JPH11280787A - 変速機のシンクロナイザー同期噛合機構 - Google Patents

変速機のシンクロナイザー同期噛合機構

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JPH11280787A
JPH11280787A JP10122621A JP12262198A JPH11280787A JP H11280787 A JPH11280787 A JP H11280787A JP 10122621 A JP10122621 A JP 10122621A JP 12262198 A JP12262198 A JP 12262198A JP H11280787 A JPH11280787 A JP H11280787A
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JP
Japan
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synchro
band
wedge
shaped
clutch gear
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JP10122621A
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English (en)
Inventor
Hatsuo Uchikoba
初雄 内木場
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UCHIKOBA GIJUTSU KAIHATSU KENK
UCHIKOBA GIJUTSU KAIHATSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
UCHIKOBA GIJUTSU KAIHATSU KENK
UCHIKOBA GIJUTSU KAIHATSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D2023/0618Details of blocking mechanism comprising a helical spring loaded element, e.g. ball

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に自動車用のミッションである変速装置の
同期噛合機構において、 回転の異なるクラッチギ
ヤーとスリーブギヤーが噛合う時に、高速回転に
おいても衝撃と騒音をほとんどなくして、エンジンブレ
ーキなどの低速へ の急速なギヤーシフト操作でも
抵抗を少なくして、軽い操作力で大きな摩 擦力を
発生させてスムーズな噛合作動を完遂させる。 【構成】 シャフト21にサークリップリング02によ
りシンクロガイドディス ク01を固定して、これ
の外周にクサビ形シンクロブレーキバンド03を
円周方向に伸縮可能に嵌合して、これをクラッチギヤー
体04にV形状の 溝をなかぐり形成した内周摩擦
トルク面05に内接させてはめ込む。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特許願平成10年第55651号に関係し
て、特に自動車用の変速装置の同期噛合機構において、
変速機のシャフト21上に軸方向に固定され嵌合された
シンクロバンドガイドディスクプレート01と「特許願
平成10年第55651号」に記載した、外周方向へ開
く断面が略三角形のクサビ形シンクロブレーキバンド0
3およびV形状に溝を中ぐりした内周摩擦面05を形成
したクラッチギヤー体04とで構成されて、特に中空円
盤形をしたシンクロバンドガイドディスクプレート01
の採用により、現在のように自動車機構の高速回転化に
よる機関の発展に伴う高速道路や、特に慣れない突如と
した急な下り坂での、エンジンブレーキなど低速ギヤー
への急速なシフトチェンジにおいても、回転速度の異な
るスリーブ09の歯23とクラッチギヤー10とのギヤ
ーどうしを噛合いさせる時、抵抗の少ないギヤーシフト
操作で容易に同期作用をさせて、衝撃と騒音をなくし
て、軽い操作力で急速スムーズなシンクロ作動を完遂す
る、変速機のシンクロナイザー同期噛合機構を提供す
る。従来のシンクロナイザー同期噛合機構(シンクロメ
ッシュ)には、コンスタントロード型、ドイツポルシェ
社のドラムブレーキのサーボ機構を応用したサーボシン
クロ型、ホンダ製のシンクロキーのない特殊シンクロ機
構などと、現在主流として使用されているシンクロキー
使用のイナーシャロックの(ワーナー型)に至っており
ますが、いづれも抵抗が大きくてその操作は決して楽で
はなくて、高速回転且つ、信号待ちなどでの急速なシフ
トの同期噛合操作の時には軽い操作力でクラッチ(コー
ン状の傾斜面)を押しつける強い力を得られるに至るま
での機構はなくて、同期が追従せずに突入できないな
ど、また衝撃や騒音の欠点があり、ハンドル操作とシフ
トレバーの操作は必ず片手操作であることから、事故な
ど安全上からもすみやかな変速操作完了が要求されるこ
とは言うまでもない。本発明による同期噛合機構の構造
を説明すると、従来と異なる主たる必要な構成品は、シ
ャフト21上に軸方向に固定され嵌合された本発明で最
も重要な役目を担う中空円盤形をしたシンクロバンドガ
イドディスクプレート01と特許願平成10年第556
51号に記載した凸形状のアンカーブロック06を形成
した断面が略三角形で環状のクサビ形シンクロブレーキ
バンド03およびV形状に溝を中ぐりした内周摩擦面0
5を形成したクラッチギヤー体04とで構成されてい
る。シンクロバンドガイドディスクプレート01は図
1、図10、図12に示す通り、シャフト21に図11
に示すサークリップリング02で軸方向に固定され嵌合
されて、本発明で最も重要な役目を担う中空円盤形をし
ており、外周摩擦押圧面はクサビ形シンクロブレーキバ
ンド03のバンド内周傾斜面27に接触して押圧進行を
妨げて行く手を阻み外周方向へ拡張させ、バンド外周摩
擦面28を、前記したクラッチギヤー体04のV形状に
溝を中ぐり形成した内周摩擦面05に到達接触させて、
強力な摩擦トルクを発生させる役目をする。クサビ形シ
ンクロブレーキバンド03は図1、図2、図10に示す
通り、特許願平成10年第55651号に記載したとお
り、断面が略三角形で、回転方向にはシンクロハブ14
の側面に固定され、共に回転するための凸形状のアンカ
ーブロック06を形成し、一部には切り口すき間25を
形成し、バンド内周傾斜面27はシンクロバンドガイド
ディスクプレート01により進行を阻まれながら、さら
に進行して開きつつ、クラッチギヤー体04の内周摩擦
面05に到達接触するバンド外周摩擦面28を形成して
おり、いわゆるシンクロバンドガイドディスクプレート
01と、このクサビ形シンクロブレーキバンド03との
協働で強力、且つ急速な摩擦トルクを発生する形状にな
っている。シンクロハブ14は主として図1、図5、図
