記移動体検知装置の前記画像処理手段は、前記伝送手段が受信する前記情報に基づいて前記検知エリアを設定するように構成されることを特徴とする。
本発明の移動体検知装置及び移動体検知システムは、施工後に移動体検知装置の設置向きを変える必要がないから、検知エリアの修正作業の簡素化を図ることができるという効果がある。
(a),(b)は本発明に係る移動体検知装置及び移動体検知システムにおける検知エリアの修正作業を説明するための説明図である。 (a)は同上の移動体検知装置のブロック図、(b)は設定器のブロック図である。 同上の移動体検知装置を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 同上における設定器を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同上の移動体検知装置で撮像される撮像画像の説明図である。
以下、本発明に係る移動体検知装置及び移動体検知システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の移動体検知装置Aは、図2(a)に示すように撮像素子10、画像処理部11、CPU(Central Processing Unit)12、RAM(Random Access Memory)13、ROM(Read Only Memory)14、制御信号出力部15、設定通信部16、発光素子17などを備える。
撮像素子10は、CCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの半導体製の画像センサからなる。この撮像素子10は、例えば、アスペクト比が4対3や16対9などの長方形状に形成されており、受光面に入射する光の量(強さ)に応じたレベルの電気信号(アナログ信号)を画像処理部11に出力する。また、撮像素子10は、数フレーム毎秒(fps)から数十フレーム毎秒のフレームレートで画像を撮像して出力する。ただし、このような撮像素子10については従来周知であるから詳細な構成及び動作の説明を省略する。なお、図示は省略しているが、移動体検知装置Aは、撮像素子10の受光面に光を集光するためのレンズを備えている。このレンズは撮像範囲(画角)を広くするため、例えば、焦点距離が数mm〜十数mmの超広角レンズ(魚眼レンズ)であることが好ましい。
画像処理部11は、撮像素子10から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換するADC(Analog Digital Converter)や、ディジタル信号に変換された画像に対して種々の画像処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)などを有する。ただし、DSPの代わりに画像処理専用の集積回路などを用いることも可能である。
画像処理部11は、特許文献1記載の従来例と同様に撮像素子10が撮像する画像と背景画像(移動体が存在しないときの撮像領域の画像)との差分から、撮像領域内における移動体(人)の存否や位置(座標)、移動方向、移動速度などを演算する。ただし、このような画像処理については、特許文献1にも開示されているように従来周知であるから詳細な説明は省略する。また、以下の説明では移動体を人に限定する。
CPU12は、ROM14に格納されているプログラムを実行することにより、後述する種々の処理を行う。例えば、CPU12は、画像処理部11から取得する画像処理結果(人の存否や存在場所、移動方向など)と、後述する制御内容とに応じて、負荷(例えば、照明器具)を制御するための制御指令(制御コマンド)を生成する処理を行う。RAM13は、CPU12がプログラムを実行する際に種々のデータ(画像処理結果など)を一時的に保存するためのものである。
制御信号出力部15は、CPU12が生成した制御指令を含むフレームを変調して制御信号を生成し、生成した制御信号を信号線(図示せず)に出力する。この信号線には、制御対象である複数の負荷(例えば、照明器具)が接続されている。つまり、各照明器具は、信号線を介して伝送される制御信号を受信し、制御信号に含まれる制御指令に基づいて、光源の点灯・消灯あるいは調光点灯などを行う。あるいは、信号線を介して伝送される制御信号を負荷制御用の伝送制御装置で受信し、この伝送制御装置が、制御信号に含まれる制御指令に応じて、1乃至複数の照明器具を制御しても構わない。
設定通信部16は、電波や赤外光などの無線通信媒体を利用し、後述する設定器Bとの間で無線通信を行うものである。設定通信部16は、設定器Bから送信される無線信号を受信し、受信した無線信号からデータ(制御内容の設定データなど)を復調してCPU12に渡すように構成される。なお、無線信号には制御内容の設定データとともに送信先のアドレスが含まれている。設定通信部16は、無線信号の送信先アドレスが自己に割り当てられている固有のアドレスに一致する場合に設定データを復調してCPU12に渡し、一致しない場合は設定データを復調せずに当該無線信号を破棄する。ただし、無線通信媒体が赤外光である場合には、アドレスを用いずに無線信号を送受信しても構わない。
発光素子17は、発光ダイオード(LED)で構成され、CPU12から出力される駆動信号によって発光する。
また、本実施形態の移動体検知装置Aは、図3に示すように撮像素子10、画像処理部11、CPU12、RAM13、ROM14、制御信号出力部15、設定通信部16、発光素子17などを収納する筐体1を備えている。
