JPH1128141A - 遠赤外線輻射用マット付寝袋 - Google Patents

遠赤外線輻射用マット付寝袋

Info

Publication number
JPH1128141A
JPH1128141A JP18519597A JP18519597A JPH1128141A JP H1128141 A JPH1128141 A JP H1128141A JP 18519597 A JP18519597 A JP 18519597A JP 18519597 A JP18519597 A JP 18519597A JP H1128141 A JPH1128141 A JP H1128141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
far
infrared radiation
mat
cover portion
sleeping bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18519597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3157487B2 (ja
Inventor
Yoshinari Fujii
良也 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN MEDICAL KK
Sun Medical Co Ltd
Original Assignee
SAN MEDICAL KK
Sun Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAN MEDICAL KK, Sun Medical Co Ltd filed Critical SAN MEDICAL KK
Priority to JP18519597A priority Critical patent/JP3157487B2/ja
Publication of JPH1128141A publication Critical patent/JPH1128141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157487B2 publication Critical patent/JP3157487B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠赤外線の優れた効果を利用しながら、清掃
や洗浄が簡単で、衛生的にも優れ、表面の硬質化が起こ
りにくい構造を有する遠赤外線輻射用マット付寝袋を提
供すること。 【解決手段】 上側カバー11と下側カバー1を塩化ビ
ニールターポリンで形成し、上側カバー部11と下側カ
バー部1を長手方向に延びる直線状の一辺において連結
し、上側カバー部11と下側カバー部1を完全に開き、
各々が重なることなく平坦にした状態で清掃や洗浄を行
うことを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上側カバー部と、
下側カバー部と、前記下側カバー部に備えられた遠赤外
線輻射用マットとを有する遠赤外線輻射用マット付寝袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の様な寝袋は、温熱療法を行うため
の器具として病院や療養所において利用され、一方では
痩身用器具としてエステティックサロンなどで利用され
ている。従来の寝袋は例えば、公開実用新案公報昭59
―103692号などで開示される器具の様に、キャン
プなどで利用される寝袋の様な構造になっており、その
下側にヒーターが取り付けられているものがあった。ヒ
ーターとして赤外線の中でも4ミクロンから50ミクロ
ンの波長を有する遠赤外線を発するものが利用されてい
る。遠赤外線を人体に照射すると、皮膚の奥深くまで浸
透し、体を芯から温めるため、発汗の促進や、新陳代謝
の増進などの効果がある事が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、遠赤外線を
照射するヒーターを利用すると上記の通りの優れた効果
が見られるのであるが、このヒーターを収納する寝袋の
構造が、キャンプに利用される寝袋の様に袋状になって
いるもの、あるいはそれに近い構造を有するものであっ
たため、清掃や洗浄が困難であった。この様な器具は使
用毎に、多量の汗や、特にエステティックサロンなどで
は発汗をさらに促進させるために人体に塗られる植物油
