JP2015072204A - 監視カメラ及び監視システム - Google Patents

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修一 堀口
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Abstract

【課題】CCD又はCMOSの分光感度を使用可能な波長帯域を用い、装置自体のコストアップを抑制し、撮像対象における水分の有無を検知する。
【解決手段】赤外LED3kは、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を、撮像対象に向けて照射する。赤外光カットフィルタFL1は、可視画像の撮像用の波長(例えば400〜650nm)の可視光を通過させる。可視光カットフィルタFL2は、赤外画像の撮像用の波長(例えば890〜1000nm)の赤外光を通過させる。制御部11は、所定期間において、赤外LED3kから930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、赤外光カットフィルタFL1から可視光カットフィルタFL2に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、撮像対象の赤外画像を撮像部に撮像させる。信号処理部15は、所定期間に撮像された赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を外部に出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像対象における水分の有無を検知する監視カメラ及び監視システムに関する。
物に水分が含まれるか否かの検知方法として、従来から、水が吸収する波長帯域の赤外光と、水の吸収の変化が少ない波長帯域の赤外光とを被検知物に順次に照らし、被検知物により反射された各赤外光の強度を基にして検知する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す含水分検知装置は、水の吸収波長帯域より短波長側(例えば1.3μm)、水の吸収波長帯域(例えば1.45μm)、水の吸収波長帯域より長波長側(例えば1.55μm)にそれぞれ分光感度のピークを有する光を被検知物に順次照射する(図7参照)。図7は、従来の含水分検知装置における使用波長帯域と受光分光感度との関係を示すグラフである。
含水分検知装置は、波長1.3μmの光の点灯動作時、波長1.3μm及び1.45μmの両方の光の点灯動作時、波長1.45の光の点灯動作時、波長1.45μm及び1.55μmの光の点灯動作時、波長1.55μmの光の点灯動作時、における被検知物からの各反射光を基に、被検知物の含水分を判断する。含水分検知装置では、受光素子としてインジウム・ガリウム・ヒ素(InGaAs)系のフォトダイオードが用いられ、このフォトダイオードの受光感度は0.7μm〜1.7μmである。
特許第3466360号公報
しかし、特許文献1では受光素子にInGaAs系のフォトダイオードが用いられるため、例えば監視カメラの撮像素子にInGaAs系のフォトダイオードを用いると、装置自体が高価になってしまう。
また、上述したInGaAs系のフォトダイオードの分光感度は0.7μm〜1.7μmであるため、例えば可視光による可視画像の撮像に用いられるCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を監視カメラの撮像素子として使用できず、可視光による可視画像の撮像が困難となるという課題がある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するために、例えばCCD又はCMOSの分光感度を使用可能な波長帯域を用い、装置自体のコストアップを抑制し、撮像対象における水分の有無を検知する監視カメラ及び監視システムを提供することを目的とする。
本発明は、撮像対象の画像を撮像する監視カメラであって、930〜950nmの範囲の波長の光を、前記撮像対象に向けて照射する発光部と、930〜950nmの範囲の波長の光を含む赤外画像、又は前記範囲の波長より短波長の光を含む可視画像を撮像する撮像素子と、前記赤外画像を撮像するための波長の光を通過させる第1フィルタ部と、前記可視画像を撮像するための波長の光を通過させる第2フィルタ部と、所定期間において、前記発光部から930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、前記第2フィルタ部から前記第1フィルタ部に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、前記撮像対象の赤外画像を、前記撮像素子に撮像させる制御部と、前記所定期間に撮像された前記赤外画像を基に、前記撮像対象における水分の有無を外部に出力する信号処理部と、を備える監視カメラである。
また、本発明は、監視カメラと、前記監視カメラの前記撮像部により撮像された前記赤外画像又は前記可視画像を表示する表示部と、を備え、前記監視カメラの前記信号処理部は、前記判定結果に対応する合成赤外画像と前記初期赤外画像との差分領域を、前記可視画像に重畳して表示させる監視システムである。