筐体1は、円筒形状の合成樹脂成形体からなり、軸方向における一端(下端)側に円板状のフランジ2が一体に形成されている。フランジ2の下面中央に円形の窓孔(図示せず)が開口し、この窓孔を通して、撮像領域(例えば、オフィスビルの執務室など)内の物体(人及び静止物)に反射する光が撮像素子10の受光面で受光される。ただし、窓孔は、透光性を有する合成樹脂材料(アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂など)で円板状に形成されたカバー5によって閉塞される。
筐体1は、一対の取付具4を用いて造営面(天井面あるいは壁面)に埋込配設される。例えば、天井面(天井材)に設けられる埋込孔(図示せず)にフランジ2より上側の筐体1が挿入され、フランジ2と各取付具4のはさみ金具40との間で天井材を挟むことにより、筐体1が天井材に固定される。ただし、このような取付具4は従来周知であるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
フランジ2の下面には、カバー5が挿通される円形の孔30が中央に開口した円環状のプレート3が着脱自在に取り付けられる。
ところで、撮像素子10の受光面は一般的に長方形であり、レンズの集光範囲は一般的に円形となる。本実施形態の移動体検知装置Aでは、図5に示すようにレンズの集光範囲Xの直径が撮像素子10の受光面の短辺の長さとほぼ同等である。故に、撮像素子10の受光面のうちで、レンズの集光範囲Xの外側の範囲(図5においてハッチングされた範囲)は画像の撮像に寄与しない。つまり、レンズの集光範囲Xが撮像素子10の撮像範囲となる。
また、本実施形態の移動体検知装置Aでは、撮像範囲X内に格子(グリッド)状に区切られた8×8(=64個)のブロックY11〜Y88が設けられており、中心の4個のブロックY44,Y45,Y54,Y55を除く60個のブロックに対して検知の有効/無効が設定される。図5においては、有効に設定されたブロック(以下、有効ブロックと呼ぶ。)を黒色で塗り潰し、無効に設定されたブロック(以下、無効ブロックと呼ぶ。)を白色で塗り潰してある。なお、1個のブロックは、撮像素子10の複数個(例えば、3×3=9個)の画素(ピクセル)で構成されている。
而して、画像処理部11は、全ブロックY11〜Y88に対して人の存否や移動を検知するための画像処理(判定処理)を実行し、無効ブロック全体(以下、非検知エリアと呼ぶ。)の画像処理結果(判定結果)はCPU12に出力せず、有効ブロック全体(以下、検知エリアと呼ぶ。)の画像処理結果(判定結果)をCPU12に出力する。故に、CPU12は、検知エリア内に人の存否や移動が検知された場合に制御指令を生成し、非検知エリア内に人の存否や移動が検知された場合には制御指令を生成しない。その結果、検知エリア内に人が存在するか又は検知エリアから人が移動する場合にのみ、照明器具が制御(点灯又は消灯若しくは調光点灯)されることになる。
次に、設定器Bについて説明する。
設定器Bは、図2(b)に示すようにCPU20、RAM21、ROM22、設定操作部23、液晶表示部24、設定通信部25などを備える。
CPU20は、ROM22に格納されているプログラムを実行することにより、後述する設定処理を行う。また、RAM21は、CPU20がプログラムを実行する際に種々のデータを一時的に保存するためのものである。
設定操作部23は、複数個の押釦スイッチを有し、押釦スイッチが押操作されたときに当該押釦スイッチに対応した操作信号をCPU20に出力するように構成される。ただし、設定操作部23は、押釦スイッチの代わり、あるいは押釦スイッチに加えて、スライドスイッチやタッチスイッチなどの入力デバイスを備えても構わない。
液晶表示部24は、液晶ディスプレイ240と、CPU20に制御されて液晶ディスプレイ240に種々の記号や文字、図形などを表示するドライブ回路(図示せず)とを備える。ただし、液晶ディスプレイ240の代わりに有機ELディスプレイなどの表示デバイスを用いても構わない。設定通信部25は、移動体検知装置Aの設定通信部16と無線通信を行うものである。
また、設定器Bは、図4に示すようにCPU20、RAM21、ROM22、設定操作部23、液晶表示部24、設定通信部25などを収納するハウジング26を備えている。
ハウジング26は、扁平な直方体形状に形成された合成樹脂成形体からなる。ハウジング26の前面上部には液晶ディスプレイ240の表示画面が露出している。また、ハウジング26前面における液晶ディスプレイ240の表示画面より下方に、複数個(図示例では29個)の操作釦260〜26029が配設されている。すなわち、各操作釦260が操作されると、ハウジング26内に収納されている設定操作部23の押釦スイッチが押操作されるように構成されている。
施工者は、天井への移動体検知装置Aの取付が完了した後、設定器Bを使って各ブロックY11〜Y88の有効/無効の設定作業(検知エリアの設定作業)を行う。まず、施工者が設定器Bの電源を投入した後、所定の操作釦260(例えば、26027又は26028)を押操作すると、設定操作部23から当該操作釦26027又は26028に対応した操作信号がCPU20に出力される。CPU20は、当該操作信号を受け取ると検知エリア設定モードに移行し、現在の検知エリアの設定情報を要求するコマンドを生成して設定通信部25から送信させる。
移動体検知装置Aは、設定通信部16で前記コマンドを受信すると、CPU12がRAM13に記憶(設定)されている検知エリアの設定情報(全ブロックY11〜Y88の有効/無効の設定情報)を読み出して設定通信部16から設定器Bに返信させる。
