JPH11280733A - ナット及びナットとボルトの組合せ - Google Patents

ナット及びナットとボルトの組合せ

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Publication number
JPH11280733A
JPH11280733A JP8392798A JP8392798A JPH11280733A JP H11280733 A JPH11280733 A JP H11280733A JP 8392798 A JP8392798 A JP 8392798A JP 8392798 A JP8392798 A JP 8392798A JP H11280733 A JPH11280733 A JP H11280733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
hole
bolt
hexagonal
hexagonal hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP8392798A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Inukai
健一 犬飼
Yuji Maeguchi
裕二 前口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP8392798A priority Critical patent/JPH11280733A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結部の回りの寸法的な制約を軽減できると
共に、高い締め付け力で部材等を締め付け可能なナット
を提供する。 【解決手段】 このナット1Aは、ネジ孔2の軸線L上
に、外部から六角レンチを嵌合し得る六角穴3Aを形成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナット及びナット
とボルトの組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に部材と部材を締結するのにボル
トとナットが広く使われている。この場合、ボルトとし
ては頭部に六角穴の付いた六角穴付きボルトが存在する
が、ナットとしては六角ナットや十字穴付きナットが存
在するだけである。
【0003】図4は減速機10の出力フランジ11とキ
ャリア12の固定に、ボルト13と六角ナット14を用
いた例を示している。六角ナット14をボルト13の端
部に締め付ける場合は、キャリア12の端面からボルト
13の先端を突き出させ、そこに六角ナット14を螺合
して、スパナやボックスレンチ等の工具で強固に締め付
けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、六角ナット
14を締め付けるには、六角ナット14の外周回りにス
パナやボックスレンチ等を係合する係合代Sが必要であ
り、周囲部品等の取り合い関係に制限を受ける。
【0005】又、図4の例では、キャリア12の端面よ
り外部にボルト13の先端を突出させて、そこにナット
14を螺合させているので、キャリア12の端面に突出
物(ナット14)が突き出し、その分、減速機がコンパ
クトでなくなるという問題もあった。
【0006】この場合、例えば十字穴付きナットを用い
れば、ナットを埋め込み螺合できる可能性がある。
【0007】しかしながら、使用できるボルトに制限が
あるため締め付け力をあまり高くできないという問題が
あった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、締結部の回
りの寸法的な制約を軽減できると共に、高い締め付け力
で部材を締め付け可能なナット及びボルトとナットの組
合せを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るナ
ットは、ネジ孔の軸線上に、外部から多角形断面の棒レ
ンチを嵌合し得る多角形穴を形成したことにより、上記
課題を解決したものである。
【0010】多角形穴としては、六角穴付きボルトの六
角穴と同じ六角形の穴を設けるのが一般的であるが、特
に限定されるものではない。例えば六角穴の場合、その
サイズは、ナットのネジ孔の呼び径と同じ呼び径の六角
穴突きボルトの六角穴と同サイズか、一つ上の呼び径の
六角穴突きボルトの六角穴と同サイズにするのが棒レン
チ側の互換性を維持できるため良好である。
【0011】このナットを締め付ける場合は、六角穴付
きボルトと同様に、多角形穴に多角形断面の棒レンチを
嵌合して回せばよい。従って、ナットの外周回りに特別
な工具係合代を確保する必要はなく、ナットを回すため
の周囲部品等の寸法制限を軽減し、設計の自由度を増す
ことができる。例えば、座ぐり穴にナットを落とし込ん
だ状態でも、棒レンチによりナットを回すことができ、
部材表面からのナットの突出を無くすことができ、機械
のコンパクト化を図ることができる。
【0012】又、十字穴より強力な締付力が確保でき、
穴が潰れてしまう恐れも小さい。
【0013】請求項2の発明に係るナットとボルトの組
合せは、ネジ孔の軸線上に、外部から多角形断面の棒レ
ンチを嵌合し得る多角形穴を形成してなるナットの前記
多角形穴を形成した側と反対側から、ボルトのネジ部を
前記ネジ孔に螺合したことにより、上記課題を解決した
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は第1実施形態のナット1Aを示す側
断面図(a)と平面図(b)を示している。このナット
1Aは、円柱体の中心軸線L上に、一端側から六角穴3
Aを形成し、他端側からネジ孔2を形成したものであ
る。
【0016】六角穴3Aの断面サイズは、JIS規格に
おいてネジ孔2の呼び径より一つ上の呼び径の六角穴付
きボルトの六角穴と同サイズとしてある。この場合は、
六角穴3Aの最小径がネジ孔2の径よりも大きくなるの
で、ネジ加工のための逃がし溝(図2の符号4で示す部
分)を設ける必要はなく、加工が容易となる。また、六
角穴3Aの断面サイズが大きいために、六角穴3Aの深
