JPH11281157A - 水圧応動装置 - Google Patents

水圧応動装置

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JPH11281157A
JPH11281157A JP10078996A JP7899698A JPH11281157A JP H11281157 A JPH11281157 A JP H11281157A JP 10078996 A JP10078996 A JP 10078996A JP 7899698 A JP7899698 A JP 7899698A JP H11281157 A JPH11281157 A JP H11281157A
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JP
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water
lid
hydraulic chamber
chamber
main body
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JP10078996A
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English (en)
Inventor
Takahiko Hyodo
隆彦 兵藤
Mitsuo Sawada
三男 沢田
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Harman Co Ltd
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬期などに水圧室内の水が凍結した場合、た
とえ水抜き作業を怠っても、合成樹脂製の蓋体の損傷を
確実に防止し得る水圧応動装置の提供。 【解決手段】 開口部を備えた装置本体12と、開口部
を閉鎖する合成樹脂製の蓋体14と、蓋体14により開
口部を閉鎖して形成される水圧室15を一次側水圧室1
5aと二次側水圧室15bとに分割するダイヤフラム1
1とを備え、流入口16から一次側水圧室15aに流入
して流出口17から流出する一次側の水と、蓋体14の
流通口18から二次側水圧室15bに流出入する二次側
の水との差圧により、ダイヤフラム11を応動させ、通
流口18を二次側水圧室15bの上端よりも下方に設け
て、二次側水圧室15bに水を満たした状態で、二次側
水圧室15bの上方に水の凍結による蓋体14の損傷を
防止する空気室24を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部を備えた装
置本体と、前記開口部を閉鎖する合成樹脂製の蓋体と、
その蓋体により前記装置本体の開口部を閉鎖した状態
で、前記装置本体と蓋体とにより形成される水圧室を一
次側水圧室と二次側水圧室とに分割するダイヤフラムと
を備え、前記装置本体に設けられた流入口から前記一次
側水圧室に流入して前記装置本体に設けられた流出口か
ら流出する一次側の水の水圧と、前記蓋体に設けられた
通流口から前記二次側水圧室に流出入する二次側の水の
水圧との差圧によって、前記ダイヤフラムを応動させる
ように構成してある水圧応動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の水圧応動装置は、例え
ば、ガス燃焼式の瞬間湯沸器において、ダイヤフラムの
応動に連動して開閉する水圧応動弁を燃料ガス供給路に
設けて、熱交換器へ通水されている状態においてのみバ
ーナを燃焼させ、いわゆる空焚きを防止するためなどに
使用されるもので、通常、装置本体の方は、鋳造品など
で構成され、蓋体の方は、コストダウンや軽量化を図る
ため、合成樹脂製の成型品で構成されることが多い。
【0003】そして、従来の水圧応動装置においては、
前記蓋体に設けられる通流口が、二次側水圧室の上端近
くに位置するように設けられており、二次側水圧室に水
を満たすと、二次側水圧室内がほぼ水で満たされるよう
に構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の水
圧応動装置では、冬期などに二次側水圧室内の水が凍結
すると、水の凍結による体積の膨張により合成樹脂製の
蓋体が損傷するという欠点があり、亀裂による水漏れな
どが生じて使用不能になることもあった。
【0005】ちなみに、この種の水圧応動装置では、一
般に凍結防止のための水抜き栓が設けられ、一次側水圧
室内と二次側水圧室内の水を抜き取れるように構成され
ているが、水抜き栓による水抜き作業が面倒で、その作
業を怠ると、たとえ水抜き栓を備えたものであっても、