本発明によれば、CCD又はCMOSの分光感度を使用可能な波長帯域を用い、装置自体のコストアップを抑制し、撮像対象における水分の有無を検知できる。
本実施形態の監視システムのシステム構成を示すブロック図 本実施形態の監視カメラの斜視図 本実施形態の監視カメラにおける使用波長帯域毎の分光感度特性を示すグラフ 光の波長帯域と大気中の透過スペクトルとの関係を示すグラフ (A)本実施形態の監視カメラが撮像した可視画像の一例を示す図、(B)本実施形態の監視カメラが撮像した赤外画像の一例を示す図 本実施形態の監視システムの動作手順を説明するフローチャート 従来の含水分検知装置における使用波長帯域と受光分光感度との関係を示すグラフ
以下、本発明に係る監視カメラ及び監視システムの実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照して説明する。本実施形態の監視システムは、例えば店舗(例えばスーパーマーケット)に設置される監視システム(有人監視システム及び無人監視システムを含む)として説明するが、監視システムの設置先は店舗に限定されない。
なお、本発明は、監視カメラが行う各動作(ステップ)を有する監視制御方法として表現することも可能である。
図1は、本実施形態の監視システム1のシステム構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態の監視カメラ10の斜視図である。図1に示す監視システム1は、監視カメラ10と、監視制御装置20とを含む。監視カメラ10と監視制御装置20とは、ネットワークNWを介して接続されている。監視カメラ10の撮像対象(例えば撮像対象位置)は予め既定されており、例えば監視システムが設置された店舗内において水分が溜まり易い場所又は水漏れが発生し易い場所であり、例えばスーパーマーケット内の生鮮食料品売り場の付近の床である。但し、監視カメラ10の撮像対象は、例えば監視制御装置20を用いるユーザの変更操作に応じて、適宜変更されても良い。
図1に示すネットワークNWは、有線ネットワーク(例えばイントラネット、インターネット)でも良いし、無線ネットワーク(例えば無線LAN(Local Area Network))でも良い。
監視カメラ10は、レンズLNと、合計n個(nは整数)の赤外LED31,32,…,3k(kは整数、1≦k≦n),3(k+1),…,3(n−1),3nと、赤外光カットフィルタFL1と、可視光カットフィルタFL2と、イメージセンサIMGと、制御部11と、フィルタ切換モータ部13と、信号処理部15と、通信I/F部19とを含む構成である。信号処理部15は、画像判定部17を含む構成である。
レンズLNは、監視カメラ10の外部から入射する光(光線)を集光し、赤外光カットフィルタFL1又は可視光カットフィルタFL2を介して、光をイメージセンサIMGの所定の撮像面に結合させる。即ち、監視カメラ10では、図2に示す透明カバー40を介してレンズLNに入射した光は、赤外光カットフィルタFL1又は可視光カットフィルタFL2を介して、イメージセンサIMGの撮像面に結像する。
赤外LED31,32,…,3k(kは整数、1≦k≦n),3(k+1),…,3(n−1),3nは、制御部11からの照射制御信号に応じて、例えば930〜950nmの範囲の波長の赤外光を、監視カメラ10の既定の撮像対象に向けて照射する。赤外LED31,32,…,3k,3(k+1),…,3(n−1),3nの動作は同一であるため、以下、赤外LED3kを例示して説明する。本実施形態では、赤外LED3kは、940nmの波長の赤外光を照射する。
図2に示すように、n個の赤外LED3k(1≦k≦n)は、レンズLN又はイメージセンサIMG(不図示)の周囲に環状(ドーナツ状)に配置されている。従って、監視カメラ10は、コンパクトな筐体構造を形成することができ、撮像対象に対して均一な明るさの照明を照射することができる。
図3は、本実施形態の監視カメラ10における使用波長帯域毎の分光感度特性を示すグラフである。図3の横軸は波長(nm)を示し、図3の縦軸は入射光の透過率/発光強度(%)を示す。赤外LED3kが照射する赤外光の波長は940nmであるため、赤外LED3kの入射光(赤外光)の透過率/発光強度(%)は940nmにおいてピークとなる(図3に示す実線参照)。CCD又はCMOSの(受光)分光感度は1000nm以下であるため、監視カメラ10のイメージセンサIMGにCCD又はCMOSを使用することができる。
第2フィルタ部の一例としての赤外光カットフィルタFL1には、フィルタ切換モータ部13からのフィルタ制御信号に応じて、可視光カットフィルタFL2に代わって、レンズLNから出射した光が入射する。赤外光カットフィルタFL1は、可視画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば400〜650nmの範囲である可視光を通過させ、入射光の波長が650nm以上となる光(例えば赤外光)の通過を遮断(カット)する(図3に示す一点鎖線参照)。