8に示す通り、側面にはクサビ形シンクロブレーキバン
ド03に形成した凸形状のアンカーブロック06が軸心
と外周方向間には移動摺動可能に、且つ回転方向には固
定され、クサビ形シンクロブレーキバンド03を押圧進
行させつつ共に回転させるための凹形のアンカーブロッ
クポケット15が形成され、外周のギヤーの形成面の数
カ所にはスリーブ09を押圧する平山形のスリーブスプ
リング12を収容するための凹形スプリングボックス1
6を形成している。スリーブ09は主として図1と図7
に示すとおり、歯23の形成面の数カ所には平山形のス
リーブスプリング12のスプリングトップ19が移動
入、脱を可能に収容するスプリングトップセンターホー
ル13を形成し、その左右には同じ形状をしたオーバー
シフトストッパーホール18を形成している。クラッチ
ギヤー体04は主として図1、図9、図10に詳細に示
す通り、外周には従来周知の右にクラッチギヤー10と
左に変速ギヤー11を形成しており、右側のクラッチギ
ヤー10の内周側には前記したクサビ形シンクロブレー
キバンド03が挿入され押圧進行されつつ、シンクロバ
ンドガイドディスクプレート01により進行を阻まれな
がら、さらに進行しつつ、到達接触して摩擦トルクを発
生するV形状に溝を中ぐりした内周摩擦面05を形成し
ている。スリーブスプリング12は図1と図6に示す通
り、平山形の形状でシンクロハブ14の外周ギヤー面の
数カ所に形成した凹形スプリングボックス16に収容さ
れ、スリーブ09の凹形のスプリングトップセンターホ
ール13にスプリングトップ19が入、脱可能に押圧し
て抵抗の少ない容易なシフト操作が可能なように形成し
ている。次に作動を図1と図10で説明すると、シンク
ロバンドガイドディスクプレート01がシャフト21に
軸方向に図11に示すサークリップリング02により軸
方向に嵌合され固定されており、セレクター7によりス
リーブ09を左の方向P1へ移動すると、回転方向には
シンクロハブ14の凹形のアンカーブロックポケット1
5に固定されて、凸形状のアンカーブロック06を形成
した、断面が略三角形で環状のクサビ形シンクロブレー
キバンド03のバンド内周傾斜面27は、前記シンクロ
ハブ14の押圧進行により、シャフト21に固定された
シンクロバンドガイドディスクプレート01の外周接触
面に進行を妨害されて行く手を阻まれ、さらに進行して
左の方向P2へ押されて回転しつつ、図10に示す状態
に到達して接触し、シンクロバンドガイドディスクプレ
ート01の外周接触面に抗されて、図4に示すA←・→
Aの外周矢印方向へ切り口すき間25を次第に外周方向
のP3へ開きつつ、クサビ形シンクロブレーキバンド0
3のバンド外周摩擦面28はクラッチギヤー体04にV
形状に溝を中ぐり形成した内周摩擦面05に到達接触し
て、このとき接触押圧摩擦の加わる強力な摩擦力が生ま
れようとするが、これが内周摩擦面05の内周面全体に
均等に起きるサーボ効果であり、この摩擦力が1次のシ
ンクロ作用である。さらに左へ移動すると回転しつつ外
周方向へ開きつつ進行して、シャフト上に固定されシン
クロバンドガイドディスクプレート01により軸方向に
に完全に抗されて行き詰まり、さらに左方向のP2への
進行により、クサビ形シンクロブレーキバンド03をさ
らにP3へ開く力となって、自己倍力作用が働きはじめ
て、クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド外周
摩擦面28とクラッチギヤー体04のV形状に溝を中ぐ
り形成した内周摩擦面05との摩擦トルクはさらに急速
に増大する、これが2次のシンクロ作用であって、この
ときスリーブ09はスプリングトップ19が位置してい
たスプリングトップセンターホール13から外れて、さ
らに進行しつつ、クラッチギヤー体04との回転速度が
一致して独立の回転ができるようになり、このスリーブ
09の歯23がクラッチギヤー体04のクラッチギヤー
10とに噛合って、シンクロバンドガイドディスクプレ
ート01とクサビ形シンクロブレーキバンド03はこの
時点で完全に役目を果たし終ると同時に、P4の方向へ
縮小してシフトに余分な力をかけないために、スリーブ
スプリング12のスプリングトップ19は、となりのオ
ーバーシフトストッパーホール18に移動して入り込
み、回転速度の異なるスリーブ09とクラッチギヤー体
04との噛合変速作動は完了する。次に、本発明による
サーボ効果について説明すると、特許願平成10年第5
5651号に記述した発明とは摩擦力の生まれる方式と
原理と効果が異なり、シンクロバンドガイドディスクプ
レート01が図11に示すサークリップリング02によ
り固定されて、クサビ形シンクロブレーキバンド03の
バンド内周傾斜面27全体面に対して、いわゆるテコの
原理を生じさせ、シャフト21クラッチギヤー体04の
全体をシフト移動の軸方向へ押す抵抗がなくて、単に外
周方向だけのブレーキ摩擦抵抗であり、それは車輪に使
用されるドラムブレーキのサーボ機構同様のジュオサー
ボ式のブレーキ効果に匹敵する、軽い操作力で大きな摩
擦トルクを発生する特徴を有して、「図10、図12に
示す」シンクロバンドガイドディスクプレート01の外
周面への押圧進行により、クサビ形シンクロブレーキバ
ンド03のバンド内周傾斜面27が到達接触しつつ抗れ
て、シフト移動方向に押圧進行されながら、クラッチギ
ヤー体04の内周摩擦面05方向へ開きつつ、回転方向
放射状の外周方向摩擦トルク面へ押圧する自己倍力作用
の発生で、摩擦トルクを急速に増大する、シャフト21
にサークリップリング02で固定されたシンクロバンド
ガイドディスクプレート01と断面が略三角形のクサビ
形シンクロブレーキバンド03およびクラッチギヤー体
04に形成した内周摩擦面05とで協働構成して、同期
作用のシンクロナイザーリングを省略した構造により同
期噛合の変速作動を完了させる。いわゆる、本発明の目
的達成はシャフト21にサークリップリング02で固定
されたシンクロバンドガイドディスクプレート01の採
用にあります。尚、図13と図14に示すクサビ形シン
クロブレーキバンド03が押圧進入する略V形状で環状
の溝を形成したクラッチギヤー体04でも、クサビ形シ
ンクロブレーキバンド03による自己倍力作用から、ス
リーブ09の歯23がダイレクトにクラッチギヤー10
への同期噛合を容易に完了できましょう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による変速機のシンクロナイザー同
期噛合機構の断面図。
【図2】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
として凸形状のアンカーブロック06とバンド外周摩擦
面28とバンド内周傾斜面27を示す図1の拡大断面
図。
【図3】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
としてアンカーブロック06と切り口すき間25を示し
た図4のイ矢視図。