設定器Bは、設定通信部25で前記設定情報を受信すると、CPU20が液晶表示部24に検知エリアの設定情報(全ブロックY11〜Y88の有効/無効)を表示させる(図4(a)参照)。このとき、検知エリアは、カバー5においてLED17が配置されている側を上向きとして液晶表示部24に表示される。
施工者は、液晶表示部24に表示された検知エリアを確認し、所定の操作釦260(例えば、260、26012、26014、26016)を押操作して設定対象のブロックY11〜Y88を1つ選択した後、操作釦26021を押操作して有効又は無効に設定する。施工者は、この作業を繰り返すことで検知エリアを決定した後、操作釦260を押操作して設定作業を終了する。
設定器BのCPU20は、操作釦26021の押操作に対応した操作信号を設定操作部23から受け取ることで各ブロックY11〜Y88の有効/無効を修正する。さらに、CPU20は、操作釦260の押操作に対応した操作信号を設定操作部23から受け取ると、その時点における各ブロックY11〜Y88の有効/無効の設定情報(検知エリアの設定情報)を設定通信部25から移動体検知装置Aへ送信させる。
移動体検知装置Aは、設定通信部16で前記検知エリアの設定情報を受信すると、CPU12がRAM13に記憶(設定)されている検知エリアの設定情報を、受信した前記設定情報に書き換える。このようにして、移動体検知装置Aにおける検知エリアの設定(修正)が完了する。
ところで、複数台の移動体検知装置Aが隣接して設置される場合、隣り合う移動体検知装置Aの各ブロックY11〜Y88が互いに平行にならずに部分的に重なり合ってしまうことがある。このような状況は、隣接する2台の移動体検知装置Aの設置向き(図1における矢印の向き)が揃っていない(平行でない)ために生じる。
そこで、本実施形態における画像処理部11は、床面に設置された複数のマーカー6(撮像素子10の撮像画像に存在するマーカー6の画像。以下、同じ。)を検出し、検出したマーカー6を基点として検知エリアを設定するように構成されている。
マーカー6は、例えば、板材の表面に、白と黒の正方形が2×2のグリッド状に並ぶように着色されて形成され、正方形の4つの頂点に対応するように床面に設置される。図1(a)は撮像素子10の撮像画像(撮像範囲X)と全ブロックY11〜Y88を模式的に表している。つまり、移動体検知装置Aの設置向き(矢印の向き)が本来の設置向きからずれている場合、四隅のブロックY11,Y18,Y81,Y88とマーカー6とが重ならない。
したがって、画像処理部11は、エッジ検出等の周知の画像処理によって4つのマーカー6を検出し、各マーカー6と四隅のブロックY11,Y18,Y81,Y88とが重なるように、全ブロックY11〜Y88を修正する。具体的には、画像処理部11は、各マーカー6が検出されている複数の画素をそれぞれのブロックY11,Y18,Y81,Y88を構成する画素に修正する。そして、四隅のブロックY11,Y18,Y81,Y88を構成する画素が決まれば、画像処理部11は、残りの60個のブロックY12,…を構成する画素を決定することができる。その結果、図1(b)に示すように、移動体検知装置Aの設置向きを変えることなく、全ブロックY11〜Y88の位置を修正し、マーカー6を基点として検知エリアを設定することができる。故に、隣接する複数台の移動体検知装置Aにおいて、上述した画像処理が行われることにより、隣り合う移動体検知装置Aの各ブロックY11〜Y88が互いに平行になるので、各ブロックY11〜Y88同士が部分的に重なり合うことが回避できる。
上述のように本実施形態の移動体検知装置Aは、検知対象の空間を撮像する撮像素子10と、撮像素子10が撮像する画像を画像処理する画像処理手段(画像処理部11)とを備える。また、本実施形態の移動体検知装置Aは、画像処理手段による画像処理によって検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに移動体の移動方向を判定する判定手段(画像処理部11)と、撮像素子10並びに画像処理手段、判定手段を収納して造営面に取り付けられる筐体1とを備える。さらに、画像処理手段は、撮像画像に存在するマーカー6を検出し、マーカー6を基点とした検知エリアを設定するように構成される。
本実施形態の移動体検知装置Aは上述のように構成されるため、施工後に移動体検知装置Aの設置向きを変える必要がないから、検知エリアの修正作業の簡素化を図ることができる。
ところで、上述した設置向きの修正(画像処理)を、移動体検知装置Aの画像処理部11ではなく、設定器BのCPU20で行っても構わない。
例えば、設定器BのCPU20は、移動体検知装置Aから撮像範囲Xの画像情報(画像データ)を取得し、取得した画像データに対して、上述した画像処理を行って全ブロックY11〜Y88の位置を修正する。そして、CPU20は、修正後の全ブロックY11〜Y88の位置情報(各ブロックY11〜Y88を構成する画素の情報)を移動体検知装置Aへ送信する。
一方、移動体検知装置Aの画像処理部11は、設定器Bから受け取った位置情報に基づいて、全ブロックY11〜Y88の位置を修正すればよい。
上述のように本実施形態の移動体検知システムは、移動体検知装置Aと、移動体検知装置Aとの間で相互に信号を伝送することにより移動体検知装置Aに対して種々の設定を行う設定器Bとを有する。移動体検知装置Aは、検知対象の空間を撮像する撮像素子10と、撮像素子10が撮像する画像を画像処理する画像処理手段(画像処理部11)とを備える。
