JPH11280646A - 圧縮機における冷媒吸入構造 - Google Patents
圧縮機における冷媒吸入構造Info
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Abstract
る圧損を防止する。 【解決手段】区画板18には吸入ポート181がシリン
ダボア111に対応して形成されている。吸入室22及
び吐出室23を区画するリヤハウジング17の背壁17
2には供給通路27が配設されている。供給通路27の
形成壁271はリヤハウジング17と一体である。供給
通路27はリヤハウジング17の周壁174から吐出室
23を横断して吸入室22に連通している。供給通路2
7の出口272は区画板18側を向くように傾斜してい
る。出口272の中心273は回転軸13の軸線131
上に設定されている。
Description
囲に環状に配列された複数のシリンダボアと吸入室とを
区画する区画板に複数の吸入ポートを形成し、前記シリ
ンダボア内の圧縮動作体を回転軸の回転によって動か
し、前記圧縮動作体の動作によって前記吸入室から吸入
ポートを介して前記シリンダボア内へ冷媒を導入し、前
記吸入室の側方を取り囲む吐出室へ前記各シンダボアか
ら冷媒を吐出する圧縮機における冷媒吸入構造に関する
ものである。
れる圧縮機では、斜板を収容する斜板室を吸入通路の一
部としており、斜板室へ導入された冷媒はシリンダブロ
ックの前後のハウジング内の吸入室へ導入される。吸入
室内の冷媒は、ピストンの吸入動作によってサイドプレ
ート上の吸入用通孔を通ってシリンダボア内へ吸入され
る。シリンダボア内の冷媒は、ピストンの吐出動作によ
ってサイドプレート上の吐出用通孔を通って前記ハウジ
ング内の吐出室へ吐出される。
を包囲しており、斜板室内の冷媒はサイドプレート上の
通孔を経由して吸入室へ導入される。圧縮機の外部から
シリンダボアへ到るまでの吸入通路は曲がりくねってお
り、このような吸入通路の曲がり経路は圧損をもたら
す。吸入通路における圧損はシリンダボア内への冷媒の
円滑な導入の妨げとなり、冷媒に関する体積効率が低下
する。
吸入通路における圧損を防止することを目的とする。
回転軸の軸線の周囲に環状に配列された複数のシリンダ
ボアと吸入室とを区画する区画板に複数の吸入ポートを
形成し、前記シリンダボア内の圧縮動作体を回転軸の回
転によって動かし、前記圧縮動作体の動作によって前記
吸入室から吸入ポートを介して前記シリンダボア内へ冷
媒を導入し、前記吸入室の側方を取り囲む吐出室へ前記
各シンダボアから冷媒を吐出する圧縮機を対象とし、請
求項1の発明では、前記吐出室を横断して前記吸入室の
側方から供給通路を前記吸入室へ連通した。
の直線化が可能となる。このような供給通路の構成は、
圧縮機外から吸入室に到る圧縮機内の吸入通路における
圧損を抑制する。
環状に配列された前記複数の吸入ポートの環状配列形の
中心部に向けて前記吸入室の側壁から前記供給通路の出
口を突出させた。
せた構成は、複数の吸入ポートと前記出口との間の各吸
入ポート毎の距離の相違を小さくし、複数のシリンダボ
アへの冷媒流入における均等な圧損防止に寄与する。
2のいずれか1項において、環状に配列された前記複数
の吸入ポートの環状配列形の中心部に対応して前記供給
通路の出口を設けた。
入ポート毎の距離が平均化し、前記出口における圧力変
動が極小となる。そのため、供給通路から外部冷媒回路
へ伝播する吸入脈動による騒音が低減する。
3のいずれか1項において、前記区画板を向くように前
記供給通路の出口を傾斜させた。出口の傾斜形状は圧損
防止に寄与する。
4のいずれか1項において、前記供給通路を前記吸入室
の背壁面に沿って配設した。このような配設構成は圧損
防止の上で有効である。
前記吸入室の背壁に前記供給通路の形成壁を一体形成し
た。このような一体構成は、製作容易性、コストに関し
て有利である。
6のいずれか1項において、前記区画板を前記シリンダ