上述したように蓋体が損傷することになる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、冬期などに水圧室内の水が凍
結した場合、たとえ水抜き作業を怠っても、合成樹脂製
の蓋体の損傷を確実に防止し得る水圧応動装置の提供に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、合成樹脂製の蓋体
に設ける二次側水圧室への通流口を二次側水圧室の上端
よりも下方に設け、その二次側水圧室に水を満たした状
態で、二次側水圧室の上方に水が凍結した際に凍結によ
る蓋体の損傷を防止する空気室を形成するように構成し
てある。したがって、冬期などに二次側水圧室内の水が
凍結しても、その凍結による体積膨張を前記空気室が緩
和して、合成樹脂製の蓋体の損傷が確実に防止されるの
であり、上述したように凍結防止用の水抜き栓が設けら
れたもので、たとえ水抜き作業を怠ったとしても、同様
の効果が期待できる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、蓋体の上
部に外側へ膨出する膨出部を一体的に設け、その膨出部
によって形成される内側空間により前記空気室を形成す
べく、通流口を膨出部の下方に設けてあるので、一次側
と二次側との水圧の差によって応動するダイヤフラムに
対して、一次側水圧室内の水の接触面積を確保しなが
ら、しかも、空気室の体積をも確保することができる。
つまり、一次側と二次側との水圧の差によってダイヤフ
ラムを所望通りに応動させようとすると、ダイヤフラム
に対する一次側の水の接触面積を広くする方が有利であ
る。しかし、接触面積を広くすると、空気室の体積が小
さくなり、水の凍結による体積膨張を確実に緩和するこ
とができなくなる。その点、上述のように外側へ膨出す
る膨出部の内側に空気室を形成することで、膨出部の内
側空間によって空気室の体積を確保することができ、そ
れによって、ダイヤフラムに対する一次側の水の接触面
積を極力広くしてダイヤフラムの応動性を確実に確保し
ながら、しかも、凍結による蓋体の損傷を防止すること
ができる。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、蓋体に設
けられた通流口に連通する通流路を、蓋体側通流路と本
体側通流路とによって構成し、蓋体側通流路を蓋体と一
体的に形成し、かつ、本体側通流路を装置本体側に形成
するので、例えば、前記通流路を蓋体や装置本体と別体
の管部材などで構成するのに比して、部品点数の減少に
よるコストダウンを図ることができ、また、蓋体の形状
を簡素化することができるので、蓋体を合成樹脂製の成
型品で構成する場合、成型用金型の形状が簡素となり、
この点からもコストダウンが可能となる。
【0010】請求項4に記載の発明によれば、装置本体
に前記流出口に連通する流出路とその流出路に連通する
給水路とを形成して、その給水路と前記本体側通流路と
を装置本体内において連通させるので、前記流出路と給
水路との連結、ならびに、給水路と通流路との連結を装
置本体内において処理でき、しかも、給水路と通流路と
の連通箇所に一次側の水圧と二次側の水圧とに差圧を生
じさせるベンチュリーをも設けるものであるから、複雑
な連通部分やベンチュリーなどを装置本体内で全て処理
することができ、装置本体の開口部を蓋体で閉鎖した状
態において、装置本体の給水路に必要な管部材などを連
通接続するだけで済み、部品点数の減少によるコストダ
ウンを図ることができるとともに、この水圧応動装置の
組み付け作業を容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による水圧応動装置を瞬間
湯沸器に適用した例を図面に基づいて説明する。この瞬
間湯沸器は、図1に示すように、上端部に排気口1を備
えたケーシング2内に、フィンチューブ型の熱交換器3
と、その熱交換器3を加熱するガス燃焼式のバーナ4
と、このバーナ4などの作動を制御するコントローラ5
などを備えて構成され、前記ケーシング2の下方には、
バーナ4への燃焼用空気を取り入れる取入口6が設けら
れている。前記熱交換器3には、熱交換器3へ水を供給
する給水路7と、熱交換器3により加熱された後の湯水
を供給する給湯路8とが接続され、給湯路8には、先端
にシャワー状での給湯とストレート状での給湯とに切り
換える給湯具9を備えたフレキシブル状の給湯管10が
接続され、前記給水路7にダイヤフラム11を備えた水
圧応動装置が介装されている。
【0012】この水圧応動装置は、図2に構成の概略を
示すように、鍛造品からなる装置本体12と、装置本体
12に設けられた開口部13を閉鎖する合成樹脂製の成
型品からなる蓋体14とを備え、蓋体14で前記開口部
