JP2019032256A - 汚染検出システム及び自動清掃システム - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の汚染を室外において認知できるシステムを得る。【解決手段】汚染検出システムは、室内の汚染を検出する汚染検出装置と、室内の外部において汚染検出装置からの信号を受信して管理者に室内の汚染を通知する通知装置とを含む。汚染検出装置は、室内に紫外光を照射する紫外灯と、紫外灯から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部と、検出部により蛍光が検出された際に、通知装置に信号を送信する送信部とを含む。通知装置は、送信部から送信された信号を受信する受信部と、受信部により信号を受信したことを示す表示部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、室内の汚染を検出するシステム、及び室内の汚染を検出した際に当該汚染を自動で清掃するシステムに関する。
従来から、室内を清掃する際に、波長が300nm〜400nm程度の近紫外光を利用して汚れを検出することが行われており、特にトイレにおける尿汚染を検出することがよく行われている。具体的に、近紫外光が照射されると、尿等の汚染物質に存在するリン、尿酸又は他の有機物等の蛍光成分から蛍光が生じることが知られており、この現象を利用して、尿、唾液、嘔吐物、排泄物又は血痕等に起因する汚れの検出が行われている。
例えば、特許文献1及び2には、尿等の汚染物質を識別するための紫外線照射装置が開示されている。特許文献1及び2の紫外線照射装置によると、紫外線を照射してトイレ等における尿汚染を検出しながら清掃ができるため、効率よく清掃ができる。
特開2009−145144号公報 特開2011−40243号公報
特許文献1及び2に開示される紫外線照射装置は、上述の通り、紫外線を室内に照射して、清掃者が室内で汚染を視認しながら清掃できるようにするためのものであり、使用者が室外から室内の汚染を認知することはできない。例えば飲食店等の店舗のトイレや、研究所又は工場のクリーンルーム等においては、室外において当該室内の汚染を認知できることが望まれている。さらには、当該汚染を自動的に清掃できることも望まれている。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、室内の汚染を室外において認知できるシステムを得ることにあり、また、当該室内の汚染を自動的に清掃できるシステムを得ることにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、汚染検出システムを、室内の汚染を検出するための汚染検出装置と、当該汚染検出装置が汚染を検出した際に発する信号を室外で受信可能な通知装置とによって構成した。また、本発明では、自動清掃システムを、室内の汚染を検出するための汚染検出装置と、当該汚染検出装置が汚染を検出した際にその汚染を自動的に掃除する自動掃除機とによって構成した。
具体的に、本発明に係る汚染検出システムは、室内の汚染を検出する汚染検出装置と、前記室内の外部において前記汚染検出装置からの信号を受信して管理者に前記室内の汚染を通知する通知装置とを含み、前記汚染検出装置は、前記室内に紫外光を照射する紫外灯と、前記紫外灯から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部と、前記検出部により蛍光が検出された際に、前記通知装置に信号を送信する送信部とを含み、前記通知装置は、前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部と、前記受信部により前記信号を受信したことを示す表示部とを含むことを特徴とする。
本発明に係る汚染検出システムによると、汚染検出装置が紫外灯及び検出部を用いて室内の汚染を検出することができ、また、送信部により汚染を検出したことを、通知装置に通知することができる。このため、通知装置によって、室外であっても管理者が室内の汚染を認知することが可能となる。例えば、飲食店等の店舗のトイレは、客が使用するため常に清潔に保つことが望まれるものの、客が使用するたびに清掃することは効率的ではない。本発明によると、上述の通り、常に清潔に保つ必要のあるトイレ等の室内の汚染を、室外であっても認知することができる。このため、汚染を認知したときにのみ清掃をすることができて効率的である。
本発明に係る汚染検出システムにおいて、汚染検出装置は、室内の明るさを向上するための照明灯をさらに含んでいてもよい。
この場合、汚染検出装置は、前記室内における人の存在を検知するための人感センサをさらに含み、前記人感センサにより、前記室内における人の存在が検知されたときに、前記照明灯から光が照射されるように構成されていてもよい。
