JPH11279859A - 紡績機の玉揚げ装置 - Google Patents

紡績機の玉揚げ装置

Info

Publication number
JPH11279859A
JPH11279859A JP9671098A JP9671098A JPH11279859A JP H11279859 A JPH11279859 A JP H11279859A JP 9671098 A JP9671098 A JP 9671098A JP 9671098 A JP9671098 A JP 9671098A JP H11279859 A JPH11279859 A JP H11279859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
lever
scooping
seed
thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9671098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Baba
健治 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP9671098A priority Critical patent/JPH11279859A/ja
Publication of JPH11279859A publication Critical patent/JPH11279859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】種糸パッケージCから引き出される種糸c
4が挿入される糸条掬い取りレバー部材Sの糸条掬い取
りレバーs1に、透孔或いはリング状糸ガイドs6を配
設し、該透孔或いはリング状糸ガイドを経て、種糸を糸
条掬い取りレバー部材に挿入するようにした紡績機の玉
揚げ装置に関するものである。 【効果】種糸が糸条掬い取りレバーから外れるようなこ
とがなく、糸条掬い取りレバー部材から吸引管レバーへ
の種糸の受け渡しを、確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の紡績ユニッ
トが並設された紡績機に沿って走行可能な、玉揚げ作業
を行うための紡績機の玉揚げ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先の出願である特願平7−
50448号(特開平8−218238号公報)等にお
いて、種糸パッケージから引き出された種糸を使用して
玉揚げ作業を行うようにした紡績機の玉揚げ装置を提案
した。
【0003】図10及び図11を用いて、上述した本出
願人の先の出願である特願平7−50448号(特開平
8−218238号公報)等で開示した紡績機の玉揚げ
装置の玉揚げ作業について概説する。
【0004】所定の紡績ユニットのパッケージが満管に
なった場合には,クレードルアームDを拡張して,満管
パッケージを取り外すとともに,クレードルアームDに
空ボビンを装着する。このような満管パッケージのクレ
ードルアームDからの取り外し作業と空ボビンのクレー
ドルアームDへの装着作業に前後して、図10(a)に
示されているように、水平アームh1に取着された糸ガ
イドh4及び固定糸ガイドc1〜c3を経て種糸パッケ
ージCから引き出され、種糸把持レバーHのクランパー
付きカッターh2に把持されている種糸c4を、図10
(b)に示されているように、水平アームh1を水平方
向に回動させるとともに、図10(c)に示されている
ように、糸条掬い取りレバー部材Sの糸条掬い取りレバ
ーs1を待機位置から上方へ回動させることにより、糸
条掬い取りレバーs1の糸条案内板s3、s4に形成さ
れたV字状の切り欠き部s3’、s4’に引っ掛けると
ともに、種糸把持レバーHのクランパー付きカッターh
2による種糸c4の把持を解放することにより、種糸パ
ッケージCから引き出された種糸c4を、糸条掬い取り
レバーs1に受け渡す。
【0005】次いで、糸条掬い取りレバーs1を、吸引
状態にある吸引管レバーMのサクションマウスm2に接
近させて、種糸c4を、糸条掬い取りレバーs1から吸
引管レバーMに受け渡す。その後、吸引管レバーMに吸
引保持された種糸c4は、一旦,糸案内部材Gに受け渡
された後,トランスファーアーム部材Tに受け渡され、
トランスファーアーム部材Tに把持された種糸c4の糸
端は、スピンドル部材u1及びノズル部材u2とからな
る紡績部の糸排出側に配置されるとともに,種糸紡績部
に挿通される。次いで、停止されていたスライバーの供
給を再開するとともに、紡績部や、デリベリローラu4
とニップローラu5により糸の送り出し等を再開させ
て、種糸c4を使用して紡績部による紡績糸の紡出を再