【図4】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
としてアンカーブロック06を示した図3を二分の一に
円形を分割にした平面図。
【図5】 シンクロハブ14で凹形スプリングボック
ス16と凹形のアンカーブロックポケット15を示す図
11のS−−S断面図。
【図6】 スリーブスプリング12で図1に示した平
山形でその拡大図。
【図7】 スリーブ09でスプリングトップセンター
ホール13を中央において、その左右にオーバーシフト
ストッパーホール18とクラッチギヤー10に噛合う歯
23を示す断面図。
【図8】 シンクロハブ14で凹形のアンカーブロッ
クポケット15と凹形スプリングボックス16とを示し
た二分の一に円形を分割にし図5において左右対称に表
れる側面図。
【図9】 クラッチギヤー体04で内周摩擦面05を
示す一部分断面図。
【図10】 サークリップリング02でシンクロバンド
ガイドディスクプレート01をシャフト21に固定し、
クサビ形シンクロブレーキバンド03をクラッチギヤー
体04に組合せた1部分断面図。
【図11】 シンクロバンドガイドディスクプレート0
1をシャフトに固定するサークリップリング02の斜視
図。
【図12】 シンクロバンドガイドディスクプレート0
1の平面図。
【図13】
【図14】 シンクロバンドガイドディスクプレート0
1を省略した別な実施例を示すクラッチギヤー体04と
クサビ形シンクロブレーキバンド03との組合せ一部分
断面図。
【符号の説明】
01 はシンクロバンドガイドディスクプレート。02
はサークリップリング。03 はクサビ形シンクロブ
レーキバンド。04 はクラッチギヤー体。05 は内
周摩擦面。06 はアンカーブロック。09 はスリー
ブ。10 はクラッチギヤー。 11
は変速ギヤー。12 はスリーブスプリング。13
はスプリングトップセンターホール。14 はシンクロ
ハブ。15 はアンカーブロックポケット。16 は凹
形スプリングボックス。17 はセレクター。18 は
オーバーシフトストッパーホール。 19 はスプリン
グトップ。21 はシャフト23 は歯。25 は切り
口すき間。27 はバンド内周傾斜面。
28 はバンド外周摩擦面。P1 はセレクター(シ
フト)による移動方向。P2 はシンクロハブの進行押
圧方向。P3 は図4においてシンクロバンドガイドデ
ィスクプレート01の外周面により進行を妨害された、
クサビ形シンクロブレーキバンド03を矢印A←・→A
に開き拡張させて、バンド外周摩擦面28をクラッチギ
ヤー体04の内周摩擦面05へ到達接触させる方向。P
4 は図4においてB→・←Bであり作動完了後はへ縮
少の方向を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全 文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 変速機のシンクロナイザー同期噛合機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】 本発明はシャフト21により固定されたシンクロガイド
ディスク01の外周上でクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が軸方向に往復摩擦移動するもので、進行移動押
圧することによりバンド内周傾斜面27が抗されて外周
へ開き摩擦トルクを発生させる発想に最大の重要点がお
かれる。本発明の目的達成はシャフト21にサークリッ
プリング02で固定したシンクロガイドディスク01の
外周面が、クサビ形シンクロブレーキバンド03のバン
ド内周傾斜面27に当たり進行を妨害して、押圧力を軸
方向から放射状への外周直角方向へ90度に方向変換し
て、クサビ形シンクロブレーキバンド03を外周方向へ
開き拡張させ、バンド外周摩擦トルク面28とV形状の
溝で形成する内周摩擦トルク面05に到達接触させて、
強力な自己倍力作用によるサーボ効果を発生させる機構
の採用にあります。発明の効果について概要を説明する
と、先に出願した特許願 平成10年第55651号の
出願は摩擦力を発生させる手段が、クラッチギヤー体2
0のコーン状の小径の傾斜面28とシンクロ摩擦リング
03の大径傾斜面08との間に挟まれて、このシンクロ
摩擦リング03の大径傾斜面08に抗された断面が略三
角形のクサビ形シンクロブレーキバンド05による絞り
込みで摩擦トルクを発生させるものに対して、本発明は
摩擦力を発生させる手段が、バンド内周傾斜面27を有
する断面が略三角形のクサビ形シンクロブレーキバンド
03がシャフト21に固定したシンクロガイドディスク
01の外周上で軸方向に往復移動するもので、クサビ形
シンクロブレーキバンド03が移動することによるバン
ド内周傾斜面27が固定されているシンクロガイドディ
スク01の外周面に当たり進行を抗されて、さらに進行
して開き、すなわちクサビ形シンクロブレーキバンド0
3を進行させつつバンド内周傾斜面27にシンクロガイ
ドディスク01を内接さるよに潜り込ませて、次第に開
かせつつバンド外周摩擦トルク面28を内周摩擦トルク
面05に到達させて摩擦トルクを発生させるものであっ
て、シンクロハブ14のP2への移動により、図11に
示すサークリップリング02でシャフト21に固定した
図12に示すシンクロガイドディスク01の外周面に、
クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド内周傾斜
面27が当り、バンド内周傾斜面27の内周全体面に妨
害摩擦が生じ抗されて、シャフト21に軸方向に固定し
たクラッチギヤー体04をシフト移動の軸方向へ押す抵
抗の損失仕事量が少なくて、その分だけ実際仕事量が大
きくなりトルクが強力、且つ急速となり、押圧力を軸方
向から直角して放射状の外周方向へ変換した後に起きる
バンド外周摩擦トルク面28とクラッチギヤー体04の
内周摩擦トルク面05との摩擦抵抗だけで、車輪のドラ
ムブレーキのサーボ機構と同様のブレーキ効果に匹敵す
る自己倍力作用の発生により、摩擦トルクを急速に増大
して、軽い操作力で大きな摩擦トルクを発生する特徴を
有している。この発明は、先に出願した特許願平成10
年第55651号に詳細に記載した、クラッチギヤー体
20のコーン状の小径の傾斜面28とシンクロ摩擦リン
グ03の大径傾斜面08に挟まれた、クサビ形シンクロ
ブレーキバンド05を有する、変速機のシンクロナイザ
ー同期噛合機構に関連しており、特に中空円盤形をした
シンクロガイドディスク01とV形状の溝を中ぐりして
内周摩擦トルク面05を形成したクラッチギヤー体04
の採用により、現在のように自動車機構の高速回転化に
よる機関や車体構造の技術的発展に伴って高速道路や、
特に慣れない急な下り坂での高速運転中の突如としたエ
ンジンブレーキなどで、低速ギヤーへの急速なシフトチ
ェンジにおいても、回転速度の異なるスリーブ09の歯
23とクラッチギヤー10とのギヤーどうしを噛合いさ
せる時、強力な自己倍力作用の発生で、急速な、且つ強