などを清潔に洗い落とす必要がある。従って、この様な
器具にとって清掃や洗浄は頻繁に行われるものであり、
その構造を決定する上で、いかに簡単にかつ衛生上完全
に近い状態で清掃や洗浄を行うことができるような構造
になっているかは非常に重要なポイントである。また、
従来の器具においては、汗や、植物油などにより材質の
変化が見られ、表面が硬質化し易い等の問題もあった。
本発明の目的は、遠赤外線の優れた効果を利用しなが
ら、清掃や洗浄が簡単で、衛生的にも優れた構造を有
し、表面の硬質化が起こりにくい遠赤外線輻射用マット
付寝袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による遠赤外線輻射用マット付寝袋には、上
側カバー部と、下側カバー部と、前記下側カバー部に備
えられた第1遠赤外線輻射用マットを有するものにおい
て、前記下側カバー部には、前記第1遠赤外線輻射用マ
ットを収納するための、前記下側カバー部に対して高周
波ウエルディングにより接合されている塩化ビニールタ
ーポリン素材により形成された第1収納部が備えられ、
前記上側カバー部には第2遠赤外線輻射用マットと、前
記第2遠赤外線輻射用マットを収納するための、前記上
側カバー部に対して高周波ウエルディングにより接合さ
れている塩化ビニールターポリン素材により形成された
第2収納部が備えられ、前記上側カバー部と前記下側カ
バー部は長手方向に延びる直線状の一辺において連結さ
れている。
【0005】この様な構造を有する遠赤外線輻射用マッ
ト付寝袋は、第1に塩化ビニールターポリンで、上側カ
バーと下側カバーが形成されているため、非常に耐水性
及び耐油性に富んでいるため、多量の汗や、人体に塗ら
れる油に対しても強く、材質が変質することが少ない。
従って、下側や上側カバー部の表面が硬質化するような
問題が起こりにくく、寝袋の寿命が大きく伸び、使用時
に硬化した表面に触れることによる不快感を防止する事
ができるのである。さらに、遠赤外線輻射用マットは下
側あるいは上側カバー部の収納部に収納されており、マ
ット自体は直接汗や油に対して保護されているため、遠
赤外線輻射用マットの寿命も長くなる。また、対応する
カバー部に対して、各収納部が高周波ウエルディングに
より接合されることにより、縫合の場合などにできる雑
菌が繁殖しやすいミシン目などが形成されず、さらに衛
生的に優れた寝袋を提供することが可能となる。
【0006】また、前記上側カバー部と前記下側カバー
部は長手方向に延びる直線状の一辺において連結されて
いるため、上側カバー部と下側カバー部を完全に開き、
各々が重なることなく平坦にした状態で清掃や洗浄を行
うことが可能となり、清掃や洗浄をより効果的に行うこ
とができる。従って、上記の様な構造を有する本発明に
よる遠赤外線輻射用マット付寝袋は従来技術と比較し、
衛生的にも優れている。
【0007】また、本発明の好適な実施形態において、
前記上側カバー部に前記第2遠赤外線輻射用マットと並
列して配置される第3遠赤外線輻射用マットと、前記第
3遠赤外線輻射用マットを収納する第3収納部を設ける
ことが好ましい。上側カバー部にひとつの大きなマット
を備えてもよいのであるが、前記上側カバー部を移動さ
せる際にどうしてもマットに皺が寄ったり、ずれてしま
うという問題がある。ところが、上側カバー部に第2と
第3収納部を設け、これらに第2と第3遠赤外線輻射用
マットを別々に収納することによりマットのずれを防止
することが可能となる。
【0008】また、遠赤外線輻射用マットの各々に、電
極の一方と連結される第1電導線と、電極の他方と連結
される第2電導線と、前記第1電導線と第2電導線の間
を連結する複数の遠赤外線輻射体を備えることが望まし
い。遠赤外線輻射用マットをこの様な構造にすることで
次のような作用効果を得ることが可能である。すなわ
ち、従来の遠赤外線輻射用マットでは、図5で示される
とおり、一本の導線Lが蛇行状態で配置されており、一
個所で導線が寸断されると遠赤外線輻射用マット7がま
ったく機能しなくなるという欠点があった。この点、上
記の通りの本発明による遠赤外線輻射用マットの構造に
よると、図4に示されるとおり、何個所かで電流が寸断
されても寸断されていない他の個所の遠赤外線輻射体は
機能するため、従来技術による構造の様に、一個所の電
流の寸断で遠赤外線輻射用マット全体が機能しなくなる
という問題を回避できる構造となっている。
【0009】本発明の好適な実施形態において、遠赤外
線輻射体にカーボン繊維を利用することが好ましい。カ