開し、その後、クレードルアームDに保持されている空
ボビンに、新たに紡出された紡績糸を巻き付けるように
して、玉揚げ作業を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した紡績機の玉揚
げ装置においては、種糸c4を、種糸把持レバーHか
ら、糸条掬い取りレバーs1の糸条案内板s3、s4に
形成されたV字状の切り欠き部s3’、s4’に種糸c
4を受け渡すとともに、糸条掬い取りレバーs1の糸条
案内板s3、s4に形成されたV字状の切り欠き部s
3’、s4’に引っ掛けられている種糸c4を、該糸条
掬い取りレバーs1を上方に回動させることにより、吸
引管レバーMに受け渡すように構成されているが、種糸
c4は、糸条掬い取りレバーs1の糸条案内板s3、s
4に形成されたV字状の切り欠き部s3’、s4’に、
単に、引っ掛かっているだけであるので、種糸把持レバ
ーHから糸条掬い取りレバーs1への種糸c4の受け渡
しが失敗したり、或いは、糸条掬い取りレバーs1の上
方への回動の際に、V字状の切り欠き部からなる糸条案
内板s3、s4から種糸c4が外れて、吸引管レバーM
への種糸c4の受け渡しが失敗するという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、上述した従来の紡績機の
玉揚げ装置が有する課題を解決するとともに、玉揚げ作
業効率が向上し、且つ、構造の簡素化された紡績機の玉
揚げ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、満管パッケージが取り外されたクレ
ードルアームに、空ボビンを装着するとともに、種糸パ
ッケージから引き出される種糸を利用して空ボビンに糸
掛けを行った後、紡績を再開するようにした紡績機の玉
揚げ装置であって、第1には、種糸パッケージから引き
出される種糸が挿入される糸条掬い取りレバー部材の糸
条掬い取りレバーに、透孔或いはリング状糸ガイドを配
設し、該透孔或いはリング状糸ガイドを経て、種糸を糸
条掬い取りレバー部材に挿入するようにしたものであ
り、第2には、糸条掬い取りレバー部材に、シャッター
カッター部材を配設したものであり、第3には、糸条掬
い取りレバー部材に、糸条掬い取りレバーの開口方向に
向う空気流を発生させる部材を配設したものである。
【0009】
【実施例】本実施例においては、上述した種糸把持レバ
ーHを省略するとともに、糸条掬い取りレバー部材S
を、以下に説明するような構成としたものである。な
お,上述した,本出願人の先の出願である特願平7−5
0448号(特開平8−218238号公報)等に記載
されている構成部材と同じ部材に対しては,同一の符号
が使用されている。
【0010】糸条掬い取りレバー部材Sを構成する水平
軸s2を中心に回動可能な糸条掬い取りレバーs1を、
先端に開口s5を有するパイプ状に形成するとともに、
開口s5付近の周壁には,透孔s6が穿設されている。
そして、該パイプ状の糸条掬い取りレバーs1は、水平
軸s2に配設された連結部材s7を介して、吸引ダクト
s8に連結されたパイプs9に連通されている。また、
吸引ダクトs8付近のパイプs9には、パイプs9を閉
鎖するとともに、吸引された糸を切断することができる
シャッターカッター部材s10が配設されている。
【0011】また,種糸パッケージCから引き出された
種糸c4は,種糸パッケージCの前面に配置された固定
糸ガイドc1及び該固定糸ガイドc1の下方に位置する
固定糸ガイドc2を経た後,図1(a)に示されている
ように、パイプ状の糸条掬い取りレバーs1の周壁に穿
設された透孔s6から糸条掬い取りレバーs1及びパイ
プs9に挿入されている。
【0012】次に、図2を用いて,紡績機及び玉揚げ装
置が装備されている作業台車Adについて概説する。
【0013】本実施例においては、玉揚げ装置が装備さ
れている作業台車Adは、床に敷設されたレールr1上
に載置される車輪a1及び紡績機の機台Fに配設された
レールr2を挟持する車輪a2、a2’を有しており、
紡績機に沿って移動し、玉揚げ作業を必要とする所定の
紡績ユニットUの前面で停止するように構成されてい
る。
【0014】紡績機の長手方向に沿って多数配置された
紡績ユニットUには、接離可能なスピンドル部材u1と
旋回空気流を発生するノズル部材u2とからなる紡績部
U’が配設されており、紡績部U’の上流側には、ドラ
フト装置のフロントローラu3が配置されている。u4
は、紡績部U’の下流側に配設されたデリベリローラで
あり、u5は、デリベリローラu4に対して接離自在な
ニップローラである。u6は、パッケージPに接触し、
パッケージPを回転駆動させるための駆動ローラであ
り、また、u7は、紡績ユニットUに配設されているス
ラブキャッチャーである。Dはクレードルアームであ