さを、JIS規格より浅くしても、締め付けトルクに対
する強度を確保することができる。よって、逃がし溝が
不要なことと、六角穴3Aの深さを浅くできることによ
り、ナット1Aの全長Hを短くすることができる。
【0017】図2は第2実施形態のナット1Bを示す側
断面図(a)と平面図(b)を示している。このナット
1Bは、円柱体の中心軸線L上に、一端側から六角穴3
Bを形成し、他端側からネジ孔2を形成したものであ
る。この場合の六角穴3Bの断面サイズは、JIS規格
においてネジ孔2の呼び径と同じかそれより下の呼び径
の六角穴付きボルトの六角穴と同サイズとしてある。こ
の場合は、六角穴3Bの最小径がネジ孔2の径よりも小
さくなる可能性があるので、六角穴3Bの奥端にネジ加
工のための逃がし溝4を設け、その上でネジ加工を行っ
ている。
【0018】これら第1実施形態及び第2実施形態のナ
ット1A、1BをボルトBに螺合する場合は、六角穴3
A、3Bを形成した側と反対側から、ネジ孔2をボルト
Bに螺合させる。そして、六角穴付きボルトの場合と同
様に、端面の六角穴3A、3Bに六角レンチを嵌合し
て、ナット1A、1Bを回すことにより、ボルトBにナ
ット1A、1Bを締め付けることができる。このように
六角レンチによる締め付けが可能であるから、高い締め
付け力で締め付けを行うことができる上、ナット1A、
1Bの外周回りに、スパナやボックスレンチ等の工具係
合代を確保する必要がなくなる。
【0019】図3は減速機10Aの出力フランジ11と
キャリア12の固定に、ボルト13Aと、第1実施形態
の六角穴付きナット1Aを用いた例を示している。この
六角穴付きナット1Aは、六角穴付きボルトと同様に、
六角レンチで締め付けることができるので、キャリア1
2に座ぐり穴16を設けて、その中にナット1Aを落と
し込んだ状態で、ナット1Aをボルト13に締結してい
る。このように、キャリア12からのナット1Aの突出
を無くせることで、減速機のコンパクト化が可能とな
る。
【0020】なお、上記実施形態では、多角形穴として
六角穴の場合を示したが、外部から多角形断面の棒レン
チを嵌合し得る形状であれば、六角穴に限らず、四角穴
等であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
棒レンチにより必要十分な(強力な)締め付けを行うこ
とができるので、ナットの外周回りに工具の係合代を確
保しておく必要がなく、ナットの周囲部品の寸法制限を
少なくして、設計の自由度を増すことができる。例え
ば、六角穴付きボルトのように、座ぐり穴にナットを落
とし込んで締め付けることもできるようになるため、機
械のコンパクト化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のナットの構成図
【図2】本発明の第2実施形態のナットの構成図
【図3】本発明の第1実施形態のナットを減速機に適用
した例を示す断面図
【図4】従来の六角ナットを使用した場合の減速機の例
を示す断面図
【符号の説明】
1A,1B…ナット 2…ネジ孔 3A,3B…六角穴(多角形穴) L…中心軸線 B…ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネジ孔の軸線上に、外部から多角形断面の
    棒レンチを嵌合し得る多角形穴を形成してなることを特
    徴とするナット。
  2. 【請求項2】ネジ孔の軸線上に、外部から多角形断面の
    棒レンチを嵌合し得る多角形穴を形成してなるナットの
    前記多角形穴を形成した側と反対側から、ボルトのネジ
    部を前記ネジ孔に螺合したことを特徴とするナットとボ
    ルトの組合せ。
JP8392798A 1998-03-30 1998-03-30 ナット及びナットとボルトの組合せ Pending JPH11280733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8392798A JPH11280733A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 ナット及びナットとボルトの組合せ

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JP8392798A JPH11280733A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 ナット及びナットとボルトの組合せ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11280733A true JPH11280733A (ja) 1999-10-15

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ID=13816242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8392798A Pending JPH11280733A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 ナット及びナットとボルトの組合せ

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JP (1) JPH11280733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017141758A1 (ja) * 2016-02-15 2018-10-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動送風機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017141758A1 (ja) * 2016-02-15 2018-10-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動送風機

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