13を閉鎖することにより、装置本体12と蓋体14と
によって水圧室15が形成され、かつ、装置本体12と
蓋体14との間に前記ダイヤフラム11を挟み込んで開
口部13を閉鎖することにより、そのダイヤムラム11
によって、前記水圧室15が、一次側水圧室15aと二
次側水圧室15bとに分割されるように構成されてい
る。そして、一次側水圧室15aの中央には、この一次
側水圧室15a内に給水路7からの水が流入する流入口
16が設けられ、かつ、一次側水圧室15aの上方に
は、一次側水圧室15a内の水が熱交換器3側へ流出す
る流出口17が設けられ、二次側水圧室15bには、こ
の二次側水圧室15b内に水が流入したり、水が流出し
たりするための通流口18が設けられている。
【0013】前記一次側水圧室15aへの流入口16
は、給水路7の上流側に連通し、流出口17の方は、流
出路19を介して給水路7の下流側に連通していて、流
出路19と給水路7との連通箇所にミキシング弁20が
設けられ、このミキシング弁20から分岐したバイパス
路21が前記給湯路8に接続されている。そして、前記
ミキシング弁20の開度を調節することにより、給湯路
8からの湯の量とバイパス路21からの水の量との比率
を調節し、かつ、その湯と水とを混合して、混合後の湯
水を給湯具9から吐出するように構成されている。前記
ミキシング弁20より下流側の給水路7には、ベンチュ
リー22が形成され、前記二次側水圧室15bの通流口
18に連通する通流路23が、そのベンチュリー22を
介して給水路7に連通されている。
【0014】前記流出路19は、装置本体12に形成さ
れ、かつ、ベンチュリー22を含む給水路7の一部とバ
イパス路21の一部も装置本体12に形成され、図3に
示すように、ミキシング弁20が、流出路19と給水路
7との連結箇所に位置するように、装置本体12に組み
付けられている。前記通流路23は、図4に示すよう
に、蓋体14に一体的に形成された蓋体側通流路23a
と装置本体12に形成された本体側通流路23bとから
なり、蓋体14の上部には、その内側に空間を形成する
ために外側に膨出した膨出部14aが一体的に形成さ
れ、かつ、その膨出部14aよりも下方に蓋体側通流路
23aに連通する通流口18が設けられて、前記膨出部
14aの内側空間が、水圧室15内における水の凍結に
よる蓋体14の損傷を防止するための空気室24に構成
されるとともに、本体側通流路23bは、装置本体12
に形成されたベンチュリー22を介して装置本体12に
形成された給水路7に連通されている。
【0015】前記蓋体14には、前記バイパス路21の
一部と給湯路8の一部も形成されていて、装置本体12
の開口部13を蓋体14で閉鎖することにより、前記蓋
体側通流路23aと本体側通流路23bとが互いに連通
するとともに、蓋体14側のバイパス路21と装置本体
12側のバイパス路21も互いに連通して、バイパス路
21からの水と給湯路8からの湯とが、この蓋体14の
内部において混合され、給湯管10を介して給湯具9か
ら吐出されるように構成されている。そして、連通した
本体側通流路23bと蓋体側通流路23aとを介して、
給水路7からの水を二次側水圧室15b内に供給して
も、二次側水圧室15bの上端よりも下方に位置する通
流口18によって、二次側水圧室15b内に上述した空
気室24が形成されるように構成され、さらに、装置本
体12には、蓋体14で閉鎖した状態で一次側水圧室1
5aと二次側水圧室15bとに連通する水抜き路25も
設けられ、図外の水抜き栓を開栓することで、両水圧室
15a,15bの水抜きも行えるように構成されてい
る。
【0016】前記一次側水圧室15aへの流入口16と
給水路7の上流側との間には、給水路7を断続するパイ
ロット弁式の止水弁26が設けられ、この止水弁26
は、ダイヤフラムワン26a、中央にパイロット孔を備
えた止水ダイヤフラム26b、パイロット孔を開閉操作
する操作スピンドル26c、止水弁を閉弁状態に維持す
るスプリング26dなどで構成され、図3に示すよう
に、装置本体12内に組み付けられている。前記水圧応
動装置のダイヤフラム11には、ダイヤフラム11の応
動に連動して前記流入口16の開度を調節し、給水路7
からの給水圧を適正圧に調整する水ガバナ弁27が取付
けられ、スピンドル28、ダイヤフラムワン29、スプ
リング受け30なども取付けられていて、スピンドル2
8が蓋体14を貫通し、かつ、装置本体12とスプリン
グ受け30との間にスプリング31を介装した状態で、
装置本体12に組み付けられている。
【0017】前記バーナ4へ燃料ガスを供給するガス供
給路32には、ガスの供給を断続する電磁式のガス弁3
3と、前記ダイヤフラム11の応動により軸心方向に移
動するスピンドル28との連動で、適正給水圧において