第1フィルタ部の一例としての可視光カットフィルタFL2には、フィルタ切換モータ部13からのフィルタ制御信号に応じて、赤外光カットフィルタFL1に代わって、レンズLNから出射した光が入射する。可視光カットフィルタFL2は、赤外画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば890〜1000nmの範囲である赤外光を通過させ、890〜1000nmの範囲を除く波長を有する光(例えば可視光)の通過を遮断(カット)する(図3に示す点線参照)。
イメージセンサIMGは、例えばCCD又はCMOSを用いた固体撮像素子であり、赤外光カットフィルタFL1又は可視光カットフィルタFL2を介して、撮像面に結像した光学像を電気信号に変換する。イメージセンサIMGの出力は、電気信号として信号処理部15に入力される。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)を用いて構成され、監視カメラ10の各部の動作制御を全体的に統括するための信号処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理及びデータの記憶処理を行う。
制御部11は、後述する所定期間では、n個の赤外LED3kに照射制御信号を出力することで、既定の撮像対象に向けて赤外LED3kから940nmの波長の赤外光を照射させる。なお、所定期間の開始タイミングは、例えば監視制御装置20からの赤外画像の撮像指示データを通信I/F部19から取得したタイミングでも良いし、制御部11が予め保持しているタイマ機能(不図示)に予め設定された所定時刻になったタイミングでも良い。
また、制御部11は、所定期間の開始時と所定期間の終了時とにおいて、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを切り換えるためのフィルタ制御信号をフィルタ切換モータ部13に出力する。具体的には、制御部11は、所定期間の開始時又は所定期間の開始時の直前のタイミングでは、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを可視光カットフィルタFL2に切り換えるためのフィルタ制御信号をフィルタ切換モータ部13に出力する。一方、制御部11は、所定期間の終了時又は所定期間の終了時の直前のタイミングでは、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを赤外光カットフィルタFL1に切り換えるためのフィルタ制御信号をフィルタ切換モータ部13に出力する。
また、制御部11は、所定期間の開始時に、撮像画像における水分の有無を検知させるための水分検知制御信号を信号処理部15に出力し、所定期間において撮像された複数個の赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を信号処理部15に検知させる。
フィルタ切換モータ部13は、制御部11から出力されたフィルタ制御信号に応じて、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタをイメージセンサIMGの前で挿脱(スライド)して切り換える。具体的には、フィルタ切換モータ部13は、所定期間の開始時又は所定期間の開始時の直前のタイミングでは、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを、赤外光カットフィルタFL1から可視光カットフィルタFL2に切り換える。また、フィルタ切換モータ部13は、所定期間の終了時又は所定期間の終了時の直前のタイミングでは、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを、可視光カットフィルタFL2から赤外光カットフィルタFL1に切り換える。
信号処理部15は、イメージセンサIMGの出力として入力された画像の電気信号を用いて、人が認識可能なRGB(Red Green Blue)又はYUV(輝度・色差)等により規定される画像データを生成する。これにより、監視カメラ10により撮像された画像データ(撮像画像のデータ)が形成される。撮像画像のデータは、例えば赤外光カットフィルタFL1が使用された場合に形成された可視画像(図5(A)参照)と、可視光カットフィルタFL2が使用された場合に形成された赤外画像(図5(B)参照)とのどちらかである。信号処理部15は、撮像画像のデータを通信I/F部19に出力する。また、信号処理部15は、撮像対象における水分の有無の検知結果(判定結果)を、通信I/F部19から外部(例えば監視制御装置20)に出力(例えば送信)させる。なお、ここで、外部とは、ネットワークNWに接続された監視制御装置20に限定されず、例えば監視カメラ10に接続された外部記憶媒体(例えばUSB(Universal Serious Bus)メモリ等の半導体メモリ)、又はネットワークNWに接続された他の装置(不図示)でも良い。
画像判定部17は、制御部11から出力された水分検知制御信号に応じて、撮像対象の画像における水分の有無を検知させるための水分検知制御信号を信号処理部15に出力し、所定期間において撮像された複数個の赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を検知する。画像判定部17の動作の詳細については、図6を参照して後述する。