り、Kはパッケージ逆転部材であり、s1は、上述した
構成を有する糸条掬い取りレバーであり、Eはパッケー
ジ押し出し部材であり、Gは糸条案内部材であり、Mは
吸引管レバーであり、Tはトランスファーアームであ
り、Nはエアーサッカー部材である。なお、糸条掬い取
りレバー部材S以外の構成については、本出願人の先の
出願である特願平7−50448号(特開平8−218
238号公報)等に開示されているので、その詳細な説
明は省略する。
【0015】次に、図3〜8を用いて、玉揚げ作業順序
について説明する。
【0016】パッケージPが満管になったことを、図示
されていない所定の満管検出部材により検出した際に
は、糸条yを切断するとともに、ドラフト装置へのスラ
イバーの供給を停止し、更に、引き続き紡出されてくる
糸条yは、図示されていない適当な吸引ダクトにより吸
引除去される。その後、満管パッケージPを、駆動ロー
ラu6から所定量だけ離反させるとともに、図3に示さ
れているように、押し出しレバーEをパッケージP側に
回動させて、満管パッケージPを、押し出しレバーEの
押し出し板e1により押すことにより、満管パッケージ
Pを、駆動ローラu6から、所定間隔遠ざける。その
後、押し出しレバーEを、満管パッケージPから遠ざか
る方向に回動するとともに、所定位置に停止させる。
【0017】上述したように、種糸パッケージCから引
き出された種糸c4は、固定糸ガイドc1、c2を経
て、糸条掬い取りレバー部材Sのパイプ状の糸条掬い取
りレバーs1の周壁に穿設された透孔s6から糸条掬い
取りレバーs1及びパイプs9に挿入されている。次い
で、水平軸s2を中心に糸条掬い取りレバーs1を上方
に向かって回動させて、図4に示されているように、糸
条掬い取りレバーs1の先端部を、駆動ローラu6から
所定の距離だけ退避された満管パッケージPと駆動ロー
ラu6の間に配置する。なお、パイプs9に配設されて
いるシャッターカッター部材s10は閉鎖状態にあり、
従って、糸条掬い取りレバーs1には吸引作用は働いて
いない。
【0018】次いで、図5に示されているように、吸引
管レバーMを、二点鎖線で示されている略垂直位置の待
機位置から、水平軸m1を中心に反時計方向に回動させ
て、種糸c4を保持している糸条掬い取りレバーs1の
開口s5に接近させ、吸引状態にある吸引管レバーMの
サクションマウスm2により、該開口s5から、糸条掬
い取りレバーs1内に挿入されている種糸c4を吸い込
むと、種糸パッケージCから、固定糸ガイドc1、c2
を経て引き出された種糸c4は、周壁に穿設された透孔
s6から糸条掬い取りレバーs1に入り、その後、開口
s5から出て、吸引管レバーMのサクションマウスm2
に吸引されている。なお、糸条掬い取りレバーs1の上
方への回動、糸条掬い取りレバーs1から吸引管レバー
Mへの種糸c4の受け渡し作業及び後述する種糸c4の
紡績部U’の糸排出側への移送作業の際には、種糸パッ
ケージCからは種糸c4が引き出されることはなく、糸
条掬い取りレバーs1及びパイプs9に挿入されている
種糸c4が引き出される。
【0019】その後、吸引管レバーMの垂直方向への回
動により、サクションマウスm2に吸引保持されている
種糸c4は、平行リンクg1、g2の回動により、図5
に示されているように、糸走行方向に進出した糸条案内
部材Gの糸条案内板g3、g4に案内されるとともに,
糸条案内部材Gの糸条案内板g3に配設された,種糸c
4を切断するとともに,切断された種糸c4を把持する
カッターにより,切断され,把持される。
【0020】次いで、図6に示されているように、トラ
ンスファーアーム部材Tを、水平軸t1を中心として時
計方向に回動させることにより、先ず最初に、糸条案内
部材Gに把持されている種糸c4を、トランスファーア
ーム部材Tの先端部に配設されている、図示されていな
い接離自在に構成された一対の把持ローラーにより把持
するとともに、糸条案内部材Gの糸条案内板g3に配設
されているカッターによる種糸c4の把持を解除する。
その後、一対の把持ローラーにより種糸c4を把持した
トランスファーアーム部材Tを、その先端に把持された
種糸c4が、ノズル部材u2から分離されたスピンドル
部材u1の糸排出側に位置するように回動させる。な
お、糸条案内部材Gや一対の把持ローラーにより種糸c
4を把持するトランスファーアーム部材Tの具体的な構
造は、特許第2596297号公報等に開示されている
ので、その詳細な説明は省略する。。
【0021】トランスファーアーム部材Tの先端部に把
持された種糸c4が、ノズル部材u2から分離されたス
ピンドル部材u1の糸排出側に位置するようにトランス
ファーアーム部材Tを回動させた後に、或いは、このよ
うなトランスファーアーム部材Tの回動作業に先立っ
て、図6に示されているように、ノズル部材u2とスピ