さらにこの場合、汚染検出装置は、前記人感センサにより、前記室内における人の存在が検知されないときに、前記紫外灯から紫外光が照射されるように構成されていることが好ましい。
このようにすると、室内に人が入ることにより自動的に室内を明るくすることができ、また、人が室内から退出した後に自動的に紫外光により室内の汚染を検出することが可能となる。従って、室内の照明、及び汚染検出のための紫外光のオン及びオフを手動で行う必要が無く有益である。
本発明に係る汚染検出システムにおいて、検出部は、前記室内を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された画像を処理する画像処理部とを含んでいてもよい。
この場合、送信部は、前記撮像素子により撮像された画像又は前記画像処理部により画像処理を受けた画像を前記通知装置に送信することが好ましい。
このようにすると、管理者は、室内における汚染を認知できるだけでなく、汚染場所や汚染の程度も認知することが可能となる。
さらにこの場合、汚染検出装置は、前記撮像素子により撮像された画像又は前記画像処理部により画像処理を受けた画像を保存する記憶部と、前記記憶部に保存された画像に基づいて前記室内における汚染が存在する頻度が高い位置を学習するAI部とをさらに備えていることが好ましい。
このようにすると、記憶部が撮像素子により撮像された複数の室内画像を記憶でき、その画像に基づいてAI部が学習できるため、重点的に清掃すべき位置を知ることができる。
本発明に係る汚染検出システムにおいて、汚染検出装置は、クラウドに接続されて該クラウドと通信可能に構成されていることが好ましい。
このようにすると、画像処理等の情報処理をクラウド上で行うことが可能となり、汚染検出装置における情報処理による負荷を軽減することができる。
本発明に係る汚染検出システムは、自動掃除機をさらに含み、前記送信部は、前記検出部により蛍光が検出された際に、前記自動掃除機にも信号を送信し、前記自動掃除機は、前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部を含み、前記受信部が前記信号を受信することにより起動するように構成されていることが好ましい。
このようにすると、汚染検出装置により室内における汚染が検出された際に、室外にいる管理者が室内の汚染を認知できると共に、自動掃除機が汚染を掃除するため、汚染を認知した管理者が自ら室内に行って掃除する必要が無く、極めて有益である。
本発明に係る自動清掃システムは、室内の汚染を検出する汚染検出装置と、前記室内に配設された自動掃除機とを含む自動清掃システムであって、前記汚染検出装置は、前記室内に紫外光を照射する紫外灯と、前記紫外灯から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部と、前記検出部により蛍光が検出された際に、前記自動掃除機に信号を送信する送信部とを含み、前記自動掃除機は、前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部を含み、前記受信部が前記信号を受信することにより起動するように構成されていることを特徴とする。
このようにすると、汚染検出装置により室内における汚染が検出された際に、自動掃除機が汚染を掃除するため、室内を効率よく清掃することができる。
本発明に係る汚染検出システムによると、所定の室内の汚染を、管理者が室外で認知することが可能となり、認知した際にのみ清掃を行うことができ、効率的に清掃を行うことが可能となる。また、本発明に係る自動清掃システムによると、所定の室内の汚染が検出された際に、自動的に当該汚染を清掃することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る汚染検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る汚染検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る汚染検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係る汚染検出システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る自動清掃システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用方法或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る汚染検出システムの全体構成について図1を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態に係る汚染検出システムは、トイレ等の所定の室内の尿等による汚染を検出する汚染検出装置10と、当該室内の外部において汚染検出装置10からの信号を受信して管理者に室内の汚染を通知する通知装置20とを含む。