ーボン繊維を利用することにより、発せられる赤外線が
遠赤外線の領域の4ミクロンから20ミクロンの間にエ
ネルギー分布のピークが存在する波長特性を有し、人体
に対する温熱効果が高い遠赤外線放射体を得ることがで
きる。さらに、電気毛布や、従来技術による遠赤外線輻
射用マットでは、局所的に皺が寄った際に、局所的に温
度にむらができるという問題があったが、カーボン繊維
では皺が寄った個所で繊維が切断される傾向にあり、こ
の問題を軽減することが可能となった。
【0010】また、本発明の好適な実施形態において、
前記下側カバー部を、全体的に長方形の本体部と、前記
本体部の長方形の一辺である第1辺側に接合された第1
舌部と、前記本体部の別の辺である第2辺側に接合され
た第2舌部と、前記本体部のさらに別の辺である第3辺
側に接合された第3舌部を備える様に構成することによ
り、例えば、第1舌部を枕用カバーとして利用したり、
第2舌部や第3舌部を下側カバー部と上側カバー部の間
に隙間ができない様に、上側カバーとオーバーラップす
るカバーとして利用し、温熱効果の向上を図ることが可
能である。
【0011】特に、前記第2舌部が前記上側カバー部の
一辺に対して着脱可能に取り付けられる取り付け部を有
するよう構成すると、上側カバー部と下側カバー部の間
に隙間ができない状態で、前記上側カバー部の下側カバ
ー部への取り付けが簡単にでき都合がよい。また、好適
な実施例において、前記第1、第2遠赤外線輻射用マッ
トの少なくとも一つに、遠赤外線輻射用マットの一部分
において独立して温度制御を行うことができる様、独立
温度管理部分を備えると、例えば、この独立温度管理部
分を人体の心臓の領域付近に配置する事により、この独
立温度管理部分の温度設定を他の部分より低くする事に
より心臓への負担を軽減する事が可能となる。
【0012】さらに、好適な実施例において、前記収納
部の少なくとも一つに、皮膚の温度を測定する皮膚温度
センサを設けることが望ましい。このように皮膚温度セ
ンサを設ける事により、皮膚の温度を測定し、温度が高
くなれば温度制御を行う事により、より快適に本発明の
装置を利用する事が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明による
遠赤外線輻射用マット付寝袋の構造を説明する。図1で
は、遠赤外線輻射用マット付寝袋の完全に開かれた状態
が示されている。この寝袋は大まかに分けて、下側カバ
ー部1と上側カバー部11と、それぞれに収納される遠
赤外線輻射用マット7、14、15より成る。これら下
側カバー部1と上側カバー部11は、塩化ビニールター
ポリン素材により形成されており、耐水性及び耐油性に
富んでいるため、多量の汗や、人体に塗られる油に対し
ても強く、材質が変質することが少なく、カバー部の表
面が硬質化するような問題が少ない。
【0014】本明細書では、図1の上方向が、図3で示
されるとおり、使用の際に人の頭が位置する方向になる
ので、この方向を頭方向、これとは反対方向を足方向と
定義する。また、寝袋の各部分において、図1で見えて
いる側を表側と定義する。下側カバー部1は長方形の本
体部3と、この本体部3の頭部方向の辺3aに、全体的
に長方形の第1舌部4が固着されている。この第1舌部
4は、この下に置かれる枕のカバーとして機能する。さ
らに、本体部3の側辺3bには、本体部3の長手方向の
長さ全域に亘って、第2舌部5が固着されている。この
第2舌部5の表側には、取り付け部として機能するマジ
ックテープ5aが3つ装着され、後に説明される上側カ
バー部11の裏側に設けられたマジックテープ11aに
対して着脱可能に取り付けられる。本体部3の足側の辺
3cには、全体的に長方形の第3舌部6が固着されてい
る。図1で明らかなとおり、第1舌部4、第2舌部5、
第3舌部6の角はアールを持たせてあり、角が形成され
ないような形状となっている。
【0015】上側カバー部11も、使用時に首を露出す
るための切り欠き部11bを除いて全体的に長方形をし
ており、下側カバー部1の直線状の側辺3dの長手方向
全長に亘って固着されている。側辺3dとは反対側に位
置する上側カバー部11の側辺の領域には第2舌部5の
複数のマジックテープ5aと対応する位置にマジックテ
ープ11aが設けられている。図中11cは手を出すこ
とができるように形成された開口部11cである。この
ように上側カバー部11と下側カバー部2は完全に平坦
に広がる様に構成されており、寝袋の使用時に内側にな
る表面を完全に露出することが可能であり、清掃や洗浄