ンドル部材u1との間に、エアーサッカー部材Nのエア
ーサッカーn1を配置する。これは、エアーサッカー部
材Nを、図5に示されている略垂直の状態から、適当な
駆動源により平行リンクn4、n5を反時計方向に回動
させるとともに、シリンダーn3を作動させてピストン
ロッドn2を進出させることによって、ピストンロッド
n2の先端部に取着されているエアーサッカーn1をノ
ズル部材u2とスピンドル部材u1との間に配置する。
なお、ノズル部材u2とスピンドル部材u1の接離手段
及びノズル部材u2から分離されたスピンドル部材u1
の糸条yの出口付近に、トランスファーアーム部材Tに
より搬送された種糸c4を、ノズル部材u2とスピンド
ル部材u1との間に配置されたエアーサッカー部材Nの
エアーサッカーn1によりスピンドル部材u1に通し、
その後、ノズル部材u2とスピンドル部材u1との間か
らエアーサッカー部材Nのエアーサッカーn1を退避さ
せるとともに、ノズル部材u2とスピンドル部材u1を
接合させ、更に、ドラフト装置にスライバーを供給して
紡績ユニットUの紡績を再開する作動等については、上
述した特許第2596297号公報等に開示されている
ので、詳細な説明は省略する。
【0022】スピンドル部材u1に挿入された種糸c4
の先端部に、スライバーを構成する繊維が巻き付いて紡
績が再開されると略同時に、デリベリローラu4とニッ
プローラu5とにより種糸c4を把持してパッケージP
方向に送り出す。また、同時に、シャッターカッター部
材s10を開いて、糸条掬い取りレバーs1の吸引を開
始する。このようにして送り出されてくる種糸c4或い
は種糸c4に接続され種糸c4に引き続いて送り出され
てくる糸条yは、図7に示されているように、前もっ
て、クレードルアームDに把持されている空ボビンbと
駆動ローラu6との間に位置し、紡績の再開後に吸引状
態にある糸条掬い取りレバーs1に吸引されている。こ
の状態では、紡績部U’により紡出されている糸条yと
種糸パッケージCから引き出されている種糸c4とは繋
がった状態で、糸条掬い取りレバーs1に、糸条掬い取
りレバーSの開口s5から吸引されている。また、この
状態では、種糸c4側には送り出し作用がなく、固定糸
ガイドc1、c2等の抵抗もあるので、連続的に紡出さ
れ、送り出される糸条y側のみが糸条掬い取りレバーs
1に吸引される。
【0023】次いで、図8に示されているように、糸条
掬い取りレバーs1を反時計方向に回動させるととも
に、クレードルアームDに把持されている空ボビンb
を、回転している駆動ローラu6に接触させて空ボビン
bを回転させるとともに、図示されていないバンチ巻き
装置により、バンチ巻きを行うとともに、糸寄せレバー
部材により、糸条yをクレードルアームDに配設された
カッターにより切断する。切断された一方の糸条yは、
往復運動している綾振り装置のトラバースガイドに係合
し、綾振りされながら空ボビンbに巻き取られ、また、
糸条掬い取りレバーs1側の糸条yは糸条掬い取りレバ
ーs1及びパイプs9に吸引される。その後、種糸パッ
ケージCに連なる種糸c4を吸引保持している糸条掬い
取りレバーs1を、図2に示されているような待機位置
に戻した後に、シャッターカッター部材s10を作動さ
せて、糸条掬い取りレバーs1及びパイプs9に吸引さ
れている種糸c4を切断するとともに、糸条掬い取りレ
バーs1への吸引空気の遮断する。このようにして、玉
揚げ作業の1サイクルが終了する。
【0024】図9に示されている実施例は、水平軸s2
付近の糸条掬い取りレバーs1に、先端の開口s5方向
に向かう複数のノズル孔s11を穿設し、該ノズル孔s
11に、圧縮空気を供給する圧縮空気供給パイプs12
を配設したものであり、圧縮空気供給パイプs12から
ノズル孔s11に供給される圧縮空気により、ノズル孔
s11から開口s5方向に向かって、空気流を形成する
ことができるように構成されている。
【0025】上述したように、その先端が、駆動ローラ
u6から離反された満管パッケージPと駆動ローラu6
の間に配置された糸条掬い取りレバーs1には、種糸パ
ッケージCから引き出された種糸c4が、固定糸ガイド
c1、c2を経て、糸条掬い取りレバーs1の周壁に穿
設された透孔s6から糸条掬い取りレバーs1及びパイ
プs9に挿入されているが、この状態から、糸条掬い取
りレバーs1から吸引管レバーMへの種糸c4の受け渡
しを容易にするために、吸引管レバーMのサクションマ
ウスm2が、糸条掬い取りレバーs1の開口s5に接近
した状態で、或いは、接近に前後して、圧縮空気供給パ
イプs12からノズル孔s11に圧縮空気を供給して、
ノズル孔s11から開口s5方向に向かって空気流を形
成すると、ノズル孔s11から開口s5方向に向う空気
流に乗って、糸条掬い取りレバーs1及びパイプs9に