汚染検出装置10は、前記室内に紫外光を照射する紫外灯11と、当該紫外灯11から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部12と、検出部12により蛍光が検出された際に通知装置20に信号を送信する送信部13とを含む。汚染検出装置10は、汚染を検出する対象の室内、又は当該室を区画する天井内若しくは壁内に設けられる。但し、天井内又は壁内に設ける場合であっても、紫外灯11及び検出部12は室内に露出するように設けられる。
紫外灯11は、紫外光を室内に照射して汚染物質の蛍光成分を励起して蛍光を生じさせるために設けられている。従って、紫外灯11としては、特に尿等の汚染物質から蛍光を生じさせるために従来から用いられている300nm〜400nm程度の近紫外光を照射するブラックライトを用いることができる。また、そのような紫外灯11は、蛍光灯タイプのブラックライトであってもよく、また、LED(light emitting diode)タイプのブラックライトであってもよい。
検出部12は、上記紫外灯11の紫外光を受けた尿等の汚染物質が生じた蛍光を検出するための光センサである。光センサとしては、従来から用いられているフォトダイオードやCCDイメージセンサ等であってもよく、又はそれらを利用した小型カメラであってもよい。
送信部13は、上記検出部12が汚染物質から生じた蛍光を検出した際に、通知装置20に信号を送信するように構成されている。
通知装置20は、上記室内の外部(室外)に配置されており、送信部13から送信された信号を受信する受信部21と、受信部21により信号を受信したことを示す表示部22とを含む。
受信部21は、上述の通り汚染検出装置10の送信部13からの信号を受けるように構成されている。送信部13と受信部21とは、信号の送受が可能なように有線で接続されていてもよいが、Wi−Fiやブルートゥース(登録商標)といった無線で接続されていることが好ましい。
表示部22は、受信部21が送信部13からの信号を受信すると、その旨を示して管理者に認知させるように構成されている。表示部22は例えばランプ等の発光体であってもよい。この場合、受信部21が送信部13からの信号を受信すると、表示部22が発光して管理者に室内の汚染検出について認知させる。この他に、表示部22はディスプレイであってもよい。この場合、受信部21が送信部13からの信号を受信すると、室内の汚染について表示部22に文字やマーク等を表示して管理者にその旨を認知させる。
通知装置20は、上記のような受信部21及び表示部22が含まれていればよく、特に管理者が持ち運びできる程度に小型であることが好ましく、例えばスマートフォン又はタブレット等の携帯通信端末であることが好ましい。
本実施形態に係る汚染検出システムによると、汚染検出装置10の紫外灯11から照射された紫外光により励起された汚染物質の蛍光を検出部12が検出することで、送信部13が通知装置20の受信部21に信号を受信する。これにより、表示部22に室内の汚染を検出した旨が表示されるため、通知装置20を持つ管理者が室内の汚染を認知することができる。従って、管理者は、当該汚染を認知した際にのみ室内の清掃をすることにより、効率よく室内を清潔に保つことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る汚染検出システムの全体構成について図2を参照しながら説明する。第2の実施形態に係る汚染検出システムは、第1の実施形態に係る汚染検出システムと比較して、汚染検出装置の構成が部分的に異なる。以下、本実施形態の汚染検出システムについて、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一の部分については説明を省略する。
図2に示すように、本実施形態に係る汚染検出システムの汚染検出装置30は、第1の実施形態と同様に、紫外灯31、検出部32及び送信部33を含むが、さらに照明灯34、人感センサ35及びスイッチ部36を含む。照明灯34及び人感センサ35は、紫外灯31及び検出部32と同様に、室内に露出するように配設されている。
照明灯34は、室内を明るくするために照明光を照射するものであり、例えば通常の蛍光灯やLED照明を用いることができる。
人感センサ35は、室内における人の存在を検知するセンサである。人感センサ35としては、従来から用いられている赤外線人感センサ、超音波人感センサ又は可視光人感センサ等を用いることができる。また、人感センサ35は室内において人を検出した際にスイッチ部36に例えば電気的信号を送信できるように構成されている。