通信I/F部19は、信号処理部15から出力された撮像画像のデータを、ネットワークNWを介して、監視制御装置20に送信する。また、通信I/F部19は、監視制御装置20から送信された撮像指示データを制御部11に出力する。
監視制御装置20は、通信I/F部21と、制御部23と、操作部25と、表示部27とを含む構成である。監視制御装置20は、例えば監視システムの監視制御室(不図示)に設置される据置型のPC(Personal Computer)でも良いし、ユーザが携帯可能な携帯電話機、タブレット端末、スマートフォン等のデータ通信端末でも良い。以下、ユーザは本実施形態の監視システム1が設置された店舗の店員を想定して説明するが、特に限定されず来店客でも良い。
通信I/F部21は、ネットワークNWを介して、監視カメラ10が送信した撮像画像のデータを受信して表示部27に表示させる。図5(A)は、本実施形態の監視カメラ10が撮像した可視画像VSGの一例を示す図である。図5(B)は、本実施形態の監視カメラ10が撮像した赤外画像IRGの一例を示す図である。図5(A)では、説明を簡単にするために、本実施形態の監視システム1が設置される店舗内ではなく、実験室に監視システム1が設置された場合を想定し、実験室で撮像された可視画像VSGが示されている。
ここで、例えば撮像対象にビニールシートPSHが置かれた場合には、ユーザは、例えば表示部27に表示された可視画像VSG(図5(A)参照)を目視しても、ビニールシートPSHの上に水たまりWTRが存在していることを確認することが困難である。従って、可視画像VSGから撮像対象における水分の存在を検知することは容易ではない。
そこで、本実施形態では、監視カメラ10は、図5(A)に示す可視画像VSGを基にして、撮像対象における水分の有無を検知せず、図5(B)に示す赤外画像IRGを基にして、撮像対象における水分の有無を検知することができる。例えば940nmの波長の赤外光を用いた赤外画像IRGによれば、水たまりWTRが発生している位置が明確に分かる(図5(B)参照)。なお、ユーザは、例えば表示部27に表示された赤外画像IRGを目視することで、撮像対象に水たまりWTRが存在していることを判断することができる。
また、通信I/F部21は、制御部23から出力された赤外画像の撮像指示データを取得し、ネットワークNWを介して、赤外画像の撮像指示データを監視カメラ10に送信する。
制御部23は、例えばCPU、MPU又はDSPを用いて構成され、監視制御装置20の各部の動作制御を全体的に統括するための信号処理、他の各部との間のデータの入出力処理、データの演算処理及びデータの記憶処理を行う。制御部23は、ユーザの操作部25を用いた入力操作に応じて、赤外画像の撮像指示データを通信I/F部21に出力する。
操作部25は、ユーザの入力操作の内容を制御部23に通知するためのユーザインターフェース(UI:User Interface)であり、例えばマウス、キーボード等のポインティングデバイスである。また、操作部25は、例えば表示部27の画面に対応して配置され、ユーザの指又はスタイラスペンによって入力操作が可能なタッチパネル又はタッチパッドを用いて構成されても良い。
表示部27は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)又は有機EL(Electroluminescence)を用いて構成され、通信I/F部21から出力された撮像画像のデータを表示する。
図4は、光の波長帯域と大気中の透過スペクトルとの関係を示すグラフである。図4の横軸は光の波長(μm)を示し、図4の縦軸は透過率(%)を示す。図4では、赤外LED3kが照射する赤外光の波長は940nmであるため、水分(HO)の透過率は低下することが分かる。従って、監視カメラ10の撮像対象に水分が存在している場合には、赤外光が水分に吸収されて、水分が薄黒く映されるので赤外画像において水分の存在位置が識別し易くなる。
従って、本実施形態の監視カメラ10は、所定期間において、水分透過率が低下する波長(例えば930〜950nm)を用いて複数の赤外画像を撮像するので、撮像された複数の赤外画像を基にして、撮像対象における水分の有無を検知できる。
次に、本実施形態の監視システム1の監視カメラ10における水分の存在の検知方法について、図5(A),図5(B)及び図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の監視システム1の動作手順を説明するフローチャートである。図6に示すフローチャートの各動作は、例えば店舗の開店前の所定時刻に少なくとも1度行われる。
図6において、監視カメラ10は、所定期間、即ち赤外画像の撮像期間の開始前に、リセット処理を行う(S11)。ここで、リセット処理とは、例えば監視カメラ10の撮像対象(店舗内の生鮮食料品売り場の付近の床)が十分に拭かれて水分が存在していない状態(例えば水漏れが発生していない状態)において、監視カメラ10が、監視制御装置20からの指示データに応じて、n個の赤外LED3kに940nmの波長を有する赤外光を照射させて撮像対象における赤外画像(初期赤外画像)を撮像する処理である。なお、初期赤外画像の撮像枚数は1枚でも良いし、複数枚でも良い。初期赤外画像のデータは、監視カメラ10内のメモリ(不図示)に一時的に記憶される。