力な摩擦トルクを発生させて、抵抗の少ない軽い操作力
で容易に同期作用をさせて、衝撃と騒音をなくして、急
速、且つスムーズなシンクロ作動を完遂する、変速機の
シンクロナイザー同期噛合機構を提供する。従来のシン
クロナイザー同期噛合機構(シンクロメッシュ)には、
コンスタントロード型、ドイツポルシェ社のドラムブレ
ーキのサーボ機構を応用したサーボシンクロ型、ホンダ
製のシンクロキーのない特殊シンクロ機構などと、現在
主流として使用されているシンクロキー使用のイナーシ
ャロック型であるワーナー型に至っておりますが、いづ
れも抵抗が大きくてその操作は決して楽ではなくて、高
速回転且つ、信号待ちなどでの急速なシフトの同期噛合
操作の時には軽い操作力でクラッチ(コーン状の傾斜
面)を押しつける強い力を得られるに至るまでの機構は
なくて、同期が追従せずに突入できないなど、また衝撃
や騒音の欠点があり、ハンドル操作とシフトレバーの操
作は必ず片手操作であることから、事故など安全上から
も急速、且つスムーズな変速完了が要求されることは言
うまでもない。本発明による同期噛合機構の構造を説明
すると、シャフト21に嵌合されてサークリップリング
02で固定した『本発明で最も重要な役目を担う中空円
盤形をしたシンクロガイドディスク01とV形状に環状
の溝を中ぐりして内周摩擦トルク面05を形成したクラ
ッチギヤー体04』とアンカーブロック06を形成した
断面が略三角形のクサビ形シンクロブレーキバンド03
が従来と異なる主たる構成である。シンクロガイドディ
スク01は図1、図10、図12に示す通り、シャフト
21に図11で示すサークリップリング02で固定され
て、本発明で最も重要な役目を担うものであり、外周面
(外周摩擦受圧面)はクサビ形シンクロブレーキバンド
03のバンド内周傾斜面27に当たり押圧進行を妨げて
外周方向へ拡張させ、バンド外周摩擦トルク面28を前
記したクラッチギヤー体04のV形状に溝を中ぐり形成
した環状の内周摩擦トルク面05に到達接触させ、強力
な摩擦トルク発生をする中空円盤形をしている。クサビ
形シンクロブレーキバンド03は図1、図2、図10に
示す通り、断面が略三角形の環状をして、回転方向には
シンクロハブ14の側面に固定され、共に回転するため
の凸形状のアンカーブロック06を形成し、一部には拡
張と縮小作動をするための切り口すき間25を形成し、
バンド内周傾斜面27はシンクロガイドディスク01に
より進行を抗されながら、さらに進行して開きつつ、ク
ラッチギヤー体04の内周摩擦トルク面05に到達接触
するバンド外周摩擦トルク面28を形成し、いわゆるシ
ンクロガイドディスク01により、このクサビ形シンク
ロブレーキバンド03とクラッチギヤー体04の内周摩
擦トルク面05との間に強力、且つ急速な摩擦トルクを
発生する。シンクロハブ14は主として図1、図5、図
8に示す通り、側面にはクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が、軸心と外周間の方向には移動自由可能に摺動
して、押圧進行しつつ、図3に示す凸形状のアンカーブ
ロック06が回転方向にはシンクロハブ14と共に回転
するためにロックされる凹形のアンカーブロックポケッ
ト15が形成され、外周のギヤーの形成面の数カ所には
スリーブ09を押圧する図6に示す平山形のスリーブス
プリング12を収容するための凹形スプリングボックス
16を形成している。スリーブ09は図1と図7に示す
とおり、歯23の形成面の数カ所には平山形のスリーブ
スプリング12のスプリングトップ19が移動入穴、脱
穴を可能に収容するスプリングトップセンターホール1
3を形成し、その左右には同じ形状をしたオーバーシフ
トストッパーホール18を形成している。クラッチギヤ
ー体04は図1、図9、図10に詳細に示す通り、外周
には右側に従来周知のクラッチギヤー10と左側に変速
ギヤー11を形成し、右側のクラッチギヤー10の軸心
方向内周側には前記したクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が挿入されて、進行しつつ、到達接触して摩擦ト
ルクを発生するV形状に溝を中ぐりした環状の内周摩擦
トルク面05を形成している。スリーブスプリング12
は図1と図6に示す通り、平山形の形状でシンクロハブ
14の外周ギヤー面の数カ所に形成した凹形スプリング
ボックス16に収容され、スリーブ09の凹形のスプリ
ングトップセンターホール13およびオーバーシフトス
トッパーホール18にスプリングトップ19が移動入
穴、脱穴可能にして抵抗の少ない容易なシフト操作を可
能にして形成している。次に作動を図1と図10で説明
すると、シンクロガイドディスク01がシャフト21に
図11で示すサークリップリング02により嵌合され固
定されており、セレクター17によりスリーブ09を左
の方向P1へ移動すると、シンクロハブ14と共に回転
可能に固定したクサビ形シンクロブレーキバンド03
は、バンド内周傾斜面27が左の方向P2への押圧進行
によりシャフト21に固定されたシンクロガイドディス
ク01の外周面に当り進行を妨害されて、押圧力を軸方
向から直角放射状の外周方向への変換押圧と変えて、図
4に示す切り口すき間25を次第にA←・→Aの外周矢
印方向へ開きつつ、バンド外周摩擦トルク面28は図9
に破線で示す内周摩擦トルク面05との間で隙間を有す
る状態より図10に示す隙間のない接触の状態へ到達し
て、さらに進行してシンクロガイドディスク01の外周
面に抗されて、バンド外周摩擦トルク面28は外方へさ
らに大きく開き、クラッチギヤー体04に溝を中ぐり形
成した内周摩擦トルク面05との間で強力に摩擦接触し
て、ここで強力な摩擦力が生まれようとするが、これが
内周摩擦トルク面05の全体面に均一に起きるサーボ効
果で、この摩擦力が1次のシンクロ作用であり、さらに
クサビ形シンクロブレーキバンド03が進行すると、回
転、且つ外周方向へ開きつつ、シャフト21に固定され
たシンクロガイドディスク01の外周面により軸方向に
進行を完全に抗されて行き詰まり、さらにP2へ移動進
行して、クサビ形シンクロブレーキバンド03を図4に
示す外周方向矢印A←・→AのP3「図10に示す」へ
押し開く力はさらに増大して、自己倍力作用が働きはじ
めて、クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド外
周摩擦トルク面28とクラッチギヤー体04の内周摩擦
トルク面05との間に生ずる摩擦トルクはさらに急速に
増大し発達するが、これが2次のシンクロ作用であり、
このときスリーブ09はスプリングトップ19が位置し
ていたスプリングトップセンターホール13から外れ
て、さらにP2へ進行しながら、クラッチギヤー体04
との回転速度が一致して独立の回転ができるようにな
り、このスリーブ09の歯23がクラッチギヤー体04
のクラッチギヤー10とに噛合い、シンクロガイドディ
スク01とクサビ形シンクロブレーキバンド03は、こ
の時点で完全に役目を果たし終ると同時に、スリーブ0