開弁する水圧応動弁34と、供給ガス圧を適正圧に保持
するガスガバナ35と、供給ガス量を調節するガス量調
節弁36などが設けられ、バーナ4の近傍には、点火プ
ラグ37とバーナ4の燃焼による加熱で起電する熱電対
39が設けられている。そして、前記ケーシング2の前
面には、プッシュ・プッシュ式押しボタンからなる給湯
操作具40が設けられ、給湯操作具40の押し操作に連
動してON、OFFするマイクロスイッチ41も設けら
れ、さらに、前記スピンドル28に応動してON、OF
Fするマイクロスイッチ38も設けられている。
【0018】つぎに、この瞬間湯沸器の操作方法ならび
にコントローラ5による制御作動について説明する。前
記給湯操作具40を押し操作すると、図外の機械式連動
機構を介して止水弁26がスプリング26dの押圧力に
抗して開弁され、同時に、給湯操作具40の押し操作に
連動してマイクロスイッチ41がONし、図外の乾電池
からの電力供給で点火プラグ37が作動するとともに、
止水弁26の開弁によって、給水路7の水が流入口16
から一次側水圧室15a内に流入し、一次側水圧室15
a内に流入した水は、流出口17から流出路19を通っ
てミキシング弁20に至り、このミキシング弁20によ
り分流されて、その一部が給水路7を通って熱交換器3
へ、他の一部がバイパス路21を通って給湯路8に流入
する。
【0019】その際、給水路7を通って熱交換器3へ流
入する水流によるベンチュリー22の作用で、二次側水
圧室15b内の圧力が低下し、一次側水圧室15aと二
次側水圧室15bとの差圧によりダイヤフラム11が応
動して、スピンドル28を図において左側へ移動させ
る。このスピンドル28の移動に伴ってマイクロスイッ
チ38がONして、ガス弁33が開弁されるとともに、
スピンドル28の移動に連動して水圧応動弁34が開弁
されてバーナ4に着火される。なお、このバーナ4への
着火に伴って、熱電対39が加熱されて起電力を発生す
るが、所定の時間内に起電力の発生がないと、着火ミス
であるとして、ガス弁33を閉弁して点火プラグ37の
作動も停止する。
【0020】その後、給湯操作具40の押し操作を解除
しても、給湯操作具40はその位置に保持され、止水弁
26とガス弁33とが開弁状態に維持され、バーナ4の
燃焼によって給水路7からの水が熱交換器3で加熱さ
れ、その加熱後の湯水にバイパス路21からの水が混合
され、混合後の湯水が給湯管10を通って給湯具9から
吐出される。そして、図示はしないが、給湯操作具40
の外周に沿って設けられた環状の湯温調節具を回動操作
すると、機械式連動機構を介してミキシング弁20が回
動操作され、熱交換器3からの湯量とバイパス路21か
らの水量との比率が変更調整されて、給湯具9から所望
温度の湯水が吐出される。
【0021】この給湯状態において、給湯操作具40を
再度押し操作すると、マイクロスイッチ41がOFFし
てガス弁33が閉弁されるとともに、止水弁26が閉弁
されて熱交換器3への水の流入が停止される。この熱交
換器3への流入停止に伴って、二次側水圧室15b内の
圧力が上昇し、一次側水圧室15a内の圧力とほぼ同じ
圧力になって、ダイヤフラム11が元の位置に復帰し、
ダイヤフラム11の応動に連動して、スピンドル28も
右側へ移動し、そのスピンドル28の移動に連動してマ
イクロスイッチ38がOFFし、かつ、水圧応動弁34
が閉弁されてバーナ4の燃焼が停止され給湯も停止され
る。なお、この給湯状態において、断水が発生した場合
も、上述と同様にして水圧応動弁34の閉弁によりバー
ナ4の燃焼が停止され、また、失火や不完全燃焼などに
起因して、熱電対39による発生起電力が所定値以下に
なると、ガス弁33を閉弁してバーナ4の燃焼を停止す
るように構成されている。
【0022】そして、冬期の夜間などにおける不使用時
には、前記装置本体12に設けられた水抜き路25の水
抜き栓を開栓して、凍結による蓋体14の損傷を防止す
るのであり、この水抜き作業を怠ったとしても、蓋体1
4の膨出部14aの内側に形成された空気室24によっ
て、水の凍結による体積膨張が緩和されるので、蓋体1
4の損傷が確実に防止される。
【0023】〔別実施形態〕 (1)先の実施形態では、蓋体14の上部に膨出部14
aを形成し、その膨出部14aの内側に蓋体14の損傷
を防止するための空気室24を設けた例を示したが、必
ずしも膨出部14aを設ける必要はない。その例を示し
たのが、図5に示す水圧応動装置で、この別実施形態の
装置においては、蓋体14に膨出部14aがなく、先の
実施形態よりも更に下方に通流口18が設けられてい
る。このように通流口18を蓋体14に対するスピンド
ル28の貫通箇所よりも下方に設けることで、膨出部1
4aを設けることなく、空気室24の体積を確保してい
る。なお、その他の構成については、先の実施形態と全