を簡単にかつ十分に行うことが可能である構造となって
いる。
【0016】次に、遠赤外線輻射用マットを収納する収
納部について説明する。下側カバー部1には、下側カバ
ー部1と同じ素材である塩化ビニールターポリンの長方
形の生地を、両側辺と、足側の辺に沿って、下側カバー
部1の本体部3に対して高周波ウエルディングにより接
合することにより第1収納部2が形成されている。この
第1収納部の頭部側には下側カバー部1に対して接合さ
れていない開口部が設けられており、この開口部の、本
体部3側と、これに対向する第1収納部2側の領域には
マジックテープ2aが3対備えられ、第1遠赤外線輻射
用マット7を収納した状態で、この開口部を閉じること
ができる。
【0017】次に、上側カバー部11に設けられた第2
収納部12と第3収納部13について説明する。この第
2収納部12には第2遠赤外線輻射用マット14が、ま
た、第3収納部13には第3遠赤外線輻射用マット15
が収納される。この第2収納部12と第3収納部13
は、一枚の塩化ビニールターポリンの生地をその両側辺
と足側辺を高周波ウエルディングにより上側カバー部1
1に対して接合し、さらに、この生地の横幅方向中央部
で長手方向に伸びる線Cに沿って高周波ウエルディング
することにより形成されている。この第2収納部12と
第3収納部13にも、上側カバー部11に対して接合さ
れていない開口部がそれぞれに設けられており、これら
の開口部の、上側カバー部11側と、これに対向する第
2収納部12側と第3収納部13側の領域にはそれぞれ
マジックテープ12aと13aが複数づつ備えられ、第
2遠赤外線輻射用マット14や第3遠赤外線輻射用マッ
ト15を収納した状態で、これらの開口部を閉じること
ができる。
【0018】次に、遠赤外線輻射用マット7、14、1
5について図4を参照して説明する。これら遠赤外線輻
射用マット7、14、15の構造はほぼ同じであるの
で、第1遠赤外線輻射用マット7を例に取って説明す
る。後に説明されるコントロールボックス20に対して
接続し、電流を伝えるコード7bはそのマット側端部7
aの部分で一方の電極に接続される第1電導線7cと他
方の電極に接続される第2電導線7dに分かれる。これ
ら第1と第2電導線7c、7dの間には複数のカーボン
繊維7eが延設されている。このように、第1電導線7
cと第2電導線7dと複数のカーボン繊維7eで構成さ
れる部分Iは、第1遠赤外線輻射用マット7の約4分の
1の領域を占め、サブスイッチ25によりIIで示され
る他の部分とは独立して入り切りが可能である。この部
分Iを独立温度管理部分Iと呼ぶ。この独立温度管理部
分Iはサブスイッチ25により入り切り可能にする他、
コントローラ20に接続し、温度センサーによりフィー
ドバックを行う状態で温度管理を行うようにする事も可
能である。このように、独立温度管理部分Iを備える
と、例えば、この独立温度管理部分を人体の心臓の領域
付近に位置する様に配置する事により、この独立温度管
理部分の温度設定を他の部分IIより低くする事により
心臓への負担を軽減する事が可能となる。
【0019】図中IIの部分は、独立温度管理部分I
と、サブスイッチ25以外は実質的に同じ構造を有し、
第3電導線7gと他方の電極に接続される第4電導線7
hと、これらの間で延びる複数のカーボン繊維7eによ
り構成されている。電流が、これらのカーボン繊維7e
を流れる事により遠赤外線が放射され、この構造により
放射される遠赤外線のエネルギー分布のピークは4ミク
ロンから20ミクロンの波長の間にある。遠赤外線のエ
ネルギー分布のピークは、あまり短波長領域側にある
と、皮膚の表面より深く浸透しないので、8ミクロンか
ら12ミクロンの間にあることがさらに好ましい。
【0020】この第1遠赤外線輻射用マット7には4つ
の温度センサ7fが設けられ、コントロールボックス2
0にある温度制御部よりの制御で、一定温度を保持する
ことができる。遠赤外線輻射用マットには、カーボン繊
維の下側に断熱材の層を設け、熱が下に逃げないような
構成になっている。またカーボン繊維の上側には、クッ
ション層と、塩化ビニール等の外皮層が設けられてい
る。第2遠赤外線輻射用マット14や、第3赤外線輻射
用マット15の構造は、独立温度管理部分Iが設けられ
ていないことや、長手方向の長さが短い事、以外は、第
1遠赤外線輻射用マット7と実質的に同じである。
【0021】第2遠赤外線輻射用マット14にも前記コ
ントロールボックス20より電流が送られコード14a
が備えられ、さらに、第3遠赤外線輻射用マット15に