監視カメラ10の制御部11は、ステップS11の後、所定期間の開始までの一定期間(例えば50秒間)では、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを赤外光カットフィルタFL1に切り換えるためのフィルタ制御信号をフィルタ切換モータ部13に出力する。フィルタ切換モータ部13は、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを赤外光カットフィルタFL1に切り換える。これにより、監視カメラ10は、ステップS11の後、所定期間の開始までの一定期間(例えば50秒)では、可視画像(図5(A)参照)VSGを撮像する(S12)。可視画像VSGのデータは、ネットワークNWを介して、監視制御装置20の表示部27に表示される。
監視カメラ10の制御部11は、上述した可視画像の撮像期間に相当する一定期間(例えば50秒間)が終了した後、赤外画像の撮像期間に相当する所定期間(例えば10秒間)では、n個の赤外LED3kに照射制御信号を出力することで、既定の撮像対象に向けて赤外LED3kから940nmの波長の赤外光を照射させる(S12)。
更に、監視カメラ10の制御部11は、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを可視光カットフィルタFL2に切り換えるためのフィルタ制御信号をフィルタ切換モータ部13に出力する。フィルタ切換モータ部13は、レンズLNから出射した光を入射させるフィルタを可視光カットフィルタFL2に切り換える。これにより、監視カメラ10は、可視画像の撮像期間に相当する一定期間(例えば50秒間)の終了後の所定期間(例えば10秒間)では、赤外画像(図5(B)参照)IRGを撮像する(S12)。赤外画像IRGのデータは、ネットワークNWを介して、監視制御装置20の表示部27に表示されても表示されなくても良い。
また、監視カメラ10の制御部11は、所定期間(例えば10秒間)の開始時に、撮像画像(赤外画像)における水分の有無を検知させるための水分検知制御信号を信号処理部15に出力し、所定期間(例えば10秒間)において撮像された複数個の赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を信号処理部15に検知させる。なお、監視カメラ10は1枚/1秒の赤外画像を撮像し、以下、所定期間(例えば10秒間)では合計10枚の赤外画像のデータが得られたとして説明する。
ステップS12の後、信号処理部15の画像判定部17は、ステップS12において撮像された合計10個の赤外画像のデータを用いて、各赤外画像を構成する特定の(1つの)画素毎にステップS13〜S15の動作、即ち、赤外画像を構成する特定の(1つの)画素内の画像が店舗内の床又は水分であるか否かを判定する。
具体的には、画像判定部17は、合計10枚の赤外画像のデータの中で判定対象となる特定の(1つの)画素内の画像が6個以上にわたって同一の座標に写っているか否か、即ち判定対象となる特定の画素内の画像が動いている物体であるか否かを判定する(S13)。なお、ステップS13では、判定対象となる特定の画素内の画像が動いている物体であるか否かの判定閾値として6を例示しているが、6に限定されない。
画像判定部17は、合計10枚の赤外画像のデータの中で、特定の(1つの)画素が6個以上にわたって写っていると判定した場合には(S13、YES)、判定対象となる特定の(1つの)画素内の画像は床でも水分でも無く動いている物体であると判定する。更に、画像判定部17は、合計10個の赤外画像のデータにおいて判定対象となった画素内の画像データを、ステップS11において撮像された初期赤外画像内に対応する画素内の画像データに置換する(S14)。なお、ステップS14では、画像判定部17は、合計10個の赤外画像のデータではなくいずれか1個の赤外画像のデータを選択し、選択された赤外画像のデータの該当画素の画像を置換対象として処理しても良い。
一方、画像判定部17は、合計10個の赤外画像のデータの中で、特定の(1つの)画素が6枚以下にわたって写っていないと判定した場合には(S13、NO)、判定対象となる特定の(1つの)画素内の画像は動いている物体ではなく床又は水分であると判定する(S15)。この場合、画像判定部17は、判定対象となる特定の(1つの)画素内の画像をそのまま残す非置換処理を行う。
更に、画像判定部17は、全ての画素毎にステップS13〜S15の動作の判定結果に対応する、赤外画像のデータの全ての画素毎にステップS14の置換処理又はステップS15の非置換処理を反映させた1個の合成赤外画像を生成する(S16)。この合成赤外画像とは、例えば合計10個の赤外画像のデータのうちいずれか1個の赤外画像のデータの中で、ステップS14によって特定の画素の画像が初期赤外画像内の同一座標の画素の画像に置換され、ステップS15によって特定の画素の画像がそのまま維持されたことで合成された赤外画像である。
次に、画像判定部17は、ステップS11において撮像された初期赤外画像とステップS16において生成された合成赤外画像とを比較し、ステップS15において床又は水分であると判定された全ての画素を含む所定範囲が初期赤外画像と合成赤外画像とにおいて変化しているか否かを判定する(S17)。