また、移動体検知装置Aは、画像処理手段による画像処理によって検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに移動体の移動方向を判定する判定手段(CPU12)と、設定器Bとの間で相互に信号を伝送する伝送手段(設定通信部16)とを備える。さらに移動体検知装置Aは、撮像素子10並びに画像処理手段、判定手段、伝送手段を収納して造営面に取り付けられる筐体1を備える。
設定器Bは、移動体検知装置Aの伝送手段との間で相互に信号を伝送する第2伝送手段(設定通信部25)と、第2伝送手段が移動体検知装置Aから伝送信号で受け取る情報を表示する表示手段(液晶表示部24)とを備える。また、設定器Bは、操作入力を受け付ける受付手段(設定操作部23)と、第2伝送手段が受信する撮像画像を画像処理する第2画像処理手段(CPU20)とを備える。
第2画像処理手段は、撮像画像に存在するマーカー6を検出し、マーカー6を基点とした検知エリアを決定するように構成される。また、第2伝送手段は、第2画像処理手段が決定した検知エリアの情報を移動体検知装置Aへ送信するように構成される。さらに、移動体検知装置Aの画像処理手段は、伝送手段が受信する前記情報に基づいて検知エリアを設定するように構成される。
本実施形態の移動体検知システムは上述のように構成されるため、施工後に移動体検知装置Aの設置向きを変える必要がないから、検知エリアの修正作業の簡素化を図ることができる。
A 移動体検知装置
B 設定器
1 筐体
6 マーカー
10 撮像素子
11 画像処理部(画像処理手段、判定手段)

Claims (2)

  1. 検知対象の空間を撮像する撮像素子と、前記撮像素子が撮像する画像を画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段による画像処理によって前記検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに前記移動体の移動方向を判定する判定手段と、前記撮像素子並びに前記画像処理手段、前記判定手段を収納して造営面に取り付けられる筐体とを備え、
    前記画像処理手段は、前記撮像画像に存在するマーカーを検出し、前記マーカーを基点とした検知エリアを設定するように構成されることを特徴とする移動体検知装置。
  2. 移動体検知装置と、前記移動体検知装置との間で相互に信号を伝送することにより前記移動体検知装置に対して種々の設定を行う設定器とを有し、
    前記移動体検知装置は、検知対象の空間を撮像する撮像素子と、前記撮像素子が撮像する画像を画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段による画像処理によって前記検知対象空間内の検知エリアにおける移動体の存否並びに前記移動体の移動方向を判定する判定手段と、前記設定器との間で相互に信号を伝送する伝送手段と、前記撮像素子並びに前記画像処理手段、前記判定手段、前記伝送手段を収納して造営面に取り付けられる筐体とを備え、
    前記設定器は、前記移動体検知装置の前記伝送手段との間で相互に信号を伝送する第2伝送手段と、前記第2伝送手段が前記移動体検知装置から伝送信号で受け取る情報を表示する表示手段と、操作入力を受け付ける受付手段と、前記第2伝送手段が受信する前記撮像画像を画像処理する第2画像処理手段とを備え、
    前記第2画像処理手段は、前記撮像画像に存在するマーカーを検出し、前記マーカーを基点とした検知エリアを決定するように構成され、前記第2伝送手段は、前記第2画像処理手段が決定した前記検知エリアの情報を前記移動体検知装置へ送信するように構成され、
    前記移動体検知装置の前記画像処理手段は、前記伝送手段が受信する前記情報に基づいて前記検知エリアを設定するように構成されることを特徴とする移動体検知システム。
JP2013185660A 2013-09-06 2013-09-06 移動体検知装置及び移動体検知システム Pending JP2015052534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185660A JP2015052534A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 移動体検知装置及び移動体検知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013185660A JP2015052534A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 移動体検知装置及び移動体検知システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015052534A true JP2015052534A (ja) 2015-03-19

Family

ID=52701663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013185660A Pending JP2015052534A (ja) 2013-09-06 2013-09-06 移動体検知装置及び移動体検知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015052534A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347219A (ja) * 1993-06-10 1994-12-20 Oyo Keisoku Kenkyusho:Kk 移動物体の計測装置
JPH0719815A (ja) * 1993-06-22 1995-01-20 Kumagai Gumi Co Ltd 位置検出方法