スイッチ部36は、上記紫外灯31及び照明灯34への電力供給のオン及びオフを切り替えることが可能なように構成されている。例えば、スイッチ部36は、上記信号を受けた際に紫外灯31による紫外光の照射をオフにし、照明灯34による照明光の照射をオンにし、反対に上記信号を受けていない際に紫外灯31による紫外光の照射をオンにし、照明灯34による照明光の照射をオフにするように切り替え可能に構成されている。なお、スイッチ部36は、オン及びオフの切り替えをすることに限らず、例えば、人感センサ35が室内における人の存在を検知していないときに、照明灯34を完全にオフにせずに、照明灯34の明るさを低減するように調整するように構成されていてもよい。
本実施形態において、紫外灯31、照明灯34、人感センサ35及びスイッチ部36は、汚染検出装置30全体の小型化のために、一つの筐体の中に収容されて光源部37として構成されていることが好ましい。
本実施形態において、汚染検出装置30の検出部32及び送信部33、並びに通知装置40の受信部41及び表示部42の構成は、第1の実施形態と同一である。
本実施形態の汚染検出システムによると、第1の実施形態と同様に、表示部42に、汚染検出装置30が室内の汚染を検出した旨が表示されるため、通知装置40を持つ管理者が室内の汚染を認知することができる。従って、管理者は、当該汚染を認知した際にのみ室内の清掃をすることにより、効率よく室内を清潔に保つことができる。さらに、本実施形態では、汚染検出装置30の光源部37が室内における人の存在の有無に従って、自動的に照明光又は紫外光の照射を切り替えることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る汚染検出システムの全体構成について図3を参照しながら説明する。第3の実施形態に係る汚染検出システムは、第1の実施形態に係る汚染検出システムと比較して、汚染検出装置の構成が部分的に異なる。以下、本実施形態の汚染検出システムについて、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一の部分については説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態に係る汚染検出システムの汚染検出装置50は、第1の実施形態と同様に、紫外灯51、検出部52及び送信部53を含むが、検出部52は画像を撮像できるカメラであり、撮像素子54及び画像処理部55を含む。検出部52のうち特に撮像素子54は、紫外灯31と同様に、室内に露出するように配設されている。
検出部52の撮像素子54は、紫外灯51により紫外光が照射された室内の画像を撮像可能に構成されている。撮像素子54としては、従来から用いられている例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の半導体イメージセンサ等を用いることができる。撮像素子54は、紫外光が照射された室内の全体又は室内のうち汚染が生じる可能性が高い部分を撮像する。例えばトイレの場合、便器及びその周辺のみを撮像するように構成されていてもよい。従って、撮像素子54によって、室内の画像が得られると共に、室内においてどの部分が蛍光を発しているか、すなわち、どの部分が汚染されているかを視認できる画像が得られる。
画像処理部55は、上記撮像素子54により得られた画像を処理でき、画像処理部55としては、例えば従来から用いられているフォトショップ(登録商標)等の周知のソフトウェアを用いることができる。画像処理部55が行う画像処理とは、例えば画質の向上若しくは低減、輝度の増大若しくは低減、又は画像における蛍光部分の蛍光強度の数値化等の種々の画像処理を含む。なお、図3では画像処理部55が検出部52に内蔵した形態で示しているが、これに限らず、画像処理部55を検出部52と別体とし、例えば画像処理ソフトウェアを含むコンピュータを別途設けても構わない。
画像処理部55により処理された画像情報は、送信部53により通知装置60に送信され、通知装置60の受信部61が当該画像情報を受信する。受信された画像情報は表示部62に表示される。本実施形態では、検出部52が撮像素子54を含むため、表示部62に室内の汚染を画像によって表示することができる。このため、管理者は、室内のどの部分が汚染されているのかを認知することができる。さらに、画像処理部55によって画像中の蛍光強度を数値化し、当該数値情報を通知装置60の表示部62に表示するように構成することによって、管理者は汚染の程度を認知することも可能となる。
(第3の実施形態の変形例)
次に、本発明の第3の実施形態の変形例に係る汚染検出システムの全体構成について図4を参照しながら説明する。本変形例は、上記第3の実施形態と比較して汚染検出装置70が記憶部76及びAI部77をさらに備えている。
本変形例では、上述の通り、汚染検出装置70が記憶部76を備えており、撮像素子74が撮像した画像を記憶部76で保存することができ、例えばトイレが使用される度に使用後のトイレの撮像画像を記憶部76に保存することができる。また、本変形例に係る汚染検出装置は人工知能であるAI部77を備えており、記憶部76において保存された複数の撮像画像に基づいて、AI部77が学習することが可能である。例えば、AI部77は、記憶部76に保存された複数の撮像画像に基づいて、蛍光が検出される頻度が高い位置、すなわち室内全体において汚れやすい位置を学習できる。AI部77は、その学習の結果を送信部73を介して通知装置80に送信することができる。その結果、管理者はトイレ等の室内において汚れやすい位置を知ることができて、重点的に清掃すべき位置を知ることができる。