画像判定部17は、ステップS15において床又は水分であると判定された全ての画素を含む所定範囲が初期赤外画像と合成赤外画像とにおいて変化していないと判定した場合には(S17、NO)、ステップS15において床又は水分であると判定された全ての画素を含む所定範囲は水分(例えば水漏れ)ではなく床であると判定する(S18)。
一方、画像判定部17は、ステップS15において床又は水分であると判定された全ての画素を含む所定範囲が初期赤外画像と合成赤外画像とにおいて変化していると判定した場合には(S17、YES)、ステップS15において床又は水分であると判定された全ての画素を含む所定範囲は床ではなく水分(例えば水漏れ)であると判定する(S19)。
画像判定部17は、ステップS19において水分(例えば水漏れ)であると判定された所定範囲、即ち初期赤外画像と合成赤外画像との差分領域を識別可能に、ステップS12において監視制御装置20の表示部27に表示された可視画像VSG(図5(A)参照)に重畳して表示させる(S20)。
画像判定部17は、ステップS20の後、差分領域の画素数が所定値以上であるか否かを判定する(S21)。ここで、所定値とは、例えばユーザが撮像対象における水分の存在が店舗内にとって好ましくない大きさ(水漏れの範囲)に対応する値として設定され、ユーザ毎に異なる値であり、ユーザが操作部25を用いた入力操作により、適宜変更されても良い。
画像判定部17は、差分領域の画素数が所定値以上であると判定した場合には(S21、YES)、監視カメラ10の撮像対象に水分(例えば水漏れ)が存在していることをユーザに報知するためのアラームの出力指示を、通信I/F部19を介して監視制御装置20に送信する(S22)。一方、差分領域の画素数が所定値以上ではない場合には(S21、NO)、撮像対象に水分が存在しているがユーザに報知する程の大きさではないと考えられるので、画像判定部17の動作は終了する。なお、ステップS18の後も画像判定部17の動作は終了する。
以上により、本実施形態では、監視カメラ10は、赤外画像の撮像期間に相当する所定期間において、合計n個の赤外LED3k(1≦k≦n)から、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を、監視カメラ10の撮像対象に向けて照射する。監視カメラ10は、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を含む赤外画像、又は930〜950nmの範囲の波長より短波長の光を含む可視画像を撮像する。赤外光カットフィルタFL1は、可視画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば400〜650nmの範囲である可視光を通過させる。可視光カットフィルタFL2は、赤外画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば890〜1000nmの範囲である赤外光を通過させる。
また、監視カメラ10は、所定期間、即ち赤外画像の撮像期間では、合計n個の赤外LED3kから930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、更に、赤外光カットフィルタFL1から可視光カットフィルタFL2に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、既定の撮像対象の赤外画像を複数、撮像させる。監視カメラ10は、所定期間に撮像された複数の赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を判定して外部に出力する。
これにより、監視カメラ10は、赤外LED3kが照射する赤外光の波長として、例えばCCD又はCMOSを使用しても高い分光感度が得られ、且つ、水分透過率が低下する波長(例えば930〜950nm)を用いて複数の赤外画像を撮像するので、撮像された複数の赤外画像を基にして、撮像対象における水分の有無を検知できる。従って、監視カメラ10は、撮像素子として、例えば特許文献1に示すInGaAs系のフォトダイオードではなくCCD又はCMOSを使用できるので、監視カメラ10の装置自体のコストアップを抑制できる。
以下、上述した本発明に係る監視カメラ及び監視システムの構成、作用及び効果を説明する。
本発明の一実施形態は、撮像対象の画像を撮像する監視カメラであって、930〜950nmの範囲の波長の光を、前記撮像対象に向けて照射する発光部と、930〜950nmの範囲の波長の光を含む赤外画像、又は前記範囲の波長より短波長の光を含む可視画像を撮像する撮像素子と、前記赤外画像を撮像するための波長の光を通過させる第1フィルタ部と、前記可視画像を撮像するための波長の光を通過させる第2フィルタ部と、所定期間において、前記発光部から930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、前記第2フィルタ部から前記第1フィルタ部に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、前記撮像対象の赤外画像を、前記撮像素子に撮像させる制御部と、前記所定期間に撮像された前記赤外画像を基に、前記撮像対象における水分の有無を外部に出力する信号処理部と、を備える監視カメラである。