ボア側へ押さえる複数の押さえ突起を前記吸入室の背壁
面に環状に配列形成し、前記供給通路の出口と前記吸入
ポートとの間に前記押さえ突起が配置されないように前
記供給通路の出口を前記押さえ突起の環状配列形の内側
に設定した。
アから区画板に沿った冷媒洩れを防止する。このような
押さえ突起の環状配列形の内側に前記出口を設定した構
成は、出口から吸入ポートに到る冷媒流に対する押さえ
突起の影響を抑制する。
7のいずれか1項において、前記吸入室の背壁に前記吸
入室側に突出する膨出部を形成し、前記供給通路の延長
領域を前記膨出部と交差させた。
到る冷媒の流れの円滑化に寄与する。請求項9の発明で
は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項において、圧
縮機は、吐出圧領域から制御圧室へ冷媒を供給すると共
に、前記制御圧室から吸入圧領域へ冷媒を抜き出し、前
記制御圧室の制御圧と前記吸入圧領域の吸入圧との差圧
に基づいて吐出容量を変え、前記吐出圧領域から制御圧
室への冷媒供給、及び前記制御圧室から吸入圧領域への
冷媒抜き出しの少なくとも一方を容量制御弁で制御する
可変容量型圧縮機とした。
の適用に好適である。請求項10の発明では、請求項8
において、前記吸入室の背壁内の収容室に前記容量制御
弁を収容し、前記収容室の形成壁を前記膨出部として構
成し、前記供給通路の延長領域を前記形成壁と交差させ
た。
ポートに到る冷媒の流れの円滑化に寄与する。請求項1
1の発明では、請求項8において、圧縮機を機外に装着
するための取り付け部を備えた圧縮機を構成し、前記取
り付け部の一部を前記吸入室の背壁に形成される膨出部
として構成し、前記供給通路の延長領域を前記取り付け
部と交差させた。
入ポートに到る冷媒の流れの円滑化に寄与する。
型圧縮機に本発明を具体化した第1の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。
と制御圧室121を形成するフロントハウジング12と
に支持された回転軸13は、車両エンジン(図示略)か
ら回転駆動力を得る。回転軸13には斜板14が回転軸
13と一体的に回転可能かつ傾動可能に支持されてい
る。回転軸13の軸線131の周囲においてシリンダブ
ロック11には複数のシリンダボア111が貫設されて
いる。回転軸13の周囲に配列されたシリンダボア11
1内には圧縮動作体であるピストン15が収容されてい
る。斜板14の回転運動はシュー16を介してピストン
15の前後往復揺動に変換される。
17が区画板18、弁形成プレート19,20及びリテ
ーナ形成プレート21を介して接合されている。リヤハ
ウジング17内には吸入室22と吐出室23とが区画形
成されている。図2及び図4に示すように、吸入室22
と吐出室23とは、リヤハウジング17の背壁172か
ら立ち上がる円環状の隔壁171によって区画されてお
り、吐出室23は吸入室22の側方を取り囲んでいる。
側壁となる隔壁171の内側において区画板18には吸
入ポート181が各シリンダボア111に対応して形成
されている。図3に示すように、複数の吸入ポート18
1は回転軸13の軸線131を中心とした円C1上に配
列されており、環状に配列された複数の吸入ポート18
1の環状配列形は円C1である。隔壁171の外側にお
いて区画板18には吐出ポート182が各シリンダボア
111に対応して形成されている。弁形成プレート19
には吸入弁191が形成されており、弁形成プレート2
0には吐出弁201が形成されている。吸入弁191は
吸入ポート181を開閉し、吐出弁201は吐出ポート
182を開閉する。
圧力供給通路24上には電磁開閉弁25が介在されてい
る。圧力供給通路24は吐出室23の冷媒を制御圧室1
21へ供給する。容量制御弁である電磁開閉弁25はコ
ントローラ(図示略)の励消磁制御を受け、前記コント
ローラは車両の室内の温度を検出する室温検出器(図示
略)によって得られる検出室温及び室温設定器(図示