電流を伝える接続コード16が取り付けられている。第
2遠赤外線輻射用マット14や第3遠赤外線輻射用マッ
ト15には長手方向に間隔を開けて2つづつの温度セン
サが設けられている。これらの遠赤外線輻射用マットに
備えられている温度センサ7fに加え、人体の皮膚の表
面温度を計測するための皮膚温度センサ21、22、2
3が第1、第2、第3収納部2、12、13にそれぞれ
設けられている。この皮膚温度センサにより皮膚の温度
を検出し、この計測値をコントロールボックス20にお
いて表示する。表示された温度によりコントロールボッ
クス20を調節する事により、装置のより快適な利用が
可能となる。次に、コントロールボックス20について
説明する。コントロールボックス20は、家庭用の通常
のコンセントよりの電圧と電流の両方を制御するもので
あり、第1遠赤外線輻射用マット7の温度を制御するた
めの第1温度制御部(図示せず)と、第2と第3赤外線
輻射用マット14、15の温度を、第1遠赤外線輻射用
マット7とは独立して制御する第2温度制御部を有して
いる。これらの温度制御部は温度センサ7fなどのセン
サよりの信号に基づいて制御を行う。
【0022】このコントロールボックス20にはタイマ
ーが設けられ、寝袋の使用時間をこのタイマーにより決
定することができるほか、メモリー機能が備えられ、温
度の標準設定や、時間設定などを記憶させておくことが
可能である。以上説明された通りの遠赤外線輻射用マッ
ト付寝袋を使用する際の使用方法を説明する。先ず、寝
袋を図1に示されるとおり、開いた状態にする。この際
に、図3で示されるとおり、第1舌部4の下に枕を置く
とよい。人が第1収納部の上に仰向けに寝た状態で、図
2(イ)や、図3で示されるとおり、第3舌部6を人の
足をカバーするように頭方向に折る。次に、図2(ロ)
で示されるとおり、上側カバー部11を本体部3方向に
折り、寝ている人間の上面をカバーする。この時、上側
カバー部11の切り欠き部11bを首の位置に合わせな
がら行う。また、左腕を開口部11cから出してもよ
い。この状態で、図2(ハ)の通り、第2舌部5を上側
カバー部11の上側に重なるように折り、上側カバー部
11のマジックテープ11aと第2舌部5のマジックテ
ープ5aを合わせて、固定する。
【0023】次に、コントロールボックスを操作し、設
定温度を決定する。この際に、第1遠赤外線輻射用マッ
ト7と、第2と第3遠赤外線輻射用マット14、15の
温度設定が独立して可能であるので、これらを別々の温
度に設定してもよい。また、第1遠赤外線放射用マット
7は独立温度管理部分Iを有しているので、この部分を
切り操作し心臓部分への負担を軽減することも可能であ
る。
【0024】[別実施形態]上記実施形態では、上側カ
バー部11と下側カバー部1をマジックテープにより取
り付けるように構成されているが、これを例えばジッパ
ーや、スナップオン式のボタン等により行うことも可能
である。しかし、この場合には、上側カバー部11と下
側カバー部1が完全に平坦に開くよう構成することが重
要である。また、第2舌部5は上側カバー部11の上に
重なる様構成しているが、これをカバー部11の下側に
なってもよい様に、マジックテープの配置を換えてもよ
い。上記実施形態では3つの遠赤外線輻射用マットを利
用したが、例えば、下側カバー部1に2つの遠赤外線輻
射用マットを利用するなど、4つ以上のマットを利用す
る、あるいは、上側カバー部11に1つのマットのみを
利用し、合計2つの遠赤外線輻射用マットを利用するこ
とが可能である。また、第2遠赤外線輻射用マット14
や、第3赤外線輻射用マット15にも、独立温度管理部
分Iを設けてもよい。さらに、第1舌部4や、腕を出す
ための開口部11cは、設けなくともよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遠赤外線輻射用マット付寝袋の開
いた状態を示す平面図
【図2】本発明による遠赤外線輻射用マット付寝袋の使
用方法の説明図
【図3】本発明による遠赤外線輻射用マット付寝袋の使
用状態を示す断面図
【図4】本発明による遠赤外線輻射用マットの内部構造
を示す模式図
【図5】公知技術による遠赤外線輻射用マットの内部構
造を示す模式図
【符号の説明】
1 下側カバー部 2 第1収納部 7 第1遠赤外線輻射用マット 11 上側カバー部 12 第2収納部 13 第3収納部 14 第2遠赤外線輻射用マット 15 第3遠赤外線輻射用マット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側カバー部と、下側カバー部と、前記