上述した構成では、赤外LED3kは、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を、監視カメラ10の撮像対象に向けて照射する。監視カメラ10は、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を含む赤外画像、又は930〜950nmの範囲の波長より短波長の光を含む可視画像を撮像する。赤外光カットフィルタFL1は、可視画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば400〜650nmの範囲である可視光を通過させる。可視光カットフィルタFL2は、赤外画像を撮像するための波長として、入射光の波長が例えば890〜1000nmの範囲である赤外光を通過させる。
制御部11は、所定期間、即ち赤外画像の撮像期間において、赤外LED3kから930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、更に、赤外光カットフィルタFL1から可視光カットフィルタFL2に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、撮像対象の赤外画像を撮像させる。信号処理部15は、所定期間に撮像された赤外画像を基に、撮像対象における水分の有無を判定して外部に出力する。
これにより、監視カメラ10は、赤外LED3kが照射する赤外光の波長として、例えばCCD又はCMOSを使用しても高い分光感度が得られ、且つ、水分透過率が低下する波長(例えば930〜950nm)を用いて赤外画像を撮像するので、撮像された赤外画像を基にして、撮像対象における水分の有無を検知できる。従って、監視カメラ10は、撮像素子として、例えば特許文献1に示すInGaAs系のフォトダイオードではなくCCD又はCMOSを使用できるので、監視カメラ10の装置自体のコストアップを抑制できる。
また、本発明の一実施形態は、前記発光部が、前記撮像素子の周囲に環状に複数個、配置される監視カメラである。
上述した構成では、n個の赤外LED3kが、監視カメラ10のレンズLN又は撮像素子IMGの周囲に環状(例えばドーナツ状)に配置されている。従って、監視カメラ10は、コンパクトな筐体構造を形成でき、撮像対象に対して均一な照明を照射できる。
また、本発明の一実施形態は、前記発光部が、940nmの波長の赤外光を照射し、前記第1フィルタ部が、900〜990nmの範囲の波長の赤外光を通過させる監視カメラである。
上述した構成では、各々の赤外LED3kが、930〜950nmの範囲のうち、940nmの波長の赤外光を照射する。また、可視光カットフィルタFL2は、900〜990nmの範囲の波長の赤外光を通過させる。
これにより、監視カメラ10は、赤外光の波長が940nmである場合に、930〜950nmの範囲の中で水分の透過率が最も低下し、更に、可視光カットフィルタFL2が900〜990nmの範囲の波長の赤外光を通過させる場合に、ノイズが低減された赤外画像を撮像できる。従って、監視カメラ10は、撮像対象に水分が含まれていることをユーザに簡易に判断可能な赤外画像を撮像できる。即ち、ユーザは、監視カメラ10により撮像された赤外画像を目視することで、撮像対象における水分の有無を簡易に判断できる。
また、本発明の一実施形態は、前記制御部が、前記所定期間前に、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、前記撮像対象の初期赤外画像を前記撮像素子に撮像させ、前記信号処理部が、前記所定期間に撮像された複数個の前記赤外画像のうち、所定個以上の赤外画像にわたって静止している物体の有無の判定結果と、前記判定結果に対応する合成赤外画像と前記初期赤外画像との比較結果と、に応じて、前記撮像対象における水分の有無を外部に出力する監視カメラである。
上述した構成では、制御部11は、所定期間、即ち赤外画像の撮像期間の開始前に、930〜950nmの範囲の波長の赤外光を含む、撮像対象の初期赤外画像を撮像させる。また、信号処理部15は、所定期間に撮像された複数個の赤外画像のうち、所定個以上の赤外画像にわたって静止している物体の有無の判定結果と、判定結果に対応して生成した合成赤外画像と初期赤外画像との比較結果とに、応じて、撮像対象における水分の有無を判定して外部に出力する。
これにより、監視カメラ10は、撮像対象における水分の有無の判定を、所定期間前に撮像された初期赤外画像と所定期間に撮像された複数個の赤外画像とを用いてソフトウェアにより簡易に実現することができる。
また、本発明の一実施形態は、監視カメラと、前記監視カメラの前記撮像部により撮像された前記赤外画像又は前記可視画像を表示する表示部と、を備え、前記監視カメラの前記信号処理部は、前記判定結果に対応する合成赤外画像と前記初期赤外画像との差分領域を、前記可視画像に重畳して表示させる監視システムである。
上述した構成では、表示部27は、監視カメラ10により撮像された赤外画像又は可視画像を表示する。監視カメラ10の信号処理部15は、初期赤外画像と合成赤外画像との比較結果に対応して生成した合成赤外画像と初期赤外画像との差分領域を識別可能に、可視画像に重畳して表示させる。