略)によって設定された目標室温に基づいて電磁開閉弁
25の励消磁を制御する。電磁開閉弁25はリヤハウジ
ング17の背壁172内の収容室173に収容されてい
る。膨出部を構成する収容室173の形成壁176は吸
入室22側及び吐出室23側に盛り上がっている。
介して吸入室22へ流出する。電磁開閉弁25が消磁状
態にあるときには吐出室23の冷媒は制御圧室121へ
送られない。従って、制御圧室121の内の制御圧と吸
入圧とのピストン15を介した差圧が小さくなり、斜板
14が最大傾角側へ移行する。電磁開閉弁25が励磁状
態にあるときには吐出室23の冷媒が圧力供給通路24
を介して制御圧室121へ送られる。従って、制御圧室
121の内の制御圧と吸入圧とのピストン15を介した
差圧が大きくなり、斜板14が最小傾角側へ移行する。
の押さえ突起175が立設されている。押さえ突起17
5は回転軸13の軸線131を中心にして環状に配列さ
れている。押さえ突起175の先端はリテーナ形成プレ
ート21に当接しており、区画板18、弁形成プレート
19,20及びリテーナ形成プレート21が押さえ突起
175によってシリンダブロック11の端面側に押さえ
られている。図3に示すように、複数の押さえ突起17
5は回転軸13の軸線131を中心とした円C2上に配
列されており、環状に配列された複数の押さえ突起17
5の環状配列形は円C2である。出口272は、供給通
路27の出口272と各吸入ポート181との間に押さ
え突起175が配置されないように押さえ突起175の
環状配列形C2の内側に設定されている。
通路27が配設されている。供給通路27の形成壁27
1はリヤハウジング17と一体である。供給通路27は
リヤハウジング17の周壁174から吐出室23を横断
して吸入室22に連通している。供給通路27の出口2
72は区画板18側を向くように傾斜している。この傾
斜角θ1は45°程度にしてある。出口272の中心2
73は回転軸13の軸線131上に設定されている。供
給通路27の延長領域は収容室173の形成壁176と
交差する。
ストン15の復動によって吸入弁191を押し退けなが
ら吸入ポート181からシリンダボア111へ吸入され
る。シリンダボア111の冷媒は、ピストン15の往動
によって吐出弁201を押し退けながら吐出ポート18
2から吐出圧領域となる吐出室23へ吐出される。吐出
弁201はリテーナ形成プレート21上のリテーナ21
1によって開度規制される。吐出室23の冷媒は、外部
冷媒回路28上の凝縮器29、膨張弁30、蒸発器31
及び供給通路27を経由して吸入室22に還流する。
る。 (1-1)圧縮機外の外部冷媒回路28から圧縮機内の吸
入室22へ冷媒を直線的に案内する供給通路27は、圧
縮機外から吸入室22に到る圧縮機内の吸入通路におけ
る圧損を抑制する。圧縮機外から吸入室22に到る圧縮
機内の吸入通路における圧損の抑制は、シリンダボア1
11への冷媒吸入の円滑化に寄与し、冷媒に関する体積
効率が向上する。 (1-2)出口272の中心273は複数の吸入ポート1
81の環状配列形C1の中心131上にある。円筒状と
見なせる吸入室22におけるこのような出口272の配
置設定では、複数の吸入ポート181と出口272との
間の各吸入ポート181毎の距離が略一定となり、出口
272における圧力変動が極小となる。実開昭64−5
6583号公報では、吐出脈動に関して圧力変動が極小
となる吐出室内の位置に関する記載があるが、吸入脈動
に関しても同じことが言える。出口272における吸入
圧の圧力変動は、吸入脈動として供給通路27から外部
冷媒回路28へ伝播し、車室内にある蒸発器31が共鳴
周波数の吸入脈動によって振動する。しかし、吸入脈動
が極小であるため、蒸発器31の振動による騒音は小さ
い。特に、蒸発器31から放射され問題となる約140
0Hz成分の騒音が低減できることが確認された。 (1-3)供給通路27の出口272は区画板18を向く