    下側カバー部に備えられた第1遠赤外線輻射用マットと
    を有する遠赤外線輻射用マット付寝袋において、前記下
    側カバー部と上側カバー部は塩化ビニールターポリン素
    材で形成され、前記下側カバー部には、前記第1遠赤外
    線輻射用マットを収納するための、前記下側カバー部に
    対して高周波ウエルディングにより接合されている塩化
    ビニールターポリン素材により形成された第1収納部が
    備えられ、前記上側カバー部には第2遠赤外線輻射用マ
    ットと、前記第2遠赤外線輻射用マットを収納するため
    の、前記上側カバー部に対して高周波ウエルディングに
    より接合されている塩化ビニールターポリン素材により
    形成された第2収納部が備えられ、前記上側カバー部と
    前記下側カバー部は長手方向に延びる直線状の一辺にお
    いて連結されている遠赤外線輻射用マット付寝袋。
  2. 【請求項2】 前記上側カバー部には前記第2遠赤外線
    輻射用マットと並列して配置される第3遠赤外線輻射用
    マットと、前記第3遠赤外線輻射用マットを収納する第
    3収納部が設けられている請求項1に記載の遠赤外線輻
    射用マット付寝袋。
  3. 【請求項3】 前記遠赤外線輻射用マットの各々は、電
    極の一方と連結される第1電導線と、電極の他方と連結
    される第2電導線と、前記第1電導線と第2電導線の間
    を連結する複数の遠赤外線輻射体を有する請求項1また
    は2に記載の遠赤外線輻射用マット付寝袋。
  4. 【請求項4】 遠赤外線輻射体はカーボン繊維を含む請
    求項3に記載の遠赤外線輻射用マット付寝袋。
  5. 【請求項5】 前記遠赤外線輻射用マットの各々には、
    複数の温度センサが設けてある請求項1から4のいずれ
    かに記載の遠赤外線輻射用マット付寝袋。
  6. 【請求項6】 前記下側カバー部は全体的に長方形の本
    体部と、前記本体部の第1辺側に接合された第1舌部
    と、前記本体部の第2辺側に接合された第2舌部と、前
    記本体部の第3辺側に接合された第3舌部を備えている
    請求項1から5のいずれかに記載の遠赤外線輻射用マッ
    ト付寝袋。
  7. 【請求項7】 前記第2舌部は前記上側カバー部の一辺
    に対して着脱可能に取り付けられる取り付け部を有する
    請求項6に記載の遠赤外線輻射用マット付寝袋。
  8. 【請求項8】 前記遠赤外線輻射用マットの少なくとも
    一つには、遠赤外線輻射用マットの一部分において独立
    して温度制御を行うことができる様、独立温度管理部分
    が備えてある請求項1から7のいずれかに記載の遠赤外
    線輻射用マット付寝袋。
  9. 【請求項9】 前記収納部の少なくとも一つには、皮膚
    の温度を測定する皮膚温度センサが設けてある請求項1
    から8のいずれかに記載の遠赤外線輻射用マット付寝
    袋。
  10. 【請求項10】 上側カバー部と、下側カバー部と、前
    記下側カバー部に備えられた第1遠赤外線輻射用マット
    とを有する遠赤外線輻射用マット付寝袋において、前記
    下側カバー部と上側カバー部は塩化ビニールターポリン
    素材で形成され、前記下側カバー部には、前記第1遠赤
    外線輻射用マットを収納するための、前記下側カバー部
    に対して高周波ウエルディングにより接合されている塩
    化ビニールターポリン素材により形成された第1収納部
    が備えられ、前記上側カバー部にはカーボン繊維を遠赤
    外線輻射体として有し、温度センサを備える第2遠赤外
    線輻射用マットと、前記第2遠赤外線輻射用マットを収
    納するための、前記上側カバー部に対して高周波ウエル
    ディングにより接合されている塩化ビニールターポリン
    素材により形成された第2収納部が備えられ、前記上側
    カバー部と前記下側カバー部は長手方向に延びる直線状
    の一辺において連結されている遠赤外線輻射用マット付
    寝袋。