なお、記憶部76は、撮像素子74により撮像された画像のみならず、画像処理部75により画像処理された画像も記憶でき、反対に画像処理部75は、記憶部76に保存された過去の撮像画像を画像処理することもできる。また、AI部77も画像処理部75により処理された画像に基づいて学習することが可能である。
また、本変形例によると、上述の通り、記憶部76が撮像素子74により撮像された複数の室内画像を記憶でき、その画像に基づいてAI部77が学習できるため、重点的に清掃すべき位置を知ることができるが、それ以外の用途にも適用可能である。例えば、複数の撮像画像に基づいて、室内に配置された物の位置の変化を知ることができ、その物を元の位置に戻すように通知するといったことも可能である。
なお、上記実施形態および変形例において、画像処理部55、75、記憶部76及びAI部77は、検出部52、72に設けたが、所謂クラウド上に存在するように構成されても構わない。すなわち、汚染検出装置50、70がクラウドに接続されて、通信可能に構成されていてもよい。通信手段は特に限定されないが、例えばLPWA(Low Power, Wide Area)や携帯電話回線等を用いることができる。画像処理部55、75による画像処理や、記憶部76による画像の保存及びAI部77による学習等の機能は、汚染検出装置に大きい負荷が掛かることとなる。従って、汚染検出装置50、70をクラウドと通信可能に構成し、画像処理部55、75、記憶部76及びAI部77等の機能部をクラウド上に設けることで、その負荷を低減することができて極めて有利である。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る自動清掃システムの全体構成について図5を参照しながら説明する。第4の実施形態に係る自動清掃システムは、第1の実施形態に係る汚染検出システムと比較して、汚染検出装置の構成は同一であり、通知装置の代わりに自動掃除機を備えている。以下、本実施形態の自動清掃システムについて、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、同一の部分については説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係る自動清掃システムは、第1の実施形態の汚染検出装置10と同様に、紫外灯91、検出部92及び送信部93を含む汚染検出装置90を含む。さらに、本実施形態に係る自動清掃システムは、汚染検出装置90が設けられた室内と同一の室内に自動掃除機100を含む。
自動掃除機100としては、周知の市販されているような所謂ロボット掃除機を利用することができる。自動掃除機100は、汚染検出装置90が室内の汚染を検出した際に送信部93から送信される信号を受信するための受信部101を含む。自動掃除機100は、受信部101が当該信号を受信した際に起動するように構成されている。
具体的に、本実施形態に係る自動清掃システムでは、汚染検出装置90が、紫外灯91及び検出部92により室内の汚染を検出した際に、送信部93から当該室内に配置された自動掃除機100に信号を送信する。自動掃除機100の受信部101が当該信号を受信すると、自動掃除機100が起動し、室内を自動的に清掃する。従って、本実施形態に係る自動清掃システムによると、室内の汚染を認知する管理者や室内の清掃者を必要とせずに、室内の汚染の検出及び清掃を自動的に行うことができる。
以上の各実施形態において、室内とは、トイレの室内に限らず、例えば洗面所、浴室、台所、病院の病室や手術室、工場や研究室のクリーンルーム、又は飲食店の調理場、ホール若しくは食品工場等の食品を扱う室内等であってもよい。また、上記各実施形態において、汚染物質とは尿に限らず、紫外光によって蛍光を発する物質であればよく、例えば唾液、嘔吐物、排泄物、血痕又はバクテリア等であってもよい。
上記各実施形態の汚染検出システム及び自動清掃システムは、それぞれの特徴を組み合わせて用いられてもよい。例えば実施例4の自動清掃システムにおいて、汚染検出装置90の代わりに、照明灯34、人感センサ35及びスイッチ部36を含む汚染検出装置30が用いられても構わない。
以上の通り、本発明の汚染検出システムによると、所定の室内の汚染を、管理者が室外で認知することが可能となり、認知した際にのみ清掃を行うことができ、効率的に清掃を行うことが可能となる。また、本発明の自動清掃システムによると、室内の汚染を認知する管理者や室内の清掃者を必要とせずに、室内の汚染の検出及び清掃を自動的に行うことが可能となる。