ように傾斜しており、供給通路27内の冷媒は吸入ポー
ト181に向かって流れ易くなっている。このような冷
媒の流れ易さは圧損防止に有効である。 (1-4)供給通路27の出口272が区画板18側に近
過ぎると、出口272から一部の吸入ポート181に向
かう冷媒流が曲がりくねりすぎて圧損が大きくなる。供
給通路27は吸入脈動を低減するための吸入室22の背
壁172に沿っており、出口272は各吸入ポート18
1から均等に最も離れている。従って、出口272から
吸入ポート181へ向かう冷媒流の曲がり程度が少なく
なり、圧損が低減する。 (1-5)吸入室22の背壁172に供給通路27の形成
壁271を一体形成した構成は、別体構成に比して製作
容易性、コストに関して有利である。 (1-6)吐出行程時のシリンダボア111内の高圧冷媒
は弁形成プレート19とシリンダブロック11との端面
との間及び弁形成プレート19と区画板18との間から
区画板18に沿って低圧側へ洩れようとする。区画板1
8、弁形成プレート19,20及びリテーナ形成プレー
ト21をシリンダボア111側へ押さえる複数の押さえ
突起175による押さえ作用は、シリンダボア111か
ら区画板18に沿った冷媒洩れを防止する。供給通路2
7の出口272と各吸入ポート181との間に押さえ突
起175が配置されないように押さえ突起175の環状
配列形C2の内側に出口272を設定した構成は、出口
272から吸入ポート181に到る冷媒流と押さえ突起
175との干渉を回避する。従って、出口272から吸
入ポート181に到る冷媒の流れが押さえ突起175に
よって阻害されるおそれは殆どない。 (1-7)吸入室22側に盛り上がった収容室173の形
成壁176は供給通路27の延長領域と交差し、供給通
路27から吸入室22へ流出する冷媒が形成壁176に
よって区画板18側へ偏向される。冷媒に対する形成壁
176の偏向作用は、出口272から吸入ポート181
に到る冷媒の流れの円滑化に寄与する。
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態における供給通路27の出口2
72の傾斜角θ2は第1の実施の形態に傾斜角θ1より
も小さくしてあり、出口272の中心275は回転軸1
3の軸線131から外れている。出口272は押さえ突
起175の環状配列形C2内にある。
通路27側に離れた吸入ポート181(図5(a)にお
いて供給通路27から紙面上方にある吸入ポート18
1)への冷媒流が第1の実施の形態の場合よりも円滑に
なる。
ボア111の個数に応じた正多角形(図示の例では正5
角形)の隔壁177を採用して押さえ突起175を省略
したり、供給通路27の出口272を回転軸13の軸線
131から外したりした実施の形態も可能である。
突起175の役割を兼ね、押さえ突起175のない吸入
室22内は冷媒の円滑な流れをもたらす上で有利であ
る。供給通路27の出口272を回転軸13の軸線13
1から外した構成は、吸入脈動の抑制の点では第1の実
施の形態に比して劣るが、圧損防止に関しては第1の実
施の形態の場合と同様の効果が得られる。略円筒状と見
なせる吸入室22において、正5角形の中心、即ち吸入
室22内における回転軸13の軸線131上の位置では
圧力変動が少なくなり、軸線131上に出口272を設
定すれば吸入脈動の抑制効果は得られる。
である。この実施の形態では、リヤハウジング17の背
壁172には取り付け部177が形成されている。取り
付け部177にはボルト挿通孔178が貫設されてい
る。圧縮機は、ボルト挿通孔178に挿入されるボルト
(図示せず)により機外(例えば車両エンジン)に装着
される。取り付け部177の一部は吸入室22内に盛り
上がって形成され膨出部を構成する。供給通路27の延
長領域は取り付け部177の形成壁179と交差する。
この実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効