9およびシンクロハブ14の進行を妨害する力もなくな
り、図4では矢印内周側方向B→・←B「図10でP4
の力」へ縮小して、シフトに余分な力をかけないように
するために、スリーブスプリング12のスプリングトッ
プ19は、となりのオーバーシフトストッパーホール1
8に移動して入り込み、シンクロガイドディスク01と
クサビ形シンクロブレーキバンド03はフリーの自由体
となって、回転速度の異なるスリーブ09とクラッチギ
ヤー体04との噛合変速は完了する。作動を、図1によ
り左側の第2速を例えて説明したが、ギヤー比の異なる
変速ギヤー(11)以外の同期作動部分は左右対称であ
り、第1速に入れるにはシフトレバーをP1と反対に移
動すると右側半分で作動することになる。尚、図13と
図14に示すとおりシンクロガイドディスク01を省略
削除して、クサビ形シンクロブレーキバンド03のみを
押圧進入させて、バンド外周摩擦トルク面28とバンド
内周傾斜面27がクラッチギヤー体04の内部に形成し
た略V形状で環状の溝である内周の摩擦トルク面に摩擦
接触させても、サーボ効果による摩擦トルクの発生で、
スリーブ09の歯23が直接クラッチギヤー10へ同期
噛合を容易に完了できることも理解できましょう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による変速機のシンクロナイザー同
期噛合機構の断面図。
【図2】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
として凸形状のアンカーブロック06とバンド外周摩擦
トルク面28とバンド内周傾斜面27をとを詳細に示す
拡大断面図。
【図3】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
主としてアンカーブロック06と切り口すき間25とを
示した図4のイ矢視図。
【図4】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
アンカーブロック06と切り口すき間25と外周へ拡張
する矢印A←・→Aおよび内周へ縮小する矢印B→・←
B方向を示す図3の分割平面図。
【図5】 シンクロハブ14で、凹形スプリングボッ
クス16と凹形のアンカーブロックポケット15を示す
図8のS――S断面図。
【図6】 スリーブスプリング12で、図1の拡大斜
視図。
【図7】 スリーブ09で、スプリングトップセンタ
ーホール13を中央において、その左右にオーバーシフ
トストッパーホール18とクラッチギヤー10に噛合う
歯23を示す断面図。
【図8】 シンクロハブ14で、凹形のアンカーブロ
ックポケット15と凹形スプリングボックス16を示し
た二分の一に円形を分割した図5において左右対称に表
れる側面図。
【図9】 クラッチギヤー体04で、内周摩擦トルク
面05とクラッチギヤー10などを示してクサビ形シン
クロブレーキバンド03との組み合わせ一部分断面図。
【図10】 サークリップリング02で、シンクロガイ
ドディスク01をシャフト21に固定し、それにクサビ
形シンクロブレーキバンド03とクラッチギヤー体04
を組合せた1部分断面図。
【図11】 シンクロガイドディスク01をシャフトに
固定するサークリップリング02の斜視図。
【図12】 シンクロガイドディスク01の平面図。
【図13】、
【図14】 シンクロガイドディスク01を省略して別
な実施例を示したクラッチギヤー体04とクサビ形シン
クロブレーキバンド03の形状を変えての摩擦状態を示
す組合せ一部分断面図。
【符号の説明】 01 はシンクロガイドディスク。 02 はサークリップリング。 03 はクサビ形シンクロブレーキバンド。 04 はクラッチギヤー体。 05 は内周摩擦トルク面。 06 はアンカーブロック。 09 はスリーブ。 10 はクラッチギヤー。 11 は変速ギヤー。 12 はスリーブスプリング。 13 はスプリングトップセンターホール。 14 はシンクロハブ。 15 はアンカーブロックポケット。 16 は凹形スプリングボックス。 17 はセレクター。 18 はオーバーシフトストッパーホール。 19 はスプリングトップ。 21 はシャフト。 23 は歯。 25 は切り口すき間。 27 はバンド内周傾斜面。 28 はバンド外周摩擦トルク面。 P1 はセレクター(シフト)による移動方向。 P2 はシンクロハブの進行押圧方向。 P3 は図4において矢印A←・→Aであり、図10に
おいてシンクロガイドディスク01の外周面により進行
を妨害された、クサビ形シンクロブレーキバンド03を
開き拡張させて、バンド外周摩擦面28をクラッチギヤ
ー体04の内周摩擦面05へ押しつける方向。 P4 は図4において矢印B→・←Bであり、同期噛合
の変速に入りクサビ形シンクロブレーキバンド03が役
目を果たし終ると同時にシンクロハブ14の進行を妨害
する力もなくなり元の状態に縮少する方向。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全 図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項1】シャフト21に固定したシンクロガイドデ
ィスク01の外周上に装架されて、バンド内周傾斜面2
7とバンド外周摩擦トルク面28を形成して軸方向に往
復移動するクサビ形シンクロブレーキバンド03とそれ
を摩擦可能に内接嵌合させるように環状の溝を中ぐりし
て内周摩擦トルク面05を形成したクラッチギヤー体0
4とで構成されており、シンクロハブ14の押圧と共に
クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド内周傾斜
面27がシンクロガイドディスク01の外周面に抗され
て押圧力を軸方向から外周方向へ変換して、次第に外周
へ拡張して開き、バンド外周摩擦トルク面28を内周摩
擦トルク面05へ到達摩擦させて、自己倍力作用の発生
するサーボ効果の急速な摩擦トルクにより、同期噛合を
完了させる構造の、変速機のシンクロナイザー同期噛合
機構。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 変速機のシンクロナイザー同期噛合機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】 本発明はシャフト21により固定されたシンクロガイド
ディスク01の外周上でクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が軸方向に往復摩擦移動するもので、進行移動押
圧することによりバンド内周傾斜面27が抗されて外周
へ開き摩擦トルクを発生させる発想に最大の重要点がお
かれる。本発明の目的達成はシャフト21にサークリッ
プリング02で固定したシンクロガイドディスク01の
外周面が、クサビ形シンクロブレーキバンド03のバン
ド内周傾斜面27に当たり進行を妨害して、押圧力を軸
方向から放射状への外周直角方向へ90度に方向変換し