JPH11283010A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Mitsubishi Electric Corp 動体数検出装置
JP2001243472A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 画像処理装置
JP2005351710A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Tokyo Gas Co Ltd 検出対象位置特定装置及び検出対象位置特定方法
JP2007253699A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Daihatsu Motor Co Ltd 光軸ずれ検出装置
JP2013073459A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および画像処理システム
JP2013127716A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Nippon Signal Co Ltd:The 混雑の非通常状態検知システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06347219A (ja) * 1993-06-10 1994-12-20 Oyo Keisoku Kenkyusho:Kk 移動物体の計測装置
JPH0719815A (ja) * 1993-06-22 1995-01-20 Kumagai Gumi Co Ltd 位置検出方法
JPH11283010A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Mitsubishi Electric Corp 動体数検出装置
JP2001243472A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Matsushita Electric Works Ltd 画像処理装置
JP2005351710A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Tokyo Gas Co Ltd 検出対象位置特定装置及び検出対象位置特定方法
JP2007253699A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Daihatsu Motor Co Ltd 光軸ずれ検出装置
JP2013073459A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Oki Electric Ind Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および画像処理システム
JP2013127716A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Nippon Signal Co Ltd:The 混雑の非通常状態検知システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5620707B2 (ja) 照明システム
CN101300902B (zh) 用于控制多数个聚光灯中每个聚光灯的设置的方法、系统和遥控器
EP3045019B1 (en) System and method for auto-commissioning based on smart sensors
JP5047025B2 (ja) 照明システム
CN105979667A (zh) 检测装置、负载控制装置以及负载控制系统
JP4396659B2 (ja) 情報コード読取装置
JP2013096947A (ja) 人センサ及び負荷制御システム
JP2017038894A (ja) 掃除ロボット
EP3329616B1 (en) Light emitting device for generating light with embedded information
JP2010257742A (ja) 照明システム
JP2007088835A (ja) 機器制御装置
TWI574562B (zh) 負載控制系統
KR20210049853A (ko) 광통신 장치 및 정보 송수신 방법
JP2010123373A (ja) 照明システム
WO2018147043A1 (ja) 照明器具又は照明制御装置の制御方法及び端末装置
JP2015052534A (ja) 移動体検知装置及び移動体検知システム
JP2010010103A (ja) 照明制御システム
JP5414379B2 (ja) 光無線通信装置、光無線通信方法、およびプログラム
JP6233737B2 (ja) 動体検知装置及び制御システム
JP5119090B2 (ja) 照明システム
JP6327546B2 (ja) 移動体検知装置
JP2019032256A (ja) 汚染検出システム及び自動清掃システム
JP6591647B2 (ja) 画像処理装置
JP2016018644A (ja) 照明制御システム
JP5285190B1 (ja) 街路灯及び撮影システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170424

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171226