果が得られる。
き出す通路上に容量制御弁を介在した可変容量型圧縮機
にも適用できる。
を横断して吸入室の側方から冷媒供給用の供給通路を前
記吸入室へ連通したので、シリンダボアに到る圧縮機内
の吸入通路における圧損を防止し得るという優れた効果
を奏する。
図。
(b)は(a)のD−D線断面図。
ピストン、17…リヤハウジング、171…隔壁、17
2…背壁、173…収容室、175…押さえ突起、17
6,179…形成壁、18…区画板、181…吸入ポー
ト、22…吸入室、27…供給通路、272…出口。
Claims (11)
- 【請求項1】回転軸の軸線の周囲に環状に配列された複
数のシリンダボアと吸入室とを区画する区画板に複数の
吸入ポートを形成し、前記シリンダボア内の圧縮動作体
を回転軸の回転によって動かし、前記圧縮動作体の動作
によって前記吸入室から吸入ポートを介して前記シリン
ダボア内へ冷媒を導入し、前記吸入室の側方を取り囲む
吐出室へ前記各シンダボアから冷媒を吐出する圧縮機に
おいて、 前記吐出室を横断して前記吸入室の側方から冷媒供給用
の供給通路を前記吸入室へ連通した圧縮機における冷媒
吸入構造。 - 【請求項2】環状に配列された前記複数の吸入ポートの
環状配列形の中心部に向けて前記吸入室の側壁から前記
供給通路の出口を突出させた請求項1に記載の圧縮機に
おける冷媒吸入構造。 - 【請求項3】前記供給通路の出口は、環状に配列された
前記複数の吸入ポートの環状配列形の中心部に対応して
設けられている請求項1及び請求項2のいずれか1項に
記載の圧縮機における冷媒吸入構造。 - 【請求項4】前記供給通路の出口は、前記区画板を向く
ように傾斜している請求項1乃至請求項3のいずれか1
項に記載の圧縮機における冷媒吸入構造。 - 【請求項5】前記供給通路は前記吸入室の背壁に沿って
配設されている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の圧縮機における冷媒吸入構造。 - 【請求項6】前記吸入室の背壁に前記供給通路の形成壁
を一体形成した請求項5に記載の圧縮機における冷媒吸
入構造。 - 【請求項7】前記区画板を前記シリンダボア側へ押さえ
る複数の押さえ突起が前記吸入室の背壁に環状に配列形
成されており、前記供給通路の出口と前記吸入ポートと
の間に前記押さえ突起が配置されないように前記供給通
路の出口が前記押さえ突起の環状配列形の内側に設定さ
れている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の
圧縮機における冷媒吸入構造。 - 【請求項8】前記吸入室の背壁には前記吸入室側に突出
する膨出部が形成されており、前記供給通路の延長領域
は前記膨出部と交差する請求項1乃至請求項7のいずれ
か1項に記載の圧縮機における冷媒吸入構造。 - 【請求項9】圧縮機は、吐出圧領域から制御圧室へ冷媒
を供給すると共に、前記制御圧室から吸入圧領域へ冷媒
を抜き出し、前記制御圧室の制御圧と前記吸入圧領域の
吸入圧との差圧に基づいて吐出容量を変え、前記吐出圧
領域から制御圧室への冷媒供給、及び前記制御圧室から
吸入圧領域への冷媒抜き出しの少なくとも一方を容量制
御弁で制御する可変容量型圧縮機である請求項1乃至請
求項8のいずれか1項に記載の圧縮機における冷媒吸入
構造。 - 【請求項10】前記容量制御弁は前記吸入室の背壁内の
収容室に収容されており、前記収容室の形成壁は前記膨
出部を構成し、前記供給通路の延長領域は前記形成壁と
交差する請求項9に記載の圧縮機における冷媒吸入構
造。 - 【請求項11】圧縮機は、この圧縮機を機外に装着する
ための取り付け部を備え、前記取り付け部の一部は前記
吸入室の背壁に形成される膨出部を構成し、前記供給通
路の延長領域は前記取り付け部と交差する請求項8に記
載の圧縮機における冷媒吸入構造。
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