て、クサビ形シンクロブレーキバンド03を外周方向へ
開き拡張させ、バンド外周摩擦トルク面28とV形状の
溝で形成する内周摩擦トルク面05に到達接触させて、
強力な自己倍力作用によるサーボ効果を発生させる機構
の採用にあります。発明の効果について概要を説明する
と、先に出願した特許願 平成10年第55651号の
出願は摩擦力を発生させる手段が、クラッチギヤー体2
0のコーン状の小径の傾斜面28とシンクロ摩擦リング
03の大径傾斜面08との間に挟まれて、このシンクロ
摩擦リング03の大径傾斜面08に抗された断面が略三
角形のクサビ形シンクロブレーキバンド05による絞り
込みで摩擦トルクを発生させるものに対して、本発明は
摩擦力を発生させる手段が、バンド内周傾斜面27を有
する断面が略三角形のクサビ形シンクロブレーキバンド
03がシャフト21に固定したシンクロガイドディスク
01の外周上で軸方向に往復移動するもので、クサビ形
シンクロブレーキバンド03が移動することによるバン
ド内周傾斜面27が固定されているシンクロガイドディ
スク01の外周面に当たり進行を抗されて、さらに進行
して開き、すなわちクサビ形シンクロブレーキバンド0
3を進行させつつバンド内周傾斜面27にシンクロガイ
ドディスク01を内接さるよに潜り込ませて、次第に開
かせつつバンド外周摩擦トルク面28を内周摩擦トルク
面05に到達させて摩擦トルクを発生させるものであ
り、シンクロハブ14のP2への移動により、図11に
示すサークリップリング02でシャフト21に固定した
図12に示すシンクロガイドディスク01の外周面に、
クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド内周傾斜
面27が当り、バンド内周傾斜面27の内周全体面に妨
害摩擦が生じ抗されて、シャフト21に軸方向に固定し
たクラッチギヤー体04をシフト移動の軸方向へ押す抵
抗の損失仕事量が少なくて、その分だけ実際仕事量が大
きくなりトルクが強力、且つ急速となり、押圧力を軸方
向から直角して放射状の外周方向へ変換した後に起きる
バンド外周摩擦トルク面28とクラッチギヤー体04の
内周摩擦トルク面05との摩擦抵抗だけで、車輪のドラ
ムブレーキのサーボ機構と同様のブレーキ効果に匹敵す
る自己倍力作用の発生により、摩擦トルクを急速に増大
して、軽い操作力で大きな摩擦トルクを発生する特徴を
有している。この発明は、先に出願した特許願平成10
年第55651号に詳細に記載した、クラッチギヤー体
20のコーン状の小径の傾斜面28とシンクロ摩擦リン
グ03の大径傾斜面08に挟まれた、クサビ形シンクロ
ブレーキバンド05を有する、変速機のシンクロナイザ
ー同期噛合機構に関連しており、特に中空円盤形をした
シンクロガイドディスク01とV形状の溝を中ぐりして
内周摩擦トルク面05を形成したクラッチギヤー体04
の採用により、現在のように自動車機構の高速回転化に
よる機関や車体構造の技術的発展に伴って高速道路や、
特に慣れない急な下り坂での高速運転中の突如としたエ
ンジンブレーキなどで、低速ギヤーへの急速なシフトチ
ェンジにおいても、回転速度の異なるスリーブ09の歯
23とクラッチギヤー10とのギヤーどうしを噛合いさ
せる時、強力な自己倍力作用の発生で、急速な、且つ強
力な摩擦トルクを発生させて、抵抗の少ない軽い操作力
で容易に同期作用をさせて、衝撃と騒音をなくして、急
速、且つスムーズなシンクロ作動を完遂する、変速機の
シンクロナイザー同期噛合機構を提供する。従来のシン
クロナイザー同期噛合機構(シンクロメッシュ)には、
コンスタントロード型、ドイツポルシェ社のドラムブレ
ーキのサーボ機構を応用したサーボシンクロ型、ホンダ
製のシンクロキーのない特殊シンクロ機構などと、現在
主流として使用されているシンクロキー使用のイナーシ
ャロック型であるワーナー型に至っておりますが、いづ
れも抵抗が大きくてその操作は決して楽ではなくて、高
速回転且つ、信号待ちなどでの急速なシフトの同期噛合
操作の時には軽い操作力でクラッチ(コーン状の傾斜
面)を押しつける強い力を得られるに至るまでの機構は
なくて、同期が追従せずに突入できないなど、また衝撃
や騒音の欠点があり、ハンドル操作とシフトレバーの操
作は必ず片手操作であることから、事故など安全上から
も急速、且つスムーズな変速完了が要求されることは言
うまでもない。本発明による同期噛合機構の構造を説明
すると、シャフト21に嵌合されてサークリップリング
02で固定した『本発明で最も重要な役目を担う中空円
盤形をしたシンクロガイドディスク01とV形状に環状
の溝を中ぐりして内周摩擦トルク面05を形成したクラ
ッチギヤー体04』とアンカーブロック06を形成した
断面が略三角形のクサビ形シンクロブレーキバンド03
が従来と異なる主たる構成である。シンクロガイドディ
スク01は図1、図10、図12に示す通り、シャフト
21に図11で示すサークリップリング02で固定され
て、本発明で最も重要な役目を担うものであり、外周面
(外周摩擦受圧面)はクサビ形シンクロブレーキバンド
03のバンド内周傾斜面27に当たり押圧進行を妨げて
外周方向へ拡張させ、バンド外周摩擦トルク面28を前
記したクラッチギヤー体04のV形状に溝を中ぐり形成
した環状の内周摩擦トルク面05に到達接触させ、強力
な摩擦トルク発生をする中空円盤形をしている。クサビ
形シンクロブレーキバンド03は図1、図2、図10に
示す通り、断面が略三角形の環状をして、回転方向には
シンクロハブ14の側面に固定され、共に回転するため
の凸形状のアンカーブロック06を形成し、一部には拡
張と縮小作動をするための切り口すき間25を形成し、
バンド内周傾斜面27はシンクロガイドディスク01に
より進行を抗されながら、さらに進行して開きつつ、ク
ラッチギヤー体04の内周摩擦トルク面05に到達接触
するバンド外周摩擦トルク面28を形成し、いわゆるシ
ンクロガイドディスク01により、このクサビ形シンク
ロブレーキバンド03とクラッチギヤー体04の内周摩
擦トルク面05との間に強力、且つ急速な摩擦トルクを
発生する。シンクロハブ14は主として図1、図5、図
8に示す通り、側面にはクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が、軸心と外周間の方向には移動自由可能に摺動
して、押圧進行しつつ、図3に示す凸形状のアンカーブ
ロック06が回転方向にはシンクロハブ14と共に回転
するためにロックされる凹形のアンカーブロックポケッ
ト15が形成され、外周のギヤーの形成面の数カ所には
スリーブ09を押圧する図6に示す平山形のスリーブス
プリング12を収容するための凹形スプリングボックス
16を形成している。スリーブ09は図1と図7に示す
とおり、歯23の形成面の数カ所には平山形のスリーブ
スプリング12のスプリングトップ19が移動入穴、脱
穴を可能に収容するスプリングトップセンターホール1
3を形成し、その左右には同じ形状をしたオーバーシフ
トストッパーホール18を形成している。クラッチギヤ