挿入されている種糸c4が、開口s5方向に搬送され、
確実に、且つ、迅速に、吸引管レバーMのサクションマ
ウスm2に吸引されることになる。
【0026】本実施例においては、種糸把持レバーHを
省略して、種糸把持レバーHからの糸条掬い取りレバー
s1への種糸の受け渡し作業をなくしたので、玉揚げ作
業時間が短縮化され、作業効率が向上するとともに、種
糸把持レバーHからの糸条掬い取りレバーs1への種糸
の受け渡し作業の失敗がなくなり、玉揚げ作業の成功率
が向上する。
【0027】なお、上述した実施例においては、糸条掬
い取りレバーs1の先端部の周壁に透孔s6を穿設し、
該透孔s6から種糸c4を、糸条掬い取りレバーs1内
に挿入した例を示したが、このような透孔s6を穿設す
る代わりに、糸条掬い取りレバーs1の先端部の外周
に、リング状の糸ガイドを取着し、該糸ガイドに種糸c
4を通した後に、開口s5から、種糸c4を、糸条掬い
取りレバーs1内に挿入するように構成することもでき
る。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に、記載する効果を奏するものであ
る。
【0029】種糸パッケージから引き出される種糸が挿
入される糸条掬い取りレバー部材の糸条掬い取りレバー
に、透孔或いはリング状糸ガイドを配設し、該透孔或い
はリング状糸ガイドを経て、種糸を糸条掬い取りレバー
部材に挿入するようにしたので、種糸が糸条掬い取りレ
バーから外れるようなことがなく、糸条掬い取りレバー
部材から吸引管レバーへの種糸の受け渡しを、確実に行
うことができる。
【0030】糸条掬い取りレバー部材に、シャッターカ
ッター部材を配設したので、糸条掬い取りレバー部材へ
の吸引空気流の遮断或いは供給、及び、糸条掬い取りレ
バー部材に吸引された糸条の切断を、確実に、且つ、迅
速に行うことができる。
【0031】糸条掬い取りレバー部材に、糸条掬い取り
レバーの開口方向に向う空気流を発生させる部材を配設
したので、糸条掬い取りレバー部材に挿入されている種
糸が、開口方向に積極的に搬送されるので、糸条掬い取
りレバー部材から吸引管レバーへの種糸の受け渡しを、
確実に、且つ、迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の紡績機の玉揚げ装置の作業台車
に配設された糸条掬い取りレバー部材等の概略斜視図で
ある。
【図2】図2は本発明の紡績機の玉揚げ装置及び紡績ユ
ニットの概略側面図である。
【図3】図3は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図4】図4は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図5】図5は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図6】図6は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図7】図7は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図8】図8は図2と同様の本発明の紡績機の玉揚げ装
置及び紡績ユニットの概略側面図である。
【図9】図9は本発明の紡績機の玉揚げ装置の作業台車
に配設された糸条掬い取りレバー部材等の他の実施例の
一部断面を含む側面図である。
【図10】図10は従来の紡績機の玉揚げ装置に配設さ
れた種糸把持レバー及び糸条掬い取りレバー部材等の概
略斜視図である。
【図11】図11は従来の紡績機の玉揚げ装置及び紡績
ユニットの概略側面図である。
【符号の説明】
S・・・・・・・・糸条掬い取り部材 s1・・・・・・・糸条掬い取りレバー s5・・・・・・・開口 s6・・・・・・・透孔 C・・・・・・・・種糸パッケージ c4・・・・・・・種糸 M・・・・・・・・吸引管レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】満管パッケージが取り外されたクレードル
    アームに、空ボビンを装着するとともに、種糸パッケー
    ジから引き出される種糸を利用して空ボビンに糸掛けを
    行った後、紡績を再開するようにした紡績機の玉揚げ装
    置であって、種糸パッケージから引き出される種糸が挿
    入される糸条掬い取りレバー部材の糸条掬い取りレバー
    に、透孔或いはリング状糸ガイドを配設し、該透孔或い
    はリング状糸ガイドを経て、種糸を糸条掬い取りレバー
    部材に挿入するようにしたことを特徴とする紡績機の玉
    揚げ装置。
  2. 【請求項2】糸条掬い取りレバー部材に、シャッターカ
    ッター部材を配設したことを特徴とする請求項1に記載
    の紡績機の玉揚げ装置。