く同じであり、同じ符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0024】(2)先の実施形態では、前記通流口18
に連通する通流路23を蓋体14に一体的に形成した蓋
体側通流路23aと装置本体12に形成した本体側通流
路23bとで構成した例を示したが、蓋体14側にのみ
設けることも、また、蓋体14と別体の管部材によって
構成することもできる。
【0025】(3)先の実施形態では、一次側水圧室1
5aの流出口17に連通する流出路19やベンチュリー
22などを装置本体12に形成した例を示したが、流出
路19を装置本体12と別体の管部材によって構成した
り、ベンチュリー22を装置本体12と別の部材で構成
することもできる。
【0026】(4)先の実施形態では、水圧応動装置を
ガス燃焼式の瞬間湯沸器に適用した例を示したが、瞬間
湯沸器以外の各種給湯装置に適用することができ、さら
に、給湯装置に限らず、一次側と二次側との水圧の差に
よる応動で各種の器具を作動させるものにも広く適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】瞬間湯沸器の全体構成図
【図2】水圧応動装置の構成を示す断面図
【図3】水圧応動装置の分解斜視図
【図4】水圧応動装置の組立て斜視図と一部切欠き斜視
【図5】別の実施形態の水圧応動装置の構成を示す断面
【符号の説明】
11 ダイヤフラム 12 装置本体 13 開口部 14 蓋体 14a 膨出部 15 水圧室 15a 一次側水圧室 15b 二次側水圧室 16 流入口 17 流出口 18 通流口 19 流出路 22 ベンチュリー 23 通流路 23a 蓋体側通流路 23b 本体側通流路 24 空気室

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えた装置本体と、前記開口部
    を閉鎖する合成樹脂製の蓋体と、その蓋体により前記装
    置本体の開口部を閉鎖した状態で、前記装置本体と蓋体
    とにより形成される水圧室を一次側水圧室と二次側水圧
    室とに分割するダイヤフラムとを備え、前記装置本体に
    設けられた流入口から前記一次側水圧室に流入して前記
    装置本体に設けられた流出口から流出する一次側の水の
    水圧と、前記蓋体に設けられた通流口から前記二次側水
    圧室に流出入する二次側の水の水圧との差圧によって、
    前記ダイヤフラムを応動させるように構成してある水圧
    応動装置であって、 前記通流口を前記二次側水圧室の上端よりも下方に設け
    て、前記二次側水圧室に水を満たした状態で、前記二次
    側水圧室の上方に水が凍結した際に凍結による前記蓋体
    の損傷を防止する空気室を形成するように構成してある
    水圧応動装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の上部に外側へ膨出する膨出部
    を一体的に設け、その膨出部によって形成される内側空
    間により前記空気室を形成すべく、前記通流口を前記膨
    出部の下方に設けてある請求項1に記載の水圧応動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体に前記通流口に連通するように
    一体的に形成された蓋体側通流路と、前記装置本体側に
    形成されて前記蓋体側通流路に連通する本体側通流路と
    によって、前記二次側水圧室に連通する通流路を構成し
    てある請求項1または2に記載の水圧応動装置。
  4. 【請求項4】 前記装置本体に前記流出口に連通する流
    出路とその流通路に連通する給水路とを形成し、かつ、
    その給水路と前記本体側通流路とを前記装置本体内にお
    いて連通させ、その連通箇所に前記一次側の水圧と二次
    側の水圧とに差圧を生じさせるためのベンチュリーを設
    けてある請求項3に記載の水圧応動装置。
JP10078996A 1998-03-26 1998-03-26 水圧応動装置 Pending JPH11281157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051348A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯器
JP2020118351A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 Toto株式会社 瞬間式熱交換器及び衛生洗浄装置

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