ー体04は図1、図9、図10に詳細に示す通り、外周
には右側に従来周知のクラッチギヤー10と左側に変速
ギヤー11を形成し、右側のクラッチギヤー10の軸心
方向内周側には前記したクサビ形シンクロブレーキバン
ド03が挿入されて、進行しつつ、到達接触して摩擦ト
ルクを発生するV形状に溝を中ぐりした環状の内周摩擦
トルク面05を形成している。スリーブスプリング12
は図1と図6に示す通り、平山形の形状でシンクロハブ
14の外周ギヤー面の数カ所に形成した凹形スプリング
ボックス16に収容され、スリーブ09の凹形のスプリ
ングトップセンターホール13およびオーバーシフトス
トッパーホール18にスプリングトップ19が移動入
穴、脱穴可能にして抵抗の少ない容易なシフト操作を可
能にして形成している。次に作動を図1と図10で説明
すると、シンクロガイドディスク01がシャフト21に
図11で示すサークリップリング02により嵌合され固
定されており、セレクター17によりスリーブ09を左
の方向P1へ移動すると、シンクロハブ14と共に回転
可能に固定したクサビ形シンクロブレーキバンド03
は、バンド内周傾斜面27が左の方向P2への押圧進行
によりシャフト21に固定されたシンクロガイドディス
ク01の外周面に当り進行を妨害されて、押圧力を軸方
向から直角放射状の外周方向への変換押圧と変えて、図
4に示す切り口すき間25を次第にA←・→Aの外周矢
印方向へ開きつつ、バンド外周摩擦トルク面28は図9
に破線で示す内周摩擦トルク面05との間で隙間を有す
る状態より図10に示す隙間のない接触の状態へ到達し
て、さらに進行してシンクロガイドディスク01の外周
面に抗されて、バンド外周摩擦トルク面28は外方へさ
らに大きく開き、クラッチギヤー体04に溝を中ぐり形
成した内周摩擦トルク面05との間で強力に摩擦接触し
て、ここで強力な摩擦力が生まれようとするが、これが
内周摩擦トルク面05の全体面に均一に起きるサーボ効
果で、この摩擦力が1次のシンクロ作用であり、さらに
クサビ形シンクロブレーキバンド03が進行すると、回
転、且つ外周方向へ開きつつ、シャフト21に固定され
たシンクロガイドディスク01の外周面により軸方向に
進行を完全に抗されて行き詰まり、さらにP2へ移動進
行して、クサビ形シンクロブレーキバンド03を図4に
示す外周方向矢印A←・→AのP3「図10に示す」へ
押し開く力はさらに増大して、自己倍力作用が働きはじ
めて、クサビ形シンクロブレーキバンド03のバンド外
周摩擦トルク面28とクラッチギヤー体04の内周摩擦
トルク面05との間に生ずる摩擦トルクはさらに急速に
増大し発達するが、これが2次のシンクロ作用であり、
このときスリーブ09はスプリングトップ19が位置し
ていたスプリングトップセンターホール13から外れ
て、さらにP2へ進行しながら、クラッチギヤー体04
との回転速度が一致して独立の回転ができるようにな
り、このスリーブ09の歯23がクラッチギヤー体04
のクラッチギヤー10とに噛合い、シンクロガイドディ
スク01とクサビ形シンクロブレーキバンド03は、こ
の時点で完全に役目を果たし終ると同時に、スリーブ0
9およびシンクロハブ14の進行を妨害する力もなくな
り、図4では矢印内周側方向B→・←B「図10でP4
の力」へ縮小して、シフトに余分な力をかけないように
するために、スリーブスプリング12のスプリングトッ
プ19は、となりのオーバーシフトストッパーホール1
8に移動して入り込み、シンクロガイドディスク01と
クサビ形シンクロブレーキバンド03はフリーの自由体
となって、回転速度の異なるスリーブ09とクラッチギ
ヤー体04との噛合変速は完了する。作動を、図1によ
り左側の第2速を例えて説明したが、ギヤー比の異なる
変速ギヤー(11)以外の同期作動部分は左右対称であ
り、第1速に入れるにはシフトレバーをP1と反対に移
動すると右側半分で作動することになる。尚、図13と
図14に示すとおりシンクロガイドディスク01を省略
削除して、クサビ形シンクロブレーキバンド03のみを
押圧進入させて、バンド外周摩擦トルク面28とバンド
内周傾斜面27がクラッチギヤー体04の内部に形成し
た略V形状で環状の溝である内周の摩擦トルク面に摩擦
接触させても、サーボ効果による摩擦トルクの発生で、
スリーブ09の歯23が直接クラッチギヤー10へ同期
噛合を容易に完了できることも理解できましょう。ま
た、図15に示すように図1と図10に示すクサビ形シ
ンクロブレーキバンド03の内側傾斜面が左右を逆方向
にしてクラッチギヤー体04の内周摩擦トルク面05に
摺動可能に挿入嵌号されてシンクロハブ14と一体で押
圧作動するシンクロガイドディスク01が進行すること
により内側傾斜面を抗してクサビ形シンクロブレーキバ
ンド03を外周へ拡張させて摩擦トルクを発生させるよ
うになっており、前述の詳細な説明における図1および
図10とは逆で軸方向固定体(クサビ形シンクロブレー
キバンド03)と軸方向移動体(シンクロガイドディス
ク01)とした他の実施例であり、請求項1と全く同じ
原理で同じ効果を発生して同期噛合を容易に完了できる
ことも理解できましよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による変速機のシンクロナイザー同
期噛合機構の断面図。
【図2】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
として凸形状のアンカーブロック06とバンド外周摩擦
トルク面28とバンド内周傾斜面27をとを詳細に示す
拡大断面図。
【図3】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
主としてアンカーブロック06と切り口すき間25とを
示した図4のイ矢視図。
【図4】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
アンカーブロック06と切り口すき間25と外周へ拡張
する矢印A←・→Aおよび内周へ縮小する矢印B→・←
B方向を示す図3の分割平面図。
【図5】 シンクロハブ14で、凹形スプリングボッ
クス16と凹形のアンカーブロックポケット15を示す
図8のS――S断面図。
【図6】 スリーブスプリング12で、図1の拡大斜
視図。
【図7】 スリーブ09で、スプリングトップセンタ
ーホール13を中央において、その左右にオーバーシフ
トストッパーホール18とクラッチギヤー10に噛合う
歯23を示す断面図。
【図8】 シンクロハブ14で、凹形のアンカーブロ
ックポケット15と凹形スプリングボックス16を示し
た二分の一に円形を分割した図5において左右対称に表
れる側面図。
【図9】 クラッチギヤー体04で、内周摩擦トルク
面05とクラッチギヤー10などを示してクサビ形シン
クロブレーキバンド03との組み合わせ一部分断面図。
【図10】 サークリップリング02で、シンクロガイ
ドディスク01をシャフト21に固定し、それにクサビ
形シンクロブレーキバンド03とクラッチギヤー体04
を組合せた1部分断面図。