これにより、監視システム1は、合成赤外画像と初期赤外画像との差分領域が表示部27に重畳して表示された可視画像を基にして、撮像対象における水分の有無の判断をユーザに効果的に促すことができる。
また、本発明の一実施形態は、前記監視カメラの前記信号処理部が、前記差分領域の画素数が所定値以上である場合に、前記撮像対象における水分の存在を報知するアラームを出力させる監視システムである。
上述した構成では、監視カメラ10の信号処理部15は、合成赤外画像と初期赤外画像との差分領域の画素数が所定値以上である場合には、撮像対象における水分の存在を報知するためのアラームを出力する。従って、監視システム1は、撮像対象における水分の存在が検知された場合にアラームを出力することで、撮像対象における水分の存在をユーザに効果的に認識させることができる。なお、本実施形態では、複数の赤外LEDを用いているが、複数の赤外LEDの代わりに、ハロゲンランプ及び赤外光透過フィルタを用いても良い。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、CCD又はCMOSの分光感度を使用可能な波長帯域を用い、装置自体のコストアップを抑制し、撮像対象における水分の有無を検知する監視カメラ及び監視システムとして有用である。
1 監視システム
10 監視カメラ
11、23 制御部
13 フィルタ切換モータ部
15 信号処理部
17 画像判定部
19、21 通信I/F部
20 監視制御装置
25 操作部
27 表示部
31、32、3k、3(k+1)、3(n−1)、3n 赤外LED
FL1 赤外光カットフィルタ
FL2 可視光カットフィルタ
IMG イメージセンサ
LN レンズ

Claims (6)

  1. 撮像対象の画像を撮像する監視カメラであって、
    930〜950nmの範囲の波長の光を、前記撮像対象に向けて照射する発光部と、
    930〜950nmの範囲の波長の光を含む赤外画像、又は前記範囲の波長より短波長の光を含む可視画像を撮像する撮像素子と、
    前記赤外画像を撮像するための波長の光を通過させる第1フィルタ部と、
    前記可視画像を撮像するための波長の光を通過させる第2フィルタ部と、
    所定期間において、前記発光部から930〜950nmの範囲の波長の光を照射させ、前記第2フィルタ部から前記第1フィルタ部に切り換えて、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、前記撮像対象の赤外画像を、前記撮像素子に撮像させる制御部と、
    前記所定期間に撮像された前記赤外画像を基に、前記撮像対象における水分の有無を外部に出力する信号処理部と、を備える、
    監視カメラ。
  2. 請求項1に記載の監視カメラであって、
    前記発光部は、前記撮像素子の周囲に環状に複数個、配置される、
    監視カメラ。
  3. 請求項1に記載の監視カメラであって、
    前記発光部は、940nmの波長の赤外光を照射し、
    前記第1フィルタ部は、900〜990nmの範囲の波長の赤外光を通過させる、
    監視カメラ。
  4. 請求項1に記載の監視カメラであって、
    前記制御部は、前記所定期間前に、930〜950nmの範囲の波長の光を含む、前記撮像対象の初期赤外画像を前記撮像素子に撮像させ、
    前記信号処理部は、
    前記所定期間に撮像された複数個の前記赤外画像のうち、所定個以上の赤外画像にわたって静止している物体の有無の判定結果と、
    前記判定結果に対応する合成赤外画像と前記初期赤外画像との比較結果と、に応じて、前記撮像対象における水分の有無を外部に出力する、
    監視カメラ。
  5. 請求項4に記載の監視カメラと、
    前記監視カメラの前記撮像部により撮像された前記赤外画像又は前記可視画像を表示する表示部と、を備え、
    前記監視カメラの前記信号処理部は、
    前記判定結果に対応する合成赤外画像と前記初期赤外画像との差分領域を、前記可視画像に重畳して表示させる、
    監視システム。
  6. 請求項5に記載の監視システムであって、
    前記監視カメラの前記信号処理部は、
    前記差分領域の画素数が所定値以上である場合に、前記撮像対象における水分の存在を報知するアラームを出力させる、
    監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017183904A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 セコム株式会社 領域検出装置
CN109239002A (zh) * 2018-09-25 2019-01-18 中国电子科技集团公司第十研究所 一种尾气检测装置
WO2023053769A1 (ja) * 2021-09-29 2023-04-06 富士フイルム株式会社 画像処理装置、撮像装置、カメラシステム、画像処理方法、及びプログラム

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