  3. 【請求項3】糸条掬い取りレバー部材に、糸条掬い取り
    レバーの開口方向に向う空気流を発生させる部材を配設
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紡
    績機の玉揚げ装置。
JP9671098A 1998-03-25 1998-03-25 紡績機の玉揚げ装置 Pending JPH11279859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9671098A JPH11279859A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紡績機の玉揚げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9671098A JPH11279859A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紡績機の玉揚げ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11279859A true JPH11279859A (ja) 1999-10-12

Family

ID=14172315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9671098A Pending JPH11279859A (ja) 1998-03-25 1998-03-25 紡績機の玉揚げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11279859A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103741297A (zh) * 2013-12-26 2014-04-23 苏州木仁子金属材料科技有限公司 一种纺织出线管
CN105568448A (zh) * 2016-03-09 2016-05-11 安徽日发纺织机械有限公司 一种气流纺落纱机不断纱取纱方法及其装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103741297A (zh) * 2013-12-26 2014-04-23 苏州木仁子金属材料科技有限公司 一种纺织出线管
CN105568448A (zh) * 2016-03-09 2016-05-11 安徽日发纺织机械有限公司 一种气流纺落纱机不断纱取纱方法及其装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4801146B2 (ja) ジェット紡糸機における紡績再開法、並びに紡糸装置及びジェット紡糸機
JP6080152B2 (ja) 紡績機及びつなぎ合わせ工程の前に紡績糸の端部を除去する方法
JP6180809B2 (ja) エアジェット紡績機およびその作動方法
CN100402719C (zh) 气流纺纱机重新接头的方法和装置
ITRM930159A1 (it) Metodo ed apparecchio di giunzione in una macchina di filatura.
JPS5915524A (ja) 玉揚装置を具えた紡績機
US5473879A (en) Open-end spinning machine for producing cross-wound bobbins
JPH11279859A (ja) 紡績機の玉揚げ装置
JP2012086925A (ja) ボビンセット装置及びそれを備える糸巻取機
JP2002363834A (ja) コアヤーン製造装置
JP2000144537A (ja) 紡績機の種糸保持装置
JP2000136069A (ja) 紡績機のバンチ巻き装置
JP3116850B2 (ja) 紡績機のピーシング方法
JP2018027841A (ja) 残糸除去装置及び繊維機械
JPH0541730B2 (ja)
JPH0395071A (ja) 糸巻取装置における巻取開始方法
JP3204148B2 (ja) 紡績機のピーシング装置
JP3346304B2 (ja) 紡績機の糸継ぎ方法及びその装置
JP2023145987A (ja) 糸巻取機及び糸巻取方法
JPH08127923A (ja) 紡績機の玉揚げ後の巻取り開始方法
JP3562396B2 (ja) 紡績装置
JP2024007744A (ja) 紡績機、パッケージの形成方法及びパッケージ
JP2021155876A (ja) 空気紡績機
JP2003113539A (ja) 紡績装置及び紡績装置における糸継ぎ方法
JPH10110334A (ja) オープンエンド精紡機における糸継ぎ時の糸受渡装置