【図11】 シンクロガイドディスク01をシャフトに
固定するサークリップリング02の斜視図。
【図12】 シンクロガイドディスク01の平面図。
【図13】、
【図14】 シンクロガイドディスク01を省略して別
な実施例を示したクラッチギヤー体04とクサビ形シン
クロブレーキバンド03の形状を変えての摩擦状態を示
す組合せ一部分断面図。
【図15】 図1と図10に示すクサビ形シンクロブレ
ーキバンド03の内側傾斜面が左右を逆方向にしてクラ
ッチギヤー体04の内周摩擦トルク面05に摺動可能に
嵌号されてシンクロハブ14と一体で操作作動するシン
クロガイドディスク01が進行することにより摩擦トル
クを発生させる他の実施例を示す組合せ一部分断面図。
【符号の説明】 01 はシンクロガイドディスク。 02 はサークリップリング。 03 はクサビ形シンクロブレーキバンド。 04 はクラッチギヤー体。 05 は内周摩擦トルク面。 06 はアンカーブロック。 09 はスリーブ。 10 はクラッチギヤー。 11 は変速ギヤー。 12 はスリーブスプリング。 13 はスプリングトップセンターホール。 14 はシンクロハブ。 15 はアンカーブロックポケット。 16 は凹形スプリングボックス。 17 はセレクター。 18 はオーバーシフトストッパーホール。 19 はスプリングトップ。 21 はシャフト。 23 は歯。 25 は切り口すき間。 27 はバンド内周傾斜面。 28 はバンド外周摩擦トルク面。 P1 はセレクター(シフト)による移動方向。 P2 はシンクロハブの進行押圧方向。 P3 は図4において矢印A←・→Aであり、図10に
おいてシンクロガイドディスク01の外周面により進行
を妨害された、クサビ形シンクロブレーキバンド03を
開き拡張させて、バンド外周摩擦面28をクラッチギヤ
ー体04の内周摩擦面05へ押しつける方向。 P4 は図4において矢印B→・←Bであり、同期噛合
の変速に入りクサビ形シンクロブレーキバンド03が役
目を果たし終ると同時にシンクロハブ14の進行を妨害
する力もなくなり元の状態に縮少する方向。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】追加
【補正内容】
【図15】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による変速機のシンクロナイザー同
期噛合機構の断面図。
【図2】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で主
として凸形状のアンカーブロック06とバンド外周摩擦
トルク面28とバンド内周傾斜面27をとを詳細に示す
拡大断面図。
【図3】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
主としてアンカーブロック06と切り口すき間25とを
示した図4のイ矢視図。
【図4】 クサビ形シンクロブレーキバンド03で、
アンカーブロック06と切り口すき間25と外周へ拡張
する矢印A←・→Aおよび内周へ縮小する矢印B→・←
B方向を示す図3の分割平面図。
【図5】 シンクロハブ14で、凹形スプリングボッ
クス16と凹形のアンカーブロックポケット15を示す
図8のS−−S断面図。
【図6】 スリーブスプリング12で、図1の拡大斜
視図。
【図7】 スリーブ09で、スプリングトップセンタ
ーホール13を中央において、その左右にオーバーシフ
トストッパーホール18とクラッチギヤー10に噛合う
歯23を示す断面図。
【図8】 シンクロハブ14で、凹形のアンカーブロ
ックポケット15と凹形スプリングボックス16を示し
た二分の一に円形を分割した図5において左右対称に表
れる側面図。
【図9】 クラッチギヤー体04で、内周摩擦トルク
面05とクラッチギヤー10などを示してクサビ形シン
クロブレーキバンド03との組み合わせ一部分断面図。
【図10】 サークリップリング02で、シンクロガイ
ドディスク01をシャフト21に固定し、それにクサビ
形シンクロブレーキバンド03とクラッチギヤー体04
を組合せた1部分断面図。
【図11】 シンクロガイドディスク01をシャフトに
固定するサークリップリング02の斜視図。
【図12】 シンクロガイドディスク01の平面図。
【図13】 シンクロガイドディスク01を省略して別
な実施例を示したクラッチギヤー体04とクサビ形シン
クロブレーキバンド03の形状を変えての摩擦状態を示
す組合せ一部分断面図。
【図14】 シンクロガイドディスク01を省略して別
な実施例を示したクラッチギヤー体04とクサビ形シン
クロブレーキバンド03の形状を変えての摩擦状態を示
す組合せ一部分断面図。
【図15】 図1と図10に示すクサビ形シンクロブレ
ーキバンド03の内側傾斜面が左右を逆方向にしてクラ
ッチギヤー体04の内周摩擦トルク面05に摺動可能に
嵌号されてシンクロハブ14と一体で操作作動するシン
クロガイドディスク01が進行することにより摩擦トル
クを発生させる他の実施例を示す組合せ一部分断面図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速機のシャフト21に軸方向に固定され
    嵌合されたシンクロバンドガィドディスクプレート01
    と外周方向へ開く断面が略三角形のクサビ形シンクロブ
    レーキバンド03およびクラッチギヤー体04とで構成
    されており、前記クサビ形シンクロブレーキバンド03
    がシフト移動方向のシンクロハブ14により押圧進行さ
    れつつ、前記シンクロバンドガイドディスクプレート0
    1の外周面による抗力で、前記クサビ形シンクロブレー
    キバンド03の内周傾斜面27に接して押し開き、回転
    方向放射状の外周方向へ直角に押圧力方向を変換して自
    己倍力作用を発生させ、クラッチギヤー体04に中ぐり
    形成した内周摩擦面05方向へ開き拡張しつつ、到達接
    触して、摩擦トルクを急速に増大させる、変速機のシン
    クロナイザー同期噛合機構。
JP10122621A 1998-03-26 1998-03-26 変速機のシンクロナイザー同期噛合機構 Pending JPH11280787A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010020199A1 (de) * 2010-05-12 2011-11-17 Neumayer Tekfor Holding Gmbh Synchronisierungseinrichtung für ein Schaltgetriebe
CN103912600A (zh) * 2014-04-09 2014-07-09 天津天海同步科技股份有限公司 防脱挡同步器齿套
CN104595376A (zh) * 2014-12-26 2015-05-06 泰州贺安特动力科技有限公司 一种同步器挂挡限位结构

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