本発明は、室内の汚れを検出するシステムに関し、室内の汚染を遠隔で認知することができてトイレやクリーンルーム、又は飲食店の調理場、ホール若しくは食品工場等の食品を扱う室内等に適用することができる。
10、30、50、70、90 汚染検出装置
11、31、51、71、91 紫外灯
12、32、52、72、92 検出部
13、33、53、73、93 送信部
20、40、60、80 通知装置
21、41、61、81、101 受信部
22、42、62、82 表示部
34 照明灯
35 人感センサ
36 スイッチ部
37 光源部
54、74 撮像素子
55、75 画像処理部
76 記憶部
77 AI部
100 自動掃除機


Claims (10)

  1. 室内の汚染を検出する汚染検出装置と、前記室内の外部において前記汚染検出装置からの信号を受信して管理者に前記室内の汚染を通知する通知装置とを含む汚染検出システムであって、
    前記汚染検出装置は、
    前記室内に紫外光を照射する紫外灯と、
    前記紫外灯から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部と、
    前記検出部により蛍光が検出された際に、前記通知装置に信号を送信する送信部とを含み、
    前記通知装置は、
    前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部と、
    前記受信部により前記信号を受信したことを示す表示部とを含むことを特徴とする汚染検出システム。
  2. 前記汚染検出装置は、室内の明るさを向上するための照明灯をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の汚染検出システム。
  3. 前記汚染検出装置は、前記室内における人の存在を検知するための人感センサをさらに含み、
    前記人感センサにより、前記室内における人の存在が検知されたときに、前記照明灯から光が照射されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の汚染検出システム。
  4. 前記汚染検出装置は、前記人感センサにより、前記室内における人の存在が検知されないときに、前記紫外灯から紫外光が照射されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の汚染検出システム。
  5. 前記検出部は、前記室内を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された画像を処理する画像処理部とを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の汚染検出システム。
  6. 前記送信部は、前記撮像素子により撮像された画像又は前記画像処理部により画像処理を受けた画像を前記通知装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の汚染検出システム。
  7. 前記汚染検出装置は、前記撮像素子により撮像された画像又は前記画像処理部により画像処理を受けた画像を保存する記憶部と、前記記憶部に保存された画像に基づいて前記室内における汚染が存在する頻度が高い位置を学習するAI部とをさらに備えていることを特徴とする請求項5又は6に記載の汚染検出システム。
  8. 前記汚染検出装置は、クラウドに接続されて該クラウドと通信可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の汚染検出システム。
  9. 自動掃除機をさらに含み、
    前記送信部は、前記検出部により蛍光が検出された際に、前記自動掃除機にも信号を送信し、
    前記自動掃除機は、前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部を含み、前記受信部が前記信号を受信することにより起動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の汚染検出システム。
  10. 室内の汚染を検出する汚染検出装置と、前記室内に配設された自動掃除機とを含む自動清掃システムであって、
    前記汚染検出装置は、
    前記室内に紫外光を照射する紫外灯と、
    前記紫外灯から照射された紫外光によって汚染物質から生じた蛍光を検出する検出部と、
    前記検出部により蛍光が検出された際に、前記自動掃除機に信号を送信する送信部とを含み、
    前記自動掃除機は、
    前記送信部から送信された前記信号を受信する受信部を含み、
    前記受信部が前記信号を受信することにより起動するように構成されていることを特徴とする自動清掃システム。

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