JP18519597A 1997-07-10 1997-07-10 遠赤外線輻射用マット付寝袋 Expired - Fee Related JP3157487B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18519597A JP3157487B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 遠赤外線輻射用マット付寝袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18519597A JP3157487B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 遠赤外線輻射用マット付寝袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1128141A true JPH1128141A (ja) 1999-02-02
JP3157487B2 JP3157487B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=16166531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18519597A Expired - Fee Related JP3157487B2 (ja) 1997-07-10 1997-07-10 遠赤外線輻射用マット付寝袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157487B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320687A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Koka Shoji:Kk 折りたたみ式簡易岩盤浴装置
CN109044596A (zh) * 2018-09-04 2018-12-21 张文玉 一种保护性约束袋及其在儿童洗胃中的应用
KR102647613B1 (ko) * 2023-10-16 2024-03-14 (주)엘코 매트 결합형 아웃도어용 침낭

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320687A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Koka Shoji:Kk 折りたたみ式簡易岩盤浴装置
CN109044596A (zh) * 2018-09-04 2018-12-21 张文玉 一种保护性约束袋及其在儿童洗胃中的应用
KR102647613B1 (ko) * 2023-10-16 2024-03-14 (주)엘코 매트 결합형 아웃도어용 침낭

Also Published As

Publication number Publication date
JP3157487B2 (ja) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2320794T3 (es) Aparato colorifero amoldable.
JP3157487B2 (ja) 遠赤外線輻射用マット付寝袋
KR200427200Y1 (ko) 전기매트
KR20100134366A (ko) 활성탄 탄소섬유를 이용한 우레탄 발열 건강패드
JP2000037465A (ja) 身体加温装置
KR100332531B1 (ko) 건강매트
JP3149531U (ja) 多目的電気足温器
JPS6331703B2 (ja)
CN213155174U (zh) 一种一体式电暖窝
JPH0875181A (ja) 電気暖房器具
CN219579200U (zh) 一种热敷装置
JPH0615595Y2 (ja) 腰掛式便器
CN210992651U (zh) 一种护颈带
KR200333161Y1 (ko) 찜질용 매트리스
JPH0898896A (ja) いすおよび遠赤外線輻射パネル
JP2003173861A (ja) 電気毛布
JP3068843U (ja) 寝間着
KR100589988B1 (ko) 보온발매트
KR200405288Y1 (ko) 반신 보온기
KR200358725Y1 (ko) 반신온열 웰빙 기능성 바지
JPS5810919Y2 (ja) 面状電気あんか
JP3051594U (ja) 電気敷パッド
KR200390199Y1 (ko) 개인용 온열 장치
JP2001061940A (ja) 可搬式遠赤外線サウナ装置
JPH09122247A (ja) 電位治療用寝具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees